心の護美箱(37)~精神療法事始め

29/Ⅴ.(土)2021 はれ 新宿紀伊国屋書店地下のカレー屋「モンスナック」7月で閉店?

心の護美箱(36)がいっぱいになったから(37)を作りました。始めてこのブログを読む人は「何のこっちゃ?」ですね。そんな人はこちらを。→心の護美箱(36)。

さて今回はカワクリがお送りする「精神療法、三部作」の第三弾です。これを読めばあなたもカウンセリングを受けた気になれます。世間の無知な人間に対しては、カウンセリングを受けてるふりだって出来てしまいます。そんな必要がいつあるのかは知りませんが。

 

①出会い

…精神科(心療内科・カウンセリング)が一般身体科(内科・皮膚科・眼科など)と決定的に違うのは、家族や周囲が「心配してること」と、本人の「困ってること」が違うことです。たとえば家族は「リストカット」や「不登校」や「家庭内暴力」を心配しますが、本人はもっと哲学的なことで悩んでいるのに、仕方ないからやむをえず「それら」で凌いでるのに、そんなこともわからないくせに表面的な現象で右往左往する家族に対して、本質をみてない、と不満に思いながら病院に連れて来られる人がほとんどです。ですから治療のスタートは、本人が困ってることをこちらが見極め、それを一緒に解決していこうと同盟を結べるかどうかにかかっています。そのための第一歩が初回面接で、それは出会いであり、第一印象が大切です。人を見た目で判断するな、と言いますが見た目以外で判断するのは難しいです。それを補うために面接をします。こちらは患者がどんなことに困ってるかどんな人なのかを見極めようとしますが、患者も必死だからこの医者(カウンセラー)は信用できるか、とこちらを品定めして来ます。そんな真剣勝負が行われて、「じゃ、とりあえず、やっていこうか」となって、1年くらいしてからでしょうか、患者は「実は初めてここに来た時、こう思ったんですよ」と第一印象の報告をします。良い治療関係が構築できたからこそなのでしょうが、「最初は、ここは病院か?と思いました(笑)」とか「はじめてセンセーの髪色を見た時、『終わった』って思いました(笑)」と過去形で語られます。稀に初回面接で「ここ、変わってますね?」という人がいますが、感想だからそれは自由だから良いのですが、「初回からそんなことを言えるなんて、この人は変わってるなぁ」と僕は思います。

②治療構造

…設定のこと。何曜日、何時から、何分やる、などをあらかじめ決めておきます。我々の業界用語では「枠(わく)」とも言います。僕は若い頃、「枠」は、「我慢が足らない患者に不安耐性をつける目的」あるいは「患者の気まぐれに振り回されないため」のものだと勘違いしていました。なぜなら子育てをするお母さん(お父さん)には「枠」などありません。24時間365日体制です。精神療法にはある意味ほんのちょっと「育て直し」みたいな側面もなきにしもあらずだからそうした方が良いのかもしれませんが、そんなことをしてたら我々がもちません。一定水準のサービスを提供し続けることが不可能になるので、「枠」は治療者のためにあるのです。って、昔、誰か偉い先生が言ってました。ま、育児と精神療法、並べて語るのもいかがかね?

「精神分析系の技法論」の書物を読むと、大抵、最初に「治療契約」のことが書いてあり、その中でもいの一番に「お金」のことが載っています。そのくらい精神分析では「料金設定」が大切なようです。でもそれを「いくら」に設定するかは悩みます。今は一応、一律にいくらとしていますが、本来はその人の収入で変えるべきだそうです。

本場で修行してきた人に聞いたら、昔はその人の履いてる靴の値段がワンセッションの値段、とした時代もあったらしいですが、今のように価値が多様化したり、お洒落さんが多かったり、一点豪華主義でバカ高いスニーカーを履いてる学生もいるからこれはもう通用しませんね。でもカウンセリングを受けるにあたり患者もそれ相応の覚悟を問われ、それが身を切るに相応しい料金を設定するというのが出発点で収入が上がったら料金も上げ、下がったら料金もディスカウントってしてる人(時代)もあったそうです。

しかし、患者のカウンセリングに関する本気度の評価基準を「お金」にすることにちょっとためらいがありますね。昔、精神科医になりたての頃、高校の友人と朝まで飲み明かした時に、この話になって、「お前の信じる思想は人の心を金ではかるのか。さもしい奴だな」「日本人には、赤ひげ、幻想がある。おばあちゃんが治療費がないからと大根を差し出しても、医者は笑って受け取るものだ。金持ちしか受けれない治療なんておかしい。金儲けに走ったら終わりだ」「そもそもユダヤ人の発想だろ。金に汚い」「見損なった」と散々でした。このディベート、今でも言い返せるかわかりません。

僕が子供の時に日曜学校で聞いた話。募金箱の横に鐘があります。クリスマスの夜に、募金をしてそれが神様に伝わると鐘が鳴る、という伝説があります。町の大金持ちが多額の寄付をしましたが、鐘は鳴りません。誰が募金してもそうです。やはりただの伝説か。皆がそう思った時、みすぼらしい女が来てわずかなコインを募金箱に投げ入れました。それは彼女が汗水たらして働いた全財産だったのです。すると教会の鐘は町中に鳴り響くように鳴っていつまでも鳴り続けた言います。聖書の教えは重要なのは「金額」ではなく「その人の信仰心=本気度」だと言うのです。こういう初等教育を受けてると、「料金設定」ってものすごく難しいんですよ。単なる「儲け話」ではなく、真剣度や覚悟を測る物差しに「お金」を使うから、いくつになってもディベートに勝てそうもない。

と思っていたら、最近精神療法界隈でちょっとした揉め事があるそうです。発端は「アカデミック」なことだからスキャンダラスではないのですが、あえて揉め事と言う表現をしてみました。そのアカデミックな論争は「料金」の問題にも飛び火しそうで、革新派は「NPOを作って、お金の払えない子供や学生にもカウンセリングを」と言ってるらしく、主流派は保守的で体制をかえず、中には「患者のするべき仕事は精神療法家を食わせることだ」と極端なことを言う人まで。まだまだ論争はこれからのようです。昔、新日本プロレス所属の長州力が国際はぐれ軍団のアニマル浜口と組んで作った維新軍が、アントニオ猪木&藤波辰爾ら正規軍と真正面から革命闘争をした時が、日本のプロレス史上で最も盛り上がってた時期だったのと合わせて考えると、世代闘争って業界も活性化されるからどんどんやればいいと思います。

