4/Ⅴ.(水)2011
TVで中居君司会の番組で、SMAPの歌が何曲か教科書に載っている、という情報をみた。
僕が中学の頃、ニヒルなK君は、音楽鑑賞の時間にホルストの『惑星』を聞かされてる時に隣から、「くだらないよね。オレ達が大人になった頃には、ビートルズが教科書に載ってるぜ」と、したり顔で言ってたが、その通りになった。いや、それ以上で。
ここで言う、「ビートルズが教科書に載る」は、「ビートルズも古くなる」という意味で、もっと言えば、教科書に載るようになったらRockも終りさ、という意味も言外にあった。
「Rock=反体制」、「教科書=体制」というのは、いかにも中学生らしい単純思考だが、実は僕は今でもそう思う節があり、誰それの何とかという歌が音楽の教科書に使われています、なんて雑学を聞くたびに、「断ればいいのに」と内心思うのだ。調べてないけど、ストーンズとかRCサクセションなんて載ってないんじゃないか。載せらんねぇよ。
RCで思い出したが、そう言えば、娘が小学校の頃、「道徳」か「宗教」の授業があって、そこでジョン・レノンの「イマジン」を教材として採り上げるから、「お家で持ってる人はCDを持ってきて」というお報せがあった。そこで僕は、原曲とキヨシローがカバーしてるのと、両方を持たせた。
すると、先生はキヨシローの訳詞に大変感動して、「お父さんに是非、CDを貸して下さい」と娘づてに頼まれた。ミッション系の校長先生の頼みだった。こういうのは、「例外的」にあってもいいのかな、と思う。まぁ、「イマジン」自体が、ちょっとお説教くさい歌だったもんね。勿論、大好きな歌だけどね。でも、ちょっとね、教科書っぽいかな。
BGM. 冨田勲 「惑星」