21/Ⅱ.(火)2023 はれ まさかの成田先生大炎上。「老人集団切腹」発言に波紋、なんで今更??
ニッポン放送では今、オールナイトニッポンの55周年記念で特番づくし。まだラジコで聞けると思いますが、中でも「小泉今日子のオールナイトニッポン」が面白かったです。キョンキョンのアイドルオタクぶりが炸裂。電話で視聴者のクリス松村ならぬデブリ松村(松村邦洋)とアイドル談義をしますが、松村が言ったあまり有名でないアイドルの曲をそらでフルコーラス歌えました。松村もビックリ。番組でかける80年代アイドルの曲のチョイスがシブイです。三田寛子の「夏の雫」とか、高橋美枝の「ひとりぽっちは嫌い」など。名曲ですがメガヒットはしていません。
そして次いでキョンキョンの口から出てきた仲良しは芳本美代子で妹みたいに可愛がってたそうでここで曲紹介、普通みっちょんなら「白いバスケットシューズ」か「プライベートレッスン」で来るはずが、サザンの曲をカバーした「海」をチョイス。これにはビックリ。まさかみっちょんがサザンをやってるとは知らなかった。結構、うまかったし。下が、みっちょん。
そんなラジオが熱い今ですが、今日こんなものが届きました。
通販です。さて中身は何だと思いますか?
正解は、パワーちゃんのTシャツです。
早速クリニックに吊るして飾ってもらいました。
背面はこうなっています。
そんな僕は土曜日に医局の仲間(先輩や後輩)と飲みました。久しぶりです。昔、うつ病の大家の先生から習ったのは「うつ病の回復期に避けるべきなのは、冠婚葬祭・同窓会・昔の友人との集まり」だそうで「共通点は、頼まれもしないのに昔の元気だった頃の自分を演じてしまう」からで二日間寝込むそうです。僕は幸い大丈夫でした。久しぶりにあった友人の一人は僕の青春時代に一緒に遊んでたやつで、彼は「吉田拓郎」が好きでした。今回のオールナイトニッポンも拓郎は担当してますが、いまいち評判がよくないですが、もう引退した人ですから、出てくれただけで感謝です。
そういう訳で今週のレコードは「吉田拓郎」です。今回は絞り切れず、8枚になりました。下が、先週の7枚。
吉田拓郎特集です。まずはこれ。
右は「広島フォーク村」のレコードで長ったらしいタイトルは「イメージの詩」の一節です。左の「唄の市」では拓郎が一曲だけ「ハイライト」という歌を歌っています。ハイライト、は長らくこのLPでしか聞けませんでしたが、僕がライブに行った時、拓郎が「ハイライト」を歌ってくれ歌い終わってからボソッと「今はマイルドセブンを吸っています」と言ったから、僕は翌日から自分の好みのタバコの銘柄を「ハイライト」から「マイルドセブン」に代えました。
続いてエレックレコード時代の2枚。
青春の詩、は日活映画「女子学園ヤバい卒業」の挿入歌として本編とは関係なく拓郎が登場して歌っているから面白いですよ。エレキバージョンなのでこのLPに収録されてるのではなくシングルバージョンですね。左の「ともだち」は初期のフォークっぽく拓郎のおしゃべりが面白いです。一方で硬派の「イメージの詩」の盛り上がりが異常です。このLPでは六文銭の及川恒平の「面影橋」もカバーしてますが、これがもう拓郎の歌になっちゃってるのがすごいです。録音では「今度は岡林にも挑戦してみようかと思っています」という挑発的な宣言も聞かれ背筋がぞくっとする迫力でした。もう勝負はついてましたが。
これもエレック時代の2枚。
「人間なんて」はライブの終わりに延々と何十分もやる定番ですがLPでは生ギターつで静かに「人間なんてララ~ラ、ラララ~ラ」と歌う短いバージョンです。「結婚しようよ」も実はここに収録されてて、シングルで大ヒットしたのはCBSソニーに移ってからですから、引っかけ問題になりますね。右の「たくろうオンステージ2」はCD化されてません。これは拓郎に無許可でエレックがレコード発売したからだそうで、後にフォーライフからエレック時代のアルバムが再発された時もこれだけは該当しませんでした。僕らの世代で唯一正規のルートで買えたのは、ミュージックカセットだけで僕はそれを聴いてました。後に所ジョージが自分の曲を全部あげるからこの曲と交換してとおねだりして拓郎から譲り受けた「恋の歌」も最初に音源されたのはここです。
CBSソニーから2枚を。
明石家さんまが「踊るさんま御殿」で「せんこ~う花火が欲しいんです」って自分の顔のついた棒をギターに見立てて「せんこう花火」を歌ってたことがあってビックリしました。ひな壇にいる誰もそれを拓郎の曲だとわかってる様子がなく誰も突っ込まなかったから。さんまのすごさってこういう時に、一人で強引に進行できちゃうところで、「すごいなぁ」と感心したのを覚えてます。「せんこう花火」は左の「元気です」のA面の2曲目です。ちなみに「元気です」という曲はここには入っていません。
右の「人生を語らず」はレコード大賞曲(森進一歌唱)の「襟裳岬」も入ってるなど話題性もメッセージ性も強い、もはやロック?てな出来栄えの名盤なのですが、A面1曲目の「ペニーレインでバーボンを」が音源化されません。一度、「人生を語らず-1」という復刻版が出ましたが、その-1が「ペニーレイン」です。この曲に差別用語「つんぼ桟敷」が使われてるからと言われてますが、ジャックスの「からっぽの世界」が許されてるのに府に落ちません。
そもそも「ペニーレイン」とは原宿のキディランドの手前の道を右に折れたところにあるバーでした。僕らは高校生の頃、よくペニーレインに行きました。店もよく入れてくれましたね。時代ですね(笑)、ペニーレインは自分が呑むために拓郎が作った店で、ビートルズの曲から命名しました。僕はそこの店のトレーナーを持っていましたが、さすがにもう捨ててしまいました。
3-4年前ですが、急にペニーレインのトレーナーが欲しくなりウロウロしてたら、もうとっくにペニーレインはつぶれてます。でもひたすら原宿を歩いていたら「ペニーレイン」というバーを違う場所にみつけ、開店準備中でしたが入って、「トレーナーないですか?」と聞いたらキョトンとされて。拓郎のペニーレインの説明をしましたが、そのバイト君はやはりキョトンだったから、そういう店の営利につながるようではと思い発売を許可しないのでは?と邪推したものです。それからしばらくしてコロナだから、その店がどうなってるのかも僕はしりません。
BGM. 山本山田「旧友再会フォーエバーヤング」