心の護美箱(28)~時代に取り残された人たち

  • 28/ⅩⅠ.(土)2020 くもり 鳥インフルエンザ兵庫県で発生、業界悲鳴。

聞いた話ですが、「鬼滅の刃」のことを一切知らない人に、登場人物が揃ってる一枚絵をみせて「どんなストーリーか?」想像させる動画があるらしい。
斜め上からのとんでもない話を語るのが面白いとのことだが、このご時勢に「鬼滅の刃」のことを一切知らないでいられる生活というものに興味が湧く。
去年の「M-1」で、かまいたち、が「トトロをみたことがないという自慢話」のネタをやっていて共感したが、今年はステイホームもあり(およげ!たいやきくん、現象)、何年かに一度の社会現象になっているこの作品はネットでもテレビのワイドショーでも取り上げられてるから全く知らない、というのは奇跡だと思う。

しかし、時代に取り残された人というのは探せば結構いて以下に今週出会った味のある人物を紹介したい。
①ひきこもり、一人暮らし。久々に来た診察室で世間話をしたら、「安倍総理がやめたことを知らない」人がいた。
②昭和のプロレスと酒しか興味がない僕と同い年。「ウイルス、すごいですね。何て名前でしたっけ?ニコルだ!」だって。コロナだよ。ニコルは藤田。
③これも僕と同学年。「センセーはロックが好きでしょ?俺はソウルだから。何を聞くかって?平井堅」。平井堅ってソウルか?ってか、まだいるのか?

そういう僕も時代には取り残された人たちで、バブル期は医大生と研修医だったから、恩恵も実感もない。この頃に流行った番組や歌やスターもまるで知らない。
そんなことはいつの世にもよくあることらしく「あの時代は学生運動」などというが、庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」などを読むと主人公は学生運動のせいで東大が入試をとりやめたため浪人生活をするという書き出しで、世間の大半は学生運動と無縁な生活をしてたのがわかる。
つげ義春の漫画に闇米を売る商売についた話があるが、警察の検問のために手前の荷物だけにクルミを入れておくという描写がリアルだったが、ラストシーンで年配の男が若者に「おい、アンポって知ってるか?」「アンポ、何ですか?」「ははは、実は俺も知らねぇんだよ」とやりとりの後に、「世は60年代安保で混沌としてる時代だった」というナレーションで終る、生活に精一杯な人間達を描写してる。

だから今この瞬間にも、「コロナ」や「鬼滅」や「嵐の解散」をまるで知らない人がいても何ら不思議はないのかも。

さて、心の護美箱(27)もいっぱいになったので、(28)を作りました。
グチを書き込めるページです。非公開を希望の人は、そう書いてくれればアップしませんし、こちらが判断して「不適切」なものはアップを控えます。グチに限らず、要望や苦情やエールやラブレターでも構いません。この記事に関する感想コメントなら、尚結構!

BGM. 中村雅俊「時代遅れの恋人たち」


52 Replies to “心の護美箱(28)~時代に取り残された人たち”

  1. どうもこんにちは。 藤沢は朝から寒空のもとです。
    ホントに午後から陽射しが望めるのでしょうか。
    そんな昼下がりにはもう都内へ侵攻中の予定です。 毎年恒例、表参道へチューリップ・ゲリラしに参じます。 マスクは仕方ないとして、ついでにサングラスなんかを装着したらもう、ベタな活動家みたいで不本意です。 そんなニンゲンぢゃないのに。
    ・・・あともう少しだけ、ヒドぃのかと。

    鬼滅のなんちゃら?のコト、私はなんも知りません。
    先日、江ノ島でランチしながら娘を問い詰めてみたところ、たしかに面白いそうですね。 それだけを訊いて話題を変えました。

    無味無臭とか、味わい深い類の生き物?ではないと思うのですが。
    匂い系?とかは割にまとっていると思いますょ。

    スパイスを駆使して力作した翌日には、もちろんカレー臭。
    昼にパスタをドカ食いしたらニンニク臭を漂わせつつ ご出勤。
    桜並木の落ち葉でチャリがスリップ&転倒⇒悶絶したらサクラ香。
    ある重度の利用者さんを抱きかかえる姿勢で適度に介助すれば、
    その利用者さんとおんなじ大衆酒場。または大衆義兄弟。いやいや大衆のカサブランカ? ・・・そう訊かれましてもねぇ、困ったな。

    香りって、記憶の糸に繋がっているコトがあって、ときどき不思議な思いをします。 シャケが生まれた川を遡上するような。
    水中での匂いって、一体どんななんでしょ??? う~む・・・

