沈黙は金、雄弁は銀

9/Ⅹ.(土)2010 雨
久々に、深沢七郎の「言わなければよかったのに日記」を読む。ハハハ…、本当に、言わなければいいのに~。
ブログを始めるにあたって、モデルにしたのが実はコレ。「十中八九N・G」とは「言わなければよかったのに」と同義であります。
「十中八九N・G」は、ジューシィー・フルーツの歌のタイトル。
ジューシィー・フルーツのヒット曲は他に「ジェニーはご機嫌ななめ」「なみだ涙のカフェテラス」「これがそうなのね仔猫ちゃん」。
以前、徳田さんに、院長ブログ『川原達二の十中八九N・G』に対抗して、心理ブログ『徳田安奈のこれがそうなのね仔猫ちゃん』をやれば?、と提案したら、「いやです」と瞬殺された。言わなければよかった。                                              ちなみに僕が一番好きなジューシィー・フルーツのナンバーは「燃ゆる瞳」、スリーファンキーズのカバー曲だ。
高校時分、「つきあう」というのがわからなかった。仲のいいガールフレンドと、いつから恋人になる、あらたまった記念日や儀式が必要だそうな。そういう時の効果的な演出や決め台詞を、当時の雑誌は啓蒙していたっけ。
せっかく仲のいい女の子がいても、それをしないとキザな男に(別に、キザじゃなくてもいいんだけど…)、もっていかれてしまう。
恋のトライアングル、はっきり告白しないとフラれたものだ。告白?。アウグスティヌス?。                                                               女はせつなげ、訴えるような瞳で「愛してる、と言ってくれないの?」と言うけれど、俺たち高校生だし、まだ子供なのだから~。
そんな僕は、授業中に回ってきたホットドッグ・プレスの表紙に「沈黙は金、雄弁は銀」と書いて次に回した。                                                   浮っついた男女交際を侮蔑しながら、ねたんだり、後悔したりして。言えばよかったのかな…って。
BGM. ザ・トレメローンズ「サイレンス・イズ・ゴールデン」


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