今月のおすすめ図書「古本と少女」

6/Ⅵ.(土)2020 はれ、夕方から雷雨? スタバに生まれて初めて行く。

今月のおすすめ図書は、つげ義春の「古本と少女」という少女マンガです。これは、つげ義春という特異でマニアックなファンの多い作家にしては異色なちょっとロマンティックな作品です。つげ自身も気に入っていたのか、初出は貸本漫画時代のものを後に現代風にセルフカバーしています。コマ割やセリフはほとんど同じで、絵だけが違います。今回は、その二つを皆さんと一緒に見比べようという企画です。今月のおすすめ図書、なんていうと恒例行事のように聞こえますが、初の試みです。

診察室の本棚を、二段、つげ義春が占拠しています。こちらの「選集」は時代的には古いもので、簡単にいうと、「ねじ式」以前の貸本時代の物です。↓。

こちらの「全集」は「ねじ式」以降の物から過去の名作までを選出したものです。↓。

それでは、どちらにも載っている「古本と少女」をみていきましょう。新しい物・貸本時代の物の順に交互に行きますね。まずは、扉絵。↓。

古いのは、時代感が出てますね。作者が違うみたいですね。↓。

主人公の少年は恋をしています。その相手は一冊の本です。お金がなくて買えないから、毎日、本屋さんに来ます。読みに来てるのが半分、まだ売れてないかを確認に来てるのが半分といったところでしょうか。古本屋の娘は、この少年のことがちょっと気になっています。タイトルの「古本と少女」の少女はこの子のことです。↓。

貸本時代の少女は、大人びてますね。未亡人のようにもみえます。↓。

この本は、元々、ある人がお金が困ってこの本屋に売りに出してたものです。しかし、それはその人のお父さんがとても大事にしてた本だから、お金が出来たら買い戻しに来るのです。そもそも、そんな大事な本なら質屋代わりに使うなよ、って話ですね。

少女は、こっそり手紙とお金を本に忍ばせます。少年はいつものように本を手に取るとお札がヒラヒラと足下に落ちます。少年にとっては大金です。とっさにお金を拾って本屋を抜け出してしまいます。しかし良心の呵責からか臆病風か、おまわりさんをみただけでビクビクします。そうして悩んだ末、お金を返しに古本屋に行きます。すると、どうでしょう。そこで本の持ち主が、買い戻しに来ている場面に遭遇します。少年はとっさに返すつもりのお金を出して、いけませんね、その本を買おうとします。二人の間で本の争奪戦です。店のオヤジも困り顔。少女は思わず、顔を伏せます。

決着はあっけなくつきます。持ち主が多くのお金を出すと言うのです。少年はギリギリの額しか持っていません。オヤジは「よし、こうなったらワシも商売だ」と高い金額を提示する持ち主に本を売ります。落ち込む、少年と少女。

しかし、事態は急展開します。なんと、本の持ち主が少年のアパートを探し出して本を譲りに来てくれるのです。「これは本来、君が持っておくべき本だ」などと不思議な事を言って。その種明かしは、彼の次の発言に隠されています。「手紙がはさまれていた。僕には関係ないからそのままにしておいたよ」とニヤニヤして立ち去ります。少年はキョトンですね。その手紙とは。↓。

古い方。↓。

そして大団円。ラストシーンは、少年が本を抱いて嬉しそうにします。ちょっと良い話っぽいですが、なんかおかしいと思いませんか?この話のタイトルは「古本と少女」です。ハッピーエンドは、本来なら「本」を媒介にして、「少年と少女の結びつき」になるべきではないでしょうか。それがどうよ。少女の気持ちをまったく思いやるでもなく、本が来た嬉しさに浸ってしまう、この少年に、作者の自閉的で人の思いやりがわからない独りよがりの偏愛が滲み出てしまうのです。少女に対する感謝のかけらもないのです。人としてどうなのでしょう。↓。

