君の誕生日

5/ⅩⅠ.(金)2010 雲の切れ間に朝陽をみつけた
 母の誕生日は11月5日、「いい子」だ。
いとこのあっちゃんも同じく、「いい子」。
 Sちゃんの誕生日は4月15日、「よい子」だ。
 Sちゃんの娘は1月17日生まれで、「いいな」。
 僕の誕生日は7月24日で、「何よ?」。
 川原クリニックの電話番号は7255で、「何ここ?」。
 亡き母を偲び、語呂合わせの巻、でした。
BGM. 大石悟郎「花のある坂道」


アンドロイドは電気うなぎの夢を見るか?

4/ⅩⅠ.(木)2010 くもり
お昼、森国さんとうなぎ屋へ行く。座敷であぐらをかいてたのだが、帰る際、立ち上がった途端に足がシビれた。                     
座ってる時ならまだしも足がシビれないか注意もするが、まさか立った瞬間にシビれるとは。意表をつかれた。
今日は、久しぶりにゲゲゲの鬼太郎Tシャツを着た。そのせいでもなかろうぞ。
BGM. ハナ肇とクレージーキャッツ「シビレ節」


スポーツの秋

3/ⅩⅠ.(水)2010 くもり
昼過ぎから、多摩川を走ってみる。しかし、日頃の運動不足、すぐバテてしまう。老人や壮年層にどんどん追い越されてゆく。                                        くやしい。
まてよ?ここはひとつ、後ろ向きに走ってみたらどうだろう?。前を向いて疲れるなら、その反対なら疲れないかもしれない。                                       数学的に言えば、マイナス×マイナスはプラスだ。水泳にも背泳ぎという種目があるし。
そこで、試しに後ろ向きに走ってみた。すると、どうだ、体が軽い。スイスイ、ホイホイ、走れる。                                                          おまけに疲れないし、スピードも速い。これならいくらでも走れそうだ。もし、こんな競技があったら若い奴にも負けないぞ。                                           しばらく背面走で、ビュンビュン、走る。難点といえば、進行方向の視界がゼロなので、皆様に道をよけてもらうことくらいか。
多摩川の河川敷をしばらく行くと、少年野球の試合をしていたので、休憩がてら止まって観戦する。                                                       こどもの遊びはいくら見てても飽きないが、少年野球もとても面白い。
最近は、お母さんのサポーターも多い。僕も小学校の頃、草野球チームに入っていたが我々の頃は母親は来なかった。                                                もっとも、当時は練習中に水を飲んではいけない時代だから、差し入れも必要なかったし。                                                            そんなことを思いながら、気が付いたら試合終了まで観ていた。
帰り道は、気が散らないよう土手の上を走る。道幅がせまいので、秘技・背面走は封印する。                                                           普通に走るとすぐ疲れるので、ほとんど歩いた。
川風がピューっと吹いてきて、肌に心地いい。多摩川らしくてとてもよろしい、というお話。おしまい。
BGM. 長渕剛「逆流」


泣くな!1円

2/ⅩⅠ.(火)2010 その2
そのミック・ジャガーのワインは着払いでの支払いだったのだが、僕は持ち合わせが(なんと!)1円足りなかったのだ。
「1円を笑うものは、1円に泣く」と昔の人は言ったが、本当にジャスト1円足りなかったのだ。
そこで岡田さんが、「私、1円持ってますよ」と出してくれた。
貰っといて言うのも何だが、「返さなくていいですよ、あげますよ!」という‘お駄賃あげる’的な姉目線が、ちょっと面白かった。
BGM. 美川憲一「お金をちょうだい」


ワインはいかが?

2/ⅩⅠ.(火)2010 くもり
今日は、第1火曜日だから徳田さんがお休み。徳田さんが休みの日は、何故か、くもりが多い。
そんな曇り空、エアメールで、ワインが届いた。ミック・ジャガーが厳選して選んだ葡萄で作られたワインだ。
ミック・ジャガーのロック・スピリッツは高く評価するが、ミック・ジャガーの葡萄を鑑定する目には正直、興味がない。 
なんか、夏目漱石の愛した蕎麦屋、と同じくらいどうでもいい。
まぁ、せっかく買ったのですから(買ったのか!)、クリニックの診察室に飾ってみる。

