18/ⅩⅠ.(月)2013
この日は、F.に誘われて、ポールのコンサートを観に東京ドームへ行きました。
前にも、こんな書き出しの記事を載せましたが、その時は、ポールはポールでも、
ポール牧の話で終ってしまいました。
あれを書いた時は、もう1回、ポールのコンサートが残っていたから、
ネタバレをしてはいけないとの配慮もあったのです。
でも、もう日も経ったから、解禁で良いですね。
と言うことで、ポールはポールでも、ポール・マッカートニーのコンサートのレビューを書きます。
その日の東京ドームは超満員。場外に設置された特設グッズ売り場は長蛇の列。
客層は、老若男女。
ポールが71才だから、80才くらいのお年寄りとかもザラにいた。
僕らの席の前には、両手にサイリュームを握り締めたお婆ちゃんがいて、
その蛍光色が異彩を放ってた。
F.は老人病院の副院長も務めてた人だから、
職業柄、コンサートも気もそぞろ、お年寄りの客の心配をしていた。
ウイングス時代のヒット曲「007の死ぬのは奴らだ」は、
泣きそうになるくらい格好良かった。
サビの♪Live and Let Die♪の時に、爆音と共に花火が打ち上げられた。バーン!
♪Live and Let Die♪でバーン!、♪Live and Let Die♪でバーン!、と何度も何度も。
物凄い迫力に観客はステージに釘付けになるのだが、
F.だけは、バーン!の度に、周囲の高齢者達を気にしていた。
F.はポールは、ウイングスの方がビートルズの時より、好きなのだそうだ。
それなのに、ウイングスの曲を楽しむより、医者として、倒れる人が出たらどうしようとハラハラしていた。
曲のタイトルが「死ぬのは奴らだ」というのも、F.の不安を駆り立てたのかも。
♪Live and Let Die♪バーン!
そんなF.の心配は、ステージが最高潮に達したアンコールの曲「ヘルター・スケルター」でピークを迎えた。
「ヘルター・スケルター」では、高照射の光線がビームのように客席に突き刺さるのだ。
F.は、ポケモン事件のように、発作を起こして倒れた人がいないかと辺りを見回していた。
職業病だね。
でも、「ヘルター・スケルター」の光刺激は強烈で、確かにちょっと僕も心配になった。
あれ、大丈夫だったのかな。
…と、変な書き方をしてしまったが、
それもポールのステージの演出が素晴らしかったからということの裏返しの表現です。
とにかく、すごく良かったです。視覚的にも音響的にも仕掛けが凝っていて。
ステージの左右にでっかいオーロラ・ビジョンが立って、ステージをアップで映すから、
オペラグラスなど不要でした。
ポールはサービス精神旺盛で片言の日本語を喋り、
「デモ、エイゴノホウガ、トクイデス」と言って、何やら英語で話すと、
画面に日本語で通訳の文字が浮かんだ。
こうして、ポールのMCはすべて日本語訳されて字幕スーパーになった。
多分、その場でタイプしているのだろう、
訳がポールのスピーチのスピードに追いつかない場面もあったから。
例えば、「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」なんて、「サージェント」って略してたから。
ま、その位は判るしね。
「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」や「レット・イット・ビー」や「イエスタデイ」では泣いてる人も多かった。
特に、「イエスタデイ」の前には、「福島の被災地に捧げる」みたいことを言って、それが画面に文字になって。
もう、会場、号泣でした。
ジョージに捧げると言って、「サムシング」をポールがウクレレでボサノバのような編曲で弾き語りするのも良かった。
曲の途中からバンドの演奏が加わって、ステージ背景のビジョンにはポールとジョージが一緒に映った写真を映し出す。
すると、会場からはすすり泣き。
Sさんに聞いたのだが、ジョージ・ハリスンは晩年、「サムシング」をウクレレのアレンジで歌っていたそうだ。
そして、ポールの持っていたウクレレは、ジョージの形見らしい。それを知ると感動もひとしおだ。
僕とF.は開場と同時に会場入りして、開演まで2時間くらい、グッズの列に並んだり、近況の報告をし合ったり。
僕らの共通点は、精神科のクリニックを開業してる院長で、経営者で、人を雇って使っていることで。
「従業員、どう?」「そいつ、怠慢なんじゃないの?」「他のクリニックは昼休み、しっかり2時間とってるよ」
「そろそろ年齢を考えて、体力温存しないとな」「医者を雇って新患を診てもらうのも手だな」
なんて話し合っていた。
僕らは、これがポールを観れる最後の記念だと思ってやってきていた。
いざ、開演!すると、僕らの予想を裏切って、
ポールは現役バリバリのパワフルでエキサイティングなステージを披露した。
約3時間、アンコール2回、ほぼノン・ストップでポールはひたすら歌い続けた。
ロンドン・オリンピックの閉会式の時よりも、格段上の声量で、見た目も若々しい。
ポール、まだまだ、やれるぞ。これが観るの最後じゃないかも。
ポールは前座も使わず、ゲストで時間を潰したりもせず、
メンバー紹介での時間稼ぎもしない、全部1人で歌った。
ポールからのメッセージ。
「君は、医者を雇うとか、楽をしようとか、効率よくやろうなどと考えてるのかい?僕はこんなやり方さ」
と言われてる気がした。
そうか、そうだな、僕もポールを見習って、もう少し、1人で頑張ってみるよ。
僕がポールと同い年になるには、あと20年もある。
まだまだ、これからだ。老け込んではいられない。
ポールのお手本は、自分で歌を作り、素晴らしい仲間にバックアップしてもらい、自分で演奏し、自分の声で歌う。
そして、全力でファンサービスをする。
まるでデビューしたての新人のように。まるで、若いビートルズの頃と何も変わらないように。
そして僕は猛烈にコンサートに感動して、自分も初心に帰るつもりになって、髪の毛を「若葉色」に染めた。
あえて、冬の季節に逆らって、の「若葉色」だ。
「若葉マーク」=初心者、のイメージだ。↓。
就活が決まったKちゃんは、
「私が初めて、先生に会った時の髪の色ですね」と懐かしそうに笑ってくれた。
そうそう、若葉色は、カワクリのロゴのカラーでもあるからね、そんな時代もあったねと。
この髪色は、1ヶ月限定です。
美容師さんとの打ち合わせでは、来月には、ピンクにする予定ですが、
もしも好評なら、調子に乗って、若葉色を続けます。↓。
BGM. よしだたくろう「ビートルズが教えてくれた」
父と「けいおん」と野球
27/ⅩⅠ.(水)2013 くもり、昼間寒い
11月27日は、父の誕生日だ。「けいおん」の唯ちゃんと同じだ。
唯ちゃんと言えば、僕は毎朝、唯ちゃんのヴォイスで目を覚ます。
これは、結構な音量で、繰り返し繰り返し、唯ちゃんが起こす声が家中に響き渡るので、家の者には不評だ。
安眠妨害で。下が、その目覚まし時計。唯ちゃんの誕生日記念グッズだ。使い続ける。↓。
「けいおん」は、3期をやるとの噂がありますね。カレッジ編なのでしょうか?梓のハイスクール編なのでしょうか?
