第3の女

2/Ⅱ.(火)2016 今年も残すところ11ヶ月になりまして…
最近の記事を読んでくれてる人はご承知でしょうが、
カワクリの受付は、
小森さんが「水晶浄化委員会」、
山﨑さんが「文化部」部長(部員ゼロ)、
と皆、肩書きが就いたので、新人の大平さんにも何か、と考えました。
従来の受付の仕事から、「植物係り」とか「なぞなぞ班」とか。
あるいは新たに、個性やバランスを重視して、「やさしさ担当大臣」とか。
でも、結局、考えに考えた末、「普通部」にしました。なんか、ケーオー・ボーイみたいですね。
カワクリは時々、エキセントリックに疾走するので、ついて来れない人もいるかもしれません。
そんな時に、大平さんが「普通」の立ち位置でいてくれると安心する患者さんもいるかな、と思ったからです。
「普通」の定義は難しいので、ここでは省略しますが、「多数派」、という意味ではないです。
むしろ、大多数がおかしなことを始めた時にも「普通」で居続けて欲しい、という願いです。
ヒトラーを独裁者に選んだのは、国民投票でした。
戦争になっても、魔女狩りがおこっても、世の中が集団ヒステリーみたいになって狂った時も、
「普通」でいることは大切なことです。
皆がイジメに参加した時に、イジメをしない、「普通」の人は少数派になります。
そういう意味での「普通」です。
なんとなくぼんやりと見えて来たのは、カワクリの良心ですね。
そんな大平さんも今頃、ブログ・デビュー(前にちょっと自己紹介だけしましたが)を果たすべく、
記事の準備をしているはずです。
とは言え、何を書いていいか皆目わからないというのも可哀想だから、
落語の三題噺じゃないけれど、
彼女には「10くらい」のテーマをメモで渡して、その中から3つ選んで、記事にしたら?と課題を与えました。
まぁ、それは何も書くことがなかったら、という時のヒントで、書きたいことがあればそっちで良いのですが。
はてさて、どんな出来映えになるやら。
デビュー記事なので、あたたかく見守ってあげて下さいね。
BGM. テディ・ベアーズ 「会ったとたんに一目ぼれ」


僕の休日

31/Ⅰ.(日)2016 石野真子の誕生日
文化部部長(部員ゼロ)の山﨑さんの記事2連発は面白かったですね!
とくに、「おそ松の中の人」の記事は、顧問からも「ガチオタ!」と驚愕のメッセージが届くほど(誉め言葉)。
山崎さんは、もう一つ記事を隠し持ってるようですが、今週は早番なのでアップ出来なかったみたい。
続報を待ちましょう。
ところで、僕の休日。
ベルハーのもえちの卒業ライブは代官山。↓。


不慣れな場所なので、ライブハウスにたどり着くまで何度か道を間違えて迷いました。
久々のベルハーのライブで、ネイルがはがれまくったので、ネイルをし直す。
ネイリストさんは、「こないだ家に帰ってテレビつけたら、おそ松さん、やってましたよ」だって。
おしゃれ関係の人にアニメを布教出来た。
今回のネイルも「おそ松さん」。
たとえば、これが、十四松。↓。


そして、これが、一松。↓。


ネイリストさんは、指1本づつに似顔絵を描いていきます。
絵は僕が用意して行きます。
たとえば、トト子ちゃん。↓。


それは、こうなります。↓。


DVD特典を意識して、題して、「六つ子だよ、全員集合!トト子もいるよ」。↓。


チビ太の花の精、が最近のお気に入りなので、それも持っていく。↓。


ちょっと、難しかったみたい。↓。


花の精の花は、水色に黄色、の花だから、そのイメージで、両小指には、「おそ松さん」の文字を。
これは、ネイリストさんのいたずら心。面白い。↓。


そして、皆が揃うと、こうなりました。↓。


折角だから、このネイルをいち早く誰かに見せびらかしたい。
そう言えば、A先生の命日が近いから、A先生が贔屓にしていた寿司屋へ、追悼の独り呑み。
僕は精神科医になるために医学部に入ったが、医者の国家試験は全教科がテストに出る。
大学6年の秋頃に、大学に残りたい人は、希望の医局を第3志望まで書いて学生課に提出する。
皆、たとえば、1内科・2眼科・3産婦人科、などと出す。
人気の科には人が集中するから、3つ書くことになっていたが、
僕は第1志望の精神科しか書かず、後は空欄にして出した。そういう人は珍しいらしい。
精神科の医局説明会に参加したのは、第3志望までに精神科を書いた10名前後だった。
その面接官が、A先生だった。
A先生は、一人づつの書類と顔を見比べながら、面倒くさそうに面接の義務を果たしていた。
僕の順番に来て、A先生は、「キミはなんで、精神科しか書いてないんだい?」と尋ねた。
<僕は精神科医になるために医学部に入ったからです>と答えると、
ちょっと不思議そうな顔をして、
僕の調査書に目を通すと、
急に、恐怖新聞を見たような顔になり、
「キミ、精神科以外の成績、とっても悪いよ。卒業出来るの?」と聞いた。
<僕は本番に強いのです。ここぞという時にしか力を発揮しないタイプです>と胸を張った。
すると、A先生は呆れ顔をして、
「わかった。我が医局は、キミが無事卒業し、国試に通ったら、大歓迎で迎え入れる約束をしよう。
だから、キミは医局説明会など出ずに、これから帰って、勉強しなさい」と言って、僕は医局説明会を追い返された。
僕はちょっと出遅れていただけで、昔から、やれば出来る、と言われていたし、すぐに挽回して、
卒試も国試も余裕で通った。
晴れて、僕はゴールデン・ルーキーとして、精神科に入局した。
僕はA先生の研究班とは別のグループに入ったから、あまり恩義も感じてないし、
そもそもA先生の贔屓の寿司屋に連れって貰ったこともない。
だけど、何かの縁で、僕はその寿司屋によく行くようになった。
決まって、A先生の命日のあたりには、店主からA先生の思い出話を聞く。
季節の物を少しつまみ、酒を呑んだ。
これが、松葉ガニ。↓。


虎ふぐの白子。↓。


この冬最後の大間のマグロを炙って。ニンニク醤油とワサビで。↓。


ウニの握り。↓。


ま、こんな感じで、僕は寿司屋に「おそ松さん」のネイルを自慢するタイミングを逸した。

BGM. エルヴィス・プレスリー「好きにならずにいられない」