BGM. 沢田研二「あなたに今夜はワインをふりかけ」


七瀬ふたたび

1/ⅩⅠ.(月)2010 朝雨、くもり
校医のあと、映画「七瀬ふたたび」を渋谷で観る。丁度、アニメイト・コミック館の真上の映画館だった。

ついでなので、アニメイトでコミック「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」を買ったら、キャンペーンの名刺をくれた。↓。
桐乃、黒猫、沙織の3種類。新垣あやせ、も人気ありそうだから作ればよかったのに。


話を「七瀬ふたたび」に戻す。本編に先立ちまして、10分程度のプロローグ映画が上映されたのだが、その監督がなんと!
しょこたんでした。

こういうエスパーものを見てていつも思うのは、我々・精神科医への「世間の偏見」と「あるべき役割」だ。
こういうエスパーものは、決まって、ある日突然、主人公が超能力に目覚め、最初は「自分が狂ってしまったのでは?」と
不安になり、やがて本当に超能力があるらしいと納得すると、今度は「自分の存在理由は何なのか?」と悩み、
そして同様の仲間が集まり、共通の目的のため(敵を倒す、とか)に活躍する。
中には、自分がおかしくなったと思う始めの段階で、精神科やカウンセリングをたずねる場合もある。
しかし、決まって、精神科医やカウンセラーは、「ノイローゼですね」とか「薬を出しておきましょう」としか言わず、役に立たない。
エスパー達への、社会の‘無理解’の象徴として描かれているのが精神科医だ。(偏見だ。)
ある日、突然に超能力に目覚めたら、自分はおかしくなった?と思うのは当然であり、そういう人が精神科やカウンセリングを訪れる可能性はある。
そんな時、我々はどうしたらいいのだろう?
彼らの身に起きたことを、「常識」という物差しだけで判断せずに耳を傾け、不安や悩みや孤独感で押し潰れそうな心を支え、
いつしか時が来れば、仲間や目的が見つかり活躍する、という希望を信じて、「その時まで」寄り添うのだ。
不安な彼らが、「あそこに行けば、いてくれる」と思えるような「定点」になるのだ。‘わたしはここにいる’。
固定観念に囚われない「非常識」さと、人としての誠実さが必要条件で、それから自分が病気をしない健康管理も大切だ。
でも、実はこれは、普段の診療やカウンセリングでも同じなのです。心理部門もエスパー対応OKです。
僕はと来たら、怪我に用心して、200歳まで生きよう。
BGM. 古泉一樹「まっがーれ↓スペクタクル」


俺の妹がこんなに可愛いわけがない

31/Ⅹ.(日)2010 くもり、台風それる
溜まった録画をまとめてみる。「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」を4話続けてみた。
ファッション誌の読者モデルもする、勉強も出来て陸上部でもエースというパーフェクトな女子中学生・高坂桐乃は、                                              実はアニメやエロゲーが好きなオタクであり、そんな自分の趣味を恥ずかしいと思っている。                                                             ある真夜中、桐乃は兄・京介に「人生相談」するところから物語は始まる。
昔、三島由紀夫が、この世で一番美しいのは兄妹の愛である、みたいなことを言っていると渋澤龍彦が何かに書いてるのを読んだことがある。
しかし、このアニメはそんな、「みゆき」みたいな、話ではない。兄を兄とも思わないような生意気な憎ったらしい(可愛い)妹と、そんな妹のために骨を折ってやる兄、それに対して仏頂面で「ありがとね」とたった一言つぶやく妹、の兄妹関係を軸に描かれた作品だ。
河合隼雄が、欧米の昔話は兄・妹が主人公が多いのに対して、日本は圧倒的に姉・弟が主人公が多いと書いていた。                                           それは、「山椒大夫」の安寿と厨子王よろしく(←これは、昔話ではないが)、受身的に何もしない弟の幸福のために献身的に                                     活躍する姉の姿を通じてこそ、男女を問わず日本人全体の耐える・自己犠牲を美学とする日本人の心のあり方を適切に表現しうるのだろう、みたいなことだったと思う。
今は昔、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」である。
しかし、この兄・妹関係は欧米の昔話の兄・妹関係ではなく、日本の昔話が姉・弟関係で伝えようとした関係性に近い。                                           つまり、日本人の美意識は今も昔も変わらないが、それを共有するための装置としての主人公が「姉・弟」から「兄・妹」に変わっただけのようにみえた。
BGM. Claris「irony」


