相談室からとくだです。これが2011年最後の更新です。
川原先生は、大晦日は格闘技でお忙しいとのことなので。
最後つながりで・・・
この季節は、高校サッカー、選手権があります。
数年前からついつい見てしまう高校サッカー。
何年か前に、準決勝か準々決勝、滋賀県代表野洲VS.山口県代表多々良学園という試合がありました。
当時、セクシーサッカーと言われ台頭してきた野洲が試合を押す流れの中、実況によると、多々良学園は学校の経営が困難で、「多々良学園」としては最後の試合になるということがわかってきました。さらに実況を聞いていると、それぞれの選手の努力、家族との絆や汗と涙の結晶がっての現在の試合、、、そして、ここまで導いてくれた監督もこれで引退、いろんな意味で最後の試合、、、
俄然多々良学園を応援。感動。 単純ですが。
結局、多々良学園は敗退してしまいました。
高校サッカーに限らず、箱根駅伝とか、野球は詳しくないですが、たぶん野球もそうですよね、あの実況の方々の情報はすごいですね。引き込まれてたちまちファンでした。
そんなわけで、高校サッカー今年もまた楽しみです。
チロルチョコでできた鏡もち。
いただいたのですが、かわいいですね!ありがとうございました。
それでは皆さま、よいお年をお迎えください。
ラストスパート!忘年会明け、仕事
27/ⅩⅡ.(火)2011 極寒
朝一、クリニックのクリスマスっぽいものをしまう。忘年会明けの初仕事だが、皆、締まっていた。とてもよろしい。
開業以来、スタッフの入れ替わりは色々あったが、今のメンバーがベスト・メンバーだな。
意地悪をする人もいないし、おっとりしてるし、忙しくても文句言わないし、夜遅くなっても嫌な顔しないし、気立てが良いし、思いやりもあるし、媚も売らないし、義理チョコもくれないし、変に気を使わなくていいし、裏表がなくて、皆やさしい人達で。
これが、ずっと続けばいいのだが。人生は色々あるから、いつか入れ替わりがあるんだろうな。いやだな。でも、しょうがないな。でも、しばらくは大丈夫かな。でも、しばらくってどのくらいだ?。数学的な表現じゃないな。
ところで全然話しは変るが、ずっと探していて見つからなかった「メトロン星人」のフィギュアが手に入ったので記念撮影。↓。
メトロン星人は基本的に武器を持たず知略で侵略を計る宇宙人で、アパートの部屋でモロボシダンと交渉するシーンが印象的だ。メトロン星人は、人間が凶悪になる成分を巻いて、自らは直接手を出さず、人間同士で事故や事件を引き起こさせる陰謀を企てた。
メトロン星人が、クリニックに来たら嫌だな。今、せっかく良い雰囲気だから。すぐにウルトラセブンを呼ぶ。
白談春2011
26/ⅩⅡ.(月)2011 寒い
今、もっともチケットの取りにくい落語家は、立川談春だそうだ。
立川談志の弟子で「談志四天王」と呼ばれてるのが、志の輔、談春、志らく、談笑で、古典落語をきちんとする志の輔&談春をA面、イリュージョンの世界を演じる志らく&談笑をB面と呼ぶらしい。そんな談春が、コアな落語ファンを相手に行う会が「黒談春」という会で、<黒があるなら白があってもいいだろう>と、落語初心者のために開かれるのが「白談春」である。
その「白談春」が今日、開催されたので観にゆく。会場の青山劇場は、こどもの城の一階にある。↓。
「白談春」は、ファン投票で演目が決まる。そしてそれは当日まで明かされないのである。ファンが、落語初心者に何を聞かせたいか、落語初心者に談春に何を噺させたいかを決めるのも趣向の一つだ。と言っても、実際は初心者の客は少ない。チケット発売→即完売、では初心者の手にチケットは入りづらいだろう。
今年の「白談春」は、本当は4月にやるはずだったのが震災の影響で延期となった。青山劇場はキャパが1800人で、ここで落語会をやるのはこれが初だそうで、青山劇場が「この日ならあいてますけど」と提示されたのが、12月26日だったそうだ。そして、談志が死んだ。この2つの条件は、ファン投票の結果を大きく左右したはず。
結果、1位は「芝浜」で2位が「居残り佐平次」だった。どちらも談志の十八番だ。談春は、<談志のCDを聴け!>とぼやいたが、談志なき後、談春への期待が反映されたような結果だ。
談春は、そもそも4月に会を設定したのは、桜の季節に「芝浜」はないだろうとの目論みだったらしい。なのに、まるで仕組まれてたような日程変更で、この演目だ。
