心の護美箱(47)~今年の11月も悲観的?

26/ⅩⅠ.(金)2021 寒いんだか暖かいんだか。 大谷翔平、国民栄誉賞に続き岩手県民栄誉賞も辞退。

私は知り合いの生き死にの多くが「11月」なので、勝手にこの季節は苦手と決めている。言霊みたいなもので、そう思うとそうなるもので、卵が先か鶏先か、わからなくなってきた。研修医の頃からお世話になって、最近は文通もしていた教授が先日亡くなった。また「11月」。11/21は談志の命日だから特番や関連書籍が続々。もう「11月」云々と言ってる場合じゃないのかもしれない。プロ野球&プロサッカー選手の「4月・5月生まれ多い説」も最近では疑われ出して、現に早生まれの選手が活躍してるらしい。阿部慎之助は3/20生まれ。

さて、そんなに季節や運気に縛られて生きるのもバカバカしいので、気分転換は形から、新しいネイルです。冬は手荒れがひどいので、手荒れの目立たないデザインにしました。ある若い子に「ハロウィン模様ですか?」と言われましたが、違います。大体、ハロウィンって終わってないか?

僕の髪型は毎回美容院で色んな髪色にカラーしてたから、こないだスキンヘッドにした時にはビックリされた方も多かったでしょう。美容院は、ブリーチと言って脱色する作業を2回して、その後に白くなったキャンパスに色を乗っける訳で長時間かけて、一回「3万2千円」くらいかかります。高いですよね。それである日、バカらしくなったのもあり、衝動的に近所の床屋で坊主にした訳です。床屋は剃刀を使えますから、頭のてっぺんから顔まで剃刀を当ててくれるので良い気分転換になります。それで「4000円」です。随分、安上がりになりますね。ところがどっこい、スキンヘッドは数日で産毛が生えて来て物凄く痒くなります。だから床屋の親父に聞くと「週に二回」で丁度らしい、です。つまり4000円×2=8000円が一週間の床屋代。ひと月は4週ですから、×4すると、一か月の散髪代は8000×4=32000円です。これじゃ、美容院と同じですね。「経済」というか「物の値段」ってうまく出来てるんですね。

そして今回の記事のタイトル「今年の11月も悲観的?」とも関係あるのですが、毎回、坊主にするのと、たまにモヒカン刈りにするのとどっちが良いかと考えたのです。頭の中央の頭頂部のあたりの毛だけを残してみるのです。題して、「今年の11月モヒカン的?」です。でもモヒカン刈りってもっと手入れが面倒くさそうなので、坊主にしました。クリニックの劇・「シラノ・ド・ベルジュラック」で使用した「鼻」を再利用して撮影してみました。精力絶倫男みたいでしょう。男性誌の真ん中あたりの広告に出てくる、「スッポンスープ」とか「オットセイのエキス」のモデルにスカウトされそう。断りますが。↓。

頭寒足熱とは言いますが、この頭で外へ出るとさすがに寒いです。だから外出&移動用に様々な帽子を冠ります。今日は「水兵さん」。心理の松井さんに「その帽子、似合いますね」と褒められたから、まるで「ゴーバンズの、カッコいいいダーリン」の歌詞の一節にあるように褒められたらずっとそれを冠っています。すると心理の松井さんの言う事にゃ、「学生服を着て葉っぱを咥えてるイメージです」とオーダーを頂きまして、早速、学生服がないので代わりにセーラー服に着換え、葉っぱはその辺にある植木鉢から粋の良いのを一本千切って、咥えてみました。↓。

受付にも「みてみて」と同じポーズを披露したら、「その葉っぱどうしたんですか?」と聞かれたから、入口の植木鉢…と答えたら、受付のうかいさんに「キャー、駄目です!あれは私が育ててるシクラメンなんです!」と激怒されました。下が被害にあったシクラメンのかほり。↓。

心の護美箱(46がいっぱいになったので、(47)を作りました。心の護美箱がなんだかわからない人はバックナンバーを見て下さい。ま、簡単にいうと愚痴を書き込めるページです。「非公開」希望の人はそう書いてくれば内容はアップしません。

