うなぎ

よく色んな飲食店の店主やマスターやオーナーと話をするのだが、共感し合うのは、
「いつ混むのか、まったく予想出来ない」「分散して来てくれればいいのに」ってことだ。
うちは飲食店ではないが、そういう発想は、うちのクリニックも同じ。
もっと予約制を徹底させれば違うのだろうか。

後輩が開業している日を5日から2日に減らして、完全予約制にしたらキャンセルがなくなったと笑っていた。
そういうことをすればいいのかもしれない。

しかし、今日は行きたくない、突然今日行きたい、ということもあるのが、僕らの診療科の特徴だと思うし、
大学病院や医療センターと違って町のクリニックの役割ってそういうことだと思ってる。
いつでも開いてる安心感が生命線だ。

僕の行きつけの寿司屋はAM11時開店だが、AM9時から暖簾がおりてる。
それを店主に聞いたら、おかみさんが勝手に出してしまうのだという。
「もうやってるよ」という安心感を出してるらしい。
うちのクリニックが昼休みも閉じないで通しで開けておくのと同じ理由だ。
その店は店主が27才の時にオープンして、今年店主は77才、50年開業してることになるそうだ。
50年間休みなく、毎日営業、朝11時から夜10時までぶっ通しで、昼休みも作らないでやってきた。

僕は人が多い店は嫌いで混んでる店が嫌いだから、休みの日にこの店の昼過ぎに行くと、丁度ランチが終り、
ディナーの前の静かな時間帯は僕の’貸切’になるからゆっくり酒を呑み、つまみを食べ、本を読み、時に店主と会話して、
3時間くらい店にいて、そろそろ店が混んでくると、おいとました。

その店も今年いっぱいで営業形態を変えるらしい。
定休日をもうけ、昼休みを作り、その間は店を閉じてしまうらしい。店主は少し淋しそうに、「普通の店にします」と言った。
そうなると、もう僕の行く憩いの店ではなくなってしまうな。
せいぜい、今年いっぱい通いつめ、来年からのことは来年考えようと思う。

話を戻すが、よく色んな店の人が、いつ混むのかわからない、というが、逆に、この日はカレーを食べたい、とか、
ハンバーグを食べたいとか、うなぎを食べたいというお天気にもよく似た生理のようなものが人間にはあるのかもしれない。

僕がある日訪れた、うなぎ屋、は7名の団体と2グループ入っていて、僕が入ったらほぼ満席になった。
きっと、うなぎを食べたくなる陽気だったのかもしれない。

7名の団体は小さな会社のようで、おじいさんの会長が若い女の子から50才過ぎの男たちまでを引き連れて、
うなぎを振る舞い、コミュニケーションをとる会合のようだった。
数日前、杉山さんの歓迎会を自由が丘の中華料理屋でスタッフ全員でやったばかりだったが、およそ景色が違った。
僕らの会はシーンとしていて、皆、出方をうかがって、会が終ると開放される…みたいな緊張感に支配されていた。
ところが、うなぎ屋は和気あいあいとして、若い女の子たちも遠慮せず、よく呑んで焼酎のボトルもお代わりされて、
ベラベラしゃべってケラケラ笑って、50才くらいのオヤジギャグが店内に響いて、それを若い子がツッコンで笑いに換え、
会長さんは機嫌良くなって「来年はハワイへ社員旅行だ」と言って、歓声があがって、盛り上がって、
「次はカラオケに行こう!」とノリノリだった。
僕は数日前のクリニックの会と大違いだと思って、自分のリーダーシップのなさ、というか器の狭さを痛感していた。

ところが、その会長が、「じゃ、お開き。解散!」と宣言すると、会長を残して6人がサッサと店を出て次の店に消えた。
会長はヨボヨボのじじいだ。
咳をして、女将さんにお水をもらったり、残ったうな重を「明日の朝ごはんにする」とパックしてもらったりしていた。
そうして会計をして領収書をもらってる姿は寂しそうで、僕は小声で、「ハワイになんか連れてくな」ってつぶやいた。

数日前の会はお開きでもダダをこねて中々帰らない僕がやっと店を出た時、皆、店の前で待ってて、
駅までは皆で話しながら歩いて帰った。
振り返ると、うなぎ、より、全然いい会だと思いました。

