28/Ⅵ.(火)2011
H君に、「えっ?足りてたの?」Tシャツをもらう。それは、須永豪という人がユーチューブで小出裕章の「原発なしでも電気足りてる」という講演にインスパイアされて作ったTシャツで、『エネルギー経済統計要覧』(1994年版~2009年版)で公式発表しているグラフを前面にプリントされている。↓。
↑これは、各年の「電力のピーク需要」と「発電能力」をあらわしたグラフで、ピーク時の使用量でみても、(水力+火力)の発電能力を超えた年は1度もないことがわかり、原子力がなくても電気は十分に足りていることをあらわしている。そして、なんとこれは政府の統計局のデータなのである。
この夏は、節電の夏である。企業や家庭に節電を訴えている。罰則もあるらしい。そんな時だからこそ、このTシャツについては、政府とか電力会社は、きちんと反論した方がいいと思う。そうでないと、「『原発を止めたら停電するぞ』と脅しをかけているんだ」、と反対派の人は、叫ぶだろう。
このTシャツには、補足する資料もついていて、「…という話をテレビはなぜ報じない?」という項目では、テレビ局と原子力の関係・ACの電力関係者の詳細な人脈図も載っていて、どこかで見たことあるな?、と思ったら、出典は広瀬隆の「危険な話」だった。見たことあるはずだ。
小出裕章は、参議院に呼ばれたとき、「一方だけの話を聞くのは、良くない。公開討論をしよう」と提案していた。まったく賛成だ。その模様をライブ中継して欲しいものだ。
文字だけにされると伝わらない情報が多すぎる。発言者の登場の仕方、歩き方(猫背、胸を張っている、すり足、がに股etc)や一瞬見せる表情(作り笑い、狼狽、邪悪な笑みetc)や話し方(声が裏返る、語気が荒くなる、絶句etc)などの非言語的な部分も大いに判断材料にしたい。昔、何かの裁判の時、静止画を流してたのは、こういうのが露骨に出るのを嫌がった圧力かな、と邪推したもの。そう思われるの嫌でしょ?。だからオープンに話しを聞かせて欲しいな。
このTシャツは、「須永豪サバイバルデザイン」と検索するとネット通販もできる。販売価格3000円の内、1000円が利益で、この利益をすべて「震災で親を亡くした子への寄付」に充てるそうだ。ただし、その時期はよく見極めて行いたいので、数年後になるかもしれないが、HP上で必ず報告すると約束している。
こないだ、レディ・ガガさんという人が日本の安全をアピールするために初音ミクみたいな髪をして、日本に来てくれた。この人はずい分と変わり者だと聞くが、世の中、皆がおかしくなった時、変わり者がマトモな事を言うというのは、ジョン・レノンで学習してるから、すんなり腑に落ちる。プロレス界だって負けじと、この夏はチャリティー興業をいくつかする。
でも、この震災の復興は、10年単位とかで考えないといけないんだろうなぁ。今年だけ、チャリティーしてもあまり意味ないんだ。続けないとね。
良かったら、小出裕章の記事、2011年5月の「1/2000の男」を見てください。
「プルトニウム飲んでも大丈夫」と言っていたプルトくん実写版の東大の大橋弘忠を初め、御用学者と呼ばれる人たちとの小出さんや今中さん、原子力資料情報室の方などなどとの今だからこそ討論聞きたいです。
http://www.youtube.com/watch?v=VNYfVlrkWPc
原発作業員Tさん曰く東京に来て感じたこと。
「震災がなかったかのように感じた。」
たぶん東京人の無関心さに怒りを覚えたのでしょう。
やはり、関心を持ち続け、各々が何かできることをやっていくことで復興できるのではないでしょうか。
しかし、原発による放射能被害のところでは、復興は無理でしょう。もう永久に戻れません。
それ以外の地域での復興は先生のおっしゃるように、本当に時間がかかるかと思います。
私も微力ながら、何か関っていきたいと思っています。
コータローさん
いつもコメントありがとうございます。今こそ、討論して欲しいですね。できることをしてゆく気持ちを忘れないことが大切ですね。我々は、すぐ忘れちゃいますからね。