受付だより~天明・富田の消失~

2014年12月18日(木) 晴れ(凄く寒い)
皆さん、こんにちは。受付の後藤です。
本日12月18日はどんな日かご存知ですか?そう!スティーブン・スピルバーグ監督のお誕生日です!
しかしそれだけではありません。
前回のブログで後藤が大好きと公言させていただいた、涼宮ハルヒというアニメシリーズでは、
12月18日はとても重大な事件が起こった日なのです。
ハルヒシリーズをご存知でない方に簡単にご説明させていただきますと、
ハルヒシリーズの中に「涼宮ハルヒの消失」という作品があります。
『消失』ではタイトル通り、ハルヒが主人公のキョンの前から姿を消してしまうというお話。
(これ以上先はネタバレになりますので、興味のある方はカワクリで読んでみてください)
そのハルヒが姿を消したのが12月18日なのです。
という事で、『消失』にかけまして今回のブログは10月、11月と立て続けにカワクリから『消失』もとい退職された
天明さんと富田さんお二人の『消失』を通して様々なことを書いていこうと思います。
先生からは「NEW受付としての前にこれまでとこれからの区切りとして、先輩へのこれまでの思いなどを込めて
色々書いてみなよ」と今回良い機会を与えていただきました。
年末ということもあり、受付の総決算的な意味合いも込めて、先輩お二人から学ばせていただいた事や
川原クリニックの受付のあり方を今一度考え、先生のイデオロギーなどなど、後藤独自の個人的解釈から
書かせていただこうと思います。
大変個人的且つ主観的で、稚拙な持論になると思いますが、皆さま寛大な気持ちで見守っていただければと思います。
今更ですが、まずはよく誰が誰だか分からないと言われるので、簡単にご説明させていただきます。
一番先輩の天明さんは明るい髪色のストレートロングの方です。
次に先輩の富田さんはセンター分けのミディアムの方です。
そして私後藤は黒髪ポニーテールをしている者です。
因みにフレッシュ小森さんは一番短いショートヘアのお姉さんです。
(そう言えばここまで四人揃って一人も髪型が被らないのも凄い…。)
天明さんと富田さんとは一年半ほど3人で受付をご一緒させていただきました。
一年半の中には笑あり涙ありの様々な出来事でいっぱいでした。
皆さんのカワクリの思い出や記憶の中にも、お二人の印象は強く残っているのではないでしょうか。
天明さんはその可愛らしい外見とは裏腹に、趣味がとてもカワクリと共通していて、
アイドルからアニメまでバラエティに富んだ会話を受付で繰り広げ、多くの方と盛り上がっていました。
たまに「クールですね」なんて言われたりしていましたが、明るくムードメーカーで受付の顔という存在。
きっと多くの方がカワクリの受付と言えば、あの神的存在の『岡田さん』の次に思い描く方ではないでしょうか。
富田さんは受付3人の中で真ん中っ子な立ち位置ですが、実は本当に真ん中っ子なのです。
私と三ヶ月ほどしか変わらないのに、たったの二週間で独り立ちして一番大変な立場だというのに、
いつも様々な物事の間に入って気遣って下さいました。
いつも周りを一番に気遣い、常に様々な所にアンテナを張っていて、私がやろうとしていた仕事をもう先にしていて
くださることも多く、「この人、超人じゃん!」と勝手に思っていました。
富田さんの送別会でのお別れの挨拶の際にも、
心理士の谷田さんから「富田さんはいつも必ず何かお仕事をされている印象」と働き者の太鼓判を押されるほど。
きっと過去に皆さんが「カワクリ気遣いできるじゃん」なんて思っていらしたら、それはきっと富田さんです(笑)
そんな受付3人が、実は全員同い年だったのを皆さんはご存知でしたか?
私もお二人の年齢はそこまで自分と変わらないだろうと思っていましたが、
まさか3人とも同い年という偶然には驚きました。
年が同じと言うこともあり、3人の関係は少し普通の先輩後輩とは違っていたようにも思います。
3人それぞれ抱える悩みや思いは似ていて、シンクロする部分も多く、独特な受付の結束力でした。
互いが必死に互いを思いやり、私はそのお二人に大変甘えていたなと、お二人が『消失』してから
今更痛感するほどです(笑)
でもそれは良い意味でも悪い意味でも表面化されていて、ある時に先生から「3人の個性がないように見えている」と
言われたことがありました。
その時はそんなに3人が似ていると私は思っていなかったので、先生の発言には驚きました。
しかし今振り返ると、あの時の自分はただ「クリニックの受付」として働いていたなと思います。
多分先輩お二人もそうだったのではないかな、と思います。
