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11/Ⅹ.(金)2024 はれ からかい上手(?)の西片さん、発売。

今日、仕事中に忙しくて同線が受付と重なり、あやうくぶつかりそうになった時のこと、とっさにそのショックで入れ替わっちゃたら大変と口をついて出たのは、ここのところ、過去の激写メ記事を再録したり、「君の名は。」の記事を書いたせいでしょう。誰かがコメントでくれてましたが、せっかくスタッフの皆で苦労して参加した寸劇なので埋もれたままにしておくのはもったいないから、「入れ替わりの激写メ・ストーリーを紹介します。丁度、「君の名は。」(2016年公開)が映画化された頃に作ったと思っていましたが、アップしたのは2019年の7月でした。記憶は曖昧ですね。それでも5年前だから初めて見る人もいるかもしれませんね、見たことある人は懐かしんで下さい。まだ、スーちゃんが文化部長(部員ゼロ)になる前で本名の「杉山さん」と呼ばれている頃です。

♢劇写メ・ストーリー「ふたり紅白~入れ替わりの日」❤️

5/Ⅶ.(金)2019 くもり 7/7から「からかい上手の髙木さん」アニメ2期スタート!

川原「嫌な天気だな」
杉山「梅雨とは全く関係ないことしませんか?」
川原「いいね。梅雨と全く関係ないこと。…何か思いつく?」
杉山「紅白歌合戦!」
川原「間違いない!」

そういう訳で、ふたり紅白、を行います。
女性が赤組、男が白組で、交互に、赤、と、白に関係するものを出し合います。

まずは、赤組の先行で、杉山さんから。
杉山「これは、クリスタルズ、のレコードです。ジャケットが赤です」。↓。

川原「ついで、白組は、ビートルズのホワイト・アルバム、の特集雑誌です」。↓。

エヴァのミネラル・ウォーター、赤はアスカです。↓。

ならば、白組は、綾波、だ。↓。

赤組の杉山さんは、赤い帽子、白組の川原は、プンプンの白いキャップ、を被ってるから目印になりますね。↓。

おや、時空間平面のものすごい揺れだ。新展開だ。↓。

テーブルの下に身を隠せ。↓。

左下に見えるのが、杉山さんの帽子、右下に見えるのが川原の靴だ。↓。

なんとか無事に避難できた。時空間の揺れもおさまったようだ。↓。

よし、出よう。↓。

ああ、ビックリしたな。↓。

あれ、何か変じゃないか?。↓。

体が入れ替わってる!帽子だけはそのままだ。皮肉な事に、ふたりを見分ける術は、帽子だけになってしまった。↓。

川原(杉山の姿)「こんな事実は誰にも言えない。これからの診察は君がやるんだ」。

杉山(川原の姿)「えっ?私には出来ません」。↓。

そんなことは言ってられない。今から特訓だ。僕が後ろに付いていてやるから。↓。

川原(杉山の姿)「そうじゃないだろう~!」。

杉山(川原の姿)「ひえ~」。↓。

川原(杉山の姿)「そこをそうしろ!」。↓。

杉山(川原の姿)「これで合ってますか?」。↓。

川原(杉山の姿)「そこはそうだ。1回言ったら覚えろ~!」。↓。

杉山(川原の姿)「そんな~、もう無理ですゥ~」。↓。

杉山(川原の姿)「ところで、センセーは会計出来ますか?」

川原(杉山の姿)「う~む、わしゃ、メカ音痴だからなぁ。困ったものよ」。↓。

杉山(川原の姿)「こうやるんです。覚えてください」。↓。

川原(杉山の姿)「君たちは、こんな難しいことをやっていたのかね」。

杉山(川原の姿)「センセーなら、本気出せば、覚えられますよ。頑張って下さい」。↓。

川原(杉山の姿)「そろそろ、こんがらがって来たかな。白い帽子が川原だ。オレは、これから、杉山、として生きて行かなければならない。覚悟を決めよう。しかし、心は、白組、だ。そこだけは譲れないから、白の中原中也、のTシャツを着よう」。↓。

杉山(川原の姿)「私もこの姿で世の中を生きなければならないわ。こんがらがってる人、赤い帽子が目印よ。でも、心は、赤組。妄想Tシャツ、赤い下着が見える、デザインを着て、赤組をアピールよ」。↓。

川原(杉山の姿)「白い寝具で一休み。これも、白組ゆえだ」。↓。

杉山(川原の姿)「赤組としては、消火器、を紹介するわ」。↓。

川原(杉山の姿)「白い、デデデデ、の二人の抱き枕を抱えて。考えてみれば、この二人は、うさぎに変わってしまったんだな。それよりは、マシかな」。↓。

杉山(川原の姿)「センセーとして生きてゆくからには、怪獣にも詳しくないと。これは、改造パンドン、よ。赤組だから赤い怪獣をチョイスしたわ」。↓。

その頃、診察室では、ゴジラに出てくる、正義のロボット・ジェットジャガーが、りかちゃんに告白だ。こりゃまた新展開だ~。↓。

ジェットジャガー、積極的だ。↓。

これは、チュウーか?チューになるのか?。↓。

ジェットジャガー、よろけた。どうした?。↓。

ジェットジャガー、失神だ。何が起きた?。↓。

「大変よ~地震よ~」。逃げ惑う一般女性(友情出演・うかい)。↓。

診察室に戻っていたふたり。目印は帽子の色。赤が杉山。白が川原。↓。

ものすごい時空間平面の揺れだ。↓。

杉山(川原の姿)「助けて~センセー!」。

川原(杉山の姿)「おっ、これはひょっとして元に戻れるチャンスかも。そもそも、時空間のひずみで入れ替わったのだから、同じ衝撃が加われば元に戻る可能性がある」。↓。

ワ~プ!

時空間平面が正常化して行くぞ。その証拠に、赤い帽子が杉山に、白い帽子が川原に修正されていくぞ。↓。

ピタッ。揺れが止まったぞ。↓。

川原(川原の姿)「杉山さん、大丈夫か?」。↓。

杉山(杉山の姿)「私たち、元に戻れたんですね?」。↓。

やった~。↓。

よかった~。↓。

なんとかなった~。↓。

こうして僕らの不思議な1日は終った。

原因は時空間平面の激しい震動だったとして、何故、僕らはこんな事件に巻き込まれたのか、何故、僕らが当事者として選ばれたのか、それは神にしかわからない。

ただ一つ言えるのは、僕らは体が入れ替わることによって、普段、普通に過ごしていた相手の仕事の大変さを知り、お互いが支え合って成り立っていることを実感した。今まで、わかってもらえると甘えていた部分を、今回の事件で相手の身になって考える思いやりを教えられたことが、神様が僕らに伝えたかった狙いだったのかもしれないな、と思った。

どうでしたか、劇写メ・シリーズ第2弾(第1弾は、カワクリ版ジャングル・クルーズ~桃太郎ぢるしのちんすこう)。男女が入れ替わるという斬新なオリジナリティも自慢です。もうじき新海誠監督の「天気の子」が上映されるのが楽しみですね。そうだ、この男女が入れ替わるアイデア、新海監督に教えてあげようかな。次回作にどうですか?って。

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❤️ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの劇写メ・ストーリー♠️

〔人類は、いつから戦い、どれくらい争ったのだろう。
判明している情報では、3400年前から今日まで、世界で戦争がなく平和だった期間はわずか268年である。
今でも各地で、人と人が対立し、争いは生まれている。もしかしたら宇宙でも行われているかもしれない。
そして、東京のとあるクリニックで、一つの争いが発生していた。
それは、人類史上、最もくだらない争いだ。〕

 

う 「赤ですよ!なんとかレンジャーの真ん中はレッドだし、ヒーローはだいたい赤じゃないですか」
川 「黒だね!ヒーローで言えばバットマンもいるよ。」
う 「とにかく赤なんです」
川 「いいや黒だ」
う 「よし、ならば戦争だ!」

 

う 「まずは赤のわたしから、勝負です!先手必勝なので」
【ウルトラマンレオ】

川 「む、かっこいいではないか。だが、黒のわしをナメるでない」
【ゼットン】

う 「く・・・過去のブログの題材になった敵ですね。でもヒーローは赤なのだ!」
【ジャンボーグナイン】

川 「むむ、円谷プロやるなぁ。それもかっこいいぞ!ではわしはお色気で勝負だ!」
【ゼットン 擬人化ver】

う 「またブログに何度も登場してる子をっっ!そんなにその子のおしりばっかり見たって、元はゼットンなんですからね。」
川 「ならば、しりとりで勝負だ!」

う 「じゃあ先生が先行でいいですよ。代わりに赤いものを書くべし!」

川 「楽勝だね~」
【てんぐ】

う 「ぷぷぷ、てんごー!だって」

う 「まぁ、いいでしょう。GOに付き合ってあげますよ」
【ゴリラ】

川 「なんか雑じゃない?」
う 「てんごーに言われたくないです」
川 「むむ、じゃあちょっと難しいやつ描いちゃお!」
【ランデブー】

う 「これは・・・追いかけっこをしてる男女・・?昭和に取り残されてますよ先生!」
川 「これが追いかけっこに見えるのかい?まだまだ君は平成だね」
う 「じゃあわたしは平成の円谷で勝負です!」
【ブースカ】

