夏だ水着だ青春だ

3/Ⅶ.(金)2020 くもり 東京都で新たに124人感染確認、2日連続100人超

一昨日のヤフーニュースで、羽鳥モーニングショーから消えた「岡田晴恵教授」 第2ステージはタレント文化人?、という記事を読んだ。
ワイドショーのコロナの話題も一段落し、アンジャッシュ渡部や、手越の独立などの芸能ニュースがトップにくるようになったからだろう。
岡田教授は、テレビ出づっぱりだったから疲れもしただろう。

ところがである。昨日の東京都の感染者数が107人で大騒ぎ。
今朝のモーニングショーに再び岡田教授が出演して解説をしていた。
巷では、新たに都が示した指標に明確な数値がないから危険水域がわかりづらいと批判する声。
しかし、「コロナがヤバイ!」という指標はこれが一番説得力がないか?
岡田教授、羽鳥モーニングショー復帰。

そうは言っても時計の針は進みます。
7月です!我らの誕生月ですよ!
世の中は梅雨やコロナだけど、気分はもう常夏です!したがって、今日のテーマは「水着」です!
若き川原達二にインパクトを与えた水着&ピンナップガール・ベスト3の発表です。

まずは、中1の頃です。東京の学校に進学した僕に、父がくれた大判の写真には、舶来の美女がビキニ姿で砂浜でポーズをとってました。
父は趣味でカメラをやってたから、そのつながりで、今後、売り出すモデルの写真を貰ってきた、と言ってくれました。
僕には4つ上の兄もいるのですが、芸能人やアイドル好きは幼少の頃から僕の専売特許なので、父もどうせなら喜ばれる方にあげようと思ったのでしょう。
そのモデルこそ、後に日本中をブームに巻き込む、アグネス・ラム、その人だったのです。
アグネス・ラムの人気はすごかったですよ。男子はみんな、クリアな下敷きに切り抜きを入れてました。「うる星やつら」の、ラムちゃんの名前の由来もこれでしょう?
下が、最近、アグネス・ラムを特集した雑誌の表紙。↓。

高校生の頃、夜のプロ野球ニュースをみるのが日課でした。そこで突然、飛び込んできたのが、ビーチで人目を気にしながら、思い切りよく、無地のグレーのトレーナーとジーパンを脱いで、青いビキニ姿になって、カメラに向って微笑むお姉さん。ミノルタ・カメラのCMの、宮崎美子も一世を風靡しました。ちょっと、おなかがぽっこりしてる所がいい!、とクラスでは評判でした。男子高校生には女子大生は憧れの的でしたよ。それがこれ

「若き川原達二にインパクトを与えた水着&ピンナップガール・ベスト3」しんがりは、石野真子、です。
こないだユーチューブで昔の歌謡曲の動画をみてたら、真子ちゃんが水着で歌を歌ってました。こういう番組って最近ないですね。
シンプルなこげ茶のワンピース水着が健康的なお色気を発していて、最近の僕のとりこで、毎晩、寝る前にこの動画をみています。あわよくば、夢で会えるかもしれないからね。

石野真子の初主演映画「九月の空」は、男子しかいない剣道部に石野真子が入部して~という話だった。あれは嫌な映画だった。
プライベートでもキス未体験の石野真子のキスシーンが映画の目玉。必然性がない。友達と観に行って、キスシーンでは友達の目を隠した。

その後、あんなことやそんなことがあって、石野真子はトップアイドルの座を捨て引退。
当時の石野真子は本当に人気があった。
アイドルに敵なし、まさにジュリーがライバルだ。
自らのデビューのきっかけとなった「スター誕生!」やNHKの「レッツゴーヤング」の司会も務めていた。
当時のレッツゴーヤングの後ろで踊るサンデーズには松田聖子がいた。
松田聖子はその後、なみいるライバル達を横綱相撲で退け80年代を象徴するアイドルになるが、もし石野真子が引退してなかったら天下取りは1,2年は遅れたのではないだろうか。
運も実力のうちか。

石野真子の最後のTV出演は「夜のヒットスタジオ」だった。
石野真子の引退のために用意されたような回で、真子がデビュー2作目にあたる拓郎作曲の「わたしの首領」(←チッ!誰のことだ?)と自らが作詞した「私のしあわせ」という歌を披露する。
司会者の井上順と芳村真理のはからいで海援隊の武田鉄也が「贈る言葉」を歌う。
泣き出す真子。
観ているこちらもつられて泣き出す。
「贈る言葉」をバックに色んな友人・知人がお花を持って駆けつける、30人くらい来た。
締めは、ドラマ「およめちゃん」で共演した森光子が、武田鉄也の歌をBGMに
「真子ちゃん、あなたは幸せになる義務があるのよ。これ、私からの贈る言葉」
という名言を残し、コマーシャル。
僕は涙が止まらなかった。
ラストのシーンでは花束を抱えて泣きながらも笑顔を作り「あ・り・が・と・う」と読唇術でしか読み取れないメッセージを送信するテレビ出演最後の石野真子の真横で本人以上に大泣きしている松田聖子が映った。
涙の降水量ランキング、1位・松田聖子、2位・僕、3位・石野真子だった。
数日は放心状態。もうテレビは見なかった。

