お嬢さん、お手をどうぞ

29/Ⅴ.(水)2019 予報では雨だが、まだ降ってない。

ネットのアマゾンをみてた。普段、履いてるサンダルがくたびれてきたから、何かないかな?と探してた。

そしたら、コナンの安室のスニーカーが1200円くらいで売っていた。安いから買った。↓。

同じシリーズで、赤井さんもあったから、それも買った。↓。

物を変えるタイミングとは重なるもので、今僕が使ってるパスケースは、おそ松さん。何かの雑誌の応募者全員サービスでゲットしたものだ。↓。

しかし、これは使い過ぎて、剥がれて中のスポンジがみえてしまっている。↓。

このパスケースには、Tカードも入っていて、からかい上手の高木さん、のステッカーを貼ってある。これは、ゲーマーズでもらった景品。↓。

Tカードは、ファミマでお買い物をする時に出すのだが、さすがに最近は皆覚えてくれたが、当初は、「何か付いてますよ」と、このようにシールを剥がされた。↓。

さて、今回、アマゾンでゲットした物の中には、新しいパスケースもあります。「からかい上手の高木さん」柄です。ゲーマーズのステッカーと同じですね。↓。

今、僕が履いてるサンダル。少し汚れが目立ってきました。買った当時は、毛がフサフサで、ウルトラマンに出てくる、雪山の怪獣・ウーに似ててお気に入りでした。↓。

これが、ウー、の指人形。杉山さんの指にはめてみてもらいました。↓。

それでは早速、さっきの、安室or赤井のシューズを履けば良いとお思いでしょうが、実は買ってから気付いたのですが、それは「小人サイズ」だったのです。

本来は、キーホルダー。指モデルは、杉山さん。↓。

これは赤井。指モデリストは杉山さん。↓。

面白そうなので、僕は両足を履くように指人形で、トコトコしてみます。↓。

トコトコ続けます。↓。

カメラマンは、杉山さん。↓。

段々、楽しくなってきます。↓。

パラパラ漫画みたいですね。↓。

インコーナーに曲がっていきます。↓。

ついに、ジャンプしました。↓。

着地。↓。

結局、トコトコ歩きを杉山さんに撮影してもらったら、8枚撮ってくれました。もう皆さん、お気付きだと思いますが、彼女は連写好きだそうです。

連写はいいけど、最後の方は、僕の顔が写ってますね。杉山さんに動きが出たのか、僕がインして行ったのか?どっちかわかりませんが、「真を写す」と書いて写真だから、こういう臨場感のあるものは面白いですね。

ところで細木数子さんが言っていたのですが、運気を上げるには、自分の近くにチャーミング・ポイントを置いておくといいらしい。そこでカワクリ受付は、皆さんにみえないとこで、隠れ愛されグッズに囲まれています。

前に、うかいさんがブログ記事「※ブログ読者全員サービス※」で紹介した、ピカチュウの叫び、とか、コナンの寝そべり赤井さん、など。それに加わったのが、イースター仕様の、ピカチュウとイーブイです。↓。

どうです?可愛いでしょう?お嬢さん、お手にどうぞ。↓。

BGM. SALLY「バージンブルー」


思い出にまさるものなし

7/Ⅴ.(火)2019 変な天気、連休明けクリニックは模様替え

このGWはキヨシの追悼(メモリアル?)ライブがあったらしく、朝のワイドショーで映像が流れた。
僕は泉谷しげると同じ立場で、キヨシの死を認めない派、で、そういうイベントは無視している。
だけど、キヨシが死んで10周年だそうで、そういう催しも今年で最後にするらしく、ワイドショーのネタになったのは、
アンコールのスペシャル・ゲストに木村拓哉が出たからで、TVにうつるキムタクは他のミュージシャンの中にあって、とてもイケてるのである。

それはスタイルとかファッションが良いというのとはちょっと違って、そこに混じっても揺るぎない、同化しない、カッコ良さを持っているのである。
これは何かに似てるなぁ、と思ってよく考えたら、泉谷しげるが普賢岳のチャリティー・コンサートでスーパー・バンドという、
拓郎や陽水やさだまさしや南こうせつや伊勢正三や小田和正や浜田省吾やハウンドドッグの大友と一緒に出た時の、キヨシローと似てたのだ。

これは当時僕は音楽番組ではなくワイドショーで見たのだが(それも似てる)拓郎が慣れないベースをやって超緊張し、ハマショーが久し振りのドラムをして陽水が遅刻して、
そんな中、泉谷が「これは偽善だ~!」と露悪的に叫ぶ中、10人で「春夏秋冬」を歌うのだが、
「今日ですべてが終りさ、今日ですべてが変わる、今日ですべてがむくわれる、今日ですべてが始るさ」のサビを合唱するのだが、
泉谷の持ち歌にもかかわらず、キヨシローのボーイソプラノが皆より、半音高くて、「始るさ~」の部分をキヨシだけクレッシェンドで歌うから、圧倒的な存在感はキヨシにあった。

それと今回のキムタクが似てたのは、そのイベントの趣旨に対する個人の熱量が(本人の思いはともかく、どう映るかという意味において)、イベントを台無しにしておいて、
そんな状況であってもアイデンティティのブレないクールさで、普賢岳の「オレは、キヨシローだよ」と、忌野清志郎ロックンロールショーにおける「オレは、キムタクだよ」って、結構近いところにあるなと思ったのだ。

僕は昨日、美容院に行って、新宿にラミネートポスターをとりに行くついでに「おそ松さん」か「コナン」の映画をみるつもりだったが、
なんか野生の勘が働いて、3日続けて中野ブロードウェイに足を向けた。
昨日はアクビちゃんのツーショット会で、2日も続けて行ったからあらかた見てしまっているのにだ。
いつもは行かない4階の「まんだらけ変や」に行ってみた。↓。