BGM.ザ・ランチャーズ「真冬の帰り道」


10月最期の頁(ページ)~2018

31/Ⅹ.(水)2018 くもり 前々回の記事をみて「何か私に出来ることがあれば」と言ってくれる患者さん多数。感謝。

母が生きてる頃、大きな病院に肝炎で入院してて、退院する時、お世話になった病棟の看護婦さんたちにお礼の品物を、
買いに行くのを付き合った。
横浜元町の近沢レースという店でタオル生地にレースの刺繍が施されたものを人数分と、皆で食べる洋菓子と、
医者には現金を包んでた。
そういう時代だった。

しかし、時は流れ、ある日から「患者さん」を「患者様」と呼ぶようになり、その頃からだろうか、
「患者様からのお届け物は一切ご遠慮いたします」という貼り紙がナースステーションに貼られるようになった。

いつも言うが、この世は振り子の単振動で、極端から極端に振れる。
陰きわまれば陽にいたり、陽きわまれば陰にいたる、陰陽論。デカルト的二元論だ。
今の古い体質(スポーツ界や医学部や役所のハラスメントなど)が次々と事例化してるのは、
何も今になってそれが増えてるのではなく、今まで大目にみられ過ぎていたからの反動で、その証拠に、
やり玉にあげられた当人は「罪の意識」に欠ける。
本音を言えば、「今まで良かったじゃん」とか「皆だって、そうじゃん」みたいな感じなんだろう。

そこでプレゼントである。
今、冒頭の母のようにプレゼントを病院に持って行ったら、100%断られる。もし、もらったら上から怒られる。
こんな話がある。
病院に長期に入院してて、なんとか修学旅行に行けた中学生が病棟でお世話になった看護婦さんに「赤福」をお土産に
買ってきたら、バカナースはマニュアル通り、「そういうものはお受取出来ません」と断った。
その子はしょんぼりしてた。自分のお小遣いでやりくりして買って来たのだろうに。
僕はみるにみかねて、「それは俺がもらう」と赤福をひきとって、「後で皆で食べるから」とその子に言ったら嬉しそうに笑った。
僕は杓子定規は嫌いだ。

だから、ワイロはよくないが患者さんの気持ちは有り難くもらうようにしていた。
しかし、ここにも陰陽論が当てはまり、もらい過ぎると、弊害も出る。
何しろ時代が時代でそういうのに厳しいし、「指導」もある。
だから皆さん、すみません。
これからお歳暮やクリスマスのシーズンですが、贈り物は気持ちだけにして、品物はご遠慮下さい。

全然話は変わるが、昨日、仕事を終え、大岡山北口商店街入口の、新源、によって、つけ麺を食べてたら、
「ちわーっす」と声をかけられ、誰かと思ったら、東工大の方にある、やきとん屋「三鶴(みつる)、の若旦那。
新源のおやじは、「あれ?知り合い?」と言い、あらためて僕の髪をみて、「お店、やってるの?」と言ったら、
三鶴が、「お医者さんだよ」って言ってその場にいた一同、ビックリ。

ラーメン屋の帰り道、暗い曲がり角に、新米のおまわりさんが立っていた。きっと、ねずみ取りでもしてるのだろう。
こんな車も通らない道で。僕は「大変だなぁ」と思って軽く会釈して通り過ぎた。
急に肌寒くなったから、立ち止まって、リュックから、豹柄のカーディガンを出して羽織って歩いて行くと、
ふいに背後から自転車の気配がして、何かと思ったら、さっきのポリ公だ。
奴が言うには、
「さっき目があったら目を伏せましたよね。身分証明書、見せてもらえますか?」とぬかしやがった。
俺は頭に来て、
「ふざけんな!暇そうにしてたから、(ご苦労様)って挨拶してやったんじゃねぇか。
大体、大岡山界隈でこんな髪色してる人間を知らねぇのか!さては、てめぇ、もぐりだな。
交番に戻って上役に聞いて来い!」と言ってやった。

最近の僕はちょっと余裕がない。
今朝になって、ちょっと言い過ぎたかな、と反省してる。

BGM. 忌野清志郎「赤い原付」


先生は招き猫

9/Ⅸ.(日)2018 奥沢大蛇祭り、公認心理師第1回国家試験日

祭りの時はダメですよ。親父が言う。
通行止めだし、飲酒運転つかまるし。祭りじゃなくてもダメでしょ、と僕が言う。
うちは地域密着じゃないから、だから今日はガラガラ。自由に店ぇ、使って下さい。

ちきしょうめ、誰も来ねぇな。親父が言う。
早く店しめちゃうから、あと30分でいいですか?OK牧場、と僕が言う。

すると、あとからゾロゾロ客が入ってきて、あっと言う間に店がいっぱいになって。
親父はニコニコしながらバツが悪そうに、どうぞゆっくりしてらっしゃて下さい。
おかみは、ホントにいつもいつもセンセーが来ると何故かお店が混みます。
これはサービスです、とモロキュウをくれた。

