大岡山デート~おうちデート・ヒーローいっぱい

29/Ⅹ.(火)2024 小雨 大谷翔平、先発出場!ドジャース、WS王手!!

今回も、おうちデートです。

まずは寿司屋に行って軽くつまもうか。お通しの、牡蠣。

冬らしく、白子ポン酢。

生ししゃも。普段僕らが「ししゃも」だと思って食べてるのは「カペリン」という別の魚でネーミングがうまい人が「樺太ししゃも」と付けて、うやむやにしてるそうです。味も値段も全然違います。

筋子をご飯に乗せて。

穴子握り。

ハマグリの味噌汁。

あとは、シャンパンやワインやコカ・コーラとケンタッキー・フライド・チキンとかマックのフィレオフィッシュとかミスタードーナツとかレディーボーデンのアイスクリームを買い込んで家でビデオをみよう!

という訳で今回のデートも、おうちデートシリーズで、一緒にビデオをみましょう企画第2弾です。用意したのは僕が大学生になった年の1982-1983年の主に1983年お正月辺りを中心にコレクションしたものです。あなたは生まれてないかもしれませんけど、時間旅行を一緒にしましょう。

当時はロマンポルノを卒業しテレビタレントとして成功した美保純ちゃんが人気で、明智小五郎シリーズなどの推理ドラマにも体当たりで出演してました。美保純ちゃんがレズビアンの役です。何か秘密を握りました。

警告の「黒いバラ」におびえるネグリジェ姿の美保純。

でも明智小五郎にチクろうとして殺されます。当時のサスペンスドラマは必ず女性の全裸死体が出て、それを家族団らんで見てて(一家に一台しかテレビがないから)気まずい雰囲気が流れたものです。

こういう場面のことです。美保純ちゃんのサービスショット。隠すべきところは加工して隠しておきました。

さて、続いては、1983年お正月特番の「YOU」が、教育テレビから総合テレビにやってきました。

オープニングの曲は、「YMO」の坂本龍一。

絵は、「AKIRA」の大友克洋です。

風船ガムを膨らます少女。

一枚絵ですが、動きがありますね。

テーマは「ヒーローいっぱい」です。500人の観客を会場に呼びました。

ゲストは、RCサクセション・アントニオ猪木・ビートたけし。超豪華ですね!

控室にいる猪木。

坂本龍一や美保純ちゃんも出ます。美保純、NHKにも出れるんですね、すごい!

猪木とキヨシローのツーショット。

番組の始まりです。

司会はこの3人。青島美幸は、青島幸男の娘。

今日のテーマは「ヒーロー」です。男が選ぶベスト10.

女は、歌謡バスト10と順位が似てますね。

総合だと、たけしです。「ちびまる子ちゃん」にも出て来るし人気ありましたね。少なくともこのアンケート調査では1位。

これは「YOU」に寄せられた出演依頼のハガキの束。

その中で「YOU出演依頼№1」は(ヒーローランキングでは、13位の、何故だ?)RCサクセション!

これが有名な放送禁止用語(NHKの自主規制)を歌って、歓声でその部分がかき消される曲です。正しい表記は「キモちE」です。

熱い若者たち。

舞台にかぶりつきです。

それを客席の後方から見届ける坂本龍一と美保純。

曲は2曲目に。スローバラード。

バラードなので騒いでいた客が静かに聴き入ります。泣きそうになりながら口ずさむ子もいます。

それをみつめる美保純。

RCサクセションの曲は一回終了で、メインコーナーへ、という流れで欲求不満な観客たち。

「後でまた出るから!」と怒鳴りつけたり誘導する司会者たち。

座談会に登場するのは、「ヒーローランキング1位」のビートたけし。

みんなから頭を叩かれます。

「痛ぇ~な~。RCサクセションが引っ込んだ腹いせだぜ」と、たけし。

「1位に選ばれた感想は?」に「たまたまでしょ」と謙虚なたけし。

客席から何か言われて「うるさい!ブス!」と言い返します。

そう言われて女の子たちは喜ぶんだから、たけしは人気者でしたね。

美保純ちゃんも晴れ着で登場。

たけしと同じ順路を通って舞台へ上がります。

歓声に手を振る美保純。

いや~、美保純がお正月のNHK特番に出るなんて感慨深かったです。NHKってなんだかんだ言って「アナーキー」ですね。

座談会のテーマ1,ヒーローの条件は?男女で違いがくっきりしますね。女性の2位「性格がいい」って「ペットを飼う条件」みたいですね(笑)

たけしが、女性の条件をみて、「不屈の魂を持ってて、どこか光ってて、主張が一貫してる、って、空手チョップしか使わないハゲのプロレスラーだぜ」と言って、空手チョップのポーズをします。

そこに「男性の答、かっこいい&強い」の条件を満たすアントニオ猪木が登場です。

たけしと違い猪木を叩く客はいません。

壇上からたけしが「叩け!叩いてみろ!」と客を煽ります。

猪木も登壇。

猪木とたけしのツーショット。

坂本龍一は小学生の頃「尊敬する人は、いない、と答えたら、問題児だ」と言われたそうです。さらに坂本龍一は「好きなアイドルもいなかったし、サインが欲しいと思ったこともない」とカッコいいことを言います。

すると司会の糸井重里から「さっき美保純ちゃんにサインをお願いしてたじゃん」とバラされて照れます。

たけしに「写真集も持ってる」と告げ口されて横を向きます。

さらにたけしに「写真集に3500円出してんの」って言われてへたり込みます。

たけしがとどめに放った「鼻血出してんの」に門松に頭をぶつけます。

それをみて客席から美保純が笑っています。

RCサクセションの舞台の再開です。曲は「つ・き・あ・い・た・い」。

出演者全員が舞台に上がります。

晴れ着の女子は照れてます。

チャボがたけしを引っ張ります。

コーラスに参加させます。

男はここに集まります。

そうすると、猪木が心配ですね、ボッチになってしまわないか。

そこはキヨシローが気が利きます。猪木にこっそり耳打ちをしてますね。

猪木がかがみます。

キヨシローを肩車しました。そうです、さっきキヨシローが猪木に耳打ちしてたのは、「僕を肩車して」というアドリブだったのです。

これで猪木もボッチじゃないですね。猪木の顔に笑みがこぼれます。

客席は大喜びです!

女性陣も見とれています。

ギターが猪木の顔を直撃しないように、キヨシローが自分のギターを抱え込むように固定しています。キヨシローはこういう細かいところにも気が利くロックンローラーなのです。そしてさりげないので、誰にも気づかれないところがいかにも照れ屋なキヨシローらしさですね。

ステージは大盛り上がりです!!

そこに「生活向上委員会」というホーンセクションが、こちらも肩車でやってきました。

観るものを興奮させる肩車の競演です。

満足げな猪木の横顔。

これが猪木の肩車。

みんな大満足でエンディングです!!!

さて最後はしっとりと坂本龍一のピアノソロです。

「YOU」のエンディング曲は坂本龍一の作曲です。後ろに見える、RCサクセションのステージの看板が興奮の余韻を伝えますね。

番組のエンディングは大友克洋の絵です。これがグラデーション。

これが絵です。

おしまいです。

テープはまだ続きます。サザンの桑田が同じ事務所の後輩ミュージシャンを紹介します。イリアです。

歌は、夢見るシャンソン人形、のリメイク。

ジューシー・フルーツの演奏です。

テープはさらに続きます。今度は、落語。誰だと思いますか?

進行役は高田文夫先生。若いですね。

演者は、ビートたけしです。林家彦六のマネをしています。

これから出番です。

舞台に向かう後姿にライブ感がありますね。

俳優座でやっています。

演目は「わッ道具屋だ!」。ツービートのベストセラー本「わッ毒ガスだ!」と、古典落語「道具屋」をかけたものです。

オチは、「抜けるものはないか?」「タケちゃんマンの~」。

「首が抜けます」。

次はプロレスですが、あなたは流血戦は嫌いだろうからこれは飛ばしましょう。ちなみに、試合はリック・フレアーにブルーザー・ブロディが挑戦です。

日刊アルバイトニュースのCMです。

斉藤慶子はこれで人気が出ましたね。

わずか15秒くらいです。

欽ちゃんバンドのゲストは誰だと思いますか?ヒントは、ミュージシャンです。

吉田拓郎でした。この頃は、木曜のオールナイトニッポンがビートたけしで、金曜のオールナイトニッポンが吉田拓郎でした。

拓郎の登場に喜ぶ観覧席の女子校生たち。

拓郎は欽ちゃんと一緒にマリンバ担当で、「オー・シャンゼリーゼ」を合奏します。

首をかしげながら初見で参加する拓郎。大丈夫か?

