ネットフリックス

14/Ⅶ.(火)2020 雨 令和2年7月豪雨、特定非常災害に指定

僕は今、ネットフリックスで韓国ドラマにはまっています。
「梨泰院クラス」「愛の不時着」、そして今は、「サンガプ屋台」をみています。
サンガプとは「双、甲(双方とも、乙じゃなく甲になる)」という意味で、わかりやくいうと、「ウィン・ウィン」です。
ちょっとマンガっぽい内容です。
昔、人の心の中に入って悩みをさぐれる超能力を持った少女が人助けのために活躍してました。
それがやがて、人々のねたみやそねみを買って、デマを流され、母を殺され、家に火をつけられ、ひどい目にあいます。
そこで彼女はうらみをこめてご神木で首吊り自殺をします。

しかし、そのせいでご神木のパワーが弱り、敵国に攻められ、約10万人の命が犠牲になったそうです。
閻魔大王はお怒りで、ただ地獄に流すだけでは許さん、と現代に彼女を蘇らせ、10万人に悩みを聞き心を慰めなさいと命令を出します。おちおち自殺も出来ませんね。
そこで、サンガプ屋台を開き、特別な酒を出し、そうするとその人の夢の中に入れるから、そこで人々の悩みを解決してゆく、というお話です。しかし、そこはドラマ、これにはタイムリミットがあります。
あと1ヶ月で目標を達成しないと地獄オチです。
主人公のお姉さんは気性が荒く気が短く、相手が心を開かないので、段々、焦ってきます。そんな時、「人間の体と触れてしまうと相手が悩みを打ち明けたくなる」という特異体質の青年をみつけ、屋台のアルバイトにスカウトします。自分の目標数字に達したらお前の特異体質を治してやる、と契約を結びます。「双甲」ですね。
筒井康隆原作・今敏監督の映画「パプリカ」と、アニメ「地獄少女」をマイルドにしてミックスした感じです。コメディ調のドラマなのですが、「化粧アレルギーで娘の結婚式にスッピンで出るお母さん」の話や、「警備員の女の子」の話では泣きそうになります。

ちょっと前に、ネットフリックスの人気ランキングをみてたら、1位「梨泰院(イテウォン)クラス」、2位「愛の不時着」と韓国ドラマがトップ2を独占していました。韓国は国がドラマ制作に力を入れてるそうで、なかなか面白いです。でも難点は、長い!、のです。60分が30話とかあるのです。愛の不時着、なんか1話1時間半くらいありました。そう言えば、前にうちに勤めてたスタッフで韓流スターと韓国ドラマが大好きな子がいました。その子は、よほどそっちが好きなのか、M1の優勝者の名前も、キング・オブ・コントのにゃんこスターのことも、芸能人の不倫のニュースも、政治家の汚職の事件も何も知らない子でした。世間に疎いのかな?と思ってましたが、今、わかりました。韓国ドラマをみてたら、それ以外を知る時間がないのです。

そこを何とかしようと立ち上がったのが、お笑いの「さらば青春の光」です。ユーチューブに「さらば青春の光チャンネル」というのがあって、そこで、さらば・の森田が、「梨泰院クラス」を熱烈に愛する、お笑いのライス・関町に電話をかけ、10分くらいで全貌をしゃべらせ「観た気になる」という企画が面白いです。関町は本当にドラマが好きだから、それを観て欲しいのですが、森田はグイグイ聞いて、結局、全部話させてしまうのです。その傍若無人ぶりが面白いです。勿論、ネタバレを含むので、ちゃんと観たい人は観ない方がいいですね。次回は、「愛の不時着」だそうです。