    以上、こんなゴミが出ました。

    BGM. 郷ひろみ 『よろしく哀愁』

    1. 散文気分さん、こんにちは。

      チューリップの季節ですか?そのうちアップされるのでしょう。楽しみにしております。
      確かにマスクは一番簡単な変装道具の一つでしたが、今や現代人の必須アイテムですね。
      女子高生など風邪でもないのにマスクをしてて(お化粧しなくて済む、美人にみえる、顔をジロジロみられたくない、などの理由)、よく教師に「人前ではマスクをとりなさい、失礼だぞ」などと生活指導されてた時代がつい去年です。
      娘さんとは江ノ島に行ったんですね。いい光景が目に浮かびます。
      仕事はご苦労様です。あらためて読むと大変ですね。
      「匂い」と言えば、ドイツ精神医学(昔はこれが主流、今はアメリカが本流。機械的になり、ロマンティックじゃなくなりました)では、熟練した腕前の医者の直感を重視しました。
      名人芸の類です。それは「みて盗む」ような、あるいは持って生まれた才能のような診断能力で、5感の中でも、「嗅覚」を大事にしました。
      名探偵みたいに、「匂うぞ」って感じです。僕が研修医の頃のディスカッションって難しいケースだと、主任教授が「これは匂う」と言って診断が決まった例をいくつもみました。
      今はそんなことやってる大学はないです。科学的な根拠に基づくからアカデミックな議論に耐えられますが、ちょっと淋しい気がします。
      今年の流行語で僕が好きなのは、磯山さやかが「ガッパーナ」の物真似をする、「僕、ガッパーナだよ!」です。香水という歌をおちょくっている高田文夫考案のギャグです。同様な物に清水ミチコの「アマビエだよ」という物真似もあります。

      1. > 名探偵みたいに、「匂うぞ」

        ・・・のくだりを読んでから思い出した、過去のゴミ(笑)を手直しして見ました。 11/30 のタイトルもずばり、です。

        1. 散文気分さん、OHA!

          読みましたよ、面白いですね。「リンク」貼ってくれればいいのに。
          ところで、先日、阪神ファンと話してたら、「田淵がいた時/田淵が西武に行った後」という分け方をしてました。
          不思議と「江夏」は関係ないみたいで、「田淵&掛布」というコンビが思い出深いようです。
          「がんばれタブチくん」は映画化もされ、僕が高校生の時に、生まれて初めて女子とデートした時、観た映画でした。
          相手は恋の百戦錬磨みたいな共学の女子で、僕は男子校のチェリーボーイ。デートの誘いは彼女から、場所も銀座と彼女が指定。
          映画をみようと彼女が決め、何の映画にするかは僕が決めていい、ということになりましたが、僕は優柔不断で決められず、業を煮やした彼女が決めたのが、「がんばれタブチくん」でした。僕らの男子校グループでデートを体験するのは僕が初だったから、友人たちは変装して、僕らのデートを尾行してついて来ました。
          銀座の映画館で、僕と彼女が隣同士に座り、その少し離れたところにマスクと帽子をかぶった3人組の怪しい男子が座って「がんばれタブチくん」をみたものです。
          今頃の季節でした。

    1. いずみさん、OHA!

      とりあえずネガティブで良かったですね。その後の報告を待ちます。
      昨日のニュースで知ったのですが、ユリゲラーが任天堂との裁判をやめたそうなので、ポケモン・カードの「ユンゲラー」がまた使えるそうです。
      一説によると、任天堂サイドの弁護団が、「ユンゲラーは超能力を使うポケモンです。もし、これがあなたの真似だというなら超能力を使ってみて下さい」と言ったからだそうです。
      全盛期のユリゲラーに少年時代は夢中になってテレビの前でスプーンを持って一緒に念じてた世代だから、こういう泥仕合はみたくないですね。
      そこへゆくと、サワムラーのモデルであろう、キックの鬼・沢村忠は沈黙を守りさすが瑣末なことには気に留めません。
      僕は今、高田文夫のすすめで「沢村忠に真空を飛ばせた男・昭和のプロモーター野口修」を読んでいます。分厚い本で、中も2段になっていて読み応え十分。爆笑問題の太田も読んでるそう。
      内容がやばくて、一般のメディアでは広告できず、筆者が高田文夫に泣き付いて、ラジオで紹介されたものです。前半は戦前の右翼ややくざや政治家や興行師の話しで、なかなか沢村忠には行き着きません。