すると!なんと!キヨシの東京デジタルホンの特典が売っていた。↓。

これは僕がまだ携帯を持っていない頃に、キヨシがCMをやってて、キヨシのグッズがもらえるなら携帯を持とうかな?と思った代物だ。
でも、当たる確率低いし、携帯いらないから、泣く泣く申し込まなかった、過去の後悔の1品でもあった。
携帯をホルダーにセットすると、キヨシが「お帰り、ベイビー!」と言い、出かける時に外すと、「行って来い、ベイビー!」とシャウトしてくれるお宝だ。
どうしてもゲットしたくて何年もたってるがかたときも忘れたことがない。それが今、手に入るなんて、人生はあきらめちゃいけない。

僕はキヨシ専用のスクラップブックを作っていて、そこにはキヨシの東京デジタルホンのチラシも入ってる。↓。

朝日新聞の一面広告も持ってる。↓。

ズームアップしてみると、平成8年の広告だ。心理の原さんに聞いたら、当時の携帯は12万円くらいしたらしい。↓。

僕は最近は面倒くさがって、ネット通販で商品を買うことが多いが、やっぱりそれに頼りすぎるのは危険だ。
なぜなら、それは便利だが、野生の勘を鈍らせる。
やっぱり足で探さないと良い品はゲット出来ない。そんな風に思う、東京デジタルホンでした。↓。

それで気をよくした僕はついでにいつも素通りする、「まんだらけマニア館」にも久し振りに顔を出した。
すると、「羽中ルイ」のマンガがあった。
羽中ルイ、は70年代後半から80年代初頭にかけて、僕が多感な時期にエロ雑誌にマンガを発表してて単行本を量産していた漫画家だ。

僕は懐かしくなって、羽中ルイ、のマンガを2冊レジに出したら、店員さんに「爬虫類、好きなんですか?」と親しまれ、「?」と思ったら、
「羽中ルイ」って「ハチュウルイ」って読むって初めて知った。

僕がハイティーンの頃は、「ハナカ・ルイ」とか、「ハネナカ・ルイ」と読むと勝手に思い込んで、当時、それを共有する友人もいなかったから、
これまで30年以上も訂正されずに来てしまった。
まさか、「羽中ルイ」の読み名が「ハチュウルイ」というダジャレ名だとは思いもしなかった。

そんな衝撃を受けた僕は、まんだらけにある、羽中ルイ、のマンガを1冊600円くらいだが、全部買って、8000円くらい使った。↓。

羽中ルイ、は漫画エロトピアとかに描いてるすごいやらしいマンガだったと記憶しているが、
その後、時代はエロビデオとか、裏ビデオとか、AV女優のアイドル化とかテレクラキャノンボールのサブカルブームとか様々な媒体のエロが出て、リアルというかエスカレートして行き、
僕はそんな昭和から平成へのエロ文化の成長とともに、子供から大人への階段を昇った。
そんな酸いも甘いも知り尽くした今の僕があらためて今、「羽中ルイ」を読み返したらどう感じるだろうか?

結果は、当時と同じインパクトでした。

とは言っても、今の皆さんが初見で「羽中ルイ」をみてもなんとも思わないと思います。ただのエロ漫画だと思うでしょう。

僕の10代後半のノスタルジーと80年代前半の何をやっても無意味…みたいな空気感が、記憶の回路を混乱させ、性欲に誤変換させたのだと思う。
だから当時に読んだ体験のない人には、無効なマジックなのだと思う。

つまり何を言いたいかと言うと、思い出にかなうものはない、という話でした。

BGM.ザ・フー「マイ・ジェネレーション」


令和スタート、黄金週間は昭和ノスタルジー

10連休は、5/1(水)と5/2(木)だけやった。
4/30(火)は休みにして、お笑いライブに行った。
平成のカレンダーだと、この3日間が黒字だったのが、令和のカレンダーだと赤字になった。
どうしようか迷った挙句、お笑いライブがあるから4/30は休みにして、5/1&2だけオープンにした。
これが意外と良かったと思う。さすがに10連休したら、もう仕事を忘れるか、体がなまって、勘を取り戻すのに1-2週間かかる。
2日休みは丁度良く、いい休息になった。下が、お笑いライブ。↓。

令和になって、1,2とやるのはいいが薬局が開いててくれてるのかが心配だったが、近隣の薬局はこちらの開業日にあわせてオープンしてくれてて感謝である。
商店街も休みだったらお昼ご飯どうしよう?と心配してたが、商店街もあいててくれて良かった。
5/2のお昼は、受付の杉山さんと心理の原さんで、蕎麦屋に行った。
僕は前日、シソンヌの動画「汚し屋」を観て寝たから、その刷り込みからか、カレーうどんを注文した。
2人は、ぶっかけうどんを食べてた。暑かったからね。あれ?こういうのって個人情報の漏洩になるのかな?
ま、いいか。雅子様のご成婚の時、近所の商店街の店主、何を買っていくとかベラベラ喋ってたし。めでたければ許されるのだろう。

蕎麦屋の帰り道、餃子の王将、の対面のブティックに、段ボールで上手にこさえた「鉄腕アトム」が令和って元号を持って、
顔の部分がくりぬかれて記念写真を撮れるオブジェが店頭を飾り、僕らは3人でコソコソ、「撮る?」って密談したけど、
子供用だし、恥ずかしいし、大人気ないからやめようと、クリニックにいったん戻った。

でも、僕の体の中の、昭和、がウズウズして、頭の中の令和を説得して、もう1回そのブティックに1人で乗り込んだ。
1人で乗り込んだから店の人にシャッターを押してもらうしかないのだが、店の人は、
「精神科の先生が来たわよ~」ってちょっと騒ぎになり、奥の人を呼び、誰が店員で誰が客だか判らないが、大勢出てきたのはいいが、
みんなスマホを使えないらしく、僕が「ここを押して」と教えてシャッターを押してもらった。それがこの写真。
「彼氏と、令和ナウ、って使っていいよ」。↓。

杉山さん曰く、「え?今、撮ったんですか!?似合ってます。それにしてもなぜアトム…」。
たしかに、令和、に何故、アトム?

