フェイス・トゥー・フェイス

こんにちは、スーです。
今日は、文化部通信ではありません。番外編とでもいいましょうか・・。

今、心理士の面接中で、面接と言えば採用する側がみることだけでなく、応募者が採用者をみる、という相互的なものですよね。
あ、これがタイトルの「フェイス・トゥー・フェイス」の意図です。

ですから、あらかじめ川原先生がどんな人かを知っておくための過去の記事を、PCからだと探しやすいけどスマホからだと探しくいので、3つ紹介します。
これは、採用面接のための企画ですが、よく考えたら普段の診察にも使えますね。
初診の場合、ドクターが患者さんの状態をみたてるだけが診察ではなく、患者さんがこの医者に診てもらいたいかどうかを、ジャッジする機会でもあるからです。
そういう意味で、これから受診しようとする方にもオススメです。

僕が精神科医になった訳
女乞食と川原少年のエピソードが秀逸ですね。
「よく聞かれる質問」に答えた記事だそうです。川原先生の熱い気持ちが伝わってきます。

予告ブログ①~「生きること、死ぬこと」
長い記事ですが、根気よく読みましょう。
先生の闘病(ケガ)生活と健気な少女のエピソードが印象的です。
今も約束を守って、禁酒しているのか気になるところですね(笑)

上手な川原達二の作り方
先生のお母さまのエピソードが満載です。
母と息子の独特な空気感が伝わってきますね。喋り口調で物語が進んでいくようでスルスル読めます。先生のお母さまの命日は、今月の19日だそうです。

 

ちなみに、私が田舎から採用面接にきたとき、先生は「ここに田舎からきたの!?」と驚かれました。
私は「こちらに引っ越します」と答えましたが、面接時の先生は、私があまりにも遠くからきたもんで「こいつ東京見物の冷やかしだな」と思ったそうです。
私が面接にきた時の受付はうかいさんでしたが、優しく出迎えてもらったのは覚えてますが、緊張でどんな顔で挨拶をしたのかも覚えておりません。
ただ、院内の様子はブログを見ていたので、「あ、想像通りだな」と思ったよりびっくりせず済みました。なので、この記事も事前情報として役立つのではないでしょうか。

 


文化部通信~その捌~

来週には、東日本大震災から9年経ちますね。
今はコロナで大騒ぎ、終息する目処もたたず。マスクはもちろん、トイレットペーパーやティッシュ、はたまたお米まで何もかもが品切れです。マスクや消毒液と違い、生活用品・食品は在庫はあるけれど、買いだめが流行しているため仕入れが間に合ってないだけらしいですね。
昨日のニュースでは、納豆が品切れと言っていました。なぜ納豆?と考えたら、先生が「”コロナ”の、しりとりじゃない?」と真顔で言ってました。「コロな→なっとう」。だったら、次は「うどん」ですかね。あっ、負けた。。。

卒業式も学会も、世の中はお花見も自粛だそうで。そんなドサクサに芸能界では、先生の好きな立川志らくの奥さんが弟子と不倫疑惑があがったかと思うと、先生の好きな元貴乃花親方が神奈川歯科大学の特任教授になるそうです。
そんな令和2年のコロナ騒動の渦中を、未来から振り返った時の貴重な資料としてスケッチしておきました。

 

スケッチと言えば、最近、先生がハマっている【推し武道】のコーナーが待合室にありますが、


4月1日にサントラCDが出るらしく、そのおまけのジャケットを貼るスペースを作ったはいいけど、待ちきれない先生は自分でイラストを描きました。
アイドル(推し)とバッタリ電車の中で逢ってしまったら、自分から車両をかえるというオタクの流儀を描いています。
色塗りは、私スーがしました。(上が元絵、下が先生作)

えりぴよさん(ポニーテールのジャージの女の人)が空中浮遊してるみたいですね。
推しのまいなに会えて、隠し切れない嬉しさが空中浮遊として出ちゃったという事でしょうか。

 

話は品薄に戻りますが、マスク難民の私たちに先生がマスクを寄贈してくれようとしたのですが…気持ちはありがたいのですが、とてもつけられません…。

ジョーカーみたいですね。

 

トイレのお手拭ペーパーの在庫も残り少なくなっちゃったので、皆さん各自お持ちのハンカチやタオルを使ってくれるとありがたいです。
下は、先生が書いたポップ。「神は死んだ」とかけたそうです。

 

