チクりババアと南ちゃん

30/Ⅴ.(木)2013 梅雨入り、小雨
もう、1年以上、経ってしまった。その番組を観てから、僕はずっとこの記事を書きたいと思っていた。
去年の「10大ニュース」の末尾にもそう書いたが、タッチの南ちゃん、に関してである。
これは書こうと思うと体力がいるので、ついつい先送りしてしまっていたのだ。
でも、今こそ、書こうと思う。5月中に終らせてしまおう。
去年の4月、フジテレビで「1億3千万人が選ぶアニメ&特撮ヒーロー&ヒロインベスト50」という番組をやった。
文字通り、1番好きなヒーロー・ヒロインを年代別(10代、20代、30代、…)にアンケート調査した結果をランキングで発表した。
この番組には、20代の代表として、中川翔子が出演していたので、ブルーレイHDが気を利かせて自動的に録画しておいてくれたのだ。
冒頭に「タッチの南ちゃん」に関して、なんて書いているから、クイズになりませんが、皆さん、誰がベスト3だと思いますか?
そうです、ヒロインの1位は、タッチの浅倉南でした。
僕はこれがすごく意外でした。
僕の予想では、「しずかちゃん」か「ちびまる子ちゃん」か「セーラームーン」かと甘く見てたから。
しずかちゃんはヒロインのベスト50にも入っていませんでした。まる子は14位、月野うさぎは6位でした。
ヒロインの2位が峰不仁子で、3位が銀河鉄道999のメーテルでした。
「けいおん」の平沢唯と「涼宮ハルヒの憂鬱」の涼宮ハルヒは、「10代」のベスト10に入ってましたが、総合ではランクを落としました。
ちなみに綾波レイは8位、アスカは22位でした。ウルトラセブンのアンヌ隊員は9位とベスト10入りを果たしていました。
ヒーローは、3位がルパン三世で1位がドラゴンボールの孫悟空とワン・ピースのルフィが同点1位でした。
仮面ライダーが4位で、ウルトラセブン(5位)の方がウルトラマン(7位)より上位でした。
僕はガンダムは詳しくないのですが、シャア(12位)がアムロ(15位)より上でした。これは妥当なのですか?
しかし、ビックリしたのは、番組内では直接、採り上げられなかったが、画面の隅に映っていた、「70代」の1位の月光仮面だ。
少し笑った。
しかし、これをわざわざボードに書く意味はあるのだろうか?
統計には何の反映もしないと思うのだが。
大体、このアンケートがどういう方法で行われたのかは、番組では紹介されなかった。なので想像するしかない。
バイトが街頭で道行く人にインタビューをしたのかな?
70代と言えば、人生の大先輩だぞ。そんな方に対して、「あなたの好きなヒーローは?」なんて良く質問できたものだ。
俺は、そんなこと聞く勇気ないな。70代も良く「月光仮面」なんて真面目に答えたな。
近頃の年寄りは、たるんでるのかな。
話を戻そう。僕は、この「タッチの南ちゃん」が1位というのがすごく驚きだった。
「タッチ」は僕もマンガで読んだことがある。「みゆき」と「タッチ」は同時期に人気があった。
僕が大学生になった頃だ。
僕の大学では、医学生が臨床実習することを、ベッド・サイド・ラーニングと呼んで、通称、BSL(ビー・エス・エル)と言った。
BSLは、5年生から始まる。僕の大学4年の頃の学業成績は、低空飛行で、なんとか進級できるかというギリギリだった。
そこで僕は、「タッチ」で上杉達也の部屋に南の「めざせ、タッちゃん、甲子園」という文字があったのをマネしようと思い、
クラスの可愛い女子に頼んで、ルーズリーフに「めざせ、タッちゃん、BSL」と書いてもらい、それを部屋に貼って勉強しました。
川原達二も、タッちゃんだからね、「めざせ、タッちゃん、BSL(ビー・エス・エル)」はエールになりました。
そのお陰で、僕は無事5年生に進級することが出来ました。
アニメ化はその後だったかもしれない。僕は、アニメは初回だけ観て、続きは観なかった。
それは、声優・日高のり子の南役がしっくり来なかったからだ。
あっ、これは誤解しないで欲しい。
浅倉南のイメージに、日高のり子が合わなかった、という意味ではありません。逆です。
日高のり子は、売れないアイドルだった頃、「鶴光のオールナイトニッポン」のアシスタントをしていて、僕は毎週聞いてました。
鶴光とスタッフに毎回、いじめられる日高のり子を僕は好もしく思っていて、「もう一度・ブラックコーヒー」というEPも買いました。
そして僕はいつしか深夜放送を聞く年齢ではなくなり、日高のり子のことも、あまり考えることはなくなってしまいました。
だから、「タッチ」がアニメ化され、浅倉南役が日高のり子だと知った時には、仰天した。
そして、初回だけアニメを観て、南の声が日高のり子であることを確認作業はしたかった。
そして、日高のり子の声だった。