間違えたのは、欽ちゃんの方でした。

その後、ドラが出て来て、ドラを叩きながら「旅の宿」を一節、歌います。

「こんなの合わないよ~」と拓郎。ちゃんとバラエティー対応が出来ています。

客席は大喜びです。

テープは、タモリ俱楽部に続きます。

お馴染みのパンティのお尻ふりふりダンスからです。

僕らが高校生の頃には、「この中の一人は男だ」という都市伝説がありました。

その後、お尻のモデルをリニューアルするオーディション企画をみたことがあります。

しかし、その時は応募者は全員、女性でしたからやはり都市伝説ってウソなんですね。

流浪の番組・タモリ俱楽部、今回はどこへ行くのでしょう?

なんと新日本プロレスの興行先でした。

タモリ。まだ若いです。

ワールドプロレスリングの実況は、当時まだ古舘伊知郎が局アナでした。

タモリと古舘伊知郎が絡みます。

リングに上がります。

ロープの硬さをみるため、タモリが古舘伊知郎にロープに振られます。

インタビューに答える新日本プロレスの選手たち。笑っていいとも、出演経験もある、のちのドン荒川。

炎の飛龍・藤波辰巳。まだ、藤波辰爾、になる前です。

タイガーマスクの控室に。マスクを発見。正体が素顔でいるのか?

と思ったら出て来たのは、山本小鉄、というミニ・コント。

本物が登場。この頃のタイガーマスクはまだ国籍も不明ですから、「日本語を喋っています」とビックリされています。

猪木とタモリのツーショット。

試合を終えた猪木。

そこにタモリとリングドクターの姿が。こういう展開が初期のタモリ俱楽部にはありました。

このナースがタモリの運命の人…という設定です。

プロレス会場で再会して、

ドラマに入ります。名作「愛のさざなみ」。

主演はタモリ。

さっきのナースです。

この二人のメロドラマが始まります。

タモリの回想シーン。

タモリは、女医さん・看護婦・給食のおばさんなど白衣を着る職業の人が好みでした。うちの受付はこないだ制服を白衣から現代的なチャコール色のものにチェンジしたからタモリのハートは射止められないかも。

以上がビデオでした。

せっかくのデートですから美容院に行っておめかししておきますね。今回の髪色は何をテーマにしましょう?クリスマスは早いし、ハロウィンは後わずかだし、ということで「なんとなく秋っぽい色」にしました。眉毛の左右も色を変えてみます。

紫とオレンジです。

見えないところ、もみあげも左右の色を変えました。紫。

オレンジ。

髪の毛を上にあげると分かりやすいですね。

どうでしたか?「おうちデート」。ムンクと一緒に待っていますね。

BGM. 沢田研二「コバルトの季節の中で」


お父さんのための子育て支援カウンセリング

24/Ⅹ.(木)2024 暑くて曇りの天気二刀流。 ヤンキース・ジャッジ、大谷を絶賛。

長嶋茂雄と大谷翔平の二人の現役時代をみた、が最近の自慢話ですがそういう僕も大学生の頃は医学部と野球部の二刀流でした。僕は「野球は個人競技」だと思っていて、試合が終わると円陣を組んでその日の反省をひとりづつ言うのですが、僕は口にこそしませんでしたが、試合に負けても自分が4打数3安打なら満足したし、試合に勝っても自分の個人成績がふるわなかったら不機嫌でした。だから大谷がどんなにすごい記録を出しても「チームの勝利が最優先」という発言をしてるのを聞くと穴があったら入りたい気分です。そんな非の打ち所がない大谷翔平ですが一番すごいと思うのは「メンタル力」ですね。パドレスとのプレーオフで大手をかけられた時の記者会見で「もう後がないですが」と記者から質問が飛ぶと、普通なら「背水の陣でのぞみます」とか「目の前の試合に集中します」とか「悔いのないように全力を尽くします」と言うのが日本人のボキャブラリーの限界じゃないですか。(例外的に、アントニオ猪木が試合前のインタビューで「負けたら世代交代ですか?」との質問に「戦う前に負けることを考える奴があるか!」とビンタして生放送で局アナをぶっ飛ばした。これが「闘魂ビンタ」の起源である)大谷は何て答えたかと思います?「先に2勝した方が勝ちのゲームだと思っています」だって。カッコよくないですか?こんな子どもにどうやったら育つんでしょうね。

そういう僕もメンタル面では負けておらず(?)、僕の野球での売りは「ここぞという時に力を発揮する」勝負強さでした。言霊思想ってあるでしょう?いつもそう言ってると本当にそうなります。僕が自分で「俺はここぞに強い」と言うからチームメイトも「川原は勝負強い」と洗脳されてそう口にするから、その言葉が僕の耳から脳に伝わって上書き&強化されるので、すっかりその気になってしまいます。僕が「ここぞという時に力を発揮する」タイプなのは本当で、もしチャンスで打てなくても「今がここぞじゃなかったんだ」と思いますし、チームの昇格がかかった試合で打てなくても「この試合は、ここぞという試合じゃなかったのだ」と自分の判定が下ります。

それは人生全般にも広がって、僕は「ここぞという時に強い」運の持ち主だから、何かで失敗しても「今はここぞという時ではなかった」と切り替えられ、仮に人生が不幸な結末に終わったとしても、きっと僕は「今世はここぞという人生じゃなかったのだ」と来世を見据えるでしょう。どうですか?こんな子どもに育てたいですか?

まぁ、子どもにも自我がありますから親の思うように、自分の手足のように子供は育ちませんが、そうとは言え一番影響力があるのは親だと言えるでしょう。

NHKのEテレでやってる育児番組ではコロナ前は「お母さんのワンオペ大変。お父さん、手伝って」が主流でしたが、啓蒙が成功したのとコロナのステイホームでお父さんの育児参加が増えたからでしょう。番組も「両親で協力する育児」に軸が移り、最近では「こんなにやってるのに評価されない」というお父さんの苦悩を特集してました。このように、育休をとったり、積極的に育児参加するお父さんも増えていますが、お母さんに比べてお父さんは頑張ってる割に誉められにくいのがジレンマだったりしますね。

「クヴァ―ド症候群」と言ってパートナーの妊娠中に男性が「つわり」をする病気があって、そのくらい共感性の高い男性が増えています。今の世の中は「密室の育児」ではいけません。全員の大人で全員の子どもを育てる社会です。とは言え柱になるのはやっぱり親になりますね。子育ての主役は母親と思われがちですが、そんな今だからこそお父さんの育児参加のあり方(育児参加のタイミングや役割分担)をあらためて考えたいですね。

子育てには自分の受けた養育体験が「寝た子を起こす」ように影響してきます。妻や子どものために「何かをしたいけど何をしたらいいのかわからない」お父さんや、自分の過去と対峙して自分の問題を整理したいお父さんのためのカウンセリングプログラムを開発しました。1回7700円です。

BGM. ビートルズ「ヒア・カムズ・ザ・サン」


大岡山デート~おうち時間旅行

21/Ⅹ.(月)2024 寒い ドジャース、ワールドシリーズ進出!

先日、ファミマに行ったらたまたまジャンボフランクが売り切れで、「1-2分待ってくれたら作ります」と言ってくれたので出来立てを食べた。

皆さんはケチャップやマスタードはどうしてますか?

僕は最初からかけちゃう派です。

さて今回のデートは、僕のうちにおいでよ、おうちデートで、一緒にビデオをみましょう。用意したのは僕が浪人時代にコレクションした1981-1982年のものです。あなたは生まれてないかもしれませんね?時間旅行をしましょう。

まずは、柏原よしえのコロゲントローチのCM。

続いてはプロ野球ニュース。

「´81ことしの顔」から。

女子バレーボールの広瀬美代子。

とにかくレシーブがすごいです。下の場外の球を拾い上げます。

これはビートたけしがロックを歌い、応援に同じ太田プロの鶴太郎と山田邦子がステージに上がります。皆、若いですね。

勿論、漫談もやります。ジャムジャム´81、とあるから浪人中です。

日曜日の朝に「西城秀樹=兄&伊藤つかさ=妹」という設定でやってた「モーニングサラダ」のお正月特番に薬師丸ひろ子(高2)がゲスト出演した際のスリーショット。つかさちゃんは緊張してるのかすぐジュースを飲みます。

薬師丸ひろ子は「セーラー服と機関銃」の番宣です。

´81年2月の聖バレンタインデー(当時はそう呼んでいた)。女性陣から男性陣にチョコが配られます。

伊代ちゃんは真隣にいるのにキヨシローになかなかチョコを渡せません。

仕方なくキヨシローが手を出してもらいます。

「これが聖バレンタインチョコか」とでも言わんばかりにマジマジとチョコをみるキヨシロー。

この頃のRCサクセションは初の武道館公演を終えたばかりでノリにノッてましたが、まだ風呂なしアパートに住んでたはずです。キヨシロー。

ギターのチャボ。

ヒットスタジオでした。

代わって聖子ちゃん。手作りのお弁当を持って来ます。おにぎりの中味は何でしょう?皆で考えるけれど当たりません。

正解は「何も入ってない」でした。「ごめんなさい」と謝る聖子ちゃん、可愛いです。赤いスイートピーを歌うのでスイートピーのような赤い衣装にポシェットを斜め掛けしてます。後ろで歌い終わったキヨシローがリラックスしています。ってか参加していませんね(笑)