僕はキュウリ嫌いなんだけど。

自慢の自家製ミソ、ってお品書きに書いてある。
ミソでウーロン杯2杯呑む。

BGM. サディスティック・ミカ・バンド「どんたく」


大岡山ドラマ・パラダイス①~ロケだ!聖地だ!青信号

17/Ⅶ.(火)2018 猛暑 マサ斎藤、死ぬ。75才。

TBSではじまった綾瀬はるかの「義母と娘のブルース」は大岡山を舞台にしてて、
カワクリの真ん前の、いつも夏祭りになるとやぐらが組まれるあたりの運送屋が、ドラマでは不動産屋になっている。

 

ある日、僕と、うかいさんと、心理の原さんでお昼に行って、帰り道、日傘をさして待機している、
綾瀬はるか&竹野内豊の真横をすれちがったが、うかいさんはてんで気付かず、まるで鈍感で、
そのクセ、正面からお花を買いに歩いて来た大平さんにはいち早く気付いたものだから、
僕は持ってたサイフを前方に向って宙に投げ、大平さんの手前でランニングキャッチして、大平さんをびっくりさせた。

下が、ドラマの綾瀬はるか。テレビ画面より。バックに、大岡山北口商店街の番地が映る。

 

収録日には、ナースの塚田さんも、撮影中の綾瀬&竹野内と出くわしたらしいが、塚田さんは芸能人に興味がないので、
有り難くもなんともなかったようだ。
1回目の放送は、やはりお義理で録画してみた。
先にみた、うかいさんが、「さり気なく、カワクリのロゴが映ってる場面がたびたび有りましたよ」と教えてくれたから、
知り合いがエキストラで出てるプログラムを、本筋と関係なく、背景ばかり凝視してるのと同じで、そんな見方をしてみた。

左端の「くすり」の上当りに、黄緑色の「K」の文字。

画面中央の、上窓ガラスに、黄緑色の「K」の文字。

火曜日に放送です。皆さんも良かったら、「K」のロゴを探して下さい。

テレビと実際のロケ地を写真で比較してみました。
エイブルのあたりから、ドラマ(不動産屋)。

普段の、運送屋さん。

クリニックから北口商店街を駅と逆に進むと、閉店中のカギ屋さんがあって、そこがロケ用にパン屋さんに様変わり。

ドラマ内で、綾瀬はるかとベーカリー。

エンドロールにも登場。

ドラマのタイトル「義母と娘のブルース」を、僕は当初、「娘(むすめ)」を「狼(おおかみ)」と読み間違えていて、
「義母とオオカミのブルース」だと勘違いしていました。
受付にそう言ったら、「かっこいい間違いですね!」とホメられました。

「狼」と「娘」で思い出すのは、今年でデビュー40周年の石野真子だ。
昨日、中野ブロードウェイの4階のギャラリーで、マコちゃんの描いた絵の個展をみてきた。

そのスミッコに駕籠真太郎が描いた、石野真子の頭がパカっと割れて、そこからオオカミたちが飛び出してるパステルカラーの
キャンバス画が6万円で売り出され抽選で買えるというから申し込んできた。当たるといいな。

BGM.吉田拓郎「狼のブルース」


トランポリン

7/8(日)サーカスを観に行った。
お台場は、心理的に遠いだけで、時間的には断然近い。

僕を魅了したのは、丸い装置の中に隠れてる赤い服の小人。
はじめ、子供かと思った。
ラストに撮影して良いタイムがあるので、狙って撮った。

一つのズボンを二人で履く、シャム双生児を思わせる男も後半では上半身裸になって、アクロバティックな空中パフォーマンスをみせて、
ブリティッシュ・ブルドックスを彷彿とさせた。
うちの受付スタッフのため、上半身裸男の写真も撮っておいた。

サーカスの後半にみたトランポリンはすごかった。
見てるうちに判ったのだが、あれは大人数でやる団体プレーで、一人を高く飛ばせたいなら、
他の人達が同時にトランポリンの端っこを勢い良く跳んでバネを効かせ、
止まらせたい時は近くに集まって寄って反動を抑止するステップをふむ。
そう言えば、うちに開封してないトランポリンがある。
5分で1km走ったのと同じダイエット効果がある、との謳い文句に乗せられて購入したが、
買ったら満足しちゃったのと、冷静に考えたら天井に頭をぶつけちゃうんじゃないかと思って、開けてない。
「買う前に、そう思わないんですか?」と受付に言われた。
でも、今回のシルクドソレイユ「キュリオス」で僕のショーマンシップに火が付いた。

