棚からひとつかみ 2012冬

26/ⅩⅡ.(水)2012 くもり
クリスマスもつつがなく終わり、クリニックのBGMからスペクター・サウンドとビーチ・ボーイズが撤収されました。
X’masソングに変わって、今日からは、ローリング・ストーンズとアニソンを中心とした曲の構成になっています。
ストーンズの50周年を記念してです。
と言うことで、今日は音楽の話題にしましょう。
僕は今でも、かなり膨大な量のレコード盤やβのビデオを保管しています。
全てがCDやDVDで再販されてはいません。
それや当時のTVから録画した物などはデジタルに変換する作業をしています。
しかし、作業は遅々として進みません。デジタルと違い、アナログダビングは収録時間がそのまんまかかるからです。
でも、そのような手間が思い出の整理には割と相性が良く、たとえば棚からひとつかみ、手にした作品を紹介してみましょう。
下は、柳沢純子という若手の演歌歌手の「あなたに片想い」というレコードです。
当時、好きだった石野真子に似てるという理由だけで衝動買いしました。
ジャケットはアイドル風に見えますが、曲は演歌です。
僕はこの曲の映像も持っていて、それは12チャンネルの深夜の演歌番組からβビデオに録画したものです。
それは番組制作の明らかなミスなのですが、「あなたに片想い」のテロップが「あなに片想い」と誤表記されていました。
さて、突然ですが、ここでなぞなぞです。ここに隠れている動物は何でしょう?。正解は、ジャケット写真の後に。↓。


正解は、「たぬき」です。「あなたに片想い」が「あなに片想い」と、「た」の字が抜けているからでした。
そうそう、「たぬき」と言えば、昔、12チャンネルの朝に、「おはようスタジオ」という新人アイドルの出る番組があって、
そこにゲスト出演する新人アイドルは新曲情報などを「たぬきインタビュー」というコーナーで紹介してもらうのですが、
「たぬきインタビュー」とは文字通り、質問の答えから「た」を抜いて答えねばならず、失敗して、「た」と言ってしまうと
顔にタヌキの絵のシールを貼られて行くという罰ゲームが見所でした。
皆、最初こそ警戒するのですが、インタビューが進むに連れ、ついつい1つ2つ「た」と言ってしまい、そこが愛嬌なのですが、
僕が今尚、忘れられないのは原田知世で、原田知世はショッパナから、「た」の字を連発して、インタビュー半ばにして、
タヌキシールで顔が見えなくなっていました。
途中からチャンネルをつけたら誰だか判らないぞ。僕はその映像もβビデオで持ってるはずです。
原田知世を有名にしたのは映画「時をかける少女」ですが、実はその前にTVで「セーラー服と機関銃」や「ねらわれた学園」
を主演していました。下は、「ねらわれた学園」の主題歌「ときめきのアクシデント」。↓。


「セーラー服と機関銃」や「ねらわれた学園」と言えば、本家は映画版の薬師丸ひろ子ですね。
ちょっと話はそれますが、小学校の頃、少年野球チームに入った僕は背番号を何番にしたいか?、と聞かれ、「666」と
「ヨハネの黙示録」の数字を希望に出したら、「3桁は駄目だ!」、と却下された思い出があります。
ところが、薬師丸ひろ子は映画「探偵物語」の公開記念の野球大会に登場した時、背番号「8940」をつけていました。
「8940」はヤクシマルの語呂合せですが、僕はそれをTVで観た時、思わず、「4桁、ありかよ!」とツッコミを入れたものです。
その野球大会の映像も、僕のβビデオのコレクションにあります。
そんな薬師丸ひろ子は、西城秀樹が司会する「モーニングサラダ」お正月特番にゲスト出演して、番組アシスタントの
伊藤つかさと夢の対談をしました。当時の伊藤つかさは2ndシングルの「夕暮れ物語」を出したばかりの人気絶頂期
でした。
下は、そんな伊藤つかさの「さよなら、こんにちは」という、ミュージック・カセットです。
このアルバムは矢野顕子、坂本龍一、加藤和彦、大貫妙子、高橋幸宏、竹内まりや、原由子ら人気ミュージシャンが
新人アイドルに惜しげもなく楽曲提供してしまうという、いかにも80年代っぽい、隠れた名盤です。
なぜ、レコードでなくカセットを紹介したかと言うと、カセットにのみ曲と曲の間につかさのお話が入っているのです。↓。