川 「なんか、」
う 「いいんです、言わないでください。」
川 「いや、そうじゃなくて。怪獣ブースカってがっつり昭和だよ?」
う 「わたしはテレ東のブースカしか知らないんです!はい次」
川 「そんなプンプンしないで、これ見て癒されて」
【からかい上手の高木さん】

川 「やっぱり好きな子は上手に描けるもんだね~」
う 「先生、」
川 「ん?」
う 「ん。です。あうと~」

川 「がびーん!」
う 「弱ってるところにとどめの一撃!くらえ!」
【大谷翔平】

川 「はは!油断禁物!倍返しだ!」
【大谷翔平 黒】

う 「ホームラン!?」
川 「甘い球はすぐ打っちゃうよ」
う 「・・・次はどうかな?」
川 「!?」
【桜木花道】

川 「ふふふふふふ」
う 「なんだその不気味な笑みは!ま、まさか・・・!」
川 「そのまさかだよ」
【桜木花道 黒】

川 「ナイスディフェンス!」
う 「この間日本人が1位指名をうけたNBAのドラフト、どこで開催されたか知ってます?」
川 「ま、まさか・・・!」
【アイラブNY】

川 「NY?知らないねそんなとこ~」

う 「そんなこと言うなら契約してあげないっ!」

川 「それなら不良になってやる!」

う 「不良はいいけど浮気はだめ」

川 「冤罪だよぅ」

う 「なんですかそのTシャツ。」
川 「最後の晩餐。あぁ、これじゃちゃんと見えないね」

う 「うわ・・ビッグバードが焼かれてる。ブラックジョークにもほどがありますよ」
川 「そう。悲しいよね。だから泣いてるの」
う 「ビッグバードの気持ちになっちゃったんですね」
川 「ううん、仲間を焼いて食べるほうの気持ち。」
う 「・・・。なんですか、この悲しい終わり方は!」
川 「いや、実はもっと悲しいことがあったんだよ」
う 「なんですか?」
川 「亡くなったんだよ、、偉大な人がさ。」
う 「あぁ、あの人ですね。わたしもすごくお世話になりました」
川 「これ着て一緒に追悼しない?」
う 「もちろん!」

川&う 「ジャニーさん、安らかに」

 

(ノックの音)
渡辺さん 「患者さんお待ちですよ~」
川&う 「はーい」
う 「撮影おつかれさまでした」

〔Tシャツを脱いだり着たりで疲れ果て、やっと開放されたうかい。
だが、この戦いがまだ前半戦だということを、この時のうかいはまだ知らない。〕

~昼食後~

う 「は~美味しかった!」
川 「くっくっくっ、油断したな!まだ戦いは終わってないんだよ」
う 「!?」
川 「黒はTシャツやフィギュアだけじゃないのだ。くらえ!」
【コーヒーゼリーパフェ】

川 「そろそろ降参する?」
う 「先生知ってますよね?わたしが負けず嫌いなこと」
川 「!?」
【いちごパフェ】

川 「ここには赤もあったのか~!!」
う 「赤は正義なのだ!ハッハッハ!わたしの勝ち~」
川 (くそう・・・あ、僕がうかいさんになれば、僕の勝ちってことか(?))
川 (食いしん坊さんはパフェに夢中。決行するなら今しかない!)

〔川原は、マッドサイエンティストだったのだ〕

川 「僕がこのコーヒーゼリーを食べると~」

う 「!?なんか変!」
川 「まだまだだぞ~!」
う 「!?!?!?う、うわ~!」
川 「はい、完成!」
【見た目うかい、中身川原】

【見た目川原、中身うかい】

う 「わたしたち・・・入れ替わってる!?」
川 「赤と黒を混ぜると何色になるか知ってる?黒になるんだよヒッヒッヒ」
う 「先生、わたしの見た目でマッドサイエンティスト感出さないでください」
川 「あ、そうか、僕は今うかいさんなのか」
う 「そうですよ、わたしが先生です。どうするんですか午後の診察」
川 「キミ、この状態を受け入れるの早くない?」
う 「あ!!もう休憩終わるので、急いで帰りましょう!」
川 「ちょっとまって、このパフェおいしい!」

う 「先生、わたしの見た目でパフェばくばく食べないでください」
川 「いや、キミの真似をしてるんだよ。さぁ、帰ろう」

う 「ちょっと先生、わたしの見た目でがに股で歩かないでください」
川 「細かいねぇほんと。キミだって僕の見た目で内股で歩いてるのに」

う 「先生、勝ちは譲るので元に戻して下さい」
川 「戻し方わからないんだ」
う 「またコーヒーゼリー食べればいいんじゃないですか?」
川 「お腹いっぱいだよ。ぶつかってみるとか?」
う 「典型的ですね」
川 「あ、じゃあ二人でスキップしながら帰ろっか」

 

〔この後のことは記録には残っていない。戻ったのか、このままなのか。
どちらにしても、この二人の戦いはまだまだ続きそうだ。
ただこの二人が一体何を争っていたのかは明かされていない。〕

 

※この物語はフィクションです

うかいさんのあとがき:この記事を書いたのはわたしですが、先生が「オレはこんなこと言わない」と言っていました。キャラ設定は大事です。
ここでは、カワクリなりのジャニーさんの追悼をしていますね。
そして撮影裏話ですが、後半の戦いでパフェを食べるためにお昼は珈琲館へ。
撮影は徳田さんに協力していただきました。
その場で着替えたり撮ったり、ものすごく忙しくて、パフェを食べる時間に余裕がなかったのは本当です。
最後に歩いて帰るとき、男性の歩き方ができなくて、先生に演技指導をしてもらったいい思い出です。

BGM.  岩崎良美「赤と黒」


ひとを見た目で判断するな?!

10/Ⅹ.(木)2024 くもり 今月号の「いちご新聞」の付録はStrawberry♡クリアケース全5種

少し慣れてきた患者さんから「どうしてアニメがこんなに貼ってあるんですか?」と聞かれる。あまりに共通した多い質問なので答えておくと、カワクリ開業当時は、平成19年(2007年)、まだ子供がアニメばかりみてると「将来、犯罪者になるんじゃないか?」と心配してくる親がいた。きっと某・凶悪事件の影響なのだろう。オタクもそんなに市民権がなかったし。うちは「思春期相談」という看板もあるからそういう相談が本当に多くて、「だったらいっそ態度で示そう」とクリニックの壁をアニメのポスターで埋めたのです。秋葉原や中野で販促用のポスターを主に入手しました。

その他に多い質問は「センセーは、何故そんな髪色をしてるのですか?いつからですか?」という異彩なファッション感覚についての素朴な疑問。それも同様で、開業当時の思春期相談で多かったのが「娘(息子)が金髪(茶髪)にした。不良になるのでは?」というもので、さすがに昭和ならともかく髪色で何かを主張する人など流行らないだろうと思ったものでそれも「態度で示そう」と僕が髪色を赤や青にして。「子供の金髪」を心配する親御さんの悩みを聞きながら赤や青の髪で「それはご心配ですね」と答えると「あっ、出直して来ます」って帰って行った。

ひとを見た目で判断するな、と言う人がいるが、初対面では第1印象は「見た目で判断」するしかない。問題は「見た目で判断」するかどうかではなく、「判断の仕方や中身」なのだと思う。髪色、金髪=不良、というのはあまりにお粗末な連想ではないか。それを変えるには金髪でも大丈夫な人が増えることで、僕はそっち側の分母に入って偏見を薄めようと思ったのです。

その頃、僕は東京都の教育委員会の相談や都立高の校医もしてたので、都の職員と会うことも多かったのです。ある日のこと、町田の高校に行く予定がありまして、約束より少し早く着いたので、町田のヴィレッジ・ヴァンガードで時間を潰すことにしました。その時、レジの付近にミニ・ライターをいれるケースのようなものが飾られていて、僕は、丁度、その日、「印鑑を持参して下さい。シャチハタでも可」と言われていたので、シャチハタを握って持っていました。何の気なしに、そのシャチハタを「ラット・フィンク」に突っ込んでみました。そしたら抜けなくなっちゃって、店員にもやってもらったが、どうにもこうにも抜けなくって仕方なくそのまま買い取ることになりまして、それが、コレ↓。今でも、毎日の診療で使っている奴です。


それで、学校に着くと、教育委員会の人が2人と高校の校長先生と保健室の先生がいて、僕はその頃髪の毛が緑だったので、一瞬、皆は驚いた表情をしたけど、そこは向こうも大人だから平静を装って、それでしばらく話をしてたら、人の外見なんて5分もすれば慣れちゃうもので、「いい先生に来てもらって良かった」なんて話が丸く収まって、最後に「ここに印鑑をいただけますか?」と書類が出されたから、コレを出したら再び、たいそう皆、驚いた…というお話です。

※ラットフィンクは、ミッキーマウスのお父さんという設定の、ディズニー非公認のキャラクターです。最近、中野「まんだらけ」で買い取り強化中だったから、今ならビックリされないかな?