先月、恒例の精神科開業医仲間の集まりがあった。
不倫と、商談と、子供の進路の話が中心のちっとも面白くない会なのだが、今のブームは体幹トレーニングだ。
皆、年をとってきてるのと、そうは言っても医者だから健康志向ということもあって、
体幹トレーニングの個人レッスンを受けてる人が半数で、残りも感化され、
「これからやろう!皆でやろう!だから、川原もやろう!」という話になった。
呑みの席なので、あまり頑なに拒絶するのも場がシラけるから、<グッド・アイデアだね!>と親指を立てておいた。

しかし、そんなものやるもんか。
総合格闘技の五味隆典が、UFCにいた時、
「UFCはもうUFCという競技になっていて、戦術が決まっていて、面白くない。
自分はあえてそれに逆らって自分のやり方でやってスカ勝ちしたい」とインタビューに答えてて、
まぁ、結果はダメだったけれど、そういう心意気というものにすごく共感したものだ。

だから僕も、効率よいダイエットが体幹トレーニング個人レッスンだと判っていても、そこは五味と一緒の了見で、
トランポリンで自主トレしよう!

今は何でも自己流よりコーチについて習った方が効率も良いし、間違いも少ないし、そういう環境も整っている。
精神療法の卒後トレーニングも充実していて、毎週何らかのワークショップがある。
精神療法の技法も多様化し、時代や病態に合わせて、色んなやり方が編み出され、その勉強会が雨後の竹の子、
のごとくだ。
そんなものに参加して勉強した気になるのを、体幹トレーニング個人レッスンや、UFCの戦術と同じように感じてしまうのだ。

五味が、グダグダ言わず、パンチとキックで倒す、と言ってたのを、我々の治療ストラテジーに置き換えると、
それは、支持・傾聴・共感、になるのだと思う。
これって、シンプルなようで奥深い。
流行のテクニックに浮気せず、大切なことに磨きをかけて行きたいと思う。

BGM. 忌野清志郎 「JUMP 」


大岡山グルメ・パラダイス①~おなかいっぱい赤信号

3/Ⅶ.(火)2018 暑い。歌丸死ぬ。早朝のベルギー戦、視聴率30・8%、占拠率驚異の87・8%。

九絵(クエ)も二度目なら、少しは上手に、定食の配分、考えたい。

九絵とは、「孤独のグルメ」という番組でも紹介されたことがある大岡山にある漁師料理の店だ。
クリニックに面する大岡山北口商店街はチェーン店が多いが、それと並行して走る北本商店街は名店揃いと評判だ。
その中の一つが、九絵。
九絵という幻の魚と、おやじさんが「エサじゃねぇんだ、食事を食わせてぇんだ」という意気込みの「食えー!」を
掛けてある店名だそうだ。
一見、ちょっとガラが悪く、引くが、根はいい人だ。

ランチの九絵定食は、分厚い刺身がタップリの野菜の上に盛られ、野菜はドレッシングをかけてサラダにして食べる。
その他に、煮魚、なめろう、卵焼きやキンピラ、あらの味噌汁、ごはんはおかわり自由で、2000円だが、
そのボリュームに驚かされる。
迂闊に行くと残してしまうが、二度目なら腹具合や食べる配分を考えて臨みたいものだ。
おやじさんが言うには、残す人もいるから、タッパーを持ってくれば、持って帰ってもいいよ、とのこと。結構、親切だ。

この店は素材にこだわっていて、とんかつ用の肉も良い肉を使っている。
おやじさんは、たまに、「とんかつにしなよ。アニキに、とんかつ、食べさせたいんだよ」と勝手にこちらのメニューを
決めてくる傾向もあるから、そこは注意して自分の食べたい物を頼みましょう。

ちなみに、冒頭のポエムは、今日のお昼にどこの店に行こうか考えた時に思い浮かんだもの。
受付のうかいさんと心理の原さんは、一回、連れて行ったことがあるから。

九絵(クエ)も二度目なら、少しは上手に、定食の配分、考えたい。

中森明菜の「セカンドラブ」のメロディーで歌ってもらえると、替え歌にもなっている。

BGM. 中森明菜「セカンドラブ」


ベルめるモ!2015

13/Ⅳ.(金) 2018 明日は、春の嵐?