石野真子の引退が決まってから、GOROでヌードが発表になった。
僕はかなり頭に来ていた。事務所とか、そんな雑誌を買った自分とかに。グラビアの石野真子の目は悲しげに見えた。
当時、サザンオールスターズの歌詞で「醒めた瞳の人には何もできない~」っていうのがあり、桑田に見透かされた気がした。
その後、鶴光のオールナイトニッポンで真子のメッセージが流れた。
「あれは、インチキで、あんな話は聞かされてなくって、だから、そんな女だとみんなに思われたくない…」って言っていた。
僕は結局、グラビアページをみないまま、翌日の夕方、庭の焼却炉に、石野真子のヌードを破って入れ、着火して燃やした。
グラビアの石野真子が黒い煙とともにクニャクニャによじれながら燃えて消えた。

先日、ある人物から「石野真子、好きだったでしょう?これ、どうぞ」と例の「GORO」の記事をもらった。
ある意味、お宝。30年以上の歳月を越え、解禁出来る。
しかし、あんまり気乗りしなくって、…実はまだ見れてないのです。

BGM.石野真子「ハートで勝負」


6 Replies to “夏だ水着だ青春だ”

  1. 私、自分の青春を彩る水着アイドルって、特にいないんですよ。
    いたとしても、青春という言葉を越えちゃうようなタイプなんです。
    それは・・・・・「池田ひろ子」さん! 出回っている写真は、いかにもアイドル的ですが、ある時、「週刊プレイボーイ」のグラビアに出て、その時空を超えたビキニ写真のセクシーさに、完全ノックアウトされました。
    アグネス・ラム。流行りましたね。記憶が定かじゃないですが、ビキニの水着を着て、後ろ向きにスローモーションで走りながら「カモーン」って言って振り返るCMがありました。
    今、どうしてるのかな。
    PS:この前の、ニッポン放送のイベントの案内の時、さりげなく「音楽通」と書いていただき、光栄のひとことであります。

    1. papaさん、こんにちは。

      「池田ひろ子」知りませんね。ネットで調べましたが、見覚えもないです。
      アグネス・ラムのそのCMも思い出せません。
      同じような時代を過ごしてても記憶に残る物は個人差があるんですね。
      そう言えば、アグネス・ラムの二番煎じのような人で、ステファニーっていましたね。
      アグネスより美人でしたが、日本人には童顔のアグネスの方が人気がありましたね。
      宮崎美子と斉藤慶子の関係に似てませんか?

      PS.「音楽通」と言ったのは、おべっか、ではなく「事実」だから言ったのです。

  2. 川原先生、こんばんは
    石野真子に恋をして失恋して
    虚無感を感じたのかな~て思いました。
    この後もあれこれと考えましたが
    人様の想い出に勝手に土足で上がり込む感じが自分はあまり好きじゃないので
    端的な感想にしてしまいました。

    1. ネコスッキーさん、こんばんは。

      もう30年も前の話だから、傷も癒えています。だから、どんな風に「あれこれ考えた」のか聞いてみたいです(笑)
      「石野真子に恋をして」、で思い出したのですが、高校生の頃、別の学校の女子とつき合う感じになりました。
      デートの時、「川原君は今まで誰と恋をして来たの?」と聞かれたから、「石野真子だよ」と真剣に答えたら、
      彼女はびっくりして「それは恋じゃないわ。憧れでしょ?だって芸能人よ」と僕を批判して、「恋って言うのはね~」と説教をたれるから、
      「お前なんかより、真子ちゃんの方が好きだ!お前なんかと出会わなければ良かった。この馬鹿者め!」とつい口を滑らせてしまったのでした。

  3. 川原先生、おはようございます。
    あれこれをちょっと話してみようと
    思います。「恋をする」とは言い換える
    と「興味を持つ」事なんだと思います。
    「恋をする」事は一人でもできるけど
    「恋をされる」は一人では出来ないから
    失恋だなって、石野真子が引退すると
    いうことは今までの恋を想い出にする
    事なんじゃないかと思い、先生は綺麗で大切な「想い出」を自身の心に留めた、
    ちょっと過激な表現にすると心の中で
    石野真子を独占したとも言えるのかな。

    でも、引退が決まったのに石野真子の
    意思ではない「インチキ」が発覚して
    裏切られたような怒りを感じたけど、
    桑田の歌詞から気づいて実は裏切ってしまった自身への怒りであった。でも最終的にはやっぱり綺麗で大切な「想い出」を汚される憤り。だから先生はグラビアページを見ずに焼いて捨てた。

    他人は個人の「想い出」に「そんな事で?(嘲笑)」とか「純情ボーイ!(からかい)」、「アイドルにそんな気持ち、怖い!重い!」「性的に◯✕△□みたいな(キモイ)」等の発言で汚したり壊してしまう。だから大切に心に秘められている必要があり、自分のモノとして下手に共有されたくないモノになって、心的なエネルギーに変わるのではないかと自分は勝手に思っていたりします。
    自分で書いて勝手に恥ずかしくなりました(笑)

    1. ネコスッキーさん、こんばんは。

      あーそうだったなぁ、と思いながら読みました。面白かったです!

      それで思い出したのですが、後日談。もうテレビもみない僕を心配した友人が「早く立直るには別の人を好きになることだ」とアドバイスしてくれました。
      とりあえず、コルゲントローチのCMソングを振りつきで歌っていた柏原よしえのファンに転向しました。
      柏原よしえというのも不思議な人で、はじめは可憐で昔のアイドルの歌をカバーして懐古趣味を煽ったかに見えたが、
      ちょっと目を離した隙に「よしえ」が「芳恵」になっていて、さらに油断していたらセクシー路線というか魔性の女みたいなっていて、豹変といえば豹変なのだが僕には野蛮にしか見えなかった。
      何を言いたいかというと、失恋したからといって別の人で埋め合わせようとしてもうまく行かない、という教訓でした。
      そう言えば、ひろのみや様も、柏原よしえ、のファンでしたね。

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