古い方。↓。

どうですか?面白かったですか。好評ならこの企画の第2弾も考えます。

さて話しは全然変わるのですが、前回の記事でも紹介したのですが、クリニックのお花柄のランプが壊れてしまったのです。それもコンセントに差し込む導線の根元が千切れてしまったので致命的です。これは開業当時から使ってる愛着のある僕のお気に入りのチャームだったのです。「形、あるものはいつか壊れるから仕方ない」と強がったものの、死んだ子の年を数えるように、買った店のホームページや似たような商品をネットで探しても、代わりのものはないのです。

そうしたら、昨日、帰りに受付のうかいさんがこう言うのです。「先生、ランプを杉山さんが直してくれたんですよ。ネットで修理の仕方、調べて、100均にソケット探しに行って、無いからって自分の家のそばで買ってきてくれて、導線を切って、新しいのをつけて、ランプがまたつくように一生懸命やってくれたんですよ!」。

本当だ、ソケットが新しくなってる!↓。

ランプもちゃんとつく!↓。

良かった~、超・嬉しい!↓。

おしまい。


つゆのまたさき

3/Ⅵ.(水)2020 はれ ユーフォーテーブル、脱税?

今朝、おきてテレビをつけたらいきなり飛び込んできたのが、ねずっち、だった。なんでも昨日から寄席が開いたらしくそのニュースだった。ねずっち、は「コロナとかけて、真夏にスポーツをみる、ととく」と整えて、「そのこころは?」と問われると、「感染防止(観戦、帽子)が必要です」。テレビのアナウンサーは、「自粛中もねずっちさんはナイツの土屋さんとなぞかけの稽古をしてたそうです」とミニ情報も伝えてくれた。きっと、ねずっちのユーチューブに「ねずっちのなぞかけの弟子・つちっち」として出てる事を指してるのだろう。朝から良い番組をみた。

最近は顔を怪我したから、都の自粛要請とは関係なく美容院に行けてない。それで髪がボサボサなので、帽子を買いまして、帽子をかぶって診察しています。↓。

これは、ピカチュウのチューリップハットで裏地も可愛いです。↓。

Aさんの会社で作ってる、フェイスシールドを分けてもらったので、こう暑いと熱中症になりそうなのと、表情がみえないと「不安」だという患者さんが多いので、実験的にフェイスシールドを使ってみました。↓。

これはすぐれもので軽くてつけてることも忘れてしまうので、顔をかこうとして手をぶつけたり、水を飲もうとしてコップをぶつけたりします。

そんなコロナと共存する6月ですが、僕のお気に入りのお花のランプが壊れてしまいました。それはコンセントに差し込む導線の先っちょが寸断されてしまったのです。とっても残念ですが、形あるものはいつか壊れますね。感謝と思い入れをこめてお別れしましょう。

最後にどうでもいいことなのだが、これは言おうかどうか迷ったのですが、書きます。今日履いていた夏物のスパッツの股の部分が何もしないでただ座ってただけなのに突然、裂けた。
こりゃまたびっくり。

BGM. 大瀧詠一「君は天然色」


原画

26/Ⅴ.(火)2020 はれ NEWS・手越、芸能活動停止。

緊急事態宣言が解除されたが、まだ美容院との折り合いが合わず。だからお出かけの際は、キャップをかぶって頭を隠す。こんな感じです。↓。

おしぶどう、のブルーレイ2巻をやっとゲット。知らぬ間に、新宿アニメイトが移転していた。紀伊国屋書店の隣から、小田急ハルクの5階へ。1&2巻連動特典の布ポスターは悩んだ挙句、診察室の皆さんの正面に貼りました。↓。

前回、お見せしたマンガは何種類もあるのですが、それを100均のファイルにまとめました。ちょっとオリジナル色を出したいので、緑のシールを貼って、上からマジックで、フリーハンドで絵を描きました。なんだかわかりますか?。↓。

ポケモンのゲンガーです。原画入れだから、ゲンガー。部屋の温度が5℃下がったら、ゲンガーがいるかもしれないぞ。

BGM. ChamJam「ずっと ChamJam」


最新の近況(cf.最近の心境)

7/Ⅳ.(火)2020 はれ 首相、緊急事態宣言発令

お昼に、行きつけの美容院から連絡があり、緊急事態宣言を受けて、ゴールデンウィーク明けまで休業、だって。
日曜に行っとけば良かった。美容院は、不要不急にあたるのかな?
美容院と病院は響が似てるから、やってくれてもいいのにな。
オシャレはしなくてよし、とのお上の判断か。もしくは自主規制。

