勉強会!

2/Ⅹ.(土)2010 はれ
夜から、新薬の勉強会。診察が長引いてしまい、大幅に遅刻。
城南地区の勉強会や精神科医の集まりの時は、必ず「つね先生」が世話人になってくれている。
面倒見の良い親分肌の先輩だ。
2次会は、その「つね先生」の馴染みの銀座のバーへ。
酒のつまみに出た、コンニャクの甘辛煮がうまかったので、板長を呼び、ハワイ旅行で余ってた$紙幣をチップで渡す。
板長はノリノリになり、「チップ、頂きました~!。七百$です~!」と大声で叫び、鉢巻にお札を差して働いていた。
以前にも、僕はここに連れて来てもらったことがあり、その時、店のゲイ・ボーイに
「ウチらを本当に旅行にまで誘って、実際に連れてってくれるのは「つね先生」くらいなんですよ」と、
「つね先生」がトイレに行ってる時にこっそり泣きながら告白されたことがある。
もらい泣きした。その事、「つね先生」には言ってない。調子に乗るといけないから。
「つね先生」は、最近は加圧トレーニングに凝ってて、ここ30日くらいは酒も呑んでいないという。
豪快にして繊細な人が、自分の肉体改造に興味が行くなんて、三島由紀夫の最期みたいじゃないか。
心なしか顔色も悪いな。顔が浅黒い。
「つね先生」本人は、「ハワイ焼けだ!」というが、心配だ。
<お前、自殺すんなよ!>と言って、ヘッドロックして、頭5発くらい殴っといたから、まぁ、当分は大丈夫だろう。
開業医が集まると、経営の話に少しはなる。
「今の診療報酬では(経営は)苦しい」と皆、口々に言っていた。
「つね先生」に、「お前もやり方、考えろよ」と言われた。
なんじゃ、そりゃ?。
製薬会社の人も1人、一緒に来たが、いつまでもネクタイをしめてるから、
「ネクタイをとれ!。もしくは、ネクタイだけになれ!」と命令した。
結局、別の医者の頭に、ネクタイを巻いてやった。
製薬会社の人に、「最初から、この店でやれば良かったのに」と言ったら、
「つね先生」に「バ~カ、ここじゃ経費で落ちねぇんだよ!」と言われた。
なんじゃ、そりゃ?。
で、今日の勉強会の会場に選ばれたのが、神楽坂のアグネス・ホテル。
アグネスというと、アグネス・チャンやアグネス・ラムを思い浮かべる人も多いと思うが、
アグネスと言えばなんてったって「聖アグネス」だろう。
聖アグネスは、4世紀の初頭、「キリストはわたしの花婿です。わたしはその方に従います」と宣言した。
ローマの裁判官の息子は、美しいアグネスを見そめてプロポーズするが、聖アグネスはまったく受け付けなかった。
この親子、甘言で落ちないとみると、力づくの威しに出た。
裁判官は「それなら、つぎの2つのうちどちらかを選べ。ローマ神殿に行って供物を捧げるか、娼婦館に行くか」。
聖アグネスは、それでもひるむことなく
「わたしは偶像の神々に供物を捧げるつもりはありません。しかしまた、わたしを肉体の罪で汚すこともできないでしょう。
わたしには、わたしのからだを守ってくれる主の御使いがついているからです」。
そこで、裁判官は、聖女の服を脱がせ、全裸の姿で娼婦館にひきたてようとした。
すると、聖アグネスの髪の毛が長く伸びて、子羊のように全身を覆ったという。
娼婦館に着くと天使が待っており、聖女に明るく輝く服を与え、館の中をその輝きで満たしたという。


朝、起きたらポケットにクチャクチャの1万円札が3枚、入ってた。
覚えてないけど、きっと払おうとしたんだろうな。
※訂正:本文中のチップの額‘七百$’は‘7$’の書き間違えでした。七百円と混同したのです。お詫びして訂正いたします。
BGM. J.S.バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」


2 Replies to “勉強会!”

  1. 焼き鳥やさんは、経費で落ちない様ですが・・・普通の店名なら経費で落ちましたけど。今は、製薬会社でも接待時の金額の上限が定められているようですね。

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