7/Ⅹ.(月)2013 shibuya O-EAST
まず、去年のライブのレビューであることをお詫びしたい。
石野真子35th Aniversary TOUR 2013「しあわせのレシピ」を観に行った。
場所は、shibuya O-EAST。
どこだ?そこ?って感じです。
渋谷なら、渋谷公会堂とかでやってくれれば、場所が判りやすいのに。
名前からして、立ち見っぽいし。
以前、このブログで<客の年齢層、高そうなのに大丈夫か?主催者>と書いたら、患者さんでもない人からコメントが。
「多分、椅子が用意されるから大丈夫ですよ」って親切に。お陰で行く気になれました。この場を借りてお礼を言います。
ありがとう、たまたまネット・サーフィンで僕のブログに辿り着き、教えてくれたのですよね。すごいな、ネット。
shibuya O-EASTは、109から道玄坂の坂をひたすら登り、回転寿司が見えたら、右に折れます。
その辺のコンビニはきっとよく道を聞かれるのでしょうね、「ライブハウスはこちら→」と貼紙がしてありました。
そこは所謂、ラブホテル街で、男が1人でウロウロしてるのも変な気がします。
でも、ご安心、しばらく行くと、ライブハウスの看板がデカデカとありました。↓。
会場では、記念のTシャツも売っていました。
売場の人に、<これは何の意味ですか?>と尋ねたら、正解は教えてくれませんでした。
代りに、「真子さんが、ファンの皆様に考えて下さい、とのメッセージです」との答えでした。
下が、暗号じみたTシャツ。↓。意味、判る人、いますか?(正解は、後で書きます)
ライブハウスにはパイプ椅子が並べてありました。僕は真ん中当りの席。ステージはすぐそこだ。
いよいよ、オープニング。真子ちゃんは、ピンクとオレンジの中間のような色のドレスで登場!
ドレスには、ビーズの様な素材が織り込まれてて、ライトに照らされて、キラキラと輝く。
バンドは、ギター・ベース・ドラムス・キーボード&シンセの5人。
まずは、最新アルバム「しあわせのレシピ」から、「ダダダーンと何曲か」新曲を歌った。
皆、ゆったりと席に座って聞いている。
石野真子はいったん引っ込んで白いワンピースに衣装チェンジして再登場!
それはスカートの上に、それより短いスカートを重ねて、
そのまた上に短いスカートを重ねたように幾重にもなっていた。
歌は、白い色が意味するかのように、
1stアルバム『微笑』から「私はオレンジ」と「雨だれのワルツ」を。懐かしい歌。
「私はオレンジ」は、谷山浩子の作品です。
♪私を食べて~今すぐ食べて~♪という歌詞を石野真子は、
「当時、意味も判らず歌っていた」と苦笑しながら述懐した。
ちなみに現在、『微笑』はCDショップには売ってません。
在庫もないらしい。名盤だから、再販すれば良いのに。
ポスターやチラシで見た人もいるかもしれませんが、このライブでは石野真子がギターの弾き語りをします。↓。
そのアコースティックなスタイルで、「ぽろぽろと」と「失恋記念日」を披露しました。
石野真子は6月26日に「しあわせのレシピ」を発表してから、全国25ヶ所でライブをやってきたそうです。
石野真子はギターを抱えておしゃべりをするコーナーで、長い時は30分くらい喋っていたこともあるらしい。
バンマスのギターの人が言うには、「それがまた好評だった」と。
確かに、昔から、石野真子の話しは面白いのだ。
ギターを引っ込めると、石野真子は元気よく、
「シングルをやりましょう!」と言って「春ラ!ラ!ラ!」を歌う。
すると、今まで何処に潜んでいたのかと思った程、いきなり!、右斜め後方より親衛隊の掛け声がかかる。
「エル・オー・ブイ・イー、ラブリー・マコちゃん!エル・オー・ブイ・イー、かわいい、マコちゃん!」。
親衛隊の人は、白の揃いの特攻服を着ていた。おそらく、僕より年上だ。
なんか、これが着火点になった気がする。
続いて、「私の首領(ドン)」を真子ちゃんがメドレーで歌うと、
♪私のドン♪の「ドン」でジャンプする人がチラホラ。
右手の人差し指と中指を揃えて伸ばして、残りの指はグーに握り、
おでこに2本の指の爪の部分をあてるポーズでジャンプ。