いよいよ世の中が大変になってきましたね。
オイルショックと「3.11」と大喪の礼を一緒にしたような感じです。
昨日一日家にいたからテレビみてたら、コメンテーター達がケンカしてる番組がありましたよ。

4月です。ウォーターサーバーの「なぞなぞ」は久し振りに僕が作りました。↓。

まずは、ノーヒントで。ヒントが欲しい人は、コメントの「一つ目」を。

BGM.南沙織 「春の予感~I’ve been mellow~」


かくれんぼ

3/Ⅳ.(金)2020 はれ コロナ疲れ、DVや虐待増加危惧。

今週末も自粛ですね。家で暇をしてる人にクイズを出しましょう。と言っても、カワクリ十八番の「なぞなぞ」ではなく、かくれんぼ、です。

第一問、下は「偽物語」の月火ちゃんのポスターです。↓。

きつね、は何匹いるでしょう?5匹ですか?般若をカウントせず、月火ちゃんの後頭部につけてるのも見つけてくれたんですね。でも不正解です。答えは、6匹です。なぜなら、ここにも1匹かくれていたからです。↓。

つづいて、問題その2.下はポール・デルボーという画家の「こだま」という作品です。裸の女性が夜の街を無表情で行進しています。女は皆、同じポーズをとってますね。だから、「こだま」です。さて問題です。ここにいる女の数は何人でしょう?

絵に光が反射してみづらいですね。ごめんなさい。よく見て下さい。3人ですか?不正解です。ここにかくれていました。4人です。↓。

デルボーは僕の好きな画家ですが、着衣の夫人の絵も書くのですが、不思議と皆、女性の顔は同じなのです。生涯、一人の理想の女性を追いかけていたロマンテックなオナニストみたいなイメージがしますね。

最終問題です。カワクリは無機質な世の中に一石を投じるため、受付が植物係りとして、生花を飾っています。その花瓶越しに何かかくれていますね。それは何(誰)でしょう?。↓。

BGM. よしだたくろう「かくれましょう」


コロナ疲れでヘトヘトなあなたへ。

新型コロナウィルスのニュースが連日取り上げられていますが、
いつ収束するのかもわからないまま情報の波に溺れ、疲れきっている方も多いのではないでしょうか。

そんな暗い世相を吹き飛ばす、過去の明るい記事を集めてみました。
たくさんある記事のなかで川原先生が厳選したのは、劇写メ・ストーリーです。11個もあります。
残りの二つは紙芝居と、川クリのビフォーアフターです。
全てリンクが貼っていますので、タイトルをクリックしたらその記事に飛べますよ。

 

 

カワクリ版ジャングル・クルーズ~桃太郎ぢるしのちんすこう

この後続く劇写メシリーズの最初の作品です。
最後のほうにジャニーさんの無事を祈っていますね。
この記事の見所は、先生が乗っている(入っている)船(段ボール)、
実は後ろで渡辺さんが押しているんです。
それは記事のコメント欄でも杉山さんが説明してくれているのですが、
「絶対少しは写っているでしょ!」と思って探しても、影すら見えないのです。
とてもよく出来た撮影クルーだと思います。

劇写メ・ストーリー「真昼のイエロー・バトル」

これは先生と杉山さんがお昼に行ったときに撮影したものです。
わたしのお気に入りは、『あなたの瞳の奥に流れるドブ川みたいな色ね』
という、杉山さんが絶対に言わなさそうなセリフです。
全部黄色で固めた写真に、緑茶の緑がすごく映えて、セリフを引き立てますね。

 

◆劇写メ・ストーリー「ふたり紅白~入れ替わりの日」

入れ替わりのお話しを写真で表現するのは難しいですよね。
今読み返してもそこまでわかりづらくないので、お二人の演技力と、先生の文章力のすごさがわかります。
撮影裏話ですが、杉山さんはコンビニや八百屋さんで写真を撮られるとき、変な人だと思われてないか心配だったそうです。