かくいう私は、文化部のマンガの検閲もしています。
最近したのは、原作:沼正三の「家畜人ヤプー」と、坂辺周一の「ティッシュ」と、ジョージ秋山の「ばらの坂道」です。
結論から言うと、どれも一旦ボツです。「家畜人ヤプー」は難しすぎて正直に言うと、まだ私は最後まで読めてません。「ティッシュ」は怖すぎます。個人的には嫌いじゃないです。「ばらの坂道」は読み終わって何ともいえない気持ちになりました。
先生の持ってくる検閲対象のマンガは、読むと神経が磨り減っちゃうものが多いのです。なんでそんなものばかりチョイスするのでしょう。先生はある意味天才ですね。
でも、神経が磨り減る代わりに面白いのでつい読んでしまうので、そんな時は「推し武道」を読んで、心を浄化するのが私の最近の日課になっています。

人間の浅ましさや醜さが丸見えになるこんな世の中だからこそ、文化部活動を大切にしていきたいと誓う、スーでした。

※コロナ感染拡大予防のため、クリニックの消毒もマメに行っていますが、ついでと言っては何ですが、喫煙所の壁紙がタバコのヤニで黄ばんで汚れが目立つ為、清掃をしてみました。↓。

喫煙所は貼り物が多いため、一旦、はがして脇におきます。↓。

壁に洗剤を吹きかけて雑巾でゴシゴシこすってゆくと、あらまぁ、綺麗になって行きます。↓。

最近はタバコを吸う人の肩身が狭いですね。高い税金納めてるのに。カワクリは少数派の味方ですから、医療機関なのに喫煙所を設けてますが、皆さんに気持ちよく使っていただこうと掃除を始めたのですが、いざやってみると汚れが落ちるのが楽しくて、私の心のお掃除にもなったみたいです。人間の浅ましさや醜さを憂いていた私ですが、そう感じるというのは少なからず自分にもそういう一面があってそれを普段は我慢して抑圧してるのにあからさまにしてる人をみるからそう思うのですね。喫煙所を綺麗にして、そんな自分に気付かされました。さようなら昨日までの私。こんにちは、今日からの私。私はもうブレない。スーでした。※

壁の掃除に没頭していたら、先生が記事に加筆してくれていました。
※~※の内容が先生が加筆してくれていた部分なのですが、最後がポエムちっくになていてクスッとしてしまいました。私が書いたと偽って、この文章を自分のものにしちゃおうかと思ったのですが、この気持ちが浅ましさ・醜さだ!と気付いたためこの加筆の加筆をしました。田舎のお母さん、私は今日、壁と共に自分の心と向き合えました。スーでした。ほんとのほんとにおわり。


パレイドリア

5/Ⅲ.(木)2020 はれ、風が冷たい 習近平主席訪日延期

近くて遠いは男女の仲、などと言いますが、精神医学では感覚器官を通じて外界に存在するものを意識することを、知覚、と言います。

実際にあるものが違ったものに知覚されるものを錯覚といい、たとえば柳の枝が揺れるのが幽霊にみえる、などです。実際に存在しないものが知覚されるものを幻覚といって、区別します。

空の雲や壁のしみを見ていると怪獣や人の顔になったりするけど、現実にはそれは雲やしみだと知ってるのを「パレイドリア」と言います。中学の同級生だった岩本君が、「俺の部屋にフランシスコ・ザビエルがいるんだぜ」というから見に行ったら、柱の木目でした。

下は、お馴染みのクリニックの階段。↓。

そのUターン地点に、古代オリンピックの選手をみつけました。↓。

心理検査のロールシャハテストも図をみせて何にみえるかパレイドリア的に調べるのです。ロールシャハ検査については過去に書いた記事が面白いから良かったら見てみて下さい。ここ

BGM. 山下達郎「パレード」


ひなまつり

3月3日は、ひなまつりです。
この間のブログにもアップしましたが、川クリでは、バレンタインウィークが終わると同時に、ガラスの雛人形を毎年飾ります。
今年も変わらず、受付カウンターで存在感を放ち、短い期間ですが患者さんに可愛がってもらいました。
雛人形は、ひなまつりが終わると出来るだけ早く片付けないといけません。
なので、このブログがタイムリーになるように、急いでこのブログを書いております。
受付うかいです。

 