BGM. 淳子&百恵「渚のシンドバット」


受付の知られてない他の仕事

9/Ⅹ.(水)2024 雨のウエンズデー ジョン・レノンの誕生日

こう雨が続くと憂鬱になります。小学生時代の猪木なら学校を休んでいましたね。そんな僕はジャンバーを着て来ました。

でも気圧とセロトニンにやられて、グターっとします。

袖に般若心境をあつらえたスカジャンはジョン・レノンが死ぬ前にインタビューで着用したもののレプリカです。カメラはライカ、カメラマン・受付の渡辺さん。

 

今回お届けするのは「劇写メ・ストーリー」二本立てです。まだ受付に羽田さんが加入する前でうかいさんがいる頃の作品です。文章もうかいさんが書いてくれています。今なんの明るいニュースもない時代なので懐かしさも手伝い再録しますね。タイトル→うかいさん解説→本文記事→クレジットの順です。2話あります。見たことある人もない人も、5年ぶりの蔵出しなのでお楽しみください。

 

柿と、貧乏と、文房具

これは、受付が気に入ってる作品です。
お口のケアの【炭】で毎回笑ってしまいます。
でもなんだか可哀想な物語で、少し胸糞悪くもあります。
だからなのか、コメントはありませんでした。

あるところに、お嬢様学校に通う、貧乏な女の子がいました。
その子はとても秀才なため、特待生でそこの学校に入りました。
ですが、そこの学校に通う子は、自分以外、全員裕福です。
その子はひたすらに貧乏なので、お友達との様々な違いに、日々悩んでいました。

裕福な友達1「今日のわたしのおやつは、広島のもみじまんじゅう」

裕福な友達2「わたしは、プラハに売ってたチョコレート」

貧乏な女の子「いいなぁ。二つとも食べた事がないや。
わたしは、お母さんが勤めてるクリニックからもらってきた、ミルクと砂糖」

さっそく食べ始めようとした3人ですが、ここは学校の中庭。
手洗い場がありません。
でも女の子なので、用意周到です。

裕福な友達1「わたしの今日のお手拭は、三ツ星フレンチでも使ってる、これよ」

裕福な友達2「わたしは、ファーストクラスでも使われてる、これよ」

貧乏な女の子「二人とも可愛いの持ってるね。
わたしは、バイト先でお客さんが使わなかった、これ」

無事、おやつを食べ終わりました。
その後は、さすが女の子、お口のケアもかかせません。

裕福な友達1「やっぱりこれよね」

裕福な友達2「わたしはそれの新作よ」

貧乏な女の子「美味しいの?やっぱりにおいケアといえばこれよね!炭!」

裕福な友達1「おやつの時間はあっという間ね。今何時かしら?とけいで確認しましょう」

裕福な友達2「とけい、とけい、あ、あったわ。あら、もうこんな時間」

貧乏な女の子「わたしの、けいと、は時間がわからないんだ」

裕福な友達1「残った時間でシール交換しましょうよ。昨日買ってもらったの」

裕福な友達2「わたしはイギリスで買ったものよ」

貧乏な女の子「キラキラしてて綺麗だね。
わたしは手作りなんだけど、これでいいかな?」

シール交換を無事に終えた3人は、授業に戻っていきました。
次の授業は美術です。

裕福な友達1「わたしは、フランスの画家が使っているものと同じキャンバスとペンを使うわ」

裕福な友達2「わたしは世界に3つしかないキャンバスとペンを使ってみるわ」

貧乏な女の子「二人とも素敵な文房具だね。
わたしはそんな高級品持ってないから、これを使うよ」

貧乏な女の子「あはは。これじゃ、ぜんぜんかけないや…。
わたしのは文房具じゃなくて、びんぼうぐだよ…。」

女の子は、どうしてこうも違うのかと、嘆き悲しみました。
「わたしは、まともにかけるペンすら買えない」
一本のえんぴつを、小指ほどの長さになっても、大事に大事に使っていた女の子にとって、カラーペンなんて夢のまた夢でした。
そして、いいものを使っているお友達と、それを持つことすら出来ない自分を恨みました。

とうとう貧乏な女の子は、いけないことをしてしまいました。

同級生のロッカーからカラーペンを(ペン立てごと)盗んでしまうのです。

 

数日後、女の子は先生から呼び出されました。
先生の後姿は、とても意味深です。

「な、なにかご用でしょうか?」
女の子は、怯えながら聞きました。

とてもこわいかおです。
でも、先生は何も言いません。
何も言わず、手を前にかざしています。

『先生は怒っているんだ。わたしが人の物を盗んでしまったから』
女の子はそう気付きました。
そして、盗んだものを先生の前に置きました。

女の子は言いました。「先生、すみません。
わたしは同級生のロッカーからこれを盗みました。
どんな罰でもうけます。」

先生は女の子に聞きました。
「なんでこれを盗んだの?」
女の子は正直に答えました。
「わたしが持っている文房具じゃ、満足に絵も描けないからです。
でも、新しい文房具を買うお金はなくて。」

先生は数回うなずいたあと、女の子に言いました。
「手を出してごらん」

「これは、とっても美味しい柿だよ。これを君にあげる」
女の子は混乱して、聞きました。
「先生、なぜですか?わたしは悪いことをしたのに、なぜ美味しい柿をもらえるのですか?」

先生は一呼吸置いて、こう言いました。
「その柿で、【カキカキ】しなさい。
よし!踊ろう!」

このお話が、有名な不良更生プログラム「柿踊り」の起源である。

 

※今回の記事のクレジット。
記事執筆・うかい。
原作・有島武郎「一房の葡萄」。
原案・川原&うかい。
絵コンテ・うかい。
撮影・川原&うかい&杉山&渡辺。
小道具・川原私物&患者さんからの贈り物。
フリスク・ナースの塚田さん私物を拝借(無断)。

貧乏な女の子役・渡辺(初主演)。
裕福な友人1・杉山。
裕福な友人2・うかい。
先生・川原。
貧乏な女の子がペンを盗んだ引き出し・スモーク君(ピローヌ)。

 

柿と、クマと、ウィリアム・テル

これは受付三人がそれぞれ役を与えられた最初の作品です。
先生の作る物語がどんどん凝っていってますよね。
撮影秘話は言うまでもなく、外で傘持って踊ったことです。
色んな人に見られ、蔑まれ、笑われました。
なので最後の写真は、【踊っている】というより、【戸惑っている】が正解ですね。

夏の蒸し暑さから一転、
朝晩の冷えと、乾燥に怯える季節となりました。

「クマはいいな。冬眠できるから。」
人間は呑気に言いますが、野生で生きていくのは過酷なのです。
山にある、あらゆる木の実などを食べまくり、冬眠に備えるのですが、
不作の年などは食べるものがないのです。
そうなると、どうなるでしょう?
そうです、人里におりてきてしまうのです。

この二匹のクマも例に漏れず、食べ物を調達しに人里へおり、
とても美味しそうな柿を盗もうとしたのでした。

↓柿を盗むクマ↓

作物を盗まれた人間様はお怒りです。
クマを駆除しろと、村長は無慈悲な決断をします。

↓村長(フラミンゴ)と駆除されそうなクマ2頭↓↓

そこへ現れたのは、英雄【ウィリアム・テル】。
彼は「駆除なんてさせない!」とクマを庇いました。

↓村長と対峙しているヒョウ柄のウィリアム・テル↓


すると村長は言いました。
「ならば賭けをしよう。おぬしの持ってるその銃で、柿を撃てるか?」
ウィリアム・テルは首を縦に振りました。
すると村長は、不適な笑みを浮かべながらこう言いました。
「その柿が、息子の頭の上に置いてあってもか?」

↓柿を頭の上に乗せられている息子↓

苦虫を噛み潰したような顔をするウィリアム・テル。
迷いに迷っていると、息子は一言
「ダッドを信じるよ」

ウィリアム・テルは柿を仕留めると約束をし、息子に銃を向けました。

息子は目を閉じて、歯を食いしばります。
その場にいた全員に緊張が走り、どこからかツバを飲み込む音が聞こえてきました。
ウィリアム・テルは狙いを定め、引き金をひきました。
その時、