もう我慢できない、と言わんばかりに、席から立ち上がる老(若)男女。
その様子をみて、歌いながら真子ちゃんは、吹き出したように笑って、嬉しそうな笑顔で、
マイクと逆の手の平を天井に向けて、その手の平を下から上にやさしく持ちあげたのが合図で、
一瞬にして会場はオール・スタンディングになった。
おそらく、これが、shibuya O-EASTの本来あるべき姿なのだろう。
「私の首領(ドン)」で火が点き、
「ジュリーがライバル」「ハートで勝負」といったヒット曲を立て続けにフルコーラスで歌って。
真子ちゃんはステージを右に左に何度も行き来して、
会場の2階や奥や隅っ子の方のファンにも手を振りながら歌って。
それはファンとの再会をマコちゃんが懐かしがっているように見えた。
オール・スタンディング状態のファンは手を振ったり、
「マコちゃーん!」と呼びかけたり、手拍子をしたりして、再会を喜んだ。
そして、親衛隊は会場の後の隅で、他のファンの邪魔にならないように
「エル・オー・ブイ・イー~」というエールを送っていて。
あぁ、こういう光景は懐かしいなぁ、と僕も感慨にふけって。
アンコールの催促の掛け声は、「エル・オー・ブイ・イー、ゴー・ゴー、マッコ!」。
マコの間に八分休符が入るのが正しいアクセント。
会場一体となって、「エル・オー・ブイ・イー、ゴー・ゴー、マッコ!」が連呼される。
アンコールに応えて、マコちゃんは真っ赤なワンピースであらわれ、皆への感謝を述べ、
「そしてやっぱり最後は」と、「この曲がなければ、皆さんと逢えなかった」と言って、
「狼なんか怖くない」のイントロが流れる。これがクライマックス。
皆、総立ちで、いい大人が、右手でキツネ(狼)の形を作り、
「狼なんか怖くない」を歌って大盛り上がり大会。楽しかった。
石野真子はデビュー35周年だが、全国ライブ・ツアーをやるのは、29年振りだと言っていた。
35周年と言えば、サザンオールスターズも今年35周年の全国コンサートツアーをしていましたっけ。
調べてみたら、サザンの「勝手にシンドバッド」が1978年6月25日。
石野真子の「狼なんか怖くない」が、1978年3月25日の発売でした。
どちらも、1978年デビューの35周年でした。
あぁ、そういう意味か、さっきのTシャツの数字の謎。
「351978」は、35周年1978年デビューの意味だ。
下は、「しあわせのレシピ」を買ったらくれたステッカー。
受付のお花のランプのところで撮影してみました
今は、クリニックの入口扉の郵便受けのところに貼ってあります。
良かったら見つけてみて下さい。↓。
石野真子は、このライブの数日前に「徹子の部屋」にゲスト出演した。
ライブのプロモーションなのでしょう。
番組は、黒柳徹子が石野真子に関する情報を事前に調査し、それを質問して行くという進行。
そこでは、「石野真子は実はキューバでは国賓的な扱いを受けている」とか
「アイドル時代、キャンディーズやピンクレディーや石野真子の親衛隊同士は仲が悪く、
会うとすぐに喧嘩になっていたが、それを(アイドル連合)としてまとめ仲良く応援しようと尽力したのが、
石野真子の親衛隊だった」というエピソードが紹介された。
こういう自慢話や美談は、ライブのトークで語られてもいいネタだ。
ふさわしい、と言っても良い。
だけど、石野真子はそういう話しは一切しない。
きっと照れちゃうんだと思う。
当然、そんなマコちゃんだから当時の暴露話やぶっちゃけトークなんかは勿論、しない。
ただ、「35年、あっと言う間だったね。…色々、あったか(笑)。皆もそうでしょ?」としか言わない。
月日は経って、それぞれ、色々、あったけれど、出会った関係性に終りはない。
石野真子は、このことを確認したかったのではないかな。
続いてはいなかったけど、ずっとつながっていた。
だから、渋谷公会堂ではなくて、ファン1人1人の顔が見える近さのライブハウスを選んだんじゃないかな。
なんて、そんな風に思うのは、僕の勝手な感傷かもしれないけど。
BGM. 坂本九「花咲く街角」、もしくは、石野真子「狼なんか怖くない」
石野真子は最近テレビではみるけど生ではみていませんね~。
どうです、先生、いまだにキュートでしたか?