とりあえず、4月になっても、おはスタ月曜のおはガールは、メグのままで良かった。
ちょっと前、全員高校生というアイドルグループが、おはスタに生出演してるのをみたが、
司会がさくら学院・中3(今年の3月時点)の岡田愛だから、フレッシュなはずの高校生なのに場末感が漂っていた。

かと言って、<若けりゃいい>ってモンでもなく、その証拠に、カー娘なんて初々しい。
アイドルオタクの高齢化問題も叫ばれている昨今、2015年にタイムスリップして、
僕が地下アイドルに夢中になっていた最後の頃の様子をプレイバックして記事にしてみる。

・第一回消エル赤血球2015.5/24

2015年5月と言えば、「しょこたんの30才のバースデイ」だったが、その余韻も覚めやらぬまま、新宿LOFT.
ベルハーとジュジュ、ゆるめるモ!。
物販で、みずほは「かわはらさん、赤血球、ってどんな形か知ってますか?」と言い、僕の手に書いた。
赤血球なのに、青インクで書くのが、みずほのセンス。↓。

みずほとチェキを撮った後、(仮)ちゃんともチェキを撮った。
(仮)ちゃんは、ベルハーじゃない他のアイドルグループでも通用しそうなのに、
どうしてベルハーに来たのだろう?性格もよさそうだし。
しばらく、みずほ、と(仮)ちゃんを追って行く。

翌日、志らくが麻布区民センターで「紺屋高尾」を演ったのを観た。
花魁は男を騙す、所詮、金の取り持つ縁。そんな中、花魁の「情」を語った唯一の噺。
ベルハーのライブの翌日に「紺屋高尾」とはタイムリー。
シンクロニシティーが起きると、取り合えず、今の方向性は間違ってないと思えるからいい。

・アイドル・アイランド・クルーズ2015.7/15

雨のため、フェリーの中で行われた。
立つと前の人しか見えなくなるから、仲良く皆、座って観覧。
社員旅行の余興をみる雰囲気だ。↓。

しかし、次第に、それぞれが、どこまでやっていいのかを手探りしながら模索して、
座ってる人の頭の上を人が飛んで行ったり、何人かに支えられて天井を、やもり、のように這って行く人も出て、
最終的にオールスタンディングになって行った。

海上で行われたため、ゆるめるモ!、のMCでメンバーの子が「ゲロ吐きそう」と言うと、客席から「オー!」というレスポンス。
すると別のメンバーが、「あのちゃんだと、ゲロ、有りなんだぁ」と感心して、
客席から「ゲロ下さい~」と声がかかり、それを「ははは」と皆が笑って、何事もなかったように次の曲へうつった。
もはや、変態とか倒錯とかフェティッシュといった意味を超越した次元で、ライブは繰り広げられて行った。

ベルハーが最初の一時間、ゆるめるモ!が残りの一時間、最後にベルハーも出てきて、
その頃には丁度、雨がやんだから、あーやんが「上に出た-い」と言い出し、皆もそう言って、
プロデューサーさんのOKが出て、船上へ。↓。

「真ん中をあけて」とメンバーが言い、そこのスペースにベルハーとゆるめるモ!が集まって、
ファンがそれらを取り囲むのだが、僕はたまたま一番前になり、メンバーがすぐ目の前にいた。
普段の僕と診察室の机をはさんだ皆さんの距離より近いですよ。
受付と皆さんのカウンター越しよりも距離が近い。
歌はカラオケが流れて、マイクなしで生歌。

校舎の屋上で文化祭の打ち上げで騒いでる生徒達みたいだ。
でも、楽しかった。良い物を観た。また次回、参加しようと思った。

・消エル赤血球2015.8/22

新宿LOFTから、赤坂ブリッツへ、キャパが格上げ。
チケットもこれまでのファンクラブサイトからではなく、イープラスから。
こないだ、TSUTAYA-O-NEST、でやったイベントでは、
ノイズのようなミュージシャンと、ヴィジュアル系っぽいアイドルグループをベルハーの出番前にみてたら、
体調が悪くなってしまい、肝心のベルハーを観ずに帰った失敗がある。
その教訓を活かし、今日は開演後ちょっとしてから遅れて入場。ベルハー、トリだし。

バンドじゃないもん、は結構人気があった。
メンバーの誰かの生誕だったらしく、黄色いサイリウムが配られた。
6人組で中央にドラムセットがあって、ピンクのリーダーがドラムを叩いて、途中で降りてきて、6人で踊る。
時々、ドラムに戻る。
そして、一人がベースを、一人が首からかけるキーボードを時々持って演奏するが、
でも基本は6人で歌って踊っていた。バンドじゃないもん、って、感じで面白かった。