仕事覚えが悪くて要領も悪い私は、なんとか必死に「受付の仕事」を全うしようと必死で、
先輩がいない間をなんとか必死でカバーしている様な感じでした。
故に、先輩のコピーのようになっていた部分もあったのかなと思います。
それが「3人の区別がつかない」印象に繋がっていたのかな?と今では思います。
そんな中で先生は「ただの受付」ではカワクリには必要がない。
「カワクリの受付」として治療者の一環として仕事を全うして欲しい。
しかし医師や看護士、臨床心理士のように専門的な学問の経験はなく、また3人とも医療事務としての経験も
カワクリが初めてでした。
「治療者の一環」に何の資格も経験もない、ましてや二十歳そこそこの自分たちにそんなことができるのかと
最初はとても不安でした。
先生もそんな私たちにそれぞれの「受付」となって欲しくて、「なぞなぞ」や「ブログ」などさまざまな案を
出してくださったりと試行錯誤されていました。
受付はそれに戸惑いながらも必死に応えていく。
過去の先生のブログを読んでいただければお分かりかと思いますが、勿論生意気ながら先生と受付で衝突することも
ありました(笑)
でもそれは先生も受付各々もそれぞれが抱く「受付のアイデンティティ」があったからこそ。
そんな受付としてのアイデンティティの確立においても、3人で手探りで成長していったのは、
私にとってとても良い経験でした。
「受付の在り方」だけではなく「仕事」や「働く」という事への意味を模索する機会であったし、
何よりも「プライベートでの自分」と言うアイデンティティとは別に「職場での自分」を模索し確立していくのは、
責任感も同時に強くなっていくように感じました。
この責任感から更に成長を遂げて、「やりがい」を感じまたその先に成長していくのかなと思います。
一年前の受付の印象と現在の受付の印象は、皆さんの中で変化はありましたでしょうか?
まだまだ皆さんの目には「一年前の後藤」と「現在の後藤」とでは大差がないかもしれませんが、
少しでも成長した姿を感じていただけたらと思います。
実は私がカワクリに来た当初は、「受付は名前以外のことを教えてはいけない」なんて言う謎ルールがありました。
先生は「教えたくないことは教えなくていい」と思っていたそうですが、それがどこかですれ違いそんな謎な受付ルールが
昔存在しました。
そんなすれ違いが発覚したのも、先生が受付に革命をもたらそうと試行錯誤されていた時に発覚したのですが、
先生が「そんなルールない!」と撤回されました。
なんの縛りもなくなり、皆さんとの交流も以前より深まったように思います。
天明さんがアニメや声優がお好きだったなんて、最近知った方も多いのでは?
共通の趣味や興味があると、より一層、話題は盛り上がりますし、共感性を感じることは心の距離が縮まるように感じます。
受付による自己開示性は、アットホームさを売りにしたカワクリにとっては当たり前だけどとても重要なものです。
なによりクリニックの壁という壁を使いまくって、先生が皆さんに「無言の自己開示」をしている訳ですしね。
そして共感性や心の距離を縮めることを通して、患者さんに「寄り添う気持ち」こそ、
私たち受付の治療法であり、自己開示はその1つであるとも言えます。
そんな大切なことも天明さんや富田さんと一緒に居たからこそ、気づき学べたのだと思います。
そんな受付それぞれが一年以上の経験を経て、先生の試行錯誤の策も講じて大分以前の受付と変化を遂げ。
そんな変化の結果こそ、『レジェンド富田』や『天明バブル』が生まれたのではないかなと思います。
お二人の卒業を間近に、多くの方がクリニックに駆けつけて下さり、またご連絡を頂いたりしました。
お二人の卒業をたくさんの方に惜しんでいただき、その光景は先生が一番に受付に求める条件だと思います。
本当に本当に天明さんと富田さんにはお世話になりました。ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
そしてそして期待のルーキー!フレッシュ小森さん、これからよろしくお願い致します。
頼りない後藤で申し訳ないのですが頑張りますので!汗
マイペースな私を見守ってくださって、いつも本当に感謝しています。
そしてそしてそして、ここまで長々とブログにお付き合いいただいた皆さまにも感謝です。
これからも進化し続ける受付をどうかあたたかく見守っていただけると幸いです。
天明さん、富田さん、これまでの受付の先輩方に感謝を込めて。
そして小森さん、これからの未来の受付の方々にに期待を込めて。


