昭和らしく

17/Ⅸ.(火)2024 はれ 耳鼻科は今日でおしまい。

意外に思うかもしれないが年配の方に、カワクリの飾りつけは評判が良い。診察の合間の話が途切れた瞬間に、「昭和で落ち着きますなぁ」と言われる。多分、診察室の正面がミスター長嶋&百恵ちゃんだからかな?と思う。

或いは、こっちサイドが、大村崑・王貞治・ピンクレディー・宮崎美子だったり、扉がブラックジャックと百恵ちゃん、下の方にアグネスラムがチラッとみえるからか。

しかし、昭和っぽいのってその位で、真正面は、「デデデデ」&「プンプン」の浅野いにおコーナーだし、その下は芦田愛菜ちゃんのバカボンだし。

横はマグリットの絵(「透視」という卵をみて画家がキャンパスに鳥を描く)やスパイファミリー・BABYMETALの大きなポスター、

佳子さまコーナー、

推しの子コーナー、と平成~令和だったりなんなら「今」なのに。

これでは「昭和」を喜んで下さる方に申し訳ない気がして、少しリニューアルしてみました。まずは、皆さんが座る背後の「からかい上手の高木さん」コーナーをはがします。

そして「からかい上手の高木さん」たちは色んなところに分散させます。こんなところや、

こんな上の方に、

上のように並べて、

上の方に並べて貼って。

待合室のソファの脇の壁にも、コーナーを作りまして。

診察室の空いたスペースを昭和歌謡で埋めていきます。美空ひばりのブリキの看板。

石野真子のLPの下に、フランキー堺とスリーファンキーズのLP。

その下にはシングル盤を。興味があれば拡大してみて下さい。2段目のアグネス・チャン、市川染五郎、千賀かほる、中山千夏、3段目のベッツイ&クリスとギターを抱えてるジャケットで揃えました。

水谷麻里の右の外人の子は、ロウィナ・コルテス「あのね」です。その下のピンクのジャケットが「あのねのね」と、ダジャレになっています。マッチと明菜も隣にしました。フィンガー5の「個人授業」の隣に松本ちえこの「ハイ!授業中」を配置して授業中を強調。

「水虫の唄」のズートルビーの正体は北山修が在籍したフォークル。笑点の座布団運びの山田隆夫がいた「ずうとるび」とはまったく別です。山口百恵と柏原よしえが並んでコーヒーカップを持っています。

マチャアキの「涙から明日へ」と浅田美代子「赤い風船」は、TBSドラマ「時間ですよ」つながり。

これが全体像。昭和感が出ませんか?

それでは最後に僕はここのところ土曜日はイタリアンに行くことが慣習なので、そのメニューをみてお別れです。

まずはコーンの冷製スープ。

サービスでもらったけど名前忘れた。確か「ア」で始まる名前だった。キク科の野菜だって。不思議な味でした。

これはゴロゴロカジキマグロと野菜のパスタ。

活タコのトマトソースのピザ。

これらをワインで食べて、9時半に店を出て、10時から家で好きなアニメを同好の友人とLineしながらみるのが1週間の終わりのサインです。

BGM. ベッツィ&クリス 白い色は恋人の色


気分転換~完璧版

12/Ⅸ.(木)2024 はれ 佳子さま、 自ら選んだ「総裁賞」作品などを熱心に鑑賞。「日本伝統工芸展」授賞式。

 

僕の自宅の部屋は地下室にある倉庫みたいなところで書斎というより文献庫とグッズの展示場です。こないだ家族に手伝ってもらって掃除や整理をしたので飾り替えが楽しみで、良い気分転換になります。ひとの本棚は気になる人も多いでしょうから一部、紹介しますね。

「けいおん」コーナー。左から、BDボックス、コミックス収納ボックス、カセットテープレコーダー、麦茶、印鑑。

高木さんなど。右のピカチュウの台になっているフィギュアは、ひぐらしのBD特典の「羽入」。

野球狂の詩、は、4巻だけ行方不明。タイガーマスクは全13巻です。

涼宮ハルヒの憂鬱、のスニーカー文庫。

通常の表紙。

通常の表紙2.

通常の表紙3.

期間限定超パノラマカバー。1.

期間限定超パノラマカバー。2.

期間限定超パノラマカバー。3.

これを繋げたイラストと同じ絵柄がクリニック入り口に貼ってあります。

話しは僕の本棚に戻りまして、あだち充など。

恐怖新聞、と、あばしり一家。あばしり一家も7巻だけ見つからず。

ドカベンは全巻あります。

アラカルト。本好きな人はひとつづつ「拡大」して何の本かチェックしてみて下さい。

アトランダムに突っ込んだ棚。ここも何があるかみると面白いかも。「アストロ球団」は野球マンガだけど、野球のルールを覚えることに全く貢献しなかった超人マンガでした。

エトセトラ、ノンフィクションふぁ多いですね!

 

 

気分転換と言えば他にもオシャレをしたり、服を買ったり、髪型を変えたり染めたりします。まずは、ウクライナの人道スリッパを履いていた頃、

平和を祈って、ウクライナ・カラー。

青と白のツートーンに。

黒と白のツートーンも。

ブラックジャックを気取っていました。

前からみるとこんな。

分け目を変えると面積が広がり感じが変わります。

これもツートーン。

これは東京オリンピックの頃。

五輪をイメージして、5色。

前から見るとこう。

これはスイカ。

それを濃くして。

そんな風にして気分転換をしています。懐かしの髪型&髪色七変化をお見せしました。

七変化をお見せして何か物足りない方もいるかと思い、「八変化」目を。これは近くの床屋でスキンヘッドにした時です。

床屋のオヤジも、ここまでやるのは久しぶりだ、と力が入る。

入念なマッサージ。

バック。

普段は青いチューリップハットでカムフラージュ。

バッジは、「君の知らない物語」の絵柄です。

BGM. 小泉今日子「ヤマトナデシコ七変化」


月曜日はエネルギー療法

11/Ⅸ.(水)2024 はれ 紀子さま、58歳の誕生日。佳子さまと「源氏物語」テーマの刺繡展を観覧

都の救急当番が回ってくると「トリアージ」という仕事を任せられる。夜間や休日など精神科救急に寄せられた情報から優先順位をつけて治療の緊急性を選別するのだ。

今でも時々新聞でみることがあるのは「沖縄の学校でユタが祈祷をしたら、生徒が一斉に何十人も倒れた…」なんていうニュース。「沖縄に詳しい」人に聞いたら、ユタはシャーマンのようなもので今でも日常的に住民の生活に関わっていて、悩み事や相談事があって困っていたらまずはユタに相談に行き、「医者へ行くべき」か「ユタが祈祷をする」かを選別してくれるらしい。これはとてもいいトリアージだと思う。ちょっと違うかもしれないが僕の仕事も、患者の相談事を「脳の問題」として薬を使うか、「心の問題」としてカウンセリング的なアプローチにするか、またまたそれを自分でやるか、心理スタッフにゆだねるか、あるいは外部のより専門的に特化した機関にリファ―するかを選別するから、ちょっと似てると思っている。

脳と心の問題を大脳生理学や精神分析学をはじめとする様々な心理学などで最新の知見を勉強するのだが、ひとの心、というのはますます「わからない」ということが「わかって」くる。研究や実験や理論が発展すればするほど、未知なるものの存在がくっきりしてくる。それは「神の領域」にも近く、どうしても科学でわからないことで、ある種の心理学者が最終的に「オカルト」や「スピリュチュアル」とかに走るのもわからないことではない。

僕の立ち位置は「医者」なので一応そういうものの存在は「あるんだろうなぁ」と認めつつ、治療には積極的には取り入れない。再現性や客観性が立証出来ないから「科学」とはみなせないから。でも、周期的に根強い「オカルト」や「スピリュチュアル」や占いや心理ゲームへの関心は「科学」への不信感ともセットのようで二つがうまく補完されれば沖縄のユタみたいになるのかな?と思ったりする。

僕のこのブログ記事に時々出て来る「エネルギー療法とは何ですか?」とたまに聞かれる。カワクリは、火~土が診療日で日・月が休みなので僕は大抵、土曜の夜に浴びるように呑み、日曜は寝て、毎週「月曜」は体のメインテナンス・デーにしていて、色んな病院や美容院に通っていて、その主軸にあるのがエネルギー療法です。ちなみに下は、こないだの土曜に呑んだイタリアンでのつまみ。

サービスでくれた、タコ。

パスタ。ボンゴレビアンコ。

ピザ。イカと海老とトマトのジェノベーゼ。ジェノベーゼってどういう意味でしょう?べーゼってフランス語で「接吻」。ジェノは、「ジェントルマンの」の略かな?つまり「紳士の口づけ」みたいな、魔女の魔法をとく薬草でも使うのかしら?