アイドルルネッサンスは中高生を中心としたどっかのアーチスト系の事務所の初のアイドル部門みたいで、
昔の名曲をアイドルっぽくパフォーマンスするコンセプトらしい。
白い夏服のようなセーラー服で、クルリと回ると長目のスカートの裾がひらひらと弧を描いてひるがえる健康なお色気もあり。
歌もうまいし、ハモってるし、踊りもきれい。それに皆、かわいい。
でも可愛ければ良いってもんじゃない。3曲聞いたら、飽きた。残り4曲と言うから、外に出て、ビールを飲んだ。

さっちゃんは、色物っぽい。この人はきっと売れないと思う。でも、もう1回くらいみてもいいと思った。
もし芸能界に限界を感じて、就職に困ったら、うちのスタッフにならないかな。
明るくて、ハートが強いから、欲しい人材だ。

ゆるめるモ!は、先週も、神聖かまってちゃん、とここでツーマンをやったらしく、赤坂ブリッツ2週連続だそうだ。
ゆるめるモ!は、力入ってた。
ひょっとしたら、ベルハーより良かったかも。
メンバーが客席に何回もダイブしてた。何かを吹っ切ろうとしているようにみえた。
フェリーでみた時は、6人だったが、今日は4人だった。
また次回から、6人に戻るらしい。12月にワンマンをやるらしい。行こうかな?多分、曲わかるし。

ベルハーは完成度が高くなっていた。
小学校の学芸会から、中高一貫校の女子校の文化祭の音楽部の催し物のオペラッタ・レベルになった。
物販は、ベルハーの列は長く、会場も時間制限があるので、みずほ、に並んだらアウトだと思い、
今回は「仮ちゃん」と「アンナ」に並んだ。仮ちゃんは2回連続、アンナは初。

仮ちゃんの着てるTシャツは僕と同じで、「あー同じの着てる。うれし~。前も来てくれましたよね、覚えてる」という反応。
僕はサッサと帰るから、「エッ?」と戸惑っていた。
物販とは、ライブが終ったあと、メンバーとの交流できる場で、その証としてツーショットのチェキが撮れるのだ。
「近いアイドル」=「地下アイドル」のひとつの由縁だが、僕は照れるので、サッサと帰ってしまう。
あんなに列が出来てて、アイドルが大変だろうな、と気を使ったりして、自分くらい早く済まそうとする。
外来でも、そうやって気を使ってくれてる患者さん、いそうだな。

アンナはチェキ・コメントについて、「ごめんなさい。何も思い浮かばなくて」と意外としっかりした良い人だった。
声は低かった。絶唱して、のどが枯れてたのかもしれないけど。
アンナはその場でコメントを書いて、チェキを渡してくれ、僕が受け取って帰ろうとすると、
「まだ、はがされてませんよ」と引き止めてくれた。
アンナから教わったのは、順番(時間)が来たら、声をかけるサインを業界用語では、「はがす」というのだそうだ。
下が、アンナとのツーショット・チェキ。ベルハーコーナーにあります。アンナは可愛らしいです。↓。

翌日、AKB総選挙をテレビでみたら、AKBの子は皆かわいくて、ビックリした。
ベルハーに見慣れてるから、ホントにビックリした。

・ゆるめるモ!2015.12/20

ついに、ゆるめるモ!、のワンマンライブに来た。

しかし、疲れてしまい、途中で抜けて、帰ってしまった。
この頃から、僕はなんとなくアイドルのライブから足が遠のいて行くようになった。

BGM. BELLRING少女ハート「the Edge of Goodbye」


桜満開‼︎花見上手の高木さん

26/Ⅲ.(月)2018 はれ

昨日は、さくら学院の卒業式をライブビューイングで、1日遅れで、みる。
時間があったので、その前に、ドラえもんの宝島もみた。しずかちゃんが、大平さんに似てると思った。
そんな、さくら学院の卒業式を祝うかのように、東京は桜が開花宣言。

今日は、ご近所の東工大の卒業式。


東工大は、キャンパスを地域に開放してるから、桜のシーズンはお花見の名所だ。
天気予報が言っていたが、東京のお花見は土曜日までらしく、日曜には散ってしまうかも、と。
そこで、お花見に行けない人のために、高木さんと一緒に東工大へ行って来て、写真を存分に撮って来ました。
お花見気分をお楽しみ下さい。
高木さんを知らない人は、うかいさんの記事を。

