26/Ⅲ.(土)2022 はれ 「ONE」で青木真也vs秋山成勲、秋山13キロ減量
ロシアがウクライナの産婦人科とか小児科とか子供を攻撃してるといって世界中の非難を浴びている。ひどい映像も目にする。心が痛む。
しかし、戦争って本来そういうものだと聞いたことがある。女や子供を殺しておかないと、今勝っても何年か後にその子孫が復讐してくるからだそうだ。平家も牛若丸を逃がしてしまったのが敗因だと、授業で習った記憶がある。
だから「悪い戦争」も「良い戦争」もあったものではなく、そういう区別がおかしく、戦争が悪いのだ。核や生物兵器が駄目で、空爆はセーフ、なんておかしい。じゃ、経済制裁は良いのか???ロシアでは猫の砂が10倍になったと市民が嘆いていたぞ。クレジットカードが使えないからってプーケット島から帰れないと裕福なロシア人もビーチで困ってたぞ。
デカルト=ニュートン的な弁証法的二元論は前時代的なもので、たとえば理論物理学では「光は粒子性と波動性を併せ持つ」などというように、21世紀にはパラダイムシフトがおきているはずだったが、戦争に関してはまだ善悪二元論が通用するようだ。それだけ、プーチンが突出しているということか?
かと思ったら、僕はテレビしかみないからニュースが偏っているらしく、陰謀論?都市伝説?とも思えるほど真反対の説もあるそうだ。皆さんは知ってましたか?
そもそも僕はオバマ元大統領は「良い人」だと思っているのですが、この人はヒトラーの愛人の孫で、こないだの東北に起きた地震も実は「3・11の余震」などではなく、オバマが地震兵器を使って日本を攻撃してきたそうなのだ。にわかには信じられないが、その説には続きがあり、オバマとウクライナの芸人が結託し生物兵器を作ったり人身売買をしていて、その秘密をプーチンが掴んで「バラすぞ」と言ったらハメられて世界中がロシアをいじめてる訳で、それでもプーチンは屈せず、ウクライナの新兵器や人々を救うために攻撃をしてる、という話で、僕が聞いてる話と随分違う。その説だと、正義の味方・プーチンは追い詰められてるが、それに手助けできる人物が平和のためにロシアに協力しようと動いてるそうで、それが誰かというとトランプ前大統領なんですって。知ってましたか?
ここでも出て来ましたが、やはりヒトラーというのは絶対的な悪役の座を誰にも譲りませんね。そんなヒトラーに敬礼をしなかった、ドイツのプロボクサーがいたのを知ってますか?梶原一騎の「英雄失格」というマンガの最終回に出て来ます。このマンガはスポーツの分野で活躍し一度はヒーローになるのですが、運命に見離され、ヒーローの座から転げ落ちるという梶原一騎の好きな「英雄失格」という文字通りのテーマでいくつかの話が創作されてるのですが、最終回だけは実話なのです。
ヒトラーが支配するドイツで、天才的なボクサー、カール・シュミット、が登場します。宣伝大臣のゲッペルスは彼をドイツの英雄にし、隣国のボクサーを倒させ、そしてヒトラーに敬礼させれば国民の心を掌握できると計算しました。カール・シュミットは「もし生きてたら歴史上、10本の指に入る名ボクサーだったのでは?」と言われるほどの実力を持っていました。次々と諸外国の選手をノックアウトします。そしてヒトラーに呼ばれて全国民の前で敬礼させる段階で彼は敬礼を拒否したのです。戦争反対者だったのです。
ヒトラーはカンカンに怒りますがゲッペルスが機転を利かせ、「最強のボクサーでも閣下の前では緊張してしまいました。それをも許すヒトラー閣下の懐の深さに拍手!」と言って人々を納得させます。でも、ヒトラーは、カール・シュミットにこう耳打ちするのです。「これが最後だからな」と。
カール・シュミットはその後も連勝しますが、ナチスの侵攻がひどくなってきた時に、ヨボヨボのユダヤ人ボクサーとの対戦が決まります。ヒトラーは一気にユダヤ人狩りをしたいので、勢いをつけるマッチメイクです。ここで「英雄失格」のエピソードが起こります。カール・シュミットはその試合で片八百長のように手を抜いてわざとユダヤ人ボクサーに負けるのです。ヒトラーは怒り、カール・シュミットを強制収容所に送ります。そこには過酷な生活が待っています。それでも黙々と働くカール・シュミットでしたが、子供が軍人に殺されそうになるのを止めに入って軍人を何十人も殴り倒してやっつけるのですが、「こりゃ手に負えない」と一斉射撃をくらって射殺されてしまうのです。そんな話を思い出しました。「英雄失格」は今は絶版だと思いますが、「まんだらけ」に行けばあると思います。
戦争は悲惨ですね。早く終わるといいですね。平和の祈りをこめて、「ウクライナ人道Tシャツ」を買いました。ビートルズの「愛こそはすべて」のお盆と、ジョンとヨーコのベッドインのレーザーディスクを持って、平和をアピールします。
BGM. ザ・フォーク・クルセダーズ「大統領殿」