5/3は、休日。昼間から、鰻屋で、ほたるいかの酢味噌あえで一杯やって、家に帰って、あだち充の「MIX」14巻を一気に読破する。
「タッチ」や「みゆき」が僕の青春時代のマンガだったから、時々、思い出にひたっては泪する。

5/4は中野ブロードウェイへ。高木さんか、MIX、の掘り出し物を探しに行くも空振り。
でも、墓場の画廊、で、アクビちゃんTシャツをみつけ、なんと!運が良いことに、明日(5/5)にアクビちゃんが来店するから、
それを買うとツーショット写真が撮れるという。嬉しくなってTシャツを買って、当日はそのTシャツを着て、お店に行った。

皆に自慢したくて、友達や昔のガールフレンドにメールしまくった。下が、アクビちゃん。その1.↓。

アクビちゃん、その2.↓。

アクビちゃん、その3.↓。

僕と世代の近い人ほど、「アクビちゃん?」、「遊園地ですか?」、「うらやましい!」という良いレスポンスが返って来た。
反響にお応えして、種明かしします。これが、そのイベントのポスター。↓。

「無料?」、「墓場?」、「アクビちゃん、かわいそう…」と同情の声も。

そういう訳で僕は整理番号2番目で、係りの人が2枚ツーショット写真を撮ってくれました。
1枚目はピースサイン。↓。

2枚目は僕が、アクビちゃんのTシャツを着てたから盛り上がって手を取り合って写真を撮りました。
杉山さんには、「その世界の住人みたいです」とからかわれました。↓。

今日は休みの最終日。
これから美容院に行って、そのあと、新宿の文房具屋におあずけしてあるラミネートポスターを取りに行く。
せっかく新宿まで行くから、「おそ松さん」か「コナン」の映画をみてこようかな?
新宿紀伊国屋1階で、コナン展やってたし。
うかいさんが言ってたけど、今回のコナンの舞台はシンガポールだって。
シンガポールと言えば、最近は格闘技が盛んですが、だからでしょうか、映画には空手の大会が出てくるそうです。

えっ?ラミネートポスターは何かって?
からかい上手の高木さんのピンナップ2枚と、令和元年5/1サンスポの一面の、浩宮様が甲子園で始球式してるピッチングフォームの写真です。
クリニックのどこかに貼るからみつけて下さいね。

BGM. 堀江美都子(12才・横浜市)「アクビ娘の歌」


日常(2019.4)

16/Ⅳ.(火)2019 はれ ゲッサン5月号に「高木さん」のピンナップつき

からかい上手の高木さん、の2期は7月かららしい。まだまだのようで、あっという間だ。
毎日、日めくりをめくるように、日々を過ごそう。
皆さんはお元気ですか?

東スポに、青木と北岡の2人が和気あいあいと、どっちがパッキャオと戦うかという、なごみの記事が出てた。
レフリーは、五味に頼むって(笑)楽しいなぁ~

こないだ、こんなイタズラ写真を友人たちに送った。「これ、な~んだ?」。↓。

多くの人は、「?」。勘の良い人は「腕?肘?」ってなもので。可愛い人は、「お尻?赤ちゃんの?」だって(笑)。
正解は、腕。↓。

今度、裏の裏をかいて、お尻の写メを撮るか?って言ったら、うかいさんに、「裏の裏は表です。下手すりゃ捕まります」って言われた。
なるほど自重しよう。

そして昨日はヘアスタイルのメインテナンス。
ぺろりん先生の自撮りをマネしてみる。
と言っても、多くの人は、ぺろりん、のことを知るまい。
でんぱ組の、最上もが、が脱退したあとに、根本凪、と一緒に参入した、
でんぱ組の、たまご色担当、ブリッ子担当が初期設定で最近は、彼女担当、である。

4コママンガやイラストも描き、DIYオタクで部屋を見せてもらったが(テレビでみたのだが)100均の品で作った作品が可愛い。
初恋の人は「地獄先生ぬ~べ~」で、先生好き、だけど、それと、ペンネームの、ぺろりん先生は無関係らしい。
コナンの怪盗キッドも、「私の愛した男たち」で紹介してたから、今度の映画は楽しみなはずだ。

橋本環奈とかでブームになった、「彼女とデートなうに使っていいよ」の元ネタは誰か?という調査で、それはぺろりんだった、ってことで話題にもなりました。
それでか、でんぱ組の、彼女担当という新機軸。
クリニックの受付の天井に、ぺろりん、の等身大バスタオルが貼ってあります。良かったら見てみて下さい。↓。

で、自撮り写真だ。片っぽのほっぺを引っ張ると可愛く写るらしい。↓。

昔のガールフレンドに送ったら、「やせた?」ってメールが来た。
「太ったよ!」と返信したら、(笑)だって。今週からダイエットする。

BGM.東雲なの・はかせ・阪本さん「気球にのってどこまでも」


恋の空中カルタ

4/Ⅳ.(木)2019 はれ 4月1日は新元号騒ぎに気をとられ、ポプテピ見逃す。

今朝、大岡山のファミマに寄って朝ごはんに納豆巻を買ったらレジで店員さんに、
「ベビメタ、行くんですか?」と聞かれた。僕はよくあの店で発券するから覚えているらしい。
僕は、<もう、ゆいちゃん、やめちゃったから…>、と言うと、「ですよね~!」と言われた。
なんだ、オレ、この町に来て10年、すっかり馴染んじゃった。

