医者選び

8/Ⅵ.(水)2011
ちょっとした事情で、親類のかかる病院を探している。しかし、どこの医者が良いのか、皆目、見当がつかない。知り合いのドクターに病院探しのコツを伝授してもらったのだが、なかなか「正解」はない。学生時代に仲良かったから、って理由だけでは任せられない。友情と医療は別だから。辛抱強く、慎重に、色々とあたってみよう。
僕は自分が医者でありながら、診療科が違うと、どこが良いのか全然わからないのである。だから、一般の人が病院を選ぶのは大変だろうな、と思う。皆さん、大変ですね。
あまり大々的に宣伝してるところより、名医はこっそりしているって幻想もあるし、ホームページなんて所詮広告だから都合の良いことしか書いてないし、ネットの情報もあてにしていいのか悪いのか。口コミも、良い情報は伝播しにくく、悪い評判は一気に広がるから、信頼性にかける。
医者との「相性」も大切だけど、医者と政治家は性格が悪くても実力のある方が良い、という理屈もある。人柄だけ良くても、腕が悪けりゃしょうがない。
でも精神科の場合は、「相性」や「人柄」が「治療の道具」になるから、さらにもう一捻り難しい。最終的には、「縁」とか「運」ってことになるのかな。これは無責任な意見ではなくて、「運も実力の内」って言うでしょう?。だから「合わない」とか「良くならない」時には、他の病院を探した方がいいという意味です。
昔は、医者をコロコロ変えるのは、「ドクター・ショッピング」と言って嫌われたが、時代は変わった。患者が、医者を選ぶ時代だ。積極的に、セカンド・オピニオンとか受けた方が良いと思います。「かかっているお医者さんに失礼では…」なんて思う必要はありません。もし、それで機嫌をそこねる医者がいたら、そんな野郎はろくな医者じゃないから、気にする程の奴ではないです。
ちなみに、うちに来られる患者さんの約半数は「紹介」。残りの大半は、「ホームページをみて」である。
僕のブログは時々(いつもか?)、とんでもない記事を書いてるから、それを読んで「ここにしよう!」と判断された方の判断力を僕は「正しい」と評価したい。その心意気に、応えるべく、日々、精進します。
医者選びは難しい、というお話でした。おしまい。


8 Replies to “医者選び”

  1. 私が、川原先生が勤務されていた病院に救急搬送されて退院が、近くなった頃「退院してからも僕が担当したい。」と言われたときすぐに「はい。」と言えなかった。
    前医のことが、気にかかった。はかりにかけるのは、無理なので同じ病棟に入院しているUさんに聞いてみた。
    「そんなの決まってるでしょう。川原先生よ。」といとも簡単に答えてくれた。
    Uさんが、川原先生ファンなことを忘れていた。

    1. あんころもちさん
      いつもコメントありがとうございます。我々の知らないところで、患者さん同士は支えあっているのですね。決断を後悔させないように頑張りますね。

  2. 医者選びの上手な人というのは、それだけ不幸にもいろんな病気をしていろんな病院を渡り歩いてきた人だと思う。
    昔、ある皮膚科の先生に「患者には医者を選ぶ権利があるんだよ。」と教えてくれました。その先生は、皮膚科のなのに
    外科的手術も上手で、頭も切れて、紳士的で、私は雰囲気から「白馬の王子様」と名づけていた。
    本当に良い医者に診てもらいたいと本人が望んでいるかどうかで、そういう医者に出会えるかどうかは決まってくる。
    家から近くの医者が良いのか、遠出してまでも、待ち時間が長くても構わないのかどうかで決まってくる。
    だから、沢山病気を経験した人、難病を経験した人などの話を普段から聞いておくと良い。
    テレビとか、雑誌とかに出てくる名医などをチェックしておくと良い。
    以前、筑紫哲也さんの講演会で彼は「僕ぐらいの歳になると、みんな孫の話と病気の話しかしないんだよね。あれって、
    やめて欲しいんだよね。どこがどう悪いとかそういうの聞くと話が暗くなるじゃん。」と言っていた。私は、そのコメントで
    筑紫さんの印象が悪く変わってしまった。その後に、筑紫さんがガンになったのをテレビで聞いて、おそらく治らないだろうと思った。
    姑は私が主人をすぐに病院に連れて行くのを見て、「○○さんは病院が好きね~。」と良く言っていた。
    病院が好きな人なんて、どこにもいない。いろんな病気をしてきたからこそ、早期発見早期治療と思ってしまう。
    あと、肝心なことを言わせていただくと、「医者任せにしないこと」かな。その病気のことを医者と同じくらい理解する。
    でなければ、せっかく名医に診てもらっていても完治はしない。

  3. ちょっと厳しい一言を。『この文章、先生らしくないな』と。
    医者だって人間であるわけだし、画一的に『良い』とか『悪い』とか採点できるわけないじゃないですか。
    私は精神科以外にも、いろいろな医者にかかってますが、精神科に限った話ではありません。その医者が『良い』
    か『悪い』かを判断できる材料はただひとつ。『相性』、これに尽きると思います。そして、『相性』に指標など存在
    しません。実際に会って、診察を受けてみないことには、判断できないことだと思います。
    そもそも医者選びに限らず、人間関係全般に言えることだと思いますが。
    私だって、川原クリニックに通院することが、100%正解だとは思っていません。ただ、これまでにかかった医師
    (約5名)に比べると、『相性が良い』というだけのことです。

    1. (あべみつ)さん
      貴重なコメント、ありがとうございます。表現の違いはあるかもしれませんが、僕もそういうことを言いたかったのです。同感です。

  4. 先生、いろんなことを言う人がいるんですね。だから、ブログには先生も細かいんだ。
    いくら「相性が良くても、医師として(例えば手術など)技量や知識や経験などを考えて、「良い医者」というのは存在するのである。逆に、精神科以外ならあまり相性なんて関係ないと思う。
    「先生らしくない」と言うのは、先生の人間面を出してしまったからその患者さんは不自然に思ったのでしょう。
    はっきり、当ててしまうと病気で医者探しをしているのは、先生のお子さんでしょう?
    以前から、そう感じていましたが先生は個人的なことをなるべく話さないようにしているみたいだから。
    私は手術は4回受けて、難病は2回やっています。
    自分の病気だけでなく、家族や知り合いの病院付き添いは数えきれない。
    きっと、何でうちの子供がこんな病気にかかってしまうんだろうか?悩むことがあると思います。
    先生は仕事柄、難病患者を診ていると思います。「料理はやってみたら、上手だと思う」という実体験のない考えと、
    「自分の子供が難病にかかってなんとか早く直してやりたい。」という当事者の立場や気持ちは、これは経験しないと
    理解できないことだと思います。現に、医者選びから困っていいる。先生は神様からの試練だと思われるでしょうけど、
    私は仏様からご守護をいただいているんだと思います。何事も経験しなければ、本物の話ができません。
    先生には、仏様から期待させていただいているんだと思います。不治の病といわれても、治る時がくればなおります。
    そのためには、日ごろから徳を積んでいくしかありません。先生のご家族とふさわしい縁のある医師とめぐり合うことでしょう。

    1. かつらこさん
      いつもコメントありがとうございます。すごい洞察力ですね。確かに、ブログにはあまり個人的な深刻な話は書かないようにしています。読んでる人が、心配するといけないので。だから、心配しないで下さい。でも、お気持ちは本当にありがたいです。

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