僕は、「日高のり子、良い役、もらえて良かったね」と心の中で呟いて、安心した。
今でも、時々、この手の番組で、「タッチ」が紹介されると、ご本人登場みたいにして、日高のり子が出演してるのを見かける。
その時の、番組内での、日高のり子の歓待され具合は、すごい。
日高のり子が、マイクで、「タッちゃん」なんて言うと、スタジオ中、大盛り上がりになる。
僕は、それを見るたびに、本当に、良かったなぁ、としみじみ思うのだ。
しかし、それとこれは別だ。
僕は、今回のアンケートのランキング1位が「タッチの南ちゃん」というのには、違和感を覚えた。
そこで僕は後日、クリニックのスタッフに、<南ちゃんが1位は意外じゃないか?>と同意を求めたが、
あるスタッフからは、「南ちゃんは王道」と一蹴されてしまった。
さらに、そのスタッフは、「私はアンチ南・派ですけどね、フフフ」と付け加え、ブラックに笑った。
そのブラックなアンチ南・派が誰なのかは、内緒にしておきます。
そのスタッフのイメージダウンになっちゃうといけないからね。
さて、「タッチ」ですが、調べたらマンガは、1981年から1986年まで連載されてたようです。
それは、丁度、僕が大学に入る前後から、BSL(ビー・エス・エル)くらいまでの勘定になります。
だから、「めざせ、タッちゃん、BSL(ビー・エス・エル)」はタイムリーだったんですね。
僕は、精神科医になりたくて、医学部に入学しました。
だから、他の科目に興味は全くなかったので、勉強は苦労しました。
<俺は、精神科医になるために入ったのに、何で体中の骨の名前を英語と日本語とラテン語で覚えなくちゃならないんだ!>
などと日々、激怒していました。
だから僕は態度の悪い学生で、特に1・2年の頃の教養課程では、学生課の職員に要注意人物としてマークされていました。
ある日の授業中、確か前日が部活のコンパか何かで先輩の家に泊めてもらって、そのまま学校に来た日でした。
僕は、急にシャワーを浴びたくなり、そう思うと我慢できなくて、授業を脱け出して、体育館のシャワー室に向かいました。
僕が、シャワー室に入ろうとすると、おそうじのオバちゃんが、「アンタ、授業中じゃないの?」と注意してきました。
僕は、二日酔いで機嫌が悪くて、<うるせぇ、ババア!俺は昨日、風呂に入ってねぇんだ!>と言ってシカトしました。
僕が、シャワーを浴びてると、しばらくして、3人の学生課の職員がドカドカとやってきました。
一番偉そうな奴が、「川原、出て来い!」と一喝しました。
僕がシャワー室の扉を少し開けて外を見ると、物凄い形相の3人の男の後ろで、さっきのオバちゃんが笑って立ってました。
僕は、<ババァ!チクりやがったな!>と怒鳴りました。すると、ババアは、アカンベェのように、ぺロって舌を出しました。
むかつく。
学生課の職員は僕に向かって、「今、すぐ出て来い!」とわめきました。
僕は、<今はリンスの最中なんです>と答えました。
学生課の職員はイライラした声で、「リンスを流したら、すぐに出て来い!」と怒るので、僕はリンスを流して、すぐに出ました。
そうしたら、学生課の職員は、血相を変えて、「体を拭いて来い!」と言いました。
僕は、<リンスを流したら、すぐに出て来い、って言ったのは、そっちだ>と言い返しました。
そうしたら、そう言った相手は、黙り込みました。
すると、別の職員が、「すぐに、体を拭いて出て来い!」と言い、もう1人が「服も着て来い!」と機転を利かして付け加えました。
ババアは、後ろで、そのやり取りを見て、大笑いしてやがりました。
むかつく。
服を着た僕は、立ち話で説教を喰らい、教室に連行されました。
ババアは、バイバイのポーズで手を振ってやがりました。
むかつく。
僕は、休憩時間に体育館に戻り、ババアを見つけ、<ババア、今日からお前の名前は‘チクりババア’だ>と言い放ちました。
チクりババアは、そんなことは聞き流して、「アンタ、あの学生課達の驚いた顔見たかい?傑作だったね」と大笑いしてました。
僕は、そんなババアに呆れて物が言えませんでした。
それ以来、僕らは<チクりババア、今日のチクりの成果はどうだ?>、「アンタ、皆はもう教室に行ったよ、急ぎな!」などと
挨拶を交わすような仲になりました。
そのうち、傍目からは、僕とチクりババアは、いいコンビだと噂されるようになりました。
それも、むかつく。
そんなある日のこと、僕の1個上の先輩が、大学の近くの料亭の馴染になったから、僕を連れてってやる、と言い出しました。
断る理由もないし、驕ってくれるというから、ついて行きました。
先輩は偉そうに店の人に僕を、「俺の兄弟分だ」と紹介しました。
僕は、<いつ俺がお前の弟分になったんだよ!>と心の中で思いましたが、ここは先輩の顔を立てて黙っていました。
すると、店の奥の座敷に団体客がいるのが判りました。
