28/Ⅱ.(金)2014 くもり、昨日より少し暖かい
やっとこ予告ブログを書き出しましたが、順番通りには行かず、まずは②の石野真子から始めました。
予告ブログは、①の「生きること、死ぬこと」が難航してるから書ける物から書く事にしました。
そこに加えて、昨日の「2月の新刊」のようにカワクリの新しい情報もお伝えしなければなりません。
ですから、予告ブログの順序はシャッフルされ、それにクリニックの近況も交えるので、しばし、カオス化します。
僕の個人的な趣味や思い出話と現在のクリニックの様子が、時間軸を無視して、パラレルしながら交錯して行きます。
なので、皆さん、どうぞよろしく、ついて来て下さい。
と言う訳で、今日は僕の治療観のようなものを書きます。
昔、キムタクがドラマで美容師の役をやっているのがありました。タイトルは忘れました。
それと治療観がどう関係するかと言うと、キムタクはドラマの中で、こんなことを言うのです。
中(小?)学生の女子が生まれて初めて自分で美容院に行こうと決意する時、それはとても緊張する。
勇気を持って、美容院にやってくる。
キムタクは、その少女に「来て、良かった」と思わせられる美容室を作りたい、というような事を言うシーンがありました。
クリニックと美容室では違うと思うかもしれませんが、初めて訪れる所への不安と期待、緊張と覚悟は似てると思うのです。
だから、僕はクリニックを作る時に、キムタクのセリフをいつも頭に思い浮べていました。それは今も変わりません。
スタッフにもそのように話して共有してきたつもりでした。
ところが、こないだショックなことが起きました。
ある新患の方に、「ここのクリニックは初めて来る患者に対応が冷たい」と言われたのです。
それはクレームとかではなく、「ここにはメンタルに弱ってる人が来るはずだから直した方が良い」、と助言してくれた訳です。
言われた内容は、考えてみれば、もっともな意見でした。
でも、それは受付の人間性が冷たい、という訳ではなく、マニュアルに温かみがない、ということなのでした。
マニュアルとはそういうものだ、と居直ることも出来ますが、そのマニュアルを作ったのは僕でした。
つまり、あれだけ、初めて来た患者さんの気持ちを、なんて言っておきながら、僕は知らずに真逆の事をしていたのです。
これには少し、落ち込みました。スタッフを集めて緊急ミーティングもしました。名案は出ませんでした。
僕は結構、凹みました。<明日、試験なのに全然勉強やってないで焦る>なんて夢を見てうなされました。
そんな時、立川談志が「笑点」を始めるにあたって、大喜利の各メンバーにキャラをつけたという話しを思い出しました。
そうか!受付は制服(白衣)を着て、マニュアル通りに喋るから、機械的に映るのだ。
だったら、3人の個性を打ち出して行こう!
僕は秘かにキャラ設定まで考えたのですが、キャラは患者さんとのやりとりの中で自然に生じるものだと考え、没にしました。
その代わり、3人には「なぞなぞの過去問集」からそれぞれ3問づつ好きな問題を選び独自に画用紙に書くよう指示しました。
そして、出来あがったのがこれです。
天明さんは、「てんみょうselectさんすうクイズ」。受付カウンターの「原巨人入団の号外」の横に貼ってあります。↓。
後藤さんは、「後藤の暗号コレクション(略して)ゴトコレ」。これは、カウンターテーブル横の出っ張りにあります。↓。
富田さんは、「富田が選ぶ3つの難問」です。これは、クリニック入口横のテーブルの前に貼りました。↓。
意外と、皆、器用で僕は驚きました。そして、僕が秘かに設定していたキャラとは、まったく違った側面をみせて来ました。
是非、クリニックにお越しの際は、3人手作りの「なぞなぞ」を見つけて、チャレンジしてみて下さい。
ヒントや答えを聞く、やりとりを通じて、彼女らの人柄に触れてみて下さい。
「なぞなぞ」は、すぐに解ってしまっても、つまらないので、ヒントも3段階、用意してあります。
現代は機械が世界を支配しそうな勢いです。そんな時代だからこそ、人と人とのふれあいが大切だと思うのです。
僕は、受付の3人をただ、単に会計して次回の予約をとる事務員にとどめておくつもりはないのです。
精神科&心療内科は他の科と比べ、治療に使える道具が圧倒的に少ないのです。