これが高木さん。↓。

入口の桜を背景に、高木さん。↓。

桜の樹の枝に乗った高木さん。↓。

もっと細い枝にも乗った高木さん。桜の花びらもクローズアップ。↓。

校舎を背にして高木さん。↓。

桜の向こうに校舎が見えますね。↓。

太い桜の枝に乗った高木さん。↓。

花びらも接写。↓。

お弁当を広げてる人もいますね。↓。

ピンクの桜。↓。

東工大の裏の方に回ってみました。↓。

こんなところで、まちぶせ、してそうな高木さん。↓。

ピンクの桜をバックに。↓。

アクロバティックな高木さん。↓。

おだやかな昼下がりです。↓。

本当にE天気。↓。

桜の花びらと高木さんが同化してしまいそう。↓。見てる僕は、どうかしてしまいそう…。

僕が高木さんを見染めたのは、新宿ゲーマーズ。
最近のBD/DVDは特典が店舗によって違うのだけれど、そこにタワレコやTSUTAYAも参入してきたからチェックするのが大変。
僕が気に入ってるのは、ゲーマーズでB2サイズの布ポスターがつく。
「おそ松さん」も「ポプテピ」も、だから、ゲーマーズにした。
「おそ松さん」の第一松を買ったら、フェアをやってて、10ポイントもらったから、カードに貼るステッカーを2枚貰った。
絵柄が何となく可愛いから選んだのが、高木さんで、この時はまだアニメを見ていなかった。

やっとこっち向いた。って言われたい。

1枚は、ゲーマーズのポイントカードに貼り、残りの1枚は、TSUTAYAのTカードに貼った。
それがこれ。↓。

僕は毎朝、大岡山のファミマでヴィダインゼリーを買うたびにこれを出すのだが、店員は必ず、
「あっ、何か付いてますよ」と高木さんを剥がそうとする。↓。

そして、剥がしかけて、これはTカードにシールを貼ってあるのだ、と気付き済まなそうにするのが恒例だ。
さすが、高木さん、コンビニの店員さえ、朝から、からかい上手だ。

桜満開‼︎花見上手の高木さん、の巻でした。↓。

BGM.サディスティック・ミカ・バンド「お花見ブギ」


ブリティッシュしまくり父さん

18/Ⅲ.(日)2018 はれ 3月は(火)おはスタに、にゃんこスターレギュラー出演!

ついこないだまでは、そっとパンク作戦で、知らぬ間に、気付いたら、髪色がセックス・ピストルズになってた仕掛けでした。↓。

今回は、その続き、ユニオンジャックにしました。
ブリーチを2回して、4時間かかりました。
これは、17日の研究会用にしつらえたものです。
美容師さんがアイデアとして3パターン用意してくれました。
それがこれ。↓。

そして出来たのがコレです。
ビビットな原色は色落ちが早いので、黄色い新幹線、みたいに、見れた人は良い事あるかも。↓。

昔、髪色を緑にしてたことがある。
当時、近所のガキが、その家の玄関から走り出して来て、僕と鉢合わせ。
ガキは、家の奥に向かって、「おかあさ~ん、緑の髪の人がいるよ~」と叫んで、
そしたら奥からお母さんが、「馬鹿なこと言わないの!」と言いながら表に出てきて、
「緑の髪の人なんかいる訳ないじゃ…あっ!いた!」だって。
無礼な親子だ。

僕は人生で1度だけ就活をしたことがあり、その頃、僕の髪色は緑色で、丁度、娘が小学校に上がる時期だった。
僕は入学式に父兄として参加して、講堂で式が終ると、各々のクラスに分かれて、父兄は教室の後ろに並ぶ。
すると、何人かの女の子が、「みて!みて!緑の髪の人がいる!!」って、そこは子供だからはしゃいじゃって。
うちの娘は、耳をふさいで、ずっと下を向いていたそうだ。

それ以来、学校の行事に僕が行く段階になると、娘の服装チェックが入るようになった。
運動会では父兄のリレーがあるから、スポーティーなTシャツにしたら、早速チェックが入り、
「コロ助はやめて!」と、アディダスに着替えさせられた。
そんな娘も大きくなり、今夜、にゃんこスターのライブを一緒に観に行った。

僕が、ユニオンジャックな髪で、ちびっこにまざって、一緒に、リズム縄跳びのサビを踊るのを、遠巻きにみていた。
苦労かけるぜ。

BGM.渥美清「男はつらいよ」


ダイエット必勝法!