話を戻しますが、エネルギー療法の基本は整体です。細かく言うとストレッチや内臓調整、エネルギー調整もします。その時の相談によって、邪気祓いや厄払いや除霊をしてくれます。場合によっては、僕はしたことないですが、前世療法までするみたい。しかし、整体などの前者はともかく前世療法などの後者は非科学的なので信用しない人はダメですね。恐山のイタコがこちらが一生懸命だと降霊してくれるが、「ジョンレノンを呼んで」なんて茶化しても津軽弁のジョンしか「降りない」のと似ています。あくまで当事者と施術者の共同作業で「作業同盟」が結べないと十分な力を発揮できないそうです。

僕は自分のジャンルに足りないところのヒントになるかなと思って、時々、スピリュチュアルや神道や気功や前世や地獄のことやカタカムナや宇宙人や次元上昇のことなどを教えてもらってメモっています。エネルギー療法の先生にはもう10年近くみてもらっています。若いハーフのような女性です。余計な物(怪しげなエネルギーのこもった水、とか、開運グッズ、とか、パワーストーン、など)を売りつけて来たりもせず施術代しかとりません。費用は相場(そんなものあるのか?)よりうんと安いので「もっと値上げしたら?」と勧めてるのですが、「自分のご飯が食べれればいい」らしくあまりお金をとりません。僕の祖母もちょっとシャーマンみたいなことを子供の頃にやっていて、そう言えば「金もうけに使おうとすると能力は落ちる」と言っていました。

ホームページも看板もありません。完全な紹介制。1回紹介すると責任と覚悟を持って引き受けてくれるます。昔のシャーマンとか陰陽師とかエクソシストの系譜なのでしょうか、彼らって医者と似てるなと思ったりするのは命懸けで、それはきっといつかの時代まで「救済者」って意味では両者にそんなに差がなかったからなのでしょう。

何でもそうですが「万能」なものはありません。「病態水準」によっては「適応外」の人もいるから、やっても大丈夫かどうかは僕がトリアージします。興味があれば診察で聞いて下さい。

BGM. 石野真子「日曜日はストレンジャー」


カワクリ・カウンセリングキャンペーン復活礼賛

6/Ⅸ.(金)2024 はれ 先週の台風の余波で今日も激混み。

今週は先週の台風の影響で激混みなので、こんな気分のTシャツで出勤。カメラマンは文化部長(部員ゼロ)のスーちゃん。

Tシャツの文字をアップ。

お昼休みは昨日と同様、蕎麦屋へ。ライカのカメラのアプリで撮ってもらう。カメラマンは心理の松井さん。

カメラマンから「おそ松らしく、シェーのポーズを」と指示が飛ぶ。

お昼ご飯のサイドオーダーは鶏の唐揚げ。3人いるから(もう一人は心理の徳田さん)「一粒づつ」分ける。

メインはカレーうどん。これもライカのカメラで。

さて、今日は近頃、多い傾向のお悩みを専門ジャンル別に紹介。カウンセリング部門の啓蒙記事です。「あっ、これ!」と思い当たる方は診察や電話や受付で申し込んで下さい。

 

・「花嫁になる君に外来」(花婿でもオッケー)

世代間伝達という言葉があります。これは部活のしごきの悪しき風習が受け継がれていくように、自分が下級生の時に上級生にされて嫌だったのに、自分が上級生になったら、「伝統だ」などと言って、やってしまうのと同じで、世代から世代へと伝達されてしまうことを言います。

ロンブーの淳さんが言ってましたが、自分が嫌だなと思った風習は自分が上級生になった時に終らせた、というように、世代間伝達はどこかで止めることが出来ます。多分、必要な条件は、自分が嫌だったことをしっかり受け止め、言語化し、整理して、論理的に再構成出来ること、だと思います。この作業を一人でやるのはなかなか大変です。

世代間伝達は、子育てでもよく起きます。情緒豊かに育った子は、情緒豊かな親になる反面、虐待を受けて育った子はやがて虐待をする親になってしまう、負のスパイラルが起きることが残念です。子育てには、自分の受けた体験が影響する訳です。不幸な体験をした人は無意識にそれを繰り返すのです。幼少期に未解決な問題を抱えて大人になってる人がたくさんいます。なんとかかんとかやっていても、自分が親になった時、寝た子が起きるように、潜在化していたテーマが我が子に投影されて、子育ての中で蒸し返されるのです。そうやって「育児ノイローゼ」として受診される方はたくさんいます。我々はそれを手助けする方法を持っています。

でも思うのです。それをそうなる前に未然に防げたらいいのに、と。子育ては、誰でも例外なく、自分の問題と向き合う作業ですし、多かれ少なかれ、世代間伝達の問題を持っていない人はいません。現代は、幸せと不幸の基準があいまいです。ものすごく不幸ではないけれど、すごく幸せでもない、という人がほとんどです。ですから花嫁になる君へ、母になる前に、自分の問題と対峙して、整理しておきませんか?花嫁修業の一環として。ま、でも、結婚したからって、必ず、母親になる必要なんてないんだけどね…。

 

・不倫専門外来

19世紀末ロンドンでは、裏表が綺麗に峻別されていて、その世界観が、「ジキル博士とハイド氏」のような交代人格を産んだ。社会が腐敗すると少年犯罪が増えるように、児童や思春期の子供はその空気感に敏感に反応する。マスコミが偽の正義感みたいに本質をみないで不倫問題を表面的に扱ってると、そのうち若年層で解離とか多重人格が頻発するぞ。数が増えれば増えるほど、病気か仮病か見分けられなくなる。俺は知らないからな。(誰に宣言してる?)
という訳で、そうならない為にも、「不倫専門外来」を作ろうかと思います。不倫は、相方への裏切り行為です。しかし、日常的には氾濫しています。それにより心の傷を負った人のケアは通常どおり行って行きます。今回の提案は、そうではなくて、「不倫をしてしまった人」のための専門外来を指します。
①性の暴走、②特殊な性的趣向性、③罪悪感、④わかっちゃいるけどやめられない、⑤配偶者への不満、⑥幼少期からの屈折した歴史、⑦やり直すにはどうしたらいいか、などにスポットを当ててみます。カウンセリングと心理テストで評価して、5回くらいをメドに行う、コース・メニューです。

 

・いじめ、DV、ハラスメント専門外来

これは、いじめをうけた人ではなく、「加害者」、のためのものです。いじめた人の心の闇にスポットライトを当てます。DV、モラハラも同様です。これらの行為は決して許されることではありません。しかし、結果だけを咎めて、「なぜ、そうしてしまうのか」、にFOCUSしないと、相手を変えてまた同じことを繰り返しますね。校医で、いじめの相談を受けたことがあります。それは「被害者」ではなく、「加害者」の面接でした。その子は、親の呼び出しや、生徒指導、校長譴責(けんせき)など、こっぴどくやられて、ふってくされて、投げやりでした。「どうせ、あんたも同じだろう」という態度でしたが、何度か会っているうちにバターのようにとろけてくれました。いじめは何があってもいけないことですが、いじめる側にも事情や都合があるでしょうから、その辺を聴いてみたのです。パワハラを受けた人を助けるために事実関係を診断書に書いて提出したら、パワハラしてる人から自身のカウンセリングを求めて来られたけれど、まさか二人を同時にみる訳にも行かないので断りました。今思うと、主治医は無理でも、カウンセラーにまわしてあげれば良かったです。これらが専門外来を作ろうと思ったきっかけです。
専門外来では、加害者の①ブレーキの効かなさ、②相手のどこがムカつくのか(それは自分が抑圧してる部分と重なるからか?)③反省してもまたやってしまう愚かさと自己嫌悪、などをカウンセリングと心理テストで、歴史を振り返り、原因を探り、解決のお手伝いをする、コース・メニューです。いやな自分とさよならしましょう。加害者側の心のケアについて皆さんはどう思いますか?