BGM.平野綾「冒険でしょでしょ?」


10 Replies to “受付だより~天明・富田の消失~”

  1. 後藤さん、こんばんは。
    カワクリの受付の仕事の裏にそんな大変な歴史があったとは、知りませんでした。
    天明さん、富田さんのエピソードも聞けてよかったです。
    最近では、受付の方がブログをやりはじめたのが驚きでした。
    コメント欄でもつながれるっていうのが私としてはうれしいです。

    1. mayuさん、こんにちは。受付の後藤です。
      お返事遅くなってしまって、申し訳御座いません。
      今回は大分内容に偏りがあったかとは思いますが、
      mayuさんに天明さんや富田さんのことを卒業後もこうして知っていただけてよかったです。
      逆に私が知らない受付をmayuさんがご存知である部分もあるかと思います。
      こうやってブログコメントなどを通して、mayuさんに様々な受付の側面を知って頂いて、繋がっていただければ幸いです。
      私もあまりmayuさんと直接お話する機会が少ないので、こうしてコメント頂けて繋がれることが何よりも嬉しく思います。

  2. 受付さんの印象、と言うか、カワクリに入った瞬間の印象は、とにかく『いつも静かだ』と言うコトです。
    ワタシは喫煙者なので、割とスグに喫煙室にはいってしまうため、受付さんと絡むのは、診察券や、必要書類を出す瞬間、それとお会計の時だけですが、受付さんとは、こちらから話しかけないかぎり、個人的に話すコトはありません。
    少し絡みづらい印象、、、何故か、考えてみました。ワタシに勇気が足りないのがひとつ。
    それと、待ち合いにいる患者さんも静かなため、余計なコトを話しにくいのがひとつ。
    →カワクリの待ち合いが、ちょうど図書館の雰囲気に似てるといえばいいのかな。
    でも最近、受付さんのブログを読んでから、診察券を出す時に何がしかは話そう!と決めました。少なくとも、お名前だけは呼ばせて頂こう!と。
    天明さんの時みたく、『卒業』してから共通項に気がついても遅い!共通項がシンクロした時の嬉しさは限りないし、それに哀しからずや、全てが一期一会ですから。。。ね。

    1. ウミオシさん、こんにちは。受付の後藤です。
      真摯なご意見をありがとうございます。
      確かに待合室はどこか図書館と雰囲気が似ていますよね。
      そんな中でお話をするのは、、、確かに勇気が必要ですよね!
      実は私もまだまだ皆さんに声を掛ける時、とても緊張していたりしてます。
      でもウミオシさんや皆さんが気さくに一瞬の合間でも話かけて下さったり、名前だけでも呼んでくださるだけで、
      皆さんとの距離が縮まった気がしてとても嬉しいです。
      (なんだか反対の立場なのに受身な頼りない発言で申し訳ないです)
      ゆっくりとブログや受付でのやりとりを通して、もっと近づけたらと思います。
      ウミオシさんのように「一期一会」を心に、皆さんとの日々のつながりをこれからも大切にしていきたいです。

  3. 初めてコメント書きます。
    天明さんの事「クールですね。」
    と言ったのはわしじゃ~(笑)
    天明さんも「初めて言われた~」と言っていたので
    わしが初めてじゃろ。
    年よりをあまりいじめないでケロ。
    ではでは。
    これからも、受付頑張って下さい。
    コメントが無かったので頑張って書きました。
    これからも、ヨロシクお願いします。

    1. kinomoto sakuraさん、こんにちは。受付の後藤です。
      コメントありがとうございます!
      なんだか、天明さんとの事を思い返すと、必ずkinomoto sakuraさんが浮かんでしまったので書いてしまいました(笑)
      それくらいあの時のお二人の共通点が合致した時の、双方の驚きを隠せない雰囲気と、
      急速に縮まった距離は端から見ていても印象的でした。
      そのきっかけを通して、今は私や小森さんともお話いただけてとても嬉しいです!
      いつも「大変そうだね」とお気遣いいただきながら、受付に明るくお話しくださるのでとても感謝しています。
      まだまだ未熟者ですが、これからも頑張りますので、よろしくお願い致します。

  4. 後藤さん、こんにちは。
    今回もブログお疲れ様です。
    後藤さんの人となりが一段と解ったかんじがして良いブログでしたよ。
    今後も是非、カワクリを宜しくお願いします。
    あと質問ですが、『レジェンド富田』や『天明バブル』の2つ名はどんな意味ですか?

    1. sinさん、こんにちは。そして明けましておめでとうございます。
      受付の後藤です。
      コメントありがとうございます。
      なかなかお会いする機会がないので、ブログを通して私のことを知っていただけてとても嬉しいです。
      こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。
      因みにご質問の『レジェンド富田』と『天明バブル』はお二人の卒業に伴い、先生が生み出した造語です(笑)
      『レジェンド富田』とは、富田さんが卒業に伴い、富田さん最後のなぞなぞのタイトルのことです。
      先生が「最後だから『レジェンド』とかタイトルにしたら?」と冗談めいて言ったところ、
      富田さんが鵜呑みにして『レジェンド富田』と付けて、そこからあだ名の様に使われています。
      『天明バブル』は天明さんの卒業を聞きつけて、多くの方が天明さん最後の週に来院され、
      予約が物凄い人数で混雑していた様を先生が「この忙しさは天明バブルだ!」と茶化したことが発端です。

  5. あ、後藤ちゃんだー!元気~?クリニック変わっちゃって今、病院の方の診察受けてるけど、なかなかいい感じだよ。
    後藤ちゃん、二人いなくなって寂しいでしょ?お互い頑張ろうね~!僕も1月から仕事復帰です。であであ。

    1. kenさん、お久し振りです。そして明けましておめでとう御座います。
      受付の後藤です。
      後藤は元気でやっております。
      kenさんもお仕事や新しい病院も順調そうでなによりです!
      天明さんと富田さんとkenさんの四人で受付でよくお話した日々が懐かしいです(笑)
      こうしてコメントでまたお話しできて嬉しいです。
      またいつでもクリニックに遊びに来てくださいね。

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