だから、スタッフ自身のキャラクターさえも治療的に働けばというのが僕の理想なのです。
3人にこんな才能があるのを今まで発見できなくてもったいなかったです。これからは有効活用して行きます。
たとえば、ウォーター・サーバーに貼ってある「なぞなぞ」は後藤さんが新調しました。「水」に関する「なぞなぞ」です。↓。
受付カウンターのオイル時計の説明書は、天明さんが書き直しました。↓。
こないだの大雪や風の強い日には1階の看板は倒れてしまうからしまっておくことにしました。
そうすると悪天候の中、クリニックに訪れた人が看板が出てなくて、「えっ?お休み?」とビックリすると気の毒です。
富田さんには、その時用のポスターを書いてもらいました。看板を出さない時は代りにこれを貼るから安心ですね。↓。
どうでしょうか?是非、皆さんとのやりとりで受付スタッフを育ててあげて下さい。応援をよろしくお願いいたします。
好評なら、第2弾、第3段と畳み掛けます。次の狙い目は、喫煙室に1枚、「なぞなぞ」を貼りたいと思ってます。
BGM. 吉沢秋絵「なぜ?の嵐」
受付のスタッフの方々、私は嫌だったことは一度もないです。
程よい距離があるのが良い、という場合もありますよね。
クリニックの内装と先生の外見には、(このブログで「予習」しましたが、予想以上だったので)ビックリしました。
でも、大好きです。
先日、上司同伴で行きましたが、「このクリニックは患者をリラックスさせるために漫画本とかいろいろ置いてあります。ドクターも髪の毛染めてたりしますが、決して不真面目な訳ではありません。私は信頼しています。」と事前に伝え、実際中に入ってからも悪い印象は持たなかったようですよ。
トモトモさん
受付スタッフやクリニックの内装や僕の外見に好感を持っていただきありがとうございます。
今後の励みになります。
それから、上司へのナイス・フォローありがとうございます。
しかし、上司同伴には、ひょっとして、他の皆さんにも、似た様な苦労をかけてますかね?
だったら、すまん。
BGM. 吉沢秋絵「なぜ?の嵐」
すみません、また内容に触れずに、
BGMに琴線が触れてしまいました。^_^;
これはもう
「スケバン刑事Ⅱ」の最初のED、
私がもう一生忘れることの無い(出来ない)曲です。
だけでは申し訳ないので、^_^;
「手書き(描き)」のモノは、意外とその「人なり」を
反映しますね、普段、寡黙な人の饒舌な面が見えたりとか、
それを見て初めてその人の「意外」な側面を見れたりします。
ボクシングファンさん
この件に関しては、ボクシングファンさんに落ち度はありません。
僕も覚悟してましたから。むしろ、このコメント来なかったら寂しかったですよ、きっと。
最後の付け足しかと思ったら、良いこと書いてありますね。
僕は、尊敬するお医者さんの字を真似て、カルテを書いてましたよ、若い頃は。
同じ様な意味でしょう??
先生、真面目な話をさせてもらいます。
その新患の方が言った事は私も一部であっていると思います。
先生もご存知の通り私は最近あまり時間がないので診察せずに薬のみをもらっております。
(あまりいい事ではありませんが・・・)
その電話をする際に、以前にいらっしゃったスタッフの方に比べて事務的で冷たい対応だと感じます。
時にはイラッとした事もあります。
以前いた方達がレベルが高かったといってしまえば終わりですが、ちょっと電話をするのが億劫でした。
でもいちいち本人に言う事でもないし、このブログで言う事でもないので黙ってました。
でも今回このブログの記事見て私だけではないんだなぁ思いました。
新患の方は川原クリニックに愛着や思い入れもないので先生に話せたんだと思います。
私はなかなか言えません・・・・そんな事・・・それにそんなに重要に思っていなかったので・・・
でも他の方はともかく私も思っていたので、そこは前のようにあったかみのある対応になればいいなと思います。
ちなみに以前の対応はスタッフの方があったかかったと感じます。
今は事務的な感じがします、あくまで私の感想ですが・・・
なのでそこは前の感じになるといいなと思っています。
色々生意気言いましたが先生の頑張りは通っている皆が解っていると思います。
なので先生大変ですが頑張って下さい、そしてこれからも宜しくお願いします。
そしてこれからも頑張れ川原クリニック!
