今年の漢字一文字は…

師走になって、えらいこっちゃえらこっちゃ。
「えらい奴ぁ、おだてろ、ゴマすって乗せろ~」というテンポのいい植木等の幻聴さえ聴こえる程、えらいこっちゃが起きた。

元はと言えば、ブログのコメント欄で「明日はきっと雨が降る」さんに勧められた「全裸監督」を観ようとNETFLIXに入った。そこまでは良かった。
しかし、居間の大型テレビで観てたら、3分としないうちに、他の者に見られちゃまずい絵になった。↓。

通して観れば作品としてのクオリティーは高くても、通りすがりに一場面しか家族は見ないのだから、
「また変なものみてる」と誤解される。それは「テレクラ・キャノンボール」で学習済みだ。
そこでスマホでもみれるというナイス・アイデアを思いつき、インストールしてみるが、何かの表示が出て、「ダメ」だと言う。

お昼に何気なくスタッフにこぼしてみたら、「スマホアップデートしてますか?」だって。買ってから一度もしてない。
「それですよ」と言われたから早速やってみた。そしたら画面を、端っこを一口かじった虫歯の跡のリンゴのマークが占拠して、フリーズした。
電源落としても消えない。仕方なく翌朝まで放置していても、凍てついたまま。

「これはおかしい」と受付の杉山さんがネットで色々調べてくれたが、ダメで、auショップに持って行く。
とは言っても、勉強が出来ない子は何が判らないかが判らないから質問さえ出来ないのと同じで僕は、彼女についてきてもらい、係りの人に不具合を説明してもらった。
待ち時間、ソファに座って2人で、「指スマ」とか「グー・チー」をして過ごすこと10分。

auレディの言うことにゃ、「ここでは判らないから、アップルストアへ持って行って下さい」と。
<どこのアップルストアの店員が性格良いですか?>と聞いたら困った顔をしたので、僕は杉山さんに背中を押され店を出る。

しかし、困った。(月)は校医があるし、夜は、しょこたんのディナーショーだ。スマホが使えないと緊急連絡が出来ないし、何かと不都合だ。悠長にアップルストアなんて行ってる暇はない。
そこを汲んでくれたのが、受付のうかいさんだ。
ほぼ1日かけて、色んなニョロニョロコードを使って色々試して、なんとか彼女が直してくれた。
原因は僕がアップデートの前に、バックアップをしなかったからだそうだ。
バックアップ??
朝倉涼子が長門有希のバックアップ…ってくらいしか聞いたことのない単語だ。
おかげで、高木さんの聖地巡礼、も、シンガポール旅行、も、入船寿司の肴の写真も全部消えた。

しかし、よく考えたら大抵そういう大事なものはブログの記事にアップしてるから、それが僕のバックアップだ。
思い出がすべてゼロではない。ブログ書いてて良かった。

ちょっと前の記事で杉山さんが彼女の今年の漢字一文字は「劇」だと言ってました。色んな劇をしたからね。
今年の僕の漢字一文字は、「お別れ」の「別」にした。お別れの多い1年だった。
長年勤めてた受付の大平さんがやめ、行きつけの入船寿司が11/30で閉店。大学時代に好きだった女の子のアイスクリームの死も知った。
思い返せば、正月から、BABYMETALのファンクラブの継続手続きを怠り、しょこたんのバースディライブも入金し忘れる。
エビ中とでんぱ組の「合唱コン」は発券し忘れ、でんぱの舞浜ジャンボリーは寝坊し、志らくの今年最後の落語会はクリニックがその日までやってるのを忘れチケットをとったが行けずに、ひとにあげた。
「お別れ」の多い1年だった。
MDMAの「沢尻エリカ」はどうかって?「別に」。

よくよくこうして書き出してみたら最初の2つ以外は、「お別れ」というより「失策」だな。アイスクリームは「寿命」だし。
こりゃ、今年の一文字、考え直した方がいいな。

ハイ!そこで思いつきました。
それはある人のブログの記事でみつけた良い言葉、「虹」です。

今はどんなにつらくても涙雨が降ろうとも、やまない雨はない。雨の後には虹が出る。
No rain,、no rainbow。
逆に雨が降らなきゃ虹は出ない、という前向きな意味にさえなる。
苦労しないで幸せにはなれないし、辛抱する木に花が咲く。
大殺界1年目の僕にピッタリだ。

そこで美容院に行って、髪色をクリスマス・ツリーから「虹」色にチェンジしました。
これが途中経過。結構、ビビッドな色で塗りつけます。眉毛や髭も染めます。↓。

そして髪になじませ、洗い落とすと、パステル風になります。↓。

雨上がりの水溜りに、ガソリンが一滴こぼれて水面に広がる奇跡のようにキラキラ光る虹模様みたいでしょ。↓。

僕は右のもみあげの、紫とピンクの色がお気に入り。↓。

たとえば占いとかで「大殺界」「お別れの多い1年でしょう」などと脅されると、
ついつい洗脳されて、身の回りの出来事を「やっぱりそうだ」「これもそうだ」と落ち込んで、「さすが大殺界だ、お別れが多い」と一人相撲してしまう。