『ある休日のこと』

 2回目になりますが、またおじゃまします。
 トクダです。
 
 今回はハロウィンにちなんで、おじゃましました。
 (ただ時期がかぶっているだけですが。。。)
 先日、用があって出かけた葛西。
帰りにせっかくだから、久しぶりに、葛西臨海公園にある水族館へ。
 この水族館といえば、たしか中学生?小学生?で遠足に行ったことがあった。
見所はというと、マグロがずっと泳いでいる水槽。
それとシュモクザメもいる。
ただ、私の中では、ここといえば、ナポレオンフィッシュだ。
 当時は、めずらしい魚で、たしか注目を浴びていたはず・・・
見に行った記憶がある。
 名前もインパクトがあるが、実際に会っても、インパクトがある、
と私は思う。
 
 館内は、結構混んでいて、まずはマグロがいる。
 マグロは止まらずに泳ぎ続けるという。
確かに、銀色に光りながら泳いではいる。
ただなんとなく、昔見たより力なく思える・・・。気のせいかな。
 
 そして、奥に進んでいくと、、、
 いた。。。
 
 やっぱりビックリする。一瞬。
 「スズキ目ベラ科」だったのか・・・
 当時と同じナポレオンフィッシュなんだろうか?
だとしたら、ここにいるフィッシュは何歳なんだろう・・・
 
 とりあえず、会えてよかった。
 
 満足して帰宅したのでした。


紅い花

30/Ⅹ.(土)2010 台風
ストレスか、アトピーか、蓄積疲労か、嵐の前兆か、鼻の回りだけ赤くなる。
このままでは、鍋パーティーで「トナカイ」役をやらされかねない。ま、鍋パーティーの予定ないけど。                                                        南波先生に、昨日、治療してもらい、温灸、すっかり良くなった。もうすぐ、ハロウィン。ハロウィン、よく知らないけど。
今朝は、台風接近のせいか朝の5時に目が覚める。台風の中、来院する患者さんが大変だから、魔法で台風の進路を避けることも考えたが、「局地的な環境情報の改竄(かいざん)は惑星の生態系に後遺症を発生させる可能性がある」と、長門有希が「涼宮ハルヒの退屈」で言ってたことを思い出した。
今日は、SRC15。嵐の両国大会、波乱となるか?。
BGM. サディスティック・ミカ・バンド「台風歌」


11月2日(火)ピアサポートの講演会があるよ

27/(水)2010 くもり寒い
今日は真冬なみの寒さというので、朝に冬物のコートを探したが見当たらず、仕方がないので登山用のヤッケを着たきた。                                           こんな寒い日は、おでんで一杯といきたいものだ。
 さて、話はまるっきり変わるが、こないだ金杉クリニックの金杉先生から手紙が届いた。                                                          金杉先生は、以前に僕が勤めていた病院で診療部長をしていた人物で、僕が初出勤の日に医局に「おはようございまーす」と挨拶に行くと、そこには金杉先生しかいなく「君、君、こんな所まで入ってきちゃダメだよぉ」と、僕を患者と間違えた愉快な人だ。その手紙は、バンクーバーから2人のピアサポーターをお呼びして日本カナダ交流の催しの案内で、金杉先生がその事務局をやってるらしい。
ピアサポートとは、当事者が当事者を援助することで、精神科のリカバリーには大きな役割をもつものだが、正直、あまり日本では根付いていないので、この機会に興味のある方は参加してみたらどうでしょう。                                             この会は、ピアサポートについてよく知らない人もピアサポートとして活躍してる人も当事者、家族、支援者、誰でも参加可能だそうだ。日時は、2010年11月2日(火)18:30開場、19時開演。場所は武蔵野公会堂、吉祥寺南口徒歩2分。
しかし、それにしても金杉先生は臨床のかたわら、こんなことを率先してやってるなんて立派だなぁ。僕も、見習わなきゃ。
そう言えば、カナダは朝倉涼子の引越した先だ。奇遇だな。下は、「朝倉涼子のおでん」。↓。寒い夜には、うってつけ。

これから家に帰るところ。寒そな帰り道。
BGM. ザ・ランチャーズ「真冬の帰り道」