 

ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの劇写メ・ストーリー

この記事を書いたのはわたしですが、先生が「オレはこんなこと言わない」と言っていました。キャラ設定は大事です。
ここでは、カワクリなりのジャニーさんの追悼をしていますね。
そして撮影裏話ですが、後半の戦いでパフェを食べるためにお昼は珈琲館へ。
撮影は徳田さんに協力していただきました。
その場で着替えたり撮ったり、ものすごく忙しくて、パフェを食べる時間に余裕がなかったのは本当です。
最後に歩いて帰るとき、男性の歩き方ができなくて、先生に演技指導をしてもらったいい思い出です。


聖劇「炊いた肉」~令和方舟伝説

最初の写真、先生の頭が本当に綺麗なスイカ色ですね。
それはそうと、この時期にこのブログを読むと、なんとなく感じるものがあります。
ぜひ読んでみてください。


柿と、クマと、ウィリアム・テル

これは受付三人がそれぞれ役を与えられた最初の作品です。
先生の作る物語がどんどん凝っていってますよね。
撮影秘話は言うまでもなく、外で傘持って踊ったことです。
色んな人に見られ、蔑まれ、笑われました。
なので最後の写真は、【踊っている】というより、【戸惑っている】が正解ですね。


柿と、貧乏と、文房具

これは、受付が気に入ってる作品です。
お口のケアの【炭】で毎回笑ってしまいます。
でもなんだか可哀想な物語で、少し胸糞悪くもあります。
だからなのか、コメントはありませんでした。


完璧版・聖劇 ファイブ・フォト・セッション~クリスマス気分にのせられ~

この撮影の唯一覚えているのは、床に寝転ぶのが嫌だったことと、
ゆりゆりシーンで杉山さんにとても気を遣わせてしまったことです。
二人で「ごめんなさい」と言い合いながら撮影しましたね。

 

ジョンが味方なら…

先生のクツと髪色がマッチしていてきれいですね。
撮影のとき、先生がジョンのギターの持ち方を指導してくれました。
出来ていますかね?


心理啓蒙劇、シラノ・ド・ベルジュラック~いとしのロクサーヌ

久々の先生が主役です。
こちらは他の作品と一味違って、心理豆知識が入っています。
勉強になりますよね。

真説・椿三十郎~お腹ぺったんこの助~

こちらは、劇写メ・ストーリーのラストで、先生がとっても好きな作品です。
とっても好きなのに、コメントが一件もなかったと嘆いていました。
11月&12月は怒涛の劇写メ続きでしたからね。

激・紙芝居~「馬場」

こちらは劇写メではなく、紙芝居です。
先生が書く絵は独特の可愛さがあって、塗るのがすごく楽しかったです。
渡辺さんは、ジョーカーの映画を観てないから、よくわかってなかったです。


Before→After in カワクリ

このビフォーアフターの写真は本当にびっくりしました。
同じカワクリで撮影されたとは思えませんよ。
杉山さんの、わあ!っとゆう言葉がすべてを物語っています。
ちなみにこの杉山さんのセリフは、わたしが勝手に書いたものです。
今は反省しています。
皆さんはどちらがお好みですか?

 

 

『不謹慎と言われるかもしれないけれど、
こんな時節だから明るく生きよう~的な By 川原』


文化部通信~その捌~

来週には、東日本大震災から9年経ちますね。
今はコロナで大騒ぎ、終息する目処もたたず。マスクはもちろん、トイレットペーパーやティッシュ、はたまたお米まで何もかもが品切れです。マスクや消毒液と違い、生活用品・食品は在庫はあるけれど、買いだめが流行しているため仕入れが間に合ってないだけらしいですね。
昨日のニュースでは、納豆が品切れと言っていました。なぜ納豆?と考えたら、先生が「”コロナ”の、しりとりじゃない?」と真顔で言ってました。「コロな→なっとう」。だったら、次は「うどん」ですかね。あっ、負けた。。。