きっとまだまだかわいいんでしょうね。
先生のブログを読むと会場の盛り上がりが伝わってきますね。
私も会場で飛び跳ねたかったです、楽しいんですよね、それって。
きっと英気も養われたでしょうから、今日からまた頑張って下さい。
Sinさん
マコちゃんは変わらずキュートでしたよ。
彼女のキュートさは、自分で喋ってて、自分でそのことが面白くなっちゃうみたいで、笑いながら喋るところです。
それを見てると、自然とこちらも微笑みが生まれるのです。周囲には何が面白いのか不明ですが。
デビュー当時は、「箸が転んでも笑う」年頃だったのですが、その才能は「若さゆえ」ではなかったようです。
今も同じで、自分で喋っては、自分で受けてました。ね、キュートでしょう?
石野真子ちゃんは、相変わらず美人な方ですね。歌が上手い所、気持ちが優しい所…。それは「妹」さんの、いしのようこちゃんに似たのでしょうね!!二人共、大好きです。
あっちゃんさん、こんにちは。
石野真子は3姉妹で、1番下の年の離れた妹が、「あっちゃん」という名前でしたね。
石野真子のアルバムにそんな歌があったと記憶しています。
なかなかの、通だとみた!
とても楽しいライブだったのですねヽ(^o^)丿
先生の文章の弾み方からそれを感じました。
現役で走り続けるランナー(ここではアイドル・歌手・アーティスト)は
過去の自慢話や暴露話や誹謗中傷は言いませんよね。
いや、言って欲しくないです。
未来にこそ希望や夢や目標があると石野真子さんは言いたかったのでは
ないでしょうか。勝手な解釈ですが。
やられメカさん
ライブ、楽しかったです。
やられメカさんのコメント、今のアイドル達に言って聞かせたいですね。
それから最後の「勝手な解釈」は、良い解釈ですね!
松田聖子は、
人気があり過ぎて、多くの人と共有出来てしまうのですが、
恐らく、私が見るナンノは、先生が見た真子さんと重なる部分が多い様に感じます。
ちなみに、サウスポーのナンノは、
ジミヘンばりに?(笑)
左様のギターを手にして歌います。
丁度その真子さんの写真を反転した様な感じになりますかね?(笑)
そして、真子さんの妹の名前は・・・ですね。^_^; (笑)
ボクシングファンさん
過去のコメントも参考にすると、ナンノと石野真子は重なる部分が多いみたいですね!
ナンノはサウスポーですか。「けいおん」の澪ちゃんもそうですよ。サウスポーは見栄えが良いですね。
知らない人のために、石野真子の妹もタレントで「いしのようこ」と言います。
「志村けんのバカ殿」に出てる頃は、石野陽子と漢字表記してたのです。念のため、ナンノは、南野陽子。
初めまして!私は、真子ちゃんの事が、とても大ファンなのです。 活発・美人な芸能人!忘れられません。石野姉妹、頑張って下さい。応援してます。
ジュンコさん、OHA!
80年代のアイドルのリバイバルが人気で皆、昔のぶっちゃけトークをして、僕はいい年してガッカリしてるのですが、真子ちゃんは絶対そういうことしませんね。
むしろ、「あの頃は何にも意味がわからずに歌ってた」と自分の妹のように過去の自分を語るのがファンに誠実だと思います。
石野陽子も、志村けんの追悼番組に出てきてくれましたが、終始ニコニコして感じが良かったです。石野姉妹はファンの夢を裏切らないから好きです。
長渕は「順子」ですが、拓郎は「準ちゃん」ですね。