それは、この辺を仕切る土建屋の親方とその一味でした。
先輩は、急に徳利を持って、「おい、挨拶に行くぞ!」と僕の腕を引っ張って、その親方の所に行きました。
親方は、まだ30代後半の年らしいが、さすがにここらを仕切ってるだけあって、堂々とした風格の人でした。
それに比べて、取り巻きは、柄が悪いのや頭の悪そうな奴らで、皆、酔っ払ってて、僕は何をされるか判らなくて恐ろしかった。
でも、そこは適当にお愛想を言ったり、頭が悪い奴には判らないような皮肉や嫌みを言って、その場のスリルを楽しみました。
連中は、そもそも、酔っ払っていて、人の話などちゃんと聞けてないから、僕が馬鹿にしてもゲラゲラと笑って聞いていました。
結構、良い人達でした。
だけど、さすが親方は器が違いました。
僕の巧妙な皮肉や嫌みを見抜いて、「お前は、面白いな」と杯をくれました。
そして、これから、早朝野球があるから、それに参加しろ、と言いました。
この人達は、こんな調子で夜通し呑んでから、多摩川で早朝野球をして、それから家に帰って眠るらしい。
先輩は、「喜んで参加させていただきます」と言っていたが、親方は先輩に「お前はいい」と断りました。
先輩は、がっくりと肩を落としていて、少し気の毒でしたが、大変なのは僕の方です。
こんな連中と朝まで呑んで、それから野球だって。
先輩は先に帰っちゃいました。
大変なこっちゃ。
しかし、恵の雨というのか(意味は違うか)、明け方から雨が降り出して、野球は雨天中止になり、そこで解散となりました。
親方は、僕に申し訳ないと思ったらしく、自分の家で呑み直そうと誘ってくれました。
もう朝でした。
ここまで来て、断るのもなんなので、僕は親方の家を訪問しました。
さすが、この辺を仕切るだけの親方で、早朝に突然の訪問客(僕)が来ても、家の女性陣は笑顔で持て成してくれました。
あらかじめ用意してあったのか、瓶ビールが何本もと大皿の料理が次々と客間に運ばれて来て、僕は恐縮しました。
親方の家の女性陣とは、親方の奥さんと親方のお母さんと親方の小さな娘さんでした。
娘さんは、まだ小さな幼女でしたが、料理を運ぶのを手伝っていました。
その子はとても可愛い顔立ちをしていて、きっと奥さんに似たのでしょう。
親方が、自分の娘を見る目が、その瞳がとても優しかったのが印象的でした。
しかし、ここで大事件が勃発しました。
料理が次々と運ばれて来て、僕は「どうぞごゆっくり」と微笑む親方のお母さんと目が合いました。
僕と、親方のお母さんは、一瞬にして、同時に、凍りつきました。
それは、なぜなら、なんと、親方のお母さんは、チクりババアだったのです。
僕とチクりババアはすぐさまアイコンタクト、見知らぬ振りをしようと合意したのです。
僕は親方に、親方の母上を普段、「ババア呼ばわりしてる」なんて知れたら、半殺しにされると恐怖しました。
一方、チクりババアは、自分がチクり行為をしてると息子にしれたら、息子の顔にドロを塗ると気遣ったらしいです。
何も知らない親方は自分の膝の上に娘を乗せて、「こいつは、目の中に入れても痛くない程、可愛いいんだ」と自慢しました。
チクりババアは、料理の皿を置くと、退室時に僕にだけ見えるように、ぺロっと舌を出して、笑って、階段を降りて行きました。
僕は内心、ドキドキしてました。そして、その狼狽を隠すために、<娘さん、名前、何って言うんですか?>と聞きました。
すると、親方は嬉しそうに、「みなみ!タッチの浅倉南と同じ、南!」と答えました。
僕は、親方が早朝野球をする理由に、妙に納得させられました。
だけど、僕はそれっきり、その後は1度も親方には会っていません。生涯で1度きりの付き合いでした。
勿論、南ちゃんとも。
それからの僕は、専門課程に進んだもので、校舎が今までとは別になり、チクりババアと会う機会はめっきり減りました。
たまに遭遇すると、僕らは、<南ちゃん、元気?>とか「アンタ、良い医者になりなよ」と挨拶を交わし合いました。
あれから20年以上経つから、南ちゃんは今頃はもう、ひょっとしたらお嫁に行ってるかもしれないのです。
時の経つのは、早いなぁ。
そう、僕が言いたいのは、それなのです。
あれからそれだけ時が経っているのに、去年行われたアンケートで、ヒロインの1位が、いまだ南ちゃん!、という驚きです。
先日、Tさんに見せてもらった、最近の「ブルータス」という雑誌にも、男の好きなアニメのヒロイン・ランキングが載っていて、
そこでも、1位は浅倉南でした。(ちなみに、2位・メーテル、3位・峰不仁子、4位・綾波レイでした)
やっぱり、徳田さんの言う通り、「南ちゃんは王道」なんだなぁ。
…あっ、いけない。
アンチ南・派の正体、バラしちゃった。
BGM. 水谷麻里「 21世紀まで愛して」


