川原3大好物 β

20/ⅩⅡ.(月)2010 寒い冬の日
昨日、「川原3大好物」のうち「鳥皮」を紹介したので、今日は残りの2つを紹介しよう。
あまり知りたくもない個人情報でしょうが、「鳥皮」しか紹介しないと残りの2つが可哀想だから。
…と言うわけで、川原3大好物2つ目は、穴子寿司。正確に言うと「寿司××」の穴子握り。
子供の時、寿司の出前は高級な「寿司○○」と決まっていたが、僕は近所の立ち食い寿司屋の「寿司××」の方が好きだった。
子供ごころに「寿司○○」は気取って見えたし、性分としてのアマノジャクと判官贔屓もあった。
さらに、親に怒られて家から締め出されると、家のお金をチョロまかして「寿司××」に寄っていた、常連気分も手伝った。
僕は、穴子の甘いツメが好きで、マグロもエビもタコも全部ツメで食べたが、穴子が断然旨かった。
「寿司××」のおじさんは笑って、「それは、ツメは穴子から作るんだから当たり前だよ」と教えてくれた。
それ以降、10年以上、僕は寿司屋では穴子しか食べなくなるのである。
だから、家で寿司の出前をとる時も、「寿司○○」で大きな桶を頼む時は、僕用に「寿司××」で穴子だけを注文した。
そんなある日、「寿司○○」の出前と「寿司××」の出前が玄関で出くわしてしまった。桶の大きさが全然ちがう。
「寿司××」のおじさんの決まりが悪い風に見えて、「寿司××」のおじさんに嫌な思いをさせたのではないか、と大変気にした。
それを知った母は僕に、「タツジの1番は『寿司××』なんだから、堂々としていればいい」と言い、僕は「なるほど」と思った。
BGM. 今井美樹「PRIDE」


2 Replies to “川原3大好物 β”

  1. 穴子は、その店のうでを表すといいますものね。昨年クリニックの帰りに「奥沢」の有名なおすし屋さんでランチしました。清潔で、接客も悪くはなかったけどコストパフォーマンス的にいまひとつでした。やっぱり地元の行きつけのお店が一番!おじさん跡継ぎが、いないから長生きしてほしいな。

    1. あんころもちさん
      いつもコメントありがとうございます。僕もその店には行ったことがあります。
      僕のいきつけの寿司屋は、遅くまで呑ませてくれるのでオアシスです。

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