27/Ⅲ.(金)2020 くもり 緊急事態でも、若者は街へ。渋谷で大縄跳び?
治療抵抗という言葉があって、治療が進んでゆくと、これ以上、進むのが怖いな、とか、無意識に、治療が進むのを嫌がる気持ちが湧くものです。
それがまた「意識」してないから曲者で、そういうのが気持ちや行動に出ます。
「今日は雨だからめんどくさい」とか「仏滅だから縁起悪い」とか。
そういうのを許さず、正面から向き合う為、カウンセリングでは「キャンセル料」を設定します。
これはよく「あなたのために時間をとっておいたから」と言って、こちらがわの生活保障のようにとられますが、もっと深い意味があるのです。
治療抵抗は、行動に出ることがあるから、英語で、アクティング・アウト、ということもあります。
治療というアクトから、外れるアウト、という意味ですね。
だからもっともらしい理由があっても、約束の時間に来れないとキャンセル料が生じるゆえんです。
「雨が降ってもアクティング・アウト」ということわざ(?)があるように、親戚が死んでも、電車の遅延でも、キャンセル料はとられます。
でも、ここにきての、コロナ、です。
外出自粛の要請など。これはもうしょうがないですね。「教条的に」やってる場合じゃないですね。
そう思い、今回のコロナ関連に関してはキャンセル料が発生しないことに、心理士と相談して決めました。
今朝、朝ごはんを食べるとき、小さな奇跡が起きました。生卵を割ったら、中の黄味が双子でした。
きっと神様が、
その判断でいいよ、
と評価してくれたのだと思います。
BGM.阿良々木月火「白金ディスコ」
抵抗はカウンセリングの始まりから終りまで必ずつきまといます。
患者さんは治療を求めて、そして治療に同意して、契約を交わして、構造をきちんと決めて、その手続きにのっとってにもかかわらず、それに抵抗します。
大変、矛盾してますね。
でも、その抵抗を通して患者さんの姿やあり方が見え隠れするのです。そんなカウンセリングの過程を「かくれんぼ」に比喩した人もいます。
抵抗があるから治療がうまくいかないのではないのです。
抵抗のあるところに患者さんの葛藤が隠れてて、あるいは患者さんそのものが潜んでいる訳です。
葛藤というものを意識したがらないところにこそ、その人の病理があり、患者さんの姿があるともいえるのが、抵抗です。
そんな風に考えると、患者さんが抵抗を示すのはごく自然だし、むしろそこに積極的な意味を見い出していくことがカウンセリングの醍醐味なのです。
どうも。
言ってみれば、コロナのマイナスを逆手に取り、プラスのキャンセルなしにしたわけですね。
今週のカウンセリングも、進展がありましたよ。面白かったし、進みましたね。
papaさん、こんにちは。
カウンセリング、進展があって良かったです。
今はコロナで大変ですからね。
全然話は変わりますが、オペ室のナースって例外なく美人に見えます。
手術室という不安な状況下に優しい女性が、マスクで顔を隠してるから(笑)
美人の条件は「夜目。遠目。傘の内」と言いますが、共通するのは、ボンヤリしてよく見えないということですね。
マスクも入れていいと思いますが、中々マスクが入手できないのが、現代美人事情ということでしょうか。
ではまた~
カウンセリングキャンセルしました。
コロナが怖いから不安、というのが一番ですが、他にも自分の感情に、行きたくないな、行っても意味ないかも、お金が高い…など思ってしまいます。我が儘ですか?まだ次の予約入れてません。いつ入れたら良いか分かりません。ただ、カウンセラーさんには会いたいです。会わないのは不安です。
真夏の雪だるまさん、OHA!
正直なコメントありがとう。
こういう色々な思いがないまぜになるので、「教科書的には」キャンセル料は動かさない方が良いとされてるのですが、本当に難しい。
このコメントは「カウンセリングのあり方」や「患者さんの心のうちにおこる抵抗や矛盾」を端的に表現されてるので、我々の勉強になります。
心理のメンバーと僕で、ディスカッションします。ありがとうね。
PS.カウンセリングまた来た方が良さそうですね。
ありがとうございます。
正直に書いてよかったんですね。安心しました。
カウンセリングは、また入れます。
関係ないですが、朝禁煙を決意して夕方吸いました。二本。情けないし、くそーと思ってます。
真夏の雪だるまさん、こんにちは。
正直に書いてくれて良かったです。
僕もよく二日酔いで苦しくて、朝には「もう呑まない」と言っておいて、夕方になると回復して、1杯やるなんてことありますよ。人間そんなものですね。
「朝令暮改」、これは意味が違うんだっけ??
カウンセリングのこれまでを改めて考える時間になってます。そういえばカウンセリング始める前はこんなだったなあ、とか、所々カウンセラーさんとの会話思い出したりして、落ち着いたりしてました。
朝令暮改。知らなかったので調べてみました。朝出た命令が夕方には違うから、市民にとって迷惑みたいな意味、ですよね?
あまり自分責めないようにします。
コロナは自分がうつすかもという怖さから、行けなかったですが、またカウンセリング行くので心理士さんによろしくお伝えください。今色々思い出してます。
真夏の雪だるまさん、OHA!
あまり自分を責めない~大事な事ですね。
しくじってヘマをして、皆に責められても、そういう時だからこそ、せめて自分くらいは自分の味方になってあげないとね。
カワクリは、心の味方です。安心して下さい。
心理士によろしく伝えておきますね。
はい。ありがとうございます。
心の味方って安心する言葉ですね。
真夏の雪だるまさん、こんにちは。
そう言ってくれると張り合いも出ます!!
川原先生、こんにちは。
以下非公開でお願いします。
シロクマさん、OHA!
カウンセリングは「読みきり漫画」ではなく「シリーズ物」だから、「最終回」だけに焦点を当てるのは難しくて、そこに至る伏線の回収に意味があると思います。
話は変わりますが、フーテンの寅さんが「そいつは、言っちゃおしまいよ」と言うのは、
「そんなことを言うなよ」という意味もありますが、
「そいつを言えれば、おしまい、になる」というニュアンスもあるらしく、最終回に、「そいつ」を言う意義はあるかもしれませんね。