季節が夏めいてきて「恋をしようよ」とそそのかされますが、現実は歌のようにはいかないもので…青春っぽい記事にしました。
~前回までのあらすじ~
中1の頃から川原のそばにいるドールの名前は「ムンク」。
テディベアの第一人者の作家さんにリペアをお願いしたら、川原の「守護」を祈るクマ「抱き熊スーティー」=「ラスプーチン」をくれた。
生まれ変わってムンクが帰って来た。
ムンク・川原・ラスプーチンのトリオ名は「SS♡T」。成長して行く「SS♡T」の成長譚「日刊ムンク」の第14弾。
・日曜日
29日は「肉の日」だから焼肉を食べに行く。焼肉で思い出すのは西尾維新の物語シリーズ「花物語」で貝木泥舟が神原駿河を焼肉屋に連れて行くシーン。
「牛、牛、豚、鳥、牛、牛、内臓、内臓の順で食え。お前は少し痩せ気味だぞ。肉を食ってぶくぶく太れ」と言って無理矢理、肉を食べさせる。機会があれば真似したいセリフです。下は、アニメ「花物語」のポスターとムンクとラスプーチン。ポスターの左に見えるのが「悪魔様」こと沼地蠟花。
今日は29日「肉の日」なので、SS♡Tで焼肉屋に行きました。
都会のビルを見下ろしながら呑む酒はマッコリ。
ムンクにも紙エプロンをもらって、
キムチと、
ユッケをつまみに、
サンチュでお肉を巻く。
タレはお好みで、
ネギタン塩、
上カルビ、
ハラミを焼いて食べる。
マッコリのお代わりをして、
上ミノを追加してひたすら肉を食う。
デザートは抹茶アイスクリーム。
本当は、デザートはあなた、と言いたいところ。
・月曜日
「有朋自遠方来、不亦楽乎」とでも言うのか、昔の友達からの案内で、池袋PARCOの梅図かずおの「赤んぼう少女」のpop-up shopに行ってみた。
勿論、SS♡Tでの外出です。僕は中高が目白なので池袋は庭のようなもの。それがたとえ「うん十年ぶり」でも。街って骨組みは変わらないし、空気も変わらないから、分かるのです。
平日なのでひとも少なく自由に写真が撮れました。
真ん中はギロチン?
タマミ。
手の平のシールがいっぱいですね。
7月6日までやっています。
タマミを抱く葉子のポップ。
葉子とタマミ。
ガチャガチャ。
グッズ売り場。大人買いしました。
これがお気に入りのTシャツ。
グッズ売り場とムンク。
アクリルキーホルダー各種。
何が出るか分からないので二箱買いました。
タオルはもしもこれから何かプレゼントしなきゃの時に買っておきました。例えば、誕生日とか結婚祝いとか出産祝いとか昇進祝いとか引っ越し祝いなど。
赤んぼう少女だから、出産祝いにはやめといた方がいいかな…。
グッズの展示。
暗闇で光るキーホルダー、2種類。
文庫本もここで買うとここだけの特典シールが付くからプレゼント用に買っておく。
割と空いてるから写真撮り放題、レジ並び放題です。。←それと言うのも「一会計いくら以上でステッカー1枚くれる」から、何度も小分けして並ぶと何枚も貰えるのです。
店員さんも親切でした。本当に好きでやっているんでしょうね。見習いたいものです。何枚ももらいました。
退場する時に一枚くれる「手の平シール」ですが、会場のどこに貼っても良いけど、持ち帰りはNGです。
僕はすみっこにこっそり貼ってきました。
その足で地元の鰻屋へ。
お通し。
もずく酢。
骨せんべい。
焼鳥。
肝焼き。
白焼き。
鰻重と肝吸い。
そんな今日にジャストフィットする曲を選びました。マッチの「ハイティーン・ブギ」です。山下達郎がジャニーズに楽曲提供して話題になりましたね。発売日が1982年6月30日。つまり今日だったのです。不思議なもので、季節感や空気感や肌感覚の持つ細胞レベルの記憶って狂わないものですね。下はムンクとラスプーチンとマッチ。
今日で今年の前半がおしまい。
・火曜日
クリニックのスタートは火曜日です。
休み中に連れ回したムンクの髪の毛の手入れをします。
ブラシをかけて、
髪をときます。
帽子を装着するのが難しいのです。
こうやって最後は蝶々結びにします。
これで出来上がり。仕上げは文化部長のスーちゃんにお願いします。
無我夢中でやったから僕の髪がボサボサになりました。
そこでスーちゃんにムンクのブラシでとかしてもらいます。
前髪や、
サイドを、
整えてもらいました。
これが出来上がりです!
