暑さ寒さも彼岸まで~日刊ムンク㉕

~前回までのあらすじ~

 

この子はいつも川原と一緒に寝ていたアンティークドールです。

川原が中1の頃からいつのまにか家にいたお人形は、家族の誰が家に持って来たのか誰にも分からず不気味がられました。可哀想に思った川原は部屋に置いてあげました。それから、約50年、どんな家族より長く川原のそばにいます。名前は「ムンク」、由来は川原の夢の中に出て来て、「わたしはムンク」と名乗ったから。カツラや髪の毛はとれて、アンティークな帽子や靴も無くなり、服も日に焼けて色褪せてしまっています。18世紀頃までヨーロッパでは、女の子にお人形と手芸箱を一緒に贈る風習が広まりました。ムンクはそんな伝統を受け継ぐ「コレクターズドール CD-3」という「素敵なお洋服を用意して欲しい」と強く思うお人形だったのでした。そうと知った川原はテディベアの第一人者のお人形作家さんとコンタクトを取り治療とお洋服作りをお願いしました。

こちらは、ムンクの着ていたドレスをまず煮ます。

そして、「青いクマドレス」に使える箇所を再利用したもの。

ムンクがいない間の代わりに作家さんが作った「抱き熊スーティー」という子をくれました。名前は反戦の願いを込めてラスプーチンにしました。「プーチンでラスト」みたいな意味です。

川原の「守護」を祈ってくれるクマです。

生まれ変わってムンクが帰って来た。

ムンクを入れて運ぶケースは、ドリームケースと言います。

ムンク・川原・ラスプーチンのトリオ名は「SS♡T」。万博にも行きました。

太陽の塔にも。

成長して行く「SS♡T」の成長譚「日刊ムンク」の第25弾。

 

・日曜日

伊藤潤二のマンガを読んで暮らす。大阪万博とコラボしたのをきっかけに単行本を揃えたから。

友人に熱狂的な、伊藤潤二推しがいて、その人にアドバイスも貰って買ったラインナップ。本棚に飾る。

 

・月曜日

アフタヌーンティーへ行く。

あらかじめ、ムンクを連れて行ってもOKか確認済み。

あらかじめ、昼からお酒を飲めるかも確認済み。

見つめるムンク。ドールは匂いで食事をします。

シャンパンを合わせました。

これがその日のアフタヌーンティー。

メニューはこちら。

 

・火曜日

今日は祭日。友人から、中野ブロードウェイで、楳図かずおの「洗礼」のハンカチがガチャガチャであったと聞いたから探しに行く。歩き回ったおかげで、ハビコロ玩具、というガチャガチャ屋で見つける。あと、ついでに、墓場の画廊、で伊藤潤二のフィギュアもまとめ買いする。

これがガチャガチャ。

伊藤潤二のフィギュア・ボックス。

全6種類。

今日はお彼岸。両親のお墓は茅ヶ崎にあるが、それは父が死んでから購入したので父は知らないお墓。そんなところに父がいるのか?僕は訳あって故郷を捨てた身。自分史から茅ヶ崎出身を削除したので(母と母の生まれは東京なので三代続いてれば江戸っ子なので)今は江戸っ子を名乗っています。そんな訳で墓参りに行かない代わりに夜は寿司屋に行く。

白子ポン酢。

カニ。

蒸すと赤くなります。

これをほぐしてもらって。

墓参りに行かない代わりに供物として、特製バラチラシを食べる。
ネタは、中トロ、赤身、平目、イクラ、ウニ、真鯛、子持ち昆布、車エビ、伊勢エビ、鯖、サンマ、とびこ、白イカ、赤貝、ホタテ、カツオ、アワビ、しまあじ、ホッキ貝、ボタンエビの20種。

ネタをのせる前のシャリにのってるのは、酢バス、玉子、ガリ、かんぴょう、きざみ海苔、かまぼこ。

出来上がり。

ムンク達と、20種海鮮丼。

さっきのカニのお味噌汁。

 

・水曜日

今週は火曜が祝日だから、ムンクの髪の毛のお手入れは今日。

ブラシをかけて。

ここからが難しいです。

帽子の装着です。

ズレてしまいますね。

こんな感じにしか出来ません。

仕上げは、受付の羽田さんにしてもらいました。女子は上手ですね。

その後、ガチャガチャを開けます。

楳図かずおの描く少女は可愛いですが、僕が一番好きなのは「洗礼」の少女がこっそりあかんべえするポーズです。

 

・木曜日

僕の部屋は地下室のクローゼットです。上の階のリビングに、Blu-rayレコーダーがあってそこでテレビ番組を録画してるのですが、僕以外は誰も使わないからこの度、Blu-rayレコーダーを僕の部屋に設置してくれました。これはとても便利でわざわざ上まで行かなくても録画番組を観れるようになりました。
Eテレの「すくすく子育て」をまとめて観る。一年前に言葉が出なくて悩んでたお母さんが、助言をもとに声かけをし続けて赤ちゃんも親も成長したという報告を受けて涙ぐむ司会の、りんたろー。、は良い人です。

我々の仕事もそうですが、紺屋の白袴というか、人の家の世話をしてて自分の家がおろそかになる援助者の葛藤は「あるある」です。そう言えば、金八先生の息子がグレる回があってその時に金八先生は何も出来なかったのをみたことがあります。
レムリア人は、親子という関係はあるけれど、子育ては皆んなでやるそうだから、そういう世界がくればいいと思う。