 

・安楽死専門外来

9/1は、18才以下の自殺者数が1年で一番多い日だそう。自殺、は仕事柄、常に向き合っている問題だが、いつも思うのは、命かけてまで行く価値のある学校なんてないってことで、行きたくなけりゃ行かなきゃいい。いまどき、「すべての人間が平等だ」、と本気で信じ込んでる人は少ないと思うが、人間誰しも、「自分の意志で生まれて来たんじゃない」、という点と、「自分の望むタイミングでは死ねない」、という点のみにおいては平等だ。そんな宿命に抵抗する手立は自殺くらいしかないのだとしても、失敗して生き残るとかえって面倒だったりするし、成功するにせよ、死ぬまでは生きてないといけない訳で、決意してから死ぬまでの時間は恐怖だろう。自殺をする勇気がないのなら、せめて安らかに死なせて欲しいものだ。
研修医の頃、精神科の主任教授に、「川原君、今後の高齢化社会で重要なことは何だと思う?」と質問された。僕は少し考えてから、「安楽死ですか?」と答えたら、教授は、真顔で「惜しい!」と、うなった。ちなみに、正解は、「安心してボケられる世の中作りだ」って。
自殺と安楽死って、ニュアンスが似てる部分があると思う。僕の通ってた医学部の教養課程では、「医療倫理」という講座があって、主に、①「安楽死」と「尊厳死」の違い、とか②ヒポクラテスの誓い、などがテストのヤマ、だった。安楽死は、医者が末期患者などに薬を用意して自殺幇助(ほうじょ)することで医者が関与したケースで、一方、患者が同じ薬を自分で手に入れて使用したら、それは自殺になる。尊厳死は、患者の意志によって延命治療を止めて自然に死を迎えること。つまり、安楽死と尊厳死の違いは、医者が手を加えるかどうかの差。ちなみに「ヒポクラテスの誓い」では、医者は誰に頼まれても決して死に至る薬を与えない、という項目があり、安楽死は認めていない。
時代の移り変わりで価値観は多様化し、安楽死を認めている国もある。スイス・ベルギー・ルクセンブルグ・オランダ・アメリカの一部・オーストラリア・カナダ・コロンビア。この中でも、スイスだけが外国人の安楽死を行ってる。末期癌の疼痛や、痛みの激しい不治の病の安楽死は、了解しやすい。問題は、精神的な苦痛をどこまで考慮するかだ。ステージは末期ではないが独り身でゆくゆくは老人ホーム、これまで幸せに生きて来たがこれからは不幸になるだけ。それならば不幸になる前に逝きたい、という人が安楽死を希望したら?何十年も連れ添った配偶者が末期癌で、本人は病気ではないが、配偶者のいない人生は考えられないと、夫婦同時安楽死、が論争になったこともある。ベルギーでは精神疾患や重症の「うつ病」などにも、安楽死、が認められたケースがあるという。一昔前は、うつ病患者に自殺をしない約束をしたものだ。うつ病の病前性格は真面目だから、「約束は守る」とか、「医者に迷惑がかかる」、ことがブレーキになると考えられていた。随分と、性善説だ。電車に飛び込むと賠償金とか、飛び降りは誰かをまき沿いにするからとか、が自殺を食い止めている場合もある。しかし、本当にヤケになって、死ぬしかない人は、死んだ後の心配など知ったこっちゃない、のであるのも確かで、精神科医がそんな浅い性善説に頼っていては、患者に見透かされて、「何もわかってないな」と見限られてしまう。
10代からODやリスカを繰り返し、精神病院に強制入院になり、病棟で首吊り自殺をする、なんてケースはよくある。だから閉鎖病棟の持ち物検査は厳格で、ベルトや紐靴もNGだ。それでも本気で死のうと思ったら、入院させても100%は防げない。シーツを破ったり、舌を噛んだりするから。もし、こういう人に、安楽死、を認めてあげたら、逆に抑止力にならないだろうか?自殺が出来ない自殺願望のある人の最大の苦しみは、死ねない、という事実で、「この薬さえ飲めばいつでも自分のタイミングで楽に逝ける」と思えば、結局死なないで済むケースも出て来ないか?ただ難しいのは、自殺の意志や本気度は今日言ってることと5年後に言うことが全く違うことがあることだ。「うつ状態」の時と、薬を飲んで「良くなった」時では言ってることが、180度違い、そのどっちが「本気」なのかはわからない。安楽死はまだ日本では認められていないが、今後の動向はわからない。早いうちから、「安楽死専門外来」、を立ち上げておくと、その道のオーソリティーになって、認可されやすいかもしれない。だから、自殺を今考えてる人は、もう少し待てるなら、「安楽死専門外来」、に通ってみたらどうか。医者が手助けして、無痛で20分くらいで苦しまずに死ねて、事故物件とか残された人にも文句を言われないで済む。
この間、自殺願望の強い女の子に、「安楽死専門外来」を考えてるんだとフライング気味に話してしまった。すると驚いたことに彼女は、「私はスイスに行きたいんです」と教えてくれた。彼女は、どんなビザをとったらいいか、とか、手続きとかを一生懸命調べていた。思わず僕は、「あなた、よく勉強してるね」って感心すると、彼女は照れ笑いして、「そんなの皆、知ってますよ」と謙遜した。
彼女の言ってる「皆」がどの辺りのグループをさしているのかは疑問だが少なくとも「自殺」をあきらめて、「安楽死」に希望を託す人たちがいる空間がこの世に存在してるようだ。僕が、「色々と難しい問題はあるが、そういうことも考えているんだ」と告白したら、彼女は、「それはとても安心しました」、「もう少し生きててもいいかな」、と言った。
繰り返しになるが、一番難しいのは、人間は状況に依存しているから、状況次第でコロコロ考えが変わったり、衝動的になったりする点だ。だから、一時の勢いで重要な決断をしない方が良い。安楽死、もそうだ。人間は信用出来ないが、中でも一番信用おけないのが「自分」だったりするものだ。一生懸命生きてる人は一瞬一瞬を大切にしてる分、発言に一貫性がないのと似ている。だから賢明なのは、自分のことをよく知っていてくれる人を身近に置いておくことだ。家族や友人でもいいが彼らは思い入れがある分、ノイズが入るであろう。だから、専門家に定期的に通い、そういうことにブレない恒常的な外部オプションを作っておくのが良いと思う。それが、安楽死専門外来、の設立の理念。ブラックジョークみたいに思うかもしれないけれど、「自殺」がこれだけ問題になっているのだから何かしなきゃね。
膣内に一度に射出される精子の数は、数千万~数億個で、それが日本の人口と同じ位で、それで精子の時点で競争に勝って受精したのだから、生まれて来ただけで人間は「勝ち組」って言う人もいるけれど、そういう人が数千万~数億人いるのだから、その理屈で自分を「特別」と思えるほど、お気楽にはなれない。生きること死ぬこと、を考えるのは難しいですね。「安楽死」はとりあえず、脇に置いておいて、「生きる意味」とか、「自殺は何故悪い」とか、「人殺しは悪いのに戦争だと英雄になる矛盾」とか、このご時勢もふまえて皆さん、どうお考えになりますか?「なんで頼んでもないのに生んどいて勉強しなきゃいけないの?」とか。

 

・休職中、復職準備・短期集中カウンセリング

オーバーワークやハラスメントで心身が疲れた人は、燃えつき症候群になる前に、早目に休むのも手です。ストレスから距離をとり休息をとることが、「くすり」になる場合もあります。ただし、不慣れな休暇は、将来の不安を煽ることもあります。そんな不安の源になるものを見つめ直し、働き方や生き方、本来の自分を見失っていないかを考えるカウンセリングは、復職準備として有効です!

 

・アイデンティティーを考える

アイデンティティーと言えば、みうらじゅん、のマンガ「アイデン&ティティ」が面白いですね。①でボブ・ディラン、②でジョン・レノンが主人公の前にあらわれて、メッセージ(彼らの歌詞の引用)を送り、主人公(バンドマン)が商業主義的な「ロック」の流れに抗って、社会にプロテスト・ソングを発表してゆく成長物語。ちなみに、ディランとジョン&ヨーコは主人公にしか見えないし、その声は彼にしか届かない設定。下が、みうらじゅん、の「アイデン&ティティ」の載ってた雑誌。↓。


カワクリでは、今、アイデンティティーを考えるキャンペーンをやっています。
しあわせの基準がわからない現代、不幸の基準もわからない。高学歴の人がバカなことをやっているニュースが毎日、聞こえる。勉強だけ出来てもダメなことは、もはや国民に啓蒙されたのではないか。それなのに、勉強しろ、と言う。わけがわからない。青春はどうなる?利口の基準もバカの基準もわからない。自分が利口かバカかもはっきりしない。中途半端もつらいぞ。いっそのこと、ぐうの音も出ない理論で、お前はバカだ、と納得させられたら、むしろ楽に生きられそうだ。自分はバカだと思っても、バカの考えだから反対なのかも。じゃ、自分は利口か!やったー。こんなことを毎日考えている。多かれ少なかれ、みんなも同じじゃないか?自分とは何者か?それを、ここではアイデンティティーと呼んでみる。
イジメやハラスメントなどの外的なストレスは、耐えたり、逃げたり、工夫してしのぐのだが、内面的なアイデンティティーは、外的なストレスと同じくらいやっかいだ。アイデンティティーには身分証明の意味もあるが、自分が所属する準拠集団(学校・会社・家族・都会・男/女役割etc.)の求めるものと己の価値観に差がありすぎて、しっくりこない。昨日や今日に始まったことでもない。そういう意味では、逆説的だが、アイデンティティーがわからない人生こそが自分のアイデンティティーだ。これじゃ、禅問答か言葉遊びで、まるで答えになってない。世間はそんなに甘くない。そこで、お待たせしました、今回のキャンペーン!自分の歴史やルーツや生い立ちや風土や文化を専門家と一緒に見つめ直し、アイデンティティーを考える。そういう作業がカウンセリングなのだと考えている。

 

・リベンジ・カウンセリングの提案

過去にカウンセリングを受けたが、「効果がなかった」「ただ一週間の報告をするだけだった」「話すことがなくなった」という理由で中断したというカウンセリングへの不満を聞くことがある。彼らの言い分は、事前に心理テストを受けたり、自分史まで用意して、一大決心して、やる気まんまんだったのに、もうカウンセリングはこりごりだと言う。言わんとしてる意味は痛いほど判る。しかし、だからこそ、そんな人に、言ってみたい。リベンジ・カウンセリングの提案、を。言いたかないけど、「相性」や「カウンセラーの技量不足」だったのかもしれないから。人によって傷ついた心は、人でしか癒されないように、カウンセリングで負った心の傷はカウンセリンが請け負いたい。良かったら、別の治療者、とやり直してみませんか?

