11月はおとなしくしてよう⑪~11月の図書&休部のおしらせ

11/ⅩⅠ.(金)2016 冷たい雨
11月の新刊を紹介しましょう。
ここでも紹介した「聲の形(こえ・の・かたち)」です。
映画を観て原作を読んでいない人は是非、読んで下さい。映画の謎が解けるかも。↓。

それに伴って、押見修造「ぼくは麻理のなか」はフィギュアケースの横の本棚に移動。↓。

そこの一番下の段に横に積んであります。↓。

前にここで紹介した「日本妖怪大全」は診察室の本棚、アグネス・ラムの横にあります。
どうしても観たい人は、声をかけて下さい。えっ?アグネス・ラムをみたい?ど…どうぞ、それも。↓。

昔、こういう記事は、「図書委員」とか「文化部」というものを作り、その人に任せていました。
アイデアは、「さくら学院」。
受付のスタッフにそれぞれ部活を作って、個性をアピールし、患者さんに親しみやすい受付にしていたのです。
僕の精神科治療のイメージは、
<精神科は、治療の道具が少ない。
人によって傷ついた人は、人によってしか癒されない。
だから、カワクリのスタッフは自分のパーソナリティーも治療の武器として大いに活用して欲しい>、です。
しかし、これには根強い反対意見があります。
前の病院で副院長をしていた友人には、
「何もトレーニングしてない人に勝手なことをされたら大変だよ。
君がそういうのを一番経験してるからよく知ってるでしょ?」
別の精神科のクリニックの院長をしてる友人は、
「受付に、話なんかさせないよ。変な事を言われたら、こっちの仕事が増えるだけじゃない?」、
とほぼ同意見。
患者さんの中からも、苦情はありました。
「受付とのコミュニケーションなんて要りませんよ。それより会計や予約をちゃんとやって欲しい」
「先生やカウンセラーに会いに来てるんだから、受付なんて誰でも一緒ですよ」
「ベラベラとずっと喋ってるのがうるさい」
「若い男の患者にばかりチヤホヤしてる」
などなど。
これらの意見はごもっともなのだが、それでも僕の主張は変わらない。
それは僕が医学部の臨床実習の時に、それは灰色の青春生活だったが、唯一、白衣を出しに行って、受け取る時の、
クリーニング屋のバイトの娘の笑顔に支えられて頑張れた恩がある。
彼女はそんなことを知らないだろうけれど、世の中ってそんな風にして回ってる面もあると思うのだ。
受付の仕事は医療の分野だ。医療の分野で大切なことは、…色々ある。
時々、「可愛い女の子」とお話したいならキャバクラへ行け、という意見も聞く。
なんとなく哀しい気分になる。
キャバクラが悪いと言っているのではない。
職業に貴賎はないし。
夢を売ったり買ったりするのも経済だし。
だけど、おべっかやお世辞はコミュニケーションに不可欠だが、それだけで済むと思うのは甘い。
どんな職種でも接客対応にはある程度、共通した王道があると思う。
それは、「ウソが少ない」ことではないかと思いたい。
下は、「俺はまだ本気出してないだけ」の③巻から、
あるキャバクラ嬢が、お客の前ではプレゼントをもらって、喜ぶ顔をして、↓、

客が帰ったら、「処分して」と冷たく言い放つ。人相が悪くなってますね。↓。

寒い日の雨より冷たいですね。
そもそも論ですが、受付に、なぞなぞ、やブログの記事を書いてもらったのは、僕が<楽したい!>という思惑でした。
しかし、それで受付の仕事が増えてしまい、特に今は受付の入れ替わりも激しく、カワクリは過渡期で大変な時だから、
受付が肝心の受付業務や医療事務がおろそかになる方が患者さんには打撃だから、今はそちらに重点を置かせて下さい。
だから、しばらくは受付の、お知らせの記事、や、なぞなぞ作成、は休部です。
下は、そんな心象風景、町並みの冷たい雨で濡れてはがれかかったポスターのような、今はもう誰も解かない、なぞなぞ。↓。

冬来たりなば春遠からじ。もうじき余裕が出来て、受付に皆さんとのコミュニケーションを任せられる日がやって来ます。
それまでもう少し待っていて下さい。僕もあきらめずにやります。
クリーニング屋のバイトの娘のおかげで今の僕があると思っているから。
BGM.ハイ・ファイ・セット「冷たい雨」


4 Replies to “11月はおとなしくしてよう⑪~11月の図書&休部のおしらせ”

  1. 受付さんとのコミュニケーションは大事です。
    それが楽しみで来てる人もいると思います。
    最近は電話をかけると名乗ってくれるので、大変助かってます。
    先生の方針は間違っていないし、受付の皆さんにも患者さんは助けられてます。
    これからも、もっとコミュニケーションをとって下さい。
    でも、それが苦手な人はそっとしてあげて下さい、宜しくお願いします!

    1. sinさん、こんばんは。
      受付と一緒に読みました。
      これからも精進しますので、よろしくお願いいたします。

  2. 川原先生、こんにちは。
    カワクリの受付の方は、いつも本当に感じが良くて、
    いやな気持ちになったことが一度もありませんでした。
    雨の日など、帰るときに気を使ってくださって、
    とてもありがたかったです。
    上でsinさんも書いてますが、受付の方にも助けられていたと感じました。
    振り返ってみて、ようやく気づくことですが。

    1. yoruさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます!
      歴代の受付もこれを読むと喜ぶと思います。
      今の受付にも、励みになるので、これからも頑張ります。
      ではまた~

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