22 Replies to “チクりババアと南ちゃん”

  1. 「タッチ」は見たことないので、そんなに「南ちゃん」とかいう人がいつまでも人気だとはすごい!
    つーことは、「南ちゃん」とかいう人は、語り継がれ読み継がれ、男性にとっては世代を超えて理想なんですかね。
    すぐ近くにいそうな普通の女の子?なのがいいんじゃないのかしらん。
    「めざせ、タッちゃん、BSL」は、いいですね。なりたかった精神科医になれて、本当によかったです。
    『精神科なんだから、骨の名前の英語やらラテン語なんてどうだっていいんだよっ!』って、
    一緒に思っちゃいました。
    シャワー室での学生課の職員とのやり取りは、いいですねー。清志郎さんみたいだ…と、なんとなく感じました。
    大体の土建屋の親方って、かっこいいものですよね。
    私は公務員とか普通のサラリーマンにはなんの魅力も感じませんが、ニッカボッカや地下足袋姿には憧れます。
    ちょっぴり憎めない「チクりババア」が親方のお母さんだったなんてっ!
    しかも、先生といいコンビになってしまっていたなんてっ!!
    見てみたかったなぁ、「タッちゃん&チクりババア」。

  2.  南ちゃんは王道なんですね。
      
     タッチをみて印象に残っていることは、南ちゃんと結婚する絶対条件なんですが、ご存知ですか、いや性格にいうと南ちゃんのお父さんに結婚を認めてもらえる男とは!といったほうが正確なんですが、自分は何かそれが強烈に説得力のある結婚観の真髄みたいにおもっています。。
     それは、あるシーンで南ちゃんのお父さんが、達ちゃんと会話をするシーンで明らかにしています。
     達ちゃんに甲子園にいったら、南をお嫁にもらってくれないかい?と尋ねてくるお父さんに達ちゃんは、前は和也がよかったんだろう。と切り返すと、お父さんはそう思っていたときもあった。と素直に答えました。
     すると、達っちゃんはお父さんに、和也に恨まれるよとボソッといいました。
     それを聞いた途端にヤーメタといって、結婚してくれという話を取り消して、南と結婚する男なら世界中の誰を敵に回しても、南と結婚するくらいの男でないとだめだ。。たとえそれが和っちゃんだとしてもね。といいきったんです。
     
