8/9(土)
今日で夏休みに入ります。お誕生日に後輩の女医さんから頂いた「ハムの詰め合わせ」の焼豚をつまみにドジャースラベルの八海山を飲みます。
8/10(日)
大岡山の日本料理屋へ。
アワビの口の梅肉和え。アワビ30個分くらいの「口」だそうです。
アワビの塩蒸し。つるむらさき。さつまいも。
かぼちゃのスープ。
お刺身は、すずき・はた・つぶ貝。
天ぷらは、もろへいや・万願寺唐辛子・ヤングコーン。
さざえ壷焼き。
ナスのオランダ煮など。
とろろ麦飯。
自家製水羊羹と沖縄のパイン。
8/11(月)山の日
・エネルギー療法。
・談志が癌を告白した時のビデオを発掘しました。僕がたまたま見に行ってた新百合ヶ丘での落語会の後の取材で、居残り佐平次、をやった時でした。談志62才、今の僕より年下です。
8/12(火)
・人間ドッグ。特に異常なし。
下は昔、撮った「人間ドッグ」のポーズ。
8/13(水)
・美容皮膚科へ。
・今年はどこにも旅行に行かないから、15年前にハワイに行った時の記録から。思い出話など。
↓
浮輪で漂っていると、どんどん沖に流されて行ってしまい、怖いのでなるべく浅瀬に滞在する。立って、ヘソくらいの波でも、腹這いになってれば頭を越える大波だ。浅瀬で溺れる。
泳げないことにコンプレックスを持ってる人に朗報。吉田拓郎もカナズチです。
僕は、それを小学校の時に知って、とても気が楽になり、それ以降、まったく泳ぎの練習をしなくなった。
そういえば、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウイルソンも泳げないらしい。
娘が、同様に浮輪を持って海に出るが、彼女は勇敢でどんどん沖の方へ行ってしまう。
小学校の頃、スイミング・スクールにも通っており、僕とは違い、泳ぎには自信があるのだ。海を満喫している。
1時間くらい経過して、一向に帰ってくる気配がない。
もしかして、戻れなくなったのではないか?
風が凪ぎ、波が沖へ沖へと物体を引き寄せているのかもしれない。
さっきまで娘の浮輪の目印のグリーンの付近にたくさんいた他の遊泳者達も遠ざかり、娘の現在地を示すグリーンは、太平洋にひとりぽっち、ポツンと浮かんでいる。
自分から助けを求められない、内気な子だ。
不安でも周りに声をかけられない、それどころか外見は平然として見られてしまう。
まだ陽は高いが、人間はこんなに長い時間、海に浮かんでいて楽しいと思うのか?
ライフセーバーの位置を確認する。
砂浜から、娘の名を呼んでみるも届かない。
望遠で写真を撮ってるカメラマンがいるからレンズをのぞかせてもらって表情を確認する。
いくら泳ぎが達者とは言え、魚座生まれとは言え、足がつってしまえば使い物になるまい。
砂浜から、娘の名を念じ気を送る。
いよいよ、娘のグリーンの浮輪は、沖へ流されて行く。
娘を助けなければ。
娘を助けに行こう。弟が、目測で50~100mの距離だ、と言う。弟は泳ぎが達者だ。
娘同様、小学校時代スイミング・スクールに通い、色んなトロフィーをもらって帰ってきていた腕自慢だ。
娘を助けるべく、僕は黄緑の浮輪をくぐり、弟に娘の所まで泳いで連れてってもらうことにする。
弟に、ビートバンの要領で、浮輪の僕をバタ足で押させる娘・救出作戦だ。
妻によく沖で観察し、もしグリーンや黄緑の浮輪が見えなくなったり、たとえばサメの背ビレが見えたら、あそこのライフセーバーに連絡するよう言い残す。
妻は弟に、1人で行った方がいいんじゃない?、などと言う。
それは、ちがう。
主は1匹の羊が迷ったら残りの99匹をその場に残してでも探しに行くと聖書に書いてあるではないか。
一家の長である、私が行かない訳にはいくまい。
僕は、自ら浮輪をかぶりスタンバイOK、弟の動力で娘のもとへ泳ぎ出す。
僕が方向を「12時の方向」、「11時の方向」、「1時の方向」と指示を出す。
風は逆風、波も我々救出班を岸へ押し戻そうとする。
必死に押す弟が、「進まない、遠い」と弱音を吐く。
オレも体重を前にかけ、波に負けないように体重移動、波の抵抗を和らげるべく波に向かって体を45度に舵取りして、弟に「がんばれ!」と叱咤激励を飛ばし、自らもフル稼働で足を動かすも、お風呂で遊ぶアヒルのおもちゃのごとく微力だが、気合を伝えるには十分で、弟は英雄的に力を発揮、波を追い抜き浮輪は前進。必死の形相、男らしく育ったものだと感慨。
娘のグリーンの浮輪が近付く。
娘の名を呼ぶ。2度、3度。
すると、娘はこちらに気付き、手を振る。
SOSのサインか?
