18/Ⅰ.(金)2013 晴れ、雪が残る
昨日の帰り道、大岡山北口商店街で、カワクリと駅の半ばくらいにある「みんなの豚カレー」の店先に貼紙を見ました。
「1月31日をもって閉店します」だって。
徳田さんとお昼に何度か行って贔屓にしていた店だ。僕は、その場で徳田さんに緊急・携帯メールした。
タイトルは「今日のビッグ・ニュース」、を文字って、豚カレーだけに、「今日のピッグ・ニュース」とした。
内容は、豚だけに「ブッタまげた」「ピッグりした」、そして「もう一度、行こう。カレーだけに、お別れーに」と書いた。
以前、「みんなの豚カレー」の前は「鶏のからあげ屋」だった。あの場所に出した店は、すぐ畳んでしまうな。
僕は、そんなことを考えながら、道すがら、お別れに、お経っぽく、モノローグ、「れかたぶ、の、ナンミー」と呟いた。
これは、「みんなの豚カレー」をさかさまに言った呪文。
そして、これは遠藤賢司(エンケン)のまね。
エンケンと言えば、70年代初期の日本を代表するハード・フォークの旗手で、ヒット曲は「カレーライス」が有名。
エンケンは、本当にカレーライスが好きらしく、僕が高校の頃、渋谷に「ワルツ」というカレー屋を持っていた。
ライスがピラミッド型にカレーのルーの中にそびえ立っている「ピラミッド・カレー」というのを売りにしていた。
学校帰りに、食べに行ったことがある。今はもう、そのお店はないです。
やはり高校の頃、エンケンは「東京ワッショイ」というLPを発表し、それは横尾忠則のデザインがジャケットで、
当時、エンケンはよく吉田拓郎の深夜放送にゲストに呼ばれて、「ワルツ」の宣伝をしたり、拓郎に何を聞かれても、
「ワッショイ!」としか返事をしなくて、「東京ワッショイ」のプロモーションにも力を入れていた。
エンケンと拓郎のやりとりの様子は、馬鹿馬鹿しくて(…とは失礼だが)とても面白かった。
その甲斐あって、僕は「東京ワッショイ」、買ったもの。
「東京ワッショイ」のA面の一曲目の「東京退屈男」は、曲の最後に、「レカドミラピのツルワ、よなぁ~」という謎の
呪文が聞かれて、拓郎のラジオで知ったのだが、それは「ワルツのピラミッド・カレー」を逆から言ってんだって。
「れかたぶ、の、ナンミー」は、「東京ワッショイ」へのオマージュでした。
「みんなの豚カレー」は、1月いっぱいで閉店だ。よし、今月は、受付のスタッフも代わりばんこに誘って連れて行き、
最低3回は行こう。
そうすれば、俺のせいでつぶれたんじゃない、と罪悪感を持たずにすみそうだからね。
さらばみんなの豚カレー。↓。
お別れはつらいですね。
mayuさん
Yes, I do.
え……ダジャレ…。ザザザザザァーーーーー(← 微妙にみんなが引く音)
あの黄色いお店、こないだ開店工事してたばっかりなのに。
前を通るとき、よく中の店員さんと目が合って、軽く笑いあって通り過ぎていました。(!)
ごめんね、店員さん。一度は行ってみようかな。でも、女性ひとりって入りにくいんですよね。
エンケン。世代的に少し違うので詳しくはないのですが、「カレーライス」は知ってました。
横尾忠則のデザイン!興味津々。
花の香りさん
「カレーライス」の2番には、三島由紀夫の割腹自決を連想させる歌詞もありますね。
ダジャレは、NGでしたか。
ダジャレは晩年のキヨシが多発していたことにインスパイアされたものです。
「yeah!、って言え~」とか「テナー・ギター、ってな」など。
正しい男の年の取り方かと思っていたのですが。
一方、横尾忠則のジャケットは、サイケでイカしていますよ。
ダジャレはダンディズムとは対極ですが、
私はダジャレ上級者になりたいと日々精進しています。
良く若い女の子にダジャレを放ったあとスルーされるあの感じは
若造には出せない秋の線香花火のような哀しさを漂わせつつ・・・・・・・。
アホですね、俺。
やられメカさん
ダジャレについてここまで論じるのも、素晴らしいですね。
頑張らなくっちゃ。
先生ダジャレ好きでしたか~。
それは嬉しいですね、とても良いこと(?)です!!
年を取るとダジャレが言いたくなるもんなんですかねぇ~。
それにしてもそのカレー屋さんは知らなかったです、なんか美味しそうですね、一度行ってみたかったなぁ。 まだ間に合うけど・・・・・
Sinさん
それが、そのカレー屋は、閉店が決まったら、店はとても混んでいます。