     
     それは、何も南ちゃんが特別だからとかではなく、南ちゃんでなくとも、本気で一人の女性と結婚してそのひとと共に生きていくことへの大きな覚悟がなければいけないということを世界中の誰もを敵に回すことなんでしょう。
     少し南ちゃんの話から、それているコメントかな?主題に戻して、南ちゃんは素敵だと思いますよ。タッチにでてくる主要な男性キャラクターがみんな南ちゃんが好きということも南ちゃんの魅力を裏付ていると思います。
     
     また、自分は周りの誰もがダメで認めなかったにもかかわらず、達也一筋、仮に和也が生きていて甲子園にいっても揺るがなかったでしょう。さらに南のために頑張る弟の和也に対して一歩引いて譲って生きているような達也の優しさにきずいていること、達ちゃんは達ちゃんじゃないといって誰かと比較したりしない人へのオンリーワンの愛情ですよね。
     

  3. アイドルネタで言えば、
    当時、「ミス南ちゃんコンテスト」ってのがあって、
    見事、選ばれたのが、
    「浅倉 亜季」、今ひとつ活躍出来なかったようで・・・
    原作「タッチ」で絶対に欠かせない、キャラと言うか登場人物は
    柏葉英二郎
    このチンピラコーチを登場させることによって、
    作品がぐっと、引き締まりました。
    ただの「ラブコメ」で終わらせなかったのが、
    柏葉英二郎
    です。このことは今一度、読み返して見ると、納得出来ます。

    1. ボクシングファンさん
      「浅倉亜季」は、知りませんでした。
      柏葉英二郎は、お兄さんと間違えられて、来た人ですか?
      しかし、マニアックなコメントですね。良いことだと思います!

  4. 構想1年、長編大作がやっと完成しましたね。
    先生がなかなか出稿してくれない理由が今回分かりました。
    こんなにも複雑な伏線をうまくまとめあげるのは体力と文章力が
    とても必要だと思ったからです。本当にお疲れ様でした。
    人と人の縁というのは不思議なものですね。

    1. やられメカさん
      人の縁は本当に不思議なものですね。
      この時ほど、ヒヤリとした縁はないと思います。

  5. >柏葉英二郎は、お兄さんと間違えられて、来た人
    そうです、(笑)
    兄弟愛なんて絶対に認めない、怨念に燃えていた状態で明青野球部に来たのです。
    そしてその後の展開は…
    モチーフ?が見事に昇華します。
    あだち充の当時の勢いを改めて感じました。
    それを読み返したのは、丁度10年位前だったと思います、
    弟が「漫画本は全て処分するから、面白いヤツを持って来た、処分する前にもう一度読んでみれば?」
    と言われて読んだのが「タッチ」でした。
    だんご3兄弟ならぬ、3兄弟の談後でした。(笑)

    1. ボクシングファンさん
      そう言えば、ボクシングファンさんはダジャレ好きでしたっけ。
      ところで、「タッチ」ですが、その頃、タッちゃんに近寄る下級生の女子がいませんでしたっけ?
      僕の記憶では、南ちゃんが焼きもちを焼いたりしてた気がするのですが。

  6. 南ちゃんの話し、長いですね~壮大ですね~、まさかそこでチクリババアとは・・・・・まさに事実は小説よりも奇なりですね・・・
    私は日高のりこさん大好きです、浅倉南役もよかったと思います。
    昔NHKでレッツゴーヤング(スクールメイツだっけ?)で出ていた人が声優とは・・・・って感じですが・・
    歌も上手いし声もとてもいいですね、ず~っと聞いていられます。たしかさんまさんも大好きでテレビで特集やってたなぁ。
    日高さんは最近ではサクラ大戦のエリカフォンティーヌ役で見事どじっこ役を演じています。
    歌謡ショウでは舞台で歌もうたいます(見に行きました)
    なので私には南の日高さんではなくエリカの日高さんなのです。
    先生も一度サクラ大戦見てみて下さい(ゲームが一番いいですが・・・・エリカが出てくるのはパート3からです!!)