 

・人生脚本

「劇的」というとドラマティックというイメージが思い浮かびますが、テレビでは一体何本のドラマが流れているのでしょう。きっとつまらないドラマも五万とあるのでしょうね。我々の人生を「劇」にたとえる場合もあります。主人公は「自分」です。精神療法的に考えると、人生には本人でも気づいていない「台本」を各々が持っていて、配役が決まると周りの人にその台本を配り役を演じさせるのです。シチュエーションは違えど、大体、同じ結末になります。それはそうですね。台本が同じだから。この台本の曲者なところは無意識に書かれているところです。人生が悲劇なのか喜劇なのかはその人の台本によるのです。そこでは脇役・登場人物の個性はあまり重要視されません。「監督=脚本」にはさからえませんからね。あんまり無茶なことをする役者だと、「影武者」の「勝新太郎」のようにおろされてしまいます。だから多くの場合、どんなに善人でも「その人の台本」が「どうせ人間はみんな最後には私を見捨てる」というものだとそうします。選ばれた役者が「冷たい人」ならまだマシですが、「根は優しい」なんて場合は悲劇の度合いが増しますね。上げて下げて、ですから。同様に、「男は結局、体が目当てなだけだ」って脚本に選ばれると、本当は紳士なのに、非道なことをさせられるのです。そして主人公の台本だけが勝ち残り、「どうせ~なんて~だから」という人生のテーマが太塗りされて行くのです。

我々精神療法をする人間は時として、この台本に着目します。それは反復的に同じことをその人が繰り返している場合、その台本を読み解き、可能なら書き換える作業を提案します。これは無意識が作ってるので過去の人生を紐解いて、どうしてこんな台本が作られたのか、を分析して行く訳です。なぜそんなことをするかというと、書き換えられるものならそうした方がいいかもしれないからです。別にそれが分かったからって書き換えなくてもいいのです。「書き換える/そのままで生きる」その選択は患者さん自身がすればいいのです。ただし、選択肢は多い方が良いというのが我々の考え方です。台本で割とよくあるテーマに、「成功しそうになると破滅する人」というのがあります。ここぞという時に無意識下で親を乗り越えてはいけない、という遠慮のような親孝行のような忠誠心が働く訳です。これも無意識の仕業なので、意識化していればいい訳です。「いつもダメな男を引いてしまう女性」も相手にそういう台本を渡してしまっているのかもしれません。その男の人は「あなた」じゃなければまともな男だったのかもしれません。人生は難しいですね。

手塚治虫の「どろろ」に白面不動という妖怪が出てきます。自分の顔を持たないために、次々に人の顔を欲しがります。白面不動によってかりそめの命を与えられた手下の女は白面不動の言いつけで人間をだまして谷に落として殺します。殺す時、この女は、相手が心に思う人間の顔に成りすませるのです。これではひとたまりもないですね。「どろろ」の前にあらわれた女は「どろろ」の母親の顔になり近づきます。いつものように生贄にしようとしたのに自分のことを「おっかちゃん」と慕う「どろろ」に情を抱いてしまい、白面不動の命令に背いて、「この子だけは助けて下さい」と逆らってしまうのでした。このように我々の好きな話は、こういう「台本」が書き換えられる時なのかもしれません。それは二つの「台本」がぶつかってどっちの台本が生き残るのか、という見方も出来ますね。それこそ劇的ですね。

うちには3人の臨床心理士がいます。彼女らの仕事は精神療法です。彼女らがその仕事を選択したのには彼女らの「台本」があってのことでしょう。そこは一括りには出来ませんが、共通するのは、専門的なトレーニングと実践的な理論と戦略的な方法論を持って、カウンセリングに臨んでいることです。数いる臨床心理士の中から何故、この3人がうちにいるのかと言えば、それは僕が面接して選んだからです。選んだ基準は、僕の臨床的価値観に近いからという理由です。どうですか?安心ですね。

 

・専門外来〜幸せになる?!〜

そして、1番新しいのが心理のスタッフが書いた記事「幸せになる外来」です。これはリンクで飛べるようにしたから良かったらみてやって下さい。下は僕が中学の卒業文集に載せたイラスト。「幸福の定義」付けをしていますね。身もふたもないですが、ま、そこはひとつ、子どものやったことなので。

 


ライカ

5/Ⅸ.(木)2024 はれ 台風の余波で今週は混んでます

巷では「お米がない」と騒がれてるので、今日はこんなTシャツで出勤。カメラマンは文化部長(部員ゼロ)スーちゃん。

逆光だから、と外で撮ります。志村けんの顔マネで「だっふんだ」。

話しは変わりますが、皆さんは「24時間テレビ」はみてないですよね??

TVerで、24時間テレビの中のドラマ、「ダメ夫、萩本欽一を愛した亡き妻の物語」が観れます。おそらく初めて欽ちゃんの私生活に言及したものです。(僕はリアルタイムで知ってて良いはずなのですが記憶にないです)欽ちゃんが干されそうになった時期があったらしく、そのピンチに欽ちゃんがマネージャーに、「仕事なくなるから希望の人につけるように社長にお願いするよ」、と言うと、マネージャーは「何を言うんですか!僕は欽ちゃんが好きなんです!一緒に頑張りましょう。地方のテレビでも、ラジオでも、遊園地の営業でも、仕事なら僕が見つけてきます!」と熱弁しますが、その役が香取慎吾なのです。僕は、「まるで現実の香取慎吾とシンクロしてるなぁ」と思って泣きました。そしてエンドロール、このドラマのナレーションは草彅剛。ここでまた泣きます。今回の24時間テレビはジャニーズ色を一掃して、新しい地図、を起用するなど、時代が変わったな、と思わせます。「辛抱する木に花が咲く」という言葉を思い出して3度目泣きます。

 

24時間テレビの裏でやってたサンドウィッチマンと芦田愛菜の博士ちゃんという番組で昭和歌謡のベスト20を、現代の子どもたちが選んでました。現代の子どもと言ってもそこらの子どもではありません。「昭和歌謡に詳しい」マニアックな「博士ちゃん」と呼ばれる子どもたちへのアンケートです。ランキングのポイントも博士ちゃんだけに、「歌い方」とか「歌への執着」とか普通の子どもとは思えない「昭和な意見」の集計です。ランキングは、3位が美空ひばり・2位が中森明菜・1位が山口百恵でした。

僕らの世代でも「7位の笠置シヅ子」は知られてないです。最近「朝ドラ」になりましたね。「東京ブギウギ」の人です。カワクリのシングルレコード・コーナーから。CHIYAMAとは「茅ケ崎のYAMAHA」で「チヤマ」です。

ちなみに、右下の少女は浅香唯のデビューシングル「夏少女」。浅香唯なんて可愛いからもっといい写真使えばいいのにと思いました。ジャケット写真は、クシャッとした顔をしてますね。

 

スマホのアプリで「ライカのカメラ」があります。お試し期間があるので使ってみます。ライカのカメラはプロが使うドイツ製の高性能の一眼レフです。たくさんの有名な写真家が使っています。お昼に心理の徳田さんをカメラマンに仕立て上げ、どんな風に撮れるかを試します。

「ライカ」の良さがわかりますか?

なんとなく綺麗に撮れてる気がしませんか?

BGM. 「愛菜ちゃんと遊ぼう!」博士ちゃん テレビ未公開トーク


文化部通信~その伍拾漆~

こんにちは、文化部通信57弾。文化部長のスーです。

突然ですが、お花って好きですか?

クリニックの中は色々な物で溢れていますが、やはりどうしても無機質なものが多くなってしまいます。なので必ず生花を飾るようにしています。

受付の仕事の1つに、「植物係」があり、受付のその週の「植物係」はお花屋さんに行き、季節のお花をチョイスしてクリニックに飾ります。選ぶお花に決まりは無く、その時の気分で好きなお花を選んでいます。なので、それぞれ選ぶ花に個性が出てるような・・。

そんなお花は「診察室」「カウンセリング室1」「カウンセリング室2」「処置室」「お手洗い」に飾ってあります。

今回は、6月~8月にクリニックに飾ったお花たちの写真を撮ったので、紹介したいと思います。

淡い色のカーネーションに癒されます。

トルコキキョウは気品にあふれてますね。

ダリア・・だと思って選んだのですが合ってますか?

