後日談~Answer夢

24/Ⅳ.(水)2024 雨 大谷翔平6号、137m弾に「少し詰まった」と冗談も…今季2度目の2試合連続ホームラン

前回の記事の後日談。あれ以来、国試の夢はピタっと見なくなった。「ムンク」がうまくやってくれたのだろう。その代わりというか、Answer夢で、僕は歌舞伎役者のはしくれに。大舞台の演目は、同じ場面を繰り返し繰り返しリフレインして意味を持たせるシュールな謎とアクロバティックな動きを見せ場とする。

千秋楽。女座長が女主人公の着物の紐を解くと中から小さな人形が幾つも飛び出すからくりが失敗し、「もはやこれまで」となった時、僕は機転を利かせ舞台袖にあった個包装の物を手当たり次第、「♪たんたん、たぬきの〇〇〇〇は~♪」と歌い乍らホイホイとそれを客席に投げてその場をしのいだ。会場は大喜びで舞台の大御所たちも苦笑しながら認めてくれている。若い世話役のキリッとした少女が飛んできて「それはいけませぬ。それは皆さんが終演後に召しあがるお茶うけなのですよ」。これを聞きつけた「通な」客が「ほほほ、それは傑作」と扇子を広げて口元を隠して笑うのが合図になり劇場は大爆笑。僕のアドリブが許され成功したことになった。演者も皆笑ってくれている。看板女優さんだけが「たんたん、たぬきは、いただけませんよ」と厳しい目をしてお小言だがそれも含めてご愛敬だ。

目のキリッとした少女は若いのにこの一座のプロデューサーもしているのか?僕の鼻と鼻の穴をじっと眺めて「髭は生えますか?鼻毛は咲かせられますか?」と言いながら「うんうん」と勝手にうなづき、「かんすう、に興味はありませぬか?」と聞くから「函数ですか?」と答えると「いえいえ、一、二,三、四…十、廿、丗などの漢数字です」。少女は「今度、漢数字を扱った演目があり、是非、あなたにそれを」と言うから言葉をさえぎって、「あ~、そういうことですか。私は野球と数学が大好きで小さい時は自分のことを‘数’の’馬‘と書いて’数馬(すうま)‘と読ませ、星数馬(ほし・すうま=星飛雄馬の駄洒落)と名乗って野球をやってたくらいです」と言うと、大御所や後援会の「通」の客に大変ウケて、「それはいい。そのままの芸名で行こうではありませぬか」と話がトントン拍子に進んで行き、こうして私はのちの名役者・初代「星数馬(ほし・すうま)」を襲名することになったという出世話でありました。

Answer夢とは、夢で見た内容をこちらが味わい理解しようとした結果、解釈した内容やアクションを、「それで正しかったのかどうか」を夢自身が「次の夢」で答えてくれる不思議な現象。不思議だが意外とよくある。

BGM. 巨人の星オープニング「HDリマスター前後比較ムービー」


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