そのあたり、情報あったら教えて下さいね。
さて、話を戻して、今日は父の誕生日なので、父の思い出話をしましょう。
僕は子供の頃からコレクターで、一時期、バットにハマってました。野球のバットです。
僕の子供の頃のバットはまだ金属バットが登場する前の時代で、バットと言えば木製でした。デザインも「木目」。
僕は「巨人の星」の知識で、「赤バットの川上、青バットの大下」に興味を持ちました。
色つきのバットが欲しくて、違う街に出る時は、スポーツ店を必ず覘きました。
ある日、平塚の野球用品店で「黒バット」を見つけて、買いました。
それは、普通のバットと比べると、妙に細長くて、後で判ったのですが、ノック専用のバットでした。(苦笑)
でも、せっかくだから試合に使いました。結構、打てるものですよ。
相手チームからは、「物干し竿だ…」とおそれられました。「初代ミスター・タイガース」藤村富美男みたいだと。
高校の時、僕が金属バットを買って家に帰ると、父は、「とうとうウチにも金属バットが来たか」とポツリと呟きました。
少年が両親を金属バットで撲殺した、世で言う、「金属バット事件」の直後でした。
そんな父も子供の頃は、遊びで野球をやったそうで。
娯楽など、そんなになかった時代で、ゴムマリを投げて、バッターは自分の前腕をバットに見立てて打ち返していたらしい。
父の打順は、「5番」だったという。
僕は、<クリーンナップじゃん!>と誉めたら、父は「上手い順に打ってたんだよ」と笑った。
9人中の5番。中の中、か。
いま、僕の自宅には一本だけバットがある。
数あったバットのコレクションは実家に置きっ放しで、今、この一本だけが手元に残ってる。「青バット」だ。↓。
という訳で、父の誕生日、父と野球と私、の思い出話でした。
BGM. 吉田拓郎「ホームランブギ2003」
ポールと談志
21/ⅩⅠ.(木)2013 くもり
Kさんから教えてもらったのだが、今日の大相撲の結びの一番にポールの懸賞がかけられたそうだ。
現時点でまだ僕はそれを確認していないのだが、娘に連絡して家のブルーレイに留守録してもらったから帰ったら観るつもり。
ポールのコンサートに誘ってくれたF.にもメールをして教えてあげた。F.はクリニックのテレビに録画するそうだ。喜んでた。
大相撲は今は福岡で九州場所。ポールは、福岡公演の際に、大相撲を観戦してる写真が東スポに出てた。
その時に、懸賞旗に興味を持ったのかもしれない。
今日と明日と千秋楽に5本ずつ、最新アルバム「NEW」のデザインで宣伝するらしい。
今日、見逃した人も、明日の金曜日と日曜日を観れば見れますよ!(何故か、土曜は出さないんだな)
奥沢の入船というお寿司屋さんが東京場所には懸賞旗を出しているが、店主に聞いたらあれは毎日出すのが規則らしい。
だから、今回のポールの懸賞は特例なのだろう。相撲協会も柔軟な対応だな。
でも、これは色々なトラブルで下火になってる相撲人気の復活のカンフル剤になるかも。
そうそう、今日は、11月21日で立川談志の命日です。
僕は、11月23日(土・祝)に立川談志三回忌の特別公演、立川流落語会を観に行きます。
昼の部は立川志らくなどが出る「イリュージョン編」で、夜の部が志の輔や談春が出る「江戸の風編」 。
両方、チケットがとれたから観て来ます。
クリニックの診察室の本棚の談志コーナーの上に、ビートルズのアンソロジーがあるのを発見。偶然の配置です。
これが実に、今日っぽい取り合わせだなと思って写メに撮りました。↓。
さぁ、早く帰って大相撲のポールの懸賞旗を観よう、っと。
BGM. ポール・マッカートニー&ウイングス「ジェット」
ポールを観に行く!
20/ⅩⅠ.(水)2013 くもり
18(月)に、ポールのコンサートに行ってきました。
これが、なかなかチケットが取れなくって。
皆、取れないって言っていましたね。
F.がポールのチケットをとるためだけに、わざわざ「ぴあプレミアム会員」になってやっと取れたって。
それで、僕の分も取ってくれて、一緒に誘ってくれて観に行けました。
噂では、関西の旅行代理店が、東京見物のパックツアーに「ポールのコンサート」を入れて大量に抑えてたからだとか。
真偽の程は、知らないけど。
だけど良く考えたら、「ビートルズファン倶楽部」に入会すれば良かったんだ。
でも、今回は、F.に感謝です。月曜は休診日だからね。
と言う訳で、今週の僕は、ポールにちなんで、ブリティッシュな帽子をかぶって診察しています。
ほぼ等身大、唯ちゃんパネルに被らせてみました。こんな帽子です。↓。
クリニックの入口脇のテーブルにパンフを置いときました。↓。
これは、3Dメガネで観るのです。立体的に見えますよ。試してみて下さい。↓。
さっきから、ポール、ポール、と書いてますが、判ってると思うけど、ポール・マッカートニーですからね。↓。
最近の若い人は、まさかと思うけど、ビートルズを知らない人もいるので、びっくりします。
ローリング・ストーンズのベロのロゴを見て、「それ、何ですか?」って真顔で聞かれたこともあった。びっくり。
そのくせ、「KISS」のTシャツを着てたりするのだから。
<KISSは知ってるの?>に、「知らない。デザインが気に入ったから」と平気で答える。3度もびっくり。
だから、ポールのコンサートと言っても、通じない人がいることも想定しないといけないのかもしれない。
マッカートニーですよ。ポール牧じゃないですよ。
って、ポール牧の方がわかんないか。
ポール牧で忘れられないのは、たけしのお笑いウルトラクイズという番組でのこと。
1分間にポール牧は何回指パッチンを出来るでしょうか?という出題があった。
回答者は、各々フリップに予想する回数を書いた。「100回」とか「200回」とかの桁だったと思う。
「用意スタート!」の合図の後、ポール牧はしなを作りながら体をくねらせ、「フッ、フッ」と左右の指に息を吹きかける。
画面のスミには秒数が映され、どんどん時間が過ぎて行く。
しかし、ポール牧は、まったく慌てずゆっくりと優雅にパチンパチンと左右の指を鳴らす。
今日のコンディションを確認してるかのようだ。
それから舞うように回転しては指をパチン。そしてまたゆっくりとパチン。
残り10秒になったところで、画面はスローモーションに切り替わる。
カメラに向かって見得を切るポール牧。
パチーン!!指パッチンの音がおごそかな効果音になって響き渡る。
パチーン!!パチーン!!ここまでで8回。
ラスト1秒、ポール牧は左右の指を同時にわずかな時間差でパチーン!!パチーン!!と連打。VTR終了。
スタジオは大爆笑で司会のたけしも腹をかかえて、「もっとパチン、パチンと早くやるのかと思ったよ」と言って笑ってた。
正解は、1分間で「10回」でした。全員、不正解。
って言うか、そもそもこの番組、クイズ番組じゃないし。
でも、急に懐かしくなって、ユーチューブとかの動画サイトにアップされてないかと探してみた。
「ポール牧師匠の指パッチン100回に何秒かかるのか!?」はあった。
これは、前回のが好評だったため、本気で何回出来るかにチャレンジしたもので、僕の言ってる奴はなかった。
そこで僕は、「パーフェクト・コレクション」という自分の録画したVHSビデオの名シーンだけを編集したDVDを探し出した。
「パー・コレ」(パーフェクト・コレクションの略)には、ポール牧の指パッチンが収録されてある。
これは、貴重だ。是非、皆さんにお見せしたい。
これをユーチューブにアップしようと思ったが、やり方が判らない。
うちの下の子がよく動画サイトを見てるから、<お前、やり方、知ってる?>と聞いたら、「知ってる」と答えた。
よし!これで、ポール牧の指パッチンを皆さんにお見せできるぞ!