談春は、丁度30年前に談志の30周年記念の会で「芝浜」と「富久」を聴いて弟子になろうと決めたと言い、<30年経ったら、志らくが「芝浜」と「富久」を演ってた>と3日前の志らくの落語会のことにふれ、それから枕もなしに噺に入った。二つとも大ネタで、時間がないから。
僕は、昼の部と夜の部と両方を観れた。談春は、昼の部が終ったあと、熱が出て体中を冷やしたと言っていた。特に、夜の部は、何かが降りてきたようなアドリブの連発で、きっと初心者の人が観たら、落語のとりこなると思うような、味わい深い出来栄えで、とても良かった。
僕はここ数日で、志らくの落語と談春の落語と映画「幕末太陽傳」と立て続けに観て、談志の「芝浜」と志らくの「芝浜」と談春の「芝浜」を、また談志の「居残り佐平次」と「幕末太陽傳」と談春の「居残り佐平次」を、頭の中で照らし合わせたりして、しみじみと談志の死を受け入れる「喪の仕事」に精魂を費やしたのである。2011年暮れのこの数日を僕はずっと覚えているだろう。
「幕末太陽傳」と「けいおん」
25/ⅩⅡ.(日)2011
奥沢の入船すしで遅いランチ。店主は背の高い静かな人だが、珍しく向こうから話し掛けて来た。
「昨日、一昨日はすごく混んでいました。今日もさっきまで(は、満員)。
今年は震災以降、自粛だかで飲食業は皆、駄目でしたね。低価格の店は別ですよ。
でも、皆、ついに我慢できなくなったんだか、昨日・一昨日は満席で電話を頂いたお客さんもお断りしました。
すいてる時に、来てくれればいいんですけど(笑)、そうはいきません。
まぁ、どんな商売もそうなんでしょうけど。おたくは仕事はどうでした?まぁまぁですか?なら、良かった」と。
ちなみに店主は僕の仕事を知らない。「究極のまぐろ丼」という贅沢なものをたいらげ、新宿へ。
テアトル新宿で、「幕末太陽傳」を観るためだ。↓。
この映画は、キネマ旬報の映画遺産の日本編で小津安二郎の「東京物語」、黒澤明の「七人の侍」、成瀬巳喜男の「浮雲」、に続く4位に選ばれて、
日活が100周年を迎えるにあたり、後の100年まで残したい1本としてデジタル修復する作品に選んだものだ。
監督は川島雄三、落語の「居残り佐平次」を題材にした日本の喜劇映画史上の最高傑作と言っても過言ではない。
主演のフランキー堺がカッコよすぎる。
特に芸者をあげて遊ぶ場面で、タイコを叩きバチをクルっと親指と人差し指の間で回転させる(授業中にシャーペンをそうしたように)のは、
元々、フランキー堺は進駐軍でジャズ・ドラマーをしていて「フランキー堺とシティ・スリッカーズ」というコミック・バンドを率いていて、
そこには谷啓や植木等もいて、その音楽性は後のクレージー・キャッツに引き継がれていったことも思い出させて、感激である。
この映画には、50年代のオールスターが出演していて、石原裕次郎も高杉晋作役で出てる。↓。
そもそも「居残り佐平次」は、談志が<これこそが落語、人生成り行き>と代表作にしていたもので、
談志が死んだ時、NHKの「日本の話芸」の追悼番組でも談志の「居残り~」を放映していたっけ。
談志が死んだこの時期にデジタル修復版が上映されるのは喜ばしい不思議だと思う。
これは本当に面白い映画なので、騙されたと思って映画館で観ることを勧めます。
こはるのおはぎセット、という商品も売っている。こはるとは女郎のNo.1で南田洋子が演じている。↓。
これは、食べなくてもいいかも。でも、映画は面白いです。
テアトル新宿を少し駅の方に歩くと、新宿ピカデリーがある。
「幕末太陽傳」の興奮が冷め遣らないので、「けいおん」も観ることにする。
何度も観ると景品をくれることになっていたのだが、もう品切れらしい。
そのせいかどうかは知らないが、入り口でポストカードを配布していた。唯のノートを再現したものだ。↓。
映画のはしごをしていたら、すっかり遅くなり、最終電車で家に着いたら、遅い、と心配された。
そうか、今日はクリスマスだった。
クリスマス・イブ2011
24/ⅩⅡ.(土)2011
イブは家で過ごす。息子と野坂昭如の本について語り合い、娘とテレビを見る。
明石家サンタのクリスマス・プレゼント・ショーってまだやってるんだ。
結婚し立てに奥さんと2人で見たことある番組を、娘と並んで見てるとは、時の流れを感じる、2011年、クリスマス。