卒業式も学会も、世の中はお花見も自粛だそうで。そんなドサクサに芸能界では、先生の好きな立川志らくの奥さんが弟子と不倫疑惑があがったかと思うと、先生の好きな元貴乃花親方が神奈川歯科大学の特任教授になるそうです。
そんな令和2年のコロナ騒動の渦中を、未来から振り返った時の貴重な資料としてスケッチしておきました。

 

スケッチと言えば、最近、先生がハマっている【推し武道】のコーナーが待合室にありますが、


4月1日にサントラCDが出るらしく、そのおまけのジャケットを貼るスペースを作ったはいいけど、待ちきれない先生は自分でイラストを描きました。
アイドル(推し)とバッタリ電車の中で逢ってしまったら、自分から車両をかえるというオタクの流儀を描いています。
色塗りは、私スーがしました。(上が元絵、下が先生作)

えりぴよさん(ポニーテールのジャージの女の人)が空中浮遊してるみたいですね。
推しのまいなに会えて、隠し切れない嬉しさが空中浮遊として出ちゃったという事でしょうか。

 

話は品薄に戻りますが、マスク難民の私たちに先生がマスクを寄贈してくれようとしたのですが…気持ちはありがたいのですが、とてもつけられません…。

ジョーカーみたいですね。

 

トイレのお手拭ペーパーの在庫も残り少なくなっちゃったので、皆さん各自お持ちのハンカチやタオルを使ってくれるとありがたいです。
下は、先生が書いたポップ。「神は死んだ」とかけたそうです。

 

かくいう私は、文化部のマンガの検閲もしています。
最近したのは、原作:沼正三の「家畜人ヤプー」と、坂辺周一の「ティッシュ」と、ジョージ秋山の「ばらの坂道」です。
結論から言うと、どれも一旦ボツです。「家畜人ヤプー」は難しすぎて正直に言うと、まだ私は最後まで読めてません。「ティッシュ」は怖すぎます。個人的には嫌いじゃないです。「ばらの坂道」は読み終わって何ともいえない気持ちになりました。
先生の持ってくる検閲対象のマンガは、読むと神経が磨り減っちゃうものが多いのです。なんでそんなものばかりチョイスするのでしょう。先生はある意味天才ですね。
でも、神経が磨り減る代わりに面白いのでつい読んでしまうので、そんな時は「推し武道」を読んで、心を浄化するのが私の最近の日課になっています。

人間の浅ましさや醜さが丸見えになるこんな世の中だからこそ、文化部活動を大切にしていきたいと誓う、スーでした。

※コロナ感染拡大予防のため、クリニックの消毒もマメに行っていますが、ついでと言っては何ですが、喫煙所の壁紙がタバコのヤニで黄ばんで汚れが目立つ為、清掃をしてみました。↓。

喫煙所は貼り物が多いため、一旦、はがして脇におきます。↓。

壁に洗剤を吹きかけて雑巾でゴシゴシこすってゆくと、あらまぁ、綺麗になって行きます。↓。

最近はタバコを吸う人の肩身が狭いですね。高い税金納めてるのに。カワクリは少数派の味方ですから、医療機関なのに喫煙所を設けてますが、皆さんに気持ちよく使っていただこうと掃除を始めたのですが、いざやってみると汚れが落ちるのが楽しくて、私の心のお掃除にもなったみたいです。人間の浅ましさや醜さを憂いていた私ですが、そう感じるというのは少なからず自分にもそういう一面があってそれを普段は我慢して抑圧してるのにあからさまにしてる人をみるからそう思うのですね。喫煙所を綺麗にして、そんな自分に気付かされました。さようなら昨日までの私。こんにちは、今日からの私。私はもうブレない。スーでした。※

壁の掃除に没頭していたら、先生が記事に加筆してくれていました。
※~※の内容が先生が加筆してくれていた部分なのですが、最後がポエムちっくになていてクスッとしてしまいました。私が書いたと偽って、この文章を自分のものにしちゃおうかと思ったのですが、この気持ちが浅ましさ・醜さだ!と気付いたためこの加筆の加筆をしました。田舎のお母さん、私は今日、壁と共に自分の心と向き合えました。スーでした。ほんとのほんとにおわり。


