ダビング

5/Ⅴ.(木)2011 GWオーラス
旧友に、昔、「朝まで生テレビ」に広瀬隆が出てた『原発』の回を貸してと頼まれたので、VHSテープをDVDにダビングしてもらうべく、中野に出向く。
僕は、いつもダビングは中野ブロードウェイに入っているお店で注文することにしている。
まがりなりにも、自分のコレクションを見せる訳だから、相手は選びたい。
この店は、商売っ気のない朴訥としたおじさんがやっていて、この店を構えて25年だそうだ。年は65才で、これまでは波乱万丈(自称)の人生で、仕事も転々としながら、考えながら、やっとここ(中野ブロードウェイ!)に行き着いたのだそうだ。素敵だ。
そのおじさんの良い所は、顔見知りの間柄なのに、行く度に、必ず「あなた、仕事は、音楽関係だっけ?そんな格好で(僕の服装を見て!)こんなの(僕のコレクションを見て!)持ってんだから、音楽関係とかそっち方向でしょ?」と毎回言う。そっちって、どっちだ?。
僕が、「精神科医」と答えると、おじさんはちょっと耳が遠くて、「あっ、獣医だったね」って必ず、聞き間違える。そして僕は毎回、「せ・い・し・ん・か」と言い直す。すると、おじさんは途端に恐縮して急に敬語になる。毎回そう。再放送みたい。
今回も、「あなた、原発、反対?。駄目だよ、ウォシュレット使ってんでしょ?」と説教から入り、「仕事、音楽関係?」から以下同文が繰り返され、何度かのやりとりの後、僕が精神科医であると思い出すと、急に「お預かり致します」と最敬礼する。
でも、次、行く時はまた同じ繰り返しなんだ。ね、信用できるでしょ。


4 Replies to “ダビング”

  1. 先生に以前から聞いてみたかったんだけど、何故に精神科医になろうと思ったの?
    いつごろから、精神科医になろうと思ったの?先生のご実家は眼科なのに。
    ご実家は、ご長男が継がれたとか、、。でも、場所を変えて眼科医でも良かったのに。
    何で、精神科医になったんですか?

    1. かつらこさん
      いつもコメントありがとうございます。「いつか」は、幼稚園の頃。理由は、長くなるのでいずれまた。

  2. 何で精神科医か?長くなるよね、動機なんてね。
    医学生って、一通りいろんな科をやるんでしょ。
    私が会話が出来ているうちに、理由を教えてくださいね。
    きっと、私が水中写真家を目指してしまったように、いろいろと事情があるんでしょうね。
    今は「丘に上がった亀」みたいになっていますが、必ずいつか目指すところの写真家になっていたいと思っています。
    自称写真家ではなく、受賞写真家です。昔、私の写真を見て指導していただいた三島さんに病気のことや主人と別居することを素直に報告したら、三島さんは当分先は無理ではないかという返事でしたが、それでも主人より私の病気のことも理解があり、写真に対しても否定的ではなかったです。私は三島さんが私を見捨てない限り、目標を高く持って写真家を目指すつもりです。もう、撮影するダイビングポイントを見つけましたが、まだ三島さんには知らせていません。
    三島さんには行動するときに、報告したいと思っています。インドネシアの一番東側の島々です。扱っている旅行会社を先ず見つけなくてはならない。まだ、生きている海があったとは、、。近いうちに、ダイビングのライセンスの再発行をしてもらおう。紛失していたし、結婚して名前が変わったから。後は、お金だね。機材を一揃えしないと。

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