        1. いずみさん、こんばんは。

          お疲れ様でした。サマーでした。夏でした。となりすまし自己紹介してみました。
          ひとこと、人徳でしょ。

    1. Mさん、OHA!

      なんだか疲れますね。心中察します。僕らは医者になってから2-3年目まではまだ一人立ちしてないから、自分で処方する権利もないから出来ることと言えば患者さんの話を聴くことだけで、場合によっては何時間も聴き続けるということをして、それが有効なのか逆効果なのかはわからなかったけど、それが唯一の武器でした。
      あなたがカワクリを大切に思ってくれてるのはよく伝わりました。僕も初心に帰って頑張ろうと思います。

  2. 時代に取り残されると、結構、面白いことがあったりしてね。私がのめり込んでいたのが、ラジオ。FEN東京(在日米軍放送)とか。今、考えたら信じられない豪華な番組ばかりでしたよ。
    杏里さんは、FENのことを「フェン」って言ってましたね。

    1. papaさん、こんばんは。

      僕らも、フェンって呼んでましたよ。ウルフマン・ジャックとかですよね。
      僕はβビデオでテレビでやった「アメリカン・グラフティー」の録画をまだ持ってて、それではウルフマン・ジャックの声をサザンの桑田があててました。

  3. ほんの些細な違いなんだろうな、と思うこと

    こういうご時世、と書くのもうんざりするような毎日ですから、私もみなさんも余裕がないのでしょう、朝一で来た電話の知らないおばさんが、最後に「そんなこともわからないのか、ばーか」だって。

    うちのじいさんは、戦争から帰ってきてから、手の震えが止まらなくなくなった、と言っていたけど、志村けんのひとみばあさん的なことかもしれない
    そんな私も同じ症状が出だした、というかずっとそうだったのがひどくなった
    神経症のようなものなんだろうと思う。

    一緒に働いている私も含めて5人中4人が退職する。それだけいろいろあったからだ。
    でも、私はこれでよかったのだと思う。

    人に惚れるのは、なんと厄介な事か。
    以前良いことも悪いことも、人から与えられたことしか他人に与えることができない、というラジオで聞いた言葉をブログに書いた
    これはどうやら、ヴィクトル・ユゴーの言葉と似ているようだ

    コロナ禍という言葉もうんざりだから、コロナーカと言い換えてみる
    禍という漢字は、禍福は糾える縄の如しの、禍、と一緒だなと思った

    ずっと幸せな人がいて、ずっと不幸な人がいても、実はそんなに差がなかったんじゃないかなあと思う。同じラジオで「人生のガチャ感」という言葉を使っていた。
    つまり、ガチャでいいのを引いた人と、悪いのを引いた人と、不公平だけどそういうことなんだと言いたいんだと思う

    心配事がたくさんあっても、車の中で聞く朝のラジオでそれを忘れ、心が消耗した夜も、くだらないラジオの過去回を聞く

    神田伯山がこの間(感動するいい回でした)これもラジオですけど、ある落語家の人生を「泥水をすするような人生」って冗談交じりに言っていたけど良い表現だなあ

    1. すみっこぐらしさん、OHA!

      冒頭の電話のおばさん、ひどいですね。世も末です。内ゲバしてどうするんだ。
      自律神経で手のふるえは出ますね。記帳の時にふるえのを「書痙」と言ったりしますね。
      職場、すごいことになってますね。5人中4人って?立ち行くのか。

      僕は12月国立演芸場に桂雀々の落語会に行ってきます。7割の入りでやるそうです。ゲストに高田文夫が出るからチケットをとりました。
      今年最初で最後の落語会です。

    1. シンシアさん、こんにちは。

      了解です。その後の変更も了解です!
      僕はお昼にカツ丼を食べて来ましたよ。
      ネットニュースでみたのですが、ベネッセが実施した「小学生が憧れる人ランキング」で、ベスト10のうち7人を「鬼滅の刃」のキャラが独占したそうです。
      すごいですね。
      1位は、主人公。しかし、2位は「お母さん」ですって。ちなみに「お父さん」は5位。他に鬼滅以外でランクインしたのは4位の「先生」。
      色々と言われる世の中ですが、学校の教師の猥褻問題もよく目にしますが、何だかんだで、「先生」4位って世の中満更じゃないのかもしれませんね。
      ではまた~

        1. シンシアさん、こんにちは。

          全然変わってなかったでしたね。会話のキャッチボールも楽しめたし、よかったです。
          寒いので風邪などひかぬようにして下さいね。僕もお酒を注意しますね(笑)
          ではまた~

