3/Ⅸ.(日)2017 はれ
前回のマンガが、局所的にウケたので、少数派のニーズにお応えして、もう一丁、未発表作品を紹介してしまいましょう。
その前に、これらのマンガ・シリーズの表紙とも言うべきものをお見せしましょう。
クリニックの受付カウンターにも貼ってあるから見たことある人もいるでしょう。↓。
これはビートルズのジョンとポールが初期のストーンズに曲を書いてあげた時のエピソードをパロディにしたものです。
ジョンとポールはあっという間に部屋から出てきて、ミックが「ギターでも取りに来たの?」と聞くと、
「もう出来たよ」と言ったという話。その曲が、「彼氏になりたい」です。
ストーンズのシングル曲を、ビートルズではリンゴ・スターが歌っています。
GWのポール・マッカートニーのドーム公演では、「次はリンゴの歌だよ」と曲紹介してポール自らが歌ってましたよ。
さて今回ご紹介するマンガのタイトルは「煙が目にしみる」です。↓。
プラターズの曲が有名で、映画「アメリカン・グラフティ」では、
男の子が奥手であるが故にギクシャクしたカップルが、学園祭のダンスパーティーで「ベスト・カップル賞」に選ばれて、
チークを踊りながら、皆には愛想を振りまいて、周囲には聞こえないように口げんかしながら仲直りする場面で流れました。
僕がこのマンガのプロットを書いたのは、高3の時で、場所は高田馬場の「イントロ」というジャズ喫茶でした。
ジャズ喫茶では、セロニアス・モンクの前衛的なアレンジの「煙が目にしみる」が流れていて、
そこからインスパイアされたのを今でもよく覚えています。
アイデアを温めて、大学1年の時にマンガにしました。足掛け3年です。(浪人してるから)
主人公の男は、浪人時代の「僕」です。
元カノと久し振りに会います。彼女だけ大学に受かって、振られました。
自分を振った彼女との再会という設定です。
「僕」は喫茶店に先に着いてますね。当時は、モカ、は大人っぽかったのでしょう。↓。
画力に難があるので説明しますが、右手に持ってるのが「タバコ」で、左手が「ジッポのライター」です。↓。
インディアンの狼煙のようですね。僕はここにいるよ、という合図でしょうか。
しかし、実に頼もしい。余裕シャクシャクな態度で、元カノを待ちます。↓。
しかし慣れないタバコにむせてしまいます。この描写は山口百恵の「秋桜」のB面の「最後のページ」からヒントを得ました。↓。
元カノ登場です。↓。
画力が不安なので解説しますが、右手は「いやいや」という否定の仕草です。分身の術ではないです。↓。
紳士はさりげなく椅子をひきます。↓。
つれない女です。↓。
「いつから煙草を吸うようになったの?」と言っています。↓。
右手はタバコです。葉巻ではありません。↓。
当時、僕はこういう髪型の女の子が可愛いと思っていました。ちなみに聖子ちゃんカットが大流行の時代です。↓。
元カノ、何も注文してないですね。テーブルの上、何もないし。ウエイトレスさ~ん、灰皿必要ですよ~。↓。
元カノは、思わせぶりです。↓。
元カノは、トボけます。↓。
気まずい沈黙が流れます。いつのまにか灰皿があります。さっきの声がウエイトレスさんに届いたのでしょうか。↓。
皆さんの鑑賞眼が心配なので説明しますが、タバコを灰皿で消している「僕」と、鞄を「ゴソゴソ」とまさぐる元カノです。↓。
ハンカチを探してたんですね…。そんな殊勝な女じゃなかったですよ、現実は。願望ですね、願望。↓。
BGM. プラターズ「煙が目にしみる」
先生おはようございます。
先生の漫画はストーリーと、独特の画風がおもしろいです。
プロットから完成まで足かけ3年ですか?!長いあいだ、よくその時の気持ちが覚えていられますね。私は飽きっぽくて軽率なのか、たとえば日記を書くと「書いたぞ」と満足するようで、昔の日記読むと全く記憶にないことが時々あります。自分に関わるものごとがバタバタと進行している時ほど、そうなります。
ところで、この「煙が目にしみる」は、以前カワクリに貼ってありましたよ。
写真撮ってあります。
「タッちゃんとテッちゃん」とか、ブログのタイトルの元になったジューシィ・フルーツの「十中八九N・G」のジャケットも同じ頃に撮っています。
あ、こうやって、アタマの中のことを別媒体に記録するから、自分では忘れてしまうのでしょうか。
トモトモさん、おはようございます。
僕は、マンガのストーリーを聴覚でも記憶してるので(この場合、プラターズ&モンク)覚えていられるのかも。
ところで、「煙が目にしみる」と「タッちゃんとテッちゃん」は以前カワクリに貼ってありましたか。
すっかり忘れてました。
ではまた~
ナンノファンの間では、その曲を知らなかったら確実に「モグリ」であることがバレてしまう「春景色」
と言う曲があるのですが、その歌詞が男の子が浪人?か留年?をしてしまい、
4月から同じ学年でいられなくなるネ、と言う内容なのですが、
先生の青春の一ページを作品を通して見ながら、同時に自分自身の青春の切り張りが浮かんで来て、
やはり、「描くこと」と音楽は強く感性に訴えて来ます。
ジャズセッションで、変わった曲があると、「これ誰の曲?」ってなったりするのですが、
モンクの作品である確率がとても高くて、
「やっぱりね、でも、モンクに文句は言えないよな。(笑)」
と言う、フレーズが常套句の様に使われています。(笑)
禁煙をしてもう10年近くになりますが、妄想の中では、
Jazzの街、ナンノの地元、神戸港で「Smoke gets in your eyes」と
「 春景色」を交互に聴きながら、そしてコーヒーを飲みながら、煙草をくゆらす自分がいます。
BGM. Miles Davis「Smoke gets in your eyes」 南野陽子「春景色」
ボクシングファンさん、こんにちは。
僕はファンではないので、ナンノのその歌は知りませんが、切なくさみしいテーマですね。
そして、神戸…ですか。
「春景色」の大人バージョンで、彼女だけ結婚して、「僕」は独身で、
これからは同じ境遇でいられなくなるネ、でも好きよ、ってどうでしょう?
ちょっと不倫っぽいですかね…。
一応解説がなくてもせんせいの書いた漫画の意味わかりますよ。
安心して下さい。
聖子ちゃんカットの時代たと多分私はおかっぱ、いわゆるしょーとぼぶかくろかみろんぐが好きだったと思いますが最後は好きな子だったらその子の髪型が好きになるんですよね、きっと
そういえばミックジャガーですきな歌がむかしMTVで一度だけ見た、たしか、ランニングオブラック、だったかな?
そのPVと歌がとても印象にのこっています。
先生PVもっていたら貸してください
sinさん、こんにちは。
すみません。持っていません。っていうか、その歌、知りません。
ランニン・アウト・オブ・ラックでした!
調べたらもともと長編PVの予定が映画になった作品のようです。
とても映像と歌が印象に残っている作品です。
sinさん、こんばんは。
わからん。時間ある時に、覚えたてたら観てみます。←って、観ないパターンですね(笑)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=24757
ご参照下さい
sinさん、こんばんは。
それでは、時間がある時に。