バッ!とひらいたのは、傘。
ウィリアム・テルが持っていたのは、最初から銃ではなく、傘だったのです。

息子は安堵の涙を浮かべ、クマと村長はあっけにとられていました。
さっきまでご立腹だった村長は、みるみるうちに目尻がさがり、こう言いました。
「いやいや、こりゃ一本とられた!祭りじゃ!祝いじゃ!みな踊れ!(?)」

ウィリアム・テルと息子は、柿と傘を持って踊りました。

クマも一緒に踊り出します。

村長も一緒に踊り出します。

村の外でも踊ります。

この踊りは、一晩中続きました。
後にこの物語は、「大岡山名物、傘踊り」として、語り継がれましたとさ。

おしまい、おしまい。

※今回の記事のクレジット。
記事執筆・うかい。
原案・川原&うかい。
絵コンテ・うかい。
撮影・川原&うかい&杉山&渡辺。徳田(屋外担当)。
衣装&傘提供・川原&カワクリ備品。

ウイリアム・テル役・うかい。
その息子・杉山。
熊1・川原。
熊2・渡辺。
村長・フラミンゴ(カワクリ備品)。
村長の黒子・川原(二役)。

以上です。

今日は冷たい雨ですね。雨の日の看板につけるイラストが色あせたので交換しました。

今度のは、「ルックバック」の名シーンをオマージュしています。川原&羽田さんのアイデアで、作成は羽田さんです。

イラスト部分をクローズアップ。

これを見たら雨の日も少しウキウキしないですかね?

BGM. ジョン・レノン「ウーマン」


心理部門「エスパー専門外来」

8/Ⅹ.(火)2024 雨でちょっぴり憂鬱 地球平面論者(フラットアーサ―)が増えてるらしい。

先週号の「FRIday」に磯山さやかが出てる。

2025年のカレンダーから3枚の写真を特別にみせてくれている。

先週の金曜ビバリーは、高田文夫・松村邦洋・磯山さやかで、磯山さやかのカレンダーの話題でひとしきり盛り上がった。松村邦洋は「磯山ちゃんの足の裏がいいね」とラジオで言ってたけどどれかな?と思ってたらこれですね。

足の裏が好きな人のためにクローズアップ。

 

ひとしきり磯山さやかのカレンダーで盛り上がりましたね。さて、前回の記事は「川原がエスパー魔美に救われた」という記事でしたが、今回はそのお礼をしたい。つまり、エスパーの相談を受けようという外来の新設です。

昔、12チャンネルの朝に、「おはようスタジオ」という新人アイドルの出る番組があって、そこにゲスト出演する新人アイドルは新曲情報などを「たぬきインタビュー」というコーナーで紹介してもらうのですが、「たぬきインタビュー」とは文字通り、質問の答えから「た」を抜いて答えねばならず、失敗して、「た」と言ってしまうと顔にタヌキの絵のシールを貼られて行くという罰ゲームが見所でした。皆、最初こそ警戒するのですが、インタビューが進むに連れ、ついつい1つ2つ「た」と言ってしまいそこが愛嬌なのですが、僕が今尚、忘れられないのは原田知世で、原田知世はショッパナから、「た」の字を連発して、インタビュー半ばにして、タヌキシールで顔が見えなくなっていました。途中からチャンネルをつけたら誰だか判らないです。今なら放送事故です。そんな原田知世が「時をかける少女」で映画デビューした時のキャッチフレーズが「恋の予感のジュブナイル」でした。僕は当時、受験生でしたが、「ジュブナイル」という単語を知らなくて辞書を引きましたよ。「10代」って意味でした。

ジュブナイルといえば、過去のジュブナイル作品にリスペクトをはかった「君の名は。」を思い出します。さすがにまだ観てない人はもう見ないと思うので多少ネタバレしますが、僕の印象的だったシーンを話します。主人公の少女が巫女さんで、口噛み酒、を造る儀式です。口噛み酒、とは、神様に奉納する神聖なお酒のことで、少女がお米をよく噛んで、液体状になったら吐き出すのです。当時の受付の大平さんと一緒にお昼を食べに行った時、「君の名は。」を観て泣いた、と言ったら「どこでですか?」と聞かれたから、「口噛み酒」と答えたら、ドン引きされました。↓。


主人公の少女は、この儀式を同級生にみられるのを嫌がっいてましたが、おませな妹が、励ましのように、「いっそ、生写真とメイキング映像もつけて、口噛み酒、を売り出せば良い」と発言してました。僕は、「商品化したら買おう」と一瞬、思いましたが、昔、ブルセラというのが社会問題になっていた頃、摘発された店主(おっさん)が、女子高生の「つば」、と偽って、自分の唾液を売っていたというニュースを思い出し、産地を見極める、とか、食の安全、ということにあらためて思いをめぐらせたものでした。↓。

この映画は、我々の世代には受けると思いました。それは、大林宣彦の尾道三部作のジュブナイル映画を彷彿させ、監督のちょっとした洒落っ気なのですかね?、ちょっとオマージュしてる場面もあってニヤニヤします。「ある!ない!」と自分のオッパイをもんだり、上半身裸で姿見に映るのは、「転校生」の小林聡美ですね。↓。

小林聡美は念のため、「下」も確認します。「ない!」。↓。


小林聡美は「転校生」の冒頭で大胆にもオッパイを見せましたが、「君の名は。」では光の加減で隠していました。これは映倫とか都条例とかの影響ですかね?コミケ関係でも、結構、問題になってましたね。「女子高生はヤバイから、女子校生にしよう」とか。つまり、女子高生は18歳以下でアウトだけど、女子校生なら専門学生とか短大も含むからOKみたいな、議論を聞いたことがあります。↓。

原田知世の「時をかける少女」のエッセンスもありました。「君の名は。」でも、タイムトラベルは重要なテーマですからね。原田知世の「時をかける少女」では、未来人・深町くん、が未来へ帰る時に、原田知世の質問に答えてこう言います。「時は過ぎるのではなく、やってくるものだ。だから、また会える。でも、その時、2人とも記憶はないんだ」と。それに答えて、原田知世は「また会えるの?私にはわかるわ」と本来なら絶対的な力を持つ「時間」に対して、私は忘れない、というピュアで強い意志の力のみで抗おうとする決意表明をします。↓。


この時に、意味は判りませんが、深町くんは、原田知世のほっぺに墨のようなもので、まるで落書きのようにします。上の写真の、原田知世の画面左側のほっぺが黒いのはそのせいです。「君の名は。」でも、ほっぺに落書き、はコミカルなシーンとして登場してますね。↓。


顔に落書きと言えば、劇場版「涼宮ハルヒの消失」の終盤でも、キョンが意識を失い入院してる時、「団長の責任」として、病室の床に寝袋で泊まり込んでいたハルヒが、意識を回復してキョンに起こされた時に発したセリフが「私の顔にイタズラ書きとかしてないでしょうね」というツンデレで、キョンも「したかったけどな」と返しています。こちらは、コミック9巻から。↓。



「涼宮ハルヒの憂鬱」でも、「時をかける少女」や「なぞの転校生」などには敬意を払っていますから、これらのテーマは世代を越えて青春には鉄板で、寝顔に落書きはラブコメの王道なのかもしれませんね。あっ、すみません。話が、「涼宮ハルヒの憂鬱」になってしまいました。
「君の名は。」で、大林宣彦の映画を連想した話に戻します。「時をかける少女」のラストの方で、大きくなった原田知世は、大学の薬学部に勤めていて、図書をいっぱい抱えて廊下を歩いていると、大人になった深町くんらしき人とぶつかって道を聞かれます。道を教えて、別方向に歩いて行くのですが、お互い記憶がないけれど、何かを感じたのでしょうね、まずは、深町くんが振り返って、原田知世は気づかずです。↓。


そして、深町くんが歩いて行くと、今度は原田知世が振り返りその背中を見送ってすれ違いのまま…。↓。


これは「君の名は。」では、歩道橋の上みたいなところで、よく似たすれ違いのシーンがみれました。↓。


「時をかける少女」は、原田知世と深町くんの二人の強い意志が運命を手繰り寄せる予感をさせて終ります。何年も心に引っ掛かっていた、青春の忘れ物の続編を、映画「君の名は。」で、みせてくれたような気がしました。