日曜のお昼のバラエティー番組。ツービートが司会で、ゲストに「シャワー」という資生堂のシャワーコロンのCMのために寄せ集められたモデルたちのユニットが出てます。

たけしは「綺麗なおねえちゃんたちを見て鼻血が出た」というギャグをやって、たのきんトリオのよっちゃんが一生懸命ツッコんでいます。

たけしはずっと鼻血を抑えるポーズ。

やり続けます。

よっちゃんも困っています。

歌紹介の時です。右端のアシスタントは笑っちゃっていますが、よく見るとたけしの隣に黄色い服を着た「相棒」ビートきよしがいるではないですか!本当に、ビートきよしは何もしませんね(笑)

シャワーの「Do Up 愛 ing」です。スカート短いですね。これが鼻血の訳ですね。

前日、15才になったばかりで夜の番組に出れるようになった、つかさちゃんがヒットスタジオに初登場。

あがってしまい歌詞が飛びます。

ひな壇の八神純子が隣の五木ひろしに「まちがえたわね」と囁くところをカメラに抜かれてしまいます。

司会の芳村真理と「のっぽのお兄さん」西城秀樹が心配して「つかさちゃん、緊張した?」とフォローします。つかさちゃんは、胸を押さえて「ハイ」。可愛いです。

これは、ピーターポール&マリー(PPM)。僕は武道館公演を観に行きました。曲は「パフ」。

「風に吹かれて」。

いつまでも仲のいい秘訣は「頭が禿げあがっても、LOVE」だそうです。テレビでそう言っていました。

RCサクセションの忌野清志郎とYMOの坂本龍一のユニット。資生堂のCMソングです。

演奏は、はにかむず、ギターはチャボです。

キヨシローがカメラに向かってアッカンベーします。

資生堂の提供だからセットとしてモデルが起用されます。

ルージュマジックしてる訳です。

82年と言えば、花の82年組、堀ちえみ「潮風の少女」。デビュー曲です。

この歌が出た頃、大学の合格が決まり、浪人生活とオサラバになります。

松本伊代の「TVの国からキラキラ」。「ドリㇷの8時だよ全員集合」から。バックは、キャプテン。

大学生活が始まった頃です。

こっちは「ザ・ベストテン」。

ニューヨークで買ったという私服で歌います。ハートにチャックが付いています。

ベストテン名物、ここから移動です。

車がついて出発です。だからステージ衣装じゃなかったのですね。

乗り込んで出発。

黒柳徹子が「お布団も積んでありましたよ」と言います。

河合奈保子は僕と誕生日が同じ7月24日生まれ。彼女のコンプレックスは「顔が日焼けしないこと」。

だから機械で日焼けさせてあげます。

当時のアイドルは夏は真っ黒で日焼け対策とかしませんでしたね。河合奈保子「夏のヒロイン」。

ダイナミックな振り付けですね。

吉田拓郎作詞作曲の「旧友再会フォーエバーヤング」を歌うのは山本山田。

元ウィークエンドの山本コータロー。

元かぐや姫の山田パンダ。

このビデオは友達が家に来たら一緒に観ながら酒を呑んでた定番で、「あれ、みせてよ」と評判のよいコレクションでした。その頃、うちに来てた仲間で今でも付き合いがあるのはわずか2-3人です。

女子も何人かいたけれど、それをずっと知ってるのがお人形の「ムンク」です。この子の名前はなくて「お人形」と呼んでいたのですがある日夢の中で「わたしはムンク」と言って自分で名乗ったからムンクにしました。

 

それではご飯にしましょう。イタリアンに久々に行きましょう。あなたはお酒が飲めないならウーロン茶で。

暖かいコーンスープ。

これはサービスでくれたイカとキュウリ?僕はキュウリは食べれないから良かったら食べて下さい。

ミートソーススパゲティ。時々、食べたくなります。

これは松茸のピザ。

Tボーンステーキ。

 

以上です。どうでしたか、大岡山デート。今回はインドアにしました。いつも言っていますが、ひとりにでも好評だったら続ける企画です。ではまた~

BGM. RCサクセション「去年の今頃」


セピア色のラブレター

19/Ⅹ.(土)2024 小雨 今日はイタリアンへ行くぞ!

 

診察室の入り口にはピカチュウがお出迎え。これをスマホのアプリ「ライカ」のセピア色モードで撮ってみましょう。

黄色くないピカチュウは寂しいですね。

この手帳は良い感じになります。

壁のシングルレコードもまぁまぁかな。

こういうのは外の景色を撮るといいかも?とスタッフにそそのかされたので、朝の出勤前に東工大へ。

こないだから医科歯科と合併して、名前が東京科学大学に変わったのでした。サイエンス・トーキョーってかっこいいですね。

桜の木の秋冬の衣装を撮影しましょう。

太い枝ですね。桜が満開だとここは綺麗にピンクになります。

暖かいから間違えて桜が咲いてないかと観察してみました。

それほど馬鹿でもないようです。

離人症の世界観ってこんな感じなのでしょう。

旧・東工大の校舎。

記念講堂の方。

ちょっと色をつけた写真も混ぜてみましょう。

駅前のマック。

大岡山北口商店街。

カワクリに着きました。

羽田さんが作った雨の日のポップ。

階段を上がると入り口です。

ライカのアプリは2週間無料トライアルですが、そのままにしておくと年間1万円くらいかかるから注意です。絞りやシャッタースピードなどを一眼レフの要領で遊べますが、元をとるのは…難しいですね。

下はコンビニでみつけた新商品。スタッフに差し入れしました。

これは、さかもと、で特注したカレー南蛮うどんに油揚げトッピング。

お店の人がビックリしてました。こんな注文はじめてみたいです。

BGM. よしだたくろう「男の子☆女の娘(灰色の世界Ⅱ)」


女子とおじさん。寿司を食う、の巻。

15/Ⅹ.(火)2024 はれ 大谷翔平の通訳ウィル・アイアトンの身長177.8㎝と意外とデカい。大谷(193㎝)の隣だから小さく見えるだけ。

元々はガストで「鬼滅の刃」とのコラボをやっていて~幾ら以上でクリアファイルをくれるって~僕はと来たら珍しく昼呑みする場所がなくて、「たまにはファミレスで呑むか」とガストへ行き、たんまりクリアファイルをゲットして、それこそ縦ても立つくらい。

それを行きつけの寿司屋の女の子が「鬼滅の刃」にハマってるというからあげたのがきっかけで、子供はそういうのを素直に喜んでくれるからこっちも嬉しくて、寿司屋に行くたびに、サンリオの「いちご新聞」のおまけとか小学生女子が喜びそうな非売品を持って行くと向こうもこっちの名前を覚えて、「センセー」と呼んでる。「鬼滅の刃」や「クロミ」をくれるセンセー(笑)。

寿司屋は馴染みでわがままをきいてくれるから先日も貸し切って友人と二人の食事会に使った。友人は二十歳前からの仲で40年以上、家族より長いつきあいだ。彼は大病して医者からも見放されて「もういつ死んでもおかしくない」という。まぁ、人間なんてみんないつ死ぬかなんてわからないのだが、そういう哲学的な意味じゃなく医学的にそう告知されてるそうで、あまり食欲もないし、誰とも会いたくないし、それはこんな痩せ細って老いぼれた姿をみせたくないというのだ。だけど僕は例外、古い友達だから二人なら呑もう、と。

彼の行きつけの寿司屋は高級店で、もうコースしかやってなくて何時と何時にスタートで同じ物を別の客と同じタイミングで食わせられ、「ちょっとこれを焼いて」とか「中トロを一切れ、小肌を一貫ちょうだい」とはいかないそうなのだ。彼はたくさんは食えないから足も遠のくって訳で。だったら俺の行きつけなら松茸とか特注出来るし、中トロだって一切れから行けるよ、っておススメで日曜に行って来ました。下が僕のボトルキープ「楽器正宗」。

岩手の松茸。

これを焼いてもらって。

そしたら「松茸はいいね!土瓶蒸しも食べたいなぁ」って食欲なかったんじゃないの?(笑)

 

友人はさらに「何か焼き物ありますか?」って店の大将に聞いて、大将も「今は秋刀魚が」と言ったら、「秋刀魚は二年食ってない」って頼んでペロリ。

今日の為に隠し玉にしてたのが「カワハギ」。

これを薄造りにして、

「カワハギは肝だね」っていうから肝ポン酢を作ってもらってそれにつけてペロリ。

余ったところは醤油焼き。

これも骨までしゃぶって、〆の握りは「中トロ」と、

小肌

「こんなにたくさん食べれて長く座っていられるとは思わなかった。やっぱ、うまいもん食わないとダメだね」って言うけど、おいおい、大事なのは「何を食うか」じゃなくて「誰と、何を食うか」だよ。今度は、ざくろ、行くか。