ひなまつりといえば女の子、女の子といえばガールズコレクション(先生いわく)。
今年の東京ガールズコレクションは、新型コロナの影響で、無観客開催だったそうですね。
参加するはずだったファンの方たちは、仕方ないと思いつつ、残念ですよね。
私も、あるアイドルのハイタッチ会とライブが延期になり、涙が出ましたけど、
今は「推しの健康が第一!じらされてると思えば萌える!」と思いなおし、日々生きてます。

そう思えたのは、川クリで流行っている漫画
「推しが武道館いってくれたら死ぬ」通称【推し武道】を読んだからです。
一人の女性地下アイドルに全てをかけて応援する女性の話なのですが、この、ひたすら推しを応援しまくる女性をなぜか羨ましいと思い、なぜか憧れに近い感情を抱き、そしてなぜか泣けるんです。

最初に泣いたのは、ガールズフェスタの場面。
ネタバレになるので詳細は伏せますが、そのお話しを読んでから、今回の東京ガールズコレクションのニュースを聞いたときに
『観客の方はもちろん残念だけど、ランウェイを歩く出演者たちも、ファンの子がいないのは寂しいんじゃないかなぁ』と思いました。

わたしは、応援とか声援とか、そういうのって力を持っていると思うのです。
ステージに立つ人の緊張も興奮も悦楽も、見てくれる人がいれば何倍にもなる。

R-1グランプリも無観客で開催らしいですが、お笑いの現場などは、観客がいないのは酷らしいです。

野球のオープン戦も、無観客試合ですね。
無人の客席は、打った音が響いても、その球を目で追う人がいない。
歓声もハイタッチの音も、選手たちには届かない。

 

ところで、川原先生は今日のお昼、ご飯を三杯食べていました。
ダイエットは、一人でするより、誰かと一緒にするといいらしいです。
なので、私も一緒に体操をしました。

 

タッチのたっちゃんも、南ちゃんが隣にいてくれるから、最高のピッチングが出来ます。
川クリのたっちゃんも、シャドーピッチング中。タオルを持って待ってあげます。
三者三振したので、タオルをかけてあげます。

 

自分の頑張りを、誰かが観ててくれて、応援してくれるって、感動的なことなんだと気付かせてくれた【推し武道】を、診察の待ち時間にでも読んでもらえるように、布教させていただきます。

ピンクのリーダー れお

同じポーズを無理矢理させられてるうかい

クールなブルー 空音

同じポーズを無理矢理させられてるうかい

空気読めないホワイト 優佳

同じポーズを無理矢理させられてるうかい

セクシーイエロー 眞妃

同じポーズを無理矢理させられてるうかい

おっとりパープル ゆめり

同じポーズを無理矢理させられてるうかい

ちっちゃなグリーン あや

同じポーズを無理矢理させられてるうかい

サーモンピンクのまいな

同じポーズを無理矢理させられてるうかい

 

なぜわたしが同じポーズをしてる写真がこのブログに必要なのかは、未だにわかりません。
ちなみに、ハートで顔は隠れていますが、私の顔は終始(-_-)←こんな感じです。
ノリノリじゃないのでご勘弁いただきたいです。

 

こんなことを書いてるうちに、とうとう今日も終わり。
雛人形は今年も役目を果たされ、また眠りにつきました。
来年も、皆さんに可愛がってもらおうね。おやすみなさい。


コロナがくれた季節

 

28/Ⅱ.(金)2020 はれ からかい上手の高木さん、モザイクアートTシャツ届く。

コロナでまるで列島は発狂しましたね。
これは朝のサンドラッグのマスクに並ぶ行列、開店2時間前です。↓。

そうかと思ったら、マスクだけじゃなく今日はトイレットペーパーやティッシュも売り切れです。
昨日のニュースで、トイレットペーパーは大丈夫と言ってたのになぁ。
下が、お昼のセイジョー。↓。

僕はこの棚に、エスパー伊東みたいに入って記念写真を撮ろうとしたのですが、スーちゃんに止められました。
患者さんに聞いたら、マスクやティッシュばかりでなく、生理用品まで売り切れらしいですね。
なんでそんな物まで?と思いますが、衛生的だからマスク代わりにするのかしら?
綿棒でも買い占めるか。

こういう時に重要なことは、ノイズをカットして、ニュースを取捨選択すること。な~んて、僕のニュースソースは東スポと皆さんから聞く都市伝説だけだから偉そうなこと言えませんね。情報に右往左往しています。