Sinさん
ありがとうございます。こういうコメントがもっと欲しいです。
それは、クリニックのことを思って言ってくれてるからだと理解してるからです。
川原クリニック、声なき声、に耳を傾けて行きます。
PS.今のスタッフもあったかみはあるんですよ。なぜなら、僕は採用面接にも、手を抜かなかったから。
はい、ほぼ同じ様な意味です、だと思います。
実は、書かれている内容よりも、筆跡とか(迫力があったりしたり)、
一瞬、言葉につまることさえあります。
書いて(描いて)表現出来るのは、プロの作家だけではない!
と、断言出来ます!
でも、それで報酬を得られるか?は、別の問題ですが。。。^_^;
今は、BGMにまずコメント(思い)を書いたことを、
今は申し訳なく思わずになりました。(笑)
ボクシングファンさん
太宰治の自筆の原稿用紙で小説を読む単行本とか出版されてますね。
太宰じゃなかったかな?違ったら、ごめん。
BGMに関しては、こちらこそ、誘い水みたいなものでして。キャッチボールみたいな感じでね。
個を潰す接客マニュアルは作っちゃいけないですよ。最近、スタッフの笑顔が見られず、「元気ですか?」と聞いても、
「元気ですよー」と棒読みです。前は絡みがあったのになくなる。それがマニュアルならマイナス要素満載ですよ(笑)
ついつい勘ぐってしまうのが私の悪い癖ですが、にしてもロークオリティだと思います。接客にリスクは付き物ですよ。
なんとなく行きたくなってくるような方向性に向かっているので、今日は怒りは胸に抑えて向かおうと思います。(本当は一言文句を言ってやろうかと思っていました。)
私の居場所はここにしかないのですから、本当なんとかして下さい。お願いします。(これは非公開でお願いします。)
KENさん
さっき相談したように、「公開」しますね。
他の方も意見があれば言ってもらえるように。
ちなみに、メールは「ブロック」されて届いていないみたいです。
太宰の自筆の単行本が出版されていることは知りませんでした。^_^;
村上龍が電子書籍の出始めの頃、自筆の原稿用紙で読める
「限りなく透明に近いブルー」を紹介していた動画を見たことはありましたが、
これも時代の流れなのでしょうか?
私は個人的に、小説よりも、萩原 朔太郎の
「月に吠える」を、見てみたい気があります。
自筆の小説は読むのが大変そうなので。^_^;(笑)
ボクシングファンさん
太宰のは多分、「人間失格」です。
僕は電子書籍は抵抗があります。本棚に飾るのも趣味なので。
こないだ中野のロックTシャツを売る店で、「sakutarou hagiwara」という文字の入った横顔写真をプリントしたTシャツを買いましたよ。
川原先生
了解です。いや、本当掃き溜め口になるといいですね。日本人の美徳とされてることと言います?か、黙ってて溜めこんで
噴火させるよりちょっとずつ小出しにしていった方がいいですもんね。私もため込みやすいタイプなもので先生には
小出しに話していこうと思います。そういうため込む習慣を治すことも治療の一環かもしれません。ふとそんなことを
思いましたm(_ _)mこれからも親しみやすいクリニック作りみなで作っていきましょうね!今日も一日お疲れ様でございました!(^o^)
KENさん
溜め込まないというのは大事ですよね。
指摘通り、治療の一環になるかもしれないですね。
皆さんも、KENさんのコメントに触発されて、意見をガンガン言ってくれると嬉しいです。
皆で、親しみやすいクリニックを作って行けたらいいですね。「公開、了解」ありがとう!