友人をタクシーで見送った後、寿司屋の家族で旅行に行った時に「サンリオのコーナー」があって、本当はお誕生日順に並んでるのに、「センセーのイメージで選ぶ」って誕生日は無視して「これ!」って女の子が僕に選んでくれた普段のお返しをくれ、自分には「クロミ」で僕にはお揃いの「これ」だって。

せっかくだからバッグに付けた。キティちゃん。

寿司屋の女の子が「クロミ」が好きで思い出したのだが、先日、ある女子が原宿のキディランドで「日刊オリンサ」というフリーペーパーをもらってきてくれた。ありがとう。

そこにはクロミのコラボ記事があったがこういうのは寿司屋の大将に教えると面倒なことになりそうなので教えないでおいた。だってコラボ相手が商売敵の(?)回転寿司だからね。

 

BGM. サンリオの狂気


♢❤️♠️

11/Ⅹ.(金)2024 はれ からかい上手(?)の西片さん、発売。

今日、仕事中に忙しくて同線が受付と重なり、あやうくぶつかりそうになった時のこと、とっさにそのショックで入れ替わっちゃたら大変と口をついて出たのは、ここのところ、過去の激写メ記事を再録したり、「君の名は。」の記事を書いたせいでしょう。誰かがコメントでくれてましたが、せっかくスタッフの皆で苦労して参加した寸劇なので埋もれたままにしておくのはもったいないから、「入れ替わりの激写メ・ストーリーを紹介します。丁度、「君の名は。」(2016年公開)が映画化された頃に作ったと思っていましたが、アップしたのは2019年の7月でした。記憶は曖昧ですね。それでも5年前だから初めて見る人もいるかもしれませんね、見たことある人は懐かしんで下さい。まだ、スーちゃんが文化部長(部員ゼロ)になる前で本名の「杉山さん」と呼ばれている頃です。

♢劇写メ・ストーリー「ふたり紅白~入れ替わりの日」❤️

5/Ⅶ.(金)2019 くもり 7/7から「からかい上手の髙木さん」アニメ2期スタート!

川原「嫌な天気だな」
杉山「梅雨とは全く関係ないことしませんか?」
川原「いいね。梅雨と全く関係ないこと。…何か思いつく?」
杉山「紅白歌合戦!」
川原「間違いない!」

そういう訳で、ふたり紅白、を行います。
女性が赤組、男が白組で、交互に、赤、と、白に関係するものを出し合います。

まずは、赤組の先行で、杉山さんから。
杉山「これは、クリスタルズ、のレコードです。ジャケットが赤です」。↓。

川原「ついで、白組は、ビートルズのホワイト・アルバム、の特集雑誌です」。↓。

エヴァのミネラル・ウォーター、赤はアスカです。↓。

ならば、白組は、綾波、だ。↓。

赤組の杉山さんは、赤い帽子、白組の川原は、プンプンの白いキャップ、を被ってるから目印になりますね。↓。

おや、時空間平面のものすごい揺れだ。新展開だ。↓。

テーブルの下に身を隠せ。↓。

左下に見えるのが、杉山さんの帽子、右下に見えるのが川原の靴だ。↓。

なんとか無事に避難できた。時空間の揺れもおさまったようだ。↓。

よし、出よう。↓。

ああ、ビックリしたな。↓。

あれ、何か変じゃないか?。↓。

体が入れ替わってる!帽子だけはそのままだ。皮肉な事に、ふたりを見分ける術は、帽子だけになってしまった。↓。

川原(杉山の姿)「こんな事実は誰にも言えない。これからの診察は君がやるんだ」。

杉山(川原の姿)「えっ?私には出来ません」。↓。

そんなことは言ってられない。今から特訓だ。僕が後ろに付いていてやるから。↓。

川原(杉山の姿)「そうじゃないだろう~!」。

杉山(川原の姿)「ひえ~」。↓。

川原(杉山の姿)「そこをそうしろ!」。↓。

杉山(川原の姿)「これで合ってますか?」。↓。

川原(杉山の姿)「そこはそうだ。1回言ったら覚えろ~!」。↓。

杉山(川原の姿)「そんな~、もう無理ですゥ~」。↓。

杉山(川原の姿)「ところで、センセーは会計出来ますか?」

川原(杉山の姿)「う~む、わしゃ、メカ音痴だからなぁ。困ったものよ」。↓。

杉山(川原の姿)「こうやるんです。覚えてください」。↓。

川原(杉山の姿)「君たちは、こんな難しいことをやっていたのかね」。

杉山(川原の姿)「センセーなら、本気出せば、覚えられますよ。頑張って下さい」。↓。

川原(杉山の姿)「そろそろ、こんがらがって来たかな。白い帽子が川原だ。オレは、これから、杉山、として生きて行かなければならない。覚悟を決めよう。しかし、心は、白組、だ。そこだけは譲れないから、白の中原中也、のTシャツを着よう」。↓。

杉山(川原の姿)「私もこの姿で世の中を生きなければならないわ。こんがらがってる人、赤い帽子が目印よ。でも、心は、赤組。妄想Tシャツ、赤い下着が見える、デザインを着て、赤組をアピールよ」。↓。

川原(杉山の姿)「白い寝具で一休み。これも、白組ゆえだ」。↓。

杉山(川原の姿)「赤組としては、消火器、を紹介するわ」。↓。

川原(杉山の姿)「白い、デデデデ、の二人の抱き枕を抱えて。考えてみれば、この二人は、うさぎに変わってしまったんだな。それよりは、マシかな」。↓。

杉山(川原の姿)「センセーとして生きてゆくからには、怪獣にも詳しくないと。これは、改造パンドン、よ。赤組だから赤い怪獣をチョイスしたわ」。↓。

その頃、診察室では、ゴジラに出てくる、正義のロボット・ジェットジャガーが、りかちゃんに告白だ。こりゃまた新展開だ~。↓。

ジェットジャガー、積極的だ。↓。

これは、チュウーか?チューになるのか?。↓。

ジェットジャガー、よろけた。どうした?。↓。

ジェットジャガー、失神だ。何が起きた?。↓。

「大変よ~地震よ~」。逃げ惑う一般女性(友情出演・うかい)。↓。

診察室に戻っていたふたり。目印は帽子の色。赤が杉山。白が川原。↓。

ものすごい時空間平面の揺れだ。↓。

杉山(川原の姿)「助けて~センセー!」。

川原(杉山の姿)「おっ、これはひょっとして元に戻れるチャンスかも。そもそも、時空間のひずみで入れ替わったのだから、同じ衝撃が加われば元に戻る可能性がある」。↓。

ワ~プ!

時空間平面が正常化して行くぞ。その証拠に、赤い帽子が杉山に、白い帽子が川原に修正されていくぞ。↓。

ピタッ。揺れが止まったぞ。↓。

川原(川原の姿)「杉山さん、大丈夫か?」。↓。

杉山(杉山の姿)「私たち、元に戻れたんですね?」。↓。

やった~。↓。

よかった~。↓。

なんとかなった~。↓。

こうして僕らの不思議な1日は終った。

原因は時空間平面の激しい震動だったとして、何故、僕らはこんな事件に巻き込まれたのか、何故、僕らが当事者として選ばれたのか、それは神にしかわからない。

ただ一つ言えるのは、僕らは体が入れ替わることによって、普段、普通に過ごしていた相手の仕事の大変さを知り、お互いが支え合って成り立っていることを実感した。今まで、わかってもらえると甘えていた部分を、今回の事件で相手の身になって考える思いやりを教えられたことが、神様が僕らに伝えたかった狙いだったのかもしれないな、と思った。

どうでしたか、劇写メ・シリーズ第2弾(第1弾は、カワクリ版ジャングル・クルーズ~桃太郎ぢるしのちんすこう)。男女が入れ替わるという斬新なオリジナリティも自慢です。もうじき新海誠監督の「天気の子」が上映されるのが楽しみですね。そうだ、この男女が入れ替わるアイデア、新海監督に教えてあげようかな。次回作にどうですか?って。

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❤️ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの劇写メ・ストーリー♠️

〔人類は、いつから戦い、どれくらい争ったのだろう。
判明している情報では、3400年前から今日まで、世界で戦争がなく平和だった期間はわずか268年である。
今でも各地で、人と人が対立し、争いは生まれている。もしかしたら宇宙でも行われているかもしれない。
そして、東京のとあるクリニックで、一つの争いが発生していた。
それは、人類史上、最もくだらない争いだ。〕

 

う 「赤ですよ!なんとかレンジャーの真ん中はレッドだし、ヒーローはだいたい赤じゃないですか」
川 「黒だね!ヒーローで言えばバットマンもいるよ。」
う 「とにかく赤なんです」
川 「いいや黒だ」
う 「よし、ならば戦争だ!」

 