パレイドリア

5/Ⅲ.(木)2020 はれ、風が冷たい 習近平主席訪日延期

近くて遠いは男女の仲、などと言いますが、精神医学では感覚器官を通じて外界に存在するものを意識することを、知覚、と言います。

実際にあるものが違ったものに知覚されるものを錯覚といい、たとえば柳の枝が揺れるのが幽霊にみえる、などです。実際に存在しないものが知覚されるものを幻覚といって、区別します。

空の雲や壁のしみを見ていると怪獣や人の顔になったりするけど、現実にはそれは雲やしみだと知ってるのを「パレイドリア」と言います。中学の同級生だった岩本君が、「俺の部屋にフランシスコ・ザビエルがいるんだぜ」というから見に行ったら、柱の木目でした。

下は、お馴染みのクリニックの階段。↓。

そのUターン地点に、古代オリンピックの選手をみつけました。↓。

心理検査のロールシャハテストも図をみせて何にみえるかパレイドリア的に調べるのです。ロールシャハ検査については過去に書いた記事が面白いから良かったら見てみて下さい。ここ

BGM. 山下達郎「パレード」


ライク・ア・千両みかん

27/Ⅱ.(木)2020 はれ ランチのおかずのタレをご飯にかけて食べたら「作り甲斐があります」とコックに喜ばれる。

コロナの生物兵器説が盛り返して来ましたね。
東スポでは、習近平主席の敵対勢力が政府をおとしめるためにばら撒いた、と書いてあった。
誰かに聞いたのだが、日本では「老人を殺すため」に放置しているのだ、とか。
生物兵器的な姥捨て山、な発想か。
姥捨て山、と言えば、浅野いにおのマンガで、何才以上の老人は施設に入り勉強をして、
①一定点数以上取れれば「人権」をもらえ、②テストを受けなければ安楽死、③点数に満たなければ「人権」を与えられず社会に放たれる、
という怖い未来社会の短編がありました。クリニックにあるからみたい人はスタッフに聞いて下さいね。

今は色んな物が売り切れですね。
今朝のサンドラッグ。↓。

今日の、セイジョー。↓。

普通のウエットティッシュやハンドソープも品薄でしたね。
コロナは世界にパンデミックしてるらしく、ヨーロッパの老人が「パスタも売り切れだよ。こんなこと戦時中でもなかったよ」とカメラに訴える映像を流してたから、
その内、お米も買い占められたりして。かつての「タイ米騒動」を思い出しました。

そう言えば、ポーランドの「スピリタス」というウォッカのアルコール度数が97度で、薄めて消毒に使えるとネットで評判になってるそうだから調べてみたら、
500ml一本が、百四万五千円になってましたよ。多分、普段は二千円くらいですよ。高い!

横浜銀蝿一家の「ジョニー」という男が、「100万$ベイビー」という歌をヒットさせた頃、↓、

大学の友人が学校で一番可愛い子を好きになり「100万円ベイビー」と呼んでたのが懐かしい。相応の値段だ。「スピリタス」とは大違い。リーズナブル!

高い!で思い出したのですが、皆さんは、「千両みかん」という落語を知ってますか?
ある金持ちの息子が寝込んでしまい、どんな医者にみせてもわからない。
そこで主人は幼い頃から慕っている番頭さんに息子の様子を聞いてもらう。
最初は渋っていたが、そこは番頭さんとの信頼関係だ、寝込んでる理由を打ち明けた。
それは、「みかんが食べたい」。
番頭さんは、「なんだ、そんなことですか?お安い御用ですよ」と息子に言って、主人に報告して、一件落着みたいな顔をする。
すると主人から大目玉だ。
「お前さん、そんな安請け合いして、みかんはどうするんだい?」。

番頭さんは主人におどされ、江戸中を探して回るのであるが、真夏にみかんなどないのである。

途方に暮れて、やっと老舗のみかん問屋に行くと、「ある」という。
そこでは真夏にそういう客が来るんじゃないかと毎年、何箱もみかんを涼しい倉に貯蔵していたのである。
もっとも実際、真夏にみかんを買いに来たのはこの番頭さんが始めてだ。
番頭さんは腐ったみかんの中から一つだけ、「食べれる」みかんを執念でみつけた。
「お代は?」と尋ねると、「千両」だと言う。
思わず番頭さんは、「いくらなんでも足下を見過ぎてないか?」と食って掛かるが、
みかん問屋も負けていない。「これはうちの、のれんの意地です」と。