皆さんの言っていることと、かぶるかと思いますが、
わたしは「血の通った」、ということが一番大事だと思います。
そうであれば、それは「自然と」態度や声かけや、見守る目線に
現れますし、特に精神科などに通う患者さんは、そういうことを
敏感に感じ取りますから、前に言ってらした方のように、程よい
距離感は人間関係で大切だと思いますし、けれどそれを、冷たいとか
違和感とかに感じないで済む思います。
ただ、スタッフのみなさん、まだお若い女子なので(笑)、
そういう人間味が深くなっていくのは、これからだと思うのですが、
そういった意味でも、みなさん、将来有望な方たちだと思います。
わたしも(若い女子じゃないので・笑)遅いと思いますが、
これから大人へと育っていこうと思う第一歩を踏み出したばかりで、
人のことをどうこう言える人間ではないのですが、
スタッフの皆さんに負けないように、あせらず、育っていきたいと
思います。
先生の熱心なご尽力、信頼は、初診を受けた時から、ずっと変わりません。
センセー、スタッフの皆さん、いつもありがとうございます。
これからも、どうかよろしくお願いします。
saramiさん
参考になるコメント、ありがとうございます。
このブログ記事の反響を受けて、スタッフは、若干、凹みながら日々、頑張っています。
でも、その位の緊張感があった方が良いとも思います。
ところで、人間味が深まるのは何年位かかりますかね?(勿論、個人差はあるでしょうが)
先生、スタッフの皆さん、ごめんなさい。
私は今、上がりに上がっちゃって制御できない状態なので、
不適切な発言があったら、どうか削除して下さい、
と書こうと思ったら、すでに遅し、UPされてしまいました。
今日第三者から、「まるで別人、前はそんな暴力的な人じゃなかった。」
と言われショックでした。でも多分実際そうなんだと思います。
これは私だけだと思いますが、
私は、帰り際「さようなら」と言われるのが、非常に辛いです。
立ち直るのに、努力が要ります。(そう思うのは私だけです。)
「お大事に」とか「気を付けて」だったらいいのですが・・・
これも暴力的な私見で、先生方を傷つけていると思います。
自分を制御できない、おかしくなってる人間でごめんなさい。
これも不適切なコメントであったら(多分そうですよね)
どうか削除してください。
それから、傷つけてしまったスタッフの方、本当にごめんなさい。
狂った人が、おかしなことを言っている、と思って、
どうか気にかけないで下さい。でも、もう口に出して言ってしまったので、
自己責任ですし、取り返しがつかないですね…どう謝ったらいいだろう。。
「血の通った」と「人間味が深まる」は、他の病院に行った時に、
そこの対応に感じたことです。
私ごときが、そんな偉そうなことを言う資格はありません。
私は今、狂っています。(これも自己防御の言い訳なのかな…)
もうぐちゃぐちゃで自分がわかりません。(これも逃げ?)
数々の不適切な発言、どうかお許し下さい。もしも許して下さるのなら….
最後に、これも自分のための偽善なのかもしれませんが、
受付の方に、救われた事があったこともあったこと、これは事実です。
saramiさん
僕は今回の記事で皆さんから本音が聞けて良かったと思っています。
スタッフが凹んだのは、あなたのコメントではないですよ。
むしろ、saramiさんはフォローしてくれてた印象ですよ。
ただ、今回の指摘にある、帰り際の「さようなら」は考え物ですね。
次回の全体ミーティングの課題にして、結果を報告しますね。
saramiさんは、色々と大変そうですね。
ただ、今回のブログのコメントに関しては、ノー・プロブレムでしたよ。
またコメントして下さいね。
今頃レスで、ごめんなさい。(すぐ謝ってしまうクセあり)
先生、「今回のコメントに関しては、ノー・プロブレムでしたよ」と言ってくださり、
ありがとうございます。安心しました。
私も、「KENさん」と同じく、溜め込みやすいタイプ(かなり)なので、
自分にできるペースで、少しずつ直していって、診察中や他の場面でも、
「小出しに」出せていけるといいな、と思います。
そして「KENさん」と、先生の言う通り、それは治療として、治っていくのに、
とても大事なことだと思いました。気づかせてくださり、ありがとうございました!
だいぶ、春っぽく(やっと)なってきましたね。花粉症の人にはつらいけど。。
(今回のコメントも大丈夫だったかな…?)
saramiさん
そうですね、溜めこまずに小出しに出せていけると良いですね。
花粉症の人にはつらそうな季節ですね。
(今回のコメントも、ノー・プロブレムでしたよ」)