しかし、意に反して、息子の反応はクールだ。
僕は、<お前、知ってるとか言って、実は知らないのか?!>と迫ると、息子は冷静に「知ってるよ」と答える。
俺はいよいよ頭に来て、<じゃ、なんでポール牧の指パッチンをアップしねぇんだよ!?>とキレた。
すると、息子は、ハーって溜息をついて、「だって、違法だろ」と答えた。
えっ?違法なの?じゃ、駄目か。
こんな所から足がついて、家宅捜索とかされて、雑に本棚を荒らされたら嫌だしな。
こないだ職質を受けたばかりだし。悪いことは重なるものだ。
発禁図書とか無修正ビデオとかプロレス裏ビデオなどが押収されたら、もったいないとらんど、だ。
結論。ポール牧の指パッチンをユーチューブにアップするのは、リスキーだ。息子の忠告に従って、よそう。
ついつい夢中になって、ポール・マッカートニーのコンサートの話をするはずが、ポール牧の話題で終ってしまいそうだ。
ま、いいか。
明日も、コンサートがあるから、それを楽しみにしてる人には、ネタバレになっちゃうしね。
コンサートの様子を知りたいなら、きっとコアなファンがレビュー記事を書いてるだろうから、そっちを見た方がいいですよ。
それに、もうじき海賊版も出回るだろうし。
僕が中学の頃、新宿の西口に海賊版を売ってる店が密集していたが、あの界隈にはまだ店があるらしい。
海賊版に詳しいK.さんによると、海賊版は厳密には違法なのだが、海外の大物アーティストは海賊版には寛大らしい。
早ければ、1週間くらいで、発売されるみたいだ。自分の観た日の海賊版を持っとくのもいいな。
チケットのお礼に、F.の分も買っておいてやろうかな。
ちょっとまた話が戻って申し訳ないのだが、ポール・マッカートニーはOKで、ポール牧はNGなのか?
本当にユーチューブに、ポール牧の指パッチンをアップするのは違法なのかな?
あいつ、面倒くさいから、そう言って、誤魔化したんじゃあるまいな。
なんて、自分の子供を疑ってはいけませんね。そんな息子の誕生日は、11月20日です。
つまり、今日です。ハッピー・バースデイ!
…ってことは、明日は、立川談志の命日だ。全然、ポール・マッカートニーと関係なくなっちゃいましたね。おしまい。
BGM. RCサクセション「イエスタデイをうたって」
11月の模様替え
16/ⅩⅠ.(土)2013
東北の友人に、<東京は寒いよ~>とメールしたら、「こっちは初雪だよ!」と怒られました。
木枯しも吹いて寒いですが、皆さん、元気ですか?
元気ですか?、で思い出したのですが、アントニオ猪木の処分はどうなるのでしょう?心配です。
さて、そんな11月も中旬、カワクリも冬支度、模様替えです。今回はその様子をお届けします。
まずは、ウォーター・サーバー周辺から。
ここは、お茶や紅茶や珈琲を飲めます。なので、それにちなんで放課後ティータイムの楽譜が貼ってあります。↓。
その譜面の周りを、「けいおん」のメンバーの写真で囲んでみました。これは、劇場版DVDの付録です。↓。
お茶を飲むには、コップも必要です。紙コップの他、暖かい物用のコップも用意してあります。
判らない人は、スタッフに聞いて下さい。
コップの付近には、「コップのフチ子」のポスターを貼りました。↓。
そのポスターの4角を画鋲で止めてありますが、それぞれに「フチ子」を引っ掛けました。たとえば、逆様。↓。
次は、さくらんぼ。↓。
そして、パンチラ・ショットになってしまいました。↓。
ラストは、意表をついて、「まどマギ」の杏子です。↓。「まどマギ」コーナーは後で登場しますので、好きな人はお楽しみに。
さて、そもそも「コップのフチ子」とは、OL風の小さいガチャガチャのフィギュアをコップのフチに引っ掛けて楽しむアイテムです。
僕が、最初に知ったのは、Hさんから貰ってからです。
知らないと見過ごす物も、知った途端に情報がいっぱい入ってくるのが、世の中ですね。
「フチ子」を見ない日はありません。学習帳のようなものも出ています。↓。大人気ですね!
この手のノートは、今の流行りなのかしら、「おとなの社会学習帳」シリーズというのが面白いです。
何種類かあるのですが、僕が気に入った2つを受付前のカウンターテーブル側の壁に貼りました。1つは、「れんあい」。↓。
もう1つは、「せかいせいふく」。↓。
「せかいせいふく」は、きゃりーちゃんの「インベーダーインベーダー」の歌詞にも出てきましたね。
そんなきゃりーちゃんは、11月6日に新曲「もったいないとらんど」をリリースしました。
そのCDには、架空の「もったいないとらんどパス」がおまけでついています。↓。
CDを買うとポスターも貰えます。
今は、診察室に入るところ(出るところ)の正面に貼ってあります。↓。
ここは旬な物を貼ることにしていて、きゃりーちゃんの前は映画「まどマギ」のポスターでした。
それを、相談室や処置室の前の壁に、移動しました。そこは劇場版「まどマギ」コーナーです。
最初の方で予告した「まどマギ」コーナーとは、この事です。好きな人、お待たせしました。↓。
1つづつ紹介しましょう。まずは、「まどマギ・ぴあ」の付録のクリア・ファイルです。↓。
次は、劇場版の主題歌のCDデザインのポストカードです。↓。
これは、キュウべえ柄のiPhone5専用のソフトケースです。↓。
僕は、スマホを持っていませんが、これを買ってしまったから、iPhone5を買うかどうか迷っています。
寺山修司の詩で、こんなのがありました。
「肖像画に間違って、髭を描いてしまったから、髭をはやすことにした。
門番を雇ってしまったから、門を作ることにした。この世は、すべてあべこべで…」
この詩が載ってる本が見つからなかったので、記憶で書きました。
細かい所は違うかもしれませんが、そんな雰囲気というか心持だということです。iPhone5。
「まどマギ」はローソンでフェアをやっていましたね。
対象商品のお菓子を2つ買うとクリアファイル、3つだと「キュウべえのボウル」が貰えました。
下が、「キュウべえのボウル」。↓。
箱を開けると、こんなボウルです。↓。
ローソンでは、「まどマギ」の前には、「進撃の巨人」で同様のフェアをやっていました。
大岡山の駅のローソンも奥沢も、すぐになくなってしまいました。
しかし、穴場があります。それは、田園調布の駅のローソンです。
ここは、かなり遅くまで、残っていました。現実に僕は、ここで「進撃」も「まどマギ」も手に入れましたから。
ローソンは、レジ袋もキュウべえになっていて、凝っていますね。↓。
クリアファイルは、こんな感じです。5人の絵柄とそれを組み合わせて全員揃った絵柄の6パターンです。↓。
ところで僕の普段の体調を管理してくれている「ストレッチ」のトレーナーさんは微妙に僕と趣味がかすります。
「まどマギ」も好きだというので、買えなかったというので、ワンセットあげました。
せっかくなので、詳細に紹介しましょう。まずは、「まどか」。↓。
次いで、「ほむら」。↓。
そして、「さやか」。↓。
それから、「マミ」。↓。