    1. 天空のカワウソさん、こんばんは。

      情報提供ありがとう!
      早速、受付のスーちゃんに頼んでネット予約をさせたのですが、「タカラトミー」では品切れ、「ヨドバシカメラ」でも品切れ。
      「イオンモール」でやっとあって予約出来ました!!
      Amazonで調べたら、もう「転売」されてて、定価の約2倍の値段がついてました。転売ヤーって、予約の時点で売りに出すんですね。
      リカちゃん人形と言えば、某有名女子高の創立祝いのようなリカちゃん人形を診察室に飾ってあるのですが、それをみつけたその学校のOGが「それ私も持ってますよ」と言い、「本当は僕が持ってちゃいけないんですよね」と苦笑したら、「それは、シー、で」と唇に人差し指を立てて言い、見逃してくれました。
      来年の5月が楽しみです。太宰治じゃないけれど、来年の5月までは生きていようと思いました。ありがとう~

    1. アザラシさん、こんにちは。

      うちのクリニックは時々、昔の患者さんが「主治医をそのまま」にしたまま、顔を見せに来ますよ。
      向こうの主治医の治療の邪魔にならなければいいと思って会っています。

  4. 川原先生こんにちは。

    今日は、子供を送り出してから2度寝して、先程14時頃に起きました。もっと早く起きようとしたのですが、何度も金縛りになり、誰かが上に乗ってきて、なかなか起きれませんでした。やっと金縛りがとけて目が覚めたので、不安な気持ちを聞いてもらおうと夫に電話しましたが、スロットの音が聴こえてきて、すぐ切りました。すみません、これは、愚痴です(笑)。

    土日は子供がいるので、ゆっくりは出来ないので、月曜日から休職開始。という感じでした。休職になったら、ちゃんと美味しい夜ご飯を作ったり、子供の事をゆっくり見てあげたり(小学校に向けて、身の回りの事を自分で出来るように練習したり)、ブログを書いたり、髪を切りに行ったり、色々やりたい事はあったのですが、

    予想通り?!最初の1週目は、身体が重くて、眠くて、夫にイライラして、ずーっと横になってダラダラした生活をしています。仮面うつ病の“仮面”が、職業的なものだったならば、仮面が外れて、うつ症状が前面に出てきた感じ…。でしょうか。

    時間ができると、色々思い出しちゃうのも、難しいところ。

    まぁ、まだ1週目ですものね。
    焦らず行きます。

    1. いずみさん、こんにちは。

      「荷下ろしうつ病」という言葉もあって、重たい荷物を持ってる時はなんとかするしかないからなんとかなるが荷物を下ろした途端にこれまでの重さが実感されてドドッと疲れるという意味です。「外科的」に言えば、膿を出す期間みたいなものです。ゆったり行きましょう。
      今日はジョン・レノンの命日です。愛と平和について考えましょうか。ではまた~

    1. あざらしさん、こんばんは。

      ここ数日、昔の患者さんや家族の方から近況報告のお手紙やメールを頂いています。
      久しぶりに会いに来てくれる人もいます。コロナの反作用かなとも思いますが関係ないかもしれません。
      「治療構造の問題」などで診れなくなった患者さんもいます。こちらから断っているから、もう少し良い物の言い方はなかったかと考えるものですが相手には伝わりません。
      話は変わりますが、つくづく思うのですが、あざらしさんの「努力」はすごいものがあったのですね。なんとか報われたいですね。ではまた~

    1. Mさん、こんばんは。

      いまさらこんなことを言う必要はないと思いますが、こんな時代です。
      精神科受診をする人の大半は「リアクティブなもの(ハラスメントなどを含む)」です。
      わざわざこんな説明をする必要はないと思いますが念のため。

      質問の答え、「不利ではないです」。でも物事は慎重に考えて判断すべきです。
      どうしてもしょうがない時は「ご縁」という文脈で考えてみては?

