マンガ・浪人の頃

6/Ⅸ.(日)2017 雨のちくもり
ここのところマンガが一部でウケてるので、調子に乗って、デビュー作(デビューしてないけど)も紹介しちゃいましょう。
これは、クリニックの受付カウンターに貼ってあるから知ってる人も多いでしょうが、意外とじっくりは見てないでしょうから。
タイトルは、つげ義春の「夢の散歩」に収録されている「下宿の頃」という響きが面白いな、と思って、パクリました。↓。

ですから煽り文句も、つげ義春の「ねじ式」の発表当時の世間の評価をオマージュしてみました。それがこれ。↓。
ついに出た!!川原先生の問題作。「マンガ」か…「芸術」か…?

一コマ目の「彼女だけ大学に合格った」の男は浪人時代の「僕」です。
タバコを吸って片目から涙がこぼれています。これは次回作、「煙が目にしみる」の伏線でしょうか。↓。

この女子は、カナエちゃん、といいます。古井戸の、さなえちゃんに名前が似ていますね。
画力に自信がないので解説しますが、「僕」の頭の上に飛んでるのは、モヤモヤした気持ちです。↓。

今、思えば、ともだち、なんて必要なかったのです。ともだち、が手にしてるのは「辞書」と「参考書」の頭文字です。↓。

何を言ってるかの判らなさを象形文字で表しました。まるで、シャンポリオンの苦心のようです。↓。

最近、僕(これを書いてる僕)もメガネを買いました。前の記事で紹介しています。
画力が拙いので説明しますが、右側の人物は、お辞儀をしてお会計してる店員です。↓。

せっかくメガネを買いましたが…。↓。

慣れないメガネで目が疲れたのでしょう。↓。

そりゃそうです。「僕」(記事を書いてる僕も)の、浪人の頃の視力は1・5でした。↓。

唐突な場面展開です。この女は「煙が目にしみる」に登場する、元カノです。↓。

まるで、イルカ、の歌みたいな心理描写です。この時代は、黒のダイヤル式の電話でしたね。↓。

ゴロゴロしてないで勉強しなさい。↓。

美容体操のことです。↓。

脚が長いですね、まるで、アーニー・ラッド、みたいです。↓。

そんなことは、どうでもいいことです。↓。

僕は、浪人の頃は代ゼミに通っていました。この頃の僕のトレードマークは、黒字に赤く「北京」と染め抜いてあるショルダーバックでした。↓。

朗報!現在、クリニックに展示されている川原マンガを受付の大平さんが、
思い出はモノクローム、色をつけてくれ、とのリクエストにお応えして着色してくれることになりました。
どんな化学反応を起こすか、楽しみです。
BGM. イルカ「雨の物語」


10 Replies to “マンガ・浪人の頃”

  1. 先生こんばんは。
    先生は、マンガも画けるんですね。
    僕は主に好きなアニメの絵です。
    小学校の頃、ピアノ教室に通ってましたが
    音楽にその頃興味無く、何故かピアノ教室でひたすら
    新幹線の絵を画いていた変わった少年でした。
    ピアノの先生は、「ピアノをやれ!」と言わず、
    温かい目で僕の姿を見ていました。
    内心「ピアノやって!」と思っていたかも知れません。(笑)
    中学の頃から絵に興味が薄れて来て
    今度は将棋に興味を持ち始めました。
    多分今はどうか解かりませんが、
    初段ぐらいの腕はあると思いますよ。
    絵をずっと画き続ける先生はすごいと思います。
    良くブレないなーと感心してます。
    俺も今夜何かかこっと♪
    BGM:新沼謙治 『津軽恋女』

    1. kinomoto sakuraさん、こんにちは。
      僕の場合は、マンガを描けるってレベル(技術)じゃないですよ(笑)
      昔、ヘタウマ、という言葉が流行りましたが、あれは上手く描ける人がわざとくずしてたのでしょう。
      ピアノのエピソード、良い話ですね。良い先生です。
      それで思い出したのですが、「コーラス部」のジョークです。
      「コーラス部って何するの?」
      <みんなでお喋りしたり、お菓子食べたり、ゲームするのよ>
      「歌はいつ歌うの?」
      <帰り道>
      僕の好きな可愛いジョークです。
      僕は将棋は駒の動かし方くらいしか判りません。
      カウンセリングには描画(びょうが)テストとか絵画療法というのがあって、心と絵の相性はいいみたいですよ。
      ではまた~

  2. 「こち亀」の中で両津勘吉がギャグ漫画でデビューする話があるのですが、
    両津は「煽り文句」を自分自身でふんだんに入れてしまい、編集者から
    「そう言うのは編集がやるので…」と釘を刺されるのですが、
    そんなことお構いなしな両津は、巻末には
    「両津先生に励ましのお便りを出そう!」と自ら書き足していました。(笑)
    両津勘吉は作者の秋本治(山止たつひこ)の分身でもあると思うので、
    漫画を描く人の心境には共通するモノがある様に感じました。
    リクエストに応えてくれる大平さんに、
    そんな心配は無用かと思いますが、、、
    励ましの言葉やエールを送ろうと思います。
    「青春とは、心の若さである。」とか、時空がなんたらかんたらとか、
    そんな理屈をこねる我々世代に迎合することなく、
    リアルな青春てゆーヤツを、、、
    「青春とはなんだ」(主演:夏木陽介)
    「これが青春だ」(映画版主演:夏木陽介 ドラマ主演:竜雷太)
    と、一撃を食らわして欲しいのです。
    もう完全に方向性が思いっ切り過去に向かっています。。。(冷汗)
    BGM. 布施明「これが青春だ」

    1. ボクシングファンさん、こんばんは。
      僕もやりましたよ、「川原先生にお便りを出そう!」とか「お話したい人は、直接どうぞ。マリちゃんも誘っておいでよ」など。
      大平さんにエール、伝えますね。
      「これが青春だ」って良い歌ですね。
      特に2番の歌詞の♪嵐の中も君のためなら、七つの海を泳いで行こう♪は子供心にグッと来ました。
      うちの居間の絨毯がブルーだったので、僕はそこを海にみたてて、クロールの格好で泳ぐポーズで、この歌を歌ってましたよ。
      子供ですね(笑)

  3. さすがでびゅー作。
    これは解説がないと多少解らないとこがある。
    でも次回作の伏線がここにあったんですね。
    いや~たばこの煙が目にしみるぜ。
    おいらの高野フルーツパーラーみきこちゃん。

    1. sinさん、こんにちは。
      みきこちゃんと再会出切たら懐かしそうでいいですね。
      甘酸っぱい青春の味は、フルーツパーラー風に言えばジャスト・フィットは何かしら?

  4. なんですかねぇ~
    その辺の昭和な甘酸っぱさはカワクリシスターズでは解らないでしょうからね、平成ですから。
    甘酸っぱいから、素直にフルーツ盛り合わせのグレープフルーツの味ってとこでしょうか。

    1. sinさん、こんばんは。
      世代や年齢で人を区別するのは良くないですかね?
      どの世代にも一定数(かなり少数だが)寺山修司に詳しい人がいるみたいに。
      ちなみに、カワクリ・スタッフの研修項目に「トマトケチャップ皇帝、を観る」というのがあります。
      不評です。

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