ジュブナイル作品にはエスパーものが多いです。そういうエスパーものを見てていつも思うのは、我々・精神科医への「世間の偏見」と「あるべき役割」です。こういうエスパーものは、決まって、ある日突然、主人公が超能力に目覚め、最初は「自分が狂ってしまったのでは?」と不安になり、やがて本当に超能力があるらしいと納得すると、今度は「自分の存在理由は何なのか?」と悩み、そして同様の仲間が集まり、共通の目的のため(敵を倒す、とか)に活躍します。中には、自分がおかしくなったと思う始めの段階で、精神科やカウンセリングをたずねる場合もあります。しかし、決まって、精神科医やカウンセラーは、「ノイローゼですね」とか「薬を出しておきましょう」としか言わず、役に立ちません。エスパー達への、社会の「無理解」の象徴として描かれているのが精神科医で、偏見ですね。

ある日、突然に超能力に目覚めたら、自分はおかしくなった?と思うのは当然であり、そういう人が精神科やカウンセリングを訪れる可能性はあります。そんな時、僕らはどうしたらいいのだろう?と常に考えます。
彼らの身に起きたことを、「常識」という物差しだけで判断せずに耳を傾け、不安や悩みや孤独感で押し潰れそうな心を支え、いつしか時が来れば、仲間や目的が見つかり活躍する、という希望を信じて、「その時まで」寄り添うことですね。不安な彼らが、「あそこに行けば、いてくれる」と思えるような「定点」になることだ。「わたしはここにいる」。固定観念に囚われない「非常識」さと、人としての誠実さが必要条件で、それから自分が病気をしない健康管理も大切だ。でも、実はこれは、普段の診療やカウンセリングでも同じなのです。心理部門もエスパー対応OKです。僕はと来たら、怪我に用心して、200歳まで生きよう。

BGM.  忌野清志郎「Baby何もかも」


大岡山デート~エスパー魔美は川原を救えたのか?

7/Ⅹ.(月)2024 はれ 中川翔子、原発不明がん公表の山田五郎氏へエール「絶対ミラクル起きるから」

10月になり夏も終わりですね。メチャクチャ暑かったあの酷暑が懐かしくさえなります。夏に終わりを告げ秋の気配を感じる、人生に例えるなら「夏」は「青春」、「秋」は「悩める青年の苦悩」、そんな季節の移り変わりの中の僕の姿を写真に切り取ってもらいました。カメラはライカ、場所はそば縁「さかもと」、カメラマン・心理の松井さん、ポージング指導・心理の徳田さん、ポロシャツの柄はローリングストーンズのブライアンジョーンズ。↓。

ブライアンジョーンズのマネをしてタバコを吸うポーズ。お箸で。

頬杖をついて秋の哀愁を。松井さんチョイスバージョン。

頬杖をついて秋の哀愁を。徳田さんチョイスバージョン。

ランチのオーダーも夏の終わりを意識して、「ぶっかけうどん」にしてみました。もうすぐ秋が来てメニューが「鍋焼きうどん」グループに変わるから、食べ納め。

サイドメニューは鶏の唐揚げ。

サイドメニュー、シウマイ。3人分。

しかし、「ぶっかけうどん」のトッピングが、とろろ、めかぶ、山芋とツルツル滑るものばかりで、右手が腱鞘炎気味なのでうまくお箸でうどんを掴めないのです。そこで、こんなものをお店の人にリクエスト。

フォークとスプーンです。僕はまるでイタリアの子どものように、スパゲティーを食べる要領でスプーンの上でうどんをクルクルとフォークで巻いて平らげました。

お蕎麦イタリアン風で初めてみましたが、今回のデートは川原暗黒時代を照らしてくれたマンガ&アニメ「エスパー魔美」の紹介です。

 

ちょっと前に何かで見た藤子・F・不二雄の人気ランキングでは、1位がドラえもん、2位がキテレツ、3位がパーマン、4位がエスパー魔美でした。藤子・F・不二雄作品にはファンサービスとして、異色なコラボレーションがチラッとあるから嬉しいです。たとえば、ドラえもんの24巻に、星野スミレ、が女優役で登場します。↓。


星野スミレ、とはパーマン3号の正体の名前で、将来の夢が大女優、つまり、ドラえもんの中では夢がかなった、ことになっていますね。星野スミレは熱愛報道でマスコミに追い回されますが、それはガセネタ。星野スミレには意中の人がいました。のび太は、星野スミレが落としたロケットを拾ってあげます。↓。


そのロケットの中の写真は、どうみても、パーマン1号の、みつ夫、の少年時代の顔です。↓。


ちなみに、みつ夫の本名は、須羽満夫。スーパーマンのモジり、です。下が、パーマン1号のプロフィール。「藤子不二雄ファンクラブ月刊UTOPIA創刊号(昭和57年7月31日発行)」から。↓。


星野スミレは「その人は会えないくらい遠くにいるの」と言い、それに対して、のび太は生意気な口をたたきます。のび太のくせに。↓。


これは、パーマンの最終回で、みつ夫が日本のパーマンの代表として「スーパー星」へ留学したことを暗示しています。判る人だけ判る、のが、マニアックな心をくすぐるのです。下は、単行本未収録「帰ってきたパーマン」より、パーマン1号が遠い国にいる証拠。↓。


僕の年代には、星野スミレ、が憧れのヒロインという人が多く、「結婚相手は、星野スミレ、という名前の人にしたい」と言ってたひとが何人かいました。あまり知られていないことですが、初期設定では星野スミレ、は芸名で、本名は鈴木伸子、です。下が、パーマン3号の紹介。出典は、1号と同じ。↓。

僕の青春の後半はバブル期だったのですが、僕は医学部の高学年だったので、病棟実習や試験勉強に追い回され、バブル期など実感したことは1度もありません。その頃の僕の唯一と言って良い娯楽が、早く帰れた金曜日にTVでみるアニメ「エスパー魔美」で、それだけが心の安寧でした。↓。


そんな思い入れのせいで、今でも、エスパー魔美は好きです。DVD・BOXも持っています。下が、クリニックの、エスパー魔美コーナー。↓。


上の右はエスパー魔美が、テレポーテーションする時に使う、仁丹の入った道具です。クラスメートの高畑君が作ってくれました。下のように自分に向けるとその衝撃波でエネルギー変換されるのです。↓。

エスパー魔美のお父さんは画家で、そのバイトで魔美はヌード・モデルをやってる描写が時々あります。

ドラえもんの、静香ちゃんの入浴シーンがNGな時代ですから、エスパー魔美は中学生だからオールヌードは放送禁止ですかね?それとも芸術だからセーフでしょうか?。静香・魔美の順番で↓。

そんなエスパー魔美、でも、藤子不二雄の他作品とのコラボがあります。僕はタイトルを「かまいたち」と呼んでいますが、正式には、マンガでは「ウソ×ウソ=?」で、↓。

TVアニメでは「ウソ×ウソ=パニック」といいます。↓。

この回は、魔美がついたちょっとした嘘が発展して大騒動になるというドタバタです。ここで、嘘を拡散させる重要なマッチポンプの役割をするのが、ご近所の「細矢さん」です。僕の知ってる限り、細矢さんの初出作品は、「旧・オバQ」です。細矢だから、放送屋、というあだ名のおしゃべりおばさんです。てんとうむしコミックスの「オバケのQ太郎」5巻の「放送屋だまれ」に主役として出てきます。↓。


放送屋が、ははあん、と言ったら注意です。↓。


エスパー魔美でも、かまいたち、を発見するのは、細矢さんです。↓。


そして、町中にいいふらして、尾ひれがついて学校でも大騒ぎ。↓。


ここから、ドラえもん、とのコラボがみられます。街角で、スネ夫が都市伝説を言いふらす場面に魔美が通りかかります。スネ夫が話してる相手は、のび太&しずかちゃん&ドラえもん(の後姿)です。↓。


アニメ版の「かまいたち」では、ドラえもんの代わりに、ジャイアンがいます。↓。

その代わり、アニメ版の「かまいたち」では、魔美が道を歩くシーンで、一瞬、空をタケコプターで飛んで行くドラえもんが映ります。本編に影響しないサービスショットで、一瞬だから、見逃しちゃうかもしれませんよ。↓。


バブルから隔絶された灰色の青春生活を送っていた僕の世界に「色をつけてくれた」エスパー魔美を一緒にみてもらいました。ありがとう。

 

それではご飯に行きましょう。最近は季節感というか春と秋がなくて「二季」になったようですからせめて「秋」らしい食材でも食べましょう。近所の寿司屋へ「秋らしいメニュー」をオーダーしておきました。

今日のお酒は「はなあび」にします。一升くらい開けちゃいましょう。

秋らしい食材と言えば、松茸、ですね。

北海道産です。

あとは好物の「ウニ」。

サイドから見ると分かりますが、二段になっています。

まずは松茸を土瓶蒸しにして。

出汁を味わいます。

松茸を焼いてるうちに、焼さんまを食べて待ちます。

松茸が焼けて来ました。

戻りガツオを少しつまみにして、

ラストに握りは「4貫」くらい。中トロ。

青柳。

ぶり。

デザートっぽく、穴子。

結構呑みましたね。昼から呑むのは「背徳感」というか「優越感」があり、デートにピッタリですね。

さて今回の大岡山デートはどうだったでしょうか?付き合ってくれる人がひとりでもいる限り続けます。

BGM.  エスパー魔美 OP&ED


10月1日2024

2/Ⅹ.(水)2024 はれ 「ジョーカー」の続編にして完結編となる「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」が、今秋10月11日(金)公開。

すっかり秋めいて来たと思ったら10月です。大谷翔平は、本塁打王と打点王の2冠獲得しましたね。

磯山さやかのカレンダー。

磯山さやかのカレンダー裏面。

ぺろりん先生のカレンダーはハロウィーンがテーマですね。

1日は都民の日だったそうです。

佳子さまの日めくりカレンダー。

佳子さまの新しい写真集が届きました。

デデデデのデラックス特装版も届きました。重いです!