う 「まずは赤のわたしから、勝負です!先手必勝なので」
【ウルトラマンレオ】

川 「む、かっこいいではないか。だが、黒のわしをナメるでない」
【ゼットン】

う 「く・・・過去のブログの題材になった敵ですね。でもヒーローは赤なのだ!」
【ジャンボーグナイン】

川 「むむ、円谷プロやるなぁ。それもかっこいいぞ!ではわしはお色気で勝負だ!」
【ゼットン 擬人化ver】

う 「またブログに何度も登場してる子をっっ!そんなにその子のおしりばっかり見たって、元はゼットンなんですからね。」
川 「ならば、しりとりで勝負だ!」

う 「じゃあ先生が先行でいいですよ。代わりに赤いものを書くべし!」

川 「楽勝だね~」
【てんぐ】

う 「ぷぷぷ、てんごー!だって」

う 「まぁ、いいでしょう。GOに付き合ってあげますよ」
【ゴリラ】

川 「なんか雑じゃない?」
う 「てんごーに言われたくないです」
川 「むむ、じゃあちょっと難しいやつ描いちゃお!」
【ランデブー】

う 「これは・・・追いかけっこをしてる男女・・?昭和に取り残されてますよ先生!」
川 「これが追いかけっこに見えるのかい?まだまだ君は平成だね」
う 「じゃあわたしは平成の円谷で勝負です!」
【ブースカ】

川 「なんか、」
う 「いいんです、言わないでください。」
川 「いや、そうじゃなくて。怪獣ブースカってがっつり昭和だよ?」
う 「わたしはテレ東のブースカしか知らないんです!はい次」
川 「そんなプンプンしないで、これ見て癒されて」
【からかい上手の高木さん】

川 「やっぱり好きな子は上手に描けるもんだね~」
う 「先生、」
川 「ん?」
う 「ん。です。あうと~」

川 「がびーん!」
う 「弱ってるところにとどめの一撃!くらえ!」
【大谷翔平】

川 「はは!油断禁物!倍返しだ!」
【大谷翔平 黒】

う 「ホームラン!?」
川 「甘い球はすぐ打っちゃうよ」
う 「・・・次はどうかな?」
川 「!?」
【桜木花道】

川 「ふふふふふふ」
う 「なんだその不気味な笑みは!ま、まさか・・・!」
川 「そのまさかだよ」
【桜木花道 黒】

川 「ナイスディフェンス!」
う 「この間日本人が1位指名をうけたNBAのドラフト、どこで開催されたか知ってます?」
川 「ま、まさか・・・!」
【アイラブNY】

川 「NY?知らないねそんなとこ~」

う 「そんなこと言うなら契約してあげないっ!」

川 「それなら不良になってやる!」

う 「不良はいいけど浮気はだめ」

川 「冤罪だよぅ」

う 「なんですかそのTシャツ。」
川 「最後の晩餐。あぁ、これじゃちゃんと見えないね」

う 「うわ・・ビッグバードが焼かれてる。ブラックジョークにもほどがありますよ」
川 「そう。悲しいよね。だから泣いてるの」
う 「ビッグバードの気持ちになっちゃったんですね」
川 「ううん、仲間を焼いて食べるほうの気持ち。」
う 「・・・。なんですか、この悲しい終わり方は!」
川 「いや、実はもっと悲しいことがあったんだよ」
う 「なんですか?」
川 「亡くなったんだよ、、偉大な人がさ。」
う 「あぁ、あの人ですね。わたしもすごくお世話になりました」
川 「これ着て一緒に追悼しない?」
う 「もちろん!」

川&う 「ジャニーさん、安らかに」

 

(ノックの音)
渡辺さん 「患者さんお待ちですよ~」
川&う 「はーい」
う 「撮影おつかれさまでした」

〔Tシャツを脱いだり着たりで疲れ果て、やっと開放されたうかい。
だが、この戦いがまだ前半戦だということを、この時のうかいはまだ知らない。〕

~昼食後~

う 「は~美味しかった!」
川 「くっくっくっ、油断したな!まだ戦いは終わってないんだよ」
う 「!?」
川 「黒はTシャツやフィギュアだけじゃないのだ。くらえ!」
【コーヒーゼリーパフェ】

川 「そろそろ降参する?」
う 「先生知ってますよね?わたしが負けず嫌いなこと」
川 「!?」
【いちごパフェ】

川 「ここには赤もあったのか~!!」
う 「赤は正義なのだ!ハッハッハ!わたしの勝ち~」
川 (くそう・・・あ、僕がうかいさんになれば、僕の勝ちってことか(?))
川 (食いしん坊さんはパフェに夢中。決行するなら今しかない!)

〔川原は、マッドサイエンティストだったのだ〕

川 「僕がこのコーヒーゼリーを食べると~」

う 「!?なんか変!」
川 「まだまだだぞ~!」
う 「!?!?!?う、うわ~!」
川 「はい、完成!」
【見た目うかい、中身川原】

【見た目川原、中身うかい】

う 「わたしたち・・・入れ替わってる!?」
川 「赤と黒を混ぜると何色になるか知ってる?黒になるんだよヒッヒッヒ」
う 「先生、わたしの見た目でマッドサイエンティスト感出さないでください」
川 「あ、そうか、僕は今うかいさんなのか」
う 「そうですよ、わたしが先生です。どうするんですか午後の診察」
川 「キミ、この状態を受け入れるの早くない?」
う 「あ!!もう休憩終わるので、急いで帰りましょう!」
川 「ちょっとまって、このパフェおいしい!」

う 「先生、わたしの見た目でパフェばくばく食べないでください」
川 「いや、キミの真似をしてるんだよ。さぁ、帰ろう」

う 「ちょっと先生、わたしの見た目でがに股で歩かないでください」
川 「細かいねぇほんと。キミだって僕の見た目で内股で歩いてるのに」

う 「先生、勝ちは譲るので元に戻して下さい」
川 「戻し方わからないんだ」
う 「またコーヒーゼリー食べればいいんじゃないですか?」
川 「お腹いっぱいだよ。ぶつかってみるとか?」
う 「典型的ですね」
川 「あ、じゃあ二人でスキップしながら帰ろっか」

 

〔この後のことは記録には残っていない。戻ったのか、このままなのか。
どちらにしても、この二人の戦いはまだまだ続きそうだ。
ただこの二人が一体何を争っていたのかは明かされていない。〕

 

※この物語はフィクションです

うかいさんのあとがき:この記事を書いたのはわたしですが、先生が「オレはこんなこと言わない」と言っていました。キャラ設定は大事です。
ここでは、カワクリなりのジャニーさんの追悼をしていますね。
そして撮影裏話ですが、後半の戦いでパフェを食べるためにお昼は珈琲館へ。
撮影は徳田さんに協力していただきました。
その場で着替えたり撮ったり、ものすごく忙しくて、パフェを食べる時間に余裕がなかったのは本当です。
最後に歩いて帰るとき、男性の歩き方ができなくて、先生に演技指導をしてもらったいい思い出です。

BGM.  岩崎良美「赤と黒」


ひとを見た目で判断するな?!

10/Ⅹ.(木)2024 くもり 今月号の「いちご新聞」の付録はStrawberry♡クリアケース全5種

少し慣れてきた患者さんから「どうしてアニメがこんなに貼ってあるんですか?」と聞かれる。あまりに共通した多い質問なので答えておくと、カワクリ開業当時は、平成19年(2007年)、まだ子供がアニメばかりみてると「将来、犯罪者になるんじゃないか?」と心配してくる親がいた。きっと某・凶悪事件の影響なのだろう。オタクもそんなに市民権がなかったし。うちは「思春期相談」という看板もあるからそういう相談が本当に多くて、「だったらいっそ態度で示そう」とクリニックの壁をアニメのポスターで埋めたのです。秋葉原や中野で販促用のポスターを主に入手しました。

その他に多い質問は「センセーは、何故そんな髪色をしてるのですか?いつからですか?」という異彩なファッション感覚についての素朴な疑問。それも同様で、開業当時の思春期相談で多かったのが「娘(息子)が金髪(茶髪)にした。不良になるのでは?」というもので、さすがに昭和ならともかく髪色で何かを主張する人など流行らないだろうと思ったものでそれも「態度で示そう」と僕が髪色を赤や青にして。「子供の金髪」を心配する親御さんの悩みを聞きながら赤や青の髪で「それはご心配ですね」と答えると「あっ、出直して来ます」って帰って行った。

ひとを見た目で判断するな、と言う人がいるが、初対面では第1印象は「見た目で判断」するしかない。問題は「見た目で判断」するかどうかではなく、「判断の仕方や中身」なのだと思う。髪色、金髪=不良、というのはあまりにお粗末な連想ではないか。それを変えるには金髪でも大丈夫な人が増えることで、僕はそっち側の分母に入って偏見を薄めようと思ったのです。

その頃、僕は東京都の教育委員会の相談や都立高の校医もしてたので、都の職員と会うことも多かったのです。ある日のこと、町田の高校に行く予定がありまして、約束より少し早く着いたので、町田のヴィレッジ・ヴァンガードで時間を潰すことにしました。その時、レジの付近にミニ・ライターをいれるケースのようなものが飾られていて、僕は、丁度、その日、「印鑑を持参して下さい。シャチハタでも可」と言われていたので、シャチハタを握って持っていました。何の気なしに、そのシャチハタを「ラット・フィンク」に突っ込んでみました。そしたら抜けなくなっちゃって、店員にもやってもらったが、どうにもこうにも抜けなくって仕方なくそのまま買い取ることになりまして、それが、コレ↓。今でも、毎日の診療で使っている奴です。


それで、学校に着くと、教育委員会の人が2人と高校の校長先生と保健室の先生がいて、僕はその頃髪の毛が緑だったので、一瞬、皆は驚いた表情をしたけど、そこは向こうも大人だから平静を装って、それでしばらく話をしてたら、人の外見なんて5分もすれば慣れちゃうもので、「いい先生に来てもらって良かった」なんて話が丸く収まって、最後に「ここに印鑑をいただけますか?」と書類が出されたから、コレを出したら再び、たいそう皆、驚いた…というお話です。

※ラットフィンクは、ミッキーマウスのお父さんという設定の、ディズニー非公認のキャラクターです。最近、中野「まんだらけ」で買い取り強化中だったから、今ならビックリされないかな?

