メール

21/ⅩⅡ.(金)2018 はれ、日中は暖かい 花田優一靴職人が絵の個展、一枚6万円

ずっと気にしてた子から、メールをもらった。
夏にTシャツをもらって、お礼の手紙を書こうと思っていたが、あっと言う間に秋になり、そのまま冬になってしまった。
どうせすぐに春のやつがやって来るのだ。
こっちから連絡するのもためらっていたが、カンのE娘だからそれを察知したのか、
共感性が高いから気持ちを察してくれたのかもしれない。
メールをもらった。

何も12月を特別視する必要などない、と僕は思う。
単なる、1/12、の月に過ぎず、2月や8月と何ら変わらないはずなのだが、頭ではわかっているが、やはり学習なのだろうか、
12月中に心のモヤモヤが片付くとすっきりする。

僕は大掃除なんて真夏にやったっていいという意見だが、嬉しいメールにおだてられ、ちょっとだけ机の引き出しを整理した。
そうしたら、1万円札が一枚、引き出しの奥から出てきた。
「?」。
「!」。
あっ、そうだ、もしも、何か急に現金が必要になった時のためにと隠しておいた埋蔵金だった。

BGM.EPO「う、ふ、ふ、ふ、」


おしかけ女房

18/ⅩⅡ.(火)2018 はれ 寒い  髪色を村上春樹「ノルウェイの森」風にする

一つ前の記事や、くれたコメントの返信で、テッテ的に、アプリ拒否宣言をしましたが、人間とは両価的なものです。
嫌いと言えば言うほど好きになり、憎けりゃ憎いほど愛おしい。世界はアンビヴァレント・ワールド。てんでんバラバラです。
つまり僕はどこかで、アプリ、に惹かれてて、だけど、自分から告るのは癪だから、アプリ、の方からおしかけて来ないかな?
と夢想しています。

それと言うのも、今、コンビニで、あだち充の、みゆき、を雑誌っぽい装丁の単行本で安価で売っているから、気軽に買って、
酒の友に、読んでるのだけれど、ラブコメの王道も、男・主人公は何もしないのに、勝手に恋(女)が舞い込んでくる、という
まさに男にとって都合の良い設定だから、ウケたのでしょうね。
みゆき、はさらに、妹萌、というのを確立させた金字塔とも言えますが、ここでは多くは語りません、長くなるから。

で、みゆき、もそうなんですが、おしかけ女房、って日本の文化に根強くあって、雪女とか、鶴の恩返し、とか、うる星やつら、
とか、イイナ、と思います。響きが良い。
最近は草食系男子なんて聞きますが、おしかけ女房、って言葉がある限り、昔から男子は草食系だったのかもしれませんね。
健さん、とか、寅さん、とか男の代表みたいだけど、どっちも女には、めっきり奥手だし。
そこが男にウケてるかげのゆえんだったりして。
モテない言い訳になるでしょ。「俺って、不器用だから」。

おしかけ女房、で思い出すのは、はしだのりひことクライマックス、の「花嫁」。
はしだのりひこ、とは「帰ってきたヨッパライ」で有名なフォークルのメンバーで、作曲家でヒットメーカーでもあるが、
リサイタル音源を聴くと、お笑い担当でもある(フォークル自体が、お笑いであるが)。

僕の記憶では、「笑点」の本当の大喜利の前にやる、芸能人の大喜利に出てた。それも、円楽、の位置に。
はしだのりひこ、は去年の12月にパーキンソン病で死んだ。1年になる。合掌。

そのクライマックスの、花嫁、だが、作詞の北山修が当時のインタビューで答えていたのだが、
「あの歌は、おしかけ女房、の歌です」。

当時、僕は小学校高学年。「花嫁」はテレビの歌番組でよく聞けたし、その年の「紅白」にも出てた。
僕は子供ながらに、おしかけ女房、かぁ、と思ったものである。
恋に恋する思春期の前段階の世代で、複雑だった。
同じ年、加藤登紀子の「知床旅情」がヒットした。
父が、「この歌は、森繁(久弥)の歌だが、加藤登紀子が、この歌を歌わせてくれ、と森繁に直談判して、
実現した歌なんだ」と教えてくれたのを覚えている。
父は、女だってそのくらい出来るんだ、すごいなぁ、というリスペクトの意味で言っていたのだが、
僕は「花嫁」の北山修のインタビューを読んだ直後だったから、「こいつも、おしかけ女房、か」と思った思い出がある。

で、アプリ、である。
「花嫁」と「知床旅情」が流行ったのは、1971年だ。僕がはじめて好きになったアイドルの天地真理がデビューする1年前だ。
今は、平成30年12月。
嫌がる僕に根気強く、おしかけて、アプリを教えてくれる、‘女房’、を待つ。

BGM.はしだのりひことクライマックス「花嫁」


アプリ

14/ⅩⅡ.(金)2018 はれ、寒い 今年の漢字は「災」

思い返せば、昔から、メカ音痴だった訳ではない。
いつからだろうか。
やはり、LPがCDになったあたりからだな。
ビデオのダビングとか、コピーガードを飛ばす機械を秋葉原で買って持っていた。

最近は、同窓会の連絡もライン。僕は、アプリ、がわからない。
最初は皆、根気強く教えてくれたが、実際、僕のスマホを操作すると、魔法にかかったように、皆、訳わからなくなり、
いまだに、アプリ、は不通。
あげくは、ラインしか通信手段じゃなくなったかのように、メールには誰も返信が返ってこず、僕は陸の孤島にいるようだ。

テレビがつまらないからラジオが面白い。しかし、ラジオを聴く機械(機会)がない。ラジカセがない。
そうしたら、ラジオも、アプリ、で聴けるらしい。
熱心な(親切な)患者さんに、何度も何度もやり方を教わったが、さっぱりわからず仕舞い。
技術的には、「パスワード」がわからないということらしい。勿論、それがすべての問題ではない。