ちょっと前にテレビの報道番組で見たのですが、武漢との関所みたいなところに警官が待ち伏せしてて、マスクをしてない人をとっ捕まえて、後ろ手に縛り上げて、無理矢理マスクをさせるのですが、
マスクが不足してるから、縛られた男はブラジャーを顔に巻きつけられてました。屈辱的ですね。
でも、こんな調子で行ったら、そのうちブラジャーも品薄になったりして。

そんな世の中を想定して僕は脚本を書いてみました。
ブラジャーのなくなった世界で、お姫様がバレーボールをする時にオッパイが揺れて悩んでしまい寝込んでしまう。
それを知った勇者が姫のために、幻の乳バンド・ブラジャーを求めて旅に出るが、やっと出合ったブラジャーの持ち主は超・吹っ掛けて来る、という話で、
タイトルは「千両ブラジャー」。

僕は最近、絶好調でアイデアがポンポン出ます。僕はピンチの時に頭がフル回転するのは昔から。心理士、早くみつからないかなぁ。

そんな僕に宅配便が「推し武道(おし・ぶどう)」のCDを届けた。これはアニメの劇中歌。↓。

付録にLPジャケット大のシートがついてたから、コーナーに貼って、充実させました。↓。

待合室の「宝箱」を「可愛い」と誉めてくれる人は多いですが、中を覗くのは図々しいと思うのか皆さん遠慮してますね。見ていいのに。
中には、僕が集めていらなくなったもの(新品)が入っています。掘り出し物もありますよ、好きな人には、だけど。
だからこんなプラカードを作ってみました。良かったらみてみて下さいね。あげちゃうよ。↓。

BGM.ChamJam「ずっと ChamJam」


ライク・ア・千両みかん

27/Ⅱ.(木)2020 はれ ランチのおかずのタレをご飯にかけて食べたら「作り甲斐があります」とコックに喜ばれる。

コロナの生物兵器説が盛り返して来ましたね。
東スポでは、習近平主席の敵対勢力が政府をおとしめるためにばら撒いた、と書いてあった。
誰かに聞いたのだが、日本では「老人を殺すため」に放置しているのだ、とか。
生物兵器的な姥捨て山、な発想か。
姥捨て山、と言えば、浅野いにおのマンガで、何才以上の老人は施設に入り勉強をして、
①一定点数以上取れれば「人権」をもらえ、②テストを受けなければ安楽死、③点数に満たなければ「人権」を与えられず社会に放たれる、
という怖い未来社会の短編がありました。クリニックにあるからみたい人はスタッフに聞いて下さいね。

今は色んな物が売り切れですね。
今朝のサンドラッグ。↓。

今日の、セイジョー。↓。

普通のウエットティッシュやハンドソープも品薄でしたね。
コロナは世界にパンデミックしてるらしく、ヨーロッパの老人が「パスタも売り切れだよ。こんなこと戦時中でもなかったよ」とカメラに訴える映像を流してたから、
その内、お米も買い占められたりして。かつての「タイ米騒動」を思い出しました。

そう言えば、ポーランドの「スピリタス」というウォッカのアルコール度数が97度で、薄めて消毒に使えるとネットで評判になってるそうだから調べてみたら、
500ml一本が、百四万五千円になってましたよ。多分、普段は二千円くらいですよ。高い!

横浜銀蝿一家の「ジョニー」という男が、「100万$ベイビー」という歌をヒットさせた頃、↓、

大学の友人が学校で一番可愛い子を好きになり「100万円ベイビー」と呼んでたのが懐かしい。相応の値段だ。「スピリタス」とは大違い。リーズナブル!

高い!で思い出したのですが、皆さんは、「千両みかん」という落語を知ってますか?
ある金持ちの息子が寝込んでしまい、どんな医者にみせてもわからない。
そこで主人は幼い頃から慕っている番頭さんに息子の様子を聞いてもらう。
最初は渋っていたが、そこは番頭さんとの信頼関係だ、寝込んでる理由を打ち明けた。
それは、「みかんが食べたい」。
番頭さんは、「なんだ、そんなことですか?お安い御用ですよ」と息子に言って、主人に報告して、一件落着みたいな顔をする。
すると主人から大目玉だ。
「お前さん、そんな安請け合いして、みかんはどうするんだい?」。