③抵抗

…わざわざお金を払って治療を求めてやってきて構造を決めて開始したのに、その治療に抵抗するという矛盾のことです。治療が進んで見たくない局面になると意識的・無意識的にキャンセルしたり、治療者と良い関係だったのがズレを感じたりするとガッカリしたり腹が立ったりしてストライキのようにカウンセリングをパスすることもあります。抵抗は必ず起きます。これをどう扱って乗り越えて認識して行くかが治療の醍醐味なので、あえてカウンセリングをキャンセルした時はたとえどんな理由でもキャンセル料が発生します。それは「あなたのために時間をとっといたのだから、時給分、頂戴ね」って意味ではないのです。昔から我々の業界では「雨が降ってもアクティングアウト」という言い伝えがあります。大雨で交通機関が止まったという表向きの理由があってもそれは抵抗の行動化(アクティングアウト)と考える厳格さが、逆にこちとらそのくらいマジだぜ的な契約だったのですが、ここに来て、コロナです。さすがに、コロナに感染してもキャンセル料とは言えません。むしろ熱があって来られちゃ困るし。こうやって、コロナはまた一つ古き良き伝統を破壊して行くのでした。

④転移

…転移という現象は精神療法以外の場面でも二人の人間が向き合えば必ず起きます。精神療法で言えば、患者は今までに体験した色々な人間関係を意識しないまま治療の中に投げ込んで来ます。患者の持ってる悩みや苦しみは大抵その中に潜んでいるから治療者は転移がどのように展開して行くかを意識して一生懸命見て行きます。転移というのは不思議で性別も関係ありません。僕は男だから「父親転移」や「おじいちゃん転移」ばかりが起きるかと思いきや「母親転移」が起きたりもします。だから「男性恐怖症」の患者には女性治療者をという発想はあまり意味がないと思います。「この人は男性が苦手だ」と理解出来てる男性治療者の方が、「何にも考えてない」女性治療者よりも良いに決まっています。

これまで僕も色々な転移を投げ込まれて来ました。戦争体験のあるおじいちゃん患者さんに「センセーは、兄貴のようだ」と言われたり、何でも僕が困ったことを解決してくれると理想化されてた女子校生には彼女が必死に興奮した時、「ね~、頼むよ、ドラえもん~!」って言い間違いされました。ドラえもん転移が川原史上最強ですね。

⑤解釈

…解釈とは治療関係の中で結局のところ、患者は何をしようとしているのか、治療者は何をしようとしているのかという理解を持つことです。大昔、日本に精神分析が輸入されたばかりの頃は、治療者と患者が一緒にテキストブックを観ながら、患者が話すことを「これに当てはまりそうだな」と勉強会のようなことをしてたそうです。それを今の精神療法に洗練させたのが「古沢平作」という人物です。一般の皆さんは知らなくて当然ですが、我々の業界でその名を知らぬ者はモグリです。権威のある専門的な学会でもその年にもっとも活躍した人に授与されるのが「古沢賞」と言います。プロ野球で言う「沢村賞」のようなものです。古沢平作は、実は、こさわへいさく、と読みます。皆さん、ふるさわ、だと思ったでしょう?もうお亡くなりになった先生ですがもしご存命なら、「今年の、ふるさわ賞は~」と司会者が言ったら、ひな壇から「こさわ、だよ!」と言うアンジャッシュのような持ちネタが出来てたことでしょう。

⑥洞察

…いくつかの抵抗を処理し、転移を理解し、解釈を通じて、患者さんは自分の基本的な問題への認識が広がります。それを洞察と言います。僕が洞察と言われて思い出すのは、中学の時の倫理社会の授業で習ったことです。その教師は心理学の授業をしてて、その中で「洞察とは、バスケット・ボールでシュートをする時に直接ゴールを狙わず、後ろの板に当ててその反動を計算してゴールに入れること、それが洞察だ」と言いました。僕はもういい年になって中学で習ったことなどあまり覚えてないのですが、これだけは忘れられないのです。間違いなのに。

⑦終結

…精神療法に終わりがあるのか?終わりがないのか?という問題があります。精神療法が「病気を治す」ためだけではなくさらに「幸福に生きる」ことを目的にするのなら当然出てくるディスカッションで、何をもって「幸福?」なんてとこから始めるからこの議論に終わりはありません。でも現実にはどこかで終わりが来ます。終わりが来る時が終る時です。それが終結です。別れはいつも突然です。いきなり終わってしまうこともありますが、理想的には終結の時にはこれまで行った精神療法の全体をもう一度おさらいしてまとめるという作業をしておしまいにしたいです。

僕が勤務医の頃、決まった曜日の宿直をしていました。宿直明け必ず、「おかあさんといっしょ(コアなファンは、おかいつ、と略す)」を見てました。毎週毎週何年か同じ歌のおねえさんとおにいさんにテレビの向こうから「おはよう~」と手を振られて癒されていました。ところがです。新年度、歌のおねえさんとおにいさんが新しい人にバトンタッチすると聞きました。僕は軽いめまいを覚えショックでした。でも一緒にこれまでの思い出を振り返って受け入れて行こうと思ったのですが、番組にはそんな配慮は微塵もなく、ある日いきなり「次回からこのおねえさんとおにいさんになります。バイバイ~」と言われました。僕のように精神療法を心得る身としては納得のいかぬ終結でした。でも、世間の多くの子供たちはスムーズに受け入れたみたいです。僕もいつしか慣れてしまい、そのお姉さんを好きになりましたが、なんと彼女こそ、「団子3兄弟」の茂森あゆみお姉さんだったのです。この歌は番組を超えて大ヒットしましたね。僕はたまたまNHKのポップジャムに「団子3兄弟」が出た番組の録画をしていて、その回の最後に、「みなさん、バイバイ~」と出演者全員が横1列で手を振る時、茂森あゆみお姉さんは2階席のお友達にも届くようジャンプして手を振りました。そして着地した時、スカートの裾が一瞬ひるがえった様子が映り込んでました。こういうのは気をつけて欲しいものです。僕は永久保存版にしておりますが。

以上、精神療法事始め、でした。カウンセリング希望の方は受付まで。

おまけ。下は何でしょう?