ダリア(カウンセリングルーム)

カーネーションとスターチスのピンク合わせがキュート!

ベルみたいなお花ですね。

診察室にも。

夏といえば向日葵。

色味も大きさも様々です。

カワクリカラーですね。

パキッとカラーでメリハリ。

ボンボン、つい手に取っちゃいます。

なんだか、お上品。

青色と黄色の元気が出る組み合わせ

曲線美

黄色が入ると雰囲気が変わりますね。

お花に疎い私のあやふやお花情報でしたが楽しめましたでしょうか?
背景が白くて撮りやすいお手洗いのお花が多めになってしまいました。
写真で見ても、飾る場所によって全然雰囲気が変わりますね。診察室は外からの光が強くて背景も盛りだくさんなので、どうしてもお花にピントが合わなくて大変でした(笑)

以上、初夏から夏にかけてのお花紹介でした。

~文化部通信アーカイブス~
以前の文化部通信で描いたイラストを掘り起こして来ました。再掲するのは少し恥ずかしいですがどうぞ。

9月生まれの10人のイラストです。先生とスーの交互となっております。

1「三四郎の小宮 9/3」

2「楳図かずお 9/3」

3「二宮金次郎(二宮尊徳) 9/4」

4「フレディ・マーキュリー 9/5」

5「伊達政宗 9/5」

6「長渕剛 9/7」

7「聖母マリア(イエスの母) 9/8」

8「カーネル・サンダース 9/9」

9「泉ピン子 9/11」

10「松田優作 9/21」

「楳図かずおの描く少女はかわいい」は「川原先生の描く少女はかわいい」にもなりますね。きゅるきゅるおめめ可愛いです。血の涙?がホラーチック。

ではでは、そろそろ涼しくなってくれと願うスーでした。


大岡山デート~江夏の夏

2/Ⅸ.(月)2024 台風去る 晴れ

さてお騒がせののろのろ台風も去り、ここのところ一部で評判の大岡山デートの新作です。男も身だしなみです。あなたとデートに行く前に美容院に行く。

今日の髪色のテーマは「焼き芋🍠」。

ジョンの眼鏡をかけて、

出来立てのホヤホヤ(ホカホカ)であなたを迎えに行きます。(これはあくまで架空の妄想デートです)

ご飯は何を食べましょう?最近僕の食べたリストから候補があれば言って下さい。次の5つから選んで下さい。

①大岡山からも頑張れば歩ける自由が丘の天麩羅屋。目の前で揚げてくれます。コース料理ですね。下は、若鮎。

②大岡山から歩いて行ける奥沢のイタリアン。ワインをボトルで頼んだら、アイルトン・セナのTシャツをくれました。下は、冷製コーンスープ。

ボンゴレビアンコ。

イカ墨のピザ。

ベスコングルメ(TBS)で紹介されたTボーンステーキはひとりじゃ多いから二人で分けて丁度ですね。

③寿司屋では一足先に秋の味覚を。新さんま刺身。

松茸土瓶蒸し。まだ中国産ですが。

④昼から呑むなら蕎麦屋ですね。蕎麦屋は「アテ」が多くて昼呑みには好都合。下は、賑わい天丼。海老天が2本です。

⑤鰻屋。肝焼きから行って、

鰻重。

肝吸いも付けます。僕は「お子様」みたいにスプーンをつけてもらいます。あなたも欲しければ頼んであげます。

と、ご飯はいいとして何をしましょう。

今回の大岡山デートは何にしようかと考えて思ったのですが、カップルで「共通の好き」があればそれに行くと楽しいでしょうね。情報も共有出来るし補完も出来るし、何より同じ「好き」の話題で盛り上がるし。

でも、相手の好きに付き合うのも乙な物ですね。彼女が好きなビリー・ジョエルのコンサートに行った友人を横目でみていた大学生時代を思い出します。そう言えば、ユーミンが好きな子に誘われて葉山マリーナにライブを彼女の運転する車で(僕は運転が出来ない)行ったこともありました。

今回は逆のパターンにしようかと思います。彼氏が波乗りが趣味な女の子は自分はしないから彼が海にいる時、自分は砂浜で本を読んだりサーフィンする姿をみたりして待ってると聞いて「大和撫子だなぁ」と感心してちょこっと憧れた気がして、そう言えば、舘ひろしや岩城滉一が在籍していた暴走族バンド「クールス」の曲「ミスターハーレーダビッドソン」は、彼女目線の歌で、私の素敵な彼ったら私とのデートの時も夢中でハーレーダビッドソンの話をして憎らしいけど好きよ、だったり、90年代「アイドル冬の時代」に活躍したCoCoの「はんぶん不思議」の歌詞でも、図書館の帰り道に夕日のにじむ川べりに肩を並べてしゃがんで草野球をみてるとあなたはルールの説明ばかりして私はちょっぴりすねていつも喧嘩になるのよ馬鹿みたい、というラブコメ感も捨てがたいですから、今回はあなたの好きなことを考慮せず、僕の好きなことに付き合ってもらうデートプランです。ビデオを一緒にみます。

広島vs近鉄の日本シリーズの第7戦、勝った方が日本一。広島1点リードで迎えた9回裏近鉄が無死満塁と江夏を追い込む。この両チームの攻防を当時「ナンバー」という雑誌に山際淳司が「江夏の21球」という文を書いた。その映像化。

試合のポイントは、江夏が追い込まれた場面で古葉監督がブルペンで北別府と池谷に投球練習をさせるのであるが、これにはプライドの高い江夏が腹を立てる。「1年間、自分を抑えの切り札として使っておきながら、最後の最後で信用していないのか!」と。これも実に江夏らしい。マウンドで怒りが収まらない江夏のもとに衣笠が近付き、「俺もお前と同じ気持ちだ」と耳打ちしてグラブで江夏の尻をポンと叩く。それで冷静になった江夏は、この絶体絶命のピンチを抑えるのである。江夏はサウスポーだから、三塁走者が見えない。そこで同点スクイズを試みる近鉄の作戦に対し、江夏はなんとカーブでウエストしてスクイズバントを失敗させるのだ。

 

・江夏で思い出すのは、他にもあって、延長11回をノーヒットノーランに抑え、延長11回の裏に自らの決勝サヨナラホームランで試合を決めて、「野球は1人でもできる!」という名セリフを放った。僕は、この試合はよく覚えている。巨人戦のラジオが途中から、甲子園の阪神vs中日に変わったからだ。江夏のサヨナラホームランはまさに劇的で、僕はその後に発売された「週刊ベースボール」の江夏がバンザイしてホームインするピンナップ写真を部屋に貼った。記録に残る選手より記憶に残る選手になりたい、とよく人は言うが、江夏は記憶にも記録にも残る劇的な選手だった。当時は、巨人・大鵬・玉子焼きの時代だったが、江夏は阪神タイガースのエースで生意気でふてぶてしく不良っぽいから好きだった。ギッチョっていうのも、何か不良っぽくみえたな。江夏の劇的なシーンといえば、他に以下のようなものが有名。

・オールスターの9連続奪三振。
オールスターは、1人の投手の投げれるイニングの上限が3回だから、対戦打者全員を三振に斬ってとった。これは、オールスター史上、江夏しかいない。

・江川がはじめてオールスターに選出された時は8奪三振をとった。その試合は、2-0とセ・リーグがリードした9回裏、パ・リーグは1点を返し、尚も無死満塁。そこで、リリーフ・江夏が登場。1人でもランナーを出したら「セ・リーグの勝ち」はなくなる。そんな大ピンチを江夏はここでも、3者連続三振に斬ってとり、またもや伝説を作る。この試合の「プロ野球ニュース」は、βビデオの時代だけど今でも持ってる。

・そんな輝かしいエピソードのどれよりも、僕が一番、江夏らしくて好きなエピソードがある。それは、TV中継が途中で終り、ニッポン放送のショーアップ・ナイターに切り替えた直後に起きた。審判の「ボール!」の判定を不服とした江夏が、アンパイヤを殴ったのである。それが、ラジオで実況中継されるのだが、映像がない分、想像力を掻き立てる。江夏がゆっくりとマウンドを降り、肩で風切るようにアンパイヤを睨みつけながら距離をつめ、アンパイヤは何故、面を外しちゃったんだろう?つけとけば良かったのに。至近距離から的確に審判の顔面にパンチをお見舞いした。江夏、退場。湧き上がる会場のコールに興奮した。その試合の結果がどうなったのかの記憶はない。ただただ、江夏が審判を殴る姿だけを何パターンも頭の中で想像した。左ストレートかな?フックかな?それともアッパーかな?野球で、パンチをするシーンって滅多にないもの。田淵は止められなかったのかな?