番頭さんは主人におどされ、江戸中を探して回るのであるが、真夏にみかんなどないのである。

途方に暮れて、やっと老舗のみかん問屋に行くと、「ある」という。
そこでは真夏にそういう客が来るんじゃないかと毎年、何箱もみかんを涼しい倉に貯蔵していたのである。
もっとも実際、真夏にみかんを買いに来たのはこの番頭さんが始めてだ。
番頭さんは腐ったみかんの中から一つだけ、「食べれる」みかんを執念でみつけた。
「お代は?」と尋ねると、「千両」だと言う。
思わず番頭さんは、「いくらなんでも足下を見過ぎてないか?」と食って掛かるが、
みかん問屋も負けていない。「これはうちの、のれんの意地です」と。

番頭さんは怒られると思いながら家に帰り主人に報告すると、あっさり「まぁ、その位するだろうね」と。
千両と言えば、今で言うといくら位だろうか?きっと宝くじが当たったような金額だ。

番頭さんが、千両払ってみかんを買って帰り息子に食べさせると、たちまち元気になった。
みかんは10房あった。1房、百両の計算。
息子は番頭に何度も何度も礼を言い、「ここに3房ある。お父さんとお母さん、それから番頭さんで1房づつ食べておくれ」と渡します。
あれほど食べたがって具合まで悪くしたみかんを心配してくれた3人に分け与えるとは優しい子です。
番頭さんは感動しながらも考えます。
「来年自分は暖簾をわけてもらい店をだしてもその時、もらえるのはせいぜい何十両。…でも、今ここに三百両ある。
おやじさん、おかみさん、申し訳ありません」と番頭さんは、みかん3房持って姿をくらました、という。
これが、千両みかん、のあらすじ。

僕はこれを激写メ・ストーリーで再現しようと思いましたが~泥棒役は渡辺さん~原作を越えられないので考えました。
たとえば、冬にスイカを食べたがる、にしようかとアマゾンでスイカの風船を300円でみつけた。
しかし、「3切れ」にするのが難しく断念。

時事風刺的に、マスクを欲しがる中国国家主席の息子、なんて設定も考えました。「千両みかん」ならぬ「千元マスク」。
中国1元は、15.4円らしいから、千元は1万5400円。今のネットの相場と同じですかね。面白いと思ったのですが、受付たちから反対されました。

さてそんなカワクリの感染対策は万全を心掛けてますが、何と言っても秘密兵器はこれです。水晶&地球の周波数の音叉。↓。

スーちゃんに持ってもらいました。↓。

これで空気を浄化します。↓。

一人診察が終るごとに浄化して行きます。まぁ、なんてスピリチュアル!

BGM. Johnny「$百萬BABY」


文化部通信~その漆~

バレンタイン企画も好評に終わり、かと思ったら、お隣の「お菓子のまちおか」が2月いっぱいで閉店。

私がこのクリニックに初来日して以来、行きも帰りも春夏秋冬ずっと毎日横目でみてたお店なので寂しくなります。非情にさびしい~↓。

しかし、もうすぐ雛祭りですね。クリニックは季節感を大事にしているので、雛人形を飾りました。ガラス工芸ですごく綺麗です。

これは、先生のお母さんが先生にプレゼントしてくれたものだそうです。
男の子に雛人形をあげるって珍しいですよね。ちなみに先生は、鯉のぼりは一度もあげてもらってないそうです。
先生が、それでもジェンダーアイデンティティを保てたのは、アイドルのおかげだそうです。日本のアイドル文化は世界に誇れますね。

 

そんな先生が皆さんに新しいなぞなぞを作りました。
3月にちなんだなぞなぞだそうです。イラストがヒントになっています。私は3番しかわかりませんでした・・・難しい。

私もなぞなぞを作りました。ぜひ皆さんチャレンジしてくださいね。答えは受付まで。

 

コロナウイルス感染拡大が騒がれていますね。天皇誕生日の一般参賀が中止になり、東京マラソンの一般参加も中止になりました。イベント事がたくさん中止になっちゃってますね。
マスクも品薄になり、私はこないだ川原クリニック下のセイジョーさんで、たまたま買えたうかいさんに、分け与えて貰いました。マスク難民だったのでとても助かりました。ありがとうございます、うかいさん。
皆さんも風邪には気を付けてくださいね。スーでした。

※実は、この文章を勝手に先生が加筆して、手伝ってくれたのは嬉しいのですが、私が非道で、そもそもウソばかりなので元に戻しました。先生の加筆バージョンが見たい人のために、コメントの1番にそれをコピーしておいたので貼っておきますね。