皆さんは高校数学で「証明」というのをやったのを覚えてますか?ある「命題」があってそれを「真」と証明するには演繹法なり数学的帰納法を駆使して「すべての場合で成立する」ことを示す訳です。でも、ある「命題」が「偽」だと証明するのは「すべての場合でなく、たった一例、成立しない」ものを見っければ終わりです。これはコロンブスの卵みたいに目から鱗が落ちるようにスッキリします。

たとえば、さっきの例で言うと、「プロ野球で成功するのは4月、5月生まれである」を否定したい場合、「たった一つ、違うケース」を見つけてくればいいのです。大谷翔平=7月5日、イチロー=10月22日、江川卓=5月25日、江夏豊=5月15日、金田正一=8月1日、と微妙ですが、確かに「早生まれ」はいないですね。ここで「ビッグな早生まれ」を一人見つければ、証明が完成します。そしてみつけました、それはなんと、長嶋茂雄=2月20日です。85才。どうですか、文句ないでしょう!皆さんも自分の好きなプロ野球選手やサッカー選手の誕生日をみてみたら面白いですよ。

そもそもこの仮説(偽であったが)は、同一学年で、4月生まれと3月生まれだと約1歳の差があるからものすごく体力差があり、幼い頃の体験で「俺はうまいんだ」とか「俺はダメだ」と錯覚したまま育つので途中であきらめたり、自信を持てることの「根拠」に挙げられていた「嘘」でした。

ちなみに、2月20日はすごいですよ。アントニオ猪木もそうです。78才。さらに志村けんもそうです。享年、70才。さらにもっとびっくりすることを教えてあげましょうか?なんと石野陽子も2月20日生まれです!同じ誕生日同士のカップルってどうなんでしょうね?なんか仲良さそうですね。

BGM. 志村けんのだいじょうぶだぁ 「パイのパイの体操」


心の護美箱(46)~11月はうわの空

9/ⅩⅠ.(火)2021 冷たい雨。 日ハム・新庄ビッグボス、清宮に減量指令。

’83年、長嶋茂雄の肩書は、「ミスター」だった。ミスターは色んな地域の少年野球チームに招かれ実地指導をしていた。ミスターが来ることにカチコチに緊張したのはコーチや監督や父兄であって、少年たちにとっては「長嶋茂雄」なんて「ただのおっさん」である。長嶋は三塁ホットコーナーに自らグラブをはめ守備につきノックを受けてお手本を示す。痛烈なゴロに突っ込む「ミスター」。打球と自分の身体を衝突させるように飛び込む「ミスター」の姿をはじめは子供たちは笑ってみていた。しかし、「ダッシュだ!つっこめ!ダッシュだ!」と叫びながらゴロをさばく姿に少年たちの表情が突然に変わる。さっきまで半笑いだった顔が呆然&唖然となるのである。何故かと言うと、ミスターの一塁への送球がすべて大暴投なのである。それでも、ミスターは叫ぶ。「ダッシュだ!取ったらすぐ投げろ!暴投なんか気にするな!」。一瞬にして少年たちの心を掴んだ。これこそがミスター・長嶋茂雄の素顔である。

そんなミスターは球界人初の文化勲章をとって、ミスター行きつけの田園調布の焼き鳥屋はお祝いの旗をかざしてます。↓。

 

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11月は僕の亡き両親の誕生日があったり、父の命日があったりで「家族」や「生死」について考えさせられる月です。だからちょっとうわの空になったりします。母は短歌を詠む人でした。下は母の遺歌集。↓。


中の写真に、自宅前とあるが、これは近藤先生というお方のお家を訪問した時に、近藤先生のお宅の玄関先で撮ったもの。それが、自宅前にて、となってるから、この本が出版された時、さぞかし近藤先生は驚いたことでしょう。この歌集の編集の一部は僕がやりました。僕のミスです。近藤先生、すみません。お家、乗っ取っちゃって。↓。