    1. Sinさん
      コアな日高のり子情報、ありがとうございます。
      サクラ大戦、観る時間あるかな?頑張って作ります。
      ところで、スクールメイツじゃなくて、サンデーズでは??

  7. はい、ダジャレ好きです。(笑)
    私の初コメントは、先生の駄洒落に自然にカウンターを合わせてしまった感じでした。(笑)
    >タッちゃんに近寄る下級生の女子
    甲子園大会でのライバルとなる新田の妹、由加ですね?
    私の記憶では、由加は兄の新田明男が格好いいので、他の男に目を向けられない、
    と言う、悩み?を抱えていたところに達也が現れた、と言う設定だったと思います。
    >南ちゃんが焼きもちを焼いたりしてた
    私の記憶では印象として残っていないです。(苦笑)
    タッチは元々、機微な心理描写が持ち味だったのと、
    当時はもう既に南は読者の間で揺るぎない支持を得ていたので、
    原作者のあだち充も、もはや南が露骨に嫉妬するシーンは描けなかったと思います。(笑)
    と言うより、元々、達也、和也、南、を始めとしたキャラ達は高校生とはとても思えない程、
    皆「人格者」だったので、その点は読者は安心して見ていられた?と勝手に思っています。(笑)
    この、あだち充の人間愛?は本来なら「引き立て役」に過ぎなかった西村勇にも最後は注がれます。
    「あしたのジョー」を知っている世代としては、ラストシーンは柏葉英二郎がウィニングボールを病院のベッドの
    上で手にしている所で終わって欲しかったのですが、まぁ、それは贅沢と言うものでしょう。(笑)
    ついつい、熱く語ってしまいました。(冷汗)

    1. ボクシングファンさん
      「タッチ」って、熱いんですね。
      そうそう、新田の妹です!
      僕の記憶では、彼女は南ちゃんを挑発して、南がそれにイラついていた印象だったのですが。読み直そうかな。

  8. 先生、確かに南ちゃんはやきもちを焼いていました。
    南が頑張って作ったスペシャル料理を由加が同じように作ったりして・・・(達也がアドバイスしたんだけど・・・)
    あまり口には出していなかったけど確かにイラついてましたよ。

    1. Sinさん
      そうですよね!?
      スペシャル料理は覚えていませんでしたが、やっぱり南ちゃんは焼きもち焼いてましたよね。
      さて、ボクシングファンさん、どうでしょう?

  9. あぁ、確かに、思い出して来ました。(笑)
    改めて、思い込みとか、願望とか、
    その対象への脚色?がされ得るのだなぁ~と思いました。(笑)
    南は斯くあるべし、と言う私の願望?がそう思い込ませたのでしょうか?(笑)
    私が南野陽子の嫌な面を一切見ようとせずに、
    自分に都合の良いナンノ像だけを見ようとしている?のと似ているのかなぁ~と、
    ふと思いました。(笑)

    1. ボクシングファンさん
      そう言うのは、ありますね。
      だから、アイドルは良く自覚して、ファンの夢を壊さないように生きるべきです。
      歳とって出てきて、あの頃のぶっちゃけ話とかしないで欲しいです。
      その点、アニメは比較的、安全ですかね??

  10. >歳とって出てきて、あの頃のぶっちゃけ話とかしないで欲しいです。
    確かに!!
    その理由がほぼ分かっているので、尚更嫌です。(苦笑)
    その点やっぱり百恵さんは立派ですね!!
    アニメですか?
    もし、力石が本当は生きていた!
    なんて展開はやっぱり嫌ですね。(笑)
    アニメはまずその多くの元の原作である漫画(劇画)の最近の傾向として、
    人気作は無駄に連載を伸ばし、名作が迷作となるケースが多くなったと感じています。
    ボクシング漫画でも、
    「あしたのジョー」は名作、
    「はじめの一歩」は名作だった筈が迷作?への道を辿ってしまっている様に思いますね。
    正直もう、読んでいないです。(笑)

    1. ボクシングファンさん
      百恵ちゃんは鏡ですね。
      力石が生きてたら、嫌ですね。(笑)
      そう言えば「新・巨人の星」もつまらなかったです。
      こういう話は、夜通し出来そうですね。

    1. か、さん
      若い頃は、「お手本」がいて、その先生を目標にすれば良かったです。
      僕は、自分で言うのも何ですが、言わないのも何なので、結構、努力して「目標」には辿り着きました。
      すると、理想化していた「お手本」の影の部分も見えて、幻滅したりもしました。
      それも、乗り越えて、今は、自分が「目標とされる」医者にならなければと重い使命感を勝手に抱いて、苦悩している毎日です。
      四六時中ベスト・コンディションを保つのは難しく、有限実行は難しいです。
      質問の答え、いい医者になれたかどうかは、患者さんが決めるのでしょうね。

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