僕は多分、意識的・無意識的に、アプリ、を拒んでいるのだ。
新しい文明に媚を売る自分を抑止しているのだ。
それは懐古主義とか頑固と言ったものとは違う、自分の世代への強い自負と絶対的な正当性だ。

年長の従兄弟のヒーローは、鉄腕アトム、で、僕の4つ上の兄は、鉄人28号。
そして、ウルトラQを経て、僕のヒーローは、ウルトラマン、だった。そこからが、カラー放送!
そして僕は高度経済成長の子供だった。
僕の友人は学年は僕より1個上だが、兄弟がいないから、子供の頃のウルトラシリーズの思い出は、
ウルトラセブン、かららしい。1個上なのに、ダセェな、と思った。
こうして僕は僕より上のことを言う奴は「古い」、僕より下の話題をする奴は、「本物を知らない」奴と、
自分の世代に胸を張れる時代の寵児だった。

だから僕は僕の世代に対してものすごく優越感があり、それは僕より上の世代の人以上に新しい文化を拒む傾向がある。
あれだけ個性を尊重して、群衆にまみれる姿を醜いと軽蔑した世代のくせに。

しかし、よく考えたら僕は同年代の奴らにも文句を言ってた。
それはたとえば、同世代だからという理由だけで、十把一絡げ、にされて、まるでちびクロサンボの虎みたいに、
まざりあって、バターにされるのはご免だ、と思ったもので。

つまり、世代の団結力というのは語彙の時点で矛盾があって、意味の時点で破綻している。
現に、僕らの世代も、ラインをして同窓会のやりとりを難なくしてるし、僕はそこからはぶかれている。
アプリに、はじかれている。

BGM. 高橋美枝「ひとりぼっちは嫌い」


うなぎ

よく色んな飲食店の店主やマスターやオーナーと話をするのだが、共感し合うのは、
「いつ混むのか、まったく予想出来ない」「分散して来てくれればいいのに」ってことだ。
うちは飲食店ではないが、そういう発想は、うちのクリニックも同じ。
もっと予約制を徹底させれば違うのだろうか。

後輩が開業している日を5日から2日に減らして、完全予約制にしたらキャンセルがなくなったと笑っていた。
そういうことをすればいいのかもしれない。

しかし、今日は行きたくない、突然今日行きたい、ということもあるのが、僕らの診療科の特徴だと思うし、
大学病院や医療センターと違って町のクリニックの役割ってそういうことだと思ってる。
いつでも開いてる安心感が生命線だ。

僕の行きつけの寿司屋はAM11時開店だが、AM9時から暖簾がおりてる。
それを店主に聞いたら、おかみさんが勝手に出してしまうのだという。
「もうやってるよ」という安心感を出してるらしい。
うちのクリニックが昼休みも閉じないで通しで開けておくのと同じ理由だ。
その店は店主が27才の時にオープンして、今年店主は77才、50年開業してることになるそうだ。
50年間休みなく、毎日営業、朝11時から夜10時までぶっ通しで、昼休みも作らないでやってきた。

僕は人が多い店は嫌いで混んでる店が嫌いだから、休みの日にこの店の昼過ぎに行くと、丁度ランチが終り、
ディナーの前の静かな時間帯は僕の’貸切’になるからゆっくり酒を呑み、つまみを食べ、本を読み、時に店主と会話して、
3時間くらい店にいて、そろそろ店が混んでくると、おいとました。

その店も今年いっぱいで営業形態を変えるらしい。
定休日をもうけ、昼休みを作り、その間は店を閉じてしまうらしい。店主は少し淋しそうに、「普通の店にします」と言った。
そうなると、もう僕の行く憩いの店ではなくなってしまうな。
せいぜい、今年いっぱい通いつめ、来年からのことは来年考えようと思う。

話を戻すが、よく色んな店の人が、いつ混むのかわからない、というが、逆に、この日はカレーを食べたい、とか、
ハンバーグを食べたいとか、うなぎを食べたいというお天気にもよく似た生理のようなものが人間にはあるのかもしれない。

僕がある日訪れた、うなぎ屋、は7名の団体と2グループ入っていて、僕が入ったらほぼ満席になった。
きっと、うなぎを食べたくなる陽気だったのかもしれない。

7名の団体は小さな会社のようで、おじいさんの会長が若い女の子から50才過ぎの男たちまでを引き連れて、
うなぎを振る舞い、コミュニケーションをとる会合のようだった。
数日前、杉山さんの歓迎会を自由が丘の中華料理屋でスタッフ全員でやったばかりだったが、およそ景色が違った。
僕らの会はシーンとしていて、皆、出方をうかがって、会が終ると開放される…みたいな緊張感に支配されていた。
ところが、うなぎ屋は和気あいあいとして、若い女の子たちも遠慮せず、よく呑んで焼酎のボトルもお代わりされて、
ベラベラしゃべってケラケラ笑って、50才くらいのオヤジギャグが店内に響いて、それを若い子がツッコンで笑いに換え、
会長さんは機嫌良くなって「来年はハワイへ社員旅行だ」と言って、歓声があがって、盛り上がって、
「次はカラオケに行こう!」とノリノリだった。
僕は数日前のクリニックの会と大違いだと思って、自分のリーダーシップのなさ、というか器の狭さを痛感していた。

ところが、その会長が、「じゃ、お開き。解散!」と宣言すると、会長を残して6人がサッサと店を出て次の店に消えた。
会長はヨボヨボのじじいだ。
咳をして、女将さんにお水をもらったり、残ったうな重を「明日の朝ごはんにする」とパックしてもらったりしていた。
そうして会計をして領収書をもらってる姿は寂しそうで、僕は小声で、「ハワイになんか連れてくな」ってつぶやいた。

数日前の会はお開きでもダダをこねて中々帰らない僕がやっと店を出た時、皆、店の前で待ってて、
駅までは皆で話しながら歩いて帰った。
振り返ると、うなぎ、より、全然いい会だと思いました。