母の死後、押入れから、僕が子供の時に描いた絵が出てきた。これは近所の養鶏場で描いたもの。形見分けの時に、兄に、「持って行け」と言われたので、診察室に置いてあります。↓。


裏を見ると、絵画教室で描いた油絵みたい。↓。


小学校の何年生だったか忘れたが、夏休みの宿題が終わってなくて、一番大変だったのは、「自由研究」。母は何の変哲もない木箱を持って来て、その蓋に、僕に絵を描かせた。僕は、蕎麦屋の前の置物の、タヌキ、の絵を描いた。母は、趣味で、鎌倉彫、をやっていたから、僕のタヌキを上手に彫って、色をつけて、上にニスを塗って完成。これが優秀だと評判になり、神奈川県の賞をとり、どこかに展示された。「子供らしい視点、自然との調和と、子供らしからぬ技術の確かさ」みたいなことが評価された。母は、ニワトリの絵はとっておきながら、その鎌倉彫、は捨てていた。僕が作ったものじゃないからかな。親心って、そんなもの?

BGM. 八九寺 真宵(加藤英美里)「帰り道」


文化部通信~その弐拾参~

こんにちは、文化部通信23弾。文化部長スーです。

さぁ、今月は”11”月!ということで、”11”をクリニック中探しましたが、何も見つかりません。

デスノートDVD Vol.”11” 初回限定版フィギュア「魅上照」

…のみです。
”11”はイレブンなので、サッカー関係も探しましたが何もなしです。
カワクリ内には野球や相撲やプロレスやスケボーやカーリングや空手はあっても、サッカーだけありません。
先生は「人間が猿から進化した1番のあかしは、手を使えることだ」と言ってサッカーを嫌っています。サッカーに恨みでもあるんでしょうか?もしかして若かりし頃、好きな彼女をサッカー部の男子にとられたのかもしれませんね。

そういう訳で、川原クリニックではサッカーに詳しい方がいるので、”11”に関連したサッカーの記事を書いてもらうことにしました。
心理のとくださん、お願いします。

こんにちは、サッカー担当とくだです。
最近は、サッカーの試合、日本代表戦もアウェー戦だとDAZNに入ってないと観られません。。。加入しないと観られないとなるとハードル高くなってしまいますよね。

ただ、今日本代表は10月、11月(11/11と16)、大切な時期なんです!(慈英さん風)
2022年W杯アジア最終予選、真っ只中です。ホームアンドアウェーで10戦あるうち4戦終わって、勝ち点6。森保ジャパンは、ギリギリ首の皮一枚で繋がっているようなハラハラする展開になっています。
あと地上波で観られる、高校サッカー選手権も第100回大会、年末に恒例の開幕です。こちらも控えていて、これもまた楽しみです。

私なりのサッカーの楽しみ方としては、
1、観戦する(生の試合をなるべく観たい)!
テレビやスタジアムでJリーグの観戦。旅行でもサッカースタジアムに行きます。たくさんは行ったことないのですが、ご当地グルメも含めて楽しめますしね。

2、かっこいいプレーに注目する!
個々の選手のプレースキルの高さはやっぱりかっこいいですね。トラップの仕方とか、よくそんなにきれいに止まるな!!とか、あとはゲームメイクできる選手にはどうしても目がいきます。そんな展開!と視野の広さなどを感じるとワクワクしてきます。フリーキックやコーナーキックからのセットプレー、攻撃だったらキックのスキルはもちろんですが、こぼれたボールによく詰めていた!とか、そういうのもワクワクします。セットプレーで守る時は、壁の作り方も注目ポイントですね。そうやってコースを絞って蹴らせるのか、と。この前のオーストラリア戦でも権田選手が細かく設定していましたね。