    1. いずみさん、こんにちは。

      ユング心理学などでは心の奥底を、「森」や「富士の樹海」に例えます。つまり不用意に一人で入り込むと迷って出てこれない的な警告をしています。
      だからそういう時は、森や地図を熟知したガイドと一緒に入って、「もうちょい進めるか?」「ちょっとこの辺で引き返そう」などの伴走をしてもらった方がよいとカウンセリングの意義を位置づけています。
      トラウマティックなものの取り扱いは「地雷撤去」や「遺跡発掘」と似てて、ガーッと掘ると「爆発」したり「壊しちゃったりする」から慎重さが大事だとも言われます。
      スポット的にでも「カウンセリング」を利用するのを勧めます。

      全然話は変わりますが、BSでセーラームーンの人気投票の特番をやっていて、ゲストのしょこたんとヒャダイ~ンがオタクパワーを炸裂してて面白かったです。
      何かを好きな人がその世界観を夢中で話してる姿は心が洗われます。何言ってるのかさっぱり判りませんでしたが(笑)

      1. 川原先生こんばんは

        セーラームーン 特集してたんですね。それは、見たかったです。しょこたんと、ヒャダインの会話に、「分かる分かる〜♫」とか相槌うちながら見るのが楽しそうです。

        非公開

        1. いずみさん、こんばんは。

          セーラームーンは漫画(原作)とアニメが微妙に違うので、この番組でいうポイントは映像をみるしかないです。
          たとえば、原作ではうさぎちゃんはそれほどドジっ子じゃない、など。
          しかしサブスクでは全シリーズないから、TSUTAYAとかに行かないといけないので大変です。
          知らない僕にとっては、「物語シリーズ」を知らない人が「どの順番からみればいいの?」というのと似てる悩みです。

          物語シリーズの主役の阿良々木暦は登場人物の悩みを全部聞き、かつそれを解決するために自分の命を放り出す覚悟で活躍します。
          素人の頃の僕は知り合いの子の悩みは聞きますが、解決に力を注いだことはないから、反省して、このシリーズに魅せられてしまうのかもしれません。
          ちなみに阿良々木君の「中の人(声優)」は、おそ松さんの3男チョロ松と同じ人です。時々、チョロ松のカッコいいシーンがあると阿良々木君に錯覚して聞こえることがあるほど僕の耳はよくなりました。ではまた~

          1. 川原先生こんばんは。

            セーラームーンは、5シリーズくらいあって、最初から3シーズン(セーラームーン 、セーラームーン R、セーラームーン S)はずいぶん夢中になりましたが、後半の2つのシーズンは、あまり見た記憶がありません。少し大人になって、興味の方向がそれたのでしょう。なので、診察室のポスターに3名ほど名前が分からないセーラー戦士がいます。30代セーラームーン世代のあるあるだと勝手に思っています。

            こないだ、徹子の部屋にナイツが出ていたのはご覧になりましたか?全く鬼滅を知らなかった黒柳徹子にも驚きましたが、それを良い事に、「禰󠄀豆子というのは、ねずっちの妹で…」とデタラメを教えるナイツが面白かったです。

            こないだは、急な内容のメールに驚かせてしまってすみません。変な事送っちゃったかなーと後から恥ずかしくなりました。
            続きはまた診察で♫

          2. いずみさん、こんばんは。

            番組には、うさぎの声優さんの三石琴乃さんが登場。2時間番組の最後の最後に、実は「セーラームーン」の第1期の最終話は三石琴乃さんが体調不良で参加できず代役を立ててたと紹介され、この場で三石さんにアフレコをしてもらいましょう、と生番組で一発どり。見事な出来で、しょこたんもヒャダイ~ンも司会の西川貴教もアシスタントのセーラームーン世代のNHK女子アナもセーラームーンをみてこの世界に入ったという新シリーズの「ちびうさ」役や「タキシード仮面」役も歌のゲストもスタジオは全員一斉に号泣。長年テレビをみているが出演者全員がウソ泣きじゃなく泣いてるのは初めて見ました。民放だと事務所への忖度や番宣でオタク度が低くなるのでNHKだからこそ出来る番組だと受信料払ってて損しなかったと思いました。ではまた~

    1. あざらしさん、こんにちは。

      僕もこれでも毎日少しづつ成長しています。主治医は絶対的な心の味方です。こんな世の中です。何があっても不思議はないです。せめてゆるがないでいたいのは「関係性」だと思っています。緊急っぽいので、取り急ぎ返信まで。

    1. まなさん、こんばんは。

      油断大敵ですね、想定内でしたが。また今度時間をみつけて来て下さい。
      さて話は全然違いますが、今週の土曜の夜に爆笑問題の検索ちゃんネタ祭りが放送されます。
      テレビ番組では珍しく芸人が長尺のネタをみせてくれます。
      もう収録をおえたそうで、出演したナイツの塙がラジオで「爆笑問題のネタが面白すぎて5分過ぎから顎が外れた」って。
      オンエア前なのでそれ以上の情報はありませんが、爆笑問題はいつもトリで時事ネタをやるのですが、今回は違う様子。
      必見です!