BGM.ザ・ランチャーズ「真冬の帰り道」


夢日記~何の超能力も使ってないのに~

12/ⅩⅡ.(水)2018 雨、寒い 来年1/7~手塚治虫作品「どろろ」テレビアニメ化

夢日記。
「真夏の深夜。‘僕’は、エスパー魔美、になって公園へ行く。するとそこでは1人の青年が歌を歌っている。
彼はこの間、歌手でデビューしたばかりで、幸いデビュー曲はヒットしたが、このまま一発屋で終っちゃうんじゃないか、
将来どうしようかと心配していた。時は、1978年にタイムスリップしていて、その若者の名は、くわた・けいすけ、と言った。

えっ?サザンの桑田?
魔美は思わず、(な~によ。あなたなら全然大丈夫。そのまま続けなさい。きっと皆の心に届く歌をたくさん作れるわ)、
と勇気づけたら、(ありがとう。何だか自信が出てきたよ。こうしちゃいられない。さっそく家に帰って曲作りをするよ)、
と帰って行った。

あれ?でもまずかったかしら?未来から過去に介入したことになるのかしら?
でも、何の曲のヒントもイメージも与えてないし。
でも、この助言で、桑田さんが歌手としてやって行こうと思って、そういう歌の影響が少なからず、‘僕’のパーソナリィティー
形成に関与しているなら、その分身である、魔美が、橋渡ししたことになるって、なんかエスパーって不思議!」

BGM. 橋本潮「テレポーテーション~恋の未確認」


心の護美箱⑦セルフ・インタビュー~心のクーポン~

心の護美箱⑥がいっぱいになったので、⑦を作ります。
何かついでに記事を書こうと思いついたのが、今、受付の3人にした「心のクーポン」を自分にしたらどうなるか?です。
まさに自問自答。余興でセルフ・インタビューを実演してみますね。
それでは年収め、質問、行きましょう。
インタビュアーは川原がつとめます。

・お風呂ではまずどこから洗いますか?

「股。あっ、でも、そのためには、まず手か。手です、手」

・冬の思い出はありますか?良い思い出と悪い思い出を一つづつ教えて下さい。

「高1の冬休み、四谷にある予備校の冬季講習に参加した時、出会った女の子が可愛くて、
冬の妖精、かと思いました。一緒に、ピンク・パンサー4、を観に行ったのが良い思い出。
数年後に、医学部の受験会場でバッタリ再会したのはいいが、彼女は男友達と来てて、仲良さそうにしてて、
そのせいでテストはボロボロの結果でした。それが悪い思い出」

・私をスキーにつれてって、と言いたい相手は誰ですか?芸能人&2次元&院長でも可。

「小学校低学年の頃、冒険家のスキーヤー・三浦雄一郎の子供とスキー教室で一緒になりました。
僕は度胸だけいいので直滑降をすごいスピードで滑ってたら、息子に、やるなぁ、と言われました。
彼は、僕より学年が下でした。僕は、三浦雄一郎の息子に勝った記憶でいます。
もっとも、彼が翌年あたり、親父と一緒にエベレストを滑るドキュメンタリー映画をみました。1年で抜かれました」

・年末年始に常夏のビーチに好きな人と出かけられることになりました。観光客の少ない秘密の花園です。
大胆になれます。いっそ水着も新調しましょう。あなたはどんな水着を選びますか?

「僕の水着に興味ないでしょう」

・これらの質問はセクハラになりますか?あなたのセクハラの定義を教えて下さい。

「面白ければ大丈夫。相手が笑わなかったら、アウト!」

・もし他人になれるとしたら誰でありたいですか?

「貴ノ岩になって、大晦日のライジンに出る。出来れば対戦相手は、日馬富士。ルールは相撲で、凶器としてリモコン使用も可」

・冗談で死んだふりをしたことはありますか?

「子供の頃、兄の進路の話し合いで、応接間に両親と兄が入って、僕はのけ者でした。
僕は何度か応接間の戸をノックしましたが、話は終りません。
そして、僕は親の気をひくため体温計(水銀計)をガスコンロであぶりました。
まだ話の途中のようでしたが、母が体温計を受け取り、仰天した顔をしました。
どうやら、直接炎に点けたから、目盛を振り切ったみたいです。
母は、それを父に見せました。両親は一瞬顔を見合わせて、父が母に言いました。
『達二の看病をしてあげなさい』」

・自分の影を踏みながら歩いたことはありますか?

「僕はミッション系の幼稚園で、教会の日曜学校にも通っていました。
だから万物に愛をもって接してる子で、道を歩いていても、
『地面さん、ごめんね』とか『影さん、痛くない?』と、自分が歩くことで踏んづける物にも愛を与えました。
そして家に帰ると、ウルトラマンが好きで、ウルトラマン人形で悪い怪獣をボッコボコにやっつけてスッキリしてました」

・記号に色をつけるとしたら「A」は何色をつけますか?

「縞々にして、赤と緑のクリスマス・カラーにします。村上春樹の、ノルウェーの森、みたいに」

・透明人間になれたらまずどこへ行きたいですか?

「マフィアが牛耳る賭博場に入り込み、ルーレットの玉を一つ隣にズラします」
 
・自分を数字で言うといくつが良いですか?

「無限大∞」

・あなたと同姓同名の人にあったことはありますか?

「ないですが、紹介状の返事などで名前を間違えられることはあります。
僕は、達、のしんにょうを長く伸ばして書き、その上に、二、を乗っけるから、達三、だと勘違いされたり、
河原、という変換ミスもたまにあります。こないだは、原川、と書いてある手紙をもらって仰天しました」

・あなたを制限するものは何ですか?

「己の弱さ、臆病さ、そして計算高さ。それらを総じて、まとも、という」

・1億円を1日で使えと言われたらどう使いますか?