番頭さんは怒られると思いながら家に帰り主人に報告すると、あっさり「まぁ、その位するだろうね」と。
千両と言えば、今で言うといくら位だろうか?きっと宝くじが当たったような金額だ。

番頭さんが、千両払ってみかんを買って帰り息子に食べさせると、たちまち元気になった。
みかんは10房あった。1房、百両の計算。
息子は番頭に何度も何度も礼を言い、「ここに3房ある。お父さんとお母さん、それから番頭さんで1房づつ食べておくれ」と渡します。
あれほど食べたがって具合まで悪くしたみかんを心配してくれた3人に分け与えるとは優しい子です。
番頭さんは感動しながらも考えます。
「来年自分は暖簾をわけてもらい店をだしてもその時、もらえるのはせいぜい何十両。…でも、今ここに三百両ある。
おやじさん、おかみさん、申し訳ありません」と番頭さんは、みかん3房持って姿をくらました、という。
これが、千両みかん、のあらすじ。

僕はこれを激写メ・ストーリーで再現しようと思いましたが~泥棒役は渡辺さん~原作を越えられないので考えました。
たとえば、冬にスイカを食べたがる、にしようかとアマゾンでスイカの風船を300円でみつけた。
しかし、「3切れ」にするのが難しく断念。

時事風刺的に、マスクを欲しがる中国国家主席の息子、なんて設定も考えました。「千両みかん」ならぬ「千元マスク」。
中国1元は、15.4円らしいから、千元は1万5400円。今のネットの相場と同じですかね。面白いと思ったのですが、受付たちから反対されました。

さてそんなカワクリの感染対策は万全を心掛けてますが、何と言っても秘密兵器はこれです。水晶&地球の周波数の音叉。↓。

スーちゃんに持ってもらいました。↓。

これで空気を浄化します。↓。

一人診察が終るごとに浄化して行きます。まぁ、なんてスピリチュアル!

BGM. Johnny「$百萬BABY」


文化部通信~その漆~

バレンタイン企画も好評に終わり、かと思ったら、お隣の「お菓子のまちおか」が2月いっぱいで閉店。

私がこのクリニックに初来日して以来、行きも帰りも春夏秋冬ずっと毎日横目でみてたお店なので寂しくなります。非情にさびしい~↓。

しかし、もうすぐ雛祭りですね。クリニックは季節感を大事にしているので、雛人形を飾りました。ガラス工芸ですごく綺麗です。

これは、先生のお母さんが先生にプレゼントしてくれたものだそうです。
男の子に雛人形をあげるって珍しいですよね。ちなみに先生は、鯉のぼりは一度もあげてもらってないそうです。
先生が、それでもジェンダーアイデンティティを保てたのは、アイドルのおかげだそうです。日本のアイドル文化は世界に誇れますね。

 

そんな先生が皆さんに新しいなぞなぞを作りました。
3月にちなんだなぞなぞだそうです。イラストがヒントになっています。私は3番しかわかりませんでした・・・難しい。

私もなぞなぞを作りました。ぜひ皆さんチャレンジしてくださいね。答えは受付まで。

 

コロナウイルス感染拡大が騒がれていますね。天皇誕生日の一般参賀が中止になり、東京マラソンの一般参加も中止になりました。イベント事がたくさん中止になっちゃってますね。
マスクも品薄になり、私はこないだ川原クリニック下のセイジョーさんで、たまたま買えたうかいさんに、分け与えて貰いました。マスク難民だったのでとても助かりました。ありがとうございます、うかいさん。
皆さんも風邪には気を付けてくださいね。スーでした。

※実は、この文章を勝手に先生が加筆して、手伝ってくれたのは嬉しいのですが、私が非道で、そもそもウソばかりなので元に戻しました。先生の加筆バージョンが見たい人のために、コメントの1番にそれをコピーしておいたので貼っておきますね。