BGM. 淳子&百恵「渚のシンドバット」


受付の知られてない他の仕事

9/Ⅹ.(水)2024 雨のウエンズデー ジョン・レノンの誕生日

こう雨が続くと憂鬱になります。小学生時代の猪木なら学校を休んでいましたね。そんな僕はジャンバーを着て来ました。

でも気圧とセロトニンにやられて、グターっとします。

袖に般若心境をあつらえたスカジャンはジョン・レノンが死ぬ前にインタビューで着用したもののレプリカです。カメラはライカ、カメラマン・受付の渡辺さん。

 

今回お届けするのは「劇写メ・ストーリー」二本立てです。まだ受付に羽田さんが加入する前でうかいさんがいる頃の作品です。文章もうかいさんが書いてくれています。今なんの明るいニュースもない時代なので懐かしさも手伝い再録しますね。タイトル→うかいさん解説→本文記事→クレジットの順です。2話あります。見たことある人もない人も、5年ぶりの蔵出しなのでお楽しみください。

 

柿と、貧乏と、文房具

これは、受付が気に入ってる作品です。
お口のケアの【炭】で毎回笑ってしまいます。
でもなんだか可哀想な物語で、少し胸糞悪くもあります。
だからなのか、コメントはありませんでした。

あるところに、お嬢様学校に通う、貧乏な女の子がいました。
その子はとても秀才なため、特待生でそこの学校に入りました。
ですが、そこの学校に通う子は、自分以外、全員裕福です。
その子はひたすらに貧乏なので、お友達との様々な違いに、日々悩んでいました。

裕福な友達1「今日のわたしのおやつは、広島のもみじまんじゅう」

裕福な友達2「わたしは、プラハに売ってたチョコレート」

貧乏な女の子「いいなぁ。二つとも食べた事がないや。
わたしは、お母さんが勤めてるクリニックからもらってきた、ミルクと砂糖」

さっそく食べ始めようとした3人ですが、ここは学校の中庭。
手洗い場がありません。
でも女の子なので、用意周到です。

裕福な友達1「わたしの今日のお手拭は、三ツ星フレンチでも使ってる、これよ」

裕福な友達2「わたしは、ファーストクラスでも使われてる、これよ」

貧乏な女の子「二人とも可愛いの持ってるね。
わたしは、バイト先でお客さんが使わなかった、これ」

無事、おやつを食べ終わりました。
その後は、さすが女の子、お口のケアもかかせません。

裕福な友達1「やっぱりこれよね」

裕福な友達2「わたしはそれの新作よ」

貧乏な女の子「美味しいの?やっぱりにおいケアといえばこれよね!炭!」

裕福な友達1「おやつの時間はあっという間ね。今何時かしら?とけいで確認しましょう」

裕福な友達2「とけい、とけい、あ、あったわ。あら、もうこんな時間」

貧乏な女の子「わたしの、けいと、は時間がわからないんだ」

裕福な友達1「残った時間でシール交換しましょうよ。昨日買ってもらったの」

裕福な友達2「わたしはイギリスで買ったものよ」

貧乏な女の子「キラキラしてて綺麗だね。
わたしは手作りなんだけど、これでいいかな?」

シール交換を無事に終えた3人は、授業に戻っていきました。
次の授業は美術です。

裕福な友達1「わたしは、フランスの画家が使っているものと同じキャンバスとペンを使うわ」

裕福な友達2「わたしは世界に3つしかないキャンバスとペンを使ってみるわ」

貧乏な女の子「二人とも素敵な文房具だね。
わたしはそんな高級品持ってないから、これを使うよ」

貧乏な女の子「あはは。これじゃ、ぜんぜんかけないや…。
わたしのは文房具じゃなくて、びんぼうぐだよ…。」

女の子は、どうしてこうも違うのかと、嘆き悲しみました。
「わたしは、まともにかけるペンすら買えない」
一本のえんぴつを、小指ほどの長さになっても、大事に大事に使っていた女の子にとって、カラーペンなんて夢のまた夢でした。
そして、いいものを使っているお友達と、それを持つことすら出来ない自分を恨みました。

とうとう貧乏な女の子は、いけないことをしてしまいました。

同級生のロッカーからカラーペンを(ペン立てごと)盗んでしまうのです。

 

数日後、女の子は先生から呼び出されました。
先生の後姿は、とても意味深です。

「な、なにかご用でしょうか?」
女の子は、怯えながら聞きました。

とてもこわいかおです。
でも、先生は何も言いません。
何も言わず、手を前にかざしています。

『先生は怒っているんだ。わたしが人の物を盗んでしまったから』
女の子はそう気付きました。
そして、盗んだものを先生の前に置きました。

女の子は言いました。「先生、すみません。
わたしは同級生のロッカーからこれを盗みました。
どんな罰でもうけます。」

先生は女の子に聞きました。
「なんでこれを盗んだの?」
女の子は正直に答えました。
「わたしが持っている文房具じゃ、満足に絵も描けないからです。
でも、新しい文房具を買うお金はなくて。」

先生は数回うなずいたあと、女の子に言いました。
「手を出してごらん」

「これは、とっても美味しい柿だよ。これを君にあげる」
女の子は混乱して、聞きました。
「先生、なぜですか?わたしは悪いことをしたのに、なぜ美味しい柿をもらえるのですか?」

先生は一呼吸置いて、こう言いました。
「その柿で、【カキカキ】しなさい。
よし!踊ろう!」

このお話が、有名な不良更生プログラム「柿踊り」の起源である。

 

※今回の記事のクレジット。
記事執筆・うかい。
原作・有島武郎「一房の葡萄」。
原案・川原&うかい。
絵コンテ・うかい。
撮影・川原&うかい&杉山&渡辺。
小道具・川原私物&患者さんからの贈り物。
フリスク・ナースの塚田さん私物を拝借(無断)。

貧乏な女の子役・渡辺(初主演)。
裕福な友人1・杉山。
裕福な友人2・うかい。
先生・川原。
貧乏な女の子がペンを盗んだ引き出し・スモーク君(ピローヌ)。

 

柿と、クマと、ウィリアム・テル

これは受付三人がそれぞれ役を与えられた最初の作品です。
先生の作る物語がどんどん凝っていってますよね。
撮影秘話は言うまでもなく、外で傘持って踊ったことです。
色んな人に見られ、蔑まれ、笑われました。
なので最後の写真は、【踊っている】というより、【戸惑っている】が正解ですね。

夏の蒸し暑さから一転、
朝晩の冷えと、乾燥に怯える季節となりました。

「クマはいいな。冬眠できるから。」
人間は呑気に言いますが、野生で生きていくのは過酷なのです。
山にある、あらゆる木の実などを食べまくり、冬眠に備えるのですが、
不作の年などは食べるものがないのです。
そうなると、どうなるでしょう?
そうです、人里におりてきてしまうのです。

この二匹のクマも例に漏れず、食べ物を調達しに人里へおり、
とても美味しそうな柿を盗もうとしたのでした。

↓柿を盗むクマ↓

作物を盗まれた人間様はお怒りです。
クマを駆除しろと、村長は無慈悲な決断をします。

↓村長(フラミンゴ)と駆除されそうなクマ2頭↓↓

そこへ現れたのは、英雄【ウィリアム・テル】。
彼は「駆除なんてさせない!」とクマを庇いました。

↓村長と対峙しているヒョウ柄のウィリアム・テル↓


すると村長は言いました。
「ならば賭けをしよう。おぬしの持ってるその銃で、柿を撃てるか?」
ウィリアム・テルは首を縦に振りました。
すると村長は、不適な笑みを浮かべながらこう言いました。
「その柿が、息子の頭の上に置いてあってもか?」