「杏子」、皆、ローソンっぽい制服でお揃いですね。これも今回の映画とかけてるのでしょうか。↓。
そして、これらをつなげると、この絵柄になる訳です。↓。
僕のトレーナーさんは、女性ですが、女性アイドルグループが好きで、すごくマニアックで、びっくりです。
「川原さんは、アイドルとかは好きじゃないですか?」と聞くので、どうせ知らないと思い<ベルハー>と言ったら知ってました。
「私は、乙女新党が好きです。ひょっとしたら、一緒に観てたかもしれませんね?」と言われました。
確かに、こないだ秋葉原で、ベルハーと乙女新党は、二組でライブをやり、2人とも観に行ってたみたいで驚きです。
下は、お返しに貰った、「乙女新党」の生写真。喫煙所の入口の壁に貼ってあります。良かったら見て下さい。↓。
他に好きなのは?と聞かれ、<BABYMETAL>と答えたら、「私は~」とさくら学院の生徒の名前を言われたが判らなかった。
ちなみに、BABYMETALはさくら学院の部活動「重音部」です。
診察室の奥の扉は、BABYMETALコーナーになっています。↓。
BABYMETALコーナーは、診察室のソファの所のテーブルの上でも展開されています。
あまり、皆さんが、目にするところではないですね。興味があったら、見て下さい。↓。
診察室の入口には今まで「忌野清志郎のメンフィス」の額装を飾っていましたが、中味がズレタので修繕に出してます。
それまでは、この重要なポジションに、BABYMETALを抜擢しました。これは3人の直筆サイン入りポスターです。
貴重なので、持って帰らないで下さい。
写真で紹介したいのですが、どうもパネルに光が乱反射してしまい、うまく撮影出来ませんでした。残念。
誰か、上手に撮れたら、写メを送って下さい。送り先は、僕の名刺にあるアドレスに。
名刺は診察室の黒猫に立てかけてあるので、ご自由にお取り下さい。よろしくどうぞ。
そんなこんなしてるうちに、もう街はクリスマスですね。
ちょっと早い気もしますが。
こないだまで、ハロウィンで騒いでいたのに、間隔が短いですね。
いつからがクリスマスかの基準は、どうもディズニーランドのパレードが決めてるっぽい気がします。
カワクリも少し、クリスマスっぽくしました。
毎年の使い回しですが、クリスマス要員が、今年は例年より早くおでましです。
まずは、「かんなぎ」の3人娘。↓。
デス・ノートから。おなじみですね。↓。
「けいおん」の澪ちゃんサンタ。↓。
「けいおん」メンバーは寝釈迦の前に配置しました。仏教とのコラボです。
これらのフィギュアは、「お~い、お茶」のおまけですが、去年のなので、今、コンビニを探してもないです。↓。
「化物語」のヒロイン達からもクリスマス・メッセージ。これは良く出来てると思います。↓。
クリニックに入ると、頭上にサンタのプリント・ペーパー・ガーランドがあります。↓。
アップにして見てみましょう。こんな感じです。↓。
受付の天井からは、スノーマンのオーナメントが吊るされています。↓。
お会計をする脇に、寝釈迦コーナーがあるのですが、そこに「サンタ寝釈迦」を。↓。
そして、お供に「トナカイ寝釈迦」。↓。
皆、揃って、寝釈迦ポーズで。↓。
喫煙所には、江頭サンタのお面を。↓。
カワクリは、色んな物が置いてあるので、大きなクリスマス・ツリーを置くスペースはありません。
なので、可愛らしく、ミニ・ツリーを受付のカウンターに。↓。
後は、BGMにクリスマス・ソングを入れるかどうか迷うところです。
この季節どこへ行ってもクリスマス・ソングばかり、と辟易される方が結構、多くて、不評なのです。
入れるとしても、ちょっと変わった奴をチョイスしなければ。
今は、ポール・マッカートニーが来日しているので、ビートルズの曲の割合が多くなっています。
最近、オンエア・BBCも出ましたしね。↓。
今週、診察に来られた方は、僕がポリス帽をかぶってるのを不思議に思いませんでしたか?
あれはですね、実は大岡山の駅前の派出所で職質を受けたからなんです。
鞄の中とか財布の中身とか全部、見られるんですね。ベルハーと一緒のチェキとかも見られちゃいました。
それで、ささやかな抵抗として、ポリス帽をかぶって派出所の前を通るという行動に出てたのです。
そういう訳でした、ポリス帽。ヴィレヴァンで千円ちょいで売ってました。
ほぼ等身大、唯ちゃんにかぶせてみました。
こんな帽子です。↓。
来週は、ポール・マッカートニーのコンサートなので、それっぽい帽子を被る予定です。ポリス帽はしばらく、休め。
BGM. きゃりーぱみゅぱみゅ「もったいないとらんど」
番外編・劇場版「まどマギ」を観た。
27/Ⅹ.(日)2013 くもり
前回の記事を読まれた方は、予告通りに、記事が進むと思われたかもしれない。
しかし、10月26日に劇場版「まどマギ」の上映開始時期と同時に、僕の「まどマギ」柄のリュックが壊れて。
それは、取っ手と片方の肩に掛ける肩の部分が千切れて。↓。
日々の家とクリニックの往復やバリ島旅行にもこれで行ったのだから酷使しすぎた。
リュックへの慰労の意味も込めて、今回は予定を変更して、劇場版「まどマギ」の記事にします。
公開日の26日は土曜日なので、僕は診療もあるので、公開2日目の27日の日曜日に観に行きました。
場所は、新宿バルト9。
だけど、リュックが破壊されてるので、鞄も買わないと。
今度はもう少し丈夫で重量に耐久性のあるものにしよう。
そこで、ショッピング・カートを買うことにして、映画の前に自由が丘のフランス雑貨店「ピローヌ」に寄った。↓。
自由が丘の駅に降りて、ビックリしたのは、赤いキノコの格好をした兄弟が歩いていたこと。
それだけではなく、ギャングみたいな子供や、猫の扮装をした女の子もいた。
「いくら何でも、自由すぎる街だぜ」と思ったが、良く考えたら、ハロウィンのお祭りのためだと気が付いた。
自由が丘では、どこの店に行けば、お菓子がもらえるというマップみたいな物もあったみたいだ。
「ピローヌ」にも子供たちが来て、お菓子だけもらって帰って行ってた。
去年までの僕は、こんな光景を見たことがないから、急に今年になって普及したのかと思ったが、もう何年もそうらしい。
お店の人がそう言ってた。
僕の目的は、お菓子ではなく、ショッピング・カートだ。カートは表に陳列されていた。↓。
僕は、その中で一番、最近にお店に入ったという代物を購入した。
これは軽くて、小回りが利いて、書籍をいっぱい買っても、これなら楽々、持ち帰れて、便利だ。
今まで本で重くなったリュックを背負って移動していた自分が馬鹿のように思えてきた。下が、僕が買ったカート。↓。
そして僕はバルト9へ。自由が丘から新宿3丁目までは乗り換えなしの一本で行ける。今日の気分は「楽々」だ。
バルト9に着いた。表の大看板は、「まどマギ」だ。↓。
あっ、丁度、まどかの顔が木で隠れてしまいましたね。大丈夫、まどか、の所だけアップでお見せしましょう。↓。
バルト9は、「まどマギ」一色です。天井から、ヒラヒラとキャラクター達のパネルがぶら下がって見えます。↓。