激・紙芝居~「馬場」

日本の雪国に、その少年は生まれた。産まれた時から大きな子だった。↓。

馬場少年は何より人を笑わせるのが好きで、たけしのようなコメディアンになりたかった。↓。

しかし、その恵まれた体を周囲は放っておかなかった。長身を利用して、学生時代には野球のピッチャーをやった。↓。

しかし風呂場で転んで肩をダメにしてしまってからグレてしまった。↓。

やさしいお母さんも死んでしまい、忌の際に「いつも笑顔を忘れずに」と言った。↓。

それから馬場少年はいつも笑顔でいるように心掛け、笑ってはいけない場面でも笑ってしまい、葬式で顰蹙を買ったり、大晦日にお尻にタイキックを受けたりした。

それ以来、馬場青年は笑うと蹴りを放つようになった。馬場の足は16文という大きさで「16文キック」と呼ばれた。

ここで世の中に悪政がひかれた。将軍・徳川家馬(いえうま)は自分が馬年生まれで自分の名前に馬がついてるから、馬を庶民より大事に扱った。そこで馬面の名前に馬のつく馬場青年がスターダムにのし上がった。テレビにも出た。家馬との対談で緊張してしまった馬場青年は笑ってしまい、なんと将軍様に16文キックをブチかましてしまった。↓。

これがテレビで生中継され、実は政治に不満を持っていた民衆から支持され一揆を扇動した。↓。

そして首謀者として馬場は逮捕された。↓。

そんな馬場に日本のお笑い界の友人・たつっち、が面会に来た。↓。

馬場「たつっちさんは人気者だからオレの気持ちはわからね~」

たつっち「そんなことはねぇ。アメリカには馬場が必要なんだ」

馬場「何故だい?」

たつっち「だって、ババがなきゃトランプは何もできないだろう」

馬場「うまい!」

たつっち「たつっち、です!」。↓。

「ありがとう~、さすがお笑い第7世代だ~」と泣き、たつっちに心を救われた馬場だった。↓。

こうして馬場はタップを踊り月夜に脱獄して一夜限り、黄金時代を再現したという。↓。

BGM. スーパートランプ「GIVE A LITTLE BIT 」

※このお話は、ナイツの独演会DVD「エルやエスの必需品」で前説として出てくる中津川弦のギャグをパクっています。紙芝居の下絵・川原、色塗り&仕上げ・うかい、でした。


女をかどわかすための50の方法~オリンピック編

12/Ⅱ.(水)2020 はれ 野村克也死ぬ、NHK特集「江夏の21球」を思い出す。

新しい髪形は、今年はオリンピックイヤーなので、それにちなんで第1回大会はギリシャなので、青と白のギリシャ・カラーにした。ちなみに2020東京オリンピックの開催日が7/24で僕の誕生日。オリンピックみないけど。

それでは工程を振り返ってみましょう。まずは「虹色」が色褪せてました。↓。

これをブリーチ(脱色)します。黄色が強いので、白を作るのが大変です。ブリーチを2回しました。↓。

随分、色が抜けましたね。

ここに青を乗っけます。塗っているのがそのままの色の仕上がりになる訳ではないので、ヘアカラーって面白いです。↓。

さて、白はどうやって作るか?僕は白を塗ると思ってましたが、違います。↓。

黄色を消すのは、紫なのだそうです。そこで白くしたい部分に、紫を塗ります。↓。

染料を洗い流すと、あ~ら不思議、魔法みたいですね。↓

僕は「こういう技は美容学校で習うの?」と美容師さんに聞いたら、笑いながら、「習いませんよ。学校は国家試験に受かる為だけの勉強です。色の勉強は美容師になってから自分で学びます」だって。「へ~、じゃ、医者やナースや心理士と同じだな」と思った。好きじゃないとやれない仕事ですね。

綺麗な青になりましたね。でも、ちょっとギリシャっぽくはないですね。どちらかと言えば、空色ですね。

空色の髪色で思い出すのは、筒井康隆のジュブナイル小説「愛のひだりがわ」の登場人物・サトルです。

「愛のひだりがわ」とは、近未来の日本が舞台。
幼い頃、子供の泣き声をきくと反射的に噛み付いてしまう癖のある大型犬・デンに噛まれ、左腕が不自由になった小学校6年生の少女・月岡愛が主人公。

