〔人類は、いつから戦い、どれくらい争ったのだろう。
判明している情報では、3400年前から今日まで、世界で戦争がなく平和だった期間はわずか268年である。
今でも各地で、人と人が対立し、争いは生まれている。もしかしたら宇宙でも行われているかもしれない。
そして、東京のとあるクリニックで、一つの争いが発生していた。
それは、人類史上、最もくだらない争いだ。〕
う 「赤ですよ!なんとかレンジャーの真ん中はレッドだし、ヒーローはだいたい赤じゃないですか」
川 「黒だね!ヒーローで言えばバットマンもいるよ。」
う 「とにかく赤なんです」
川 「いいや黒だ」
う 「よし、ならば戦争だ!」
う 「まずは赤のわたしから、勝負です!先手必勝なので」
【ウルトラマンレオ】
川 「む、かっこいいではないか。だが、黒のわしをナメるでない」
【ゼットン】
う 「く・・・過去のブログの題材になった敵ですね。でもヒーローは赤なのだ!」
【ジャンボーグナイン】
川 「むむ、円谷プロやるなぁ。それもかっこいいぞ!ではわしはお色気で勝負だ!」
【ゼットン 擬人化ver】
う 「またブログに何度も登場してる子をっっ!そんなにその子のおしりばっかり見たって、元はゼットンなんですからね。」
川 「ならば、しりとりで勝負だ!」
う 「じゃあ先生が先行でいいですよ。代わりに赤いものを書くべし!」
川 「楽勝だね~」
【てんぐ】
う 「ぷぷぷ、てんごー!だって」
う 「まぁ、いいでしょう。GOに付き合ってあげますよ」
【ゴリラ】
川 「なんか雑じゃない?」
う 「てんごーに言われたくないです」
川 「むむ、じゃあちょっと難しいやつ描いちゃお!」
【ランデブー】
う 「これは・・・追いかけっこをしてる男女・・?昭和に取り残されてますよ先生!」
川 「これが追いかけっこに見えるのかい?まだまだ君は平成だね」
う 「じゃあわたしは平成の円谷で勝負です!」
【ブースカ】
川 「なんか、」
う 「いいんです、言わないでください。」
川 「いや、そうじゃなくて。怪獣ブースカってがっつり昭和だよ?」
う 「わたしはテレ東のブースカしか知らないんです!はい次」
川 「そんなプンプンしないで、これ見て癒されて」
【からかい上手の高木さん】
川 「やっぱり好きな子は上手に描けるもんだね~」
う 「先生、」
川 「ん?」
う 「ん。です。あうと~」
川 「がびーん!」
う 「弱ってるところにとどめの一撃!くらえ!」
【大谷翔平】
川 「はは!油断禁物!倍返しだ!」
【大谷翔平 黒】
う 「ホームラン!?」
川 「甘い球はすぐ打っちゃうよ」
う 「・・・次はどうかな?」
川 「!?」
【桜木花道】
川 「ふふふふふふ」
う 「なんだその不気味な笑みは!ま、まさか・・・!」
川 「そのまさかだよ」
【桜木花道 黒】
川 「ナイスディフェンス!」
う 「この間日本人が1位指名をうけたNBAのドラフト、どこで開催されたか知ってます?」
川 「ま、まさか・・・!」
【アイラブNY】
川 「NY?知らないねそんなとこ~」
う 「そんなこと言うなら契約してあげないっ!」
川 「それなら不良になってやる!」
う 「不良はいいけど浮気はだめ」
川 「冤罪だよぅ」
う 「なんですかそのTシャツ。」
川 「最後の晩餐。あぁ、これじゃちゃんと見えないね」
う 「うわ・・ビッグバードが焼かれてる。ブラックジョークにもほどがありますよ」
川 「そう。悲しいよね。だから泣いてるの」
う 「ビッグバードの気持ちになっちゃったんですね」
川 「ううん、仲間を焼いて食べるほうの気持ち。」
う 「・・・。なんですか、この悲しい終わり方は!」
川 「いや、実はもっと悲しいことがあったんだよ」
う 「なんですか?」
川 「亡くなったんだよ、、偉大な人がさ。」
う 「あぁ、あの人ですね。わたしもすごくお世話になりました」
川 「これ着て一緒に追悼しない?」
う 「もちろん!」
川&う 「ジャニーさん、安らかに」
(ノックの音)
渡辺さん 「患者さんお待ちですよ~」
川&う 「はーい」
う 「撮影おつかれさまでした」
〔Tシャツを脱いだり着たりで疲れ果て、やっと開放されたうかい。
だが、この戦いがまだ前半戦だということを、この時のうかいはまだ知らない。〕
~昼食後~
う 「は~美味しかった!」
川 「くっくっくっ、油断したな!まだ戦いは終わってないんだよ」
う 「!?」
川 「黒はTシャツやフィギュアだけじゃないのだ。くらえ!」
【コーヒーゼリーパフェ】
川 「そろそろ降参する?」
う 「先生知ってますよね?わたしが負けず嫌いなこと」
川 「!?」
【いちごパフェ】
川 「ここには赤もあったのか~!!」
う 「赤は正義なのだ!ハッハッハ!わたしの勝ち~」
川 (くそう・・・あ、僕がうかいさんになれば、僕の勝ちってことか(?))
川 (食いしん坊さんはパフェに夢中。決行するなら今しかない!)
〔川原は、マッドサイエンティストだったのだ〕
川 「僕がこのコーヒーゼリーを食べると~」
う 「!?なんか変!」
川 「まだまだだぞ~!」
う 「!?!?!?う、うわ~!」
川 「はい、完成!」
【見た目うかい、中身川原】
【見た目川原、中身うかい】
う 「わたしたち・・・入れ替わってる!?」
川 「赤と黒を混ぜると何色になるか知ってる?黒になるんだよヒッヒッヒ」
う 「先生、わたしの見た目でマッドサイエンティスト感出さないでください」
川 「あ、そうか、僕は今うかいさんなのか」
う 「そうですよ、わたしが先生です。どうするんですか午後の診察」
川 「キミ、この状態を受け入れるの早くない?」
う 「あ!!もう休憩終わるので、急いで帰りましょう!」
川 「ちょっとまって、このパフェおいしい!」
う 「先生、わたしの見た目でパフェばくばく食べないでください」
川 「いや、キミの真似をしてるんだよ。さぁ、帰ろう」
う 「ちょっと先生、わたしの見た目でがに股で歩かないでください」
川 「細かいねぇほんと。キミだって僕の見た目で内股で歩いてるのに」
う 「先生、勝ちは譲るので元に戻して下さい」
川 「戻し方わからないんだ」
う 「またコーヒーゼリー食べればいいんじゃないですか?」
川 「お腹いっぱいだよ。ぶつかってみるとか?」
う 「典型的ですね」
川 「あ、じゃあ二人でスキップしながら帰ろっか」
〔この後のことは記録には残っていない。戻ったのか、このままなのか。
どちらにしても、この二人の戦いはまだまだ続きそうだ。
ただこの二人が一体何を争っていたのかは明かされていない。〕
※この物語はフィクションです
BGM. 岩崎良美「赤と黒」