24/Ⅶ.(水)2019 はれ 今日は空いてた。
今日はお誕生日なので、皆様のリクエストにお答えして、過去の人気記事を紹介しましょう。
リクエスト総数1票、得票数1票で以下の記事に決定しました。
2010年6月の、「追悼、T先生の思ひ出」、です。
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9/Ⅵ.(火)2010 くもり
T先生が死んだらしい。
T先生は研修医時代を内科で過ごして精神科に来たから、
キャリア的には先輩だが入局したのは僕と半年位しか違わない。
年度区切りで言うと「同期」になり、新入医局員の歓迎旅行では一緒に出し物を披露した。
その年の新人は僕らを含め5人だった。
僕以外の4人が春・夏・秋・冬の「レナウン娘」になり、
僕がSMの女王様に扮し4人をしばくというお下劣ショーだった。
観てる人は酔っ払いだから、この位で丁度いい。
レナウンとは1960年代に流行した若い女性向けの衣料品メーカーで、
「ワンサカ娘」というCMソングをBGMに使った。
当時は、音源を入手するのが難しく、レナウンに直接頼んだらテープを送ってくれた。
T先生は、♪ドライブウェイに秋が来りゃ♪の秋娘担当で、
KISSみたいに白粉で顔を真っ白にし、ピンクのポロシャツに白いスコートに白のソックス、首にスカーフを巻いた。
舞台上で、僕のムチから嬉しそうに逃げ回るT先生の笑顔を忘れない。
鬼ごっこしている子供みたいだった。
僕の研修医2年目の派遣病院で1年間一緒に過ごした。
まだ何もわからない僕には、ほぼ同期のT先生の存在が助かった。
タバコを吸う時、天井に向かって煙を垂直に吹き上げるのが癖で、インディアンの狼煙(のろし)のように見えた。
いわゆる‘ギター小僧’でたくさんのギターを蒐集していた。
高価なものもあったようでよく自慢していたが、僕はあまり関心がなかった。
仕事が終わるとナースを誘ってよく呑みに行った。
F.も一緒だった。よく遊んだ。その時の遊び仲間のセイコも死んだってね。変死だって噂。
4/Ⅵのブログで僕の「入局にあたって」という作文を紹介したが、同じ教室年報にT先生も「入局して」という文章を寄せている。
はじめは戸惑いや驚異を感じて大変だったが、いくつかの症例を経験し、知識を得て、その対応も変わってきた。
精神科医療で大切なのは他職種との連携で、その治療においては家族の関わりが重要だと感じる。
周囲の先輩方や良いスタッフに恵まれて感謝する、という趣旨のことが書いてあった。
T先生の医学的な死因はまだ聞いてないが、僕は孤独死なんじゃないかと思う。
T先生、その内、遊ぼうね。セイコも誘ってさ。
BGM. かまやつひろし「ワンサカ娘」
↑
お誕生日に、まさかの追悼記事でした。
しかし、この記事の選考理由は、しみじみとした思い出ではなく、前半の、レナウン娘、の馬鹿馬鹿しさだそうです。
そこでアルバムをひっくり返して、探してみました。
そしたら、ありました!
杉山さんに、スキャンしてもらったので、ご覧いただきましょう。
下が、レナウン娘、たち。左から、春・夏・秋・冬、です。
春は、ワンピース。
夏は、スクール水着。
秋が、T先生のテニス・ルック。
冬が、ゲレンデです。
夏の水着だけ買って、後は、病棟のナースに借りたんですよ。
どれも、キモイですね。↓。
こんな化け物は退治しないといけませんね。
そこで、SMの女王様に扮した僕が登場して、レナウン娘たちをムチでシバきます。↓。
下の写真は、レナウン娘たちが逃げ去って行く残像です。↓。
そして、ラストは、SMの女王様が、レナウン娘たちを従えて、「ワンサカ娘」を歌い踊ります。安室奈美恵とスーパーモンキーズ以前です。↓。
どうですか?
文章だけと実際に写真をみるのだと違いますか?
意外と、写真がない方が、想像力は無限なので、面白かったかもしれませんね。
エロ画像より、官能小説の方がコーフンするかのように。
人によって好みは分かれますね。
さて、最後の1枚が、なんなのかよく分りませんが、SMの女王様がマイクを持って歌っているようです。
何の曲でしょう?
それとも、プロレスチックに、レナウン娘を蹴散らした後の、マイクパフォーマンスでしょうか?
これは、多分、25-6才の頃です。
今の年の半分以下です。
まったく、若いモンの考えることは理解出来ませんね。↓。
ランジェリーは女友達がつきあってくれましたが、ムチは自分1人で買いに行きました。今のように、ネット通販とか、ドンキ、とかがないので、歌舞伎町の「大人のおもちゃ屋」に単身乗り込みました。そこで購入したムチです。本物(?)だけあって、すごい音がしますが、全然痛くないです。下が、そのムチを持って何かアピールする様子。↓。
HAPPY BIRTHDAY TO ME!