ヒント。香水をつけてる振付。

正解。BTSの新曲「バター」の中でメンバーが一人づつエレベーターの中でパフォーマンスを見せる時のオレンジの服のメンバーの完コピ。

BGM. BTS「Buuter」


60 Replies to “心の護美箱(37)~精神療法事始め”

  1. 川原先生、こんばんは。

    「ね~、頼むよ、ドラえもん~!」に大笑いしてしまいました。
    ご本人は切実なんでしょうけど、可愛らしいですね。

    ブログを拝読して、わたしがカウンセラーになれたらOJT期間中は格安で、とか、占い師としてイベントで出展する時もやはり格安に設定するのは、教会学校での教えがあるからなのかなあとぼんやり考えていました。

    わたしは昨日の寒さで風邪を引いたらしく、おとなしく寝込みながら、iPhoneでネットサーフィンしてます。

    おととい、診察室で川原先生にお気遣いただいた件、お伝えし忘れてました。

    川原先生はホラーがお好きだから、わたしに気を遣わず、ブログに書いてくださって大丈夫です。
    内容がホラーだと分かったら、途中で読むの辞めますから。
    ただ、わたしのコメントのお返事に突然のホラーネタは控えて下さると嬉しいです。
    他はどんなきわどい冗談でも大丈夫です〜。
    受けてたちます笑
    ではでは、素敵な週末を。

    1. 佐保さん、OHA!

      ドラえもん転移の子は、どうしても夏祭りに行きたかったのですが、行動制限でね。僕が同伴してあげようと思ったけど、「えこひいき」になっちゃうから。「組織」って難しいですね。
      季節でいうと、もう少し後の季節です。
      彼女は、「センセーに私のすべてをみせます」と言うから、嫌な予感がして「裸にはならないでね」と言うと、「チェッ」って答える子でした。
      ではまた~

  2. 先生おはようございます。
    何回もコメントしてしまってすみません。完全に先生に甘えちゃってます。
    先生は「とろかし」がお上手なんでしょうね。流石ですね。
    以下は非公開でお願いします。

    1. あざらしさん、OHA!

      まずはあさらいから。カウンセリングでは、ツンデレの人に「とろかし技法」というのを使います。
      冷蔵庫でカチカチになったバターの塊は、そのままナイフですくうのではなく、手の平にそっと包むようにして、体温でゆっくりとろかすかのようにです。
      これは比喩で実際にはカウンセリングは体の接触を禁止ですから、心の交流の中でとろかしが行われる訳です。
      こういうことをしていると慢性期の口を利かない患者さんが、意外なエピソードを話してくれたり、自閉症っぽい子が手を握ってきてくれるから、嬉しくなります。
      僕は町でスカウトにあったことはないですね。大岡山で職質を2回受けましたが。大岡山はなんと治安のよい町でしょうね。

      そんな僕も本当の本当は人間不信で自分の困ってることを相談できる人が「一人」しかいません。「一人」いれば良いって話ですが。その子には、いつも酔っ払って、連絡して、適当にあしらってくれるから気が楽です。僕はその子が今、何をしている人なのか分からないし、彼女もこちらのことをちっとも聞こうとしないので不思議です。
      こないだ申し訳ないからお金を渡そうとしたら、「パパ活みたいだからいらないです」と言われました。不思議な子だ。
      ま、そうやって人間は理解不能な親切心で支え合っているようですね。ではまた~

  3. 不規則な生活を治す、また入眠を良くするためのことをやっていますが、日差しを浴びる、曇り空を浴びるのは、比較的楽。疲れるための軽い運動は、むずかしいですね、なかなか。歩くことは時々やっています。
    今の自分のカウンセリングは「抵抗」かもしれません。抵抗どころか「行きたい」と思うのに。

    1. papaさん、OHA!

      なんだか嫌な気候だし、社会の閉塞感は、活気を失せさせますね。
      まだコロナ前、僕はほぼ毎週、ベルハーのライブに行ってました。
      でも、その日になると、雨だったり、前の日の酒が残ってたり、布団から出たくなくて、ライブをドタキャンしたくなりました。
      実際、行かなかったこともありますが、思い切って行くと、「ライブは必ず裏切らない」から、結局自分との「戦い」でした。
      そんな時代も今は昔。
      僕は日曜日にはどこへも出かけません。だって外でお酒さえ飲めないのですから。新宿や中野まで出れば、酒を飲ませる店があるそうですが、ものすごく密らしいですね。
      せめて、モンスナックどまりにしておこうと思います。

      昨日、ふと付けたラジオからカスケーズの「悲しき雨音」が流れてきて元気だった頃の自分を思い出しました。過去の自分が今の自分を応援してくれるのが、懐メロの良いとこですね。

    1. いずみさん、OHA!

      この休みは、ネイルと美容院に行きました。形から元気にしないといけませんからね。
      ネイルのテーマは、「梅雨で朝起きたら雨だと学校に行きたくなるから、魔法少女が雨粒をカラフルにしたら?」です。
      髪色は「免許のあるブラックジャック、あえて白を紫に」バージョンです。
      最近は、物語シリーズの副音声をずっと聞き直しているから、鬼滅の刃が22話から先に進みません。
      ブルーレイが発売される前に、映画館で劇場版を観たいのですが。
      シャーマンキングがテレビで放送されてるから、なかなか、時間がありません。ではまた~

    1. hokuさん、こんにちは。

      今日から6月なので、昨日までは「5月病」が通じますね。
      それに加え、この天候はセロトニンの分泌を鈍らせて、セロトニンは上部消化管にも関与してるから、胃の症状が出やすいかもですね。

      でも胃の症状は元々、hokuさんにもあるから、複雑ですね。心中察します。
      日本語臨床というジャンルがあって、大真面目にダジャレみたいなことを研究してます。
      「言いたい」ことがある人は「胃、痛い」、だけど「言えない」人は「言えん」から「胃炎」になるという理屈です。
      hokuさんも「言いたい」ことや、どこかしこでも「言えん」ことがあったら、ゴミ箱を使って下さいね。ではまた~

  4. 川原先生、こんにちは。
    十中八九N.Gな気がしますけど、公開・非公開はお任せします。

    今日はデートに誘われていたのですが、断りました。
    理由はお相手がわたしを甘えさせてくれなかったからです。

    さっき、話せない?って連絡来たから話しましたけど、
    「…なんだかすごく距離を感じる」
    と言われてましたけど、知らんがな笑

    甘えさせてもくれない男性には1ミリもときめかないから、仕方ないじゃん。

    よく悪女だと友人から言われますが、そうかしら…
    正直なだけだと思ってるんですけど笑

    1. 佐保さん、こんにちは。

      今日デートを断ったのは正解です。なぜならさっき暦をみたら「赤口」でしたから(笑)
      「甘える」は英語だと「スィート」で恋人同士の関係を、日本語だと子供に飴玉をあげる「味覚」の甘さ、と心をゆだねられる「心理的な」甘えの二重の意味があって大切ですね。

      僕の好きな言葉に「悪女の深情け」という言葉がありますが、「悪女」って中島みゆきのヒット以来、悪いイメージがないですね。
      悪女上等!だけど、月夜はご用心!