江夏は、ピークを過ぎた頃、メジャーに挑戦するが、惜しいところまで行って駄目だった。江夏は、あれだけの選手だったのに、監督もコーチもやっていないと思う。一度だけ、12チャンネルで野球解説をしてるのを聞いたことがあるが、あまり面白くなかった。その後、覚せい剤でパクられたりした。「英雄失格」という梶原一騎世代の僕らにとっては滅びの美学というのだろうか、江夏の生き様に哀愁を感じた。ONを擁して9連覇中のジャイアンツに対して、真っ向から向かっていったタイガースのエース・江夏に、少年時代、心を惹かれた。それは反骨の象徴で、ロックのスピリッツにも通じるものがあった。「江夏の21球」は、野村克也の解説でNHK特集で放送され、今はDVDが販売されているが、この番組でも江夏は実にふてぶてしい。NHKの番組なのに、チンピラみたいなシャツで登場して、インタビューに答え、煙草をプカプカ吸って回想する江夏。これは、必見です。

今日のデートプラン、100点満点で何点ですか?

BGM. CoCo「はんぶん不思議」


僕の夢(寝ている時の)

29/Ⅷ.(木)2024 台風のろのろ 大谷&愛犬デコピンが始球式

「橋」をテーマにして、笹公人が妄想で書いた短歌「念力図鑑」にこんなものが載ってます。

・処女にしか渡れぬ橋がありましてC組の女子だれも渡れず

・童貞しか渡れぬ橋もありましてC組の男子つぎつぎ渡る

面白いですね。下のは「橋」の夢。

見覚えのある川。地元の人はそこにかかった橋を上手に渡るのだが危なっかしい。「急がば回れ」で迂回する道もある。僕は器用にピョンピョンと橋を渡る。渡り切ったあたりで後ろを振り向くと幼い少女が橋を渡ろうとしてる。見るからに危なっかしい。僕は橋を反対方向から戻って少女に「危ないからあっちから行きな」と指をさし、ついでだから一緒に迂回路を歩く。少女は紅いおべべを着てて、髪の毛は文金高島田。(随分、古臭いファッションの子だな)と心で思う。少女は何かの話題を僕に話しかける。どうやら僕のことを知っているらしい。僕が(何故、知ってるんだ?)と不思議に思ってると、「兄から聞いてませんか?」と言われて、ちょっと考えて僕は慌てて飛び起きた。

ここまでが夢。何故慌てて起きたかというと、実は、その二日前、僕の大学の後輩の友人だと名乗る男に川のそばで話しかけられる夢をみていたから。川が見覚えあるのはその川だったからで。僕は「君のこと知らないよ」と言うと、男は「そうでしょう。川原さんは精神科のお医者さんですよね。頼みがあります。妹をみて欲しいのです」。僕は、「いいよクリニックに予約の電話をして」、と夢の名で答えたからです。その妹というのが少女だ、とわかったからひやりとしたのです。

つまり夢がパラレルワールドになってシリーズ化してる。「現実」が1枚の葉っぱだとしたら、「夢」は無意識の産物でもう1枚の別の葉っぱ。同じ「僕」という樹の幹で繋がってる。そう「知性化」して処理していた。月曜までは。

月曜日。それは「現実」の話。夕方5時ごろ小学生の下校時間。最近は防犯意識か集団で下校したり、自転車で迎えにきてるお母さんもいる。月曜は休診日だから僕は近所を散歩。向こうから一人の少女が紅いランドセルを背負って歩いてくる。あれ?なんでこの子は一人なんだろう。そう思ってすれ違いざまに顔をみて驚いた。夢でみた紅いおべべの子と同じ顔をしてる。僕が驚いている姿は傍からみたら不審者に思われるかもしれない。それなのにその少女は僕の顔をじっとみて「こんにちは」と挨拶してすれ違って行った。見ず知らずの人に挨拶するか??僕は「夢の少女」が「現実」に侵入して来たような妄想に恐怖した。一体なんだったんだろう?来週の月曜日も同じ時間に同じルートを歩いてみるか?いや、やめておくべきか。最近、「お護り」をなくしたり、ロザリオがちぎれたりしてるから、君子危うきに近寄らず、か。

スピリュチュアル的には夢は、守護霊が違うパラレルを見せることで何かを気付かせようとしてる考えるのだそうです。

 

という訳で今日は夢の話。

以下は昔、掲載した「夢の展覧会」。僕の夢日記のイラストを、当時の受付の大平さんが色塗りして「つぶやきコメント」を寄せてくれています。下が、現存する最古の夢日記ノート。1981年ということは…43年前のもの。43年前と言えば、大平さんはまだ生誕してないですね。この夢日記を書いてた僕は、10代後半~20才そこそこですから、大平さんにとっては、年下の男の子の絵です。そんなタイム・パラドックスも味わいの一つとして、どうぞご賞味下さい。↓。

・カラス貝のマニキュア女vsトラディショナル・ブルー~瞳~少年風(1981.9月:川原少年19才の作品)


カラス貝は黒?色っぽいは何色?紫かな・・・

・伊藤つかさは、トマソンがお好き(1982.1月:川原少年19才の作品)


左下の謎のポーズをしてる3人組みがお気に入りです。

・貪婪(どんらん)…非常に欲が深いこと(1982.1月:川原少年19才の作品)


魔法の書を読み始めた感じで色を塗ったんですが、タイトルは貪婪だったのですね・・・

・手のひらを太陽に(1982.1月:川原少年19才の作品)


こういうポスター学校とかに貼ってありましたよね。

・もう君に逢うこともない、心は揺れても(1982.2月:川原少年19才の作品)


北京のバッグが気になると川原先生に話したら、本当に先生が持っていたバッグらしいです。

・小田急線のひとコマ(1982.2月:川原少年19才の作品)


この絵、座ってるとこ上手くかけてますよね。

・本厚ちゃん(1982.3月:川原少年19才の作品)


かわいくしたかったのに無理でした・・・。

・キヨシローのまね(1982.3月:川原少年19才の作品)


カラフルにすればそれっぽく見えないですか?

・川守田(1982.4月:川原少年19才の作品)


川守田さんは先生のお友達です。

・一人になりたい…ううん、一人がいやだから。(1982.7月:川原少年19才の作品)


後ろにいるのはサメなのでしょうか?・・・えぼし岩だそうです。

・伊代はまだ(1982.8月:川原青年20才の作品)


腕が長いですね。先生が20歳の頃、松本伊代が流行っていたんですかね。

・天才の誤算(1982.9月:川原青年20才の作品)


靴が素敵なんですよ。

・テスト前日(1982.12月:川原青年20才の作品)


こういうよく分からない絵を塗るのって楽しいです。

・物理ダメ(1983.2月:川原青年20才の作品)


これ,左側にスイーツ隠れてたんです。

・ダルなboyは、Love is Real.(1983.3月:川原青年20才の作品)


『Maiこ』ちゃんは先生の好きだった子ですかね?私には『Maiこ』に見えたんですが、
『Maiこ』じゃなくて『Mari』だったんですね・・・

・マリン・スポーツ(1983.5月:川原青年20才の作品)


ドラえもん、オバQ、いしのまこ、カバ・・・なぜかカバ。

・カルピス(1983.5月:川原青年20才の作品)


カルピスのボトルに書いてある帽子をかぶったやつが可愛い!!

・誕生日。小指と小指をつないで歩く、理科室でキス(1983.7月:川原青年20才の作品)


理科室のガイコツ懐かしいですね~

・夢見る年頃~36/38≒95(1983.8月:川原青年21才の作品)


夢の展覧会の絵の中で私が気に入っている第3位。

・野球大会(1983.8月:川原青年21才の作品)


先生の書くドラえもんは丸くない!

・クリスマス・イブ(1983.8月:川原青年21才の作品)


夢の絵の中で1番かっこいい絵だと思います。

・恋人峠の昼下がりPart.2(1983.9月:川原青年21才の作品)


夢の展覧会の絵の中で私が気に入っている第1位。

・すっかりトロピカル(1985.7月:川原青年22才の作品)


陽気な感じと南国な感じが夏にピッタリの絵です。

・明日のイブはRC(1985.12月:川原青年23才の作品)


8時42分に何が起こったんでしょう。

・オキドキの古着で遊園(1986.5月:川原青年23才の作品)


「オキドキ」って川原先生はお店の名前と言っていましたが、私はマリオが思い浮かびます。

・直ちゃん(1987.6月:川原青年24才の作品)


これは塗りやすい絵だったんですが、サインペンで色を塗るのは難しくて、
色鉛筆にすぐに戻しました。

・Hanesの白のTシャツに血を滴らせてしまった(1987.6月:川原青年24才の作品)


私も白い服にシミができた時こんな顔します。

・元・日本軍の男と、ユキヒョウ(1987.7月:川原青年24才の作品)


「ユキヒョウはどこにいるんですか?」と塗っている時に不思議でしょうがなかった絵。

・大船観音がくずれた(1987.7月:川原青年24才の作品)


観音様のお顔だと気づかず、先生に言われて気づき塗り足しました。

・みつけてくれたらキスしてあげる(1987.7月:川原青年24才の作品)


真ん中の子にと左の子にかわいさをプラスしました。気づきましたか?