「国立演芸場を貸しきって、ナイツとにゃんこスターと志らく、に本気のネタをやってもらい、その後、
屋形船を借り切って、彼らと談笑しながらクルージングします。その日は、クリニックは閉院して、
スタッフの慰安と、ブログのコメントの常連さんも呼んであげましょう。
それでも、お金が余るようなら、東方神起の、ユノ、も呼ぶ」

・鏡に写る自分に話しかけたことはありますか?

「ダメ元で、最近、♪テクマクマヤコンテクマクマヤコン大谷翔平にな~れ~♪と言ったことがあります」

・行く道と帰り道とどちらが好きですか?

「僕の人生には、行く道しかありません。
さて、ここでジョークを。
『コーラス部を作ったのよ』
<どんなことするの?>
『お菓子を持ち寄って、交換したり、お喋りしたり、トランプしたり、縄跳びだってするのよ』
<歌はいつ歌うの?>
『うん、帰り道』」

・寂しい時電話は役に立ちますか?

「僕は昔、トリオフォン、という3人がそれぞれの家電で喋れる機能を契約していました。
結構、好評でした。ただ、両方とも僕からかけないとダメで、電話代がバカ高くなって、やめました」

・恋愛と恋愛論とどちらが好きですか?

「好きなのは恋愛論。上手なのは恋愛」

・あなたは誰のためなら死ねますか?

「命を粗末にしてはいけません」

・生まれてくるのが早すぎましたか遅すぎましたか?

「サイコーです!アイドルをほとんど観れてるから。天地真理の誕生の瞬間から、中3トリオや、82年組も思春期にみています。
知らないのは、原節子とか吉永小百合。でも、彼女らはアイドルというより、マドンナ、でしょ?響きが古いですね」

・今年一年のカワクリのブログの記事で「カワクリ・アワード2018大賞」を決定して下さい。

「大平さんが3月に書いてくれた、何、ここ?平成30年版、です。
これはスタッフ募集のタイミングに合わせて、クリニック紹介を載っけて応募者の参考にしてもらったのです」

・平成ももう終わりですね。次の元号を決める権限があったら何にしますか?カタカナや記号やイラストでもOK!

「ハッスル」

・次はあなたが質問をする番です。最初の質問は?

「チョコ、食う?」


杉山様、心のクーポンが発行されました。

しわすはわしはいそがしい。
そこでブログが手薄になることが予想されるので、お正月くらいゆっくりしたいお母さんがおせち料理を作っておくように、
受付に記事を書いてもらうよう仕込んでおいた。

彼女たちもそんな打ち出の小槌みたいにアイデアが出る訳もないだろうから、以前に好評だった、田中未知の「質問」の
一部引用の第2弾を年末にぶつけようという企画だ。
バース・掛布・岡田のように3連発で行きます。

ちなみに、このタイトルは、うちのクリニックが愛用している「アスクル」という通販会社から時々送られてくるメールに、
「川原クリニック様、クーポンが発行されました」というのがあって、
僕はそれをみるたびに、「クーポンって変な響き」と思ってて、連想を広げるうちに、「心のクーポン」という造語をあみだして、
是非、使ってみたくて、こうなりました。

ちなみに、「アスクル」とは、今日注文すると翌日に届くから、「明日、来る」です。
業務用の会社だから、個人の人はあまり知らないかもね。

それでは年収め、質問、行きましょう。
インタビュアーは川原がつとめます。

・杉山さん、お風呂ではまずどこから洗いますか?

「頭からです。」

・冬の思い出はありますか?良い思い出と悪い思い出を一つづつ教えて下さい。

「毎年、かすかに積もる雪をかき集めて小さな雪だるまを作っていました。小さくて可愛いので好きでした。
悪い思い出は忘れました。」

・私をスキーにつれてって、と言いたい相手は誰ですか?芸能人&2次元&院長でも可。

「セント・バーナード」

・年末年始に常夏のビーチに好きな人と出かけられることになりました。観光客の少ない秘密の花園です。
大胆になれます。いっそ水着も新調しましょう。あなたはどんな水着を選びますか?

「寒くて水着の想像が出来ませんでした・・」

・これらの質問はセクハラになりますか?あなたのセクハラの定義を教えて下さい。

「色々なハラスメントが今蔓延ってて、難しくてよく分かっていません。不快感を感じたら・・?」

・もし他人になれるとしたら誰でありたいですか?

「1人にしぼれませんでした。」

・冗談で死んだふりをしたことはありますか?

「猫相手によくしてました。」

・自分の影を踏みながら歩いたことはありますか?

「意識したことはありません。」

・記号に色をつけるとしたら「A」は何色をつけますか?

「赤色」

・透明人間になれたらまずどこへ行きたいですか?

「関係者以外立ち入り禁止の向こう側」
 
・自分を数字で言うといくつが良いですか?

「2」

・あなたと同姓同名の人にあったことはありますか?

「まだないです。」

・あなたを制限するものは何ですか?

「羞恥心」

・1億円を1日で使えと言われたらどう使いますか?

「夢はないですが、金塊を買えるだけ買います。」

・鏡に写る自分に話しかけたことはありますか?

「あります。」

・行く道と帰り道とどちらが好きですか?

「帰り道」

・寂しい時電話は役に立ちますか?

「便利だなと思います。」

・恋愛と恋愛論とどちらが好きですか?

「どちらも難しいです。」

・あなたは誰のためなら死ねますか?

「家族?」

・生まれてくるのが早すぎましたか遅すぎましたか?

「ちょうどいいかなと思ってます。」

・今年一年のカワクリのブログの記事で「カワクリ・アワード2018大賞」を決定して下さい。

これも、クルズス?~カワクリふしぎ発見8件 色々な院内を知れて面白かったです。」

・平成ももう終わりですね。次の元号を決める権限があったら何にしますか?カタカナや記号やイラストでもOK!