こっちが「デデデデ」の通常の特装版シリーズ。

空中写真から、通常の特装版シリーズ。

普通サイズと比べるとそのデカさが際立ちますね!通常盤には、映画の広告の帯つき(りら&あの)。

 

今回は秋にちなんで文化祭風に、学芸会風に、「紙芝居」をお届けします。過去の記事からのピックアップです。タイトルは、『激・紙芝居~「馬場」』です。

2020年2月、アニメ「異種族レビュアーズ」と「推しが武道館いってくれたら死ぬ」の2つのBDを予約しようと思い、新宿へ行った時の話。アニメの円盤特典は店舗ごとに異なるから、アニメイト・ゲーマーズ・とらのあな・タワーレコード・HMV・紀伊国屋書店を比較して回ります。紀伊国屋書店では、アニメ特典は「特になし」でしたが、ビックリしたのは、対応してくれた女性店員で、「アニメの特典はありませんが、ジョーカー、を買うとポスターがつきますよ。どうですか?」と「ジョーカー」を勧めてきました。本当にビックリしました。アニメを買いに来てる客に洋画を勧めるなんて。志ん生の落語で、「ポマードがないからゴムのりを勧めた」、って言うギャグがありますが、それと同じレベルです。あまりにビックリし過ぎて買っちゃいました。そういう訳で、今回の「激・紙芝居~馬場」のアイデアは、BD「ジョーカー」からインスパイアされた、というこぼれ話をお知らせしておきたい。

 

激・紙芝居~「馬場」

 

日本の雪国に、その少年は生まれた。産まれた時から大きな子だった。↓。

馬場少年は何より人を笑わせるのが好きで、たけしのようなコメディアンになりたかった。↓。

しかし、その恵まれた体を周囲は放っておかなかった。長身を利用して、学生時代には野球のピッチャーをやった。↓。

しかし風呂場で転んで肩をダメにしてしまってからグレてしまった。↓。

やさしいお母さんも死んでしまい、忌の際に「いつも笑顔を忘れずに」と言った。↓。

それから馬場少年はいつも笑顔でいるように心掛け、笑ってはいけない場面でも笑ってしまい、葬式で顰蹙を買ったり、大晦日にお尻にタイキックを受けたりした。

それ以来、馬場青年は笑うと蹴りを放つようになった。馬場の足は16文という大きさで「16文キック」と呼ばれた。

ここで世の中に悪政がひかれた。将軍・徳川家馬(いえうま)は自分が馬年生まれで自分の名前に馬がついてるから、馬を庶民より大事に扱った。そこで馬面の名前に馬のつく馬場青年がスターダムにのし上がった。テレビにも出た。家馬との対談で緊張してしまった馬場青年は笑ってしまい、なんと将軍様に16文キックをブチかましてしまった。↓。

これがテレビで生中継され、実は政治に不満を持っていた民衆から支持され一揆を扇動した。↓。

そして首謀者として馬場は逮捕された。↓。

そんな馬場に日本のお笑い界の友人・たつっち、が面会に来た。↓。

馬場「たつっちさんは人気者だからオレの気持ちはわからね~」

たつっち「そんなことはねぇ。アメリカには馬場が必要なんだ」

馬場「何故だい?」

たつっち「だって、ババがなきゃトランプは何もできないだろう」

馬場「うまい!」

たつっち「たつっち、です!」。↓。

「ありがとう~、さすがお笑い第7世代だ~」と泣き、たつっちに心を救われた馬場だった。↓。

こうして馬場はタップを踊り月夜に脱獄して一夜限り、黄金時代を再現したという。↓。

 

※このお話は、ナイツの独演会DVD「エルやエスの必需品」で前説として出てくる中津川弦のギャグをパクっています。紙芝居の下絵・川原、色塗り&仕上げは、前の受付のうかいさん、でした。うかいさんは、「バットマン」に詳しくて、ジョーカーにも詳しかったです。彼女によるとジョーカーはもっとカッコよくて飄々としててスマートだから、ああいう可愛そうなジョーカーはみたくなかったとマニアックなことを言ってました。紙芝居の馬場、はいかがでしたか?

 

さて、先週の土曜日は昔の仲間との懇親会を鰻屋で。鰻のコースです。

お酒は冷酒。

お刺身から。

白焼き。

うまきなど。

肝吸い。

鰻重。

「よそで食べたらこれだけで7000円する」と言ってたから、良い鰻なのでしょう。

フルーツ。

次回は文化部通信10月号です。

BGM. 石川ひとみ「秋が燃える」


症例T・K  高校生男子 「離人症」

27/Ⅸ.(金)2024 雨 受付&NSの新制服の試着、始まる

映画「ベルリン天使の詩」で、広場にいる「天使の像」は退屈です。それを表現するように映画は中盤まで白黒で風景が流れます。みてるお客さんにも「天使の退屈さ」を共有させる狙いか?と思うような退屈さです。それが急展開、「空中ブランコの美女」が出てから映画の世界はカラーになります。このように、男の子のモノクロームの世界を総天然色に代えてくれるのは古今東西、女子の存在だというお話です。

高校の時の教室は校舎の1番上の階で、僕の席は窓際の1番後ろだったから、授業中にぼんやりと眺める無人の校庭は殺風景だった。僕は、ある日、その風景が白黒に見えて、体育の授業で走ってる生徒達もカラクリ人形みたいに見えた。今思うと、「離人症(りじん・しょう)」だったのだと思う。

 

離人症:現実感が失われること。①内界意識離人症。自分は変わってしまった。自分だという実感がない。②外界意識離人症。周囲のものに実感がない。外界と自分の間にベールがあるようだ。景色や花を見ても美しいと感じない。③身体意識離人症。自分の身体、手足、顔が自分のものだと感じられない。自分の身体が生きていないようだ。(精神科ポケット辞典、弘文堂。より一部引用)

離人症は、精神科の症状の中で唯一と言っていいのではないか、自己申告の症状なので、誰からも気付かれなかった。むしろ、僕は明るく騒がしい人気者だったし。そんな頃、僕が考えたのは、この世はひょっとすると、猿山のちょっと頭の良い一匹の猿がみている夢で、その猿が目を覚ますと、僕も友人も家族も総理大臣も、みんないっぺんにこの世から消えてしまう、人類とは猿の夢の中の登場人物で、猿が目を覚ますと、跡形もなく消えてしまう世の中かもしれない、などと考えたりしていた。
そんな時代の話である。
僕は離人症を抱えてはいたが、授業中はうるさかったから教師達が参ってしまい、僕は島流しのように、教室の1番後ろの廊下側に移された。右側には真っ白い壁があった。僕は、授業は半分上の空で聞いていて、ふと頭によぎった考えや、思いついた発想を、その白い壁に書いて行った。ポエムや4コマ漫画や不条理な絵で、クラスメートからは「面白い!」とか、「もっと書いて!」と言われ、休み時間には皆が僕の周りに集まって、授業が始まると、皆は席について前を向き、僕1人、横を向いて壁にずっと何かを書いていた。これは他のクラスの生徒の間でも評判になって、見学に来る人も増えた。僕の学校は中高一貫校で、僕の中学の時の担任が噂を聞きつけ様子をみに来た。そして、「次の授業中、川原は授業を聞かなくていいから、落書きを全部、消すように」と砂消しゴムを2個渡した。仕方ないので、僕は言われた通り、消していたのだが、折角書いたのに、勿体ないなと思った。今みたいに携帯電話がある時代なら、写メとかに記念に撮っておけたのに。授業では、何とか文明の遺跡が発掘されたとか、パピルスがどうとかで、当時の古代人の生活ぶりを解説していた。僕は壁の落書きを消しながら、たった今、隕石が地球にぶつかって一瞬で、人類が滅亡して、偶然、僕の書いた白い壁だけが何億年後かまで残って、未来の歴史学者に発見されて、
「当時の地球人はこんな生活や思想だったらしい」
と推理され、未来人の歴史の教科書に僕の絵が載って、学校で教えられるようになったらいいな、と空想して、そうして、今、ここで一生懸命、勉強しているクラスの連中の努力も水の泡になればいいのにと思ったものです。