    1. 佐保さん、こんばんは。

      あなたの良いところは、弱きを助け強きをくじく反骨精神とロックスピリッツ、そして声です。

  5. 川原先生、本当にありがとうございます。
    心から、とても嬉しいです。
    また、先程はお薬のアドバイスもありがとうございます。

    また来週、診察に伺えれば、嬉しいです。
    今日、総合内科でお薬を強めにしていただきました。
    川原先生や弓子先生とご相談の上、早くて今月下旬から働ければ大変嬉しいです。

    明日は激しい雨が降るそうです、どうぞご自愛くださいね。

    1. 佐保さん、こんにちは。

      その後、大丈夫かしら?
      診察などのこと、OK牧場です。
      しかし、嫌な雨ですね。僕が魔法使いなら、雨音をショパンの調べに変えるのに。ではまた~

  6. 恋愛したことないのにラブソングにグッとくるのは何でなんでしょうね
    しょせん、バーチャルリアリティーなんでしょうか、人生は
    公開でお願いします 「後悔」するんだろうか
    お酒で失敗してばっかり

    BGM 「猫」 DISH//

    1. アバルト595さん、こんにちは。

      何かのドラマでみたのですが馬小屋で生まれた仔馬が羊水まみれになりながらすぐ立ちあがるシーンで、
      人間の発達段階では「一人立ち」には約1年かかります(ハイハイ8か月、個人差あり)。
      これは子育てが大変ですね。あと1年、お腹の中にいれば、産後の子育てもずっと楽なのでは?と思います。
      こういうことを真面目に考えてる人もいて、「人間は生理的未熟児で、本能が壊れてる」というのです。
      何を持って本能と定義するのは難しいですが、ま、他の動物は生まれて食べて子孫を残して寿命が来たら死にます。
      「種の保存」を第一義に、「生きる意味」などで悩みません(多分)。だから多くの動物は自殺もしません(おそらく)。
      ところが人間は本能が壊れてるから、「種の保存」など個人の価値観の一つに過ぎません。その証拠に「発情期」もありません。
      だから厄介なのは「生きる意味」が必要なのです。それを哲学と呼べば聞こえはいいですが、要は「このために生きてるんだ!」と妄信出来る「幻想」が必要で、それは一人よがりだと「病気」ですが、複数で共有すれば大義名分になります。これを共同幻想と言います。
      人間の大変さは生きるために「共同幻想」が必要でそれを死ぬまで信じ込む、もしくは他の物に鞍替えする必要があるのです。
      それは「学歴」「地位・名誉」「収入」「家族」「国家」「共産主義」「民主主義」「自由主義」「恋愛」「子育て」などです。
      この中で割と若い人に人気があって、暗い世相になると幅を利かせるのが、「愛」とか「恋」じゃないでしょうか。「不倫」や「禁じられた恋」も乙ですね。
      「恋愛」は「共同幻想」の中でも生々しくなくて「愛他的」に見えるからピュアでナルシスティックな人や年代には人気でしょう。
      その中でも本当に付き合っちゃうと現実が見えて「幻想」が崩れるから、「恋に恋するお年頃」が最も甘美じゃないかしら?
      だからバーチャルリアリティーなのにラブソングにグッとくるのは、「人間は生理的未熟児で本能が壊れてるから生きるために幻想を必要とするから」だと思います。

      お酒で失敗する人は多いですね。僕もその一人です。
      アバルト595さんが男なら、酔った勢いで女を口説いたりするのかもしれないし、アバルト595さんが女なら酔った勢いで押しの強い男に根負けして股を開いてしまったのかもしれませんね。
      だからと言って酒が悪い訳ではありません。本来、人間はそういう欲の強い生き物です。でもそれじゃ野蛮なので普段はよそ行きの格好をして生きてるのです。
      お酒はそういう無理を剝がすのです。つまりお酒の意味は、飲んで後悔・反省するためにあるのです。

  7. 川原先生、こんにちは。

    あー、苦し。
    頼む!沢山飲でるステロイドよ効いてくれ〜。今の処方で、呼吸苦よなんとか落ち着いてくれ。

    焦っちゃいけないと思えど、あせる気持ちもあって、分かっちゃいるけどやめられない。みたいな感じで。

    でも、待てば海路の日和あり。
    止まない雨はないし、雨の後には虹が出る。ですね。

    ここから、非公開。

    1. いずみさん、こんばんは。

      本当に体調ヤバそうですね。それにこのご時世、喘息などでも咳しづらいから、周囲に気を使い余計、治るものも治りにくくて困りますね。
      焦らずにやるしかないです。
      虹は7色、7月の7はラッキーセブン、などと気が早く来月の文化部通信の草案も考えたりしていた今日は雨ですね。
      いずみさんの笑顔は7月の花・ひまわりみたいです。
      阪神淡路大震災で被災者にもなった神戸大学の教授の中井先生が、「災害のあとの瓦礫に似合うのは黄色い花で、その年にはひまわりがよく売れた」そうです。
      痛みや苦しみを知ってる笑顔こそ本物で、人の心を癒せるのでしょうね。

      ところでコロナ禍で新しいAVは作られてるのでしょうか?「全裸監督2」は決まったそうですね。ではまた~

  8. 川原先生、お気遣い、ありがとうございます。

    問題が無ければ、公開でよろしくお願い致します。

    メンタルをやられていたら、年下の友人に
    「姉さん、人間はちゃんとごはん食べて、ぐっすり寝て、風呂でリラックスすれば回復しますから!」
    と言われて、その通りにしてみたのと、
    川原先生にSOSを求めて、助けていただいたら、大丈夫になりました。

    あと、コロナの給付金、今月もマキシマムで振り込まれていました。

    政府から借りているお金ですが、無利子ですし、今、お困りの方は最寄りの社会福祉協議会にお電話してみてください。

    3ヶ月しか給付されなくて(わたしの場合は5月から7月まで)その間に仕事探しガンバレということなので、
    心身ともに整えて、なるべく早めに働きたいと思います。