さて今日から今年も下半期です。
松田聖子「青い珊瑚礁」は(1980年)7月1日が発売日。今日なんですね。下はムンクとラスプーチンと聖子ちゃん。
今日から今年の後半が始まりです。
・水曜日
高3の塾の夏期講習は泊まり込み。そこの女子たちに誘われて夜中に女子寮に忍び込んだ。僕はその中の一番勝ち気な子と仲良しで彼女の布団に潜り込んで話をしていた。「初恋の相手はどんな人?」の質問に、「石野真子かな」、と答えたら、「それは恋じゃないでしょ?」と怒られた。うわ、面倒くさいパターンの奴だ。その女子はカリメロに似ていたが、石野真子の悪口を言うたびに、表情は邪悪に変化して、最終的にスターウォーズのヨーダに見えた。そして、他の男子が寮長に見つかった後は一網打尽。僕らはそれぞれ、呼び出されて怒られた。
しかし、彼女は勝ち気で、怒られてる時に僕の片腕を閂の要領でギュっと自分の方に引き寄せて、講師たちを睨みつけた。「私達は付き合っているんだから、誰にも邪魔はさせない!」と啖呵を切った。彼女の胸が腕に当たる。「あぁ、僕は将来この子と結婚するのかな」と思った。顔はヨーダだけど。後で寮長に僕だけ呼び出され、「受験で恋愛すると、女は受かるが男は落ちる」と言われた。頭ごなしに否定されると、恋の炎は逆に燃え上がる。西城秀樹じゃないけれど、やめろと言われても今では遅すぎた。
しかし亀の甲より年の功。大人の意見もたまには合っていることがあるから注意が必要だ、という意味だったと思う。その子は受験直前に、別の男と付き合うことにした、と僕に一方的に通告した。それならそれでこっちは良いのだけれど、何が情けないって、「あれはないよな」と不細工な男どもに同情される現実だった。そっちの方がきつい。で、寮長の予言通り、僕だけ大学に落ちるのである。そして、僕は予備校を代ゼミに変えて浪人生活をした。その時の様子を後に「浪人の頃」というマンガにしました。
これは左側の上から下に読んで行くのが順番です。
「川原」の「川」の字の書き順と同じ要領で読む、と覚えると良いでしょう。
・木曜日
浪人の夏休み。高校の同級生のお姉ちゃんが美人だと言う噂を悪友から耳にした。冗談で、「ネェちゃんのパンティ盗んで来い」と命令したら実物を連れて来た。それは、ものすごく美人だった。アイシャドーがブルーでエンジェルフィッシュみたいだった。
「お姉様ですか?始めまして」と挨拶すると「弟から伺っていますわ」、「はて?何を?」、「パンティー」。そして、彼氏も連れて来ていた。その彼氏とやらは、衣紋掛けみたいな男だった。僕らは、ボーリング場に行くことになり、そこで僕は、ボーリング対決、を申し込んだ。スコアの良い方が彼氏になれる、と。姉はその話に乗った。衣紋掛けは、ぶつくさ文句を言っていたが、僕はまるでシカトした。そして、僕は川原史上最高点、自己ベスト216を叩き出した。衣紋掛けは、90くらいだった。だけど、それから先は、何もなかった。冷静に考えれば、球転がしで男を決める女もどうかと思うし、二年連続、女で受験に失敗したら馬鹿みたいだし。だからこの話しはここまでで、オチはない。受験生だけに。
・金曜日
今日は7月4日。語呂合わせで「0704」から「お直しの日」だそうです。なので僕は夏らしく水兵さんの格好でムンクの洋服や髪型の「お直し」をします。
ムンクのお直しで一番難しいのは、帽子の装着です。
僕は手先が不器用なので蝶々結びをほどく段階で躓きます。
一方、こちらはラスプーチン。
スタンドを外して、
赤い蝶ネクタイの位置を整えるだけで、
スタンドをまた付けてあげれば、
出来上がり。
ラスプーチンは手間いらずです。
・土曜日
遅くまで仕事をした。夜の9時過ぎ寿司屋に暖簾が閉まってたが扉を開けて中に覗き込んだら入れてくれた。1週間の締めくくりのご褒美の酒。
つまみは、天然鮎の塩焼き。
牡蠣はポン酢で食べる。
ハモは湯引きして梅肉で。
最後は特製贅沢バラチラシ。
がり、海苔、かまぼこ、玉子、酢バス、を下地にして、
その上に、とびこ、子持ち昆布、芽ねぎ、中トロ、赤身、コチ、ウニ、イクラ、ホタテ、にしん、カツオ、白イカ、ボイルエビ、小柱が一貫分づつ、それを細かく切って丼の頭に。全19種、ネタは14種です。
家に帰ってからこないだの「サンリオキャラクター大賞」の発表の中継を見る。
今年はプリン君が1位で、トップ3は男の子たち。クロミは4位、キティちゃんは5位でしたね。
うちにいるサンリオマスコットたちと。
並び替えて。
どうしてこんなにあるって?それは、家族がカバンにマスコットをジャラジャラつけたいと聞いたので、サンリオで買い込んで行ってあげたら「サンリオは嫌い」と言われたから。
次号へ続く。