「志らく」と「ひまわり」
23/ⅩⅡ.(金)2011 天皇誕生日
よみうりホールに、立川志らくの独演会を観にゆく。年末と言えば、談志が「芝浜」を演じるのが風物詩だが、今年は無理なので、志らくにオファーがあったらしい。そういう経緯で志らくが「芝浜」をやることになったのだが、チケットは発売してすぐに800枚売れ、あと少しで満席だから宣伝しよう、としたところで談志が死んだ。一瞬にしてソールドアウトだって。
志らくは、21日のお別れの会のことを、マスコミはお涙頂戴の場面だけを流して面白い素材を使わない、と裏舞台を面白おかしく喋った。高田文夫の話がさすがに面白かったが、不謹慎なのでここには書きません。
演目は「富久」と「芝浜」。その昔、談志も同じプログラムを30周年記念にやった事がある。
志らくは最後に、「今日は談春兄さんの所に行かないで、こちらに来て下さってありがとうございます」と礼を言った。たしか談春は、浅草だ。
志らくの落語の興奮が冷め遣らないので、映画を見ることにする。新宿で「ひまわり」をやっていたはず。
1970年、米ソ冷戦当時、欧米初のソ連ロケを敢行して撮影された。監督は、ビットリオ・デ・シーカ。ソフィア・ローレンが主役。↓。
第二次大戦で引き裂かれた男女の悲哀を通して、戦争の悲惨さを冷静に描いている。地平線まで広がる海のようなひまわり畑の下には、イタリア人やロシア人の戦死者が眠っているという。ヘンリー・マンシーニの音楽が素敵。
新宿武蔵野館で上映中です。
忘年会2011
22/ⅩⅡ.(木)2011
今日は、クリニックの忘年会。なので、少し早めに終わらせてもらいました。年に1度のことなので。
今回は、カワクリ総メンバー集結です。僕とナースの塚田さん、心理の森国さんと徳田さん、受付の岡田さん&吉田さんです。
場所は恒例の赤坂の料亭「たい家」。受付の2人は、何でもないことでずっとクスクス笑っている。静か~なお座敷だから、何でもないことが可笑しくなっちゃうんだろうね。下は、鯛めし。↓。
X’マスも近いので、クリスマス・ケーキを持ち込むことに成功。吉田さんのお手柄。↓。
6人に苺が5つ。だけど争奪戦にはならず、岡田さんと吉田さんの2人で仲良く1個の苺を分けていた。
しかし、今年は大変だったね、計画停電とかあって。まだ仕事、もう一週間あるけど、お疲れ様でした。
下は、今週のお花アナスタシア。菊の一種だそうです。↓。
写メに乗せて
20才の頃から、親しい友人が、池袋サンシャイン展望台から、写メを送ってきてくれた。↓。
池袋は、映画「けいおん」のスタンプラリーをやってるほど、メッカだからね。
友は「けいおん」は詳しくないと思うんだが(詳しかったらゴメン)、僕が好きなのを覚えていて、送ってくれたのだろう。昔から、さりげなく親切なやつなのだ。彼は、来年の4月にいよいよ開業するらしい。何か僕で教えてあげれることがあったら、手伝うね。
写メと言えば、こないだ僕が、談志が死んで凹んでいた時、スタッフが、自宅のベランダから見た風景を送ってくれた。↓。
綺麗だな。僕は、これを見て、ちょっと元気になったのです。
写メに乗せた仲間の心根に支えられて、日々を送っているわけです。
自由
20/ⅩⅡ.(火)2011 くもり
友達の友達から、贈り物が届いた。抱っこしても手が届かない程、大きな箱だが、中味は軽い。サンタの風船だった。
受付の岡田さんの説に従うと、空調やエアコンなど風のそばは駄目なので、廊下においておく。↓。
すると、風船だからフワフワと移動して廊下を回遊している。
診察の合間に、扉を開けたら、そこにサンタがいて、今日一日で何回も、ビックリした。
心理の徳田さんは、相談室の扉の曇りガラス越しに、フラフラとサンタが通る影を何度か目撃したという。
まったく自由な奴だぜ、サンタクロース。
ちかごろの事
2011年12月中旬、今年もあとわずかになりましたね。デスク周りを綺麗にしてみました。↓。
フィギュアBOXも、「つげ義春選集」を出して、「俺の妹」フィギュアや「ハルヒ消失」棚を作る。↓。
つげ義春は、診察室の本棚に移した。そばに置いておきたかったから。↓。
机のお花の‘けいとう’は生命力があってさ、新しいつぼみを出してきている。↓。
今年ももう少し。寒い冬だけど、がんばる。