「和進」

・次はあなたが質問をする番です。最初の質問は?

「最近あったいい事はなんですか?」


鵜飼様、心のクーポンが発行されました。

しわすはわしはいそがしい。
そこでブログが手薄になることが予想されるので、お正月くらいゆっくりしたいお母さんがおせち料理を作っておくように、
受付に記事を書いてもらうよう仕込んでおいた。

彼女たちもそんな打ち出の小槌みたいにアイデアが出る訳もないだろうから、以前に好評だった、田中未知の「質問」の
一部引用の第2弾を年末にぶつけようという企画だ。
バース・掛布・岡田のように3連発で行きます。

ちなみに、このタイトルは、うちのクリニックが愛用している「アスクル」という通販会社から時々送られてくるメールに、
「川原クリニック様、クーポンが発行されました」というのがあって、
僕はそれをみるたびに、「クーポンって変な響き」と思ってて、連想を広げるうちに、「心のクーポン」という造語をあみだして、
是非、使ってみたくて、こうなりました。

ちなみに、「アスクル」とは、今日注文すると翌日に届くから、「明日、来る」です。
業務用の会社だから、個人の人はあまり知らないかもね。

それでは年収め、質問、行きましょう。
インタビュアーは川原がつとめます。

・うかいさん、お風呂ではまずどこから洗いますか?

「髪の毛から洗います」

・冬の思い出はありますか?良い思い出と悪い思い出を一つづつ教えて下さい。

「昔スキー旅行で新潟へ行ったとき、知り合いの別荘を使わせてもらったが、
現地に着いたら二階建ての一階が雪に埋もれていて、玄関を探すためにひたすら雪かきをしたこと。
その時は最悪だったけど、今では家族で語り継がれる笑い話となっているので悪い思い出でもあり、良い思い出でもあります」

・私をスキーにつれてって、と言いたい相手は誰ですか?芸能人&2次元&院長でも可。

「新庄剛志。スキー場ではぐれても一発で見つけられそうだからです」

・年末年始に常夏のビーチに好きな人と出かけられることになりました。観光客の少ない秘密の花園です。
大胆になれます。いっそ水着も新調しましょう。あなたはどんな水着を選びますか?

「ウエットスーツを着て潜りたいです」

・これらの質問はセクハラになりますか?あなたのセクハラの定義を教えて下さい。

「難しい質問ですね。」

・もし他人になれるとしたら誰でありたいですか?

「浅倉南ちゃん」

・冗談で死んだふりをしたことはありますか?

「ないです」

・自分の影を踏みながら歩いたことはありますか?

「あります。影の自分は背が高くて細いから、昔はよく下校時に自分の影を見てニヤニヤしながら歩いていました」

・記号に色をつけるとしたら「A」は何色をつけますか?

「赤色」

・透明人間になれたらまずどこへ行きたいですか?

「セレブの家」

・自分を数字で言うといくつが良いですか?

「7」

・あなたと同姓同名の人にあったことはありますか?

「一度もないです」

・あなたを制限するものは何ですか?

「時間」

・1億円を1日で使えと言われたらどう使いますか?

「ステキなドレスを着て、カジノに行ってみたいです」

・鏡に写る自分に話しかけたことはありますか?

「ないです」

・行く道と帰り道とどちらが好きですか?

「帰り道です」

・寂しい時電話は役に立ちますか?

「寂しいと感じるときがあまりないので、よくわからないです」

・恋愛と恋愛論とどちらが好きですか?

「どちらもそんなに好きではないです」

・あなたは誰のためなら死ねますか?

「誰のためにも死ねません」

・生まれてくるのが早すぎましたか遅すぎましたか?

「中途半端なときに生まれたような気がします」

・今年一年のカワクリのブログの記事で「カワクリ・アワード2018大賞」を決定して下さい。

「3月に川原先生が書いたブログ桜満開‼︎花見上手の高木さんが好きです。
『先生、写真撮るの上手!!』と大平さんと二人で言っていたのを思い出します。
高木さん可愛いですし、桜はやっぱり綺麗。」

・平成ももう終わりですね。次の元号を決める権限があったら何にしますか?カタカナや記号やイラストでもOK!

「M・T・S・H・・・アルファベットが被らないようにしないといけませんね。
せっかくなので川原クリニックのKをとって、Kからはじまる言葉・・・
ごめんなさい、今はカニしか出てこないです。パスで!」

・次はあなたが質問をする番です。最初の質問は?

「今、1番食べたい食べ物はなんですか?」


大平様、心のクーポンが発行されました。

しわすはわしはいそがしい。
そこでブログが手薄になることが予想されるので、お正月くらいゆっくりしたいお母さんがおせち料理を作っておくように、
受付に記事を書いてもらうよう仕込んでおいた。

彼女たちもそんな打ち出の小槌みたいにアイデアが出る訳もないだろうから、以前に好評だった、田中未知の「質問」の
一部引用の第2弾を年末にぶつけようという企画だ。
バース・掛布・岡田のように3連発で行きます。

ちなみに、このタイトルは、うちのクリニックが愛用している「アスクル」という通販会社から時々送られてくるメールに、
「川原クリニック様、クーポンが発行されました」というのがあって、
僕はそれをみるたびに、「クーポンって変な響き」と思ってて、連想を広げるうちに、「心のクーポン」という造語をあみだして、
是非、使ってみたくて、こうなりました。

ちなみに、「アスクル」とは、今日注文すると翌日に届くから、「明日、来る」です。
業務用の会社だから、個人の人はあまり知らないかもね。

それでは年収め、質問、行きましょう。
インタビュアーは川原がつとめます。

・大平さん、お風呂ではまずどこから洗いますか?