ベビメタと言えば、ファンじゃない人は知らないだろうから教えますが、ファンクラブらしきものがあって、
「THE ONE」と言います。
シンガポールの格闘技団体に似たような名前のものがあるから間違わないように。
で、ベビメタだが、タオルのようなものを購入して、そのシリアルコードを登録するシステムが従来のファンクラブと違いますね。
この下のアルミホイルみたいのを10円玉とかでこするとナンバーが出てくるからそれを入力するのですが、
僕はメカ音痴なので、明日できることは今日するなの精神で、ついつい先送り、後回し。

でも、これ期限があって3月中にやらなきゃいけなかった…。つまり、タイム・オーバー。↓。

どうも僕は1人好きになると他の人に目が行かなくなるタイプで、せっかくモテてるのに、浮気がすぐバレるスタイル。オレたちのとんだ失敗は純情だけ。
そんな僕が今、夢中なのは、からかい上手の高木さん、で、下はイラスト集。↓。

これの付録についてるのが5枚組のブロマイド。↓。

これは優れもので裏がカルタみたいにその場面の高木さんのセリフになっています。ひっくり返してみました。↓。

これをカラーコピーして、交互に貼って行こうと企画案を出しました。診察室の入口にスペースも作りました。↓。

ところが伝達の齟齬があり、担当のうかいさんが、これを実物通りに、表裏一体に完璧に再現してしまったのです。
これはものすごい手間だったと思いますが、これではこのまま貼ったら、裏が見えなくなって企画の趣旨と異なります。
でも、折角の力作だし、なんとも勿体ない。
これを活かす手はないか?
そこで考え付いたのが、空中から吊るす、です。
こうすれば、カルタみたいに両面が見れるし、手に取れて、皆さんも楽しめますね。
うかいさん、吊るし中。↓。

正確には、空中から吊るす、じゃなくて、天井から吊るす、ですね。
うかいさん、吊るし中。↓。

そして、これが出来上がり。↓。

丁度、空調の下で、クルクル回って、隣のカルタにからまっちゃったり、離れたり。からまり上手もご愛嬌。
まるで、2人の仲みたい。2人の恋も同じです。↓。

からかい上手の高木さん、に出てくる広い空き地や自然や石だたみは、
藤子・F・不二雄とかにも共通する、僕らが子供だった頃の風景に似ていてノスタルジックで、
海水浴場沿いの歩道とか自動販売機やサイクリングロードは懐かしいけど架空のものかと思ってたら、聖地は小豆島らしい。
アニメの場面と聖地巡礼の写真を比較してアップしてる人がいた。
そのままである。
すごく面白い。
小豆島かぁ…。10連休に行こうかな。

えっ?ところでお花見に一緒に行った「かどやのごま油リカちゃん」はどうした?って?
それが…、
ちゃっかり診察室にいるのです。ミトンを手にはめて。↓。

BGM. 吉田拓郎「純情」


僕はつなぎ粉

30/Ⅲ.(土)2019 はれ、寒い 次々とひとが死ぬ。北尾も死ぬ。

ショーケンが死んだ。ショーケンファンの友人からその日の夜にラインが来た。
68才だって。あと1年で、ロックだったのに。
友人は、ショーケンファンで落ち込んでいたが、
僕は「傷だらけの天使」のオープニングでトマトを食べるシーンと、
モノマネタレントが「太陽にほえろ」の殉職シーンの物真似をするくらいしか印象にないので、
正直、あまりショックでもない。テンプターズもPYGもさほど聞かなかったし、知ってはいるけれど。

翌朝のワイドショーは、ショーケンの特集をやっていた。
テンプターズは、「スパイダーズの弟分」という紹介をされてて、「へ~そうなんだ」と思った。
始めはそうだったのかもしれないけど、人気が出過ぎてそういう設定が外れたのかも。
河合奈保子が西城秀樹の妹としてデビューしたことを皆が忘れてて、みたいなことと同じか。

テレビによると、ショーケンは「太陽にほえろ」の、マカロニ、という役を嫌って断ったらしいが、
主題歌をスパイダーズの井上孝之(井上堯之バンド)がやるならという条件で、
例の♪タラちゃ~ん♪という有名なメロディが出来て、出演になったという。

しかし、スパイダーズは、あまたいるGSの中でも、突出して、成功者を輩出しているな。
何しろ、リーダーの田辺昭知が、田辺エージェンシー社長である。田辺エージェンシーはタモリがいる事務所だ。
ギターが、ムッシュかまやつ。
日本でムッシュと言えば、かまやつひろし、だろう。吉田義男と答える人がいたら、よほどの虎キチだ。
ボーカルは、堺正章と井上順。この2人の説明はいらないだろう。
堺正章は、SMAPがキムタクを除いて、大晦日に密会してた焼肉店のオーナーだ。日本のコメディアン・堺駿二の息子だ。
井上順は、前田武彦の後の、夜ヒットの司会者。

オルガンの大野克夫は、昔はジュリーの「時の過ぎゆくままに」や「勝手にしやがれ」の作曲者として知られ、
今の人には、コナンの音楽を担当してる人と言えばわかってもらえるか。
プラス、先にあげた井上孝之がいて、ベースが加藤充だ。
って書くと、「誰?加藤?」ってなると思う。実際、この人だけちょっと無名だ。
しかし、僕はこの人のことをよく覚えてる。
それは、「素晴らしき仲間」というテレビ番組があり、
それは昔の仲間が年取って集まって若い頃のエピソードを語り合うゆったりしたタイトル通りの、
日曜の夜にやってた同窓会のような30分番組で、みたい訳でもないがよくみてた。
そのスパイダーズの回だ。多分、全員集合していたと思う。