反対側からも、ヒラヒラを。↓。
10階のカフェも、まどマギ仕様です。オリジナル・ドリンクが売られています。これがメニュー。↓。
カフェの壁には、キャラクターの垂れ幕が飾られています。さやか&マミ。↓。
杏子の垂れ幕。↓。
入口には、ほむらがいます。↓。
入口と出口は別方向で、それぞれ「まどか」と「キュウべえ」の立て看板が設置されています。まどか。↓。
どっちが入口でどっちが出口って決まってないですね。入った方が入口ですね。キュウべえ。↓。
カフェの中には、モニターが有り、映像が流れて、音楽も、まどマギです。↓。
カフェのテーブル席も、キャラクターの柄になっています。これが、まどか卓。↓。
そして、ほむら卓。↓。
次が、さやか卓。↓。
これは、マミ卓。↓。
杏子卓。↓。
さらに、キュウべえ卓。↓。
物販コーナーは、カフェの逆側、チケット売り場の上に特設ブースが設けられていましたが、グッズはほぼ売り切れでした。↓。
カフェから、この物販コーナーには渡り廊下みたいな所を通って行きますが、そこには、まどかの垂れ幕がかかっています。↓。
グッズと言えば、劇場にはこれから発売予定のフィギュアが展示・紹介されていました。↓。
ポップコーンは、各キャラクター毎に味が違いますが、ほむら、だけが完売でした。やっぱり今回の主役ですからね。↓。
僕は、ポップコーンのドリンクつきセットを買って、中味は入れないように注文して、綺麗なまま、診察室に飾りました。↓。
パンフも待合室に置いてありますが、これは「ネタバレ注意」と警告のシールが貼ってあります。
これから映画を観る予定の人は、見ない方がいいでしょう。↓。
「まどマギ」はシャフトという会社が製作しています。
シャフトは、「化物語」シリーズの製作会社でもあります。
去年「傷物語」が映画化されると発表されたのですが、去年は「まどマギ」が2作同時に作られたため後回しになった感じです。
その後、「物語」シリーズはテレビでは着々とアニメ化されていますが、劇場版の噂はとんと聞きません。不自然なくらいです。
そうそう、今回の「まどマギ」は本編の前に流れる鑑賞のためのマナーの映像が面白いですよ。伏線?
ネタバレになるといけないから、これ以上は書きませんが。
映画を観ないと言う人でそれが何か知りたい人には教えてあげますから、直接、聞いて下さいね。
クリニックでは、待合室のモニターで映画を消音にして画像だけ流しています。
画像だけでは観てても何が何だか判らないと思うので、日本語字幕にして流しています。
洋画はいいのですが、意外と日本の映画は日本語字幕がついていない物が有ります。
特に注意しないといけないのは、ブルーレイでは字幕があるのに、DVDにはないというパターンです。
「涼宮ハルヒの消失」がそうでした。それから、前回の「まどマギ」もそうでした。
クリニックの再生機器はDVDなので、だから「ハルヒ」や「まどマギ」は流れないのです。
「けいおん」や「エヴァQ」は、DVDでも日本語字幕つきでした。エヴァQは、日本語字幕で観ると内容が理解しやすいですね。
さて、今回の「まどマギ」は話も面白いですが、映像がアートです。前衛っぽいです。
場面展開にもスピード感があり、あれなら日本語字幕なしでもOKだと思いました。
皆さんは、観に行きましたか?
入場者には、ミニ色紙が配布されます。そしてその色紙が週変わりだと言うので、何度も足を運ばせる作戦ですね。
多くの人が観に行くより、コアなファンを何度も観に来させる方が「堅い」ですよね。
そういう意味では、商魂と言うより、ファンサービスと言うべきでしょうね。
さて、次回は、予告通りのブログ記事を公開して行きます。まずは、「生きること、死ぬこと」だったと思います。
優先課題があって、まだ、手をつけていないのですが、合間を見つけて書くのでよろしくお待ち下さい。
BGM. 円広志 「夢想花」(むそうばな)
つげ義春カラー作品「紅い花」の紹介
10/Ⅹ.(木)2013 晴れ、肌寒い
「ひみつのアッコちゃん」の付箋を使って、お勧め図書を紹介しています。
たとえば、今なら、新刊の「3月のライオン⑨」。↓。
そして、皆さんに是非、手にとって欲しいのが、つげ義春カラー作品集「紅い花」です。
つげ義春の「ねじ式」には2色刷りがあるのは知っていましたが、今回は「紅い花」や他作品も2色刷りです。↓。
注目は10頁の、滝の少女、です。これは、「紅い花」のヒロイン・キクチサヨコが滝に水を汲みに行くシーンです。↓。
僕は、このシーンをフルカラーにした限定100部の額装ポスターを持っています。
それは、クリニックのお手洗いの先のバックステージの壁に立て掛けてあります。
良かったら、見て下さい。場所が判らなかったら、受付スタッフがご案内します。↓。
これは、結構、貴重で、つげ義春の直筆サインが絵の左上に通しのナンバーと一緒に書かれています。
僕のは、ジャスト、100番です。オオトリです。ちょっと自慢です。↓。
この本には、1960年代末に発表された名作10作(うちモノクロ2作)が収録されています。
ですが、何より感動的なのは、巻末にあるインタビュー記事です。
どうすごいのかは、うまく言えません。興味のある人は、読んで下さい。わずか3ページです。
後に竹中直人が監督&主演で映画化した「無能の人」を、より味わい深く鑑賞できます。↓。
そう言えば、「無能の人」が映画化された時期(平成3年頃)に、それを記念してタモリ倶楽部で特集がありました。
タイトルは、忘れてしまいましたが、「無用の物」をコレクションしてる人達を集めて、多摩川の川べりで撮影されました。
僕の部屋の段ボールの何処かにその回を録画したVHSがあるはずですが、探し出すのは至難の業です。
確か、みうらじゅんとかが出てた気がします。泉麻人だったかも。違ったら、ゴメン。
番組で紹介された「無用の物」とは、水道代の領収書とかで、そのスタンプの押されてる位置にこだわりを見せる、などです。
他の物件は忘れましたが、どれも負けず劣らず、「無用の物」でした。
それらをコレクター達がガチでプレゼンして、№1を決めようと言う企画でした。
「無用の物」№1の称号は、栄誉なのか?と言う疑問もありますが、要は他の人にも欲しがらせれるかが勝負でした。
タモリ倶楽部は、つげ義春本人にも出演オファーを出したのですが、断られたそうです。
放送の最後の最後に、タモリが、つげ義春から番組に送られたお断りの葉書を紹介しました。
一同は、「それは、本当に、つげ義春が書いた葉書なのか?」と自分達のコレクションを置き去りにしてタモリの周りに集まり、
鑑定をし、口々に、「これはホンモノだ!これが№1だ!」と葉書を奪い合うように、その場でオークションのように競りが始まり、
でも、タモリが真顔で「これは俺のだ」と言い司会者権限で懐にしまおうとすると、大の大人がマジでつかみ掛かり奪い合いし、
番組はエンディングとなりました。「タモリ倶楽部」史上、最高峰の出来栄えの回だったと記憶しています。
お掃除名人でも雇って、部屋からそのビデオ探して貰おうかな?