「手を洗います。」

・冬の思い出はありますか?良い思い出と悪い思い出を一つづつ教えて下さい。

「良い思い出は、小学生になるかならないかくらいの頃に母と妹と雪山で氷柱修行をしたことです。
悪い思い出は封印したので思い出せません。」

・私をスキーにつれてって、と言いたい相手は誰ですか?芸能人&2次元&院長でも可。

「東方神起のユノ。」

・年末年始に常夏のビーチに好きな人と出かけられることになりました。観光客の少ない秘密の花園です。
大胆になれます。いっそ水着も新調しましょう。あなたはどんな水着を選びますか?

「プレゼントしてくれますか?それなら教えましょう。」

・これらの質問はセクハラになりますか?あなたのセクハラの定義を教えて下さい。

「同じことでも相手によって感じ方は違うので、された方が『嫌だ、不快だ』と思ったらセクハラだと思います。
私は上の質問、先生からだとセクハラだとは思いませんでした。」

・もし他人になれるとしたら誰でありたいですか?

「これは個人名になってしまうから言えないのでパス。」

・冗談で死んだふりをしたことはありますか?

「うちの犬が助けてくれるのか知りたくて、何度か死んだふりをしました。」

・自分の影を踏みながら歩いたことはありますか?

「あります。影踏みしながらくるくるまわったりジャンプしたりして歩いてました。」

・記号に色をつけるとしたら「A」は何色をつけますか?

「黒。」

・透明人間になれたらまずどこへ行きたいですか?

「透明人間になって行きたいところがありません。」

・自分を数字で言うといくつが良いですか?

「123」

・あなたと同姓同名の人にあったことはありますか?

「ないです。」

・あなたを制限するものは何ですか?

「周りの目・言葉」

・1億円を1日で使えと言われたらどう使いますか?

「植林か何かしている自然保護団体に寄付します。」

・鏡に写る自分に話しかけたことはありますか?

「あります。よくあります。」

・行く道と帰り道とどちらが好きですか?

「帰り道。」

・寂しい時電話は役に立ちますか?

「役に立つと思います。」

・恋愛と恋愛論とどちらが好きですか?

「~論て堅苦しい文章で難しいというイメージがあるので苦手です。だから恋愛のほうが好きです。」

・あなたは誰のためなら死ねますか?

「クリニックに入った頃、テロリストから患者さんを身を挺して守る受付を募集していましたよね。
そんな受付になれればとブログに書いたのですが、今、よく考えてみたら私は誰のためにも死ねません。」

・生まれてくるのが早すぎましたか遅すぎましたか?

「それはまだわかりません。」

・今年一年のカワクリのブログの記事で「カワクリ・アワード2018大賞」を決定して下さい。

「『周期表の覚え方~受験生、必見!乙女、閲覧注意!
JKだったあの頃の私が見たら衝撃的すぎて、きっとあんな苦労せずとも周期表を覚えれたんじゃないかと・・・ 」

・平成ももう終わりですね。次の元号を決める権限があったら何にしますか?カタカナや記号やイラストでもOK!

「元号なくしちゃだめですか・・・。」

・次はあなたが質問をする番です。最初の質問は?

「今まで食べた物の中で1番美味しかったものは何ですか?その時のエピソードとともに教えて下さい。」


インタビュー ~夢のつづき~

 こんにちは。とくだです。今回は、川原先生の夢シリーズに、切り込んでいきたいと思います。
こういったやりとりの中で、少しでも夢について私たちがどのように考え、取り扱っていくのか、伝わると良いなと思います。
ブログのタグに「夢日記」というのがあって、かなりたくさんの夢がありますが、
今回は、2018年のものだけをピックアップさせてもらいます。

・それでは先生、よろしくお願いします。

「どうやろうかね?」

・始める前に、一つ気になっているのは、そもそもなんですが、
たとえばこれがカウンセリング、心理療法の中で夢が出てくる場合と、この夢シリーズのインタビューでは、
ちょっと前提が違っているように思うんですが。

「僕は少し違う意見でさ。
僕のブログはシリーズで、読者さんの皆さんに語りかけてるっていうか、話を聴いてもらっている立場で、
コメントもくれるし、それに返すし、ブログを通じて、こっちがカウンセリングを受けているみたいな(笑)
その中で、『夢日記』も、全部の夢を書いているわけじゃなくて、その時のノリで、選んでいる。
カウンセリングの夢の報告だって同じでしょ?全部の夢をしゃべってないでしょ?
意識的、無意識的にピックアップしていると思うんだよ。だから、実は似てると思うよ。」

・確かにその点はそうなのかもしれないですね・・・わかりました(苦笑)
では、早速、夢をシリーズでみていってみよう!ということで。
夢の元ネタはリンクを張るので、先生にはご自身の夢の感想をまず聞かせていただければと思います。
まずは『人をダメにする初夢』について。

「これはね、女子校に自分が入学するという設定ですね。昔の少年マンガにはよくありましたよ。
永井豪の、おいらスケ蛮、とか。よくあったってことは、そういうことを夢想する男子が多かったんでしょうね。
女の園に男が一人。僕は男子校だったので帰り道に女子と下校するのは夢でしたね。
夢に登場するクラスの中心人物で黒髪ロングヘアーの闊達な娘は、涼宮ハルヒ、のイメージで間違いないです。
SOS団に入りたいんでしょうね。」

・え・・・先生もお好きなハルヒ。これはつまりかなり直接的な願望充足なんですか??

「そうそう(笑)どうしようもないよね、こんな夢を新年そうそう初夢に見るなんて。人間が、ダメになる。」

・あ~!それでタイトルの、『人をダメにする初夢』、ってそういう意味なんですか?!

「そう。そういう意味でつけたの。」

・なるほど・・・気付いてなかった・・・次の『セカンド・ドリーム』は2番目に見た夢ってことですね?

「そう新年、第2弾。」

・これは、夢では常識が通用しないから、佳子さま、でもあらぬことをおっしゃるという意味でしょうか?