  5. 川原先生、メリークリスマス。

    最近は、寝る前におそ松さんを1話ずつ見ています。5話まで追いつきました。謎のAIロボットが気になります。クリニックで読んでいる「僕だけがいない街」もアニメになっているんですね。最近見つけて、これも1話から順番に見ています。呪術廻戦は最新話まで見たのですが、五条先生というキャラクターとおそ松さんのカラ松の声が同じで、調べたら同じ声優さんでした。

    最近、切なかった事。
    息子は保育園で、すぐ暴れちゃうから、一部のお友達に距離をおかれてて、それでもお友達が大好きで本当は上手く一緒に遊びたい息子は、お友達の前で、「僕、乱暴しないように頑張るから、仲間にいーれーて」と言ってたそう。それでもやっぱり、些細な事で手が出ちゃって、怒りながら、最後は泣いていたそう。なんで僕はすぐ怒っちゃうんだって。

    だからと言う訳でもありませんが、今日は息子の好きなものばかり用意して、クリスマスイブを楽しく過ごしました。美味しいもの食べて、沢山笑って、最後はパパがアコギでクリスマスソングを歌ってくれて、息子も楽しそうに大きな声で歌っていて、皆んなでニコニコして、今日の我が家は幸せそのものでした。

    非公開

    あっ、土曜日の検索ちゃんのネタ祭り、予約しました。今から楽しみです♡

    1. いずみさん、OHA!

      昔の青春ドラマの定番で不良生徒が次に喧嘩をしたら退学処分、その時、保健室のマドンナ先生が不良男子の拳にマジックで「(殴っちゃ)ダメ!」と書いてあげる。
      そうすると悪い奴がいて彼を挑発してくる。じっと我慢するがついに忍耐の限界、相手に殴りかかろうとした瞬間、視界に入ったのが自分の拳の「ダメ!」の文字。
      そこで彼は手を出さず相手にボコボコにされて保健室でマドンナ先生に手当を受けるが誉められて何か大切なものを学ぶのです。
      …ってな具合にクラスにカワイ子ちゃんいないかね?マドンナ役。

      12才のクリスマス読みました。感動しました。イイですね!
      人間の生は能動的なものでなく受動的ですね。「生きる」のではなく「生かされる」。そして生きてる間にその意味を自分で見出す。それが「人生」。
      他にそんな生物いないですよ。我らの先祖はどんな悪いことをしてそんな罰を受けるような神の怒りを買ったんでしょう?メリークリスマス!

      1. 川原先生こんばんは。

        金、土曜日と、減薬したことで、息子の衝動性はさらに増し、以前、私が思わず保育園の先生達の前で泣いてしまった頃の、手がつけられない息子に戻ってしまうんじゃないかと不安になりました。

        1つ1つ悪い所をもう少ししっかり怒って“しつけ”をした方が良いのか、息子のペースを見守って優しいママでいた方が良いのか、迷走してしまい、子育ての軸がブレブレでした。どちらが息子の為になるのか分からなかった。

        発達障害は親のせいでは無いとは言うけれど、特性がここまで前面に出てしまうのは、やはり母である私に問題があるのかとも悩み落ち込み寝込みました。

        だから思い切って、息子に、「あなたは、ママがどんなお母さんだったら嬉しい?」と聞いてみました。そしたら、真っ直ぐ私の目を見つめ「今のままがいい。今のママが好き。」と言ってくれました。

        どんな励ましの言葉より嬉しかったです。それと、最近の私に足りなかったのは、今目の前の息子を認めて、今のままのあなたでも好きよ。という心持ちだったのだと、気づかされました。「今のままでもいい。今の僕が好き。」って言って。っていう息子のメッセージだったのかも。

        薬を飲みはじめて落ち着いていた頃の過去の息子に戻さなきゃと焦っていたし、来春から小学校にあがる未来の息子を想像して焦っていました。大切なのは“今”ですね。

        年末年始、保育園の助けもなく、薬の効果もなく、波乱の予感ですが、今日の気持ちを忘れないよう、ここに記します♫
        ナイツには驚かされました(笑)