田辺昭知は社長然としていて、マチャアキと順は個性がぶつかり過ぎて、ムッシュはマイペース、大野と井上は華がなく、
なんともしまらない回になりそうなのを救っていたのが、加藤だった。
と言っても、加藤の仕切りが上手と言うのではない。
スパイダーズのメンバーがそれぞれ、なんか照れて(?)、警戒して(?)お互いに喋りずらそうなのを、
それぞれが「加藤となら喋れる」みたいな感じで、加藤の6番勝負みたいになったのを覚えている。
決して目立つ存在ではないが、互いの個性が強すぎて本来なら空中分解してしまう集合を、つなぎ粉のようにまとめ上げたのが加藤の役割だったのかもしれない。
僕も加藤のように生きたいと思った。人間、そうありたいものである。

ところで、どうだ近頃は?
こないだクリニックを早く終わりにして参加した医者の集まりも、「なんとなくつまらなかった」と言ったら、
スタッフに、「誉めてもらえなかったんですか?」と図星をつかれた。
僕はスパイダーズでたとえるなら、いつしかエラくなっていて、田辺やムッシュになってたり、
面白い人と思われたいと、マチャアキ・順になったり、或は、玄人好みの井上や大野として賞賛されたいと、
ガツガツしていたのかもしれないのだと思った。

僕は中学の頃、あまり友達のいない5人でグループを組んで活動していて、この関係は高校・大学そして僕が結婚するまで続いた。
毎年、夏休みに旅行に行ったりして、ある夏は地元の愚連隊にからまれ、うちの暴力担当みたいな砦がヌンチャクでのされて青ざめた。
ケンカでヌンチャクを使うバカがこの世にいるとは思わなかったからだ。
ま、そんな話はどうでもいいとして、その5人組は僕も含めて、皆、個性が強すぎて徒党を組めず群れから離れた子羊が、
東京砂漠で生き抜くために、身を寄せ合った寄り合いで、決して、「意気投合!」みたいな仲良しグループじゃなかった。
AとBは口きかないし、CとDは憎み合っていた。

しかし、僕はAともBともCともDとも、1対1で喋れたから僕がいればグループがまとまった。
それが僕のレーゾン・デートル、スパイダーズで言う、加藤みたいな役割だった。僕はつなぎ粉だった。
そう思い出させてくれるショーケンの死でした。…ショーケン、全然、関係ないけど。

次回予告

もうすぐ東工大へ恒例のお花見撮影だ。
去年は、高木さん、と行った。「今年はどうしよう?」と言ったら、スタッフ一同、口を揃えて、
「高木さんしかいないでしょ(笑)」と言うのである。
…そんな、勝手に噂になっても、高木さんに失礼だろ、と中1気分で照れてみる。

BGM. 武田久美子「噂になってもいい」


がんばれ!!照ノ富士!!(仮題)

13/Ⅲ.(水)2019 はれ ダイナマイト・キッド追悼興行の全カード決定!

アニメ「からかい上手の高木さん」の二期が決定したのと、今、10巻を買うと、卓上日めくりカレンダーがついてくる、
何かと話題の高木さん。

コミックス「からかい上手の高木さん」5巻に「クリティカル」という回があって、これがちょっと面白い。

いつも高木さんにからかわれるクラスメートの西片は、その日の朝の情報番組の占いでは超ラッキー運。
それで、「今日こそは高木さんを逆に、からかい返してやる」と意気込んで登校中、高木さんに会う。
見透かされたように、「何かいいことあった?」。
<な、ないよ>。
「もしかして、今日のラッキー運、かに座とか」
<ちょ…ちょ…なんで知ってるの?>
「あと、O型も1位だったから?」と図星。

それでも、西片は占いを信じ下校時に、高木さんをからかってやろうと思う。

高木さんと、首尾よく二人で帰ることになったところ、級友に、「ゲームやろうよ」と誘われるが、断る。
頭は高木さんをからかう作戦のことでいっぱいだ。しかし、これがまた何も思い浮かばない。

二人で並んで歩く帰り道。高木さんが、「ゲーム、よかったの?」ときくと、西片は作戦で気もそぞろだから、
<あぁ、うん。高木さんと一緒に帰りたかったし>と答え、また考え事。
高木さんに、じーっとみられ、やっと我に返り、

<今、俺、変なこと言わなかった?>と自問自答。
あわてて、<占いなんだよ。占いで、クリティカルが出る、って言ってたから、今日こそ高木さんに勝てると思って…>
<だから、別にそういう意味じゃないから。…今のないことにして>と言うと、
高木さんはいつもの高木さんで、「しょうがないなぁ。もう1回言ったら聞かなかったことにしてあげる」。
西片<言うワケないだろ。じゃ、俺、こっちだから。バイバーイ>と走って逃げる。1人残る高木さんのアップ。

唇の真一文字がかすかにふるえ、ごくんと何かをのみこんだような描写。
曲がり角を曲がって、「ハーっ」と胸をおさえる高木さん。こんな高木さん、みたことない。
最後のコマで「クリティカルってこわいなぁ」とつぶやく高木さん。
からかい上手の高木さん、で語り継がれる名場面と言っていいだろう。そんなクリティカル。
どういう意味か、わかりますか?

我々がよく施行する、エゴグラム、という心理テストの尺度に、CP、というのがあって、それは、クリティカル・ペアレントの略で、
「批判的な親」という意味です。でも、それと、このマンガの、クリティカルのフィーリングは違いますよね?

