2016年3月22日 晴れだけど、風がつめたいです
どうも、小森です。受付まわりを、ちょこっと模様替えしました。
受付向かって左に、ふくろうの時計があります。あ、これ耳がありますね、みみずくだ。
みなさんご存知ですか?ふくろうとみみずくの違い。
先生が前に記事に書いていたような。あった、あった!こちらをご参照ください↓
2013年6月15日インテリア
その、みみずくの時計の下にバルテュスがきました。
こちらは「地中海の猫」。
シーフードレストランのために描かれたもので、店内に飾られていたそうです。
絵が1枚飾られただけで、ずいぶん受付の空気が変わりました。
さて意外と紹介されていませんでしたが、バルテュスけっこう飾られています。
まずは診察室。
みなさんが座る席の、右手ソファの後ろですね。
バルテュス、ポール、バルテュスとなっています。
まずは左「週に四日ある木曜日」
こちらの絵については、先生がバルテュス展へ行ったときの記事から拝借。
”当時、フランスの小学校は木曜日が休みだったため「木曜日が4日ある週」とは「決してあり得ない」
という言い回しに使われていた”そうです。
そして真ん中にポールがいて、右「夢見るテレーズ」
みなさん、この写真をよーーく見てください。テレーズの横に・・・
真子ちゃん!!
これには先生の意図があるようで。なんと、テレーズと石野真子が同じポーズなのです!プリティー・プリティー!
こちらは、スタッフ控え室の入口横。
「美しい日々」
右奥に、暖炉に薪をくべている男性がいます。
わたしには彼が、三浦友和に見えてしょうがないんですよね。
先週はそんな感じで、魚の絵とか漁師がチラチラしていたもので、頭の中は魚でいっぱいになっていました。
先週は、仕事終わりに友人と会う日が2日続きまして。
わたしは居酒屋をリクエストしたのですが、1日目はワイン居酒屋で魚なし。
2日目は、なんだかアメリカンな店で魚なし。
もう限界だ。お刺身が食べたい!!と思っていた金曜日のこと。
その日の午前診療は、いつもより早く終わりました。
先生はおもむろに、「今日はちらし寿司だな。」と言いました。
先生(正確には、先生の先生が)ご贔屓のお寿司屋さんは隣の駅にあるので、時間があるときでないと行けません。
平静を装って「わかりました。」と答えましたが、心の中は「ひゃっほーーー!!」でしたよ。
わたし、魚が食べたすぎて、知らないうちに口にしてたのかと思いましたよ。
クリニックはお昼も受付は開いているので、全員で行くことはできません。
ごめんよ、大平さん。大平さんの分まで堪能してくるね。あとはまかせた。
でも先生は、とっても優しく思いやりのある方なので、お留守番の受付にはお土産に太巻きを買ってきてくれます。
本当に川原先生って、とっても優しく思いやりのある素敵な先生ですね!
(ちらし寿司のお礼です。)
さて、わたしは昔、市場の魚屋さんで働いていました。
毎朝5時出勤で、月曜は1時出勤でした。朝じゃないですね、夜中です。
8年働きました。よく頑張ったな、わたし。
市場は、他の仕事と時間帯もちがうし、なんだか村のような場所でした。
働く人も、仕入れに来る人も職人肌で、人情とか義理とかがまだ残っていました。
よく言われていたのが、「市場の常識、世間の非常識」。
先日の、先生の記事にこのフレーズが出てきて、市場のことを思い出しました。(また魚!!)
わたしが働いている間に、同業も街の魚屋さんもどんどん閉店していきました。
大きな安売りスーパーがあちこちにできて、そこには肉も野菜も日用品もあるので、買い物も1度で済むし
仕入れの量も多いから、値段も安い。
魚は肉よりも高いし、若い人たちは生ゴミがにおうからと家で調理しない、需要は減る一方。
90歳のおじいちゃんがやっている魚屋さんも、跡継ぎがおらず70年続けたお店を閉めました。
すごいですよね、70年て。
わたしの祖父母の世代とは違い、現代は生き方も仕事も選択肢はたくさんあります。
でも、だからこそ、自分はこう生きたいという意思や意志がないと、つらいなあと感じています。
わたしのイメージですが、目の前に分かれ道があって、右へ行くと安泰、左は未知の世界、さあどっちを選ぶ?ならば
わかりやすいですよね。選べるかどうかは置いておいて。
これが現代バージョンになると、目の前には5本くらい道があって、全部未知の世界行き、安泰な道なんてないんです。
選択肢も増えて、自由もあるけど、どこへ進むのか自分で決めないといけない。
要するに、いまわたしが悩めるお年頃だってことですね。
こんなとき、カウンセリングは有効?それともこれは、人生相談?
BGM.フィッシュマンズ「いかれたBaby」
小森さん、こんばんは。
市場の魚屋さんで働いてらしたのですか!