↓柿を頭の上に乗せられている息子↓

苦虫を噛み潰したような顔をするウィリアム・テル。
迷いに迷っていると、息子は一言
「ダッドを信じるよ」

ウィリアム・テルは柿を仕留めると約束をし、息子に銃を向けました。

息子は目を閉じて、歯を食いしばります。
その場にいた全員に緊張が走り、どこからかツバを飲み込む音が聞こえてきました。
ウィリアム・テルは狙いを定め、引き金をひきました。
その時、

バッ!とひらいたのは、傘。
ウィリアム・テルが持っていたのは、最初から銃ではなく、傘だったのです。

息子は安堵の涙を浮かべ、クマと村長はあっけにとられていました。
さっきまでご立腹だった村長は、みるみるうちに目尻がさがり、こう言いました。
「いやいや、こりゃ一本とられた!祭りじゃ!祝いじゃ!みな踊れ!(?)」

ウィリアム・テルと息子は、柿と傘を持って踊りました。

クマも一緒に踊り出します。

村長も一緒に踊り出します。

村の外でも踊ります。

この踊りは、一晩中続きました。
後にこの物語は、「大岡山名物、傘踊り」として、語り継がれましたとさ。

おしまい、おしまい。

※今回の記事のクレジット。
記事執筆・うかい。
原案・川原&うかい。
絵コンテ・うかい。
撮影・川原&うかい&杉山&渡辺。徳田(屋外担当)。
衣装&傘提供・川原&カワクリ備品。

ウイリアム・テル役・うかい。
その息子・杉山。
熊1・川原。
熊2・渡辺。
村長・フラミンゴ(カワクリ備品)。
村長の黒子・川原(二役)。

以上です。

今日は冷たい雨ですね。雨の日の看板につけるイラストが色あせたので交換しました。

今度のは、「ルックバック」の名シーンをオマージュしています。川原&羽田さんのアイデアで、作成は羽田さんです。

イラスト部分をクローズアップ。

これを見たら雨の日も少しウキウキしないですかね?

BGM. ジョン・レノン「ウーマン」


心理部門「エスパー専門外来」

8/Ⅹ.(火)2024 雨でちょっぴり憂鬱 地球平面論者(フラットアーサ―)が増えてるらしい。

先週号の「FRIday」に磯山さやかが出てる。

2025年のカレンダーから3枚の写真を特別にみせてくれている。

先週の金曜ビバリーは、高田文夫・松村邦洋・磯山さやかで、磯山さやかのカレンダーの話題でひとしきり盛り上がった。松村邦洋は「磯山ちゃんの足の裏がいいね」とラジオで言ってたけどどれかな?と思ってたらこれですね。

足の裏が好きな人のためにクローズアップ。

 

ひとしきり磯山さやかのカレンダーで盛り上がりましたね。さて、前回の記事は「川原がエスパー魔美に救われた」という記事でしたが、今回はそのお礼をしたい。つまり、エスパーの相談を受けようという外来の新設です。

昔、12チャンネルの朝に、「おはようスタジオ」という新人アイドルの出る番組があって、そこにゲスト出演する新人アイドルは新曲情報などを「たぬきインタビュー」というコーナーで紹介してもらうのですが、「たぬきインタビュー」とは文字通り、質問の答えから「た」を抜いて答えねばならず、失敗して、「た」と言ってしまうと顔にタヌキの絵のシールを貼られて行くという罰ゲームが見所でした。皆、最初こそ警戒するのですが、インタビューが進むに連れ、ついつい1つ2つ「た」と言ってしまいそこが愛嬌なのですが、僕が今尚、忘れられないのは原田知世で、原田知世はショッパナから、「た」の字を連発して、インタビュー半ばにして、タヌキシールで顔が見えなくなっていました。途中からチャンネルをつけたら誰だか判らないです。今なら放送事故です。そんな原田知世が「時をかける少女」で映画デビューした時のキャッチフレーズが「恋の予感のジュブナイル」でした。僕は当時、受験生でしたが、「ジュブナイル」という単語を知らなくて辞書を引きましたよ。「10代」って意味でした。

ジュブナイルといえば、過去のジュブナイル作品にリスペクトをはかった「君の名は。」を思い出します。さすがにまだ観てない人はもう見ないと思うので多少ネタバレしますが、僕の印象的だったシーンを話します。主人公の少女が巫女さんで、口噛み酒、を造る儀式です。口噛み酒、とは、神様に奉納する神聖なお酒のことで、少女がお米をよく噛んで、液体状になったら吐き出すのです。当時の受付の大平さんと一緒にお昼を食べに行った時、「君の名は。」を観て泣いた、と言ったら「どこでですか?」と聞かれたから、「口噛み酒」と答えたら、ドン引きされました。↓。


主人公の少女は、この儀式を同級生にみられるのを嫌がっいてましたが、おませな妹が、励ましのように、「いっそ、生写真とメイキング映像もつけて、口噛み酒、を売り出せば良い」と発言してました。僕は、「商品化したら買おう」と一瞬、思いましたが、昔、ブルセラというのが社会問題になっていた頃、摘発された店主(おっさん)が、女子高生の「つば」、と偽って、自分の唾液を売っていたというニュースを思い出し、産地を見極める、とか、食の安全、ということにあらためて思いをめぐらせたものでした。↓。

この映画は、我々の世代には受けると思いました。それは、大林宣彦の尾道三部作のジュブナイル映画を彷彿させ、監督のちょっとした洒落っ気なのですかね?、ちょっとオマージュしてる場面もあってニヤニヤします。「ある!ない!」と自分のオッパイをもんだり、上半身裸で姿見に映るのは、「転校生」の小林聡美ですね。↓。

小林聡美は念のため、「下」も確認します。「ない!」。↓。


小林聡美は「転校生」の冒頭で大胆にもオッパイを見せましたが、「君の名は。」では光の加減で隠していました。これは映倫とか都条例とかの影響ですかね?コミケ関係でも、結構、問題になってましたね。「女子高生はヤバイから、女子校生にしよう」とか。つまり、女子高生は18歳以下でアウトだけど、女子校生なら専門学生とか短大も含むからOKみたいな、議論を聞いたことがあります。↓。

原田知世の「時をかける少女」のエッセンスもありました。「君の名は。」でも、タイムトラベルは重要なテーマですからね。原田知世の「時をかける少女」では、未来人・深町くん、が未来へ帰る時に、原田知世の質問に答えてこう言います。「時は過ぎるのではなく、やってくるものだ。だから、また会える。でも、その時、2人とも記憶はないんだ」と。それに答えて、原田知世は「また会えるの?私にはわかるわ」と本来なら絶対的な力を持つ「時間」に対して、私は忘れない、というピュアで強い意志の力のみで抗おうとする決意表明をします。↓。


この時に、意味は判りませんが、深町くんは、原田知世のほっぺに墨のようなもので、まるで落書きのようにします。上の写真の、原田知世の画面左側のほっぺが黒いのはそのせいです。「君の名は。」でも、ほっぺに落書き、はコミカルなシーンとして登場してますね。↓。


顔に落書きと言えば、劇場版「涼宮ハルヒの消失」の終盤でも、キョンが意識を失い入院してる時、「団長の責任」として、病室の床に寝袋で泊まり込んでいたハルヒが、意識を回復してキョンに起こされた時に発したセリフが「私の顔にイタズラ書きとかしてないでしょうね」というツンデレで、キョンも「したかったけどな」と返しています。こちらは、コミック9巻から。↓。



「涼宮ハルヒの憂鬱」でも、「時をかける少女」や「なぞの転校生」などには敬意を払っていますから、これらのテーマは世代を越えて青春には鉄板で、寝顔に落書きはラブコメの王道なのかもしれませんね。あっ、すみません。話が、「涼宮ハルヒの憂鬱」になってしまいました。
「君の名は。」で、大林宣彦の映画を連想した話に戻します。「時をかける少女」のラストの方で、大きくなった原田知世は、大学の薬学部に勤めていて、図書をいっぱい抱えて廊下を歩いていると、大人になった深町くんらしき人とぶつかって道を聞かれます。道を教えて、別方向に歩いて行くのですが、お互い記憶がないけれど、何かを感じたのでしょうね、まずは、深町くんが振り返って、原田知世は気づかずです。↓。


そして、深町くんが歩いて行くと、今度は原田知世が振り返りその背中を見送ってすれ違いのまま…。↓。


これは「君の名は。」では、歩道橋の上みたいなところで、よく似たすれ違いのシーンがみれました。↓。


「時をかける少女」は、原田知世と深町くんの二人の強い意志が運命を手繰り寄せる予感をさせて終ります。何年も心に引っ掛かっていた、青春の忘れ物の続編を、映画「君の名は。」で、みせてくれたような気がしました。

ジュブナイル作品にはエスパーものが多いです。そういうエスパーものを見てていつも思うのは、我々・精神科医への「世間の偏見」と「あるべき役割」です。こういうエスパーものは、決まって、ある日突然、主人公が超能力に目覚め、最初は「自分が狂ってしまったのでは?」と不安になり、やがて本当に超能力があるらしいと納得すると、今度は「自分の存在理由は何なのか?」と悩み、そして同様の仲間が集まり、共通の目的のため(敵を倒す、とか)に活躍します。中には、自分がおかしくなったと思う始めの段階で、精神科やカウンセリングをたずねる場合もあります。しかし、決まって、精神科医やカウンセラーは、「ノイローゼですね」とか「薬を出しておきましょう」としか言わず、役に立ちません。エスパー達への、社会の「無理解」の象徴として描かれているのが精神科医で、偏見ですね。

