学校は何をする場所か?

13/Ⅴ.(金)2011
今年度も、東京都教育庁の仕事を引き受けた。
これは、精神科医が都立高校に出向いて教員等の相談に対応するという事業で、東京都の事業でこういうものが成立する
ほど教育の現場は大変なのだ。
僕がこの仕事を引き受けたきっかけは、前の前に務めてた病院の元部長先生からの紹介で、もう4年になるかな?
5年目かも?。
僕は、母校の精神科校医もやっているので、「教育とは…」などと時々考える。
「学校は、勉強を教えたり、単位を取得するだけの場所ではなく…」などとも考える。
そんなことを考えるのは、学校に関わる仕事をしているから当然だが、同時に自分の立ち居地が「生徒」から遠くなった、
ということにもなる。
いい歳して何を当たり前な事を言っているのだ?、と思われるかもしれないが、「社会的な肩書き」という役割ではなく、
「精神性」みたいなものが「学生たち」と違うところの住人になったから、外側から「教育とは…」などと考えるようになった、
という意味だ。
そう言えば、最近、「目が醒めたら試験の当日で、何も勉強をしてなくて、焦る!」、なんて夢をとんと見なくなった。
BGM. 森川美穂「卒業」


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