5/Ⅱ.(月)2018 「好きだった人」の誕生日イブ。おはスタに「さくら学院」生出演

友人の何人もが、ダイエットを実施中で、やれ水泳が良いだの、有酸素運動がどうだの、どこそこのジムに入っただの、
個別のトレーニングが良い、だのと勧めてくる。
若い頃は何をしなくても太りなどしなかったのだが、これも年のせいか、朝まで呑んで帰りにラーメンを二杯も食べる生活を続けると、たちまち百貫デブだ。
クリニックと家の間に、24時間営業のスポーツジムがあるから、そこに通ってみようかと目星をつけてみた。
家とクリニックは徒歩で30分弱だから、往復歩くだけでも、ちょっとした運動になるはずだ。
それが、診療が終って、こうも寒い毎日だと、歩く気力もなく、電車に頼ってしまうのも人情だ。
そんな人間が、仕事帰りに、スポーツジムなどに通える訳がない。いいカモだ。

そうなると食べる量を制限するしかないのだが、仕事柄、他人の悩みを聴いていると、自然としっかりとした人間でいないといけないと気張るから、
まるで弟や妹が出来た上の子のように、構って欲しいのにそうもいかない理不尽から、唇が淋しくなり、
さすがに指をしゃぶったり、爪を噛む年でもないし、かといって、タバコものまないし、平日は禁酒してるから、
どうしても食べてしまう。
「甘えたい」気分が文字通り、味覚にもそう訴えて、甘いものが食べたくなる。
甘いもののカロリーが高いのも理屈ではわかっている。わかっちゃいるけどやめられない。
僕のお気に入りは、ランチパックのピーナッツ、と、プッチン・プリンだ。
とくに後者は特大サイズがあるから、それをツルリと食べてしまう。
僕の母が僕が赤ちゃんの時分に乳癌で片っ方の乳房がなかったから、
プッチン・プリンは、見た目が、おっぱいみたいだから、母の無きおっぱいの補完、ともいうべき郷愁もある。
なので、ダイエットはなかなか難しいのである。

そんな僕は今日、お昼に大岡山の鰻屋へ行った。
肝焼きと白焼きと蒲焼を食べた。
となりに座ったおじいさんは店の常連のようで、酒と肝焼きを注文したが、肝焼きはもうおしまいだった。
つまり、僕が最後の1本を食べたことになり、「ないのかぁ」とあまりに悔しがっていたから、
店主に<僕の分を回してあげてもよい>といらぬおせっかいを言ってみたが、
店主は「いえいえ」と丁寧に断った。

僕は文庫本を読みながら、うなぎを食べていると、となりの常連客が帰り際にこう話しかけて来た。
「あたしも、鰻が好きでね。
本当は特上を食べたかったんだけど、今年80でね、こう見えても、年取ると食べれなくてね。上を頼んだんだ。
あなたの食べっぷりを見てると気持ち良くってね。
若いうちだから、大いに食べなさい。
年取ると食べれないから、食べれるうちにね。肝焼きは、タッチの差で悔しかったけどね」
と言い、
「すみません。年寄りの小言」とヨロヨロして店の人に心配されて、介護されて、帰って行った。
しかし、言ってることはもっともだ。
ダイエットしようなんて思っていた自分をみすぼらしく思った。
アンチエイジングなんて、くそくらえだ。沢田研二を見習え。
近頃、アンチエイジングを謳い文句にしている心療内科もあるときく。
心を扱う医療をなんだと思っているのだ。
ふざけるな!
文句があるならかかってこい。
なんなら、謝るよ。しまいにゃ、おごるよ。←往年のツービートのギャグです。

鰻屋の帰り道、今さっき、工事中の細い路地を通り抜けようとしてたら対向車に青いポルシェがやって来た。
案の定、通れるはずもなく、車は止まった。
僕は頭に来て、窓ガラスをコンコンと裏拳でノックして、運転手を呼び出した。
ナンバープレートからも読みとれる田舎者だった。
「下がれ。こんな道、通れると思っているのか。それともお前の車は、ミニカーか?」と言ったら、
血相を変えて怒って車から降りて来た。慌てて、工事現場の交通整理人が静止に来たから大事にはならなかった。
道理を言っても無理が通る世の中か、危なっかしいたらありゃしない。交通整理人もそもそも何のためにいるんだ。
まったく、世の中、狂ってる。

そんな気分を吹っ飛ばすために、これから、セーコちゃんのライブだ、新宿LOFT。
せいぜい暴れて、カロリーを消費して来る。

BGM. よしだたくろう「やせっぽちのブルース」