最近は臨床の現場でもchat GPTに相談してる人は多いですが番組でも肯定していました。僕が思うに、AIとカウンセリングを比較するのではなく、補完しあって使うのが賢いと思う。

 

・金曜日

長門有希のマウスパッドの隅がめくれてしまいました。

もう長く使っているから、買い直しました。それがこれ。↓。

「もう嫌なの、あなたの浮気癖」と呆れるムンク。

 

・土曜日

伊藤潤二のフィギュアの箱を開ける。富江。

ファッションモデル。

夕子。

双一。

四つ辻の美少年。

耳擦りする女の特製カード。まゆみは一番好きなキャラです。アニメではしょこたんが声優をしていました。

うずまき、のコインケース。これも特別なもの。

今日は最終土曜日だから勉強会です。

 

次号へ続く。


12 Replies to “暑さ寒さも彼岸まで~日刊ムンク㉕”

  1. 先生こんばんは。先日は診察ありがとうございました。
    ブログも楽しく拝読してます。先生はムンクちゃんと「ヌン活」もしているのですね。ムンクちゃんも美味しかったことでしょうね。嫉妬しているショットに心配になりましたが、大丈夫でしょうか。
    私は昨日今日と休みだったのにずーっと寝ていました。やらなきゃいけないことはいろいろあるのに、疲れているのか、腰痛もあってずっと寝ていて家族にも呆れられました。スマホも何も見ずにただひたすら寝ていたのです。自己嫌悪の気持ちでいっぱいになります。仕事や家のことでいろいろ疲れてるんですかね。
    また早く診察に行きたいです。先生のピンクヘアよくお似合いですね。

    1. あざらしさん、こんばんは。

      いつも、ブログを読んでくれてありがとうございます。ここの読者は何人なのか?の数字が出ないので、時々、「誰も読んでないのでは?」と不安になるのでコメントをもらえるとホッとします。
      「ヌン活」って言葉があるのですね。また色んなところへ、ムンクを連れて行こうと思います。ムンクは付き合いが長いから僕の多少の悪癖には慣れているでしょう(笑)
      あざらしさんの休みの日は、お疲れモードでしたか。次元上昇した人は、「成長の証し」として眠気が出るそうです。無理に活動するより流れに任せて眠ってて正解です。
      眠気以外にもアセンションの時には「腰痛」が出やすいそうですよ。腰痛は第1チャクラのエネルギー調整と関係するから、「生活の基盤を整える時期」に不調が出やすいとされています。
      古い不安を手放す浄化のサインかもしれませんよ。眠気同様に悪い事ではないと思います。
      たまには裸足で土や草の上を歩くといいかもですよ。
      またお待ちしていますね。ではまた~

    1. なつみかんさん、こんばんは。

      良いと思いますよ!バッチリです!!

      強いて言うなら、「自分の勉強をしたい」より「患者様のためになる仕事をしたい」の方が印象は良いかも。
      でも大丈夫!!ではまた~

    1. :)さん、こんばんは。

      了解です。色々とお話ししたいことはありますが、齟齬が出そうなので今度会った時に~

  2. 川原先生、こんばんは

    公開か非公開かは、先生のご判断でお願い致します。

    先日、怖い連中に追いかけられる夢を見ました。
    必死に逃げ回っていた時に、少し大きなお店のあんみつ屋さん?みたいなところに入り、川原先生と、よちよち歩きの男の子が手を繋いでいる姿が見えましたので、少し迷って声をかけました。
    その時に静かに、「こっちに避難しようか」と、よちよち歩きの男の子と一緒に安全に避難出来て、目が覚めました。

    ホームページの小さな男の子?と、川原先生が潜在的に頭に残っていて、「支えますよ」と言ってくださったのが、残っていたのかと思います。

    今日のお昼は、お薬を飲み忘れました。
    心が落ち着いていました。

    有難うございます。
    それだけ、お伝えしたくコメントをさせて頂きました。

    1. なつみかんさん、こんばんは。

      どこかの村は過去何年も犯罪も起きず、精神的不安定になる人も出ない平和な村です。
      文化人類学者がそこの村をくまなく調査しましたが、とりたてて変わったところはありませんでした。
      強いていうなら、そこの村には昔から伝わる習慣がありました。
      それは、毎朝、長老が子供たちを集めて、その日にみた夢を語らせるのです。
      「ライオンに追いかけられて穴に落ちて怖かった」と語る子供に、長老は「うんうん」とうなずきながら話を聴いて、こう言うのです。
      「それは怖かっただろう。今度同じ夢をみたら、穴の周辺をよく見まわしてごらん。つるがあってそこにぶら下がれば助かるから」。
      するとその子は次に似たような穴に落ちる夢を見た時に、キョロキョロして何かつかまるものをみつけるのです。

      良い話ですよね。
      どうでしょうか?これと同じ要領です。もしもまた同じように怖いものに追いかけられる夢をみたら、夢の場面の隅っこに居てあげますから、キョロキョロして僕を見つけて下さい。
      見つけたら迷わず声を掛けて下さい。何かいいアイデアを出しますから。

      コメントを公開にさせてもらいました。ありがとうね。ではまた~

:) へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です