        1. いずみさん、こんにちは。

          子育ては大変ですね。昔、大学院にいる頃、市販の「育児書」の研究をしたことがあり、そうすると育児書には周期的な流行があり、たとえば「抱き癖がつくから抱くな」から「十分抱っこしてあげて」までまるで振り子のように10年-20年ごとくらいに見事に揺れてました。つまり育児に正解はなく時流に流されてるのでしょう。今は過剰に虐待をおそれてますが、そのうち「多少の体罰は必要だ」なんて時代が来るかもしれません。
          人間が他の動物と違うのは本能が壊れて「種の保存」のみで生きてる訳でなく、つまり「発情期」もないし、代わりに生きる意味などを考えさせられます。こんな動物他にいませんね。いずれ死ぬことを知ってるのも人間くらいじゃないかしら?だからせめてもの抵抗として「自殺」をするのも人間くらいで人間の特権かもしれません。
          でも自殺はいけません。なぜいけないか。有史以来、それに答えられた人はいません。旧約聖書のモーセさえ「自殺は駄目」って「十戒」に入れて思考をストップさせてます。
          そんなことで人類は救済されるのでしょうか。甚だ疑問です。
          しかし不思議なのは人間の寿命です。他の動物(犬や猫)と比べてなんでこんなに長いのでしょう。文化的な後付けはともかく「生物として100年も生きる」意味って何なのでしょう。何か100年かけてやることがあるのでしょうね。
          我々の住む文化圏ではそういうことは無視してますね。20歳までに立派にとか、30歳までに一人前にとか、40歳では惑わないようにと言いますが、じゃ、なぜ寿命が100なんだ?ってクエスチョンのアンサーになってません。僕の仮説では人間は何度も失敗を繰り返してやり直して寿命を全うするのに100年かかる仕組みの生物である。もし、そうなら義務教育なんて無視して受験戦争なんて無意味なのではと思います。他人事ですね、すみません。

          さて昨日の放送。ナイツと爆笑は時事ネタでかぶるから双方ともお互いに遠慮して敬遠した結果ああなったんですかね?
          爆笑の初心に帰るような汗をかく漫才はウエストランドに何かを伝えたと思いました。
          ナイツの塙の姿に一瞬、志村けんをみたのですが、何故かそのあと、SMAPの中居君の姿が浮かんできて、塙が中居君に見えました。僕の頭はどうなっているのでしょう?
          ではまた~

  6. 天候のせいか、体調が悪くて困ってます。今日行く予定だった美容院もキャンセルしました。
    さっき、先生の薬飲んだら、少し持ち直しましたが。
    しかし、クリニックの最終日に診察に行くことになるとは、夢にも思いませんでした。今年は、コロナだけじゃなく、色々あって大変でした。去年に比べればマシでしたが。電車にコンスタントに乗れるようになったし。ただし、ワタクシの使っているローカル線、片方15分で終点のとこしか今のところ行けませんが。行こうと思えば、巣鴨でも渋谷でも行けますがね。
    体調のほうはいかがですか。

    1. はちさん、こんばんは。

      回復期の人は「暦年齢」から「マイナス10才」すると、その当時の葛藤と戦ってる、という説があるそうです。
      そんな心境だと思って推察すると見え方も違って来ますね。
      あくまでそういう考え方があるということで、これはディスカッションしたいのではなく、そう考えると楽かもよ、というアドヴァイスです。
      全然関係ありませんが、M-1は僕は「見取り図」の優勝だと思います。個人的に好きだったのは、ウエストランドで「そんな子いないよ」「復讐だよ」というフレーズを言う時のビー玉のような澄んだ瞳とドライモンスター感が、おそ松さんの末っ子の「トド松」を彷彿とさせたからです。ではまた~

        1. はちさん、こんばんは。

          今の最優先課題は、「自分の意見を持つ」ということでしょう。正しいか間違ってるかではなく、自分の意見を表明出来ることです。
          ただ流されるだけの人間じゃ困るから「嫌なら嫌」と言えることが大事です。内容はあとでいくらでも修正出来るから。
          AIが発達すれば人間の能力はほとんど機械が代わりに出来ます。「英語」も「数学」も必要なくなります。
          機械に出来なくて唯一人間じゃなきゃ出来ないのが、「意志」です。今、彼女はそれのトレーニングをしてると考えています。
          話は全然変わりますが、今晩、「爆笑問題の検索ちゃんネタ祭り」があるはずです。
          ナイツの塙が言ってましたが、爆笑問題のネタが今までの時事ネタとは違って驚くほど面白いと言ってましたから楽しみです。
          ウエストランドにお手本をみせるのでしょうね(笑)ではまた~

  7. 川原先生、こんにちは。
    診察で年末のご挨拶をするのを忘れてしまったのでここに記します。
    お世話になりました。どうもありがとうございました。
    以下非公開でお願いします。

    1. あざらしさん、OHA!

