我が子

20/ⅩⅠ.(日)2011
11月も残り少しですね。11月は、父と母の誕生月であり、父の命日があり、息子の誕生日もあり、色々と物想う月であります。
今日は息子の誕生日。焼肉を食べに行く。
息子と、父は同じ干支で、出産予定日が父の命日の11月8日だったから、親戚連中からは「もしや父の生まれ変わりでは?」と期待されていた。しかし、なかなか予定通りの出産にならず、父の誕生日が11月27日だから、「もしや、その日に産まれるのでは?やはり、生まれ変わりだ」と親戚筋では噂になった。
そんな中、当時まだ生きていた母から電話があり、「今日、(茅ヶ崎の実家の)庭に大きな見たこともない白い鳥が舞い降りてきて、じっとこちらを見て、静かに飛び立った。だから、きっと、今日産まれるというお告げだ」という呑気な内容だった。
ちなみに、その大きな見たこともない白い鳥とは、サギとか鶴のような種類ではなく、ワシとかタカのようだったという。百歩譲って、そんな物騒な鳥が本当に庭に来たとして、何故、それがお告げだと言い切れるのか?。
それは、この子と父の共通する干支が「とり」だからだという。十二支の「とり」って「ニワトリ」だと思うのだが、鳥類だから大差ないらしい。大正生まれは、おおらかだ。
そんな母の他愛もない予感が的中し、大鳥の舞い降りた日に息子は産まれた。それは、父の命日(8日)と誕生日(27日)に挟まれていたから、「これは、父の生まれ変わりにちがいない」と親戚連中は祝福した。
ニワトリは、夜明けを告げる鳥だ。夜明けとは、新しい時代の到来の象徴だ。自分の力で人生を切り開いて行って欲しいと願う。
BGM. 忌野清志郎「ラッキー・ボーイ」


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