ある日、突然に超能力に目覚めたら、自分はおかしくなった?と思うのは当然であり、そういう人が精神科やカウンセリングを訪れる可能性はあります。そんな時、僕らはどうしたらいいのだろう?と常に考えます。
彼らの身に起きたことを、「常識」という物差しだけで判断せずに耳を傾け、不安や悩みや孤独感で押し潰れそうな心を支え、いつしか時が来れば、仲間や目的が見つかり活躍する、という希望を信じて、「その時まで」寄り添うことですね。不安な彼らが、「あそこに行けば、いてくれる」と思えるような「定点」になることだ。「わたしはここにいる」。固定観念に囚われない「非常識」さと、人としての誠実さが必要条件で、それから自分が病気をしない健康管理も大切だ。でも、実はこれは、普段の診療やカウンセリングでも同じなのです。心理部門もエスパー対応OKです。僕はと来たら、怪我に用心して、200歳まで生きよう。

BGM.  忌野清志郎「Baby何もかも」


大岡山デート~エスパー魔美は川原を救えたのか?

7/Ⅹ.(月)2024 はれ 中川翔子、原発不明がん公表の山田五郎氏へエール「絶対ミラクル起きるから」

10月になり夏も終わりですね。メチャクチャ暑かったあの酷暑が懐かしくさえなります。夏に終わりを告げ秋の気配を感じる、人生に例えるなら「夏」は「青春」、「秋」は「悩める青年の苦悩」、そんな季節の移り変わりの中の僕の姿を写真に切り取ってもらいました。カメラはライカ、場所はそば縁「さかもと」、カメラマン・心理の松井さん、ポージング指導・心理の徳田さん、ポロシャツの柄はローリングストーンズのブライアンジョーンズ。↓。

ブライアンジョーンズのマネをしてタバコを吸うポーズ。お箸で。

頬杖をついて秋の哀愁を。松井さんチョイスバージョン。

頬杖をついて秋の哀愁を。徳田さんチョイスバージョン。

ランチのオーダーも夏の終わりを意識して、「ぶっかけうどん」にしてみました。もうすぐ秋が来てメニューが「鍋焼きうどん」グループに変わるから、食べ納め。

サイドメニューは鶏の唐揚げ。

サイドメニュー、シウマイ。3人分。

しかし、「ぶっかけうどん」のトッピングが、とろろ、めかぶ、山芋とツルツル滑るものばかりで、右手が腱鞘炎気味なのでうまくお箸でうどんを掴めないのです。そこで、こんなものをお店の人にリクエスト。

フォークとスプーンです。僕はまるでイタリアの子どものように、スパゲティーを食べる要領でスプーンの上でうどんをクルクルとフォークで巻いて平らげました。

お蕎麦イタリアン風で初めてみましたが、今回のデートは川原暗黒時代を照らしてくれたマンガ&アニメ「エスパー魔美」の紹介です。

 

ちょっと前に何かで見た藤子・F・不二雄の人気ランキングでは、1位がドラえもん、2位がキテレツ、3位がパーマン、4位がエスパー魔美でした。藤子・F・不二雄作品にはファンサービスとして、異色なコラボレーションがチラッとあるから嬉しいです。たとえば、ドラえもんの24巻に、星野スミレ、が女優役で登場します。↓。


星野スミレ、とはパーマン3号の正体の名前で、将来の夢が大女優、つまり、ドラえもんの中では夢がかなった、ことになっていますね。星野スミレは熱愛報道でマスコミに追い回されますが、それはガセネタ。星野スミレには意中の人がいました。のび太は、星野スミレが落としたロケットを拾ってあげます。↓。


そのロケットの中の写真は、どうみても、パーマン1号の、みつ夫、の少年時代の顔です。↓。


ちなみに、みつ夫の本名は、須羽満夫。スーパーマンのモジり、です。下が、パーマン1号のプロフィール。「藤子不二雄ファンクラブ月刊UTOPIA創刊号(昭和57年7月31日発行)」から。↓。


星野スミレは「その人は会えないくらい遠くにいるの」と言い、それに対して、のび太は生意気な口をたたきます。のび太のくせに。↓。


これは、パーマンの最終回で、みつ夫が日本のパーマンの代表として「スーパー星」へ留学したことを暗示しています。判る人だけ判る、のが、マニアックな心をくすぐるのです。下は、単行本未収録「帰ってきたパーマン」より、パーマン1号が遠い国にいる証拠。↓。


僕の年代には、星野スミレ、が憧れのヒロインという人が多く、「結婚相手は、星野スミレ、という名前の人にしたい」と言ってたひとが何人かいました。あまり知られていないことですが、初期設定では星野スミレ、は芸名で、本名は鈴木伸子、です。下が、パーマン3号の紹介。出典は、1号と同じ。↓。

僕の青春の後半はバブル期だったのですが、僕は医学部の高学年だったので、病棟実習や試験勉強に追い回され、バブル期など実感したことは1度もありません。その頃の僕の唯一と言って良い娯楽が、早く帰れた金曜日にTVでみるアニメ「エスパー魔美」で、それだけが心の安寧でした。↓。


そんな思い入れのせいで、今でも、エスパー魔美は好きです。DVD・BOXも持っています。下が、クリニックの、エスパー魔美コーナー。↓。


上の右はエスパー魔美が、テレポーテーションする時に使う、仁丹の入った道具です。クラスメートの高畑君が作ってくれました。下のように自分に向けるとその衝撃波でエネルギー変換されるのです。↓。

エスパー魔美のお父さんは画家で、そのバイトで魔美はヌード・モデルをやってる描写が時々あります。

ドラえもんの、静香ちゃんの入浴シーンがNGな時代ですから、エスパー魔美は中学生だからオールヌードは放送禁止ですかね?それとも芸術だからセーフでしょうか?。静香・魔美の順番で↓。

そんなエスパー魔美、でも、藤子不二雄の他作品とのコラボがあります。僕はタイトルを「かまいたち」と呼んでいますが、正式には、マンガでは「ウソ×ウソ=?」で、↓。

TVアニメでは「ウソ×ウソ=パニック」といいます。↓。

この回は、魔美がついたちょっとした嘘が発展して大騒動になるというドタバタです。ここで、嘘を拡散させる重要なマッチポンプの役割をするのが、ご近所の「細矢さん」です。僕の知ってる限り、細矢さんの初出作品は、「旧・オバQ」です。細矢だから、放送屋、というあだ名のおしゃべりおばさんです。てんとうむしコミックスの「オバケのQ太郎」5巻の「放送屋だまれ」に主役として出てきます。↓。


放送屋が、ははあん、と言ったら注意です。↓。


エスパー魔美でも、かまいたち、を発見するのは、細矢さんです。↓。


そして、町中にいいふらして、尾ひれがついて学校でも大騒ぎ。↓。


ここから、ドラえもん、とのコラボがみられます。街角で、スネ夫が都市伝説を言いふらす場面に魔美が通りかかります。スネ夫が話してる相手は、のび太&しずかちゃん&ドラえもん(の後姿)です。↓。


アニメ版の「かまいたち」では、ドラえもんの代わりに、ジャイアンがいます。↓。

その代わり、アニメ版の「かまいたち」では、魔美が道を歩くシーンで、一瞬、空をタケコプターで飛んで行くドラえもんが映ります。本編に影響しないサービスショットで、一瞬だから、見逃しちゃうかもしれませんよ。↓。


バブルから隔絶された灰色の青春生活を送っていた僕の世界に「色をつけてくれた」エスパー魔美を一緒にみてもらいました。ありがとう。

 

それではご飯に行きましょう。最近は季節感というか春と秋がなくて「二季」になったようですからせめて「秋」らしい食材でも食べましょう。近所の寿司屋へ「秋らしいメニュー」をオーダーしておきました。

今日のお酒は「はなあび」にします。一升くらい開けちゃいましょう。

秋らしい食材と言えば、松茸、ですね。

北海道産です。

あとは好物の「ウニ」。

サイドから見ると分かりますが、二段になっています。

まずは松茸を土瓶蒸しにして。

出汁を味わいます。

松茸を焼いてるうちに、焼さんまを食べて待ちます。

松茸が焼けて来ました。

戻りガツオを少しつまみにして、

ラストに握りは「4貫」くらい。中トロ。

青柳。

ぶり。

デザートっぽく、穴子。

結構呑みましたね。昼から呑むのは「背徳感」というか「優越感」があり、デートにピッタリですね。

さて今回の大岡山デートはどうだったでしょうか?付き合ってくれる人がひとりでもいる限り続けます。

BGM.  エスパー魔美 OP&ED