ネットフリックスの1位・2位を韓国ドラマに独占させてましたが、こないだみたら、「JOCKER」がトップ3に割り込んできてました。ジョーカーは、バットマンの敵役で、どうしてジョーカーが悪者になったかを語るスピンオフ的な物語らしく、よくみるとバットマンも出てるそうですが、それが分るには、バットマンシリーズをみてないといけないので、これも時間がかかりますね。時短でみたい人のために、僕が以前に作った紙芝居を紹介しましょう。ジョーカーを日本語でいうとトランプの「ばば」ですね。だから、主演にジャイアント馬場を抜擢しタイトルを「馬場」にしました。※このお話は、ナイツの独演会DVD「エルやエスの必需品」で前説として出てくる中津川弦のギャグを一部パクっています。紙芝居の下絵・川原、色塗り&仕上げ・うかい、です。↓。

 

・激・紙芝居~「馬場」

日本の雪国に、その少年は生まれた。産まれた時から大きな子だった。↓。

馬場少年は何より人を笑わせるのが好きで、たけしのようなコメディアンになりたかった。↓。

しかし、その恵まれた体を周囲は放っておかなかった。長身を利用して、学生時代には野球のピッチャーをやった。↓。

しかし風呂場で転んで肩をダメにしてしまってからグレてしまった。↓。

やさしいお母さんも死んでしまい、忌の際に「いつも笑顔を忘れずに」と言った。↓。

それから馬場少年はいつも笑顔でいるように心掛け、笑ってはいけない場面でも笑ってしまい、葬式で顰蹙を買ったり、大晦日にお尻にタイキックを受けたりした。

それ以来、馬場青年は笑うと蹴りを放つようになった。馬場の足は16文という大きさで「16文キック」と呼ばれた。

ここで世の中に悪政がひかれた。将軍・徳川家馬(いえうま)は自分が馬年生まれで自分の名前に馬がついてるから、馬を庶民より大事に扱った。そこで馬面の名前に馬のつく馬場青年がスターダムにのし上がった。テレビにも出た。家馬との対談で緊張してしまった馬場青年は笑ってしまい、なんと将軍様に16文キックをブチかましてしまった。↓。

これがテレビで生中継され、実は政治に不満を持っていた民衆から支持され一揆を扇動した。↓。

そして首謀者として馬場は逮捕された。↓。

そんな馬場に日本のお笑い界の友人・たつっち、が面会に来た。↓。

馬場「たつっちさんは人気者だからオレの気持ちはわからね~」

たつっち「そんなことはねぇ。アメリカには馬場が必要なんだ」

馬場「何故だい?」

たつっち「だって、ババがなきゃトランプは何もできないだろう」

馬場「うまい!」

たつっち「たつっち、です!」。↓。

「ありがとう~、さすがお笑い第7世代だ~」と泣き、たつっちに心を救われた馬場だった。↓。

こうして馬場はタップを踊り月夜に脱獄して一夜限り、黄金時代を再現したという。↓。

 

BGM. さらば青春の光チャンネル「梨泰院クラスの回」


2 Replies to “ネットフリックス”

  1. おはようございます。
    韓国ドラマだったら、まずウチのおふくろです。毎日、午前中からBSで見ていますね。「イ・サン」っていうドラマから、はまりこんだようです。
    確かに韓国のドラマは、長いですね。たいてい、50話から先に行くぐらいやっています。もう昔の日本のテレビみたいで、「俺も朝鮮人参やらないといけないかな」とか思ったりします。
    でも、国が韓ドラに力を入れているのは、わかりますよ。
    すごく広大なところに、数えきれないぐらいの人々を、整列させたり。黒澤明並みですね。
    で、馬場さんについては・・・・またの機会に。

    1. papaさん、こんばんは。

      お母さまは、韓国ドラマにはまってますか?
      あれは、観たら負けですね。続きをみてしまいます。勝つ、にはみないしかありませんね。

      愛の不時着、の最初に壮大な河が映し出せれるのですが、あれは「イムジン河」でしょうか?
      イムジン河は、フォークルの幻のセカンドシングルで、版権の問題で発売直前に発売中止になったのですよね。
      ではまた~

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