    1. 佐保さん、こんばんは。

      みんなに役立つ情報をありがとうございます!
      今日の雨は調子が悪い人が多く、キャンセルも多く珍しくもう終わりそうです。
      僕も明日に備え、今日は早く帰って、ラジオビバリー昼ズを聴いて、早く寝ることにします。
      お風呂は朝入る派です。

    1. あざらしさん、こんばんは。

      自殺はいけません。
      この世に命をかけてまで働く価値のある仕事などなく、お金だってある方がいい、くらいのもです。
      コロナはウイルス疾患で伝染病ですが、僕は最近この病気には精神症状もあって、「人を思いやれない」「共感力がおちる」「意地悪になる」などの症状があり、それがうつる気がしてなりません。早くワクチン、うてるといいですね。
      今度また呼んで話しましょうか?外側から話すと伝わることは多いですよ。仕事柄、わかるでしょ?ではまたね~

        1. あざらしさん、こんにちは。

          ありゃりゃ、大変だ。二等辺三角形の面積みたい。大変かける高さ÷2。なんて冗談言ってる場合じゃないですね。
          入院しちゃおうか?

          僕は家族運が薄いせいか、家族には失礼ですが誰と同居していても、一人暮らしで寂しくても所詮、人間はひとりだと思います。
          死ぬ時は、みんな「孤独死」だし。仮に誰かが看取ってくれても、死ぬ瞬間は「孤独死」って意味です。
          全然、コメントになってませんね。すみません。
          自殺はしないで下さいね。
          自殺されると警察からの問い合わせが事件性がないか?って一日に何回も電話が来るのです。多分、整合性があるかをみるのでしょうね、何人もが繰り返し同じ質問をしてきて、こっちは気分がブルーになるし、診察はストップされるし、死にたくなるからです。ではまた~

          1. あざらしさん、こんばんは。

            RCサクセションの忌野清志郎は当時付き合ってた彼女と結婚しようと思って、相手の親に会ったら、「そんなどこの馬の骨か分からないような奴に娘はやれん」と言われて、それまでは自分のスタイルを貫くソウルミュージック(スローバラードが収録された「シングルマン」の発売直後)から「売れる音楽」に方向転換することを決意しました。
            そしてチャボと一緒にキッスのメイクを真似してみたり、ローリングストーンズのライブパフォーマンスを取り入れてみたりして、皆さんの知ってる「RCサクセション」が出来上がり、80年代初頭に大ブームを起こす訳です。
            そして清志郎は目出度く彼女と結婚するのですが、清志郎は結婚後も奥さんのことを旧姓の石井さん、と呼んでました。「石井さん」という歌もあるほどです。
            清志郎は家族運の薄い人で実の母が死んでたことを人気絶頂期でも知らされておらず、母親だと思ってた育ての母もRCの絶頂期には「植物人間」で息子の活躍を知りません。
            そんな清志郎は自分の奥さんや子供をとても大切にしてましたが、彼一流の照れなのでしょう、奥さんのことはずっと「石井さん」って呼んでました。
            僕はとてもいい話だと思ってこれを真似して自分の奥さんを今でも旧姓で呼んでいます。
            家族は他人というお話でした。ではまた~

  9. 川原先生、こんばんは。

    ワタシが何かをする、と決めるのは、ほぼ躁転と気付きました。だから今は何もしない、という選択肢をとります。それが鬱にとどまるということなのだと思います。だけどもこれを家族に理解されるのは、多分無理だと思うのです。何かしらに目標なり目的地なりがあって、そこに向かって頑張る姿を見て家族は安心すると思うから。
    何もしてない=ダメ人間と判断されるかもしれないけど、それくらいの居心地の悪さは、躁転して行動しまくるより何倍もラクに感じます。多分、こういう事をゆっくり直接先生に伝えるべきで、コメントばかり使ってしまうのはどうかと思うのだけど、カウンセリングが終わると脳みそがちょっとおかしくなって、話せず、落ち着いて伝えたい事はどうしてもここを頼りにしてしまいます。ワタシを躁転させるのは、エレベーターのボタンを押すより簡単だから、先生が医者の立場から、診察で滅多にワタシを褒めないのはわかっています。だからこの間褒めて貰った事を何度も反芻して、カウンセリングの録音も何度も聞き直して、自分が今どういう状態なのかを落ち着いて考える様にしていました。
    何もしない状態を続けて、カウンセリングの、あの独特の空気感を大切にして第二の人格形成することが、今のワタシに一番大切なことなのだと思います。
    などと作文みたくなってしまいましたが、家族とうまくやりつつも、アイデンティティの確立をする為には、仲の良い家族こそ、それが邪魔をするのかな、と思います。ひとりでいても生きていける心を持つ為に、(診察のたびに素直じゃないなあと思うかもしれないけど)味方でいてください。

    1. タモさんが好きさん、こんにちは。

      量子力学とか理論物理では、電子が原子核のまわりにじっととどまっていることって、ものすごい「位置エネルギー」がかかるって習いました。
      イオン化して飛んでっちゃった方がラクチンなのですよ。
      これは東洋思想にも似てて、無為、って何もしないことではなく、そこにとどまっている、という評価をされていて、ニューサイエンスのジャンルでは老荘思想と量子力学の共通点を語る人も多いです。どうですか?何言ってるかわからないですか?要は、タオ、ですね。(もっとわからない)

      僕はこないだ一人で飲んでて日本酒を一升瓶飲み切ってまったく記憶がなくなりました。
      こんなご時世で、心寂しくなったのでしょうね、知り合いの若い女子にLINEして、「眠いから添い寝して下さい」と送信してしまいました。
      履歴をみると彼女は誠実に「添い寝は出来ません。プラネタリウムに行くならいいですよ」と返信してくれていました。
      翌日、そのやりとりをみて、バツが悪くなった僕は、照れ隠しにしらばっくれて、「峠の釜めし、とエヴァがコラボするよ」って記事を送ったら、彼女は何事もなかったように、「買えそうもないですね」と返信をくれました。関係が変にならなくて良かったです。
      何を言いたいかというと、たとえどんなに酔っていて意識が飛んでても、安心な人をちゃんと選別してメールを送っている僕の無意識って優秀だな、ってことです。
      ホイホイ、ついて来られたら大騒ぎですからね(笑)