3、注目選手を追う!
高校サッカー選手権を見続けて、もう結構な年数経ってきましたが、高校生だったあの選手がこんな活躍を・・・と。時には同年代、は言い過ぎか、まぁ現実の年齢と心の中での年齢って違ったりもしますけど(笑)、とにかく時には、選手に近い気持ちで勇気をもらいながら、
だんだん選手よりさすがに年上になってきて、最近ではなんだか選手の成長を見守る親戚のような気持ち?で勝手に感動してます。

一昔前よりも、海外でプレーする選手も今は大分増えました。そして、海外で一通り活躍して、最近はJリーグに帰ってきてくれたり、解説者として活躍されていたりする選手も多いです。
海外から帰ってきた選手たちの話で、よく聞くし気になるのは、『欧州のサッカーと日本のサッカーの違い』です。別物、らしいんですよね。何が別物なんだろうと思っていたのですが、最近見聞きした話を考えると、ボールへの距離感というか、対人的な距離感というのか、それがまず大きく違うようです。
私も素人でよくわかってないのですが、どうも欧州のサッカーは、攻撃していく時に、相手のセンターバックにもどんどん当たりにいく、肉弾戦もいとわず正面から向かっていく感じのようなんです。ボールが奪われてもプレッシャーのかけ方が速い。一対一の当たりが強いのかな。一方、日本のサッカーは、距離感がもう少し保たれている、この辺りをどう説明したらいいのか難しいのですが(汗)センターバックに当たることも厭わずというよりは、サイドに流し、肉体的に当たりが強くなる可能性もある中央突破をするよりも、そうではなくて、ボールの位置をサイドにずらし、なるべくパスコースの選択肢を消すことを念頭におくようです。
ちょっとした前提の違いですが、こういうところ一つとっても、おそらく全体のゲーム運びが変わってくるんだろうと思います。

あとは発想の違い、ということもあるのではないかという面白い考察を、元アントラーズの岩政さんが解説されていました。欧州は、逆算型で達成したい目的をまず先に考える。ゴールに向かう、そのためにどんなパスが必要か、ということかな。日本の考え方は積み重ねていく、積み上げ型、っていっていたと思うんですが、まずは止める、蹴る、といったことからでしょうか。そういった一つ一つが積み上げられてゴールに至ると考える。そういう違いもやはり、ゲーム運びの違いとなっていくんでしょうね。

こうやって考えると、欧州の当たり前と、日本の当たり前、前提が違うところがたくさんあるんだなぁと実感します。心理(特に精神分析)の世界でも、欧州からの輸入文化で、日本に入ってきた時に、色々と先人の抵抗も大きかったのか、独自の発展の仕方をしている。そのあたりはどう考えていけばいいのか、今、私たちが向き合っていけるとより日本の心理臨床も深みが増すのではないかとは思います。ただ、実際向き合おうとするとなかなか難しいです。興味深いポイントなんですが。1人で考えすぎるとこれは悶々とするので、ディスカッションをしながら、臨床に携わる私たちが考えていきたい課題の一つだなと感じています。

さて、少しそれましたが、ありがとうございました。
では、話を戻して、11、といえば、ですね。スーさん、お返しします!

とくださん、ありがとうございました!勝ち負けだけじゃなく、色んな楽しみ方があるんですね。日本と欧州の違いってスポーツの世界でもこうも違うんだとびっくりしました。どっちもかっこいいですが、やっぱり私は日本型なんだなぁ・・と。。
サッカー見る時はとくださんの解説ありで見てみたいです!笑

では、11月生まれの10人?のイラストです。どうぞ。

1「亀井静香 11/1」

2「いかりや長介 11/1」

3「手塚治虫 11/3」

4「明治天皇 11/3」

5「野口英世 11/9」

6「忠犬ハチ公 11/10」

7「田中邦衛 11/23」

8「フワちゃん 11/26」

9「ブルース・リー 11/27」

10「バカリズム 11/28」

9人+1匹でした。
先生に教えてもらったんですが、手塚治虫さんって医師免許持ってるんですね。
あんなに面白いマンガをかけて頭までよろしいんですか…すごい…。
ブラックジャックがあんなにリアルで面白いのも納得です!
また久しぶりに読みたくなっちゃいました。