お掃除名人って職業があればの話だけれど…。
さて、これは、今日のカワクリの「紅い花」。下にひいてあるのは、Sさんのスイスのお土産。レストランのコースターです。↓。
今週のカワクリの植物係は、Tさん、下が、もう1つの今週のお花。↓。
彼女が花の名前を付箋に貼って、花瓶に点けてくれました。「トーヨーロマン」だそうです。↓。
話題を、つげ義春カラー作品集「紅い花」に戻しましょう。
この本の奥付には、2013年7月24日 第1刷発行、とあります。割と最近に出た本ですね。
ちなみにですが、7月24日は僕の誕生日です。
7月24日生まれの有名人って、あまりいなくて、「谷崎潤一郎」とか元・巨人の「高田繁」くらいでずっと肩身がせまかった。
なので、7月24日にこの本が誕生したのは、つげ義春ファンとしても、7月24日生まれとしても、大変に喜ばしいことです。
「だから、何よ!」と言われたら、返す言葉もないのですが、7月24日だけに、何よ(7・2・4)、ということで。
なんてダジャレはお好き?
BGM. ジャックス「花が咲いて」
F.へ~加藤和彦物語を観た。
15/Ⅸ.(日)2013 天気雨
台風18号が来るとの予報も、家を出たのが午後3時過ぎ、空は天気雨だった。
雨が降ってるのに、空は晴れている。サザンの歌にそんなのなかったっけ?
本日は、渋谷公会堂で16時から、「加藤和彦物語」だ。
正確には、きたやまおさむ「アカデミック・シアター、加藤和彦物語」だ。
実質的には、北山修とアルフィーの坂崎が、ゲストと一緒にフォークルの歴史を振り返る企画だ。
これは、今年の3月にもあり、その時は、友人のF.を誘って一緒に行った。
今回もF.を誘ったが、3連休は家族旅行の予定らしく、「残念だが行けない」と残念そうだった。
だから、今回の記事はF.のために書こう。
北山修は、今、芸能活動を「きたやまおさむ」と平仮名表記にして、精神科医(精神分析)の北山修と区別している。
だけど、僕らの世代には、ピンと来ないよね。
だから、あえて、北山修と書いてくね。「きたやまおさむ」じゃ、感じが出ないものね。
渋谷の東急の地下の壁には、きゃりーぱみゅぱみゅの来年1月の横アリのライブの広告がデカデカとあった。
写メを撮ろうと思ったが、人通りが多くて、いつまで経っても、行き交う人の波が途絶えないのであきらめた。
シブコウに着くと、空はどんよりとしていた。死人が天国から舞い戻って来るのには相応しい色の空だった。
開演までの時間に、僕はグッズ売り場で、東京公演限定のフォークル・トレーナー(グレー)を買う。
「帰って来たヨッパライ」のレコード・ジャケットの絵柄だ。
この記事は、F.のために書くと書いていて思ったのだが、何か記念にお土産でも買っといてあげれば良かったね。
何も買ってないです。ごめんね、気が効かなくて。でも、フォークルのタオルをもらっても、ビミョーでしょう?
だから、買わなくて良かったです。
いよいよ、オープニング。白いジャケットで北山修が登場して大拍手、ついでギターを持って坂崎が登場してさらに大喝采。
観客席の年齢層は、3月の時とほぼ同じで、昔の人気番組「クイズ!年の差なんて」だったら、僕らはヤング・チームでしたよ。
前半は3月の時とほぼ同じで、舞台中央のスクリーンに京都の北山の実家と加藤の実家の地図が出て、結成秘話を披露。
前回同様に松山猛と「イムジン河」を。
フォークルはアマチュア時代に、シブコウの舞台に立ったことがあり、その時の映像が残っているのだ。
マイク真木などが出てたフォークのフェスティバルで、それを客席から見てたのが、小室等だったそうだ。
ここで、アマチュア時代のメンバーの平沼義男がゲストで登場。
その貴重な映像に、北山・坂崎・平沼が時を越えて、同時に歌を合わせて歌い会場は盛り上がる。
和幸バンドにゲストで石川鷹彦が参加。和幸は、加藤和彦と坂崎幸之助が組んだユニット名ね。
「あのすば」のイントロを弾いたのは加藤か石川かという論議になる。「あのすば」は、「あの素晴らしい愛をもう一度」の略ね。
生前、加藤和彦は「あれは自分が弾いた」と主張していたらしいが、実際のところは石川鷹彦らしい。
今回はゲストで小室等も登場して、小室と石川と言えば、初期の六文銭のメンバー同士だ。
小室等が鑑定士のように、「あの12弦の音は石川さんのだ!」と言って決着。
もう1人のゲストは、杉田二郎だった。
平沼が抜けて、プロデビューする際、北山は杉田を推したらしい。この3人なら、背の高さが揃うから。
でも、加藤が「はしだのりひこ」を強く推して、背の高さが凸凹トリオになるからって。結果、正解だった気がするね。
3月の時は、「はしだのりひこ」について、北山が「連絡をとろうと試みてるがとれない」と説明があったが、今回はなかった。
さて、ここまで読んで下さったF.以外の皆さんのために、何だか全然判らないと思うので、少し、説明をしますね。
加藤和彦の遺志は、追悼コンサートをやるな、だったそうだ。
だから、「加藤和彦物語」をやるまでに、3年かかったのだ。
それは、残された者達の気持ちが整理するまでにかかった時間なのだろう。
そして、その挙句、「加藤和彦物語」は、加藤和彦に腹を立たせる、というコンセプトで行われることになったのです。
たとえば、加藤和彦が残した音源に北山と坂崎が歌を乗っけて、フォークルとして、レコードにして、それを実際に演奏した。
確かに、加藤和彦がもっとも嫌がりそうなことだ。
歌のタイトルは、「手と手、手と手」。
曲の途中の演出で、加藤和彦の衣装が手をつなぐようにして、数々、宙から吊るされてステージに登場した。
加藤和彦らしいカラフルで上品なデザインの物ばかりだ。
坂崎のアイデアで、加藤和彦のこれらの衣装を一箇所にまとめようと、家族から買い取って、家族にお金を渡したそうだ。
しかし、果たして、これをどこに保管するか?
服は25~6着はあり、大事に保管してくれる博物館を探しているらしい。
もし、この記事を読んでる人で、ご実家が博物館をやっているという方は、事務局に連絡してみたらどうでしょう?