  10. こんにちは。
    昨年10月から続いてきた片づけも、佳境に入ろうとしています。へたしたら、1年がかりになるかもで、何とかそれを抑えようとしています。今日は、美容院でした。なかなか起きられない私に、店員さんが気を使ってくれて、カットと部分的なストパーを2日に分けて、やってくれました。感謝。
    片づけと後処理終わったら、旅行に行こうと考えています。まだどこかはわかりません。
    もうすぐ夏ですね。ドクターペッパーと、冷やしたノンアルコールのビールのうまい季節。ノンアルコールは、アサヒ・スーパードライのゼロがいいですよ。冷や酒も久しく飲んでないなあ。

    1. papaさん、こんにちは。

      初夏と言えば、「青菜」という落語を思い出します。「くろうほうがん、弁慶にしておけ」です。
      そこに登場する植木屋さんはご隠居さんに「直し」という酒と「鯉の洗い」をご馳走になる訳です。
      僕はその組み合わせが好きで、この季節だと「鯉」を食べたくなるのですが、なかなか近くで「鯉」を食べさせる店がなくて困っています。
      どこか知ってたら教えて下さい。
      ちなみに立川志らくの「青菜」では、鯉の洗い、をご隠居さんが、植木屋さんに勧める時に「その酢味噌をつけてお上がりなさい」「はい、スミソ、都へ行く、なんてダジャレはお好き?」というマニアックなギャグが入るのが好きです。ではまた~

    1. melonさん、こんにちは。

      うつ病がなまけ病、と思われてた時代があり、精神科医の役目は啓蒙にあり、「うつ病は怠け者はなりません。頑張れと言ってはいけません。いい加減に生きましょう」というのが仕事でした。
      こういうことを真面目な人が言うと説得力を欠くから、僕はいい加減なので、こういうこを言う仕事は僕の天職だと思い、精神科医としてのプライドを持って働いて来ました。
      それが近頃は世の中がおかしくなり、精神科医の仕事は社会や学校に適応をするためのアドバイスに主眼が置かれるようになってきました。
      昔、昭和の爆笑王・林家三平さん(根は真面目ですが、バカバカしいことばかり言う人)を評して、「三平さんが、皆さん真面目に生きましょう、なんて言う時代が来たら末世だ」と談志が言ってましたが、今の世の中そんな感じになって来ました。
      だから僕は好きでなった精神科ですが、近頃は「俺はこの仕事は向いてないんじゃないか?」と悩むようになりました。ここ10年くらいです。
      仕事選びは大変ですね。好きなことを仕事にするか?金儲けの手段にして趣味の資金にするか?という中二病的な問題にいまだに答えが出ませんよ。

      ところで話は変わりますが、人間には自然治癒力があります。治療の基本はこの自然治癒力を最大限に活用することです。
      元気な時は別ですが、弱ってる時には大抵色んな能力が低下します。そうすると代償的に直感力がアップします。
      普段ならやってみないと分からないことが、事前に予知能力のように分かるのです。それは理屈ではなくなんとなく、「嫌だな」「良さそう」とピンと来るのです。
      これは過去の累積したデータを基にした統計学とは異なり、身を守るために備わっている動物的勘が起動します。
      それを知るコツは「したいかどうか」で決めることです。頭で考えて「すべきかどうか」で判断しないことです。
      そしてその結果は自分にとって「気持ちよかった」「良くなかった」の快・不快で返ってくるからそこを味わうと、自然治癒力を有効利用出来る生活が送れると思います。
      ではまた~

  11. 川原先生、こんばんは。
    問題が無ければ公開でよろしくお願い致します。

    なんだか皆さん大変そうだなあ、大丈夫かしら?

    と思い、ちょっと役に立つコメントをしたくなりました。

    ちなみにわたしはおかげさまで何とか大丈夫です。

    抑うつには今の季節だとペパーミントのアロマオイルがオススメです。

    アロマオイルを買う時はAEAJ認定のものだと安心です。

    後はラベンダー、オレンジスイートあたりかしら。

    禁忌事項はググれば出てきます。

    使う時はアロマランプが1番楽です。

    ご参考になれば幸いです。

    川原先生、1週間お疲れ様です。

    川原先生にとって精神科医が天職かどうかは川原先生ご自身にしかしか分からないかもしれませんが、
    少なくとも、患者のわたしは川原先生が主治医で良かったなあと心から思います。

    お休みの日は美味しいお酒やご趣味を楽しまれたり、ゆっくりなさって下さいね〜。

    1. 佐保さん、こんばんは。

      みんなに役立つアロマ豆知識ありがとうございました。
      それで思い出したのですが、筒井康隆原作&原田知世の映画デビュー作「時をかける少女」に登場する「未来人」は「深町家」に潜入します。
      それは深町家にラベンダーのビニールハウスがあったことと、深町老夫婦が亡くなった孫の死を受け止められきれず、毎年毎年、亡くなった後も、深町少年の服を買い続けてたからです。
      未来人が未来にタイムトラベルするために必要な薬物はラベンダーから採取出来るのです。

      僕は清志郎の死を認めない派だから、ひょっとすると未来人に狙われる可能性もありますが、別に未来人って何も悪い事仕掛けて来ないし、涼宮ハルヒの憂鬱、に出てくる未来人・朝比奈みくる、みたいな美少女ならむしろ大歓迎です。
      佐保さんが言ってくれたように今日は帰ったらお酒をいっぱい飲んで、泥のように寝ます。ではまたね~

    1. E.Sさん、こんにちは。

      うつ病じゃないですか?
      ドイツのテレンバッハという人が「メランコリー親和型」という、うつ病になりやすい性格傾向を提唱しています。
      それはよく言われてる奴で、元ネタはテレンバッハ先生でしょう。「まじめ」「几帳面」「他人のためにつくす」「仕事熱心」「規則を守る」などです。
      だからこの性格と逆のことをするとか、休息が大事ですが、そう口でいうほど簡単じゃないですね。
      仮に抗うつ薬を使っても、効果が出るのに1か月以上はかかります。
      「全てが一発で解決する魔法」~ないこともないです。
      それは、E.Sです。電気ショックの略です。別名・電気けいれん療法(ECT)とも言います。
      どうして効くのかは機序が不明だと思います。脳に経皮的に左右から100ボルトの電圧を5秒間通電して、けいれんを引き起こさせます。
      見た目が残酷なのと、骨折や、静脈麻酔時の呼吸停止などの事故があるから、今では「適応を絞り」実施する時は、オペ室で、麻酔科の管理下の元、「全身麻酔下ECT」として「手術扱い」です。
      僕が大学病院にいる頃にやりましたが、僕はその日のオペ室の執刀医の欄に名前が載り、術式はECT、手術予定時間は5秒、と書いてありました。
      手術時間って純粋に手術にかかった時間のことで前処置やリカバリーの時間は入れないんですね。
      ES(ECT)は他の治療をしても無効だったものにしか使えないから、いきなりは出来ないから残念ですね。
      僕が研修医の頃は、バリバリの社長さんとかが「センセー、すっきりしないんだよ。ひとつ、よろしく」なんて言って来て、先輩の先生が外来でやってるのを手伝ってました。
      でも今の時代ではコンプライアンス的に、NGでしょうね。「リスクは自己責任」とお願いしても、「レバ刺し」くれないから。
      ではまた~

