ビューティフル・ネーム

28/Ⅵ.(月)2010 小雨くもり小雨くもり
校医のあと、美容院へ行く。
「ナンバー」という雑誌のオシム元(前?)監督のインタンビュー記事を読む。
それで思ったのだが、
オシム監督のしかめっ面と「オシム」って響きが日本人に受けたのではないだろうか。
日本の攻撃がギリギリでゴールを外した時、
サポーターは一斉に「惜し~い!」と絶叫するが、オシム監督はしずかに「惜しむ」。 
イエス・キリストが我々の罪をすべて受け入れてくれて「イエス様」ってのと似てないか。
子供のとき、キラー・コワルスキーという悪役レスラーが来日した。
コワルスキーは、
試合中に対戦相手のユーコン・エリックの耳をニー・ドロップでそぎ落としたことがあるため、
キラーという名がついた。
しかし、相手を殺したのではない。
耳そぎである。
これが、コワルスキーっぽい。
虎やライオンのような殺傷能力の高い獰猛な肉食獣ではなく、
ハゲタカやハイエナのような狡猾さが、小悪好き、ってイメージを増幅した。
これは誰かが言ってたのだが、
カレーがここまで日本で人気が出たのは「カレー」という名前の影響も大きいだろうと。
お調子者の男子が給食のカレーを一口食べて「辛え~」とおどけ、女子バカ受け。
これが全クラス・全学年・日本中で同時多発的に起きるのである。人気メニューになるはずだ。
まだまだあるぞ。
レーニンは冷たそう、クローニンは苦労してそう、アラン・ドロンは神出鬼没、ゴダールはこだわる。
白衣の天使・ナイチンゲールは女らしい。
アルゼンチンは男らしい。
そう考えると、アルゼンチン監督マラドーナ、ってすごいサブリミナール効果だな。
東スポが飛びつく訳だ。
そんなことを考えてるうち、カット&カラー終了。
美容院の後、「BEAMS」をのぞく。すると店員が話しかけてきた。
<いや~、見事なパープルですね。実は自分も昔、色んな色にしてたんですよ。グリーンとか、オレンジとか。
(笑顔)。お客さんの色をキープするのは大変じゃないですか?どの位のペースで美容室に行くんですか?>
「美容師のフミオさんが言うには、僕は色もちしやすいみたいで。髪質っていうか人間性なんじゃないかなって」。
そう答えて煙に巻いた。本当は今、行って来たばっかりなんですけどね~。
BGM. コニー・フランシス「カラーに口紅」


2 Replies to “ビューティフル・ネーム”

  1. 待合室で若いお友達が、「私川原先生の髪の色が何色かが、毎回楽しみなの。」と言ってました。みんな同じこと考えているんですね。

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