「って言うより、この頃、好きなアイドルが皆、ゴタゴタしててね。嫌気がさしてて。今更、2次元にも戻れないしさ。
でも、佳子さまなら、事務所は、宮内庁、だからしっかりしたプロダクションだと思っていたわけ。
そうしたら、患者さんから、佳子さまのスキャンダルがネットにいっぱいある、って聞かされて。
まさかと思ってみたら、結婚説、とかあって、ショックで。何を信じていいかわからない…と思ってた時に見たんだよ。」

・そうだったのですね。スキャンダルが簡単に入ってくる時代なんですね・・・
まぁ、夢はシリーズで読め、と言いますから、次に行きましょう。
通過儀礼』はこれは全部、夢なんですか?赤塚不二夫に実際に小さい頃会ったとか?

「ない、ない。夢だよ。子供の笑いと、大人のウィットって違うでしょう。
だから笑いのセンスでその人の成熟度ってある程度、わかる気がしてさ。
子供から大人になる階段って意味で、このタイトルにしました。」

・子どもの笑いと大人のウィット・・・『通過儀礼』というタイトルの背景にはそういう事情があったんですね。
印象的な箇所はどこですか?

「ハッテンバって、ホモの集まるところを言ったんだよ。中学生の時に、ホモっていいのか?って友人と実験したことがあって。
裸で抱き合ったりして。タモリと赤塚不二夫がそうやったっていうのを聞いてマネしたんだよ。」

・何やってるんですか?!

「中2だから。でも、すぐにどちらからともなく、もうやめようか、ってやめたんだよ。これも通過儀礼かな?」

・(苦笑)まぁ、これも一つの通過儀礼、ですね、きっと。他にはいかがでしょうか?気になる箇所。

「その頃は、まだタワレコとかが上陸してないから、町にレコード屋があるんだよ。大抵、偏屈なオヤジがやってる店でさ。
偉そうで。ロックとかジャズを買いに行っても売ってくれないんだよ。」

・どういうことですか?

「つまり、お前にはまだ早いってわけ。レコード屋で洋楽を売ってもらえたら大人、みたいなクラスの序列があったな。」

・レコード屋のオヤジさんに認められたら売ってもらえる。今じゃ考えられないですね。なんかノスタルジックですね。
ここまででは、先生は去年くらいから現実でアイドルに夢を見られなくなってて、
初夢で誇大的に願望を充足!というところでしたが、現実に目覚めて、こんなことではダメになる!と。
その後、佳子さまに走ったけど、さらに現実の追い打ちをくらい、夢で思春期まで退行した、という流れと考えられますかね?

「派手なパンツってのも、昔は男は白いブリーフ穿いてたんだよ。
大学で野球部の合宿に仙台に行った時、風呂に入るでしょ。先輩もみんな白のブリーフ。
その中で僕だけ、虎や豹柄のトランクスを穿いてたんだよ。
そうしたら、みんなが、それどうなってるんだ?チン○の置き場所はどうするんだ?って。
 だから、僕が、仰向けの線対称に置くんですよ、って言ったら、爆笑になって、僕は先輩やOBからも一目置かれて、
1年がやらなきゃいけないルチーンを免除されて、上級生達とマージャンやってたよ。
2年とかは、雑用やらされて、ブーブー言ってたな(笑)。そんなことでヒエラルキーって決まるんだよ。」

・パンツで決まるヒエラルキーですか。男の子も大変ですね。

「女の子もそんなもんでしょ?」

・そうですね・・・って、いや、今は、男が女が、という時代じゃありませんから・・・。

「自分が言い出したんじゃん」

・さて、次ですね!『夢日記~「心の音」』については、夢の素因数分解、で先生自ら、解説をされてますが、
私はこれを興味深く読んだんです。
これは、ちょっと『通過儀礼』よりも、心象風景が穏やか、というか、
心のノート、これは移行対象、であったり、対象恒常性であったり、といったことを意識されてますよね。

「僕の兄の子供が小さい時、タオルケットを小さく切って持ち歩いていたのが可愛くてね。」

・スヌーピーのライナスの毛布みたいですね。お母さんと離れていても一人でいられる、というところまで確立していないけど、
独特な中間の領域、そういう表れが移行対象、といわれますね。

「そうだね。だから、前の夢の、通過儀礼、ともつながるね。成長していくみたいな意味では。」

・夢では、細部にも目を配ることがあります。先生は、あまり重要視していませんでしたが、
彼女の、こころのノート、の格言ですが、ナボコフや芥川龍之介やトロツキー、というのは、何が連想されますか?

「ナボコフは、ロリータ、の作者で、ロリコンの語源になったと思ってる人が多いと思うけど、
ナボコフのロリータは年より上に見えて、男に対して誘惑的なんだよ。
だから、大人の女がこわいから少女を好きになるのがロリコン、ってちょっと違うんだよ。」

・随分、力説しますね。

「ゆずれないところだね。」

・では、芥川龍之介はどんなイメージですか?先生は、そんなにお好きではないですよね。

「思い出すのは、母が小さい頃、よく、くもの糸、の話をきかせて、カンダタのように1人だけ助かろうとすると大変な目に遭う、
という超自我をうえつけられた。」

・でも、先生は、次の夢『地獄寿司』でも言っていますが、神も地獄も信じてないじゃないですか。
それなのに、何故、くもの糸、にだけ、いまだに引っ掛かってるんだと思いますか?

「別にお釈迦様が手を離して地獄に落ちても、地獄なんかは怖くない。
ひょっとしたら、何かから抜け出せない、というのが怖いのかも。」

・それは何だと思いますか?