それで僕はうちのスタッフや友人やその方面で有名な心理業界の人にもメールして、クリティカル、の意味を聞いてみました。
学術的な意見や、英単語の意味を解説してくれる答えがいっぱい来ました。

でも、僕が知りたいのは、そういうことではなくて、そういう英単語の意味とこのマンガを結びつける「カギ」です。

そこで存在感をふるったのが、受付のうかいさんでした。
彼女は多分、そんなに英語が得意な方でもないのに、
ゲームで「クリティカル・ヒット(会心の一撃!)」という用語があるのを手がかりに、色々と調べてくれました。
ネットで、英語や心理学の知識はけっこう得られますからね。
高木さんの、「クリティカル」の回の動画もみてくれて、彼女が出した結論は、

「ここでいう、クリティカル、は、会心の一撃、のクリティカルです」。

よく自分は「勉強が出来ないから頭が悪い」と思っている中高生が結構、多くいます。
今の学校教育は、ほとんど丸暗記ですむ記憶力の勝負で、それで良い学校にも行けるし、良い会社にも入れるし、
医師国家試験だってパス出来るけど、人生はそこからがスタートです。
‘成功’した人が社会に出て困っていることが多いのです。
人生って、テストみたいに、‘正解’がないからでしょうか。

学校教育が広く浅く知識を身に付けさせるせいか、1つのことを深く掘り下げる習慣がないのも問題でしょう。
その点、オタクはすぐれてます。掘り下げますから。

吉田拓郎から入ったのに、ボブ・ディランの曲、全部、知ってたりするから。
ルーツをさぐる、ってことなんでしょうね。学問の基本ですね。

勉強と学問は違うと言われます。
勉強は漢字で、むりにしいる、と書きます。これはやらされてる訳です。
でも、学問はオタクに近いです。
興味があること、探究心が、知らないでいることを放っておかないのです。
意味のないことはまるでやる気ないのは、モチベーションが湧かないとパフォーマンスが極端に下がるからで、
逆に言えば、意味さえ見い出せばやる気が出てパフォーマンスもアップするということです。
だから、中高生で成績の悪い人は、何も腐ることはなくて、「自分は勉強は不向きで学問向きだ」と思うといいです。

僕の好きな立川談志は中卒で、落語家になりましたが、
「自分は学歴がある。落語を通して色んなことを学んでいるから。ないのは、学校歴だ」と言っていました。
僕の好きなフレーズです。

おまけ。

からかい上手の高木さん、には、からかい上手の元・高木さん、というスピンオフもあります。
ちょっとだけ紹介しましょう。こんな感じです。

元・高木さんは結婚して娘がいます。
娘との会話。
<ねぇ、ねぇ、お母さんってどんな子供だったの?>
「う~ん。好きな人をからかっていたかな」
<ははは。今と変わらないじゃん>
「そうだね。変わらないね。好きな人も」
<え~??…ってことは??>
そこに、玄関の音がガチャガチャとして、<ただいま~>とスーツの男の人が帰ってくる。顔は見えない。
コマ割りは、アパートの廊下にうつり、その家の表札に書かれていたのは、西片。

BGM. よしだたくろう「知識」


人生はバレンタイン・デー~あの時君は若かった

14/Ⅱ.(木)2019 寒い 平成最後のバレンタイン、ぺろりんのチョコは目玉焼きチョコ

最近、面白いと思ったのは、トシちゃんの「キミに決定!」。
レッツゴー・ヤングの収録で会場の女の子がノリノリで映るんだけど、その目がスターを見る目でキラキラさせてる。
トシちゃんの生歌は確かに下手なんだけど、踊りというか、とにかく運動量が多く動き回るのである。
スケボーで登場したり、途中でジャパニーズというバックダンサーに囲まれて姿が見えなくなったかと思ったら、
その輪の中から足をおっぴろげたジャンプで飛び出るのだが、その跳躍力がすごい。
まるでトランポリンでも使ってるみたい。
そしてカメラは会場の女の子にパーンし、女の子の目はキラキラ2倍増。楽しい動画で何回もみてしまう。

それと、ナイツ、の、話を盛れない男、という漫才。これも何度もきいている。
どっちもユーチューブでみれます(きけます)。

今日はバレンタイン・デーだけど、こうみえて僕は昔はものすごくモテて、軽トラック1台分もチョコをもらった。
いつの世もセンスのある子はいて、1人だけ、歯ブラシをくれた。

「チョコ、食べ過ぎて、虫歯にならないように」というジョーク。
そういう面白い子がいたと言ったら、翌年は、皆、それがインパクトあったらしく、歯ブラシが山のように来た。
近所の歯医者がもらいにやって来た。

最近は、呑めない人にお酒をすすめるのはアルコール・ハラスメントと言うらしくダメなそうだが、
バレンタインに義理チョコをあげる(もらう)のもパワハラに該当しないかと国会で論議されたとか、しないとか。

毎年々々、チョコをくれる最長の人は僕が研修医の頃からずっとで28年連続の人がいる。
これは川原史上、母に次ぎ、第2位。母は41年。

BGM. よしだたくろう「Have a nice day 天然色写真編」


風景の起源

13/Ⅱ.(水)2019 はれ少しあたたかい 「ラテンの黒豹」ペドロ・モラレス、死ぬ。76才。

お恥ずかしい話だが、研修医に成り立ての頃、無断欠勤がバレて、ペナルティーで「2週間連続当直」の刑になった。
今でもそうだが、医者の当直は、翌日も勤務である。
当直は当直室で仮眠して、呼ばれたらすぐ病棟や救急外来に行くのが仕事。
だから、運が悪ければ、2週間まともに寝れないのだ。
でも僕は、へこたれなかった。勿論、自業自得だと反省した、のではない。
2週間、当直室から家に帰れない泊り込みという状況が、「日本一のホラ吹き男」の植木等みたいだと思ったからで。

映画で、臨時雇いで会社に入った植木等が配属された部署は、会社にとって何の関係もない古い書類の整理。
皆、やる気がない。

「ここじゃ、いくら頑張っても出世はないよ」と先輩から言われる。
すると、植木等は、底抜けに明るいテンションで、張り切って、荷物をまとめて会社に泊まり込み、仕事をする。
「そんなにまでして残業代が欲しいのか」という皮肉にも、<いいえ、残業代はビタ一文、いりません>。
そして、1人で、書類を全部、片付けてしまう。

