黒船

2/Ⅵ.(木)2011 雨。管総理不信任案?
今日は、6月2日だが、それで思い出すのは、サディスティック・ミカ・バンドの『黒船』というLPだ。
僕は、発売より少し遅れて、中学生の頃に聴いた。ザ・フォーク・クルセダーズの流れで、加藤和彦に行き、ミカ・バンドに辿り着いたのだ。
このLPのA面で「タイムマシンにおねがい」に続き、黒船「嘉永6年6月2日」「嘉永6年6月3日」「嘉永6年6月4日」というインストゥルメンタルな曲が3つ続くのである。高中正義のギターが印象的で、まるで始めて「黒船」を見た日本人の驚きを表現してるかのようだった。
僕は、学生の頃、あまり社会科を真面目に勉強しなかったので、黒船が日本に来航したのが何時なのか知らないし、確認作業もしていない。勝手に、「嘉永6年6月2~4日だろう」、と決め付けて生きて来た。今のところ、それで損をしたことはない。
ミカ・バンドが英国でロキシーミュージックの前座をつとめた時の模様を収録した、『Live In London』の「黒船」もかっこいい。ライナーノートに今野雄二が、ロキシーミュージックの時間を大幅に喰った、と書いていた。
加藤和彦も今野雄二も死んじゃったな。2人とも自殺だよ。この2人は、中高生時代の僕から見て、かっこいい大人だった。粋というか、お洒落というか、自殺するような人に見えなかったな。でも、自殺ってそういう人がするのかな。
いや、別に、自殺を美化してる訳ではないので、誤解しないようにお願いします。
BGM. サディスティック・ミカ・バンド「黒船(嘉永6年6月2日)(嘉永6年6月3日)(嘉永6年6月4日)」


2 Replies to “黒船”

  1. そう、有名人に限らず、自殺を図ってしまう人って、周りにはとてもそうは見えない場合が多いんですよね。
    私はそのお二方は知らないのですが、推測するに、才能が人間のレベルを超越してしまっていた方なのではないで
    しょうか。こういうタイプの方の自殺は、よく耳にします。
    このような例に漏れず、本来なら、不幸にも自殺に至ってしまった背景は、しっかりと考察すべきなのではないかと
    思うのですが、大抵の場合、事実だけが一人歩きして、バックグラウンドは抹消されてしまうんですよね・・・。

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