「多分、大衆とか、全体主義とか、みんなとか、平凡みたいなものからかな。無個性が嫌なのかも。」

・平凡・・・自己愛的な人には、平凡恐怖、って症状の人がいますね。

「それだ、それ!」

・そうなんですね(苦笑)。では、トロッキーは?先生からはあまり思想的なものは感じないのですが。

「トロッキーは僕も思い入れないな。ただ赤塚不二夫のマンガに、狂犬トロッキー、というのがあるよ。
こないだ復刻版で買った。」

・お、また赤塚不二夫、ですね。夢には、日中残滓物とか昼の残滓というのがあって、
夢主が起きている間に経験したことが夢で現れるということがある、とフロイトはいっています。
一見無意味にみえても、無意識と深く結びついていたりするといいますが・・・
先生にとっての赤塚不二夫ってどんな存在ですか?

「特別な存在。ものすごく影響を受けてる。僕の頭の中の半分は赤塚不二夫的思考回路で出来ている。」

・それはすごいですね。談志師匠とも交流がありますものね。かなり、重要な人物なんですね。

「そうアイデンティティーみたいなもんだよ。」

・この3人の共通点は、ナボコフにゆずれないところ、芥川に個性、トロッキーにアイデンティティーですから、
まさに先生ご自身のことですね。

「そうかも」

・それを山口百恵さんの「心のノート」には綺麗な字で、先生のこと(3人の格言と言う形で)が書かれていたんですね。
ちゃんと山口百恵さんの中に先生がいた、という。

「RCサクセションの歌で、君が僕を知ってる、という歌があって、好きなんだけど、その歌い出しが、歌っていい?」

・どうぞ。

「♪今までしてきた悪いことだけで僕が明日、有名になってもどうってことないぜ、何も気にしない、君が僕を知ってる♪」

・ちょっと前の記事のコメントで、キムタクが勇気をもらった曲、と書いてた歌ですね。

「そうそう、その歌詞の中で、キヨシは、『誰かが僕の邪魔をしてもきっと君はいいこと思いつく』と歌っている。
彼女はいつも良いことを思いつく、って夢で言ってるのは、ここから来てるのかも。」

・それはどんな意味があるのですか?

「僕にとって理想の女性に求める条件だよ。」

・山口百恵さんは、無意識では清志郎さんと結びつき合いやすい存在なんですよね。

「清志郎と三浦友和が高校の同級生で、まだ売れない頃のRCの清志郎がその結婚式によばれているくらいだからね。」

・へぇ~!先生のアイデンティティーノートに清志郎さんは欠かせませんからね。こういうちょっとした現れ方もしますね。
そして、この次に見る夢が、『地獄寿司』ですね。
この夢は、先生は、『夢日記~地獄寿司~(夢の因数分解)』で解説してますね。
夢を理解する時、何故、今なのか?という時期も考えることは重要ですね。

「うん。これはお彼岸にみたから、父母への思いだと思う。」

・夢の中では、電車や線路が重要なワードとして出てきますね。
先生も『夢の因数分解』の中で、線路で思いつくのは、「進路」だ、と仰っていますね。
これは、アイデンティティーの続きとして、親の望んだ、目医者、ではなく自分で精神科を選んだという自負があるのかなと。

「乗り物恐怖、の人って少なからず、そういうテーマがあるよね。」

・『夢の因数分解』の最後の一文に、
「父は僕が大学2年の時に死んだから、僕が精神科医になったことを知らない」とありますが、これはどういうことでしょう?

「確か、この頃は、クリニックの人が辞めたり、内部でゴタゴタしてて、ずっとイライラしてた。」

・そうですね、この時期は色々と大変な時期でした。心理も責任の一端だと思っており、申し訳ないのですが、
先生はクリニックのチームワークに随分苦心されてた時期、ですね。

「そういうのも夢に出てたのかな。昔の病院の秘書さん(MSさん)が出てきたりしたのは、
そういうサポートを欲してたのかもね。
2つのテーマがある場合、たとえば、『アイデンティティー(アイドルも自分を応援してくれる栄養素と考える)』と
『現実的なクリニック運営』、目や耳や鼻の穴は2つあるけど、口は一つしかないからね。
だから、2つ話したくても、どっちかしか喋れないってことはよくあるね。」
  
・うーんと、ということは、夢には、隠れてるもう片方を思い起こさせてくれる作用もあるのかもしれませんね?
そこにはお彼岸の時期も重なって、現実の問題で意識的な自分は忙しい、
その分、夢では、親への追悼の思い、親との和解をすすめてくれるような夢になる、ということでしょうか。

「なるほどね。それで、その後、自分が親になる、夢につながるんだ。」

・あの夢は、いい夢ですね。親が育つというテーマは、今先生が力を注いでいる「花嫁になる君に外来」の方向性を示してくれたと思いましたよ。

「そうか。自分が仕事人じゃなく、親としての私人に目覚めたのかと思ったら、やっぱり仕事か。」

・さっきのお話しだと、2つのテーマが同時進行してる、ということですよね。

「特に我々の仕事は、患者さんと向き合えば向き合うほど、結局、自分と向き合わざるをえないから、当然か。」

・当然…とは、平凡恐怖の先生には言いにくいですね(笑)スペシャルです。

「ありがとうございました。少し、腑に落ちました。で、何か宣伝はある?」

・(笑)そうですね、私は、水・金にクリニックにいます。
通常、カウンセリングは毎週・週1の頻度でやるものですが、今回の企画に触発されて「夢」について語り合いたいという方は単発でもお受けします。
受付にお問い合わせ下さい。

「あくまで、夢占いじゃないから、こういう意味ですよ、と明確な答えを一方的にくれるものじゃないとは判ってもらえたかな。
ではお疲れ様でした。」

・読んで下さった方もお疲れ様でした。長いのに付き合って下さって感謝します。

・・・後日談。
・先生、その後何か夢、見ました?

「うん。ニューハーフになって、風俗で働くんだけど、無理やりその店に入れられた子を助けるべく、
2人で店を脱出する夢を見たよ。これ、去勢不安とかエディプス?」

・興味深いですけど、長くなるからやめときましょう・・・でも、先生の最新の夢がこの記事に応答してくれたような気がしますね。
その子、ちゃんと助けてあげてくださいね。