ラストは「イムジン河」。原曲の詞で松山と平沼が1番、小室等の作った詞が2番、パトリック(和幸バンド)がフランス語で3番。
最後に元歌(フォークルの詞)を4番として会場と大合唱。親切にスクリーンに詞が出ます。
実際、僕らはリアルタイムで、「イムジン河」を聴いた事がないし、永い事、放送禁止の曲だったから、詞を良く知らないんだ。
アンコールでは、ステージに全員集合して、「あのすば」を歌うことに。
これは、レコードでは、1番を加藤和彦、2番を北山修、3番を加藤と北山で歌っている。
しかし、今回は1番を坂崎が加藤の歌真似で~これが似てるのだ、立川談志が「物真似とは当人の了見を真似るのだ」と言っていたのを聞いたことがあるが、まさにそんな感じで~2番を小室等が、3番を北山修と杉田二郎が歌うことに。
北山修の歌うパートが普段と違うから、間違えないように、と坂崎が念を押す。その他の人はコーラス要員。
曲は坂崎の編曲でサンバ・バージョンで、追悼っぽくなく、湿っぽくなく、陽気に行くのだ。
折角だから原曲のイントロの12弦だけは残そう、と。
さっきも書いたが、この曲の編曲者で当時それを弾いた石川鷹彦もステージにいるし。
でも、実際に、イントロの12弦を弾くのは坂崎だ。
あの印象的なイントロの難易度は高く、当時それを弾いた石川鷹彦がステージにいるが、ここは石川でなく坂崎。
北山曰く、理由は「あの人(石川)も、もう歳だから」だって。
こう書くと坂崎がすごく若く感じるが、坂崎は1954年生まれで、今年59歳だ。なのに、ヤング・チーム。
すごいでしょう、この空間。僕なんかが、断トツ、ヤングなんだぜ。
しかし、坂崎の弾く12弦ギターの音色はレコードの「あのすば」にそっくりだ。すごいな、坂崎。
坂崎は何でも器用だ。
フォークルだけでなく、かぐや姫のコピーも完璧だし、拓郎に至っては「スターズ☆オン23」というシングルまで出している。
坂崎は初期のRCにも詳しくて、BS‐NHKの番組で共演した時にキヨシ本人が感心していたほどだ。
「あのすば」は、全員参加のサンバ・バージョンで、明るく歌われると、1人づつ感想を述べ、順に退場、北山と坂崎だけが残る。
加藤和彦の遺書を、北山修が読む。加藤和彦は、もう自分の音楽は必要とされていない、と感じていたような文だ。
北山と坂崎は、加藤和彦の死後、2人で歌を作った。
「人生という劇場」という題で、それは加藤和彦の生き様を歌ったつもりだ、と北山が紹介して、坂崎と2人で歌った。
舞台のスクリーンに加藤和彦の映像がスライドショーのように流れる。
「スモール・カフェ」や「和幸」や、懐かしの若かりし「フォークル」の動画も流れていた。
厳密に言えば、あれは「フォークル」ではなく「ザ・ズートルビー」名義の「水虫の唄」の映像だったと思うよ。
歌が終ると、北山が「最後に写真2枚をみていただきます」と言って、スクリーンに写真が映し出される。
それは、1967年のアマチュアの最後の日の写真で、2枚はショットが違う。
1枚目のは、加藤和彦が消えた日に、加藤のスタジオに残されていた写真だそうだ。
加藤和彦は死の準備を着々としていたらしく、加藤のスタジオからは機材も全部撤去され、もぬけの殻だったそうだ。
そんな中、ただ、1枚、この写真だけが、残されていたそうだ。この写真だけは、捨てれなかったみたいだ。
北山は、加藤和彦はこの日に戻りたかったんじゃないか、という解釈をした。
もう1枚は、同じ日のアンコールの時の写真。だから、衣装が違う。これは、北山の診療所の応接室に飾られているらしい。
何となく良い話で、これで終わりかなと思ったら、最後に大サービスが。
1968年にプロのフォークルのはじめての解散コンサートをやったのが、ここシブコウで、それにちなんでラストはマニアック。
北山が、「1番、加藤がやって欲しくない曲です。コウちゃん、やりますか~!」と掛け声、坂崎がギターを鳴らす。
それは、「フォークル節」だった!!
フォークルは、基本的に同じことを2回やらないグループだったようだ。
知らない人のために、フォークル節は「当世今様民謡大温習会(はれんちりさいたる)」というライブ版の最初に入っています。
「フォークル大百科事典」という、フォークルのベスト盤的なやつにも入っています。
でも、ライブ版はハレンチ口上の後に「フォークル節」が流れるから、その流れで聴くのがオススメです。
で、この日の「フォークル節」ですが、そのレコードを見事なまでに、忠実に再現していました。
「フォークル節」は歌謡漫談のようなものなのですが、アドリブや「間」や「呼吸」がレコードで聴いた通りのままでした。
あれは、すごく練習したんだろうなぁ。いい大人が2人して、あんなくだらないものを一生懸命、合わせてたと想像すると愉快だ。
大人も捨てたもんじゃないと思った。大人って、そんなんでも良いんだと思うと、気が楽になる。
歌い切ると、北山は「加藤和彦!悔しかったら帰って来い!」とマイクで叫んで、手を振って、坂崎と肩を組んで舞台を去った。
これが、僕が思い出せる範囲の「加藤和彦物語」の一部始終でした。F.どう?観たかったでしょ?
さて、ここで朗報です。緊急告知です。
2013年12月11日に「紀元貮阡年」のデラックス・エディションがリリースされます。
発売から45年だそうです。豪華付録満載のLPサイズボックス入りです。
アルバム「紀元貮阡年」&「ハレンチ」、シングル「イムジン河」、そしてフォークル・レア映像DVDのディスク4枚。
きっと、このレア映像にアマチュア時代のシブコウの演奏も入っているのだろう。お楽しみだ。
そしてオリジナルLPジャケット復刻(歌詞カードも)、ファンクラブ会報(全6号)完全復刻&全24pのブックレット。
さらに、「紀元貮阡年」発売告知ポスターと「フェアウェル・コンサート」告知ポスターも復刻して収納されるそうです。
「紀元貮阡年」のポスターは、メンバーサイン入りだそうです。これは、ラミネートじゃなく、額装しなきゃかな。
価格は、14980円だそうです。これに価値を見出さない人には、無駄に高く感じるのでしょうね。
価値観は多様化した世の中です。人それぞれです。
僕は今度の休み中にでも、予約してきます。
BGM. 加藤和彦 北山修「あの素晴しい愛をもう一度」
「あの花」を観た。
2/Ⅸ.(月)2013 はれ
天気予報では、台風が来る!などと一時期、言われていましたが、東京には来ませんでしたね。
僕は、予定通り、予告通り、劇場版「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」を鑑賞して来ました。
新宿のバルト9は、「あの花」を大々的にアピールして、外の大看板もこんなでした。↓。
公開して3日目でしたが、先着来場者特典の「泣いてもいいんだよ、ボックス・ティッシュ」はやはり配布完了でした。
バルト9の中も、「あの花」一色でした。
ポップコーンとドリンクのオリジナル・コンボセットも売られていて、結構、皆、買って持ってウロウロしていました。
診察室のソファのコーナーのテーブルに置いてあるので、余裕がある方は見てみて下さい。↓。
ちなみに、ポップコーンは、「かきたまラーメン」風味のスパイスで味付けが出来ます。
何故、「かきたまラーメン」なのかは、アニメを観た人や映画を観る人には判るでしょう。
このセットには、「じんたんのTシャツ絵柄コースター」も付いていて、これは何種類かあり、僕は「光速」でした。
診察室の皆さんが座った正面、僕の背後の壁に貼りました。余裕があって見れるものなら見てみて下さい。↓。
映画館では、入場口でチケットをもぎってもらうと、代わりに、めんまのポストカードを渡されました。
それは、クリニックの喫煙所の入口のドアの窓に貼りました。喫煙所も秘密基地っぽいからね。
(上の写真は、セックス・ピストルズのシド・ビシャス、本文とは何の関係もありません、念のため)。↓。
最近のアニメの傾向は、劇場版の前に必ず、テレビシリーズを再放送しますね。
「あの花」も、こないだまでノイタミナでやっていましたね。
知らない人の為に、ノイタミナとは、Animation(アニメーション)を逆さ読みしたもので、フジテレビの深夜アニメ枠のことです。
「ビートルズ」と「ずうとるび」の関係に似てますね。…本当に似てるか?