その頃の離人症をライカで再現してみました。

離人症の表情。カメラマン・心理の松井さん&監修・心理の徳田さん。

シウマイを食べるが味気もしない。カメラマン・心理の松井さん&演技指導・心理の徳田さん。

美味しい御馳走も砂を噛むようだ。

原因は名探偵ピカチュウでもわからない。ここからのカメラマンは受付の羽田さん。

心配して寄って来るシロウサギ。

2大会連続で金メダルをとったスケボーの堀米くんのマネをしてメダルをかけてもらったカビゴンを抱いても何も感じない。

人の心を見抜くエスパーニャンコに言わせれば、「それは心が虚しいからにゃ」。

ポチタを抱いても、

キメラ長官を抱いても、世界は白黒。

そんな中、未来を予知できる「スパイファミリー」のボンドは、天然色の未来をみせる。

ジャジャーン。それが石野真子でした。

石野真子の登場で僕の離人症はケロッとよくなりました。

下はほぼ当時の僕です。

調べてみたら、石野真子のデビュー曲「狼なんか怖くない」は、1978年3月25日の発売で、サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」が1978年6月25日。真子ちゃんとサザンってどちらも、1978年デビューの同期なんですね。

BGM. サザンオールスターズ「わすれじのレイドバック」


大岡山デート~天麩羅&真子ちゃん

25/Ⅸ.(水)2024 くもり 大谷53本塁打ー55盗塁、更新中!「ノーベル平和賞」も?

しかし、大谷翔平には驚かされますね!ここのところ一部で評判の大岡山デートの新作の初っ端は、大谷が「51-51」を達成した日のスポーツ紙の1面です。東京中日スポーツ。

ニッカンスポーツ。

スポーツ報知。

スポニチ。

サンスポ。

産経新聞は1面にも大谷翔平。

何が起きても「阪神が1面」なのはデイリー。

大谷の記事を裏に押しやります。でも、このように大ニュースが出たから皆同じになるより「自分の一大事」を大切にした方が全体主義にならず戦争を防げそうだから、こういう新聞も必要ですね。

大岡山デートの始まりです。

さてお昼はどこで食べましょう?僕が日曜日にひとりで行くのは近所の蕎麦屋です。蕎麦焼酎を飲みながら、

つまみは、シウマイと、

もつ煮。

メインは生姜焼きです。目玉焼きのトッピングが嬉しいですね!おかずが一品増えた感じです。

 

平日によく行くランチは大岡山北口商店街のそば縁「さかもと」。ライカのカメラ、カメラマン・心理の松井さん。

最近のマイブームは、天丼のご飯つゆだく。

これは店主が特別に作ってくれた「ピラミッド型」、海老天丼。

あっ、そうだ!せっかくだから天麩羅にしますか?自由が丘に「天一」があってカウンターに座れば目の前で天麩羅をあげてくれます。自由が丘なら大岡山から頑張れば歩いて行けるし急行電車なら一駅です。じゃ、ご飯は天麩羅にしましょうね。天麩羅はあとの楽しみにして、何して遊びましょう?

クリニックの診察室の皆さんの後ろをレコードで埋めた話はしましたよね。

この上の2枚のLPは時々、気分で張り替えます。今回は、石野真子の「バイバイコンサート」をメインにして、対をなすのは沢田研二にしました。ジュリーがライバル、だからです。

とは言え、石野真子とジュリーでは格が違いすぎます。勿論、真子ちゃんの歌からとったオマージュです。

今回のデートは石野真子の魅力をあなたにも布教したいので真子ちゃんデートにします。これは当時のアイドルグッズ。児童用トランプです。

背表紙はこんなでして、

ジョーカーは2枚、絵が違います。

スペードのK・Q・J。

ダイヤ、

クローバー、

ハートです。

 

それでは石野真子のコンサートに行った気にさせてあげましょう。これは今から10年くらい前に僕が実際に行ったライブです。

石野真子35th Aniversary TOUR 2013「しあわせのレシピ」、場所は、shibuya O-EAST。ライブハウスにはパイプ椅子が並べてありました。皆高齢だから着席してみるためです。僕は真ん中当りの席。ステージはすぐそこ。いよいよ、オープニング。真子ちゃんは、ピンクとオレンジの中間のような色のドレスで登場!
ドレスには、ビーズの様な素材が織り込まれてて、ライトに照らされて、キラキラと輝く。バンドは、ギター・ベース・ドラムス・キーボード&シンセの5人。
まずは、最新アルバム「しあわせのレシピ」から、「ダダダーンと何曲か」新曲を歌い、皆、ゆったりと席に座って聞いています。
石野真子はいったん引っ込んで白いワンピースに衣装チェンジして再登場!
それはスカートの上に、それより短いスカートを重ねて、そのまた上に短いスカートを重ねたように幾重にもなっていました。歌は、白い色が意味するかのように1stアルバム『微笑』の曲を中心に、「私はオレンジ」と「雨だれのワルツ」。「私はオレンジ」は、谷山浩子の作品です。♪私を食べて~今すぐ食べて~♪という歌詞を石野真子は、「当時、意味も判らず歌っていた」と苦笑しながら述懐してました。このライブでは石野真子がギターの弾き語りをします。そのアコースティックなスタイルで、「ぽろぽろと」と「失恋記念日」を披露しました。石野真子はギターを抱えておしゃべりをするコーナーで、長い時は30分くらい喋っていたこともあるらしく、バンマスのギターの人が言うには、「それがまた好評だった」と。確かに、昔から、石野真子の話しは面白いです。
ギターを引っ込めると、石野真子は元気よく、「シングルをやりましょう!」と言ってヒット曲「春ラ!ラ!ラ!」を歌います。すると、今まで何処に潜んでいたのかと思った程、いきなり!、右斜め後方より親衛隊の掛け声がかかります。
「エル・オー・ブイ・イー、ラブリー・マコちゃん!エル・オー・ブイ・イー、かわいい、マコちゃん!」。親衛隊の人は、白の揃いの特攻服を着ていて、おそらく、僕より年上。これが着火点になった気がする。続いて、「私の首領(ドン)」を真子ちゃんがメドレーで歌うと、♪私のドン♪の「ドン」でジャンプする人がチラホラ。右手の人差し指と中指を揃えて伸ばして、残りの指はグーに握り、おでこに2本の指の爪の部分をあてるポーズでジャンプ。もう我慢できない、と言わんばかりに、席から立ち上がる老(若)男女。その様子をみて、歌いながら真子ちゃんは、吹き出したように笑って、嬉しそうな笑顔で、マイクと逆の手の平を天井に向けて、その手の平を下から上にやさしく持ちあげたのが合図で、一瞬にして会場はオール・スタンディングに。おそらく、これが、shibuya O-EASTの本来あるべき姿なのでしょうね。
「私の首領(ドン)」で火が点き、「ジュリーがライバル」「ハートで勝負」といったヒット曲を立て続けにフルコーラスで歌って、真子ちゃんはステージを右に左に何度も行き来して、会場の2階や奥や隅っ子の方のファンにも手を振りながら歌って、それはファンとの再会をマコちゃんが懐かしがっているようで。オール・スタンディング状態のファンは手を振ったり、「マコちゃーん!」と呼びかけたり、手拍子をしたりして、再会を喜んだ。そして、親衛隊は会場の後の隅で、他のファンの邪魔にならないように、「エル・オー・ブイ・イー~」というエールを送っていて。あぁ、こういう光景は懐かしいなぁ、と僕も感慨にふけって。アンコールの催促の掛け声は、「エル・オー・ブイ・イー、ゴー・ゴー、マッコ!」。マコの間に八分休符が入るのが正しいアクセント。会場一体となって、「エル・オー・ブイ・イー、ゴー・ゴー、マッコ!」が連呼されます。
アンコールに応えて、マコちゃんは真っ赤なワンピースであらわれ、皆への感謝を述べ、「そしてやっぱり最後は」と、「この曲がなければ、皆さんと逢えなかった」と言って、「狼なんか怖くない」のイントロが流れて、これがクライマックス。皆、総立ちで、いい大人が、右手でキツネ(狼)の形を作り、「狼なんか怖くない」を歌って大盛り上がり大会。楽しかった。