娘の名を呼び続けながら、手招きすると、彼女は勇気百倍になったか自力でこちらに泳いでくる。
「何?」と言う。
潮に流されてるのではと心配して救助に来た、と伝えると、娘は安堵の照れ笑い。
僕の「砂浜へ戻るぞ」との号令に従い、彼女はスイスイと先に泳いでいく。一安心。
一方、弟は、「重い重い、浮輪が邪魔だ」と嘆きながら、今度は方向転換、
必死で今来た道をUターン、砂浜に父を無事に送り届ける任務にミッション変更。
そんな弟に、いかにお前のとっている行動が人として素晴らしく、縁の下の力持ちとは男らしい美学なのだ、ということを噛んで含めるように言って聞かせながら、足がつく所までくれば、こっちのもの。
右足で砂浜をギュっと掴むように立ち、左足も前に、両足でしっかりと立てた。
もう大丈夫だ。
オレは、振り返り、疲労困憊の弟の手を握り、ご苦労様、と引っ張るようにすくいあげる。
ここだけ見たら、オレ、ヒーロー。
とにかく、皆、無事で良かった。
足の砂を洗い流してホテルの部屋に戻り、一休みして、おなかが空いたので焼肉を食べに行く。
その席で、弟に、泳ぎの不安はなかったか?、と聞くと、「自分が溺れたらどうしよう」と心配だった、と言った。
「人生は、多くの場合、慎重にしておいた方が無難だ。しかし、あの場面で泳ごうと決意したのはとても立派なことだ。男らしく育って、お父さんは鼻が高いぞ」と誉め、
「今日のMVP」の称号を与えた。
8/14(木)
中野ブロードウェイの「墓場の画廊」で「漂流教室」のポップアップストアがやってるからSS♡Tで外出。
その前に、餃子屋のダンダダンにも行きました。アニメ「ダンダダン」とコラボしてました。
コラボドリンクは、アイラの苺ソーダを。
コラボ限定特典は、餃子型ピックと、
オリジナルイラストカードです。
怪奇満腹セットの「ダンプリンじゃんよ!!」です。
ここからは「墓場の画廊」。
再現場面です。
グッズコーナー。
ここからは画廊です。
ここからはディスプレイです。
クオリティも高すぎます。ちぎれた手まであるとは。
ムンクとラスプーチンも記念写真。
これは胸熱ですね。
ムンクとラスプーチンも。
お土産に自分用のTシャツと、ばらまき用の「お守り」を10個くらい買いました。
その後、「まんだらけ活動写真館」に立ち寄ると「ニッポン無責任時代」のスピードのポスターを発見!即購入!!
新宿の世界堂で額装する。良い買い物が出来た。
8/15(金)
美容院。
夏の終わりですが、髪色をスイカ・ニューバージョンにしました。
前と同じではつまらないので、こんな感じ。
ムンクは待ち疲れてしまいましたね。
美容師さんのアイデアで眉毛も三色なのです。
8/16(土)
浅草へ行きました。
六区で電柱に飾られる喜劇人たちの写真を撮りました。
エノケン。
ロッパ。
シミキン。
バンジュン。
ビートたけしの師匠。
植木等が憧れた由利徹。
寅さん。
てんぷくトリオ。
東MAXのお父さん。
ウクレレ漫談。
欽ちゃん。
その足で、ロック座へ。
開演前に行ったのにすでに長蛇の列。
8月のテーマは「ファンタジーリーグ」。僕の推しの出演順は3番目で魔法少女「まどマギ」風のパフォーマンスを披露してくれたから、初回公演と2回目公演の推しの番まで観て帰る。
浅草と言えば、神谷バーですね。メンチカツと煮込みで電気ブランを5杯と電気ブランのカクテルを2杯飲んだら前後不覚。タクシーで帰りました。
一階はビアホール、二階はレストラン形式になってるもののメニューはほぼ同じだから2階が静かでいいです。
メンチカツ。
このカクテルが結構、来ます!
8/17(日)
クリニックの納涼会。心理の3人と行きつけの寿司屋で行う。まずは僕が「漂流教室」のお守りをあげる。
3人を写す僕が映されています。
3人お揃いで、漂流教室のお守り。
歓談の時間。
4人で全員集合です。
だだちゃ豆。
鯵のたたき。
あばれ鮎。
万願寺とうがらし。
ハモの湯引き。
今年の、さんまは良いようです。
漬け。マグロとカツオ。
数の子。
8/18(月)
・内科。
・エネルギー療法。
・大岡山落語会。
こんな夏休みでした。
次号、「日刊ムンク」に戻ります。