労働組合は残業して残業代を取らないことを問題視し、同じ職場の人間達は「仕事がなくなってしまった」と不満を言う。
そうして、会社は仕方なく、植木等を他の部署に係長待遇で異動させる。ここからホップ・ステップ・ジャンプ!
東京オリンピックの直後の映画で元・三段跳びの選手だったという設定の植木等は、三段跳びの様に出世して行く。
高度経済成長の時代のサラリーマンに元気を与えたと言われる映画だが、今、観ても色褪せないパワーだ。

なので、僕も植木等のマネをして、家から色んな物を当直室に持ち込んだ。
浅草のマルベル堂で、クレージーキャッツのブロマイドをオーダーメイドで引き伸ばしてもらった。
それを当直室の壁に貼った。
陰気な当直室が、まるで僕の1人暮らしの部屋みたいに衣替えした。
評判を聞いて、何人もの看護婦さんや他科の研修医も覗きに来た。皆、「お~」って言ってた。
精神科の先輩には、「川原、やりすぎ!」と注意されたが、怒られはしなかったから、スルーした。

クレージーの特注ブロマイドは、今もカワクリの待合室のテレビ側のソファの方に貼ってあります。僕が医者になったのが平成元年だから、今年、31才になるポスター。↓。

これは最大限に引き伸ばしたから、ラミネートが出来ないので、結構、ボロボロになっていた。
それを受付の大平さんが、補修してくれることになったので、カメラマンとして同行する。
まずは、ポスターを一時、撤去。↓。

処置室に移動して、そこでテープで切れ目を丁寧に貼ります。↓。

綺麗に出来上がりました。大平さんの髪も綺麗です。↓。

元に戻しに行きましょう。↓。

話を、2週間連続当直、に戻そう。

丁度、半分の1週間が終った時点で、調子に乗った僕は、「トニー谷」のブロマイドの特注も発注した。
そのニュースに異常に反応した人たちがいた。
それは誰だと思いますか?
正解は、病棟のナース達でした。

意外と女性には、つらそうな姿をアピールするより、平気の平左、で明るく振舞った方が母性本能をくすぐるみたいだ。
ナースは一丸となって、僕の味方をした。
彼女らのナイチンゲール精神は組織立って、医者や教授や医局長に「いくら何でも可愛そうだ」と意義を申し立てた。

「過重労働でミスが起きたらどうするつもり?」
「川原先生だから笑って仕事が出来ているのよ」
「いえ、ああ見えて、顔で笑って心で泣いているのよ」
「あぁ、いじらしい」
「それに比べて、他の医者は川原先生に仕事を押し付けて、楽をしてるのよ」
「他の医者は、ズルイわ」

などと、本来、僕が無断欠勤したのが問題なのに、矛先が他の医者に向いた。
実際は、僕は研修医だったから、当直には必ず上級医の先生が日替わりで付いていてた。
「2週間当直」というのは、半分、洒落だった。

つまり、学生気分の抜けない僕に社会人の厳しさを教え込ませるための親心であり、問題を大きくしない配慮だった。
そして、2週間、毎日、日替わりで色んな先輩から、生の知識を吸収できるチャンスを用意してくれたのだった。
僕は、ゴールデン・ルーキーで、精神科医として期待されていたのだ。

そんな内輪な洒落は、ナースには通じない。
彼女らは、川原先生を守るためにはストライキも辞さず、の構えだ。
病棟でナースにストなどされたら、大変だ。
医者が、検温や配膳や採血や保清など、駈けずり回らなければならなくなる。
ナース・コールも医者がとる事態になる。
これには上層部もあわて、急遽、僕のペナルティーは1週間で解除された。

そして、医局長はナースの前で、僕を労う為の1席を自腹でもうける約束までさせられた。
憎憎しげに、医局長が、「川原君、何を食べたいんだい?」と僕にだけ見える角度で恐ろしい顔をして質問した。
僕は、<●●のうなぎ>と高級な鰻屋の名前を告げ、<個室で、コースにしてね>と答えた。
ナースを納得させるには、そうとでも言うしかない。それが最善の策だった。
そして、僕と医局長は週末、本当に二人きりで、鰻屋の個室でコースを食べたのでした。
さすが、名店!、うまかったですよ。
もう皆さん、ご承知かもしれませんが、僕はこういう空気、全然、平気なんだ。

えーと、何を言いたいかと言うと、カワクリの空間作りのルーツは、この2週間連続当直に起源があったのかも、と今思う。

BGM. 植木等(ハナ肇とクレイジーキャッツ)「無責任一代男」


志らく

23/ⅩⅡ.(日)2018 雨 天皇誕生日

朝9時くらいに起きて、ふとんの中でゴロゴロして、お風呂に入って、湯舟につかって、うちは風呂場でTVがみれるから、
爆笑問題の「サンデー・ジャポン」と、松本&東野の「ワイドナショー」を交互にみてた。
昨日の外来は混んでいて、待合室に補助椅子まで出していたから、暇で疲れるよりはやり甲斐があったからいいけど、
さすがに疲れた。
疲れをとるには、お風呂が一番。ゆっくりつかっていた。
気の利いた女でもいれば、日本酒と、あて、でも差し入れてくれ、サイコーなのにと現実のニュースをTVが垂れ流すままに、
右から左へと他人事のように消費した。

僕は誰かと何かをやるというのが多分、嫌いなのだと思う。
出来ないか?と聞かれれば、それはきっと逆に、うまい方だと思う。
上手/下手、と、好き/嫌い、はまったく別の次元の話だと思うのだ。 

好きなアーティストは生で観たいし、映画はどんなに家のシステムが完備してようが映画館で観た方が臨場感がある。
僕は、ネットで育った世代じゃないから、やっぱりライブというか、足を運ぶということで、自分の時間をわざわざ割いてでも、
行くということに、対象に対する愛を表現するものだという(古い)考えに縛られている。
だけど、近頃は、映画館で隣の客がスマホみてたり、格闘技会場で格闘技を知らない奴が無料招待されてて不真面目で、
「殴り殺してやろうか!」と血気盛んになるが、そこはぐっと我慢して、むしろ自分が行くのを辞めようと思っていたくらいだ。