    1. Mさん、お誕生日おめでとうございます!

      6月生まれの人は、ハッピバースデーィ・梅雨~、ですね。
      人生は損得勘定、多少の譲歩も必要です。
      気持ちは気持ちとして、表面上はニコニコして(その方が平和だし)、不満や愚痴は、ここにぶち込んで来て下さい!そのためのコーナーですからね。

  12. 午前3時過ぎから、午後4時、5時半まで寝る時と、午前中に起きる時があります。今日は午前中でした。どうしてなんでしょう? どんな見解がありますか?

    1. papaさん、こんにちは。

      睡眠には色んな変数が関与するから、「天気」「気圧」「飲酒」「カフェイン」「疲れ」「ストレス」「その日の出来事」などなど、あまり1日単位でみるのもいかがでしょう?
      あと、「怠惰」「なまけ癖」「現実逃避」「ストライキ」など無意識的な主張もあるかもしれません。
      睡眠の専門の先生に聞いたら、「睡眠は48時間サイクル」で見た方がいいそうですよ。
      どうしても気になるなら「睡眠外来」を受診してもいいかも。案外、「睡眠時無呼吸」なんてオチだったりすることもよくあります。シーパップという機械をつけたら抜群によく眠れたなんて人もいます。

      1. こんにちは。
        結局、自分の問題は、眠れないことではなく、いくぶんの不規則にあると気づきました。午前3時から4時に眠りが来る。それで、夕方ぐらいに目が覚める。眠れているけども、時間がずれているわけで。
        利点もあって、体重が減ってきてるんです。
        あした行きますが、どうなることか・・・・・。

        1. papaさん、こんばんは。

          睡眠のリズム障害ってありますね。心理学的には、大衆と生活圏を分けるという利点があります。多くの場合、大衆はバカですから、バカと一緒にして欲しくないという心境の時には好都合です。
          僕はゴールデンウイークや夏休みやクリスマスに発動される心理です。
          ちなみに次回予約は入ってないみたいですよ。勿論、診察は当日でも受け入れられますから受付に電話して下さいね。

    1. E.Sさん、こんばんは。

      このブログってよく言われるのですが、コメントを下さる皆さんは「これで気付くだろう」と思うようですが、皆さんの想像以上に正体が誰だか?なのです。今回はヒントから探り当てられました。(笑)
      またいつでも親戚の家だと思って来て下さい。ではまたー

    1. melonさん、OHA!

      あなたは優しいですね。
      体調はもう大丈夫ですか?
      マザーテレサさんでも「まず自分を第1に考える」と仰っていたから、それなのにこちらスタッフや他の患者さんのことを心配してくれるなんて、melonさんはなんて尊いのでしょう。
      しかし、今年のビールスは、コロナと言い胃腸炎と言い元気ですね。あいつら「夏」は弱いとと思っていたのに。もう根競べですね。ではまた~

  13. 川原先生、おはようございます。

    今日は病院の通院日でした。あまり良い日にはなりませんでした。

    だから、あえて楽しい話題を書きます。YouTubeでディベート大会の動画があります。2人が議論をしてどちらか勝つかを、弁論協会のメンバー3人がジャッジする企画ですが、ある人に論破王ひろゆきが見事に負けました。

    元巨匠、現借金芸人「岡野」さんです。
    面白いので、時間があったらYouTubeで『ひろゆき岡野』で探してみて下さい。1番うえにでてきます。

    非公開

    1. いずみさん、OHA!

      YouTubeみてみますね、教えてくれてありがとう。しかし、こんな世の中はお洒落して気分を上げるくらいじゃ追い付かなくなって来ませんか?勿論、最低限、それあってのことですか、プラスアルファが欲しいです。
      そこでプラスアルファのお話しをしましょう。
      「西洋医学」は万能ではないですね。若い頃の清志郎は医者にも見放された「肝障害」だったのですが、鍼灸に通って、1年後に病院に行ったら「あれ?治ってる」って医者にビックリされたそうです。あなたの仕事仲間を辿って行けば、「内臓に強い」鍼灸師に出会えるかも。
      スピリチュアル方面では、横浜中華街に普段はシャッターを開けてない「石屋」さんがあるそうです。そこの店主は「見える」らしく、その人にあったパワーストーンを選んでくれるそう。悪霊退散です。興味があったら知り合いの知り合いだから教えてあげれるかも。
      「真光」とか「スウキョウ真光」とか「世界救世教」などの「手かざし」を使う宗教団体も、西洋医学で治せない病気を治してるそうですね。元々はあれは野口整体を元にしてるから技術はちゃんとしているのではないでしょうか。信者じゃなくてみてくれるのかは要チェックですが。
      僕が心因性の失声症状になった時、「精神療法の師匠」が僕にしてくれたのは、三軒茶屋の「操体法」という民間療法の紹介でした。おかげで良くなったのですが、その先生、まだ生きてるか分からないです。三浦先生と言う人です。
      僕の実家は茅ヶ崎ですが、駅を挟んで海側が南口でこれはサザンや加山雄三で有名な方です。一方、北口はショッピングモールとか映画館があり栄えてますが、もう少し北に行くと寒川町があります。寒川神社のあるところです。
      地元では「寒川さん」と言われてますが、なんでもここは日本で唯一の「八方除け」の神社だそうです。「八方ふさがり」の人が行くと良いそうです。単にお札をもらって部屋に祀っておいてもいいですが、2-3000円出せば、個別にお祓いしてくれるかもしれませんね。
      自然科学が発展するまでは「医療」と「信仰」は「セット」で「救済」というくくりでした。だから原点回帰、逆の面にも目を向けたら?というアドヴァイスでした。非科学的だけどね。