話を元に戻しましょう。
ですから、最近のアニメ劇場版は、あらかじめテレビ・シリーズを予習してから観に行く風習になりつつあります。
テレビを見てた人には良いですが、見てなかった人には時間と労力がかかりますね。
「涼宮ハルヒの消失」や「けいおん」や「エヴァQ」などは、予習しないと駄目でしたね。
一方、「魔法少女まどか☆マギカ」のようにテレビシリーズの総集編のようなものもあり、これはいきなり劇場版でもOKでした。
で、「あの花」はどっちかと言うと、その中間みたいな感じです。
観た人の多くは、あれは総集編で新しい展開はそんなにない、という意見でした。
ですから、オタク初心者向けの映画と言えるかもしれませんね。
もっとも、テレビシリーズを観てから行った方がより深い所が楽しめるので、時間があったら観てからの方がオススメです。
「あの花」は、一気に見れるアニメです。
バルト9に話を戻します。
売店の前のスペースには、「あの花」の秘密基地が再現されていました。撮影自由なので、撮って来ました。
少し、紹介しますね。これが、秘密基地。↓。
別の角度から。↓。
外側は、こんな感じです。↓。
これが、秘密基地の内部、ベッドです。↓。
これは、壷などの備品です。↓。
これは、マニアックすぎるエロ本たち。これも、映画にチラッと出て来ます。↓。
これは、マグカップが5つ。映画では…。↓。
そして、柱に刻まれた「超平和バスターズ」の文字。映画では…。↓。
僕が行ったのは月曜の平日夕方でしたが、超満員札止めでした。すごい人気ですね。
「あの花」は心理描写とかもあって、共感されやすい作品だからなのかもしれませんね。
アニメには全く縁がなく、でも、この記事で少し興味を持たれた方は映画館に行ったらどうでしょう?
総集編だと思って見れば、予習は要りません。
カワクリの待合室にプログラムを置いておいたので、それを見てからでも、いいですね。
さて、最後にちょっとだけ違う話を。
僕が映画を観たのは、月曜でしたが、僕は日曜の夕方にも新宿に行きました。
たまたま、入ったタワーレコードで、インストア・ライブが行われていました。
無料なので、何となく見物していました。
そこに登場した人達に、僕は度肝を抜かれました。
黒いセーラー服に羽根を生やしたような少女達のパフォーマンスに我が目と耳を疑いました。
最近の若い人は器用な人が多いから、一般の人も歌とか踊りが上手じゃないですか。
でも、このグループは、ビックリするほど、下手でした。学芸会みたいでした。
なのに、釘付けでした。
CDを買うとライブの後の握手会に参加して、記念写真をチェキで撮ってくれると言うので、迷わず購入しました。
家に帰って、CDを聴くと、歌唱力はやっぱり下手なのですが、楽曲のクオリティーが高いのです。
「BELLRING少女ハート」(ベルリン少女ハート)と言うグループです。
カワクリの待合室のBGMにも入れました。
僕は最近、「BABY METAL」という別のアイドルグループにはまっていて、12月のライブにも、行くことにしました。
「BABY METAL」のヴォーカルのSU-METALという子は歌が上手いです。
ですから、カワクリの待合室で聞いた事のないガールズ・バンドの曲が流れたら、聞き分け方は簡単です。
歌が上手いのが「BABY METAL」で、そうでないのが「BELLRING少女ハート」です。
でも、味のあるのは「BELLRING少女ハート」かも、中毒性が高いです。
今、タワレコで雑誌「ブブカ」を買うと、吾妻ひでおイラストによる「BELLRING少女ハート」のポストカードが貰えます。
待合室のカウンターテーブル側の壁に、「オース!バタヤン」の隣に並べて貼って置きました。良かったら見て下さい。↓。
BGM. Galileo Galilei「サークルゲーム」
まどかのフィギュア強化
27/Ⅷ.(火)2013 はれ
今日はあまり暑くなかったですね。
朝は涼しいくらいで、僕は『わたしは真悟』のTシャツの上にカーディガンを羽織って来ましたよ(着ましたよ)。
この休みに、フィギュアケースを少し、リニューアルしました。
「まどか☆マギカ」の映画化を心待ちに、「まどか」グッズを強化してみました。
たとえば、ちびキュンキャラ、シリーズです。
鹿目(かのめ)まどか。↓。
暁美(あけみ)ほむら。↓。
美樹(みき)さやか。↓。
巴(ともえ)マミ。↓。
佐倉杏子(さくら、きょうこ)。↓。
そして、暁美ほむらの眼鏡バージョンです。「永遠の物語」の最後の方に出て来ますね。↓。
これらを、勢ぞろいさせて、撮影してみました。↓。
それから、こんな制服フィギュア・シリーズもあります。
これが、まどか。↓。
そして、さやか。↓。
ほむら。↓。
マミ。↓。
杏子は制服ではないですね。↓。
これらを、クリニック入口正面のフィギュア・ケースに飾ったので、興味のある人は探してみて下さい。
下は、今週のお花、夏らしく「向日葵」です。↓。
ところで、全然、話は変わりますが、中野ブロードウェイにアイドル専門のCDショップがあります。
そこは、アイドルのトレカや、多分オフィシャルではない生写真を売っていて、おばあさんがお店の番をしています。
おばあさんという言い方は失礼ですが、見た目がそうなのです。でも、その人、只者ではありません。
僕が店内をウロウロとしていて、10分くらいした頃合で、「何かお探しですか?」とニコニコと尋ねてきました。
僕は、反射的に、<BABY METAL>と答えました。
おばあさんは、「あぁ、まだ無いですね~」と残念そうに即答し、「CDなら、さくら学院、の所にありますよ」とその方向を指差しました。
自分の店の品を全部、把握しておくというのは、プロとして当たり前なのかもしれない。
でも、実際には、皆がそうは出来ていないだろう。
そう考えると、このあばあさん(って何度も言うのも失礼だが、それは凄さを強調したいためで)凄くないですか?
僕など、「AKB」と「ハロプロ」のメンバーをごちゃ混ぜにしてシャッフルして、誰がどのグループ?と質問されても判らないもの。
つまり、何を言いたいかと言うと、プロのあるべき姿を、人生の先輩から教わったということ。
興味のある方は、中野ブロードウェイの2階にあるお店です。行ってみたらどうでしょう?
BGM. 北原ミレイ「ざんげの値打ちもない」