まるで、談志の弟子みたいですね。
私は小森さんほど早い時間帯ではありませんが、真冬は夜明け前に家を出て、通勤途上で日の出を見る仕事をしていました。(ローテーション制だったので、毎日ではありません。)
小森さんの文章を読んで、あの日の出はとても綺麗だったことを思い出しました。
そして、寒いし、早起きは辛いけど、清少納言の「冬は つとめて」(つとめて=早朝)を唱えながら駅まで歩いていたことも。
もう私は悩める年頃ではなく、勝手にぶつかって来る物をよけたり、砕いたり、つぶされそうになったり、とっておく物と捨てる物に分類している感じです。
カワクリに来るまで、20数年突っ走って来て、人生の急カーブのようです。
いろいろありますね。
ブログの意図と全く違っていたら、ごめんなさい。
トモトモさん、こんにちは。小森です。
早朝、町に誰もいないのって贅沢ですよね。
そういえば、出勤中にものすごく明るくて大きな流れ星を目撃したことがありました。
あとで調べると、それは火球と呼ばれるものらしいのですが、そのときは絶対UFOだと思いました。
まわりに目撃者もいなく、興奮を共有できなくて残念だったのを覚えています。
なるほど!分かれ道でなく、カーブもあるんですね!
人生をドライブに喩えたりしますしね。
世代とか、環境とか、立場を越えて話す機会があればいいな、といった意図で書いた記事ですので、ドンピシャでうれしかったです。
小森さん、こんばんは。
人生の選択肢、私は変化を恐れて動けないんですよね。
小森さんは今、色々考えているんですね。
現代に安泰はなし、とはよく言ってくれたと思いました。
市場の魚屋で働いていたんですか?意外でした。
魚屋さんと言うと、声が大きくないと勤まらないというイメージがあるので凄いなと思いました。
mayuさん、こんにちは。小森です。
すっごくわかります!!怖いですよー!!
変化を、面白がれるようになりたいものです。
市場の人は、みんな声が大きかったです。笑
酒飲みで豪快でよく働く人たちでしたよ!
おはようございます。
とっても優しく思いやりのある素敵な患者です。 異論は多々あるとは思いますが。
さて、そんな戯言よりも。
高速スライダー系やフォークボールなんかだと怖い人生です。
先のやり取りを拝見していて、どうやらカーブくらいが丁度いいのかなと思いました。
・・・例えって、難しいですよね。
これでもスベることにはだいぶ慣れたつもりではいますが。 でも、出来ることならば転倒は避けたいものです。
散文気分でした。
散文気分さん、こんにちは。小森です。
異論はございません。(あひるのお礼です。)
確かに。フォークボールとか、怖すぎですね…。
ずっとカーブでも飽きますしね。変化球を望んでいるのは、自分自身かもしれませんね。
バルテュス結構飾ってあるんですね、びっくりしました。
今度ゆっくり、見てみよう。
以前先生が紹介していてそれから好きになりました。
小森さんはどの絵がすきですか?私は夢見るテレーズですかね。
sinさん、こんにちは。小森です。
わたしは、「地中海の猫」好きです。
明るく、温かく、陽気な気分になります。受付にぴったり!
今度ゆっくり見てみてください!
小森さんこんばんは。薪をくべる三浦友和に爆笑しました。
あと、締めのBGMがフィッシュマンズなのにも。
みみずく時計、とてもかわいらしいですね。
私が行かない間にもクリニックはいろいろと変わっていっているみたいですね〜。
次に行くときが楽しみです!
またコメントします〜!
sackyさん、こんにちは。小森です。
三浦友和も、フィッシュマンズも、お互いに年代としては外れているのに、通じ合えてよかったです。
伝わる人には、伝わると信じて。
きっと次に来たときには、飾りものは変わっているかもしれないけど、相変わらずだなぁって思うんじゃないかな。
先生はブレないから~
コメント、ありがとうございました!!
小森さん、こんにちは。
> 目の前には5本くらい道があって、全部未知の世界行き
この例えに笑ってしまいました。
本当に、そんな感じですね。
選択肢があるのはいいこと、と、言う人が多い気がしますが、そんな人ばかりではないですよね。
選択肢がないから、その場所で頑張ることができたりして…。
逃げ場所はもちろん必要ですが。
市場でのアルバイトのお話、面白かったです。深夜1時出勤!すごいですね~
もし機会があれば、もっとお話を聞きたいです。
yoruさん、こんにちは。小森です。
失敗してもいいとか、ちがうと思ったらやり直せるとか、もっと気楽に生きたいものです。
人生の先輩方に相談すると、まだ若いんだから、自由にやればいい!とか言われるんですが、それができないんですよね。
省エネ運転は、効率がいいし楽だけど、バイタリティとか情熱とはほど遠い。
市場エピソード、思い出したらまた書いてみますね!