文化部通信~その伍拾伍~

こんにちは、文化部通信55弾。文化部長のスーです。

7月は川原先生のお誕生日月です。なので、改めてカワクリのポリシー?コンセプト?や先生の好きなものをマニアックに紹介してみましょう。

カワクリでは、狭い意味での病気の人だけでなく、日常の色々な悩みや相談も受けるので、なるべく病院っぽくしないで、<川原先生のお家に来る>みたいなイメージにしたそうです。精神科・心療内科のクリニックの環境は、教科書的には刺激を少なくすべきだけど、お家っぽくするためにあえて先生の好きなものを飾ったり貼ったりしているので、すごく賑やかな空間です。

カワクリの電話番号は”03-6240-7255”ですが、初めて来院された方は、”7255”の語呂合わせのように、<何ここ?>って思うかもしれません。
日常に疲れてる人が多いので、<カワクリに来た時は非日常。ここでは何を話してもいい、タブーもない、守秘義務もあるから安全だよ。でも、ここを一歩出たら日常に戻るのだからね>みたいな非言語的なメッセージも含んでいたりして。

そして無機質なものばかりだとギスギスするので、生花を飾ることにしています。
お花のチョイスは、受付の仕事です。

東京は人が多いですね。この東京砂漠、色んな人と関わって話をするのが大事だそう。その小道具として「なぞなぞ」を作って貼ってました。話すきっかけが判らない人のために、なぞなぞの答えやヒントをスタッフに聞くようにしていました。問題は毎月更新していました。これは、大岡山の「牛角」のトイレになぞなぞが貼ってあるのを先生が発見して、<これだ!>と思って取り入れたそうです。意外やなぞなそは大人の患者さんや付き添いの家族に好評でした。

しかし、コロナの影響もあり、飛沫防止のアクリルパーテーションが受付のテーブルにつき、お話しする機会も減り、なぞなぞも廃止になりました。

今回は、そんな、なぞなぞ過去作 7月ver を紹介。
(答えは記事の最後にまとめてあります)

2018年

2019年

↑の3番と同じ問題を先生も書いてました。なぞなぞに力を入れずになぞなぞの答えの擬人化に力を入れたそう。

2020年

その他も少し‥
2022年6月

2023年3月

ヒントや答えを聞く、そんなやりとりを通じてお話するのはすごく楽しかったです。自分で書いたなぞなぞですが(もちろん問題は作っておらず、東大ナゾトレから拝借してました)、時間がたつと答えって忘れちゃうもんですね。
それにしても、こんなに大量のなぞなぞはさすがに脳が疲れますね。

さてさて、続いては先生の好きなものについて‥。

今回は、先生の好きな「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」。最近映画化もされました。

デデデデのキャラクターの名前の由来が、藤子・F・不二雄キャラから来てるって知っていましたか?せっかくなので、今回は1人ずつ紹介していきます。

主人公「小山 門出」は小学校時代、「でもん」と読める名前から「デーモン」と呼ばれいじめられていました。国民的まんが「イソベやん」を溺愛。

もう一人の主人公「凰蘭」は、「はにゃにゃフワーッ!」など奇怪な言動をします。門出からは「おんたん」と呼ばれています。戦争ゲームオタク。

この二人は、ドラえもん(DORAEMONN)のアナグラム。
D ”ORA” E MON ”N” →  ”ORAN” + DEMON

「小山 ノブオ」 門出の父。漫画編集者。8.31後行方不明に。
先代ドラえもんの声優、大山のぶ代さんが名前の由来。

ここから先は、読者の方が考察していた内容をお借りします。

「大葉 圭太」 アイドルグループのメンバーだった少年。「8.31」以降行方不明になっていたが、侵略者に中身が入れ替わります。
おおばけいた → おおばけ → おばけ
という流れから、「おばけのQ太郎」?

「出元 亜衣」 門出、凰蘭たちの友人。破天荒な仲間たちを優しく見守り、5人の弟たちの面倒も見ている。癒し系。
でもとあい 最後の「い」が濁点[゛]になり「と」にくっついた考えると、
でもとあい → でもどあ → (どこ)でもどあ → どこでもドア

「平間 凛」 門出、凰蘭たちの友人。亜衣とは幼稚園からの幼馴染。無口でBL好き。
ひらまりん → ひらりまん(と) → ひらりマント

「栗原 キホ」 門出、凰蘭たちの友人。リア充を目指す女子。
くりはらきほ → く きほ → くーきほう → 空気砲

「竹本 ふたば」 石川県から上京し、門出たちと同じ大学へ進学。侵略者を擁護する団体「SHIP」で精力的に活動。
たけもとふたば → たけこぷた → タケコプター

「田井沼 マコト」 ふたばとは中学の同級生。高校卒業後に上京し、金髪ウィッグをつけて女装をしている。
マコトはカタカナ表記ですが、「真」という漢字を当ててみると
たいぬままこと → 田井沼真 → たいぬましん → タイムマシン

考察してる人って、頭がやわらかいですよね。考えが面白い!
以下↓は、共通点を見つけられなかったためキャラクター紹介のみ。

「小比類巻 健一」 門出、凰蘭たちの同級生。サブカル好きの男子。栗原キホと交際していた。

「渡良瀬」 門出たちが通っていた高校の先生。門出の想い人。

「侵略者」 母艦に乗ってやってきた。幼児くらいのサイズで、ヘルメット状の頭部を持つ宇宙人。

「ブサ犬」 ブサ犬

「中川 ひろし」 凰蘭の兄。普段は家に籠ってネット監視に励みつつニートをしている自称・名誉自宅警備員。

以上、主要キャラクター達でした。すごく濃いですよね。
デデデデは簡潔に言うと、「世界は終わると思われていたのに、日常が続いていく」というSF物語です。後半にいくにつれて少し難しいんですが、浅野いにおのポップなイラストのおかげか、するする読めてしまいます。
クリニックに全巻置いてますので、ぜひ待ち時間のお供にいかがでしょうか?
浅野いにおの作品は他にも、「MUJINA INTO THE DEEP」「零落」「おやすみプンプン」「ソラニン」「素晴らしい世界」などなど・・クリニックに置いてありますが、デデデデとは少しストーリーのテイストが違うので気になった方は試し読みしてみてください。

下は、デデデデの完全受注生産のフィギュア、映画化が決まるずっと前からありました。診察室で待っています。↓

まだまだ色々あるのですが、キリがないのでこの辺で。
以上、カワクリについて、先生のお誕生日祝いに代えて参考になれば。

おしまい。

 


なぞなぞの答え

2018年
① 侍
② 日本
③ 飛行機

2019年
① 夫
② ぼうけん(冒険)
③ ここあ

2020年
① こ
② C(またはF)
③ ウンソウ(運送)

2022年6月
① ワックス
② 1
③ ぶどう

2023年3月
① ③未来
② モノレール
③ ナッツ


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