でも現代人のマナーの悪さは兎も角として、僕の発想自体は「正しく」て、たとえばテレビ電話とかスカイプ(?)とか、
家にいながらにして、対話できる技術は便利なのだと思うけど、国際サミット(?)のような各国の首脳が集まる会談って、
そういうことでは済まさないで、どこかの国にわざわざ集まる理由は、皆で記念写真をとって、
それを世界に報道することも意味があるんだろうけど、それより、人間としての最低限の誠意として、
お互い忙しいけどプライベートの時間を削ってでも、こうやって集まるくらい、この会を大事に思っているんですよね、という、
価値観の共有や意気込みと誠実さの共有だと思う。
だからどんなに、アプリ、が便利になって、僕は時代に取り残されても、人間としての「正しい」側にいるのだと思う。

今年の夏、ドラえもんの劇場版映画「宝島」をみた。
たしか、さくら学院のライブ・ビューイングをバルト9で観る予定の日で、上映まで時間があったから、時間つぶしにみたのだ。
何か、おまけのオモチャをもらった。↓。

その映画は、宝島の地図を手に入れて、皆で、探検に行こう!という夏休みっぽいテーマだったのだが、
ドラえもんが「じゃ、これ」と四次元ポケットから、どこでもドア、を出したら、のび太が、のび太のくせに生意気に、
「雰囲気、出ないんだよなぁ」と言って却下して、冒険に出る筋で始る。
僕はこの、のび太発言と国際サミットの意義って近いんじゃないかとなと思って、結構、インパクトを受けて、
肝心のストーリーをまるで覚えていない。

そんなことを思いながら、僕は浴槽に入浴剤を追加した。 
そこで談志がよくサインに書く、「銭湯は裏切らない」というフレーズを思い出した。
僕は談志の言うことは大体、共感するのだが、このフレーズだけはどうも合点がいかない。
現実、談志がそういうから、普通の町の銭湯から、スーパー銭湯などいくつも行ってみたが、
結局、周りの客がウザくて、不快な気分をして帰ってくるだけだった。やっぱり人間は嫌いだ。

そこで、「あれ?何か忘れてないか?」と思った。

思い出した!
12/23は、談志の弟子、志らくの、今年最後の独演会で、これは談志から引き継いだ由緒正しい会だ。
手帳に記入してなかったから、チケットはとってあるのに、まったく忘れていた。
肌寒さの皮膚感覚の体感温度が記憶の倉庫を刺激して、記念日反応的に、思い出させたみたいだ。

僕は入浴中。時計は12:00だ。あわてて、体をふいてチケットを確認したら、13:00開演だった。急げば、間に合う。
でも、外は雨だ。気持ちも長湯で副交感神経優位になっているから、「よし、行くぞ!」という気にはなかなかなれない。
こういう時に、どこでもドア、があると便利なのに。

ドラえもん、のひみつ道具事典というのを受付に置いていて、それをみた杉山さんが発見したのが、「かべかけテレビ」。
「これはもうあるじゃん」と皆で笑った。↓。

だから、どこでもドア、もそのうち出来るかもしれない。
どこでもドア、があれば、しずかちゃんの入浴中でも忍び込めるから、マンガならいいけど、実用的にはセキュリティーが問題になる。
電話でも、着信拒否とか非通知拒否が出来るように、どこでもドア、もそうしないと犯罪に結びつく。
未来の、セコム、が何かアイデアを出すとは思うのだが。

そうなると、実際、どこでもドア、の使い道って、制限されて、あまり便利じゃない道具になるかもしれない。
観光地や美術館や景観が売りのところは、非アクセスにするだろう。
たとえば、生徒は遅刻ギリギリで、どこでもドア、を使いたいかもしれないが、学校はそれを非指定地域にするだろうから、
結局、最寄り駅に皆が集うから、今の満員電車と同じようになって、ラッシュになって、激コミして、
「今、アクセスが集中しています。しばらくたって、使って下さい」みたいなことになりそうだ。

それで思い出したのだが、筒井康隆の「日本列島七曲り」という短編集に入っていた、「郵省」という小説だ。
主人公がある日、同級生の女子のことを想像して、オナニーしてると、その娘の部屋に瞬間移動してしまう。
当然、彼女は悲鳴をあげ、彼は不審者扱い、学校でもまったくシカトされてしまう。

ところが、これが「オナニー中にテレポートする=オナポート」として着目され、科学的にも解明され、誰でも使えるようになり、
国が乗り出して管理して、その省庁の名前が、「郵省」。

小説では、遅刻ギリギリにオナポートして学校の校庭に着地する、あこがれの君、を目撃する主人公の複雑な視線が印象的だった。

だけど、現実には、どこでもドア、も、オナポート、もない。
外は雨。季節は真冬。大脳生理学的には、セロトニンが低下するから初動に時間がかかる。
そもそも人間は寝起きが一番、意志が弱い。せめて、前の晩に気付いていたら行ったんだろうけど、
そういう訳で、志らくの、今年最後の独演会、サボりました。

近所の寿司屋で、のどくろ、と、あんきも、をつまみに、カニ酒を呑んでいる。
たった今、となりのカウンターに座ってる常連の紳士から、
「すみません。今、何か作品を執筆中なのですか?」と質問された。店は高級店。僕の髪色は、赤と緑。
昼間から酒呑んで、ノートにペンを走らせてたら、何かそういう現代風の作家とご一緒出来た、と勘違いされたのかもしれない。

僕は相手の夢をこわさないように、
「新作の下書きです」と答えた。新作、ってまさにこの記事なんだけど(笑)、嘘じゃないし。
相手は大きくうなづいて、「うん」と勝手に納得していた。
見知らぬ男への、1日早いX’masプレゼントを送った。

BGM.ダーレン・ラヴ「クリスマス」