・甘くて冷たいアイスクリーム・ベイビー(1987.7月:川原青年24才の作品)


この絵のタイトルを知らない人から「31アイスみたいだね」と言われ
塗り絵レベルが上がったと実感し嬉しくなりました。

・気がつけば兵隊(1987.7月:川原青年24才の作品)


みんなの表情がいい。

・眠れ。ライオネル・リッチーの墓の上(1987.7月:川原青年24才の作品)


どんな色で塗っていいかもわからなくなってしまった絵。

・スタン・バイ・ミー(1987.8月:川原青年25才の作品)


暑い日は海辺でのんびり、いいですよね。

・ニース予想図(1987.8月:川原青年25才の作品)


ニースってフランスのニースですかね?噴水あるんですか?

・アイスもハシャいでる、僕は日焼け(1987.8月:川原青年25才の作品)


また、アイス!後ろの2人は羨ましがってるのかな。

・ダチョウ(クジャク)ともも焼き(1987.8月:川原青年25才の作品)


ダチョウ(くじゃく)って全然違う鳥だけど・・・

・僕は照れる(1987.8月:川原青年25才の作品)


川原先生はいったい何に照れたのか?

・新宿地下の靴専門店(1987.8月:川原青年25才の作品)


この失明者用の靴は指の先が触覚の様に動くと先生が説明してくれました。

・過ぎ行く夏を惜しんで~絵を描く2人の少女(1987.9月:川原青年25才の作品)


最初に先生が少しだけ色を塗っている絵は色を塗るのがラクです。

・念力(1987.9月:川原青年25才の作品)


念力は見えないから何色にしようか迷いました。

・さっきまでの競争のつづきだ(1987.9月:川原青年25才の作品)


人を緑色で塗ったらハルクみたいにみえますね。

・渡り廊下の窓から連中が手を振る(1987.9月:川原青年25才の作品)

渡り廊下だと気付かず、カラフルにしてしまいました。
ちなみにこの絵左側にいるのは川原先生で
研修?授業?かなにかをさぼって帰るところのだそうです。
手に持っているのは白衣だと言っていたのですが、
私には抱き枕かぬいぐるみに見えました。

・脳外科はじまる(1987.9月:川原青年25才の作品)


これは一体何でしょう???

・お前はストーブの前でのびていた。あくびしかしなかった(1987.9月:川原青年25才の作品)


これ、色を塗っていたらよく分からないパーツがあって、そこだけ着色しませんでした。

・聴神経腫?すぐに手術(1987.10月:川原青年25才の作品)


わかめ・・・

・宙に浮く機械(1987.10月:川原青年25才の作品)


宙に浮く機械!夢っぽいですね。

・すいみんやくが欲しい(1987.10月:川原青年25才の作品)


夢の展覧会の絵の中で私が気に入っている第2位。

・明るく生きるコト(1987.10月:川原青年25才の作品)


川原先生はカラフルなボーダーが好きらしいです。

・サンボのジャケット(1988.7月:川原青年25才の作品)


サンボってなんですか?っと聞いたら格闘技の雑誌を川原先生が見せてくれました。

・オバQが正ちゃんのクラスの記念写真に写ってしまった。皮膚科テスト、60点。(1988.7月:川原青年25才の作品)


記念写真にオバQ写ってたらおもしろいですよね。

・ウサギに乗って空を飛ぶ(1988.12月:川原青年26才の作品)


いい夢ですね~。ウサギに乗ったらもふもふなのか。

・うその固まり(1989.1月:川原青年26才の作品)


「きみだけに話すんだけど・・・」て誰かに話すと皆に知られていた小学生の時を思い出しました。

・すべては幻想である(1989.1月:川原青年26才の作品)


ヒョーロン家が怪しい。

・柔道(着)一直線!激しい視線の火花が散る(1989.4月:川原青年26才の作品)


三角関係ですかね!!!

・世代交代の口約束(1995.3月:川原中年32才の作品)


先生の描く力士はなんだか可愛い。

・2002.8月6日からの夢日記の表紙:先生不惑の40才の作品


この夢の絵に色づけするとき『これは何だろ?、川原先生の夢だからこんな色でもいいかな』と、
タイトルを教えてもらうまで何の絵かも分からなかったり、
普段の私だったら使わないような色で塗ってみたりという絵がたくさんありました。
自分じゃない誰かの絵を塗るのって面白いですよね。
それが川原先生の描いたなんか可愛くて奇妙な夢の絵だからもっと面白い。
何ヶ月かのあいだ、受付業務の合い間のちょっとした楽しみの1つでした。
川原先生が最初にかいていましたが、この夢の絵の中には
私より若い頃の先生が描いた絵もあるんですよ・・・。
なんだか不思議な気分になりますね。
BGM.OH MY GIRL「Coloring Book」

BGM. シーナ&ザ・ロケッツ「ユーメイドリーム」


川原はどのように夏休みを過ごしたか?

夏休みに入る前のこと。 「どこか行きますか?」と聞かれたので「ニューヨークとフランス…」と言い掛けたら「まぁ、ゴージャス!」 とビックリされました。
ニューヨークというお笑い芸人の単独ライブと、水道橋博士と松村邦洋のトークライブを聴きに浅草フランス座(東洋館)に行く予定なのに、勝手に勘違いされたのです。 そんなカワクリの夏休みは、8/11(日)~8/19(月)です。 その間に私がどのように用事をスケジュールしたかを今回はお話してみようという日記です。

①8/11(日)

・高円寺昼「水道橋博士とビートきよしのトークライブ」、2000円。

浅草キッドの玉袋筋太郎じゃない方、と、ツービートのビートたけしじゃない方、の二人のトークライブ。

博士のサイン本を買う。

名前入り。

おまけのシール。

1980年のマンザイブーム爆発までの浅草フランス座&ロック座時代の当時の話を聞くという会。ビートきよしは、芸人としてはたけしの2年先輩だが実年齢は2個下で、やたら記憶力がいいので、ビートたけしの諸説の真偽を、たけしマニアの博士が鋭く切り込んで行くという企画。2時間では足らず、次回をやる約束で握手。左がきよし師匠、右が博士。

その足で新宿へ。

10日発売の「いちご新聞」を買いにサンリオショップへ。

これが収穫。

「いちご新聞」220円の今月号のおまけにボールペンがつく。全5種なので5冊買う、1100円。

全部揃えました。

ランチは中村屋。

限定のカレーにしてみましょう。アラジンのランプみたいですね。

ベンゴールカリー2200円です。肉がいっぱい入ってるって感じです。

②8月12日(月)

・ネットフリックスで「地面師たち」をみる。1日1話観ようと思ってたが、ケンタッキーを買って来てAM~PMにかけて一気見。バイソンとアントニーがいい。これが実在した事件だというのが怖い。

③8/13(火)

・今日は映画の梯子。13時から新宿バルト9で藤本タツキの「ルックバック」。58分、1700円。

実写版「推しの子」のポスター。

ルックバックは青春映画。学年新聞に漫画を描いてる主人公がちょっと褒められて嬉しくなって雨が降って来たのにミュージカルスターのように踊る描写は、(クオリティーはともかく)物を作ったことがある人には刺さるはず。あぜ道をスキップするシーンはコミックス(原作)にもあるが、アニメの方が動きがある分100倍良い!「雨に唄えば」のジーンケリーのよう。

入場者特典でもらったポストカード。絵柄が原画風。二枚くれた。

15時~ポレポレ東中野で「方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~」をみる。

この映画館は僕が東中野に住んでる頃にはまだなかった。

昔、世間を騒がせてる頃、ビートたけしがテレビドラマ化した、カルトとバッシングを受けた社会問題「イエスの方舟」の45年後を描く。オウムや統一教会がまだ騒がれる前の時代で、新・新興宗教に日本人が免疫がない時代。

おっちゃん(千石イエス)は死んだけど女性たちは共同生活を続け、「シオンの娘」というクラブ(水商売)で生計をたてていた。彼女らは酒を呑まず、客の横にも座らず、おさわりNG笑。映画では現在の女性たちの姿に同じ人物の20代の頃の映像がザザっと差し込まれて、当時の彼女らがとてもファッショナブルな美女なことに、知ってたけど、こうあらためて突き付けられると今更驚く。

新宿に出てモンスナックのカレーを食べる。

昔は、コーンサラダが「常連さん」だけおまけ。次回に使える「トッピングのコロッケ」が無料だったからそれを再現してみた。今はコーンもコロッケも有料。

④8/14(水)

・おそ松さん第4期制作決定!で、3期以降の劇場版をみてないことを思い出し、サブスクで3本みる。それというのも途中、「2.5次元」とか「実写化」があったので、「映画は無視しよう」とサボってたことへの補習。「えいがのおそ松さん」「ヒピポ族と輝く果実」「魂のたこ焼きパーティーと伝説のお泊り会」と映画3つ観ました。ひとつ目は映画館で観てました。ヒピポは、心が洗われます。たこ焼きパーティーは、トト子ちゃんが可愛いのと、最後のクレジットでスタッフの名前に(長男)(次男)(長女)(秘密)などと書いてあるのが面白かったです。あのスタッフロールでSNSのハンドルネームに長女次女など付けるのが一時期流行ったそうです。