      1. 川原先生、おはようございます。

        たくさんの情報ありがとうございます。役立つアドバイスでした。

        昨日からPMSも出ていて、元々体調不良だから、もうPMSなんて出ないんじゃないかと淡い期待をよせていましたが、、しっかりとやってきました。

        鍼灸の知り合いは確かに何人かいます。でも、もう、背中に針を刺すのはこりごりです笑。「見える人」が選んでくれるパワーストーン。良さそうですね。もう本当にダメになったら、教えて下さい。興味深いです。「手かざし」に行くのは宗教色が多くて怖いですが、「手をかざし」のようなもので、目に見えないパワーみたいなもので、治ることがあるのは信じています。「どうしても治したい」という、患者の強い“思い”が、治療者の手から出るエネルギーに反応するのでしょうか。

        「操体法」、先生受けた事があるんですね!その先生って、操体の先生たちが皆師事するあの三浦先生ですか。おなじ身体を動かすつながりで、操体の先生達にまじって勉強会をしたことがありますが、その時三浦先生の名前が出ていた気がします。
        操体というキーワードからヒントをもらって、ストレッチポールで身体の軸を整えて呼吸が深く出来るようにしてみました。確かに、西洋の薬より心地よい効果がある気がします。

        神社への神頼み。お札。もいいかもしれません。「西洋医学」を補完する何かを、お守り的に頼れるように何か探してみようかな。確か、シュタイナー医学(アントロポゾフィー医学って言うんでしたっけ?)も、西洋医学に神秘学とか自然科学とか芸術とかを補完する統合医療だった気がします。それに精通した医師を知っています。相談するかは迷うところですが。

        今のところは、スパイスカレーで、エネルギーを補完しています笑。

        1. いずみさん、こんにちは。

          そうそう、三浦先生は三浦寛先生ですよ。「橋本敬三先生に習った」って言ってました。町中のマンションの一室でやってて、わかりにくい場所ですが、時間に行くと、通りまで出て待っててくれる親切な治療者でした。
          このコメントで思い出したのですが、僕の家にはシュタイナー教育で使うグロッケンがありました。「ド」と「ファ」の音のない鉄琴なので、どんなに目茶苦茶に弾いても音が濁らないのでした。
          カレーと言えば、シソンヌの「汚し屋」を思い出しますね。真っ白い服を着て、思いっきりカレーを食べて、白い服にシミをつけたらストレス発散になりそうですね(笑)

    1. Mさん、こんにちは。

      これは難しいですね。
      一般的に親が子供に「期待」をするのは自然なことです。
      そしてそれは自分の人生の物差しでしか測れないから、「親の都合」になります。
      これは致し方ないです。
      ただ「巨人の星」みたいにあまりに親の期待が子供の負担になって人生さえも窮屈に束縛すると、今の世の中では「不適応」になりやすいです。
      でも何もしないのは、放置というかネグレクトになるから、本当に難しい。
      ましてや夫との価値観・生活の経験が違うと、困ってしまいますね。
      正解はないですが、どこかで子供自身が自己決定する時が来るから、そのことも想像して、「魔女の呪縛」みたいに子供を縛らないことが大事かもしれませんね。
      いや~、難しい問題だ。

  14. 先生の言っている哲学、ずっと気になっています。カウンセリングも、味方になるか?

    BGM:MC5「ボーダーライン」

    1. papaさん、こんにちは。

      私の哲学ですか?何のことだろう。今度、その件についてお話ししましょう。
      カウンセリングは患者さんの心の味方です。
      そして人生はどんなに大変な時でも、「心の味方がひとりいれば」なんとかなります。
      100人も味方はいらないのです。でも「ゼロ」では無理です。「いるかいないか」二進法です。
      ではまた~

  15. はじめて書きます。
    名前は本名書いた方がいいのかもよくからないのですが…
    公開非公開もよくわからずで。

    今、しんどくてしんどくて、何がどうしんどいのかこんなに自分で把握できないチューニングできないのが久しぶりすぎてつらくてつらくてどうしていいかわからなくて、なんとなくブログにたどり着いてコメント書いてみてます。
    軽躁ではないような鬱とも違うような、朝寝坊の達人な私が目覚ましなしで6時に起きちゃったり、頓服飲んでも何しても(過呼吸とかそういうことではなく)呼吸することすら今ここにいることすら苦しくて。(希死念慮とも違う感じです)
    あえて今の気分に名前をつけるなら不安で胸が?頭が?ざわざわする、で頓服飲んでもだめで

    はじめてコメント書くときは川原クリニックの受付のお姉さんたちがそれぞれ皆さんいかに綺麗でチャーミングかお姉さんとちょこっと話すだけで癒されてることを力説する時にと決めてたのになんだか悔しいです(笑)

    1. みさん、OHA!

      この状態は「アカシジア」に1番近いのでは?
      通常、「急性アカシジア」といい、ドパミンを抑える作用の薬の飲み初めに出ます。
      その時は、「抗パ剤」が著効します。ビペリデン(アキネトン、タスモリンなど)です。
      一方、「遅発性アカシジア」と言ってちょっと遅れて出てくるタイプもあります。
      症状は同じですが、夕方とか疲れてからひどくなることが多いです。
      これはクロナゼパム(リボトリール)が効きます。
      もし手元にあったら、ビペリデンとリボトリールを一緒に服用しても構いません。
      根本の薬(メジャー系・ラツーダとかロナセンとかエビリファイとかレキサルティとか)を減量してみるのも手です。
      多分、相当、疲れてるのだと思います。ちょっと手を抜けるといいですね。

      あと、念のため、「鉄欠乏性貧血」でも似たようなことが起こるそうですから、大丈夫かとは思いますが、念のため。

      PS.今度は受付の子たち、を褒めてあげて下さい。そろそろ、7月には、受付初の「文化部通信7月号」が出るはずです。ではまた~

  16. ペナルティ作らないといけないなと思っています。充分寝ているのに、時間が狂って・・・・。ペナルティとはあした行くこと。
    今日は、午後の1時に起きました。行くつもりだったんです。体調すこぶる悪く、休みました。
    世の中には、いい人だって沢山います。なのに人間恐怖の気がある私。デービゴ呑んでいる時のほうが良かったかな。
    まあ、あした行きますよ。

    1. papaさん、こんばんは。

      了解です。デエビゴですね、検討しましょう。デエビゴ、って字面が、アマビエ、に似てませんか?疫病退散、出来るといいですね。
      昨日、書類を書きにクリニックに来てて、帰りに鰻屋に寄ったら、「やっとお酒飲めますね」と笑顔で言われ、何も言わないのに、「いつものですね」と日本酒とミネラルウォーターが運ばれてきて、笑いました。
      ではまた明日~

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