愛は犬と話ができ、愛に噛み付いてすまないと思っているデンや大勢の犬を引き連れているので「野犬の女王」とか「犬姫様」だとか呼ばれていました。
暴力が支配する無法の世界で次々と事件に巻き込まれますが、デンや、空色の髪をした美少年・サトルや、不思議なご隠居さんや、「魔呼徒」という不良グループなど出会った仲間に助けられて危機を乗り越えていきます。
皆は競うように愛のひだりがわについて歩きます。それは左腕の不自由な愛を守るためでした。

さて問題なのは、サトルです。なんと空色の髪をした美少年・サトルは愛がとても大変な時期に「他の女の子を好きになった」と打ち明けます。その女の子は、サトルの入ってる宗教団体で「盲目の天使」と呼ばれている子でした。
可哀想に愛は考え込みます。そして空色の髪をした美少年・サトルについてこう考察します。「わたしは左手が不自由だし、そのひとは盲目。もしかして、サトルは憐れみのまじった気持ちで女性を好きになるタイプなんだろうか」と。サトルは反面教師です。

女をかどわかすための方法は、瞬発力のような一時的な情熱ではなく、細くても長くずっと寄り添ってあげる恒久性だと思いました。

BGM. 萩原健一「ホワイト&ブルー」


恩師への手紙

8/Ⅱ.(土)2020 はれ たけし再婚。

立春をすぎたというのに、めっきり冷たくなりましたね。まるで世間のようです。
洋くんからうかがったのですが、今度の日曜にお会いできるようセッティングしていただけたそうで光栄です。

「12期生」のグループライン(スマホで繋がる閉じられた連絡網)でも、この奇跡のような成り行きを喜んでくれてる声が多く、
「ぜひどんなお話がきけたか公開して下さい」というリクエストもいただいています。

当日は限られたお時間でしょうし、伺いたいことがたくさんあるのです。
僕の今の1番の関心事は「自殺願望のある人」への精神科医の向き合い方です。
我々は今、大変な世の中を生きていると思います。僕は若い頃は「希死念慮」は「病気の症状」だと思っていました。
だから患者さんの訴えにも、ある程度、心的距離を保てて、
「自殺するとまわりが悲しむ」とか「残された人が大変だ」とか「他人に迷惑をかけない自殺などない」と自信満々に説得していました。
でも、近頃は自殺をしたいという人の気持ちがすごくよくわかるのです。

僕は精神科医なので直接「いのち」に関わることは少ないと思ってましたが、年間の自殺者数や夏休み明けの若者の自殺の統計をみると、
むしろ精神科医ほど「いのち」に関わる仕事はないのではないかと思います。

僕はちょっと前、12期生のグループラインで、「苦しまずに確実に死ねる薬(方法)はない?」と尋ねてみたのですが、
さすがに皆医者ですから、あやしがって教えてくれませんでした。きっと知ってるだろうに、ケチですね。
あげく、このラインを管理してる責任者に「川原、変なこと考えていないよね?」と見破られてしまいました…。

僕はプロなので、それでもそういう患者さんがいたら一応自殺を止める訳ですが、そう言ってる自分をもう一人の自分が、
「お前だって、ふと死にたいと思うだろう」とつっこんで来ます。
死んでしまえば残された家族や友人や患者さん達に迷惑をかけるとは思うのですが、それさえ追い詰められた人は「カンケーないや」と思うのではないかと思ってしまうのです。

こんなことを思ってることが伝わったら患者は不安になるかな?と思ってしらばくれてますが、何だかウソをついてるようで心苦しいです。
僕は痛いのや苦しいのはイヤだからそれなら生きてた方がマシだと思って自殺はしませんが、死んでしまった先輩のことを考えることもよくあります。

この他にもお話をお聞きしたいことがあります。「ボクはやっと認知症のことがわかった」を読み終えました。それについてもお話をききたいし、先生が書かれた絵本の感想もあります。
それと僕が新入医局員の年の写真もみつけました。なつかしいから持って行きますね。平成元年のものです。
とにかくもりだくさん。
だから12期生へのメッセージをいただくのを僕が忘れてしまいそうだから、先生、おぼえていて下さいね。

お久し振りにお会いできるのに、先生が僕のことをわからないといけないから見た目のイラストを描きました。
髪の色は虹色にしてたのですが、色がおちて今は黄色っぽくなっています。こんな感じです。

当日、楽しみにしています。
寒いので風邪などおめしにならないようにして下さい。
失礼します。                          川原達二

BGM. 細川たかし「心のこり」