先日、「モーニングサラダ」の薬師丸ひろ子と伊藤つかさの対談を、βからブルーレイにダビングする際に見直してみました。
これがおそろしくつまらなかった。
無口な薬師丸ひろ子と照れ屋な伊藤つかさの間で、西城秀樹が孤軍奮闘し、アイドル2人はニコニコと笑ってるだけ。
ヒデキにちょっと同情した。
西城秀樹に、「川原βコレクション・良く頑張ったで賞!」を授与したいほどだ。要らないだろうけど。
下は、そんな西城秀樹の「聖・少女」。吉田拓郎が作曲した作品なので持っていました。ヒデキ、お疲れ様。↓。


そんな訳で、年の瀬に、「棚からひとつかみ 2012冬」をお贈りしました。
次回の「棚からひとつかみ」は、2013春を予定しています。うそです。
BGM. 薬師丸ひろ子「すこしだけ やさしく」


10 Replies to “棚からひとつかみ 2012冬”

  1. 先生って多趣味ですよね。
    人から「趣味は?」って聞かれたら何て答えてるんですか?
    何て答えてきたんですか?

    1. mayuさん
      誰に聞かれるかで、答を変えますね。その時の気分にもよりますね。
      嘘はつきませんが、なるべく相手が予想してないことを言いたいですね。

  2. 私も捨てられないカセットやビデオテープが沢山あって困っています。
    そうか、デジタル化すれいいのか~。
    デジタル化はビデオデッキとブルーレイレコーダーがあれば簡単にできるんですか?

    1. Sinさん
      簡単ですよ。外部入力にコードを接続するだけですから。
      ちなみにテープにカビが生えていたり切れてる場合は、ビデオダビングの看板のあるカメラ屋に持って行けば、
      直してくれますよ。

  3. いいラインナップですね。
    「ひとつかみ」でこれだけのこだわりだから、他のも知りたくなります。
    興味があるので、いつか少しづつ教えてもらえたらと思います。
    薬師丸ひろ子と伊藤つかさの対談がおそろしくつまらなかったんですか!
    この一行に爆笑しました。
    頑張った秀樹には、無理矢理にも「川原βコレクション・良く頑張ったで賞!」を贈るべきです。
    「おはスタ」、懐かしいです。たぶん、志賀ちゃんのですよね?

    1. 花の香りさん
      志賀ちゃん、ってのは、覚えてないです。記憶が断片的なんですよ。
      フィルムじゃなくて、スライドみたいにしか、覚えてないのです。でも、観れば思い出すかもです。
      思い出したら、報告しますね。

  4. 先生はβを使っていたんですね!ソニーでしたでしょうか。
    液晶テレビでβやVHSを再生すると画像が粗くなるのですが、
    ブルーレイ化すると画像は高密度になるのでしょうか?
    =========================
    さて、角川映画全盛期に薬師丸ひろ子と原田知世が活躍していましたが
    私は断然、原田知世ファンで先生が紹介していましたシングル曲は大好き
    でした。それとこれはドラマ版ねらわれた学園のNG集です。
    http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=0if7XtZTUNI

  5. 昭和アイドル・メモリーズ 第二部
    先生、こういうネタはソーシャル・ネットワーク的なものなので、
    ファンとしては黙っていられないといいますか、これも紹介したくて・・・・
    ドラマ版セーラー服と機関銃のテーマ・ソングです。よかったらどうぞ。
    反則でしたらゴミ箱へお願いします。
    http://www.youtube.com/watch?v=1m4bgvJXSC0&feature=player_detailpage

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