      「整骨院」に行こうと大岡山に出て来たら患者さんでいっぱいで年の瀬だからみんな体のメインテナンスに励んでるようです。僕はこれから歯科に行き歯の矯正をします。
      一般論ですが、男の人は「うつ」になったら仕事を休んで家にいればいいですが、女性は働いていてもプラス家が「職場」であり「戦場」だから自宅療養が難しいです。
      なので女性の「うつ」の入院率が高くなる印象ですが、ここにも矛盾があり男は入院しやすいですが、女性が入院するとたとえば家族(子供)の世話を誰がする?などとなって女はつらいよ、の悪しき慣習をなんとかせねばなりませんね。
      話は変わりますが、前にもちょっと書いたのですが、生きる意味を考えなくてはならない動物は人間だけです。それは「種の保存」のみで生きるという「本能」が壊れた動物が人間だからです。岸田秀によるとだから人間は「生きる意味」が必要になり、でもそんなものは(他の生物と同様に)探してもある訳ないですから、なんとかそれっぽい意味を無理やりみつけて信じ込むのです。それを「共同幻想」といいます。家族・愛・国家・お金・友情・資本主義・共産主義・信仰・愛他主義・平和・正義・高学歴など。どれもオオカミの鼻息で吹き飛ぶ藁の家みたいなものですが「幻想」にすがりそれを死ぬまで信じ込めた者勝ちの人生でしょうか。
      だから人間は他の動物とくらべて損をしてますがその分唯一それを補完してるのが「自殺」という選択肢だと思います。しかしこれはいけない。秩序が乱れるから。だけど年間何万人も自殺者はいます、多分彼らの多くは「病気」ではなく「正常な判断」をしたのでしょう。手段は別として。
      僕は職務上、「自殺」をとめる側です。でも「安楽死制度」があったらいいなと思います。「いざとなったら自分の意志で楽して誰にも迷惑かけず死ねる」と思えたら自殺者が減るのではとも思います。海外のフィルムで安楽死の直前に家族友人が集まってパーティーをして談笑し写真をとってその後、別室で静かに死ぬというのはうらやましい気もしますが、日本人の感覚として少し違うから、日本流に修正はすべきでしょうが。しかしこの法整備もなかなか進みそうもなく我々が生きてるうちには安楽死は無理ですね。
      僕が「個人的」に「自殺」をよしと思わない理由は、ずるいからです。マラソン大会とかを見学してる奴ってずるいじゃないですか。その人にはきっと体力的な問題で参加したくても出来ない理由や診断書も提出して正当な理由があるのでしょうが、そんなのを知らされてない「同級生」の身としては「俺だってこんな寒い日に走りたくないよ。いいな、休めて」と相手の「見学理由」など想像もせず愚痴ると思うからです。僕はそういう人間です。一人一人の深い訳など理解していたら文句の一つも言えないからあまり思いやりません。そんな人間が精神科医を職業として選んだのは必然かしら。罪滅ぼしみたい。

      1. 川原先生、お忙しい中ご返信ありがとうございます。
        お休み楽しんでくださいね。
        以下非公開でお願いします。

        1. あざらしさん、こんばんは。

          僕もそれ二十歳のころ読みました。丁度、岸田秀の「ものぐさ精神分析」と並行して読んでましたよ。
          さて、共同幻想ですが、これは信じ込める「才能」が必要ですね。
          だから「見つからない」なら「作ればいい」と思います。
          多分、マイルドなカルト教団を模倣すればいいと思います。
          ちょっとカリスマ性のある人物と、その人を効率よく宣伝できる人がタッグになって、人寄せが出来ればもう「共同幻想」の出来上がり。
          たとえば、ヒトラー&ゲッペルス、アントニオ猪木&新間寿、ビートたけし&高田文夫、などが参考になりますね。
          ですから、そこまで規模がデカくなくてもいいのですから、100人程度の小集団を作っちゃえばいいのです。
          地元のちょっと変わり者の喫茶店のマスターをSNSとかで祭り上げて、その店を繁盛させるとか。なんかテキトーな「スローガン」つけときゃいいんじゃないかしら。「からっぽな心に詰め込むメシを食べさせる」みたいな。ピラフとかを新メニューに考案して。どうですか?ちょっと共同幻想っぽくないですか?
          なんなら僕を使ってもいいですよ。あっ、でも外来混むとヤだからやっぱなしで(笑)。死ぬまでの間の暇つぶしですね。ではまたね~

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