祝ってくれた、皆さん、ありがとう。
うかいさんの書いた記事の、赤と黒、や、大人買い、は写メだけを先に撮って、後から、うかいさんが文章を埋めて行くやり方で、完全に彼女が1人で仕上げた作品だ。
記事の完成度や読み物としては面白いのであるが、作中の「僕のセリフ」を読んでると、「オレは、そんなこと言わないよ」とか「そんな言い回し使わないよ」と照れると言うか、恥ずかしくなって言い訳したくなる。
でも、よく考えたら、こんな気持ちを毎回、杉山さんに味合わせていたのか、と気がついて彼女に侘びたら、杉山さんは笑いながら、「あれは劇中の人物だと割り切って読めば楽しいですよ」と寛大だった。彼女は大人だ。精神年齢、58才、と見た!
川原先生、おはようございます。
お誕生日おめでとうございました!
今日はすこぶる体調が悪いです。でも大丈夫。なんとかなります。通勤も座れたし♪
最後の写真、非公開じゃなくて大丈夫ですか?(冗談です笑)
いずみさん、こんにちは。
お誕生日、お祝いありがとう。
体調、大丈夫ですか?
無理しないようにして下さいね。
僕もそうですが、誕生日の近辺は、小さい頃からの刷り込みで(一つ年をとるから、今年の抱負は的なことを考える習慣)
アイデンティティが揺らぐ人が多いので、注意です。あっ、自分のことでした。
最後のランジェリーは、大学の時のクラスメートの女子に付き合ってもらい、伊勢丹の女性下着コーナーで買いました。
女友達と下着売り場の女性店員は知り合いみたいで、二人でノリノリで過激に試着させられました。
女の子って着せ替えごっこが好きですね。
いや、なんというか、ホロっとさせて、宴会?での出し物の披露までして、今回のは、面白い。いつもの投稿が、つまらないという意味でなく、今回のは、なかなか面白かったですね。
うちの商店街の神輿かつぎと、縁日は、どちらかというと、遅めです。ラムネを飲みたい、焼きそばを食いたい!
papaさん、こんにちは。
お褒め頂いてありがとうございます。
僕らの出し物は、最後にランジェリー姿の僕が仲間を暴力的に攻撃するという、ザ・ランナウェイズのシェリー・カーリーを彷彿とさせませんか?
ではまた~
こんにちは
わたしも看護で似たようなこと学びましたチーム医療で大切なのは医者だけでなく、患者をメインとし、コメディカルスタッフとの連携で、患者だけをメインにするのでなくそれらを取り巻く家族にもより良い医療の提供をしなさいと習いました今思うと懐かしいですここの病院は連携が素晴らしくて安心して任せられます
KAORIさん、こんばんは。
今の病院、安心して任せられて良かったです。
お手紙、ありがとう。読みましたよ。そちらのペースでやって下さいね。
KAORIさんも看護の勉強してたんですよね。その教えは、T先生が書いてたのと通じる事だったのですね。
ではまたね。
田舎の川原先生、今日は~!
先生は獅子座なんですね。私も獅子座ですわ。57才!大人ですね。
私は余興というモノの意味が分からなくて(下戸だからか)、子どもの幼稚園の謝恩会でお母さん達が「鬼のパンツ」を踊った意味が謎でした。下ネタっぽい出し物がうけるものなんですか?今、ひとつ分かりません。
エコさん、こんにちは。
令和の今は知りませんが、昭和の新人歓迎会の余興は、
先輩方に顔を覚えていただく自己紹介、
恥ずかしいところを見せることによる対価として仲間入りさせていただく通過儀礼、
立場が上の物が「伝統」と称して立場の低い物に無理難題をふっかけて喜ぶパワハラ、
の大体3つに因数分解できるのではないでしょうか?
だから裸芸や女装や下ネタが定番になるのかも。酒が入ってなきゃつらいでしょうね。
…って、自分で仮説を立て、1人で嘆いている訳ですが。
余興と言えば、昭和では結婚式の出し物でもよく見ましたね。
親戚のおじさんがここぞとばかりに披露する詩吟に辟易して、式場を走り回った記憶があります。
女友達3人組の「てんとう虫のサンバ」の合唱も懐かしいですが、これらの余興の意味合いの考察はまた別の機会に。
ではまた~
お誕生日おめでとうございます!
私と先生あまり年離れてないんですね・・・
思ったより・・
前にも聞いたはずなんですが、今回年齢聞いて改めて思いました!
sinさん、こんばんは。
そうですね。特に、年取ると、4-5才差なんて誤差みたいなモンですよ(笑)