でも今回の発見は一旦そういうのと距離を取って冷静になって、1つ1つの事柄を検証し直してみると、案外、無理矢理結びつけて、ネタ集めしてたことに気付く。心に溜め込むと「ストレス」としてカウントされていくから、誰かに話したり、書き出してみるとかして、吐き出すのって、整理になって大切ですね。そう思いました。

いざ、これから、しょこたんのディナーショー。ドレスコードがあるからおめかししていかなきゃいけないって訳です。

BGM. 天地真理「虹をわたって」


6 Replies to “今年の漢字一文字は…”

  1. 川原先生、こんばんは。

    スマホ、大変でしたね。
    今日も色々ありました。でも、最後くらいは、弱音をはかずに頑張るって決めたから、弱音は書かずに、しっかりやりぬきます。
    今年は沢山表出出来た1年でした。色々な事が表に出てきた1年でした。でも、よく頑張れたなと思います。(自分で言っちゃダメか笑)最後まで頑張ります。大殺界も1年乗りこえられたし、あと残り2年。深くかがめば、高〜くジャンプ出来そうです。

    1. いずみさん、こんばんは。

      「深くかがめば、高〜くジャンプ出来そう」って良いフレーズですね。オリジナルですか??
      さくら学院のメンバーに歌わせたいです。
      いずみさんも僕も大殺界1年組ですね。「花の82年組」みたいな言い方してますが笑。

      それでは、マタイによる福音書第6章より、「汝ら断食する時、かの偽善者のごとく悲しき面持をするな」。
      なんかうる覚えなので、要約すると、「偽善者は断食のつらさを他人に顕すために悲しそうな顔をするのだ。
      だからあなたは断食する時に、髪の毛にオリーブを塗ったりなんかして、微笑を浮かべていなさい。微笑をもって正義をなしなさい」
      こんな感じだったと思います。いずみさんのコメントを読んでて思い出しました。
      太宰治の「正義と微笑」という向日的な日記風の小説に引用されてます。
      確か、新潮文庫では、「パンドラの匣」に収録されてるはずです。

  2. 川原先生、こんにちは。

    昨日、仕事も子供の用事も全て納めてきました♡
    が、納めた瞬間から発熱。一気に気が緩んだのでしょう。
    そんな時に今年最後の激写メストーリーを発見し、ピカチュウ達に癒されました。お腹ぺったんこの助を見送るポケモン達の後ろ姿、いいですね~。
    「微笑みをもって正義をしなさい」良い言葉ですね。
    「深くかがめば・・」は、「ウサギでもカエルでも高く飛ぼうとする前に、一回ひくくががむでしょ?」と誰だったかが言っていたのに影響を受けました。後、先生もいつだったか、誰かのコメント返しで、似たような事を言っていましたよ。「人生を障害物リレーに例えて、ハードルを飛び越えられない時は、少し下がって助走をつける必要がある。前進の為の後退。」だったかな。きっと色んなものに影響をうけています♬

    1. いずみさん、OHA!

      ことわざ(?)の解説ありがとう。
      「微笑みをもって正義をしなさい」は、あなたらしいな、と思って書きました。気にいってもらえて良かったです。
      太宰の「正義と微笑」は、デビュー作「晩年」が「遺書のつもり」で、「人間失格」とかあって、最期は自殺(心中)しますが、唯一、太宰がおだやかな時代の作品で、見事な青春小説で、僕は高校生の時に影響を受けた良い家庭教師からもらった本です。
      良かったら本屋で探して、表紙くらい撫でてやって下さい。ではまた~

  3. 「アシュラ」は、もともと、「阿修羅なんとか」という思想があって、そこにも関係があるらしいです。
    ずいぶん過激な、残酷なシーンが載っているマンガですね。
    でもあの展開じゃあ、あそこで終わるのも無理はないですよ。
    そういや、昔のヨーロピアン・プログレッシブ・ロックバンドで「アシュラ・テンプル」というバンドもありましたね。
    ・・・・・昨日、夕食にイタリア料理を食べました。おいしかった。アシュラの主人公に食べさせてやりたかった(苦笑)

    1. papaさん、こんばんは。

      プロレスの記事のいい加減さも今は昔で、最近のプロレスは人気らしいですが僕はみてられません。
      そんな昭和プロレスから抜けられない僕の思い出話。
      阿修羅原(ラグビー出身のプロレスラー)が天龍とのタッグを解消し、姿を消した。
      行方不明の阿修羅原が山奥で特訓してるところを「たまたま」東スポの記者が通りかかったスクープ記事。
      阿修羅原は、「何故、ここがわかった」と記者に呟いた…から始まる最高傑作でした。

      ジョージ秋山のマンガは「ギャラ」というのが好きでしたが、これも変な終わり方でした。
      ジョージ秋山で逆に終わり方がちゃんとしてたのは、「デロリンマン」です。
      いつも「オロカメン」にやりこめられている「デロリンマン」が「オロカメン」のマスクを叩き割る衝撃のラストシーンは今見ても面白いです。

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