4/Ⅱ.(火)2014 雪
40歳になった時、急激に運動神経が鈍った。
30代は、中高生と駆けっこをしても、負けなかった。
40歳になって、予兆を感じたのは、コーナーを曲がる時にコケるのだ。
それでも、初めは、靴が悪いのだ、と思った。
人間、誰でも、自分の老いを認めたくないだろう。
だから僕も、直線距離でのスピードに変化はなかったから、靴のせいで、カーブでつまずくのだと思い込んでいた。
でも、後で判るのだが、脳がイメージしてる自分と、現実の自分に開きが出てきていたのだ。
若い頃に運動神経が良い人ほど、カーブでコケるらしい。それが、「老い」によるものだった。
40代半ばになると、子供に短距離走で負けた。
まさかと思い、10回くらい再戦を申し出て、連続で走るも、連敗。
子供の成長を親として喜べば良いのであるが、それは同時に自分の「老いる」ことを認めた日でもある。
「それが、わたしのオイル(老いる)記念日」。
その後、オイル(老いる)・ショックは、新陳代謝方面に出る。
具体的に言うと、太るようになるのだ。
40代までは、酒を呑んだ後、ラーメンを2杯食べて、帰って寝ての生活でも太らなかった。
それが、同じ様な生活をしていたら、メタボの基準を余裕でクリアした。
少しは気にしようと思ったり、「老い」を受け入れようなどと開き直ったり葛藤している。
しかし、もっとも恐ろしい、「老い」に先日、気がつかされた。
僕なりに言えば、第三次オイル・ショック!
それは何かと言えば、酒が弱くなっていたのです。
僕はいつも外で酒を呑むと、「変わらないですね~」と感心されるのだが、それは単に外では酔えないだけだ。
家で呑み直して、泥酔するのだ。
それがここ最近、外で呑んでも、記憶が飛んでることがあるのだ。
運動神経の時と同じで、僕はこのことを、無意識的に軽視していた。
決定的だったのは、こないだの日曜日だ。
外で呑んで、珍しくハシゴして、それで家にまっすぐ帰れば良いのに、少しカロリーを消費しなきゃと遠回りして帰ったのだ。
そのうち酒が体に回ったらしく、歩きなれた散歩コースで道に迷い、田園調布の高級住宅地のあたりをさまよった。
途中から意識が断片的だ。スライドみたいに場面場面の再生は出来るが、連続性がない。
僕は途中で何度か転んで、善良そうな一般人や、警察官に声をかけられ助けられた。
なんとか自力で家まで帰りついた。
僕の体には何箇所か擦過傷が出来ていた。
左の頬と右の人差し指と右ひざ。その他、打ち身、数箇所。
ばい菌が入ったら大変だと思い、風呂に入ってたら、心配して家族が上の階から降りてきた。
覚えてないが、おおよそ、酔っ払って風呂に入るな、という説教じみた趣旨のことだと思う。
昨日は、1日、布団の中にいた。
気持ち悪いのと、バツが悪いのと、体が痛いのと、自己嫌悪と、「酒に弱くなった」という第三次オイル・ショックとで、だ。
あれが田園調布だったから良かったようなもので、下手したらおやじ狩りとかにあってるぞ。
かっぱらいやノックアウト強盗だって簡単にできる。こっちは意識がないんだから。
とりあえず、今後は呑んだ後の散歩は禁止にしよう。
それだけで、リスクはかなり減る。
今日、診察に来た人は僕の左の頬の擦り傷に気付いたかしら?
誰からも何も言われなかったけど、気を使って何も聞かなかったのかな?
さて、次回からは予告ブログシリーズに突入します。
第一回は、「生きること、死ぬこと」です。
なんとまぁ、今日はまるで計算したかのように、その前フリみたいな記事になりました。
それでは、次回「生きること、死ぬこと」へ続く。
BGM. よしだたくろう「老人の詩」(青春の詩、の替え歌)
40代になると老いますよね・・・・・
最近私も老眼になってきたみたいで、近くの物が見えずらいんです。
でも認めたくなくて回りには大丈夫な風な強気で通しています。
認めたくない・認めたくない・まだ老眼になるのは早い~って思ってます!
なので認めず、近くの物が見えるように努力しています。
先生も一緒にオイルショックに抵抗しましょう!
PS 次回からの予告シリーズ楽しみにしています。
Sinさん
老眼はあまり個人差がなく、平等にやってくると聞いたことがあります。
多分、父にです。父は目医者でした。
一緒にオイルショックに抵抗しますか?
では、僕は、ジェルネイル続けます。
次回からの、予告シリーズ、楽しみにしてて下さい。
…ひかないで下さいね。
私のオイル・ショックもやはり
「目」からでした。^_^;(笑)
勿論、体力の衰えはそれまでも感じていましたが、想定の範囲内、
それは、「老化」と言うよりは単なる衰え。
でも、老眼は字がもう「老いる目」なので、今までの衰えとは違う、と。
個人的には、それよりも短期記憶?の衰えが気になっています。^_^;
何かをしようと思い立って、席を立って3、4歩歩くと、「あれ?なんだったけ?」
と、忘れてしまうのです。(冷汗)
そして、更に個人的に一番望んでいないオイル・ショックは、、、
自分の好きなアイドルのオイル・ショックです。^_^;
ボクシングファンさん
確かに、ボクサーは目が衰えたら、駄目ですね。
僕は、その位の短期記憶?の衰えは、20歳頃からありますよ。
幸にも進行してませんが。
しかし、このコメントの最後の2行、超ショッキングですね!
う~む、くわばら、くわばら。
オイル・ショック。私は自覚がなくて、いつまでも、夢見る夢子でしたが、現実に目が覚めて、
そのショックが大きいったら・・・。
転職先探しても、20代、30代はすぐに見つかるらしいけど、40代の私には、
世間は、厳しいですね~~。
先生の患者となってから、長いけど、先生は、オイルショックを感じる必要性がないです。
断言できます。
ジェルネイルにチャレンジしてる男性ドクターなんて、素敵です!!
私の場合、現実に目が覚めたのではなく、周りに思いしらされたのかも?!
気合入れます。
シンシアさん
あなたを持ってしてまで、世間は厳しいですか?
手強いな、世間。
ここは1つ、長い付き合いだから、お互い、気合入れて、支え合って行きましょう。
毎日、寒いですね。風邪などひかないようにね。