石野真子は、このライブの数日前に「徹子の部屋」にゲスト出演、きっとライブのプロモーションなのでしょう。番組は、黒柳徹子が石野真子に関する情報を事前に調査し、それを質問して行くという進行。そこでは、「石野真子は実はキューバでは国賓的な扱いを受けている」とか「アイドル時代、キャンディーズやピンクレディーや石野真子の親衛隊同士は仲が悪く、会うとすぐに喧嘩になっていたが、それを(アイドル連合)としてまとめ仲良く応援しようと尽力したのが、
石野真子の親衛隊だった」というエピソードが紹介され、こういう自慢話や美談は、ライブのトークで語られてもいいネタでふさわしい、と言っても良いのに、だけど、石野真子はそういう話しは一切しない。勿論、そんなマコちゃんだから当時の暴露話やぶっちゃけトークなんかは当然しない。ただ、「35年、あっと言う間だったね。…色々、あったか(笑)。皆もそうでしょ?」としか言いません。月日は経って、人生は出会いと別れの連続で僕も色々あったけれど、真子ちゃんと出会った関係性(アイドルとファン)に終りはない。僕はそのことを確認したかったのではないでしょうか。

 

さぁ、ここまで付き合ってくれたからお腹も空いたでしょう。約束通り、天麩羅に行きましょう。僕は冷酒にします。高校1年の冬期講習で仲良くなって「ピンクパンサー2」を一緒に観に行った子の名前が真澄ちゃんでした。真子ちゃんと同じ漢字の「真」澄。今回の冷酒は、真澄、にしました。

大根おろしに天つゆをかけるとこれだけでアテになります。

海老の頭。天麩羅屋さんはまず海老から出しますね。

海老、一本は塩で、

一本は檸檬で食べます。

これはキス。さて、なぞなぞです。魚がキスしたよ。どんなチュウだった?答え、「海中(カイチュウ)」「水中(スイチュウ)」。

椎茸の中に海老。

アスパラガス。なぞなぞ、アスパラガスの1番美味しいところを食べるのはいつ?答え、明日。アスパラガスの1番美味しいところは「先」なので、アスパラガスの先を読む。

子持ちの若鮎。妊娠中に子持ちししゃも、を食べれなかったという優しいレディーを思い出しながら、

穴子。片方はカレー粉と塩で、もう片方は天つゆで食べました。

穴子の骨はデートを記念するかのように、ハートのマークです。

舞茸。なぞなぞ、きのこをノコギリで切ったら何になる?答え、木。のこ、をノコギリで切ったから。

栗。なぞなぞ、栗栗栗栗太、これは何?答え、フォークリフト。(4栗太)

鯛を大葉でくるみました。なぞなぞ、地球上で鯛が絶対行かない場所は?答え、大気圏。(鯛、危険)

最後の〆は「かき揚げ茶漬け」です。

お腹も、今回の記事の写真もいっぱいでしたが、最後はお茶漬けのようにサラサラ行きましょう。

今回の大岡山デート、いかがでしたか?支持者がひとりでもいれば継続する企画です。

BGM.  石野真子「天使の落書き」


昭和らしく

17/Ⅸ.(火)2024 はれ 耳鼻科は今日でおしまい。

意外に思うかもしれないが年配の方に、カワクリの飾りつけは評判が良い。診察の合間の話が途切れた瞬間に、「昭和で落ち着きますなぁ」と言われる。多分、診察室の正面がミスター長嶋&百恵ちゃんだからかな?と思う。

或いは、こっちサイドが、大村崑・王貞治・ピンクレディー・宮崎美子だったり、扉がブラックジャックと百恵ちゃん、下の方にアグネスラムがチラッとみえるからか。

しかし、昭和っぽいのってその位で、真正面は、「デデデデ」&「プンプン」の浅野いにおコーナーだし、その下は芦田愛菜ちゃんのバカボンだし。

横はマグリットの絵(「透視」という卵をみて画家がキャンパスに鳥を描く)やスパイファミリー・BABYMETALの大きなポスター、

佳子さまコーナー、

推しの子コーナー、と平成~令和だったりなんなら「今」なのに。

これでは「昭和」を喜んで下さる方に申し訳ない気がして、少しリニューアルしてみました。まずは、皆さんが座る背後の「からかい上手の高木さん」コーナーをはがします。

そして「からかい上手の高木さん」たちは色んなところに分散させます。こんなところや、

こんな上の方に、

上のように並べて、

上の方に並べて貼って。

待合室のソファの脇の壁にも、コーナーを作りまして。

診察室の空いたスペースを昭和歌謡で埋めていきます。美空ひばりのブリキの看板。

石野真子のLPの下に、フランキー堺とスリーファンキーズのLP。

その下にはシングル盤を。興味があれば拡大してみて下さい。2段目のアグネス・チャン、市川染五郎、千賀かほる、中山千夏、3段目のベッツイ&クリスとギターを抱えてるジャケットで揃えました。

水谷麻里の右の外人の子は、ロウィナ・コルテス「あのね」です。その下のピンクのジャケットが「あのねのね」と、ダジャレになっています。マッチと明菜も隣にしました。フィンガー5の「個人授業」の隣に松本ちえこの「ハイ!授業中」を配置して授業中を強調。

「水虫の唄」のズートルビーの正体は北山修が在籍したフォークル。笑点の座布団運びの山田隆夫がいた「ずうとるび」とはまったく別です。山口百恵と柏原よしえが並んでコーヒーカップを持っています。

マチャアキの「涙から明日へ」と浅田美代子「赤い風船」は、TBSドラマ「時間ですよ」つながり。

これが全体像。昭和感が出ませんか?

それでは最後に僕はここのところ土曜日はイタリアンに行くことが慣習なので、そのメニューをみてお別れです。

まずはコーンの冷製スープ。

サービスでもらったけど名前忘れた。確か「ア」で始まる名前だった。キク科の野菜だって。不思議な味でした。

これはゴロゴロカジキマグロと野菜のパスタ。

活タコのトマトソースのピザ。

これらをワインで食べて、9時半に店を出て、10時から家で好きなアニメを同好の友人とLineしながらみるのが1週間の終わりのサインです。

BGM. ベッツィ&クリス 白い色は恋人の色


気分転換~完璧版

12/Ⅸ.(木)2024 はれ 佳子さま、 自ら選んだ「総裁賞」作品などを熱心に鑑賞。「日本伝統工芸展」授賞式。

 

僕の自宅の部屋は地下室にある倉庫みたいなところで書斎というより文献庫とグッズの展示場です。こないだ家族に手伝ってもらって掃除や整理をしたので飾り替えが楽しみで、良い気分転換になります。ひとの本棚は気になる人も多いでしょうから一部、紹介しますね。

「けいおん」コーナー。左から、BDボックス、コミックス収納ボックス、カセットテープレコーダー、麦茶、印鑑。

高木さんなど。右のピカチュウの台になっているフィギュアは、ひぐらしのBD特典の「羽入」。

野球狂の詩、は、4巻だけ行方不明。タイガーマスクは全13巻です。

涼宮ハルヒの憂鬱、のスニーカー文庫。

通常の表紙。

通常の表紙2.

通常の表紙3.

期間限定超パノラマカバー。1.

期間限定超パノラマカバー。2.

期間限定超パノラマカバー。3.

これを繋げたイラストと同じ絵柄がクリニック入り口に貼ってあります。

話しは僕の本棚に戻りまして、あだち充など。

恐怖新聞、と、あばしり一家。あばしり一家も7巻だけ見つからず。

ドカベンは全巻あります。

アラカルト。本好きな人はひとつづつ「拡大」して何の本かチェックしてみて下さい。

アトランダムに突っ込んだ棚。ここも何があるかみると面白いかも。「アストロ球団」は野球マンガだけど、野球のルールを覚えることに全く貢献しなかった超人マンガでした。

エトセトラ、ノンフィクションふぁ多いですね!

 

 

気分転換と言えば他にもオシャレをしたり、服を買ったり、髪型を変えたり染めたりします。まずは、ウクライナの人道スリッパを履いていた頃、

平和を祈って、ウクライナ・カラー。

青と白のツートーンに。

黒と白のツートーンも。

ブラックジャックを気取っていました。

前からみるとこんな。

分け目を変えると面積が広がり感じが変わります。

これもツートーン。

これは東京オリンピックの頃。

五輪をイメージして、5色。

前から見るとこう。

これはスイカ。

それを濃くして。

そんな風にして気分転換をしています。懐かしの髪型&髪色七変化をお見せしました。

七変化をお見せして何か物足りない方もいるかと思い、「八変化」目を。これは近くの床屋でスキンヘッドにした時です。

床屋のオヤジも、ここまでやるのは久しぶりだ、と力が入る。

入念なマッサージ。

バック。

普段は青いチューリップハットでカムフラージュ。

バッジは、「君の知らない物語」の絵柄です。

BGM. 小泉今日子「ヤマトナデシコ七変化」