寝る前、YouTubeでブレイキングダウン13オーディション1-5を一気見する。次回は日米対抗戦が目玉。きっと岩国の海兵隊だろう。昔、アウトサイダーでアウトサイダー軍と沖縄海兵隊が5対5の試合をやったのを見に行ったことがあるが、あの時は沖縄軍は名前も偽名(たとえば、ライオン、とか)でなるべく隠してた。

⑤8/15(木)

・テレビ録画で「推しの子」とNHK納涼落語特選「居残り佐平次」立川談志(1979)をみる。その後、部屋の片付けをしてマンガを整理して本棚へ。「藤子F不二雄」SF短編コンプリートを読む。

・有楽町よみうりホール「ニューヨーク単独ライブ」初日、6000円

 

ナイツが夏休みの「ザ・ラジオ・ショー」を平成ノブシコブシの徳井と相席スタートの山添が、安藤なつの相方をした回のゲストにニューヨークが来て、「単独ライブの席がトータル1200枚残ってる」と。そもそも5都市のツアーで東京は「3000」のところ「6000」の応募が来たから凱旋で2公演追加したらお昼で平日で告知不足もあり、チケットが余って「自分達は人気がない」と嘆いていた。「愛のハイエナ」(さらば青春の光、とMCして、山本裕典ホストになる企画をやった番組。超面白い!)のよしみがあるからチケットを買った。

明日もチケットとったが台風が近づいてきている。不要不急の外出はさけろ、とニュースが叫ぶ。ニューヨークせっかくチケット完売したのに、次なる試練?

⑥8/16(金)

・先日新宿紀伊国屋で買った本を読む。

「デデデデ」の1-2巻。映画化記念、あのちゃんといくらちゃんの帯つきコミックス。

「からかい上手の高木さん」卒業アルバム。

これはイラスト集。背表紙。

表表紙。

寄せ書き?西片?みんなの声?

二色刷り「つげ義春」作品。「もっきり屋の少女」の紙芝居用カラーイラストも収録。

永井豪作品は意外と手に入りづらいです。

ハニーが生まれる場面のカラー版。

台風で外出するなというから夜のニューヨークのライブはキャンセル。台風だから払い戻し。吉本が払い戻しに応じるのは異例。

⑦8/17(土)

・中野ブロードウェイへ。

「墓場の画廊」で「伊藤潤二展」をやってると聞いたので観に行くも13日でおしまい。グッズだけ買う。

ステッカー550円を三枚。このステッカーはメルカリで高値で売れてて人気だそう。

その後、普段はチェックが甘めの4階を中心に回る。まんだらけ「マニア館」で古本。

まんだらけ「変や」でおもちゃ。

まんだらけ「海馬」で写真集やオカルトなど。

お昼は「青葉」でつけ麺。

 

特製つけ麺1350円。

夜、アベマテレビで残酷物語「うつくし姫」(物語シリーズ)をリアタイで友人とLineしながら観る。

⑧8/18(日)

・浅草東洋館「水道橋博士62才の生誕祭、改め大感謝祭」、が浅草キッドの修行の地、旧フランス座(現・東洋館)で開催。ゲストは松村邦洋。2000円。

お昼は「尾張屋」で天丼。

とりあえずビール。

板わさ。

天丼(車エビ)3500円。

蓋を開けます。エビがはみ出してますね。

博士生誕は、19時半開場20時開演なので時間があるから、せっかくだから「ロック座」でストリップをみる。吉野家の先にあるのが、ロック座。

ストリップと言っても皆さんが想像するようなものではありませんでした。劇場は改装されて綺麗だし会場のスタッフ&店員も半分くらいは若い普通の女性。8月は真夏の祭典!ワールドダンスレビュー!という演目。「アースビート」というタイトルで、インド・中国・ロック・フラメンコ・サロメの話・和太鼓など世界の音楽に乗せて踊り子さんがビートに合わせて「ポーズ」を決めると会場から拍手が起こるという大衆演劇のような「アート」でした。

フィナーレは全員が舞台に揃いリオのカーニバルのいでたちで「マツケンサンバ」を踊り狂い終わります。何が何だかよくわかりませんがこれが面白いのです。悲しい気分なんかぶっ飛んでしまいます。あまり目の見えない野末陳平先生(92才)が高田文夫(76才)に頼んで今でも連れてってもらうという気持ちがよく分かりました。入場料は7000円(シルバー割は65才からだから利用できず)だが入れ替え制がないので1回入れば最大4公演みれて再入場も可。本公演のステージ写真(1枚1000円)をトリの逢見リカとファイナルを買いました。2ステージ半みました。半というのは、20時から博士の生誕祭があるので3ステージ目は途中退場したという訳です。

そして博士生誕へ。

玉ちゃんからお花が届いてました。これが「伏線」。

1部は映画の話。

2部は付き人の話。

3部は松村邦洋のトーク。ほぼ松ちゃんのモノマネを聞く。そして10/10に浅草キッドがフランス座で復活するというニュースに!「伏線回収」。これはチケット争奪戦必至だ。

⑨8/19(月)

・今日は断捨離と部屋の模様替え。本棚も綺麗に途中経過。

 

さて夏休みも終わりいよいよ再開(再会)ですね。皆さんはどんな1週間でしたか?僕はこんなでした。


大岡山デート~パリ五輪の中

6/Ⅷ.(火)2024 はれ 須崎優衣がまさかの初戦敗退。僕のパリ五輪が終わる。大谷翔平34号ソロ、ベース踏み忘れ?一塁に戻る場面も。

この記事も「心のゴミ箱」兼用です。昔の知り合いでたまたま、ここを見つけた人も「元気ですか?」と声をかけて下さい。「元気です」と答えます。コメントを見られたくない人は「非公開」と書いてくれれば皆には分からないようにします。「ゴミ箱」が何かわからなくても、この記事だけで楽しめるようにはしてあります。

 

久しぶりの「デート記事」です。何をしましょうか?「つまんない顔で写真をとろう」という展覧会が横浜そごうでやってるらしく面白いらしいので、つまらない顔、で写真をとってみましょう。

つまらない、の「記号」と言えば、頬杖。

「あー、つまらない」と叫んでみる。

つまらなさ過ぎて頭を抱える。まるで二日酔いのよう。

つまらないから扇子で扇ぐ。

つまらない顔を隠す。

鼻の下にはさむ。

うまく行かない。つまらない。

落語家みたいにくわえてみる。

曲芸師みたいに物を乗っけてみよう。

ヤドンのソファーは、ひとをダメにする。それほど、リラックス出来るソファー。

つまらない、と、リラックスは別物だ。つま先をピンとするけど、つまらない。

新聞読んでもつまらない。代表選手がタバコと飲酒で辞退だって。

そんなパリ五輪も真っ最中の大岡山北口商店街は夏祭りの雰囲気です。

何を食べに行きますか?候補に最近僕が食べたもの。

塩ラーメン屋の「冷やし中華」キュウリ抜き。

お好み焼き屋「佐竹」の「佐竹スペシャル」。

大岡山から徒歩でも行ける奥沢の中華料理屋。青島ビールと紹興酒。

クラゲの前菜キュウリ抜き。

ピリ辛腸詰。

アワビの醬油煮込み。

麻婆豆腐。

誕生日の寿司屋。

ウニ。

この季節は、小肌の子供、新子。

 

新子は出世魚。なかずみ、と食べ比べ。新子2個分に対し、なかずみ半身。

長良川の天然アユの塩焼き。

これは三つ葉。

0時の位置から時計回りに、ブリ・クジラの尾の身・カツオ。この時期にしては脂が乗っています。

じゅんさい。夏の野菜。寒天みたいです。

石垣貝。口の中に入れると、ほわっと溶けます。食感は、アワビの真逆。

本マグロ。

穴子の甘いツメで食べるものシリーズ。デザート感覚。

家系ラーメン屋でやっていた「7日限定」冷やしネギチャーシュー麺。

実物。

にんにくと生姜を入れると美味しくなります。あと、酢。

デートにファッションも大事ですね。リュックサックを新調しました。これは今まで使ってた「山口百恵」柄。

しょこたんのファンクラブ限定の福袋で当てたリュックに、サンリオのキャラ達をつけてみました。

ヘアスタイルは夏らしく「ひまわり」にしました。頭頂部が茶色で、もみあげと襟足は葉っぱの緑。

横からみるとこうです。

パリ五輪の季節だから応援Tシャツ(水色)で。

真夏のデート気分を作ってみました。ひとりにでもウケる限り、企画は続きます。

BGM. 伊藤咲子「ひまわり娘」